JP2019108150A - 結束帯用収納容器及びその取り扱い方法 - Google Patents

結束帯用収納容器及びその取り扱い方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強度を向上させて変形や破損等を防ぐことができ、長期に亘って使用することが可能な結束帯用収納容器及びその取り扱い方法を提供する。【解決手段】コイル形に巻かれた長尺の結束帯30を収納容器1に収納する結束帯用収納容器であり、収納容器1を段ボール紙により背の低い有底角筒形の箱に形成し、この収納容器1の周壁を形成する背面板4に、収納容器1を開閉する蓋板5を屈曲可能に接続するとともに、この蓋板5の中心部付近に、収納された結束帯30用の引出口11を穿孔し、収納容器1の背面板4には、蓋板5の引出口11とは異なる平面に位置する結束帯30切断用のカッター20を装着する。収納容器1がコートボール紙ではなく、強度に優れる段ボール紙により製函形成され、しかも、底板2に、結束帯30引き出し用の大きな円形の作業口が穿孔されることがないので、優れた剛性を得ることができ、収納容器1の変形や破損を防止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋の口止め、配線の整理、植木の固定等に使用される結束帯用収納容器及びその取り扱い方法に関するものである。
ビニール袋やポリ袋等に代表される樹脂袋の口止め、コードやケーブルの整理、ガーデニングの支柱の結束等には、鉄芯内蔵の結束帯(カラータイとも、結束用紐とも呼ばれる)30が使用される(特許文献1、2、3参照)が、この鉄芯内蔵の結束帯30は、ストレスなく使用することができるよう、結束帯用収納容器40に収納されている。
この種の結束帯用収納容器40は、様々なタイプがある(例えば、特許文献4参照)が、例えば図10に示すように、安価な薄いコートボール紙(厚紙)により縦型の箱に製函形成され、長尺の結束帯30が巻いた状態で収納される。この結束帯用収納容器40の正面板41の中心部付近には、結束帯用の引出口42が穿孔され、正面板41の中心部と周縁部との間付近には、結束帯30の有無を確認する確認孔43が切り欠かれており、背面板の中央部付近には、結束帯引き出し用の大きな円形の作業口が穿孔されている。
結束帯用収納容器40の背面板上部からは、横長の薄い吊板44が上方に突出し、この吊板44には、陳列用の丸いフック孔45が穿孔されるとともに、結束帯用のカッター46が装着されており、このカッター46が引出口42から引き出された結束帯30を切断する。また、結束帯用収納容器40の両側板47は、それぞれ開閉可能なフラップ構造に形成され、結束帯用収納容器40の製造工程において、結束帯30を収納する際に開放されるとともに、結束帯30の収納後に閉塞される。
このような結束帯用収納容器40に収納された結束帯30を使用する場合には、例えば、結束帯用収納容器40を寝かせて正面板41を上向きとし、結束帯30の先端部を摘まんで所定の長さ分、カッター46方向に引き出し、その後、吊板44を押さえながらカッター46を操作し、引き出した結束帯30を切断すれば、所定の長さの結束帯30を使用することができる。
特開2013‐52891号公報 特開2015‐228886号公報 特開平09‐066960号公報 特開2009‐255983号公報
従来における結束帯用収納容器40は、以上のようにコートボール紙により形成されているので、結束帯30の切断時等に変形や破損を招き易いという問題がある。また、コートボール紙は、安価ではあるものの、強度に欠けるので、結束帯30のみを交換し、結束帯用収納容器40を長期に亘り使用することができないという問題がある。さらに、結束帯30を切断する際、結束帯用収納容器40を掴みながらカッター46を操作しようとすると、薄い吊板44が上下方向に撓み、カッター46を適切に操作することができず、その結果、結束帯30の切断作業に支障を来すことがある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、強度を向上させて変形や破損等を防ぐことができ、長期に亘って使用することが可能な結束帯用収納容器及びその取り扱い方法を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、収納容器に結束帯を収納するものであって、
収納容器を段ボール紙により略有底筒形に形成し、この収納容器の周壁に、収納容器を開閉する蓋板を接続するとともに、この蓋板に、結束帯用の引出口を設け、収納容器には、蓋板の引出口とは異なる面に位置する結束帯用の切断部材を設けたことを特徴としている。
なお、収納容器は、結束帯を搭載する底板と、この底板の一端部に接続される正面板と、底板の他端部に接続されて正面板に対向可能な背面板と、この背面板に接続されて底板に対向可能な蓋板と、この蓋板に接続されて正面板に対向可能な重ね正面板と、底板の両側部にそれぞれ接続されて相互に対向可能な複数の側板とを含み、正面板と背面板の側部に、側板に重なるフラップ片をそれぞれ屈曲可能に接続することができる。
また、側板は、底板の側部に接続される第一の側板と、この第一の側板に屈曲可能に接続して重ねられる第二の側板とを含み、これら第一、第二の側板の間に、正面板と背面板のフラップ片をそれぞれ挟み持たせることができる。
また、重ね正面板の側部に、挟持フラップ片を屈曲可能に接続し、この挟持フラップ片を、側板の第一の側板とフラップ片との間に挟み持たせることもできる。
また、底板と側板の第一の側板との間に挿入孔を形成し、側板の第二の側板に、挿入孔に挿入される挿入部を突出形成することが可能である。
また、切断部材は、収納容器の底板、背面板、重ね正面板、及び側板のいずれかに取り付けられる切断板と、この切断板に形成される切断操作片とを含み、これら切断板と切断操作片との間に結束帯を挟んで切断することが可能である。
また、切断部材は、収納容器の底板、背面板、重ね正面板、及び側板のいずれかに取り付けられる切断板と、この切断板の一部により形成される切断操作片とを含み、切断板の残部と切断操作片との間に結束帯を挟んで切断することが可能である。
また、本発明においては上記課題を解決するため、請求項1ないし6のいずれかに記載した結束帯用収納容器から結束帯を引き出して切断する結束帯用収納容器の取り扱い方法であって、
収納容器の蓋板の引出口から結束帯を外部に引き出し、この外部に引き出した結束帯を切断部材により切断することを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における結束帯は、略シート形の樹脂や用紙に鉄芯を内蔵したタイプが好ましいが、切断部材で切断可能なタイプであれば、特に限定されるものではない。切断部材は、収納容器の蓋板以外に設けることができ、特に収納容器の周壁(背面板、重ね正面板、又は側板)に設けることが好ましい。この切断部材の切断板と切断操作片とは、一体型でも良いし、別体型でも良い。
本発明によれば、収納容器をコートボール紙ではなく、強度等に優れる段ボール紙により形成し、しかも、底板等に、結束帯引き出し用の大きな作業口を穿孔しないので、収納容器の剛性を向上させることができる。また、収納容器が強度に優れるので、結束帯用収納容器を詰め替えタイプとし、結束帯のみを交換し、収納容器を継続して使用することができる。
本発明によれば、結束帯用収納容器の強度を向上させて変形や破損等を防ぐことができ、結束帯のみを交換して収納容器を長期に亘って使用することができるという効果がある。
請求項2記載の発明によれば、収納容器の蓋板の一部分が開放するのではなく、蓋体の全部分が開放するので、結束帯の収納や交換の作業性を向上させることができる。また、収納容器の正面板、背面板、及び側板をフラップ片により接続することができるので、収納容器の正面板、背面板、及び側板を強固に組み合わせることができる。
請求項3記載の発明によれば、側板を、第一、第二の側板により、肉厚の二重構造に形成するので、側板の強度を向上させることができる。また、第一、第二の側板の間に、正面板と背面板のフラップ片をそれぞれ挟み持たせることができるので、収納容器の正面板、背面板、及び側板に接着剤を敢えて用いることなく、強固に接続し、正面板、背面板、及び側板が分離して形態が崩れるのを防止することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、重ね正面板の挟持フラップ片を、フラップ片と側板の第一の側板との間に挿入すれば、正面板から重ね正面板が離れ、蓋板が不用意に開放して結束帯が汚染するのを防止することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、底板と側板との間の挿入孔に第二の側板の挿入部を挿入すれば、第一の側板から第二の側板が離れ、正面板、背面板、側板の姿勢が崩れることがなく、しかも、側板の強度低下を招くことが少ない。
請求項6記載の発明によれば、切断部材を蓋板とは異なる象限の底板、背面板、重ね正面板、又は側板に取り付けるので、切断部材の切断力の向上が期待できる。
本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態における使用状態を背面側から模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態を背面側から模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態を正面側から模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態における収納容器を模式的に示す展開図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態における収納容器の蓋板を開いた状態を模式的に示す平面図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態におけるカッターを模式的に示す説明図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の実施形態における収納容器を模式的に示す底面説明図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の第2の実施形態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る結束帯用収納容器の第2の実施形態におけるカッターを模式的に示す説明図である。 従来における結束帯用収納容器を示す斜視説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における結束帯用収納容器は、図1ないし図7に示すように、収納容器1に鉄芯31を内蔵した長尺の結束帯30を収納する専用の容器であり、収納容器1を段ボール紙により背の低い有底角筒形の箱に形成し、この収納容器1の周壁を形成する背面板4に、収納容器1を開閉する蓋板5を揺動可能に接続するとともに、この蓋板5に、結束帯30用の引出口11を穿孔し、収納容器1の背面板4には、蓋板5とは異なる面に位置する結束帯30用のカッター20を装着するようにしている。
収納容器1は、薄いコートボール紙ではなく、強度に優れる段ボール紙、具体的には厚さ約0.5〜0.9mm程度のGフルート(マイクロフルートとも呼ばれる)、厚さ約0.9〜1.2mm程度のFフルートにより打ち抜き形成される。これらの中では、加工性、緩衝性、強度、軽量性、耐久性等に優れるGフルートの採用が好ましい。このGフルートは、表面平滑性や印刷適性にも優れ、高品質のオフセットダイレクト印刷を可能にするという特徴を有する。
収納容器1は、図1ないし図7に示すように、巻装された結束帯30を搭載可能な平面矩形の底板2と、この底板2の前端部に屈曲可能に接続される横長で長方形の正面板3と、底板2の後端部に屈曲可能に接続されて正面板3に対向する横長で長方形の背面板4と、この背面板4の端部に屈曲可能に接続されて底板2に対向する平面矩形の蓋板5と、この蓋板5の前端部に屈曲可能に接続されて正面板3に対向する横長で長方形の重ね正面板6と、底板2の左右両側部にそれぞれ屈曲可能に接続されて相互に対向する横長で長方形の一対の側板7とを備え、正面板3と背面板4の両側部に、側板7の内側に重なる多角形のフラップ片8がそれぞれ屈曲可能に接続される。
底板2と各側板7との間の中央部付近には、収納容器1の前後方向に伸びる溝形の挿入孔9がそれぞれ穿孔される。また、蓋板5は、底板2と同じ大きさに形成され、表面(外面)に所定事項が印刷された平面矩形のラベル10が貼着される。この蓋板5の略中心部付近には、平面円形の引出口11が穿孔され、この引出口11を結束帯30の先端部が挿通して外部に突出する。重ね正面板6の両側部には、挟持フラップ片12がそれぞれ屈曲可能に接続され、各挟持フラップ片12が一部湾曲した先細りに形成される。
各側板7は、強度を高める観点から、底板2の側部に屈曲可能に接続される横長で長方形の第一の側板13と、この第一の側板13の端部に屈曲可能に接続して内面に重ねられる横長で長方形の第二の側板14とを備えた二重構造に形成される。これら第一、第二の側板13・14の間には、正面板3と背面板4のフラップ片8がそれぞれ挿入して挟持され、第一の側板13とフラップ片8との間には、重ね正面板6の挟持フラップ片12が挿入して挟持される。
第一の側板13と底板2の間の中央部付近には、収納容器1の前後方向に伸びる溝形の挿入孔9が穿孔される。また、第二の側板14の端部中央付近には、挿入孔9に挿入される略台形で先細りの挿入部15が突出形成され、この挿入部15の挿入により、第二の側板14が傾斜することなく姿勢が安定する。
カッター20は、図1、図2、図6、図7に示すように、収納容器1の背面板4の一側部から中央部にかけて複数の固定具を介し装着される横長で長方形の切断板21を備え、この切断板21に平面略L字形の切り欠き22が切り欠かれており、この平面略L字形の切り欠き22により、切断板21の一部が傾斜しながら起立してバネ性の切断操作片23に形成される。このカッター20は、例えば着色された合金工具鋼やタングステン鋼等により形成され、切断板21の残部と切断操作片23の側部とが隣接しており、この隣接した切断板21の残部と切断操作片23の側部とがそれぞれ鋭利な刃部24に形成される。
切断板21の残部と切断操作片23の起立開始部との間には、切断操作片23の操作性に資する丸孔25が切り欠かれる。また、切断操作片23は、基本的には細い略へ字形に屈曲形成され、先端部が所定の角度でさらに屈曲形成されて収納容器1の隅部付近に接近し、この先端部が指Fで押圧操作される。このようなカッター20は、結束帯用収納容器の隅部寄りに位置し、切断板21の残部と切断操作片23の側部との間に引き出された結束帯30を挟持した後、切断操作片23の先端部が切断板21の残部方向に指Fで押圧操作されることにより、刃部24で結束帯30を切断するよう機能する。
結束帯30は、図1ないし図3、図5に示すように、例えば細長い鉄芯31を略シート形の被覆材32で被覆した長さ20〜30m、幅4mmの平面帯形に成形され、任意の長さに切断して使用できるよう、略コイル形に順巻きされて収納容器1内に交換可能に収納される。鉄芯31としては、例えば屈曲可能な軟鋼線材等が使用される。また、被覆材32としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステルとポリエチレンの複合材、所定の紙等が用いられ、意匠性を高めるため、所定の色彩(例えば、白色、黒色、赤色、黄色、青色、緑色、灰色等)で着色される。
上記構成において、結束帯用収納容器を組み立てて結束帯30を収納する場合には、先ず、展開した結束帯用収納容器の正面板3と背面板4とをそれぞれ起こして対向させ、これら正面板3と背面板4の複数のフラップ片8をそれぞれ内側に折り込む。こうして各フラップ片8を内側に折り込んだら、底板2両側部の一対の側板7をそれぞれ起こして対向させ、各側板7の第二の側板14を内側に折り畳んで第一の側板13の内面に重ねるとともに、第一、第二の側板13・14の間に、正面板3と背面板4の複数のフラップ片8をそれぞれ挟持させ、底板2と各側板7との間の挿入孔9に第二の側板14の挿入部15を上方から挿入して強固な箱構造を構成する。
次いで、底板2、正面板3、背面板4、及び一対の側板7に区画された平面矩形の空間にコイル形に巻装された結束帯30を収納(図5参照)し、この結束帯30の先端部を蓋板5の引出口11に挿通し、結束帯30の先端部を蓋板5の引出口11外部に突出させる(図2、図3参照)。こうして結束帯30の先端部を蓋板5の引出口11外部に突出させたら、蓋板5を底板2方向に寝かせて正面板3に重ね正面板6の内面を重ね、この重ね正面板6の一対の挟持フラップ片12をそれぞれ内側に折り込み、各挟持フラップ片12をフラップ片8と側板7の第一の側板13との間に挿入して挟持させれば、結束帯用収納容器を組み立てて結束帯30を収納することができる。
次に、結束帯用収納容器に収納された結束帯30を使用する場合には、先ず、結束帯30の先端部を摘まんで所定の長さ分、カッター20方向に引き出し、この引き出した結束帯30をカッター20の切断板21の刃部24と切断操作片23の刃部24との間に挟んだ後、切断操作片23を押圧操作(図1参照)して圧下すれば、結束帯30を切断し、所定の長さの結束帯30を使用することができる。
この切断作業の際、背面板4は、一体化したフラップ片8、第一、第二の側板13・14に強固に支持されることとなる。したがって、例えカッター20の切断操作片23を強く押圧操作しても、背面板4が撓んで大きく変形することがなく、結束帯30の切断作業に支障を来したり、結束帯用収納容器の耐久性が低下するのを有効に防止することができる。
次に、結束帯30を使い切り、新たな結束帯30を結束帯用収納容器に収納して使用する場合には、正面板3から重ね正面板6を引き離し、フラップ片8と側板7の第一の側板13との間から挟持フラップ片12を引き抜き、蓋板5を揺動させて結束帯用収納容器の開口上部を開放するとともに、詰め替え用の新たな結束帯30を結束帯用収納容器内に収納し、その後、新たな結束帯30の先端部を蓋板5の引出口11に挿通してその先端部を蓋板5の引出口11外部に突出させれば、新たな結束帯30を結束帯用収納容器に収納して使用することができる。この際、結束帯30の突出した先端部をカッター20の切断操作片23に巻いておくと、後の使用時に便利である。
上記構成によれば、収納容器1がコートボール紙ではなく、強度に優れるGフルート等の段ボール紙により製函形成され、しかも、底板2に、結束帯30引き出し用の大きな円形の作業口が穿孔されることがないので、優れた剛性を得ることができ、収納容器1の変形や破損を有効に防止することができる。また、収納容器1が強度や耐久性に優れるので、結束帯用収納容器を詰め替えタイプとし、結束帯30のみを交換し、既存の収納容器1を長期に亘り継続使用することができる。また、既存の収納容器1の長期使用に伴い、収納容器1を廃棄する必要がないので、廃棄物やCO排出量を削減することができる。
また、カッター20が蓋板5の引出口11とは異なる平面の背面板4に装着され、しかも、結束帯用収納容器の固い隅部寄りに位置するので、カッター20の切断時に作用する負荷を結束帯用収納容器の固い隅部付近に吸収させることが可能となる。したがって、カッター20のカット性の向上が大いに期待できる。また、蓋板5が揺動して結束帯用収納容器の開口上部の全面を開放するので、結束帯30の収納や交換の障害物が何ら存在せず、収納作業や交換作業の作業性向上が大いに期待できる。
また、側板7を第一、第二の側板13・14からなる肉厚の二重構造に形成し、これら第一、第二の側板13・14の間に、正面板3と背面板4の先細りのフラップ片8を挟持させるので、正面板3、背面板4、及び側板7を接着剤なしで強固に組み立てることが可能となる。また、底板2と側板7との間の挿入孔9に第二の側板14の挿入部15を挿入するので、第一の側板13から第二の側板14が離れ、強度低下を招くことがない。さらに、重ね正面板6の挟持フラップ片12をフラップ片8と第一の側板13との間に挿入して挟持させるので、正面板3から重ね正面板6が離れ、蓋板5が不用意に開放して収納容器1に塵埃等が混入したり、結束帯30が汚染するのを有効に防止することができる。
次に、図8と図9は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、カッター20の切断板21の残部と切断操作片23の起立開始部との間に、切断操作片23の操作性に資する略楕円形のトラック孔26を穿孔するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、丸孔25をより大きいトラック孔26に変更するので、カッター20の構成の多様化が期待できるのは明らかである。
なお、上記実施形態では収納容器1を単に示したが、収納容器1の表面(外面)にニス等を塗布し、強度を向上させても良い。また、上記実施形態の収納容器1の背面板4、蓋板5、重ね正面板6、及び側板7の少なくともいずれかに、スケールを印刷形成し、切断する結束帯30の長さ測定の便宜を図るようにしても良い。また、収納容器1の正面板3と側板7、及び背面板4と側板7には、店頭における悪戯防止の観点から、接続固定用のシールをそれぞれ貼着しても良い。
また、上記実施形態では収納容器1の背面板4に結束帯30用のカッター20を装着したが、何らこれに限定されるものではない。例えば、収納容器1の底板2、重ね正面板6、又は側板7に結束帯30切断用のカッター20を装着しても良い。また、底板2の前端部と正面板3との間の中央部付近に、収納容器1の左右方向に伸びる溝形の挿入孔9を形成し、重ね正面板6の端部中央付近に、挿入孔9に挿入される略台形で先細りの挿入部15を突出形成することができる。また、蓋板5の略中心部以外の部分、例えば蓋板5の周縁部寄りに、引出口11を穿孔することができる。
また、蓋板5の中心部と周縁隅部との間付近に、結束帯30の有無を確認する略円弧形等の確認孔43を必要数穿孔することができる。また、カッター20の切断板21と切断操作片23とを一体形成したが、何らこれに限定されるものではない。例えば、カッター20を、収納容器1の背面板4等の周壁に固定具を介し装着される切断板21と、この切断板21に取り付けられ、傾斜しながら起立するバネ性の切断操作片23との2部品から形成し、これら切断板21と切断操作片23との間に結束帯30を挟んで切断することが可能である。
また、結束帯30を巻芯に巻いた状態で収納容器1内に交換可能に収納することも可能である。さらに、結束帯30は、標準的な上記タイプでも良いが、細長い鉄芯31を筒形の被覆材32で被覆した長さ20〜30mのチューブ形のタイプとすることも可能である。
本発明に係る結束帯用収納容器及びその取り扱い方法は、各種の包装、梱包、配線整理、植物の固定等の分野で使用される。
1 収納容器
2 底板
3 正面板
4 背面板
5 蓋板
6 重ね正面板
7 側板
8 フラップ片
9 挿入孔
11 引出口
12 挟持フラップ片
13 第一の側板
14 第二の側板
15 挿入部
20 カッター(切断部材)
21 切断板
23 切断操作片
24 刃部
25 丸孔
30 結束帯
31 鉄芯
40 結束帯用収納容器
本発明においては上記課題を解決するため、段ボール紙により略有底筒形に形成された収納容器に結束帯を収納し、収納容器の周壁に、結束帯用の切断部材を設けたものであって、
収納容器は、略コイル形に巻かれた結束帯を搭載する底板と、この底板の一端部に接続される正面板と、底板の他端部に接続されて正面板に対向可能な背面板と、この背面板に揺動可能に接続されて底板に対向可能な蓋板と、この蓋板に接続されて正面板に対向可能な重ね正面板と、底板の両側部にそれぞれ接続されて相互に対向可能な複数の側板とを含み、正面板と背面板の側部に、フラップ片をそれぞれ屈曲可能に接続し、蓋板に、結束帯用の引出口を設け、側板を、底板の側部に接続される第一の側板と、この第一の側板に屈曲可能に接続して重ねられる第二の側板とから形成するとともに、これら第一、第二の側板の間に、正面板と背面板のフラップ片をそれぞれ挟み持たせ、
切断部材は、収納容器の背面板表面の一側部から中央部にかけて取り付けられる切断板と、この切断板の一部が傾斜しながら起立することにより形成される押圧操作可能な切断操作片とを含み、切断板の残部と切断操作片の側部とが隣接してそれぞれ刃部に形成され、切断板の刃部と切断操作片の刃部との間に、蓋板の引出口から引き出された結束帯を挟んで切断することを特徴としている。
なお、重ね正面板の側部に、挟持フラップ片を屈曲可能に接続し、この挟持フラップ片を、側板の第一の側板とフラップ片との間に挟み持たせることができる。
また、底板と側板の第一の側板との間に挿入孔を形成し、側板の第二の側板に、挿入孔に挿入される挿入部を突出形成することが可能である。
また、本発明においては上記課題を解決するため、請求項1、2、又は3に記載した結束帯用収納容器から結束帯を引き出して切断する結束帯用収納容器の取り扱い方法であって、
収納容器の蓋板の引出口から結束帯を外部に引き出し、この外部に引き出した結束帯を切断部材の切断板の刃部と切断操作片の刃部との間に挟み、切断操作片を押圧操作することにより、結束帯を切断することを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における結束帯は、略シート形の樹脂や用紙に鉄芯を内蔵したタイプが好ましいが、切断部材で切断可能なタイプであれば、特に限定されるものではない。
本発明によれば、収納容器がコートボール紙ではなく、強度に優れる段ボール紙により形成され、しかも、底板に、結束帯引き出し用の大きな円形の作業口が穿孔されることがないので、優れた剛性を得ることができ、収納容器の変形や破損を防止することができるという効果がある。また、収納容器が強度や耐久性に優れるので、結束帯用収納容器を詰め替えタイプとし、結束帯のみを交換し、既存の収納容器を長期に亘り継続使用することができるという効果がある。また、既存の収納容器の長期使用に伴い、収納容器を廃棄する必要がないので、廃棄物やCO 排出量を削減することができる。また、切断部材が蓋板の引出口とは異なる背面板に装着され、しかも、結束帯用収納容器の固い隅部寄りに位置するので、切断部材の切断時に作用する負荷を結束帯用収納容器の固い隅部付近に吸収させることが可能となり、切断部材の切断力の向上が期待できる。
また、収納容器の蓋板の一部分が開放するのではなく、蓋体の全部分が開放するので、結束帯の収納や交換の作業性を向上させることが可能となる。また、収納容器の正面板、背面板、及び側板をフラップ片により接続することができるので、収納容器の正面板、背面板、及び側板を強固に組み合わせることが可能となる。
また、側板を、第一、第二の側板により、肉厚の二重構造に形成するので、側板の強度を向上させることができる。また、第一、第二の側板の間に、正面板と背面板のフラップ片をそれぞれ挟み持たせることができるので、収納容器の正面板、背面板、及び側板に接着剤を敢えて用いることなく、強固に接続し、正面板、背面板、及び側板が分離して形態が崩れるのを防止することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、重ね正面板の挟持フラップ片を、フラップ片と側板の第一の側板との間に挿入すれば、正面板から重ね正面板が離れ、蓋板が不用意に開放して結束帯が汚染するのを防止することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、底板と側板との間の挿入孔に第二の側板の挿入部を挿入すれば、第一の側板から第二の側板が離れ、正面板、背面板、側板の姿勢が崩れることがなく、しかも、側板の強度低下を招くことが少ない。
また、底板2の前端部と正面板3との間の中央部付近に、収納容器1の左右方向に伸びる溝形の挿入孔9を形成し、重ね正面板6の端部中央付近に、挿入孔9に挿入される略台形で先細りの挿入部15を突出形成することができる。また、蓋板5の略中心部以外の部分、例えば蓋板5の周縁部寄りに、引出口11を穿孔することができる。
また、蓋板5の中心部と周縁隅部との間付近に、結束帯30の有無を確認する略円弧形等の確認孔43を必要数穿孔することができる。

Claims (7)

  1. 収納容器に結束帯を収納する結束帯用収納容器であって、収納容器を段ボール紙により略有底筒形に形成し、この収納容器の周壁に、収納容器を開閉する蓋板を接続するとともに、この蓋板に、結束帯用の引出口を設け、収納容器には、蓋板の引出口とは異なる面に位置する結束帯用の切断部材を設けたことを特徴とする結束帯用収納容器。
  2. 収納容器は、結束帯を搭載する底板と、この底板の一端部に接続される正面板と、底板の他端部に接続されて正面板に対向可能な背面板と、この背面板に接続されて底板に対向可能な蓋板と、この蓋板に接続されて正面板に対向可能な重ね正面板と、底板の両側部にそれぞれ接続されて相互に対向可能な複数の側板とを含み、正面板と背面板の側部に、側板に重なるフラップ片をそれぞれ屈曲可能に接続した請求項1記載の結束帯用収納容器。
  3. 側板は、底板の側部に接続される第一の側板と、この第一の側板に屈曲可能に接続して重ねられる第二の側板とを含み、これら第一、第二の側板の間に、正面板と背面板のフラップ片をそれぞれ挟み持たせる請求項2記載の結束帯用収納容器。
  4. 重ね正面板の側部に、挟持フラップ片を屈曲可能に接続し、この挟持フラップ片を、側板の第一の側板とフラップ片との間に挟み持たせる請求項3記載の結束帯用収納容器。
  5. 底板と側板の第一の側板との間に挿入孔を形成し、側板の第二の側板に、挿入孔に挿入される挿入部を突出形成した請求項3又は4記載の結束帯用収納容器。
  6. 切断部材は、収納容器の底板、背面板、重ね正面板、及び側板のいずれかに取り付けられる切断板と、この切断板に形成される切断操作片とを含み、これら切断板と切断操作片との間に結束帯を挟んで切断する請求項1ないし5のいずれかに記載の結束帯用収納容器。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載した結束帯用収納容器から結束帯を引き出して切断する結束帯用収納容器の取り扱い方法であって、
    収納容器の蓋板の引出口から結束帯を外部に引き出し、この外部に引き出した結束帯を切断部材により切断することを特徴とする結束帯用収納容器の取り扱い方法。
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