JP2019107079A - 滅菌装置、及びその制御方法、プログラム - Google Patents

滅菌装置、及びその制御方法、プログラム Download PDF

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晃 中沢
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Abstract

【課題】 被滅菌物に装着する滅菌補助具が、当該被滅菌物に対応しているものであるかをユーザに通知すること。【解決手段】 減圧された滅菌室に滅菌剤が投入されることで、前記滅菌室内の被滅菌物の内腔の滅菌を補助する滅菌補助具が装着された前記被滅菌物を滅菌可能な滅菌装置であって、滅菌を行う被滅菌物を識別する第1識別情報、及び当該被滅菌物に装着する滅菌補助具を識別する第2識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図11

Description

本発明は、滅菌装置、及びその制御方法、プログラムに関し、特に、被滅菌物に装着する滅菌補助具が、当該被滅菌物に対応しているものであるかをユーザに通知するための技術に関する。
従来、例えば、医療の分野において、医療用器具等の被滅菌物を滅菌する滅菌装置が用いられている。
この滅菌装置は、例えば、滅菌剤として過酸化水素溶液を気化させ、その気化した過酸化水素が被滅菌物に接触することにより、被滅菌物を滅菌している。
この滅菌装置で使用される液体の滅菌剤は、特許文献1に記載されているように、滅菌1回分の量の液体の滅菌剤を収容するセルを複数有するカセット(カートリッジ)の当該セルに滅菌装置が抽出針を刺して滅菌1回分の量の液体の滅菌剤をセルから吸い出して、被滅菌物の滅菌に使用されている。
また、特許文献2には、空の容器部と、当該容器部と導通した挿入チューブを備えた滅菌補助装置が開示されている。当該挿入チューブを被滅菌物の内腔に挿入した状態で滅菌装置が滅菌工程を行うことで、被滅菌物の内腔の滅菌を促進させることができる。
特開2006−158958号公報 特開2013−223580号公報
しかしながら、例えば、空の容器部と導通した挿入チューブ(チューブ)を備えた滅菌補助具(滅菌補助装置)は、複数の異なるサイズの容器部や、複数の異なるサイズのチューブの内径(内腔)のものがある。また、被滅菌物の内腔のサイズも被滅菌物の種類に応じて異なる。
そのため、ユーザは、被滅菌物の種類に応じて、被滅菌物に適合する滅菌補助具をユーザが選び、被滅菌物の内腔に、当該選択された滅菌補助具のチューブを装着することとなる。
しかしながら、被滅菌物の種類に対応していない(適していない)種類の滅菌補助具を当該被滅菌物に装着した場合、適切に当該被滅菌物の内腔を十分に滅菌できないことも考えられる。
そこで、本発明は、被滅菌物に装着する滅菌補助具が、当該被滅菌物に対応しているものであるかをユーザに通知する仕組みを提供することである。
本発明は、減圧された滅菌室に滅菌剤が投入されることで、前記滅菌室内の被滅菌物の内腔の滅菌を補助する滅菌補助具が装着された前記被滅菌物を滅菌可能な滅菌装置であって、滅菌を行う被滅菌物を識別する第1識別情報、及び当該被滅菌物に装着する滅菌補助具を識別する第2識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、被滅菌物に装着する滅菌補助具が、当該被滅菌物に対応しているものであるかをユーザに通知することができる。
本実施形態における滅菌装置100の外観を模式的に示した図である。 本実施形態に係る滅菌装置100のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 滅菌装置100の内部構造の一例を示す図である。 滅菌装置100が実行する滅菌のプロセスの処理を示すフローチャートである。 図4のS403に示す滅菌前工程の詳細処理の一例を示す図である。 図4のS404に示す滅菌工程の詳細処理の一例を示す図である。 図4のS405に示す換気工程の詳細処理の一例を示す図である。 滅菌補助具と被滅菌物の対応テーブル801の一例を示す図である。 滅菌室219内の被滅菌物902と、当該被滅菌物902の内腔に装着された滅菌補助具903とを示す図の一例である。 滅菌補助具903の側面断面図の一例を示す図(A)と、滅菌補助具903の側面図の一例を示す図(B)である。 S401の詳細処理の一例を示すフローチャートである。 滅菌装置100の表示部102に表示される表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態における滅菌装置100の外観を模式的に示した図である。
滅菌装置100には、滅菌剤着脱扉101と液晶ディスプレイ等のタッチパネル式の表示部102(操作部)と、印刷部103と、滅菌室扉104とが設けられている。

滅菌装置100は、本発明の滅菌装置の適用例であり、減圧された滅菌室219に滅菌剤が投入されることで、滅菌室内の被滅菌物902の内腔の滅菌を補助する滅菌補助具903が装着された被滅菌物902を滅菌可能な装置である。

図1(a)は、滅菌室扉104と滅菌剤着脱扉101が閉まっている状態を図示したものであり、図1(b)は、滅菌室扉104と滅菌剤着脱扉101が開いている状態を図示したものである。
滅菌剤着脱扉101は、液体の滅菌剤が充填されたカートリッジ205をカートリッジ収容室228に着脱可能するために用いられる開閉可能な扉である。
カートリッジ205に充填可能な液体の滅菌剤としては、過酸化水素溶液を用いることができるが、過酸化水素水溶液に限らず、ホルムアルデヒド、過酢酸等の酸化物など、被滅菌物を滅菌可能な液体であれば本実施形態に適用可能である。本実施形態では、説明を簡略化するために、過酸化水素水溶液を、液体の滅菌剤の一例として説明する。
カートリッジ205は、滅菌剤である薬液が収容され、薬液を用いて被滅菌物の滅菌処理を行う滅菌装置により薬液を抽出する抽出管が挿入されるカートリッジである。
タッチパネル式の表示部102は、ユーザによる滅菌開始や滅菌中止の指示を受け付けるための操作部として用いることができ、滅菌処理中に滅菌状態を確認することができる表示画面である。
なお、表示部102は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなど他の表示手段であってもよい。
印刷部103は、滅菌処理の履歴や滅菌処理の結果を印刷用紙に印刷するためのプリンタである。
読取部231は、滅菌補助具903の識別情報1404、及び被滅菌物902の識別情報1405を読み取るリーダーである。
滅菌補助具903には、例えば、識別情報1404の文字(例えば「1」)が記載されており、読取部231(スキャナ)がこの文字を読み取ることで識別情報1404(例えば1)を読み取る。被滅菌物902には、例えば、識別情報1405の文字(例えば「A」)が記載されており、読取部231(スキャナ)がこの文字を読み取ることで識別情報1404(例えばA)を読み取る。この場合は、読取部231はスキャナである。
また、他の読取部の例について説明する。
滅菌補助具903には、例えば、識別情報1404を含むバーコードが付けられており、読取部231がこのバーコードから識別情報1404を読み取る。この場合、読取部231はバーコードリーダである。被滅菌物902には、例えば、識別情報1405を含むバーコードが付けられており、読取部231がこのバーコードから識別情報1405を読み取る。この場合、読取部231はバーコードリーダである。
例えば、バーコードの代わりにRFIDであってもよい。すなわち、滅菌補助具903には、例えば、識別情報1404を記憶したRFIDが付けられており、読取部231がこのRFIDから識別情報1404を読み取る。この場合、読取部231はRFIDリーダーである。被滅菌物902には、例えば、識別情報1405を記憶したRFIDが付けられており、読取部231がこのRFIDから識別情報1405を読み取る。この場合、読取部231はRFIDリーダーである。
読取部231は、滅菌補助具903の識別情報1404、及び被滅菌物902の識別情報1405を読み取るリーダーであれば、どのようなリーダーであってもよい。
滅菌室扉104は、例えば医療用器具などの被滅菌対象物(被滅菌物)を滅菌室219に出し入れするために用いられる開閉可能な扉である。この滅菌室扉104は、滅菌室219の開口部を閉めるための扉である。
滅菌装置100は、表示部102などの操作部を介してユーザが滅菌室扉104を開ける指示を受け付けると、滅菌室扉104がモータ等の駆動部を駆動させて、滅菌室扉104を開ける。
滅菌装置100は、表示部102などの操作部を介してユーザが滅菌室扉104を閉める指示を受け付けると、滅菌室扉104がモータ等の駆動部を駆動させて、滅菌室扉104を閉める。
滅菌室扉104を開くと、滅菌室219に被滅菌物を入れることができる。すなわち、滅菌室219は、被滅菌物が収容される部屋である。
そして、滅菌装置100が、滅菌室扉104を閉じて滅菌室219を閉鎖空間にすることができる。
滅菌室219は、所定の容量の筐体であり、滅菌室219を閉じた状態で真空ポンプ220を動作させ減圧することにより真空状態とすることができる。また、滅菌室内の温度は滅菌処理中に所定温度域に保持できるようにヒータ等の各加温部が設けられている。各加温部は、電流を用いて加熱する部である。
図2は、本実施形態に係る滅菌装置100のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
制御処理部(MPU1001等)(以下、単に制御部ともいう)は、システムバス1004に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御するする。
また、ROM1002あるいは外部メモリ1011には、MPU1001の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、滅菌装置100の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
RAM1003は、MPU1001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
MPU1001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM1002あるいは外部メモリ1011からRAM1003にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
入力コントローラ1005は、タッチパネル等の表示部102を操作部として入力処理を受け付けることができ、これ以外にもマウス等のポインティングデバイスやキーボード等からの入力を受け付けることもできる。
ビデオコントローラ1006は、表示部102への表示を制御することができる。
メモリコントローラ1007は、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種滅菌条件のデータ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、あるいはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ1011にアクセス制御することができる。
出力コントローラ1009は、印刷部103での印刷を制御することができる。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)1008は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
さらに、制御部1000は、入出力(I/O1010)を介して滅菌装置の各構成(各部品、装置)を制御可能であり、例えば、弁226や真空ポンプなどのポンプ207,220の制御やカートリッジから供給される液体の滅菌剤を検出する液センサ204、抽出管の移動動作を行うモータ等の駆動源である抽出管動作部201、後述する識別情報を読み取るリーダーである読取部231の制御を行うことができる。
滅菌装置100を制御する各種プログラムは、外部メモリ1011に記録されており、必要に応じてRAM1003にロードされることによりMPU1001によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、外部メモリ1011または記憶部に格納されている。
次に、図3を用いて、滅菌装置100の内部構造の一例について説明する。
図3は、滅菌装置100の内部構造の一例を示す図である。
滅菌剤着脱扉101が開けられて、カートリッジ収容室228に、カートリッジ205が収容され、ユーザによる滅菌開始指示を、操作部を介して受け付けると、抽出管動作部201が、カートリッジ205内の液体の滅菌剤200(後述の液体の滅菌剤200と同一)を抽出するための抽出管241(抽出針とも言う。)をカートリッジに刺し込む動作を行う。
抽出管241は、抽出管動作部201の動作により重力方向に関して上下に移動可能に設けられており、抽出管241が上方から下方に移動することで、抽出管241がカートリッジに刺し込まれ、抽出管241の先端がカートリッジの底、又は底近傍の、液体の滅菌剤200を抽出可能な位置に配置する。
また、抽出管動作部201が、抽出管241を上方に移動させて抽出管241をカートリッジ205から抜き出すことにより、ユーザによるカートリッジ205の取り外しが可能となる。
ロータリーポンプ等の液送ポンプ207による吸い出し動作により、カートリッジ205内の液体の滅菌剤は、抽出管241を介して吸い出され、滅菌室219に供給される。
液センサ204は、カートリッジ205から抽出された液体の滅菌剤が、カートリッジ205と滅菌室219とを接続する管(チューブなどの導管)を流れているかを検出することができるセンサであり、具体的には管に赤外線を照射して得られるスペクトルから液体の滅菌剤が管内を通解しているか検出することができる。
これにより、カートリッジ205から滅菌室219に液体の滅菌剤が供給されているかを検出することができる。
吸気用HEPAフィルタ210は、それぞれ滅菌室219(滅菌チャンバー)と導管により連通しており、滅菌装置100外の外気(空気)と取り込む際に空気を清浄するために用いられる。
吸気用HEPAフィルタ210は、滅菌装置100の外の外気(空気)中のちりやほこり、雑菌などを、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタでフィルタリングして空気を清浄し、このように浄化された空気が滅菌室219へと送り込まれる。
滅菌装置100は、真空ポンプ220により滅菌室219内が減圧された状態で、液体滅菌剤を滅菌室に投入する。真空ポンプ220は、減圧手段の適用例であり、滅菌室内を減圧する装置である。
開閉弁(V1)226は、滅菌室219と吸気用HEPAフィルタ210との間の導管に設けられた弁であって、弁を開けることで滅菌室219と吸気用HEPAフィルタ210との間の導管による連通を可能にし、弁を閉めることで滅菌室219と吸気用HEPAフィルタ210との間の導管による連通を遮断することができる。すなわち、開閉弁(V1)226は、滅菌室219と外気(大気)との連通を開閉できる。
滅菌室(真空チャンバーとも言う)219は、例えば医療用器具などの被滅菌物を滅菌する所定の容量の筐体である。
滅菌室219内には、図示しない圧力センサが備えられており、圧力センサにより滅菌室219内部の圧力(気圧)を測定することができ、滅菌装置100は、この圧力センサにより測定された滅菌室219内の気圧を用いて、滅菌室219内等の圧力(気圧)が所定の気圧になっているかを判定することができる。
真空ポンプ220は、滅菌室219の内部と、導管を介して連通し、吸引して空間内を減圧することで、滅菌室219の内部を真空状態にすることができる。
真空ポンプ220は、滅菌室219と導管により連通されており、排気用HEPAフィルタ221との間で導管により連通されている。
排気用HEPAフィルタ221は、真空ポンプ220、及び滅菌剤(ガス)の分解装置222との間で導管により連通されている。
排気用HEPAフィルタ221は、真空ポンプ220により、滅菌室219内等から吸引された気体を、真空ポンプ220との間の導管から送られてきた気体内のちりやほこり、雑菌などを、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタでフィルタリングして、吸引された気体を清浄するフィルタである。
分解装置222は、滅菌剤の滅菌成分を分解する装置であって、例えば、滅菌成分が過酸化水素である場合、気化された過酸化水素の分子を、二酸化マンガンを触媒として用いて、水と酸素に分解することができる装置である。
つまり、真空ポンプ220により滅菌室219内のガスが吸引され、排気用HEPAフィルタ221に当該ガスが送り出され、排気用HEPAフィルタ221によって当該ガスが清浄され、当該清浄されたガス(気体)は分解装置222に送られ、分解装置222により該ガスに含まれる滅菌成分の分子は分解され、分解後の分子が滅菌装置100の外に放出される。
本実施形態の滅菌装置は、液送ポンプ207がカートリッジ205から液体の滅菌剤を滅菌室219に投入するものとして説明するが、液送ポンプ207と滅菌室219との間に気化室を設け、液送ポンプ207が当該気化室に液体の滅菌剤を投入して、当該気化室が当該液体の滅菌剤を気化して、気化した滅菌剤ガスを滅菌室219に投入する滅菌装置であってもよい。
次に、図4を用いて、滅菌装置100が実行する滅菌のプロセスについて説明する。
図4は、滅菌装置100が実行する滅菌のプロセスの処理を示すフローチャートである。
図4に示す各処理・工程は、滅菌装置100の制御部(MPU1001等)が実行することにより、実現される。
まず、滅菌装置100は、被滅菌物902の滅菌に用いる滅菌補助具903の識別情報1404、及び、被滅菌物902の識別情報1405を読み取り、被滅菌物902と、滅菌補助具903との組み合わせが適切であるか否かを判定し、その判定結果を表示する(S401)。S401の詳細処理については、図11を用いて説明する。
そして、滅菌装置100は、ユーザにより、滅菌開始指示を受け付けたか否かを判定する(S402)。滅菌装置100は、ユーザにより、滅菌開始指示を受け付けたと判定された場合には(YES)、処理をS403に移行し、当該滅菌開始指示を受け付けていないと判定された場合には(NO)、処理をS401に移行し、識別情報1404、識別情報1405の読み取りを行う。
滅菌装置100は、ユーザによる滅菌開始指示を、操作部を介して受け付けると、抽出管動作部201を動作させて、カートリッジ205に対して、抽出管241を挿入する。
そして、滅菌装置100は、真空ポンプ220による真空引きを開始して滅菌室219を減圧させる(滅菌前工程)(S403)。S403の詳細処理を図5に示す。
そして、滅菌装置100は、滅菌室内が所定の気圧まで減圧されると、真空ポンプ220による真空引きを停止して、液送ポンプ207を動作させ、カートリッジ205内の液体の滅菌剤を、所定量だけ吸い取り、当該吸い取られた液体の滅菌剤を、滅菌室219に投入する。これにより、滅菌室219内で当該液体の滅菌剤が気化して拡散する(滅菌処理)。そして、所定時間だけ滅菌剤ガスを被滅菌物に暴露させ、その後、滅菌室内の減圧を行う。そして、滅菌装置100は、この滅菌工程を、所定回数分、繰り返し行う(滅菌工程)(S404)。S404の詳細処理を図6に示す。
そして、滅菌装置100は、S404の滅菌工程の処理を実行すると、真空ポンプ220による真空引きを再開して、弁(V1)226を開けて、滅菌室内のガスを滅菌室219内のガスを滅菌室外に排気して、滅菌室内を換気する(換気工程)(S405)。S405の詳細処理を図7に示す。
次に、滅菌装置100は、S405の換気工程の処理を実行すると、処理をS401に移行する。
次に、図5を用いて、図4のS403に示す滅菌前工程の詳細処理の一例について説明する。
図5は、図4のS403に示す滅菌前工程の詳細処理の一例を示す図である。
図5に示す各工程(処理)は、滅菌装置100の制御部により滅菌装置内の各装置の動作を制御することにより行われる。
すなわち、滅菌装置100の制御部が読み取り実行可能なプログラムを実行することにより、各装置の動作を制御して、図に示す各工程(処理)を実行する。
まず、滅菌装置100は、真空ポンプ220を動作し、滅菌室219の気体を吸引する処理を開始する(S501)。
そして、滅菌装置100は、S502において、滅菌室219内の圧力(気圧)が、所定の気圧(例えば、45パスカル)まで減圧されているかを判定する。
具体的には、滅菌室219内に備えられた圧力センサにより測定されている滅菌室219内の圧力(気圧)が、所定の気圧(例えば、45パスカル)まで減圧されているかを判定する。
S502において、滅菌室219内の圧力(気圧)が、所定の気圧(例えば、45パスカル)まで減圧されていないと判定された場合は(NO)、真空ポンプ220を引き続き動作させ、滅菌室219の気体を吸引し、滅菌室219内の圧力(気圧)を減圧する。
一方、S502において、滅菌室219内の圧力(気圧)が、所定の気圧(例えば、45パスカル)まで減圧されていると判定された場合は(YES)、真空ポンプ220を引き続き動作させ、滅菌室219の気体を吸引し、S404の処理を開始する。
<S404に示す滅菌工程の詳細処理の説明>
次に、図6を用いて、図4のS404に示す滅菌工程の詳細処理の一例について説明する。
図6は、図4のS404に示す滅菌工程の詳細処理の一例を示す図である。
図6に示す各工程(処理)は、滅菌装置100のMPU1001により滅菌装置内の各装置の動作を制御することにより行われる。
すなわち、滅菌装置100のMPU1001が読み取り実行可能なプログラムを実行することにより、各装置の動作を制御して、図に示す各工程(処理)を実行する。
まず、滅菌装置100は、真空ポンプ220を引き続き動作させ、滅菌室219の気体を吸引し、滅菌室219内の圧力(気圧)を減圧する。滅菌装置100は、滅菌室219内の圧力(気圧)が、所定の気圧(例えば、30パスカル)まで減圧されていると判定された場合は(YES)、真空ポンプ220による滅菌室219内の気体の吸引動作(真空引きの動作)を停止する(S602)。
そして、滅菌装置100は、所定量分の液体の滅菌剤を、カートリッジ205から吸い出して滅菌室219に入れる。これは、液送ポンプ207が吸い出す動作を行うことにより行われる(S603)。
これにより、減圧された滅菌室219に液体の滅菌剤が入ることで、当該液体の滅菌剤が気化して滅菌剤ガスとなり、当該滅菌剤ガスが滅菌室219内に拡散し、滅菌室内の被滅菌物を滅菌することができる。
次に、滅菌装置100は、S603で滅菌剤を滅菌室に入れてから、所定時間が経過したか否かを判定する(S604)。所定時間が経過したと判定された場合には(S604:YES)、処理をS605に移行し、一方、所定時間が経過していないと判定された場合には(S604:NO)、引き続き滅菌剤ガスを被滅菌物に暴露させる。
次に、滅菌装置100は、開閉弁(V1)226を開け(S605)、滅菌室内の気圧が大気圧、又は大気圧付近まで上昇したら(S606:YES)、真空ポンプ220による滅菌室219内の吸引(真空引き)を再開する(S607)。
そして、滅菌装置100は、S607で真空ポンプ220による滅菌室219内の吸引(真空引き)を再開してから、所定時間(例えば、15秒)後に、開閉弁(V1)227を閉める(S608)。
このときも引き続き、滅菌装置100は、真空ポンプ220による滅菌室219内の吸引(真空引き)を行い、滅菌室219内を減圧する(S609)。
次に、滅菌装置100は、所定回数分、S601〜S609の滅菌処理を実行したか否かを判定する(S610)。
滅菌装置100は、所定回数分、S601〜S609の滅菌処理を実行していないと判定された場合には(S610:NO)、処理をS601に戻して、S601〜S609の処理を実行する。また、所定回数分、S601〜S609の滅菌処理を実行したと判定された場合には(S610:YES)、処理をS405(S701)に移行して、換気工程の処理を実行する。
<図4のS405に示す換気工程の詳細処理の説明>
図7を用いて、図4のS405に示す換気工程の詳細処理の一例について説明する。
図7は、S405に示す換気工程の詳細処理の一例を示す図である。
図7に示す各工程(処理)は、滅菌装置100の制御部により滅菌装置内の各装置の動作を制御することにより行われる。
すなわち、滅菌装置100の制御部が読み取り実行可能なプログラムを実行することにより、各装置の動作を制御して、図に示す各工程(処理)を実行する。
滅菌装置100は、開閉弁(V1)226を開ける(S701)。
滅菌装置100は、真空ポンプ220による滅菌室219内の吸引(真空引き)を引き続き行う(S702)。
S701で開閉弁(V1)226を開けてから、S702で真空ポンプ220による滅菌室219内の吸引(真空引き)を行い、所定時間が経過すると(S703:YES)、開閉弁(V1)226を閉めて(S704)、真空ポンプ220による滅菌室219内の吸引(真空引き)を引き続き行う(S705)。これにより滅菌室219内が減圧される。
次に、滅菌装置100は、滅菌室219内の圧力が所定気圧(50Pa)まで減圧されると(S706:YES)、開閉弁(V1)226を開ける(S707)。これにより、吸気用HEPAフィルタ210で清浄された滅菌装置100の外の外気(大気)が滅菌室219内に吸い込まれる。これは、滅菌装置100の外の気圧よりも滅菌室219内の圧力の方が低いため、滅菌装置100の外の外気(大気)が滅菌室219内に吸い込まれる。
滅菌装置100は、滅菌室219内の圧力が大気圧まで上昇したかを判定し、滅菌室219内の圧力が大気圧まで上昇したと判定された場合(S708:YES)、S704からS708の処理を所定回数(例えば、4回)行ったかを判定し(S709)、S704からS708の処理を所定回数(例えば、4回)行った場合は(YES)、開閉弁(V1)226を閉めて(S110)、換気工程の処理を終了する。一方、S704からS708の処理を所定回数(例えば、4回)行っていない場合は(S709:NO)、再度、S704の処理から行う。
これにより、滅菌室219内の表面に付着している滅菌剤及び滅菌室219内に気体として残っている滅菌剤を真空ポンプ220により吸引される。ここで吸引された気体(滅菌剤を含む)は、排気用HEPAフィルタ221を通り、分解装置222で滅菌剤は分解され、分解後の分子が外部に放出される。
滅菌装置100は、S710の処理を実行すると、処理をS401に移行する。
<滅菌補助具903の説明>
次に、図9を用いて、滅菌室219内に設置される滅菌バッグ901内に入っている被滅菌物902と、当該被滅菌物902の内腔に装着された滅菌補助具903とについて説明する。
図9は、滅菌室219内の被滅菌物902と、当該被滅菌物902の内腔に装着された滅菌補助具903とを示す図の一例である。
図9に示すように、滅菌室219内に、滅菌バッグ901がユーザにより置かれている。
この滅菌バッグ901内には、内視鏡などの医療器具である被滅菌物902と、当該被滅菌物902の内腔を滅菌するために装着された滅菌補助具903とが入っている。
滅菌バッグ901は、気体は通すものの、菌類やウイルス類は通さない素材で構成されたバッグである。
被滅菌物902には、当該被滅菌物902を識別する識別情報1405が付されており、当該被滅菌物902の内腔に装着された滅菌補助具903には、当該滅菌補助具903を識別する識別情報1404が付されている。
<滅菌補助具(内腔用滅菌装置とも言う)の説明>
次に、図10を用いて、本発明に係る滅菌補助具903の構造について説明する。
滅菌補助具903は、空の容器1401と、容器用フタ1402と、滅菌補助具を、内視鏡などの医療器材の被滅菌物の内腔に接続するための補助具接続コネクタとして機能するチューブ1403とで構成している。
図10(A)は、滅菌補助具903の側面断面図の一例を示す図であり、図10(B)は、滅菌補助具903の側面図の一例を示す図である。
滅菌補助具903には、当該滅菌補助具を識別する識別情報1404が付されている。また、容器1401内には、所定の広さの空間を備えている。
真空ポンプ220により滅菌室219内が減圧されると、被滅菌物902内の内腔を通じて容器1401内も減圧される。そして、S603で液体の滅菌剤が滅菌室219に導入され、滅菌室219内が滅菌剤ガスで拡散すると、容器1401内が減圧されているため、当該拡散する滅菌剤ガスが容器1401内に吸引され、滅菌剤ガスが被滅菌物902内の内腔を通り当該内腔の滅菌を促進させることができる。
滅菌補助具903で使用する部品は、全て滅菌剤に対し耐薬品性を有する素材を使用する。例えば、容器1401や容器用フタ1402は耐化学薬品性能が高いPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などフッ素系樹脂やPP(ポリプロピレン)などポリ系樹脂が望ましい。
チューブ1403は、軟性であり耐化学薬品性能が高い樹脂であるシリコン系樹脂(シリコーンゴム(ケイ素ゴム))であることが望ましい。
チューブ1403は、容器1401内と被滅菌物の内腔とを導通し、被滅菌物の内腔に着脱可能に結合する結合部である。
容器1401、又は、容器1401及び容器用フタ1402は、本発明の容器の適用例であって、被滅菌物の内腔と導通する導通口を備えている。
本発明では、容器1401と、容器用フタ1402とを固定化することが出来るため、容器1401と、容器用フタ1402とを一体化して容器とすることもできる。
滅菌補助具903は、複数の異なるサイズの容器1401や、複数の異なるサイズのチューブ1403の内径(内腔)のものがあり、被滅菌物902の内腔のサイズも被滅菌物の種類に応じて異なる。そのため、ユーザは、被滅菌物902の種類に応じて、被滅菌物902に適合する滅菌補助具903をユーザが選び、被滅菌物902の内腔に、当該選択された滅菌補助具903のチューブ1403を装着する。しかしながら、被滅菌物902に対応していない(適していない)滅菌補助具903を当該被滅菌物902に装着した場合、適切に当該被滅菌物902の内腔を滅菌できないおそれがある。
次に、図11を用いて、S401の詳細処理について説明する。
図11は、S401の詳細処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示す各工程(処理)は、滅菌装置100の制御部により滅菌装置内の各装置の動作を制御することにより行われる。
すなわち、滅菌装置100の制御部が読み取り実行可能なプログラムを実行することにより、各装置の動作を制御して、図に示す各工程(処理)を実行する。
ユーザは、被滅菌物902の滅菌に用いる滅菌補助具903の識別情報1404を、読取部231にかざす。
そして、滅菌装置100の読取部231は、滅菌補助具903の識別情報1404を読み取る(S1101)。
次に、ユーザは、被滅菌物902の識別情報1405を、読取部231にかざす。
そして、滅菌装置100の読取部231は、被滅菌物902の識別情報1405を読み取る(S1102)。
S1101、及び、S1102は、本発明の取得手段(読取手段)の適用例であり、滅菌を行う被滅菌物902を識別する第1識別情報(1405)、及び当該被滅菌物に装着する滅菌補助具903を識別する第2識別情報(1404)を取得する。
そして、滅菌装置100は、図8に示す滅菌補助具と被滅菌物の対応テーブル801を参照して、S1101で読み取られた識別情報により識別される滅菌補助具と、S1102で読み取られた識別情報により識別される被滅菌物とが対応しているか(互いに適合するか)否か判定する(S1103)。
S1103は、本発明の判定手段の適用例であり、S1102の取得手段により取得された第1識別情報(1405)により識別される被滅菌物902と、S1101の取得手段により取得された第2識別情報(1404)により識別される滅菌補助具903とが対応しているか(適合しているか)を判定する。
ここで、S1103の具体例について説明する。
滅菌装置100は、滅菌補助具と被滅菌物の対応テーブル801を外部メモリ1011の記憶手段に記憶している。
図8は、滅菌補助具と被滅菌物の対応テーブル801の一例を示す図である。
滅菌補助具と被滅菌物の対応テーブル801は、「滅菌補助具の種類を示す識別情報」、「被滅菌物の種類を示す識別情報」の項目で構成されている。
図8の例では、「滅菌補助具の種類を示す識別情報」に「1」が記憶され、「被滅菌物の種類を示す識別情報」に「A」が記憶されている。これは、「1」の識別情報により示される種類の滅菌補助具と、「A」の識別情報により示される種類の被滅菌物とが対応している(互いに適合している)ことを示している。また、図8の例では、「滅菌補助具の種類を示す識別情報」に「2」が記憶され、「被滅菌物の種類を示す識別情報」に「B」が記憶されている。これは、「2」の識別情報により示される種類の滅菌補助具と、「B」の識別情報により示される種類の被滅菌物とが対応している(互いに適合している)ことを示している。
図8に示す対応テーブル801は、本発明の対応情報の適用例であり、被滅菌物を識別する第1識別情報(「被滅菌物の種類を示す識別情報」に示される識別情報)と、当該被滅菌物に対応する滅菌補助具を識別する第2識別情報(「滅菌補助具の種類を示す識別情報」に示される識別情報)とが対応付けられた対応情報である。
S1103では、S1102で読み取られた識別情報に対応して、対応テーブル801に、S1101で読み取られた識別情報が記憶されているか否かを判定することにより、S1101で読み取られた識別情報により識別される滅菌補助具と、S1102で読み取られた識別情報により識別される被滅菌物とが対応しているか(互いに適合するか)否か判定する。
S1103は、本発明の判定手段の適用例であり、S1101、S1102の取得手段により取得された第1識別情報と第2識別情報との組み合わせが、記憶手段に記憶された対応情報(図8)に対応付けて記憶されているかを判定することにより、S1102の取得手段により取得された第1識別情報(1405)により識別される被滅菌物と、S1101の取得手段により取得された第2識別情報(S1404)により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定する。
滅菌装置100は、S1101で読み取られた識別情報により識別される滅菌補助具と、S1102で読み取られた識別情報により識別される被滅菌物とが対応している(互いに適合する)と判定された場合には(S1103:YES)、当該滅菌補助具と、当該被滅菌物とが対応している(互いに適合している)旨を表示部に表示する(S1104)。S1104で表示される表示画面例を図12の1201に示す。
図12は、滅菌装置100の表示部102に表示される表示画面の一例を示す図である。
また、滅菌装置100は、S1101で読み取られた識別情報により識別される滅菌補助具と、S1102で読み取られた識別情報により識別される被滅菌物とが対応していない(互いに適合していない)と判定された場合には(S1103:NO)、S1102で読み取られた識別情報に対応して、対応テーブル801に記憶されている滅菌補助具の種類を示す識別情報を特定して、当該識別情報が識別する滅菌補助具(当該被滅菌物に対応する(適合する)滅菌補助具)を特定する(S1105)。
S1105は、本発明の特定手段の適用例であり、取得手段により取得された第1識別情報(1405)に対応して、対応情報(図8)に記憶されている第2の識別情報を特定する。
そして、滅菌装置100は、S1101で読み取られた識別情報により識別される滅菌補助具と、S1102で読み取られた識別情報により識別される被滅菌物とが対応していない(互いに適合していない)旨のメッセージを表示部に表示する。また、ここでのメッセージには、S1105で特定された滅菌補助具の種類を示す識別情報と、S1102で読み取られた識別情報により識別される被滅菌物には、S1105で特定された識別情報により識別される滅菌補助具が適合する旨とを含めて表示する。図12に示す1202に、S1106で表示される表示画面の一例を示す。
S1106は、本発明の通知手段の適用例であり、S1103の判定手段により、S1102の取得手段により取得された第1識別情報(1405)により識別される被滅菌物と、S1101の取得手段により取得された第2識別情報(1404)により識別される滅菌補助具とが対応してないと判定された場合に、当該被滅菌物と当該滅菌補助具とが適合しない旨の通知を行うと共に、S1105の特定手段により特定された第2識別情報を、S1102の取得手段により取得された第1識別情報(1405)により識別される被滅菌物に対応する滅菌補助具の識別情報として通知する。
そして、滅菌装置100は、S1104、及びS1106の処理を実行すると、処理をS402に移行する。
S1104、及びS1106は、本発明の通知手段の適用例であり、S1103の判定手段による判定結果を通知する。上述では、判定結果をメッセージとして表示(通知)する例を示しているが、当該メッセージを音声でユーザに通知するようにすることもできる。
以上の通り、被滅菌物に装着する滅菌補助具が、当該被滅菌物に対応しているものであるかをユーザに通知することができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
また、例えば、上記の実施の形態の機能を滅菌方法として、この滅菌方法を滅菌装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを滅菌装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。
なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 滅菌装置
101 滅菌剤着脱扉
102 表示部
103 印刷部
104 滅菌室扉
205 カートリッジ
219 滅菌室
231 読取部





Claims (6)

  1. 減圧された滅菌室に滅菌剤が投入されることで、前記滅菌室内の被滅菌物の内腔の滅菌を補助する滅菌補助具が装着された前記被滅菌物を滅菌可能な滅菌装置であって、
    滅菌を行う被滅菌物を識別する第1識別情報、及び当該被滅菌物に装着する滅菌補助具を識別する第2識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする滅菌装置。
  2. 被滅菌物を識別する第1識別情報と、当該被滅菌物に対応する滅菌補助具を識別する第2識別情報とが対応付けられた対応情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得された第1識別情報と第2識別情報との組み合わせが、前記記憶手段に記憶された対応情報に対応付けて記憶されているかを判定することにより、前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定することを特徴とする請求項1に記載の滅菌装置。
  3. 前記取得手段により取得された第1識別情報に対応して、前記対応情報に記憶されている第2の識別情報を特定する特定手段を備え、
    前記通知手段は、前記判定手段により、前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応してないと判定された場合に、前記特定手段により特定された前記第2の識別情報を、前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物に対応する滅菌補助具の識別情報として通知することを特徴とする請求項2に記載の滅菌装置。
  4. 前記通知手段は、前記判定手段により、前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応してないと判定された場合に、当該被滅菌物と当該滅菌補助具とが適合しない旨を通知することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の滅菌装置。
  5. 減圧された滅菌室に滅菌剤が投入されることで、前記滅菌室内の被滅菌物の内腔の滅菌を補助する滅菌補助具が装着された前記被滅菌物を滅菌可能な滅菌装置における制御方法であって、
    滅菌を行う被滅菌物を識別する第1識別情報、及び当該被滅菌物に装着する滅菌補助具を識別する第2識別情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得工程により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果を通知する通知工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  6. 減圧された滅菌室に滅菌剤が投入されることで、前記滅菌室内の被滅菌物の内腔の滅菌を補助する滅菌補助具が装着された前記被滅菌物を滅菌可能な滅菌装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記滅菌装置を、
    滅菌を行う被滅菌物を識別する第1識別情報、及び当該被滅菌物に装着する滅菌補助具を識別する第2識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された第1識別情報により識別される被滅菌物と、前記取得手段により取得された第2識別情報により識別される滅菌補助具とが対応しているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を通知する通知手段として機能させることを特徴とするプログラム。





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