JP2019107058A - カテーテル - Google Patents
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Abstract
Description
冠動脈等の血管に生じた粥腫を切除するための手技として、例えばDCAが知られており、DCAでは、図示しないガイディングカテーテルと共に図1に示すようなDCA用カテーテル1を用いて手技が行われる。DCA用カテーテル1は、カテーテル本体2と、切除機構3(図2参照)と、診断機構4(図2参照)と、モータドライブユニット(以下、「MUD」という)5とを備えている。
カテーテル本体2は、血管に挿入され、後で詳述する切除機構3と協働して粥腫の切除を行えるようになっている。更に詳細に説明すると、カテーテル本体2は、主に本体部11とコネクタ12とを有している。本体部11は、長尺のチューブ形状になっており、本体部11の中に切除機構3及び診断機構4を挿入できる。このように構成されている本体部11は、図3に示すようにバルーン13と、外シャフト21と、ハウジング22と、ノーズコーン23と、先端チップ24とを有している。外シャフト21は、長尺のチューブ形状であり、図4に示すようにその中には切除機構3及び診断機構4を挿通可能な内孔21aを有している。また、外シャフト21には、内孔21aの他にバルーンルーメン21b等のルーメンが形成されている。このように形成される外シャフト21は、湾曲可能な円筒状の可撓性チューブであり、湾曲する血管内を押し進めることができる。また、外シャフト21の先端部には、ハウジング22が設けられている。
切除機構3は、カテーテル本体2と協働して血管に生じる粥腫を切除可能になっている。即ち、切除機構3は、図2(a)に示すように刃部33と、切除用トルクシャフト34と、切除用ドライブシャフト35とを有している。刃部33は、大略円柱状に形成されており、その先端にテーパ孔33aが形成されている。テーパ孔33aは、先端から基端に向かって先細りに形成されており、刃部33の先端の外周縁に環状の鋭利な刃を形成している。このような形状を有する刃部33は、切除用トルクシャフト34の先端に設けられている。切除用トルクシャフト34は、ステンレス鋼等から成る長尺且つチューブ状の線状部材であり、刃部33より小径であってカテーテル本体2と略同じ長さに形成されている。また、切除用トルクシャフト34は、カテーテル本体2と同様に可撓性を有しており、湾曲する血管内(より具体的には、血管の形状に合せて湾曲するカテーテル本体2内)を押し進めることができる。他方、切除用トルクシャフト34は、その基端側部分に加えられる推進力及び回転トルクを先端側の部分へと伝えるべく軸線方向及び軸線回りに関して高い剛性を有している。このように構成されている切除用トルクシャフト34は、その基端側部分に切除用ドライブシャフト35が設けられている。
MDU5は、切除機構3の切除用ドライブシャフト35に取り付けられ、切除用ドライブシャフト35を介して刃部33を回転駆動する。更に詳細に説明すると、MDU5は、ハウジング36を有しており、ハウジング36は、所定方向に長尺且つ薄い矩形の箱状に形成されている。このような形状を有するハウジング36は、所定方向及び厚み方向に直交する直交方向一方に位置する面(即ち、図1の下側面)に指を掛け且つ他方に位置する面に掌を当てて把持できる。また、ハウジング36は、その所定方向一端の一部分(直交方向他方側の部分)が所定方向一方(即ち、近位側)に向かって切りかかれており、この切欠き部分36aに挿通孔36bが形成されている。挿通孔36bは、所定方向他方(即ち、遠位側)に向かって開口する孔であり、切除用ドライブシャフト35の接続部35aの基端側部分を挿通することができる。このように形成されているハウジング36内には、図示しない電動モータが収容されている。電動モータは、挿通孔36bに接続部35aの基端側部分が挿通されるとこの基端側部分と接続され、接続される接続部35aを回転駆動するようになっている。なお、ハウジング36の所定方向一端には、プッシュボタン36cが形成されており、プッシュボタン36cを操作することで電動モータの駆動のオン及びオフを切り替えることができる。
診断機構4は、血管内の状態を映像にして可視化する血管内超音波検査(略称:IVUS)を行うためのものであり、超音波を発振及び受信するようになっている。更に詳細に説明すると、診断機構4は、図2(b)に示すように探触子41、診断用トルクシャフト42と、診断用ドライブシャフト43とを有している。探触子41は、入力される電気信号に応じて超音波を発振し、またその反射波を受信して反射波に応じた電気信号を出力可能に構成されている。探触子41は、例えば圧電素子によって構成されており、診断用トルクシャフト42の先端部分に取り付けられている。
以下では、DCA用カテーテル1の使用方法について、図5及び図6を参照しながら説明する。DCAでは、まず図示しない針を血管に穿刺し、更に穿刺箇所から図示しないシースを挿入する。次にシースを通じて穿刺箇所から血管内に図示しないガイディングカテーテルを入れ、その先端が血管において粥腫15が生じている標的病変部14付近(例えば、上行大動脈内)に達するまで押し進められる。その後、ガイディングカテーテル内にガイドワイヤ6を挿入し、ガイドワイヤ6がディディングカテーテルを介して血管内に挿される。ガイドワイヤ6は、標的病変部14を越えてその先まで推し進められ、押し進めた後その状態にて保持される。ガイドワイヤ6が保持されると、次にカテーテル本体2を穿刺箇所から血管に挿入する。
本実施形態のDCA用カテーテル1では、刃部33が円筒状に形成されているが、必ずしもこのような形状である必要はない。刃部33は、例えばその先端側が拡径するようなテーパ状に形成されていてもよく、外シャフト21内及びコネクタ12を通って開口12aから引き出せるような形状であればよい。また、カテーテル本体2の形状もまた、必ずしもこのような形状である必要はなく、以下のような構成であってもよい。即ち、図7に示すように、DCA用カテーテル1Aでは、カテーテル本体2Aにおいて、ハウジング22の先端側にノーズコーン23が設けられていない。他方、切除機構3Aでは、切除用トルクシャフト34の先端側部分にノーズコーン51が設けられている。
2,2A カテーテル本体
3,3A 切除機構
4 診断機構
5 MDU、モータドライブユニット(モータユニット)
15 粥腫
22b 開口
33 刃部
34 切除用トルクシャフト(切除用シャフト)
41 探触子
42 診断用トルクシャフト(診断用シャフト)
Claims (5)
- 血管に先端側から挿入可能であって、先端側の側面に開口を有するチューブ状のカテーテル本体と、
前記カテーテル本体の軸線に対して前記開口と反対側に配置されており、前記カテーテル本体の側面から外側へ膨らむバルーンと、
前記カテーテル本体にその軸線方向に往復運動可能に挿入され且つ前記カテーテル本体内においてその基端から先端付近にわたって延在する長尺の切除用シャフトと、前記カテーテル本体内の先端側の開口付近に位置するように前記切除用シャフトの先端部に設けられる刃部と、を有する切除機構と、を備え、
前記カテーテル本体は、その基端側に開口を有し、
前記切除機構は、前記カテーテル本体の基端側の開口から引き出せるように構成されている、カテーテル。 - 前記カテーテル本体に前記基端側の開口から挿入可能で且つ前記カテーテル本体内にてその軸線回りに回転可能な長尺の診断用シャフトと、前記カテーテル本体内の先端側の開口付近に位置するように前記診断用シャフトの先端部に設けられ且つ超音波を発振及び受信する探触子と、を有する診断機構を、更に備え、
前記診断機構は、前記切除機構に代えて前記カテーテル本体に挿入されるようになっている、請求項1に記載のカテーテル。 - 前記切除機構及び前記診断機構の基端部に夫々取り付けられ、前記切除用シャフトを介して前記刃部を回転させると共に前記診断用シャフトを介して前記探触子を回転させるモータユニットを更に備え、
前記モータユニットは、前記切除用シャフトを回転させるべく第1回転数と、前記診断用シャフトを回転させるべく前記第1回転数より低い回転数の第2回転数とで、前記モータユニットの回転数を切換え可能になっている、請求項2に記載のカテーテル。 - 前記カテーテル本体は、前記先端側の開口より先端側において先細りのテーパ状に形成されている、請求項1乃至3の何れか1つに記載のカテーテル。
- 前記切除機構は、前記切除用シャフト及び前記刃部に外装される外装体を有し、
前記外装体は、前記刃部に対応する位置であって、その外周面に切除用開口を有し、前記切除用開口より先端側において先細りのテーパ状に形成されている、請求項1乃至3の何れか1つに記載のカテーテル。
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05184582A (ja) * | 1991-07-22 | 1993-07-27 | Dow Corning Wright Corp | 着脱自在駆動装置を備えたアテローム切除装置 |
WO1994028803A1 (en) * | 1993-06-11 | 1994-12-22 | Hec Medical Arts Ltd. | Catheter and method of use thereof |
US5632754A (en) * | 1994-12-23 | 1997-05-27 | Devices For Vascular Intervention | Universal catheter with interchangeable work element |
JP2013531542A (ja) * | 2010-07-01 | 2013-08-08 | アビンガー・インコーポレイテッド | 長手方向に移動可能なドライブシャフトを有するアテローム切除カテーテル |
JP2015146878A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | ニプロ株式会社 | カテーテル |
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2017
- 2017-12-15 JP JP2017240394A patent/JP7039987B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP2015146878A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | ニプロ株式会社 | カテーテル |
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JP7039987B2 (ja) | 2022-03-23 |
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