JP2019106959A - 散布作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】散布剤の散布を簡単に行うことができるようにする。【解決手段】散布支援システムは、散布剤の希釈倍率を含む散布計画を計画する計画作成部と、散布剤を散布する散布機に設けられ且つ、計画作成部で作成された散布計画を取得する計画取得部と、計画取得部で取得した散布計画の希釈倍率に基づいて、散布剤を生成する生成装置と、を備えている。散布支援システムは、散布機に設けられ、且つ散布剤の希釈倍率が所定値になるよう生成装置を制御する制御装置を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、散布作業支援システムに関する。
従来、圃場に薬剤等の散布剤を散布する散布装置として、特許文献1に示すものが知られている。特許文献1の散布機は、機体に設けられブームと、ブームに設けられた複数の散布ノズルと、薬剤を貯留するタンクと、タンクに貯留した薬剤をノズルに送り出すポンプと、位置を検出する位置検出装置とを備えている。この散布装置では、位置を検出しながら薬剤を圃場に散布することができる。
特開2016−163588号公報
さて、散布機によって圃場に薬剤(農薬)を散布することによって、害虫等の防除を行うことができ、農業では有効な手段として用いられている。作業者は、農薬散布前に農薬の原液に対して水を加えて希釈して、希釈した薬剤をタンクに入れることにより圃場に散布する農薬を作る必要がある。農薬を作る作業は大変であり、また、圃場に散布する散布量を、圃場面積に合わせて作成することが難しく、場合によっては、散布作業後にタンク内に農薬が余ってしまうということが考えられる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、散布剤の散布を簡単に行うことができる散布作業支援システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
散布作業支援システムは、散布剤の希釈倍率を含む散布計画を計画する計画作成部と、前記散布剤を散布する散布機に設けられ且つ、前記計画作成部で作成された散布計画を取得する計画取得部と、前記計画取得部で取得した散布計画の前記希釈倍率に基づいて、前記散布剤を生成する生成装置と、を備えている。
散布作業支援システムは、前記散布機に設けられ、且つ前記散布剤の希釈倍率が所定値になるよう前記生成装置を制御する制御装置を備えている。
散布作業支援システムは、前記散布剤を散布する圃場に関する圃場情報と前記希釈倍率との関係を含む散布計画を取得する計画取得部を備え、前記制御装置は、前記機体が前記圃場情報で示された圃場内である場合に、当該圃場に対応して前記生成装置で生成する散布剤の希釈倍率を前記散布計画に示された希釈倍率に設定する。
前記制御装置は、前記走行装置による走行中に前記生成装置を制御する。
散布作業支援システムは、前記散布機に設けられ且つ、前記散布機の散布時の散布実績を出力可能な通信装置と、前記散布実績に基づいて前記圃場における散布剤の散布証明書を作成する証明書作成部と、を備えている。
本発明によれば、散布剤の散布を簡単に行うことができる。
散布機に設けられた散布システム(散布構成図)を示す図である。 混合情報の一例を示す図である。 換算情報の一例を示す図である。 散布作業支援システムを示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 散布作業の流れを示す図である。 散布証明書の一例を示す図である。 散布証明書の作成を説明する図である。 散布機の概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、散布作業支援システムを示している。散布作業支援システムは、散布剤の散布を支援するシステムである。散布剤とは、例えば、薬剤(農薬)、肥料等である。
まず、散布剤を散布する散布機の全体構成について説明する。
散布機は、走行車両1に牽引される牽引型の散布機(牽引型散布機)と、自走型の散布機(自走型散布機)とがある。図8は、牽引型散布機を示している。図8に示すように、牽引型散布機は、機体2を有している。機体2は、走行車両1の骨格を構成する前フレーム2Aと、走行車両1に連結される後フレーム2Bとを有している。前フレーム2Aには、走行装置3と、原動機5とが設けられている。走行装置3は、前フレーム2Aの前部の車軸に回転自在に支持された前輪3Fと、前フレーム2Aの後部の車軸に回転自在に支持された後輪3Rとを有する車輪型の装置である。なお、走行装置3は、クローラ式の走行装置であってもよい。原動機5は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関、モータ・ジェネレータ等の回転電機である。原動機5は、内燃機関及び回転電機の両方であってもよい。また、前フレーム2Aには、変速装置等が設けられている。したがって、原動機5の動力は変速装置を介して走行装置3に伝達され、走行装置3によって機体2(前フレーム2A、後フレーム2B)を移動させることができる。
散布機は、散布剤を散布する複数の散布ノズル8を有している。複数の散布ノズル8は、後フレーム2Bに支持された機体の幅方向に延びるブーム9に、所定の間隔をあけて取付けられている。
図1は、散布機に設けられた散布システム(散布構成図)を示している。
図1に示すように、散布機は、前フレーム2A及び後フレーム2Bのいずれかに支持された第1貯留装置10を備えている。第1貯留装置10は、散布する第1液体を貯留する装置である。第1液体は、薬剤(農薬)、肥料等が含まれる液体であって、例えば、農薬の場合は、当該農薬を構成する化学成分を有する液体である。第1液体は、農薬の原液であってもよいし、農薬の原液を希釈した希釈液であってもよく限定されない。
具体的には、第1貯留装置10は、第1液体を貯留する複数の貯留タンク11を含んでいる。複数の貯留タンク11は、それぞれ化学成分の異なる第1液体を貯留している。この実施形態では、第1貯留装置10は、3台の貯留タンク11a、11b、11cを有している。貯留タンク11a、11b、11cのそれぞれに、化学成分の異なる農薬が貯留されている。貯留タンクの台数は限定されず、1台、2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
散布機は、前フレーム2A及び後フレーム2Bのいずれかに支持された第2貯留装置13を備えている。第2貯留装置13は、第2液体を貯留する装置であり、例えば、貯留タンク11a、11b、11cのそれぞれよりも貯留量が大きいタンクで構成されている。第2液体は、第1液体を希釈する液体、即ち、第1液体の濃度を下げる液体であって、例えば、水である。
散布機は、生成装置20を備えている。生成装置20は、第1貯留装置10の第1液体と、第2貯留装置13の第2液体とを混合して散布剤を生成する装置である。生成装置20は、送出ポンプ21と、第1混合室22と、第2混合室23とを有している。送出ポンプ21は、第1貯留装置10の第1液体を第2混合室23に送出する装置である。第1混合室22は、第1液体と第2液体とを混合する室である。第2混合室23は、複数の第1液体を混合する室である。
詳しくは、送出ポンプ21は、第1貯留装置10が有する貯留タンク11a、11b、11cのそれぞれに対応した3つのポンプ、即ち、第1ポンプP1、第2ポンプP2、第3ポンプP3を有している。第1ポンプP1と貯留タンク11aとは流路24aにより接続されている。第2ポンプP2と貯留タンク11bとは流路24bにより接続されている。第3ポンプP3と貯留タンク11cとは流路24cにより接続されている。
第1ポンプP1と第2混合室23とは流路25aにより接続されている。第2ポンプP2と第2混合室23とは流路25bにより接続されている。第3ポンプP3と第2混合室23とは流路25cにより接続されている。即ち、流路25a、25b、25cによって、送出ポンプ21と第2混合室23とを接続する第1流路25が構成されている。
第1ポンプP1は、貯留タンク11aの第1液体を第2混合室23に送出する。第2ポンプP2は、貯留タンク11bの第1液体を第2混合室23に送出する。第3ポンプP2は、貯留タンク11cの第1液体を第2混合室23に送出する。
第2混合室23は、複数の貯留タンク11a、11b、11cの第1液体が供給され、内部でそれぞれの第1液体を混合した混合液を生成する室である。第2混合室23と、第1混合室22とは、第2流路27により接続されている。
生成装置20は、調整装置28を有している。調整装置28は、第2流路27に設けられて且つ開度が変更可能な電磁弁である。調整装置28は、開度を変更することによって、複数の貯留タンク11a、11b、11cの第1液体を合わせた混合液の第1混合室22への供給量(第2混合室23で混合された混合液の第1混合室22への供給量)を調整する。なお、第2混合室23内部の圧力を一定にする圧力調製機29が当該第2混合室23へ接続されていてもよい。
生成装置20は、第3流路30を備えている。第3流路30は、第2貯留装置13と第1混合室22とを接続している。第3流路30には、全開又は全閉可能な開閉弁35が接続されている。したがって、開閉弁35を全開にすることで、第2貯留装置13の第2液体は、第3流路30を通過して第1混合室22に供給され、当該第1混合室22に供給された第1液体と混合することで、第1液体を希釈する。このように、第1液体を第2液体で希釈した希釈液が第1混合室22で生成され、生成された希釈液、即ち、散布剤は、第1混合室22に一時的に貯留される。
図1に示すように、散布システムは、供給ポンプP4を有している。供給ポンプP4は、第1混合室22で一時的に貯留された散布剤を複数の散布ノズル8に供給するポンプである。詳しくは、第1混合室22と供給ポンプP4とが第4流路31により接続され、供給ポンプP4と複数の散布ノズル8とが第5流路32により接続されている。第5流路32は、ブーム9に支持されている。供給ポンプP4を駆動すると、第1混合室22の散布剤が第4流路31及び第5流路32を通過して複数の散布ノズル8のそれぞれに供給される。
散布機は、制御装置40と、第1測定装置41と、第2測定装置42とを備えている。制御装置40には、第1測定装置41及び第2測定装置42が接続されている。制御装置40は、散布機の様々な制御を行う装置であり、CPU等から構成されている。第1測定装置41は、例えば、第2流路27において、調整装置28と第1混合室22との区間に設けられている。第1測定装置41は、調整装置28から第1混合室22へ供給された第1液体の供給量を測定する。第2測定装置42は、第3流路30において、開閉弁35から第1混合室22との区間に設けられている。第2測定装置42は、第2貯留装置13から第1混合室22へ供給された第2液体の供給量を測定する。
制御装置40は、第1混合室22における散布剤の希釈倍率が所定値になるよう生成装置20を制御する。例えば、制御装置40は、散布剤の希釈倍率を取得すると、希釈倍率に応じて調整装置28の開度を設定することで、当該調整装置28から第1混合室22へ供給される供給量を設定する。
以下、散布剤の生成について制御装置40の動作と共に説明する。
図2Aに示すように、制御装置40は、混合情報を記憶している。混合情報とは、複数の散布剤の中から所定の散布剤を生成するための、第1液体が示された情報であって、例えば、散布剤の名称などの識別情報と、複数の貯留タンク11a、11b、11cのそれぞれに対応した第1液体との関係を示す情報である。例えば、散布剤Aは、貯留タンク11aに貯留した第1液体と同じであり、散布剤Bは、貯留タンク11bに貯留した第1液体と同じであり、散布剤Cは、貯留タンク11cに貯留した第1液体と同じである。散布剤Dは、貯留タンク11aの第1液体と貯留タンク11bの第1液体とを混合することを示している。
制御装置40は、後述するように散布剤の散布計画として、散布剤Aを散布することを取得した場合は、貯留タンク11aに対応する第1ポンプP1を駆動し、散布剤Bを取得した場合は、貯留タンク11bに対応する第2ポンプP2を駆動し、散布剤Cを取得した場合は、貯留タンク11cに対応する第3ポンプP3を駆動する。また、制御装置40は、散布剤Dを取得した場合は、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を駆動する。
図2Bに示すように、制御装置40は、換算情報を記憶している。換算情報とは、所定の散布量(希釈液の量)を生成するのに必要な第1液体の量を算出するための情報である。言い換えれば、換算情報は、生成装置20で所定の希釈液を生成する際に、第1液体の量と、第2液体の量とを換算する情報である。
制御装置40は、換算情報に基づいて、第1液体及び第2液体の量を演算し、第1混合室22で生成される散布量が、換算情報で示された散布量となるように、希釈倍率に応じて調整装置28の開度を設定する。
例えば、希釈倍率が10倍であり、散布量が10Lである場合、制御装置40は、換算情報に基づき、第1液体の供給量を1000mlに設定し、第2液体を9000mlに設定する。そして、制御装置40は、調整装置28及び開閉弁35に制御信号を出力し、調整装置28の開度を所定の開度にし、且つ、開閉弁35を全開にする。制御装置40は、第1測定装置41にて測定された第1液体の供給量が1000mlに達すると、調整装置28を全閉して第1液体の第1混合室22への供給を停止する。また、制御装置40は、第2測定装置42にて測定された第2液体の供給量が9000mlに達すると、開閉弁35を全閉して第2液体の第1混合室22への供給を停止する。
このように、制御装置40は、生成装置20を制御することにより、必要な散布剤を必要な希釈倍率で生成することができる。
さて、図3に示すように、散布機は、支援装置50等で作成された散布計画に基づいて、散布剤を生成して散布を行うことが可能である。散布機及び支援装置50についてより詳しく説明する。
図3に示すように、散布機は、散布検出装置44と、表示装置45と、位置検出装置46と、を備えている。散布検出装置44は、散布ノズル8の散布圧力を検出する散布圧力センサ、散布ノズル8から散布された散布剤の流量を検出する流量センサ等である。この実施形態では、流量センサは、複数の散布ノズル8に分岐する前の配管に接続されていて、複数の散布ノズル8の全ての散布剤の流量を「散布剤の散布量」として検出する。また、散布圧力センサも、複数の散布ノズル8に分岐する前の配管に接続されていて、複数の散布ノズル8の全てが同時に散布したときの圧力を「散布圧力」として検出する。なお、流量センサ及び散布圧力センサを、複数の散布ノズル8の1つ1つに取付けてもよいし、複数の散布ノズルをグループ化してグループ毎に、散布剤の流量及び散布剤の散布圧力を検出できるようにしてもよい。
表示装置45は、様々な表示を行う装置であって、散布圧力、散布量等の散布状態、車速(走行速度)等を表示する。また、表示装置45は、散布圧力、散布量、車速を設定可能である。
位置検出装置46は、衛星測位システム(Global Positioning System,Galileo、GLONASSなど)を用いて位置(緯度、経度)を検出する装置である。位置検出装置46は、機体2等に取付けられている。位置検出装置46は、測位衛星から送信される衛星信号(電波)を受信し、受信した衛星信号に基づいて位置を算出する。なお、位置検出装置46は、衛星測位システムを用いて散布装置1(機体2)の位置を算出する装置であれば何でもよく、位置を算出する方法は限定されない。
散布機は、通信装置47と、記憶装置(記憶部)48を備えている。通信装置47は、制御装置40、散布検出装置44、表示装置45、位置検出装置46に接続されている。通信装置47は、制御装置40、散布検出装置44、表示装置45及び位置検出装置46から検出された様々な信号(情報)を取得し、取得した信号等を外部に送信可能である。外部からの信号も取得可能である。
記憶部48は、散布機で散布したときの様々な散布実績を記憶する。記憶部48は、散布実績として、総散布量、散布機の車速(km/h)、流量センサで検出された瞬間散布量(L/min)、散布圧力センサで検出された散布圧力(Mpa)、総散布量(単位:L)を記憶する。総散布量とは、散布ノズル8が散布開始してから現在までの合計の散布量であって、散布ノズル8の散布開始から終了までの散布量を積算した値である。
支援装置50は、サーバ等で構成されている。支援装置50は、散布計画を作成する計画作成部51と、散布計画を記憶する計画記憶部52とを有している。また、支援装置50は、散布剤名取得部53を有している。計画作成部51及び散布剤名取得部53は、支援装置50に設けられた電気・電子部品、電気回路、当該支援装置50に格納されたプログラム等から構成されている。散布計画には、少なくとも散布剤の名称を示す散布剤名と、散布剤を散布する対象となる圃場情報と、散布剤の希釈倍率が含まれている。
外部端末37を支援装置50に接続し、当該外部端末37が散布計画作成の要求を行うと、この要求に応じて計画作成部51は、図4に示すように、散布計画を立てるための設定画面M1を外部端末37に表示する。なお、外部端末37は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、PDA等である。外部端末37は、パーソナルコンピュータの固定端末37Aと、スマートフォン、タブレットコンピュータ、PDAの携帯端末17Bに分けられる。説明の便宜上、外部端末37を区別するために、固定端末37Aと、携帯端末37Bとを使い分けることがある。
設定画面M1は、散布作業を行う日付を設定する日付設定部60と、圃場情報を設定する圃場設定部61と、作業者を設定する作業者設定部62と、散布作業の時間(散布時間)を設定するための時間設定部63とを含んでいる。また、設定画面M1は、散布機を設定する機械設定部64と、散布剤の種類、即ち、散布剤の名称を設定する散布剤設定部65と、散布剤の散布量を設定する散布量設定部66と、希釈倍率を設定する希釈設定部67を含んでいる。
圃場設定部61には、外部端末37及び支援装置50のいずれかに登録された圃場を示す圃場名、又は、登録されている圃場名に対応する圃場を地図上に表示される。即ち、圃場(圃場名)と圃場の位置とは関連付けられていて、地図上に示された圃場(圃場名)を選択することによって、圃場情報として圃場名、圃場位置を設定することができる。圃場名と、圃場位置とは支援装置50等が有する圃場登録データベースに保存されている。
作業者設定部62には、外部端末37及び支援装置50のいずれかに登録された作業者名の一覧で表示され、作業を行う作業者名を一覧から選択することによって作業者を決定することができる。また、時間設定部63では、散布作業を行う時間帯が設定可能である。機械設定部64には、外部端末37及び支援装置50のいずれかに登録された散布機を示す情報(機械情報)、例えば、機械名(散布機名)の一覧が表示され、機械名(散布機名)を選択することによって散布作業を行う散布機が設定可能である。なお、機械設定部64には、機械情報として、散布機の機種、散布装置の型番の一覧を表示してもよい。
散布剤設定部65には、外部端末37及び支援装置50のいずれかに登録された散布剤を示す散布剤名が一覧で表示され、散布剤名を選択することによって散布作業で用いられる散布剤が設定可能である。
散布剤設定部65に表示される散布剤名は、少なくとも公的機関PUに登録された散布剤名である。散布剤が農薬である場合、散布剤名取得部53は定期的に、農林水産省又は農林水産省が管轄する機関(公的機関)PUのサーバ68に接続して、サーバ68に登録されている農薬名を含む農薬情報(散布剤情報)をダウンロードによって取得し、散布剤設定部65で表示する農薬情報(農薬名)を更新する。なお、公的機関から農薬名を取得して農薬に関する情報提供を行っている民間機関から農薬名を取得してもよい。農薬情報は、農薬名の他に、対象作物、登録番号、用途、対象害虫名、農薬の種類等が含まれていて、これらの農薬情報は支援装置50に保存されて、ダウンロードの毎に更新される。
散布量設定部66では、所定の面積当たりの散布剤の散布量が設定可能である。希釈設定部67は、散布剤の希釈倍率を入力可能である。なお、散布剤設定部65において、散布剤名を入力した場合、散布剤名に対応した希釈倍率が希釈設定部67に自動的に入力されてもよいし、散布剤名及び対象の作物に応じて希釈倍率が希釈設定部67に自動的に入力されてもよい。
設定画面M1によって設定された散布計画[日付、圃場名、圃場位置、作業者名、散布時間、機械情報(機械名)、散布剤名、散布量、希釈倍率]は、計画記憶部52に記憶させる。したがって、外部端末37を支援装置50に接続することにより、散布計画を簡単に作成することができる。
さて、図3に示すように、散布作業支援システムは、作業指示部54と、計画取得部49とを備えている。作業指示部54及び計画取得部49は、電気・電子部品、電気回路、当該プログラム等から構成されている。
作業指示部54は支援装置50に設けられ、計画取得部49は散布機に設けられている。作業指示部54は、散布機(通信装置47)に散布計画を送信可能であり、計画取得部49は作業指示部54から指示された散布計画を取得可能である。計画取得部49は、制御装置40、表示装置45、通信装置47のいずれかに設けられている。
例えば、計画取得部49は、定期的又は不定期に、支援装置50に対して散布計画の送付の要求を行う。作業指示部54は、計画取得部49からの応答に応じて散布計画を散布機に送信する。散布機(通信装置47)が散布計画を受信すると、計画取得部49は、散布計画として、日付、圃場名、圃場位置、作業者名、散布時間、機械情報(機械名)、散布剤名、散布量、希釈倍率を取得し、取得した散布計画を記憶部48に記憶する。
なお、計画取得部49は、少なくとも散布剤を散布する圃場に関する圃場情報(圃場名、圃場位置)と希釈倍率との関係を含む散布計画を取得すればよく、上述した実施形態に限定されない。また、計画取得部49は、携帯端末37Bに対して散布計画の送付の要求を行い、当該携帯端末37Bを経由して作業指示部54(支援装置50)から散布計画を取得してもよい。
散布機の表示装置45及び携帯端末37Bのいずれかは、散布計画の一覧表を表示する。一覧表に表示された散布計画のうち、所定の散布計画が選択されると、表示装置45及び携帯端末37Bのいずれかは、制御装置40に散布計画を転送する。即ち、表示装置45の場合は、選択された散布計画を制御装置40に送信し、携帯端末37Bは、選択された散布計画を、通信装置47を介して送信する。
制御装置40は、散布計画の取得後、散布計画の圃場情報に示された圃場位置と、位置検出装置46で検出された位置(検出位置)とを比較して、現在の散布機(機体2)が散布計画で示された圃場に存在しているか否かを判断する。制御装置40は、現在の散布機(機体2)が圃場情報で示された圃場内である場合に、当該圃場に対応して生成装置20で生成する散布剤の希釈倍率(生成希釈倍率)を散布計画に示された希釈倍率(計画希釈倍率)に設定する。例えば、散布計画で示された圃場が「圃場A」であり、現在の散布機の圃場が「圃場B」である場合、制御装置40は、生成希釈倍率を計画希釈倍率に設定しない。一方、散布計画で示された圃場が「圃場A」であり、現在の散布機の圃場が「圃場A」である場合、制御装置40は、生成希釈倍率を計画希釈倍率に設定する。
このように、制御装置40は、散布計画で示された圃場及び計画希釈倍率に対応して、生成希釈倍率を設定して、圃場に散布剤を散布することができる。
図5は、散布計画の取得から散布剤の散布までの流れを示した図である。図5に基づいて、散布機による散布剤の散布の流れについて詳しく説明する。
図5に示すように、散布機において散布開始前には、表示装置45及び携帯端末37Bのいずれかに散布計画が表示される(S1)。散布計画の選択が完了すると、当該散布計画は制御装置40に送信される(S2)。制御装置40は、散布計画を取得すると、現在の散布機(機体2)が散布計画に示された圃場に位置しているか否かを判断する(S3)。制御装置40は、散布機が散布計画に示された圃場に位置している場合(S3、Yes)、散布計画で示された散布剤の名称を参照し、散布剤の名称と混合情報とを比較することで、第2混合室23に送る第1液体の決定する(S4:薬剤決定処理)。制御装置40は、散布計画で示された希釈倍率を参照し(S5)、参照した希釈倍率と換算情報に基づいて、第1液体の量(第1生成量)及び第2液体の量(第2生成量)を決定する(S6)。生成装置20で生成する希釈液の量は、散布機の表示装置45や外部端末15B等を操作することにより作業者等が任意で設定可能である。
制御装置40は、薬剤決定処理で決定した第1液体に応じて、第1ポンプP1〜第3ポンプP3を駆動する(S7)。また、制御装置40は、調整装置28及び開閉弁35に制御信号を出力して、散布剤(希釈液)を第1混合室22で生成する(S8)。制御装置40は、第1測定装置41にて測定された第1液体の供給量が第1生成量に達すると調整装置28を全閉する(S9)。また、第2測定装置42にて測定された第2液体の供給量が第2生成量に達すると開閉弁35を全閉する(S10)。
制御装置40は、運転席からの操作部材の操作、表示装置45からの操作等に基づいて、散布剤の散布の開始を示す開始信号を取得すると、第4ポンプP4を駆動させ、第1混合室22の散布剤を、散布ノズル8を介して散布する(S11)。制御装置40は、少なくとも走行装置3を走行させながら、散布作業を行っている状況下において、S7〜S10における生成装置20による生成作業を繰り返し実行しつつ、S11を繰り返し行うことで、圃場全体に散布剤を散布する。つまり、散布機は、圃場において、散布剤を生成装置20で生成しながら、散布作業を行う。
散布機による散布作業が終了すると、通信装置47は、散布機の計画取得部49が散布指示として受信した散布計画を散布実績として支援装置50に送信する。例えば、通信装置47は、散布計画に示された日付、圃場名、圃場位置、作業者名、散布時間、機械情報(機械名)、散布剤名、散布量、希釈倍率を散布実績として送信する。また、通信装置47は、総散布量、散布機の車速(km/h)、瞬間散布量(L/min)、散布圧力(Mpa)、総散布量(単位:L)も散布実績として支援装置50に送信する。支援装置50は、散布機(通信装置47)から送信された散布実績を実績記憶部55に記憶する。
なお、通信装置47は散布実績を、携帯端末37Bを経由して支援装置50に送信してもよい。また、散布計画に一部変更がある場合には、変更した内容を表示装置45又は携帯端末37Bに入力し、変更後の散布計画を散布実績として支援装置50に送信してもよい。
さて、散布作業支援システムでは、圃場における散布剤の散布証明書を作成することが可能である。
図6は、散布証明書の一例を示している。以下、散布剤は農薬とし、散布証明書は農薬散布証明書であるとして説明を続ける。農薬散布証明書は、図6の様式に限定されず、圃場における散布剤の散布が証明できるようなものであれば何でもよい。
図6に示すように、農薬散布証明書は、「農薬散布責任者」を記載する記載部F1、「作物情報」を記載する記載部F2、「農薬散布作業履歴」を記載する記載部F3、「使用農薬」を記載する記載部F4を含んでいる。
記載部F2には、作物情報として、作付年度、圃場名、品目名、生産者名、作付面積、品種を記載する。記載部F3には、農薬散布作業履歴として、散布日、圃場名、圃場面積、作業者名、農薬名、対象害虫、希釈倍率、散布液量、散布方法(機械名)を記載する。記載部F4には、農薬名、登録番号、用途、作物名、対象害虫、農薬種類、希釈倍率、散布液量、使用時期、使用回数を記載する。なお、散布方法は、散布する方法が分かる情報であれば何でもよい。
図3に示すように、支援装置50は、散布証明書の作成を行う証明書作成部57を有している。証明書作成部57は、支援装置50に設けられた電気・電子部品、電気回路、当該支援装置50に格納されたプログラム等から構成されている。証明書作成部57について説明する。
外部端末37が支援装置50に接続後、当該外部端末37から証明書作成の要求があると、証明書作成部57による散布証明書の作成が実行される。
散布証明書の作成を実行した場合、証明書作成部57は、散布実績(日付、圃場名、作業者名、散布時間、機械名、農薬名(散布剤名)、散布量)を参照する。また、証明書作成部57は、散布実績のデータを、農薬散布証明書の記載部F1,F2,F3、F4に示された項目に自動的に割り当てる。なお、農薬散布証明書において、散布実績から得られない情報は、外部端末37の入力によって行うことができる。
図7に示すように、具体的には、証明書作成部57は、予め支援装置50に登録されている管理者名を農薬散布責任者に割り当てることで、記載部F1の各項目に対応付ける(S1:第1処理)。証明書作成部57は、散布実績の圃場名、作業者名をそれぞれ、作物情報の「圃場名」、「生産者名」に割り当てることで、記載部F2の各項目に対応付ける(S2:第2処理)。
証明書作成部57は、散布実績の日付、圃場名、圃場面積、作業者名、農薬名(散布剤名)、機械名をそれぞれ、農薬散布作業履歴の「散布日」、「圃場名」、「圃場面積」、「作業者名」、「農薬名」、「機械名」に割り当てることで、記載部F3の各項目に対応付ける(S3:第3処理)。また、証明書作成部57は、散布実績の農薬名(散布剤名)を使用農薬の「農薬名」に割りあることで、記載部F4の各項目に対応付ける(S4:第4処理)。
証明書作成部57は、支援装置50に記憶された農薬情報を参照し、農薬名に対応する登録番号、用途、対象害虫名、農薬の種類を抽出し、農薬散布作業履歴の「対象害虫」、使用農薬の「登録番号」、「用途」、「対象害虫」、「農薬種類」に割り当て、記載部F3及び記載部F4に対応付ける(S5:第5処理)。
証明書作成部57は、散布実績の希釈倍率及び総散布量をそれぞれ、農薬散布作業履歴の「希釈倍率」及び「散布液量」に割り当てることで、記載部F3に対応付ける(S6:第6処理)。
証明書作成部57は、農薬散布証明書の作成が完成すると、外部端末37に作成した農薬散布証明書を表示する(表示処理)。外部端末37は、証明書作成部57によって作成された農薬散布証明書を受信して当該外部端末37に電子データとして保存したり、外部端末37に表示された農薬散布証明書を印刷することができる。なお、証明書作成部57は、外部端末37が農薬散布証明書の送付を要求した場合に、農薬散布証明書の電子データを外部端末37に送信してもよい。これにより、外部端末37は、農薬散布証明書の電子データを保存することができる。また、外部端末37は、農薬散布証明書の電子データを公的機関等に送信することにより、農薬に関する手続きを行ってもよい。
以上、散布機は、機体2と、走行装置3と、第1貯留装置10と、第2貯留装置13と、生成装置20と、散布ノズル8とを備えている。これによれば、走行装置3によって移動する機体2に、第1貯留装置10、第2貯留装置13及び生成装置20が設けられているため、散布機によって第1液体をと第2液体とを混合した散布剤を生成しながら、簡単に散布剤の散布を行うことができる。例えば、従来のように、作業者が希釈倍率表等を見ながら第1液体を第2液体で希釈するような作業を、散布作業前に行わなくても、散布機で行うことができ、一連の散布作業を簡単にすることができる。
生成装置20は、第1液体と第2液体とを混合する第1混合室22と、第1混合室22への第1液体の供給量を調整する調整装置28を有している。これによれば、調整装置28によって、第1液体の供給量を調整することで、散布剤を生成する生成量を任意に変更することができる。例えば、調整装置28の調整によって、散布剤を生成しながら散布剤の散布を行うことができる。また、散布作業の終了後、散布剤が不用意に多量に余ってしまうことを防止することができる。
第1貯留装置10は、第1液体を貯留する複数の貯留タンク11を有し、調整装置28は、複数の貯留タンク11の第1液体を合わせた混合液の供給量を調整する。これによれば、複数の第1液体を混合して、簡単に散布剤を生成することができる。
生成装置20は、複数の貯留タンク11の第1液体が供給されて混合液を生成する第2混合室23を有している。これによれば、複数の第1液体を第2液体によって希釈する前に、混合液を生成することができるため、複数の第1液体を用いて散布剤を生成する場合も精度よく希釈することができる。
生成装置20は、第1貯留装置10の第1液体を送出する送出ポンプ21と、送出ポンプ21と第2混合室23とを接続する第1流路25と、第2混合室23と第1混合室22とを接続する第2流路27と、を有している。これによれば、送出ポンプ21によって所定量の第1液体を第2混合室23に送ることができ、第2混合室23を介して第1混合室22に第1液体を供給することができる。即ち、第1貯留装置10の第1液体をスムーズに第1混合室22に送り込むことができる。
散布機は、散布剤の希釈倍率が所定値になるよう生成装置20を制御する制御装置40を備えている。これによれば、制御装置40によって、第1液体を第2液体による希釈を簡単に希釈倍率通りに行うことができる。
生成装置20は、第1液体と液体とを混合する第1混合室22と、第1混合室22への第1液体の供給量を調整する調整装置28を有し、制御装置40は、希釈倍率に基づいて調整装置28から供給される供給量を設定する。制御装置40による調整装置28の制御によって、希釈倍率を有する散布剤を簡単に生成することができる。
散布機は、散布剤を散布する圃場に関する圃場情報と希釈倍率との関係を含む散布計画を取得する計画取得部49を備え、制御装置40は、機体2が圃場情報で示された圃場内である場合に、当該圃場に対応して生成装置20で生成する散布剤の希釈倍率を散布計画に示された希釈倍率に設定する。また、散布作業支援システムは、散布剤を散布する圃場に関する圃場情報と希釈倍率との関係を含む散布計画を取得する計画取得部49を備え、制御装置40は、機体2が圃場情報で示された圃場内である場合に、当該圃場に対応して生成装置20で生成する散布剤の希釈倍率を散布計画に示された希釈倍率に設定する。
これによれば、計画取得部49によって簡単に散布計画を取得することができ、計画取得部49が取得した散布計画に基づいて、制御装置40による制御によって、散布計画に示された圃場に対応する希釈倍率の散布剤を簡単に生成することができる。例えば、散布計画に応じて圃場毎に散布剤の散布作業を行うことができる。
制御装置40は、走行装置3による走行中に生成装置20を制御する。これによれば、圃場等を走行して散布作業を行いながら散布剤を生成することができ、散布作業後に散布剤が残ってしまうことを防止することができる。
散布作業支援システムは、散布剤の希釈倍率を含む散布計画を計画する計画作成部51と、散布剤を散布する散布機に設けられ且つ、計画作成部51で作成された散布計画を取得する計画取得部49と、計画取得部49で取得した散布計画の希釈倍率に基づいて、散布剤を生成する生成装置20と、を備えている。
これによれば、計画取得部49によって簡単に散布計画を取得することができ、計画取得部49が取得した散布計画に基づいて、生成装置20により、散布計画に示された圃場に対応する希釈倍率の散布剤を簡単に生成することができる。即ち、散布計画に応じて圃場毎に散布剤の散布作業を行うことができる。
散布作業支援システムは、散布機に設けられ、且つ散布剤の希釈倍率が所定値になるよう生成装置20を制御する制御装置40を備えている。これによれば、制御装置40によって、第1液体を第2液体による希釈を簡単に希釈倍率通りに行うことができる。
散布作業支援システムは、散布機に設けられ且つ、散布機の散布時の散布実績を出力可能な通信装置47と、散布実績に基づいて圃場における散布剤の散布証明書を作成する証明書作成部57と、を備えている。これによれば、散布実績に基づいて、散布証明書を簡単に作成することができ、例えば、散布剤が農薬である場合には、農薬を散布した散布証明書を簡単に作成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、牽引型散布機について説明したが、当然の如く、自走型散布機であってもよい。
1 走行車両
2 機体
2A 前フレーム
2B 後フレーム
3 走行装置
3F 前輪
3R 後輪
5 原動機
8 散布ノズル
9 ブーム
10 第1貯留装置
11、11a、11b、11c 貯留タンク
13 第2貯留装置
20 生成装置
21 送出ポンプ
22 第1混合室
23 第2混合室
24a、24b、24c 流路
25 第1流路
25a、25b、25c 流路
27 第2流路
28 調整装置
30 第3流路
31 第4流路
32 第5流路
35 開閉弁
37 外部端末
37A 固定端末
37B 携帯端末
40 制御装置
41 第1測定装置
42 第2測定装置
44 散布検出装置
45 表示装置
46 位置検出装置
47 通信装置
48 記憶装置(記憶部)
49 計画取得部
50 支援装置
51 計画作成部
52 計画記憶部
53 散布剤名取得部
54 作業指示部
55 実績記憶部
57 証明書作成部
60 日付設定部
61 圃場設定部
62 作業者設定部
63 時間設定部
64 機械設定部
65 散布剤設定部
66 散布量設定部
67 希釈設定部
68 サーバ
M1 設定画面
P1 第1ポンプ
P2 第2ポンプ
P3 第3ポンプ
P4 第4ポンプ

Claims (5)

  1. 散布剤の希釈倍率を含む散布計画を計画する計画作成部と、
    前記散布剤を散布する散布機に設けられ且つ、前記計画作成部で作成された散布計画を取得する計画取得部と、
    前記計画取得部で取得した散布計画の前記希釈倍率に基づいて、前記散布剤を生成する生成装置と、
    を備えている散布作業支援システム。
  2. 前記散布機に設けられ、且つ前記散布剤の希釈倍率が所定値になるよう前記生成装置を制御する制御装置を備えている請求項1に記載の散布作業支援システム。
  3. 前記散布剤を散布する圃場に関する圃場情報と前記希釈倍率との関係を含む散布計画を取得する計画取得部を備え、
    前記制御装置は、前記機体が前記圃場情報で示された圃場内である場合に、当該圃場に対応して前記生成装置で生成する散布剤の希釈倍率を前記散布計画に示された希釈倍率に設定する請求項2に記載の散布作業支援システム。
  4. 前記制御装置は、前記走行装置による走行中に前記生成装置を制御する請求項2又は3に記載の散布作業支援システム。
  5. 前記散布機に設けられ且つ、前記散布機の散布時の散布実績を出力可能な通信装置と、
    前記散布実績に基づいて前記圃場における散布剤の散布証明書を作成する証明書作成部と、
    を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の散布作業支援システム。
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