JP2017079758A - 農作業機と農作業管理プログラム - Google Patents

農作業機と農作業管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】農作業機の作業モードを、農作業区画毎に要求されている農作業仕様を満たすように、簡単かつ確実に設定できる技術を提供する。
【解決手段】種々の作業モードで作業可能な農作業機1には、作業モードを設定する作業モード設定部46を備え、また、データ通信可能な携帯端末に搭載される農作業プログラム。
【選択図】図1

Description

本発明は、種々の作業モードで作業可能な農作業機と、この農作機とデータ通信可能な通信部に搭載される農作業管理プログラムとに関する。
近年、個人または法人が所有する農作業機を用いて点在する圃場を移動しながら農作業を行う委託業務が増加している。多くの圃場に対して種々の農作業を計画して実施される農作業が管理センタで管理される。
例えば、特許文献1には、圃場単位での作業を効率よく行うことを意図した農業用管理システムが開示されている。この農業用管理システムでは、農業機械は、GPS衛星からの電波の受信により自機の位置を割り出し、その周辺に位置する圃場を示す地図を当該圃場に識別番号を付与して、情報端末モニタの画面に表示する。また、この情報端末モニタを制御する電子制御機器には、前記農業機械が位置する圃場に関する圃場識別情報を含む各種情報を無線通信により発信する携帯端末が接続される。これにより、基地局に設けられホストコンピュータが携帯端末からの情報を受信することができる。電子制御機器は、この農業機械が位置する圃場の識別番号が情報端末モニタから入力されると、GPS衛星からの電波の受信により割り出した農業機械が位置する圃場の圃場識別番号が間違っていると、情報端末モニタから入力された正しい圃場識別番号を用いて修正することができる。
また、農地を区画化し、その区画毎の農作業車の作業を記録する農作業機管理装置が、特許文献2から知られている。この管理装置の管理端末機には、作業車のコントローラと通信できる通信手段、DVDから地図データを読み出すことができるDVD読取装置と、GPS受信機とジャイロセンサとが備えられている。これにより、管理装置は、地図データから作業場の外形を取り込み、取り込んだ作業場の地図データを区画化し、そこに局所的な情報(電柱などの障害物の存在)を記録する。さらに、農作業車がコンバインの場合、収穫作業で得られた籾の総排出量を圃場全体の収穫量として入力することができる。
コンバインによる農作業現場においてグレンタンクからの籾排出や燃料補充などの操作に関し、適切に対処することができるように、地上側作業者に携帯電話を通じて情報を与える技術が、特許文献3に開示されている。ここでは、携帯電話がコンバインで生成された情報の表示手段として構成されており、作業者が携帯する携帯電話にグレンタンク充填量や燃料残量を表示することができるので、作業者は、コンバインの機外にいてもコンバインの燃料状況やグレンタンクの充填状況を把握することができる。
特開2007−248347号公報 特開2004−213239号公報 特開2006−121924号公報
農作業機に接続可能な携帯電話やスマートフォンなどの携帯通信端末を用いることにより、農作業機で生成された情報を携帯電話で確認することや、そのような情報を管理センタに伝送して記録するとは可能となっている。しかしながら、冒頭部に述べたような委託業務を行う作業者にとっては、同様な農作業においても農作業区画(例えば、畦などで境界づけられた圃場)毎に異なった仕様が要求されており、その仕様に合わせた農作業を実行することが重要な課題となっている。例えば、稲刈り作業の場合、圃場毎に、刈取り高さ、わらの処理方法(カッタ作業またはドロッパ作業)、わらの切断長さなど、異なる仕様が要求されている。このような農作業の異なる仕様に農作業機を適応させるために、農作業機にはそれらの仕様に合わせた複数の作業モードが設定可能に用意されているが、農作業区画毎に異なる作業仕様を満たすべく農作業機をそのつど正しい作業モードに設定することは、作業者に大きな負担を与えていた。
このような実情に鑑み、本発明の目的は、農作業機の作業モードを、農作業区画毎に要求されている農作業仕様を満たすように、簡単かつ確実に設定できる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明による農作業機は、種々の作業モードで作業可能であるとともに、選択された目標農作業区画のための農作業情報を、農作業区画毎の農作業情報を格納している管理センタのデータベースから、通信回線を用いて読み出すことができる通信部と、前記作業モードを設定する作業モード設定部と、前記作業モード設定部で設定された設定作業モードと前記データベースから読み出された農作業情報に含まれている登録作業モードとを比較する作業モード比較部と、前記通信部によって読み出された農作業情報及び前記作業モード比較部による比較結果をディスプレイに表示するために、前記農作業情報及び前記比較結果に基づく表示データを生成する表示データ生成部とを備えている。
この構成によれば、これから農作業を行うべき目標農作業区画(畦などで境界づけられた圃場など)が選択されると、この目標農作業区画に割り当てられている登録作業モードが管理センタのデータベースから送られてくる。さらに、この登録作業モードとその時点で農作業機に設定されている設定作業モードとを比較し、その比較結果をディスプレイに表示するための表示データが生成される。したがって、作業車は、ディスプレイに表示される比較結果を通じて、現状の農作業機に設定されている作業モードと予め管理センタに登録されている作業モードが一致しているかどうかを簡単かつ確実に把握することができる。作業モードには、種々の作業を行うために規定されている作業用機器の設定パラメータなどが含まれている。その結果、適切な作業モードで農作業を実施することができる。
なお、作業モードに含まれている具体的なパラメータとしては、例えば、農作業機がコンバインの場合では、稲作圃場、麦作圃場、カッタ圃場(わらをカットして放出する)、ドロッパ圃場(わらをカットせずに放出する)、種もみ圃場、などの圃場状態に基づくパラメータ、さらに刈取り高さ、走行速度、などの作業機パラメータが挙げられる。
現状の農作業機に設定されている作業モードと予め管理センタに登録されている作業モードが一致していない場合、通常は農作業機の設定作業モードを登録作業モードに合わせて変更することになる。しかしながら、明らかに、これから農作業機を用いて作業を行う農作業区画に対する作業モードとして登録作業モードが適切でないような場合、例えば、農作業区画が稲作圃場であるのにもかかわらず登録作業モードが麦作用の作業モードになっているような場合では、登録作業モードを適切に変更する必要がある。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記設定作業モードまたは前記登録作業モードを変更するモード変更指令を出力するモード変更指令出力部が備えられている。
農家から委託されて農作業を行う作業者は、その作業対象となる目標農作業区画(特定農家から農作業を委託された圃場)の選択が目視だけでは困難な場合が少なくない。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、目標農作業区画の選択が前記位置検出部によって検出された現在位置に基づいて行われるように構成されている。この構成によれば、目視による確認ではなく、GPSモジュールや方位センサなどを用いた位置検出に基づくため、目標農作業区画の正確な選択が可能となる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、作業終了時に、前記作業モードで実施された農作業の評価情報を出力する作業評価情報出力部が備えられ、表示データ生成部は前記評価情報の内容をディスプレイに表示するために前記評価情報に基づく表示データを生成する。この構成によれば、終了した作業に関する情報、例えば、作業機の作業時間や作業走行距離、作業対象となった農産物の状態などを示す測定結果などを、表示データに基づく表示で目視することが可能となる。またこのような評価情報は、作業時現場情報として今後の営農戦略に役立てることができるので、通信部を介して管理センタに送られ、そこで管理されると好都合である。
また、通信部の仲介によって農作業機と管理センタとの間でデータ交換を行うことができる仕組みを利用して、作業中において有益な情報を作業者に報知できるなら、好都合である。特に有益な報知情報は、農作業機に備えられている作業用機器の動作を適切に維持するために要求されるような情報である。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、作業モード別の作業機操作ガイド情報を格納するガイド情報格納部と、作業用機器の状態を監視する機器監視部とが備えられ、前記機器監視部からの指令に基づいて、監視対象である作業用機器の作業機操作ガイド情報が前記ガイド情報格納部から読み出され、前記表示データ生成部に与えられる。
スマートフォンやタブレットコンピュータなどの携帯通信端末は、通信機能や表示機能を備えているとともに、プログラムをインストールすることにより、種々のデータ処理を行うことができる。また、このような携帯通信端末と農作業機に装備されている車載LANとを接続する規格も整っている。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記通信部が前記農作業機に備えられた通信部とデータ通信可能な携帯通信端末であり、当該携帯通信端末に前記作業モード比較部と前記表示データ生成部が構築されている。
本発明の主題は、種々の作業モードのうち作業モード設定部で設定された作業モードで農作業を実施する農作業機とデータ通信可能な携帯通信端末に搭載される農作業管理プログラムも及んでいる。そのような本発明による農作業管理プログラムは、選択された目標農作業区画のための農作業情報を、農作業区画毎の農作業情報を格納している管理センタのデータベースから、通信回線を用いて読み出すことができる農作業情報取得機能と、前記農作業機の作業モード設定部で設定された設定作業モードと前記データベースから読み出された農作業情報に含まれている登録作業モードとを比較して比較結果を出力する作業モード比較機能と、前記読み出された農作業情報及び前記比較結果をディスプレイに表示するために、前記農作業情報及び前記比較結果に基づく表示データをを生成する表示データ生成機能とをコンピュータに実行させる。このコンピュータプログラムによる作用効果は、上述した農作業機の対応する機能に関して述べたものと同じである。
本発明の基本原理を説明する模式図である。 本発明の具体的な実施形態の1つにおける農作業機としてのコンバインの側面図である。 コンバインとスマートフォンと管理センタとに構築された、本発明に関する機能部を示す機能ブロック図である。 コンバインとスマートフォンと管理センタとにおける処理、及びそれらの間のデータの流れを示すチャート図である。 コンバインとスマートフォンと管理センタとにおける処理、及びそれらの間のデータの流れを示すチャート図である。 スマートフォンのディスプレイ画面の一例を示す画面図である。 スマートフォンのディスプレイ画面の一例を示す画面図である。 スマートフォンのディスプレイ画面の一例を示す画面図である。
本発明の具体的な実施形態を説明する前に、図1を用いて本発明の基本原理を説明する。図1では、農作業機1と通信端末5と管理センタにおけるコンピュータシステム6とからなる営農モデルが示されている。農作業機1は、種々の処理機能をソフトウエアまたはハードウエアあるいはその両方によって構築するECUと呼ばれる制御ユニットを備えている。この制御ユニットには、例えば、農作業を行うための各種動作機器からなる作業用機器群30を制御する作業用機器制御部47と、作業モード設定部46とが備えられている。農作業機1は種々の作業形態を実現するための作業モードを備えているが、作業モード設定部46は、この作業モードに含まれている作業用機器群30のための作業パラメータを作業用機器制御部47に設定する。さらに、制御ユニットには、1単位の農作業が終了した時点で、その農作業の実施状況を評価して、作業評価情報を生成する作業評価情報出力部48も備えられている。作業評価情報には、作業量や作業時間などが含まれている。
通信端末5は、農作業機1の制御ユニットおよびコンピュータシステム6とデータ通信可能に接続することができる。通信端末5は、農作業機1に設置された固定式でもよいが、作業者が持参する携帯通信端末でもよい。いずれの形態であっても、この発明では、農作業機1には、データ通信が可能な通信部として通信端末5が備えられている。通信端末5とコンピュータシステム6との間のデータ通信には携帯電話回線やインターネットなどのWANが適している。また、通信端末5と農作業機1の制御ユニットとの間のデータ通信には無線LANなどの近距離通信が適しているが有線通信でもよい。
農作業機1は、作業現場である目標作業区画(以下単に圃場と称する)に到着すると、その圃場の地図的な位置を測定して、圃場位置を示すデータを取得し、通信端末5を用いて通信回線経由で、管理センタ側のサーバまたはクラウドシステムとして機能するコンピュータシステム6に位置データを送る。コンピュータシステム6では、データベース65にアクセスして当該圃場に割り当てられている作業モードを示す登録作業モードを抽出して、通信端末5に返す。同時に、農作業機1に備えられている作業モード設定部46から現時点で設定されている作業モードである設定作業モードが読み出される。
取得された登録作業モードと設定作業モードとが作業モード比較部53で比較され、それぞれの作業モードを構成しているパラメータに違いがないどうかチェックされる。その比較結果を示す内容が、表示データ生成部55で表示データ化され、液晶ディスプレイなどの表示デバイスに表示される。例えば、管理センタのコンピュータシステム6においてこの圃場には稲作が割り当てられているのに対して、農作業機1の作業モードが麦作仕様に設定されている場合には、「この圃場は麦作である」との表示がなされ、作業者に注意を促す。あるいは、登録作業モードと設定作業モードの各パラメータを対比的にリスト表示して、異なっている項目をハイライト表示することで作業者に注意を促してもよい。
登録作業モードと設定作業モードとの間に違いがあれば、自動的にまたは作業者による操作入力を通じて、間違っている方の作業モードが変更される。例えば、農作業機1のモード設定が間違っていると判断されると、相応な作業モード変更指令を作業モード設定部46に送って、設定作業モードを変更する。作業者が直接的に作業モード設定部46に操作入力を与えて変更してもよい。作業モード設定部46に作業モード変更指令が与えられた場合には、作業モード設定部46は該当する作業用機器の作業用機器制御部47に適切な変更指令を与えることで、受け取った作業モード変更指令に基づいて作業モードが再設定される。逆にコンピュータシステム6に格納されていた登録作業モードが間違っていると判断されると、通信回線を通じて適切な作業モード変更指令をコンピュータシステム6に送って、データベース65に登録されている登録作業モードを書き換える。
上述したような、通信端末5を中継とする農作業機1と管理センタ側のコンピュータシステム6との間の双方向データ通信を利用して、作業後には以下のようなデータ伝送も可能である。この農作業機1には、作業の実施中にセンサ群20のいずれかによって取得された作業に関するデータを蓄積する機能が備えられている。このデータには、作業走行距離や作業時間などの作業機情報だけでなく、農作業機1が農作物の収穫機である場合、収穫物の品質データや収量データなどの農作物データも含まれ、これらのデータは農作業の評価情報として農作業機1から出力され、通信端末5に送られる。通信端末5では、受け取った評価情報が表示デバイスに表示されるとともに、コンピュータシステム6にも転送される。コンピュータシステム6で受け取られた評価情報は、その圃場に関する情報(圃場情報)と関連付けてデータベース化され格納される。圃場情報には、圃場番号、圃場の所有者、圃場住所、圃場の位置、圃場の作付種などを含ませることができる。
次に、図面を用いて、本発明に係る農作業機の具体的な実施形態の1つを説明する。図2は、農作業機の一例であるコンバイン1の側面図である。
このコンバイン1はクローラ式の自脱型コンバイン1であり、走行機構はエンジンによって回転駆動されるクローラ走行装置11を備えており、前部に刈取部12、中間部に運転室13、後部に脱穀装置14と穀粒タンク15を備えている。模式的にしか示されていないが、穀粒タンク15の下部に、収穫された穀粒の重量を検出する収量センサ21が装備され、穀粒タンク15の内部に、品質センサの一例である食味計(食味センサユニット)22が装備されている。食味計22からは、品質データとして穀粒の水分値とタンパク値の測定データが出力される。収量センサ21や食味計22はセンサ群20の構成要素である。
図示されていないが、運転室13には、運転席16に着座した作業者によって操作される、各種操縦レバーや操作スイッチ、作業者に各種情報を報知するメータ表示パネルなどが配置されている。さらに、この実施形態では、通信端末5は、作業者が持参するスマートフォンであり、本発明を実現するために必要な種々の機能がアプリとしてインストールされている。スマートフォン5は、その標準的な機能を用いて、携帯電話通信回線及びインターネットを介して、管理センタのコンピュータシステム6とデータ通信可能に接続できるとともに、WiFiなどの近距離通信プロトコルを用いてコンバイン1に搭載されたECU(電子制御ユニット)とデータ通信可能に接続できる。
図3には、コンバイン1のECU、スマートフォン5、管理センタのコンピュータシステム6に構築されている、特に本発明に関する機能を示す機能ブロック部が示されている。
コンバイン1のECUには、近距離通信部42、機器監視部43、ガイド情報格納部44、センサ信号評価部45、作業モード設定部46、作業用機器制御部47、作業評価情報出力部48が備えられている。近距離通信部42は、スマートフォン5との間でデータ通信を行うためのものであり、無線LANまたはブルートゥース(登録商標)の規格で動作する。機器監視部43は、コンバイン1に装備された種々の機器の状態を監視するものであり、例えば、センサ不良、油圧不良、操作エラーなどを検知して、必要な指令を出力する。ガイド情報格納部44には、作業モード別の作業機操作ガイド情報を格納されている。特定の作業モードに基づいて作業が実施されている間に生じる操作上の不都合や作業用機器の不具合などが検知された場合に、作業者に対して有益な操作情報がスマートフォン5に送信される。この有益な操作情報が、作業機操作ガイド情報に含まれている。例えば、作業用機器の状態を監視している機器監視部43が何らかの不都合を検知すると、機器監視部43からの指令に基づいて監視対象となっている作業用機器群30における不具合や操作手順などの有益な操作情報がスマートフォン5に送信される。センサ信号評価部45は、作業用機器群30のためのセンサのみならず、収量センサ21や食味計22とも接続され、品質データとして穀粒の収穫量及び穀粒の水分値やタンパク値などに関するデータを出力する。作業モード設定部46はコンバイン1がこれから行う農作業の作業モードを設定するものである。各作業モードには多数の作業用機器群30に対する設定用のパラメータが含まれているので、作業モード設定部46は、特定の作業モードを作り出すための作業用機器群30のパラメータを作業用機器制御部47に与える。作業用機器制御部47は、与えられた作業用機器群30のパラメータに基づいて作業用機器群30を実施すべき作業モードに合うように調整する。作業評価情報出力部48は、一単位の圃場における収穫作業の終了時に、当該圃場で実施された農作業の評価情報である、作業走行距離、作業時間、穀粒の収穫量、穀粒の水分値とタンパク値、などのデータを、当該圃場の情報とともに所定のフォーマットで出力する。
スマートフォン5には、GPSモジュール50、遠距離通信部51、近距離通信部52、作業モード比較部53、モード変更指令出力部54、表示データ生成部55、操作入力評価部56などが備えられている。GPSモジュール50は、全地球方位システムの原理で絶対位置を経緯度で測定する機能を有するので、この測位データによりスマートフォン5、すなわち実質的にはコンバイン1の地図上の位置を得ることができる。GPSモジュールはカーナビゲーションにも内蔵されているので、コンバイン1にカーナビゲーションが搭載され、ECUと接続されている場合には、コンバイン1からコンバイン位置を取得するように構成してもよい。遠距離通信部51は、携帯電話回線を介してインターネットに接続可能な通信モジュールを有しており、インターネットに接続されたコンピュータシステム6との間でデータ通信を行うことができる。近距離通信部52は、コンバイン1の近距離通信部42との間でデータ通信を行うものである。作業モード比較部53は、管理センタのコンピュータシステム6に圃場別で予め登録されているコンバイン農作業のための登録作業モードと、現状のコンバイン1に設定されている設定作業モードとに相違があるかどうかをチェックする。モード変更指令出力部54は、作業モード比較部53によって登録作業モードと設定作業モードとが相違するとみなされた場合、いずれかの作業モードを変更するためのモード変更指令を出力する。基本的には、コンバイン1の作業モードが正しく設定されていないとみなされ、現状の設定作業モードの内容が登録作業モードの内容に変更されるモード変更指令が出力されることになる。しかしながら、明らかに登録ミスといったケースでは、作業者の判断に基づいて、ないしは作業者による依頼主への問い合わせ結果に基づいて、登録作業モードの内容を変更するモード変更指令が出力される。登録作業モードを変更するというモード変更指令の出力は、作業者のタッチパネル5bへの操作入力を通じて実行される。作業モード比較部53による比較結果を作業者が確認できるように、この比較結果は、表示データ生成部55によって表示データ化され、液晶などのディスプレイ5a、つまりスマートフォン5の表示画面に表示される。この表示データ生成部55は、基本的にはスマートフォン5に基本機能として組み込まれているものである。タッチパネル5bへの操作入力に基づいて作業者の操作意図を解釈する操作入力評価部56も、スマートフォン5に基本機能として組み込まれているものである。
コンピュータシステム6は、入出力サーバ6Aとアプリケーションサーバ6Bとデータベースサーバ6Cとを備えている。入出力サーバ6Aには、スマートフォン5から受け取ったデータをアプリケーションサーバ6Bやデータベースサーバ6Cに転送するデータ入力処理機能、及びアプリケーションサーバ6Bで生成されたデータやデータベースサーバ6Cから抽出されたデータをスマートフォン5に送信するデータ出力機能を備えており、この実施形態では、Webサーバとして構成されている。なお、入出力サーバ6Aとアプリケーションサーバ6Bとデータベースサーバ6Cは1つの統合されたコンピュータシステムに構築されるのではなく、クラウドシステムのような分散化ないしは仮想化されたコンピュータシステムであってもよい。
アプリケーションサーバ6Bには、圃場管理部61と農作業管理部62とがソフトウエアで構築されている。圃場管理部61は、農家や農業団体などからの情報入力に基づいて、圃場番号、圃場名称、圃場住所、圃場地図位置、圃場形状、圃場面積、圃場作付け種など圃場に関する情報である圃場情報をデータベースサーバ6Cと連携して管理する。農作業管理部62は、主にコンバインなどの農作業機ないしは農作業機を使用している作業員のスマートフォン5から送られてくる田植え、草取り、薬剤散布、施肥、刈取り収穫などの圃場別の農作業に関する情報である農作業情報をデータベースサーバ6Cと連携して管理する。この実施形態では、データベースサーバ6Cには、本発明に特に関係するデータベースとして農作業データベース65、圃場地図データベース66、作業評価データベース67が含まれている。農作業データベース65は、上記の圃場情報や農作業情報を格納する。なお、農作業情報には、コンバイン1の作業モードである登録作業モードを示すデータが含まれている。圃場地図データベース66には、圃場番号や地図位置などにリンクされた圃場の地図が格納されており、圃場番号や圃場地図位置を検索条件として、適合する圃場及びその周辺の地図データを抽出して出力することができる。作業評価データベース67は、コンバイン1の作業評価情報出力部48からスマートフォン5を介して送られてくる評価情報を圃場情報とリンクさせて格納する。評価情報は、圃場別に過去分のデータも含めて格納されているので、同一圃場の継時的評価を行うためにも利用される。
上述した構成を有する営農システムにおけるコンバイン1とスマートフォン5とコンピュータシステム6における処理とそれらの間のデータの流れを、図4と図5に分割して示されたチャート図を用いて説明する。
このコンバイン1が収穫作業対象となる圃場の近辺に到達すると、作業者の操作入力に基づいて、スマートフォン5のGPSモジュール50によって、スマートフォン5(=コンバイン1)の現在位置を示す測位データ(緯度・経度)が生成され、圃場地図の要求に組み込まれて管理センタのコンピュータシステム6に送られる(#01)。圃場管理部61は、圃場地図の要求に応答して、圃場地図データベース66から抽出された該当する圃場の地図データ及び農作業データベース65から抽出された該当する圃場の圃場情報を送り出す(#03)。スマートフォン5では、表示データ生成部55が受け取った地図データから、図6に示すような圃場地図を生成して、ディスプレイ5aに表示する(#05)。この表示画面は圃場選択画面となっており、作業者がこれから作業しようする圃場をクリック選択し、圃場選択ボタンを押すことで、作業すべき圃場が確定される(#07)。なお、このような地図を用いた圃場選択に変えて、圃場に圃場番号が示されているような場合には、直接圃場番号を入力してコンピュータシステム6に送ってもよい。作業圃場が確定されると、選択された圃場の圃場番号がコンピュータシステム6に送られる(#09)。同時に、選択された圃場の圃場情報が、図7に示すように、ディスプレイ5aに表示される(#11)。コンピュータシステム6側では、農作業管理部62が、受け取った圃場の識別番号から、当該圃場に割り当てられている農作業を行うための登録作業モードを農作業データベース65から読み出して、スマートフォン5に送り出す(#13)。また、同時に、スマートフォン5は、コンバイン1と近距離通信を行い、設定作業モードの転送を要求する(#15)。この転送要求に応答して、作業モード設定部46が現状の設定作業モードを読み出して、スマートフォン5に送り出す(#17)。
続いて、作業モード比較部53が、コンピュータシステム6から受け取った登録作業モードと、コンバイン1から受け取った設定作業モードを比較して、互いの作業モードに含まれているパラメータが一致するかチェックする(#21)。この比較結果は、表示データ化され、ディスプレイ5aに表示される(#23)。表示される内容としては、実際は稲の収穫なのに設定作業モードでは麦モードになっていることを警告する通知、登録作業モードではドロッパ圃場であるのに設定作業モードではカッタ圃場になっていることを警告する通知などである。登録作業モードと設定作業モードとが一致している場合には、その旨の表示がなされる。登録作業モードと設定作業モードとが不一致の場合には、登録作業モードと設定作業モードのいずれかの変更が必要になるので、モード変更指令出力部54が作業者の操作入力に基づいて変更指令を生成する(#25)。登録作業モードに対する変更が要求されると、コンピュータシステム6に登録変更指令が送信され、農作業データベース65の該当データが書き換えられる(#27)。逆に、設定作業モードに対する変更が要求されると、コンバイン1に設定変更指令が送信され、作業モード設定部46によって作業モードの設定変更が行われる(#29)。
作業モードが最終的に確定されると、作業者が作業開始を操作入力することで、スマートフォン5から作業開始指令がコンバイン1に送られる(#41)。作業開始指令に応答して、機器監視処理がこの作業の終了まで実行される。この機器監視処理では、機器監視部42が、ガイド情報格納部44から読み出した作業機操作ガイド情報に基づいて、作業用機器の状況や作業者の操作が所定通りであるかどうかチェックされ、作業者に必要な作業機操作ガイド情報が生成される(#43)。生成された作業機操作ガイド情報は、近距離通信を通じてスマートフォン5に送り出される。スマートフォン5に受け取られた作業機操作ガイド情報は、表示データ生成部55で表示データ化され、ディスプレイ5aに表示される(#45)。その表示内容は、例えば、「収量計測スイッチを押して下さい」「食味センサのレンズを確認して下さい」「アンローダを収納して下さい」などである。
作業が終了すると、作業者が作業終了を操作入力することで、スマートフォン5から作業評価情報要求がコンバイン1に送られる(#51)。作業評価情報要求に応答して、作業評価情報出力部48は、設定作業モードで実施された農作業の評価情報を生成して、スマートフォン5に送り出す(#53)。評価情報は、圃場情報、作業機情報、作業モード、作業者情報、収穫物情報、作業結果情報などから構成されている。圃場情報には、圃場名称、圃場住所、圃場コード、面積、作付け種などが含まれている。作業機情報には、機械番号、名称、形式コードなどが含まれている。作業者情報には、作業者識別コード、氏名などが含まれている。収穫物情報には、収量、穀粒水分、穀粒タンパク度などが含まれている。作業結果情報には、作業時間、作業走行距離、燃料消費量などが含まれている。なお、作業モードを規定する作業項目としては、カッタ作業、ドロッパ作業、わら切断長さ、わら拡散要否、などが挙げられる。
スマートフォン5で受け取られた評価情報は、一方では、管理センタのコンピュータシステム6に転送され、作業評価データベース67に登録される(#55)。他方では、評価情報は、表示データ生成部55によって表示データ化され、例えば図8に示すように、ディスプレイ5aに表示される(#58)。作業者が作業終了を操作入力することで(#61)、スマートフォン5から作業終了指令がコンバイン1に送られる(#63)。次の圃場での作業が残っていれば、再び圃場選択を行って上述した作業を繰り返す(#65)。
〔別実施の形態〕
(1)上述した実施形態では、農作業機としてコンバインが、携帯通信端末としてスマートフォンが取り扱われた。それ以外の本発明を適用することができる作業機としては、トラクタ、田植機、施肥機、薬剤散布機、草刈機などが挙げられる。その他の携帯通信端末としては、タブレット型パソコン、ノート型パソコン、ナビゲータ機器などが挙げられる。
(2)上述した実施形態では、スマートフォン5のアプリインストール機能を利用して、本発明における重要な機能である作業モード比較部53やモード変更指令出力部54はスマートフォン5に構築されたが、スマートフォン5が本来から備えているデータ表示機能、操作入力機能、通信機能だけを用い、その他のコンピュータ処理機能を、コンバイン1のECUあるいは管理センタのコンピュータシステム6に構築してもよい。つまり、本発明の実現のために必要なコンピュータ処理機能を、コンバイン1、携帯通信端末5、コンピュータシステム6にどのように分散しても、本発明の枠内に入る。
(3)上述した実施形態では、作業者に対する各種情報の表示には、スマートフォン5のディスプレイ5aが用いられてが、コンバイン側のディスプレイを用いてもよいし、それらを併用してもよい。
本発明は、農作業機と携帯通信端末と管理センタとの間で作業モードに関するデータ交換を行うシステムに適用することができる。
1:コンバイン(農作業機)
42:近距離通信部
43:機器監視部
44:ガイド情報格納部
45:センサ信号評価部
46:作業モード設定部
47:作業用機器制御部
48:作業評価情報出力部
5:スマートフォン(携帯通信端末、通信部)
50:GPSモジュール
51:遠距離通信部
52:近距離通信部
53:作業モード比較部
54:モード変更指令出力部
55:表示データ生成部
56:操作入力評価部
6:コンピュータシステム(管理センタ)
6A:入出力サーバ
6B:アプリケーションサーバ
6C:データベースサーバ
61:圃場管理部
62:農作業管理部
65:農作業データベース
66:圃場地図データベース
67:作業評価データベース

Claims (2)

  1. 種々の作業モードで作業可能な農作業機であって、
    前記作業モードを設定する作業モード設定部を備えた農作業機。
  2. 種々の作業モードのうち作業モード設定部で設定された作業モードで農作業を実施する農作業機とデータ通信可能な携帯通信端末に搭載される農作業管理プログラム。
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