JP2019106793A - 回転電機ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
回転電機ユニットであって、
軸部材と、
該軸部材に対し相対回転可能に配置される第1ロータと、該第1ロータの外周側に配置される第1ステータと、を有する第1回転電機と、
該軸部材に対し相対回転可能に配置される第2ロータと、該第2ロータの外周側に配置される第2ステータと、を有する第2回転電機と、
解放又は締結することにより前記第1ロータと前記軸部材とのトルク伝達経路を遮断又は接続する第1断接機構と、
解放又は締結することにより前記第2ロータと前記軸部材とのトルク伝達経路を遮断又は接続する第2断接機構と、
前記第1断接機構及び前記第2断接機構の解放又は締結を制御する制御部と、を備え、
前記第1回転電機と前記第2回転電機とは異なる特性を有する。
先ず、本実施形態に係る回転電機ユニットの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機ユニット1は、軸部材10と、第1回転電機100と、第2回転電機200と、第1断接機構150と、第2断接機構250と、制御部300と、を備える。
(第1状態) スイッチ制御部330が第1スイッチ311をONするとともに第2スイッチ312をOFFにし、且つ、断接制御部320が第1断接機構150を締結するとともに第2断接機構250を解放した状態。
(第2状態) スイッチ制御部330が第1スイッチ311をOFFするとともに第2スイッチ312をONにし、且つ、断接制御部320が第1断接機構150を解放するとともに第2断接機構250を締結した状態。
(第3状態) スイッチ制御部330が第1スイッチ311及び第2スイッチ312の両方ともONし、且つ、断接制御部320が第1断接機構150を締結するとともに第2断接機構250を締結した状態。
次に、上記のように構成された回転電機ユニット1の動作について説明する。
図3に示すように、回転電機ユニット1の制御部300は、(1)低速域、(2)中速〜高速域、及び(3)低トルク域の3種類の運転状態に応じて、使用する駆動源を切り替える。なお、図3中に記載の「スイッチ1」及び「スイッチ2」はそれぞれ第1スイッチ311及び第2スイッチ312を意味し、「クラッチ1」及び「クラッチ2」はそれぞれ第1断接機構150及び第2断接機構250を意味する。また、ロータ1及びロータ2は、それぞれ第1ロータ110及び第2ロータ210を意味する。また、矢印A1及び矢印A2は、それぞれ第1回転電機100及び第2回転電機200からのトルクの伝達経路を示している。また、矢印B1及び矢印B2は、それぞれ制御部300から第1回転電機100及び第2回転電機200への電力の伝達経路を示している。
低速域では、第1スイッチ311及び第2スイッチ312の両方ともONし、第1断接機構150を締結するとともに第2断接機構250を締結した状態(第3状態)にする。その結果、第1ロータ110及び第2ロータ210と軸部材10とのトルク伝達経路が接続され、第1ロータ110及び第2ロータ210の両方のトルクが軸部材10に伝達される。これにより、回転電機ユニット1は、図3の最下段左欄及び図4中に実線で示すように、第1回転電機100及び第2回転電機200の両特性を合算した特性を発揮するようになる。
中速〜高速では、第1スイッチ311をONするとともに第2スイッチ312をOFFして、第1断接機構150を締結するとともに第2断接機構250を解放した状態(第1状態)にする。その結果、第1ロータ110と軸部材10とのトルク伝達経路が接続され、第2ロータ210と軸部材10とのトルク伝達経路が遮断されるため、第1ロータ110のトルクだけが軸部材10に伝達される。これにより、回転電機ユニット1は、図3の最下段中欄及び図4中に一点鎖線で示すように、第1回転電機100単独の特性を発揮するようになる。すなわち、回転電機ユニット1の中速〜高速域の特性は、第1回転電機100と等しく高効率となる。
低トルク域では、第1スイッチ311をOFFするとともに第2スイッチ312をONして、第1断接機構150を解放するとともに第2断接機構250を締結した状態(第2状態)にする。その結果、第1ロータ110と軸部材10とのトルク伝達経路が遮断され、第2ロータ210と軸部材10とのトルク伝達経路が接続されるため、第2ロータ210のトルクだけが軸部材10に伝達される。これにより、回転電機ユニット1は、図3の最下段右欄及び図4中に破線で示すように、第2回転電機200単独の特性を発揮するようになる。すなわち、回転電機ユニット1の低トルク域の特性は、第2回転電機200と等しく高効率となる。
軸部材(軸部材10)と、
該軸部材に対し相対回転可能に配置される第1ロータ(第1ロータ110)と、該第1ロータの外周側に配置される第1ステータ(第1ステータ120)と、を有する第1回転電機(第1回転電機100)と、
該軸部材に対し相対回転可能に配置される第2ロータ(第2ロータ210)と、該第2ロータの外周側に配置される第2ステータ(第2ステータ220)と、を有する第2回転電機(第2回転電機200)と、
解放又は締結することにより前記第1ロータと前記軸部材とのトルク伝達経路を遮断又は接続する第1断接機構(第1断接機構150)と、
解放又は締結することにより前記第2ロータと前記軸部材とのトルク伝達経路を遮断又は接続する第2断接機構(第2断接機構250)と、
前記第1断接機構及び前記第2断接機構の解放又は締結を制御する制御部(制御部300)と、を備え、
前記第1回転電機と前記第2回転電機とは異なる特性を有する、回転電機ユニット。
前記制御部は、前記回転電機ユニットの駆動時に、
前記第1断接機構を締結するとともに前記第2断接機構を解放する第1状態と、
前記第1断接機構を解放するとともに前記第2断接機構を締結する第2状態と、
前記第1断接機構を締結するとともに前記第2断接機構を締結する第3状態と、を選択可能である、回転電機ユニット。
前記第1回転電機は、永久磁石型同期電動機であり、
前記第2回転電機は、リラクタンス型同期電動機である、回転電機ユニット。
前記制御部は、前記第1ステータ及び前記第2ステータに接続されるインバータ(インバータ310)と、
前記第1ステータと前記インバータとの電力伝達経路(電力伝達経路321)上に設けられる第1スイッチ(第1スイッチ311)と、
前記第2ステータと前記インバータとの電力伝達経路(電力伝達経路322)上に設けられる第2スイッチ(第2スイッチ312)と、を備える、回転電機ユニット。
前記第1断接機構及び前記第2断接機構は、それぞれスリーブ(スリーブ152、スリーブ252)とドグ(ドグ151、ドグ251)とから構成され、
前記第1ロータ及び前記第2ロータは、極数が等しく、
前記第1断接機構及び前記第2断接機構の前記ドグは、前記極数の整数倍であり、
前記第1断接機構の前記スリーブと前記第2断接機構の前記スリーブとは、回転軸線(回転軸線C)に対する位置関係が等しい、回転電機ユニット。
10 軸部材
100 第1回転電機
110 第1ロータ
120 第1ステータ
150 第1断接機構
151 ドグ
152 スリーブ
200 第2回転電機
210 第2ロータ
220 第2ステータ
250 第2断接機構
251 ドグ
252 スリーブ
300 制御部
310 インバータ
311 第1スイッチ
312 第2スイッチ
321 電力伝達経路
322 電力伝達経路
C 回転軸線
Claims (5)
- 回転電機ユニットであって、
軸部材と、
該軸部材に対し相対回転可能に配置される第1ロータと、該第1ロータの外周側に配置される第1ステータと、を有する第1回転電機と、
該軸部材に対し相対回転可能に配置される第2ロータと、該第2ロータの外周側に配置される第2ステータと、を有する第2回転電機と、
解放又は締結することにより前記第1ロータと前記軸部材とのトルク伝達経路を遮断又は接続する第1断接機構と、
解放又は締結することにより前記第2ロータと前記軸部材とのトルク伝達経路を遮断又は接続する第2断接機構と、
前記第1断接機構及び前記第2断接機構の解放又は締結を制御する制御部と、を備え、
前記第1回転電機と前記第2回転電機とは異なる特性を有する、回転電機ユニット。 - 請求項1に記載の回転電機ユニットであって、
前記制御部は、前記回転電機ユニットの駆動時に、
前記第1断接機構を締結するとともに前記第2断接機構を解放する第1状態と、
前記第1断接機構を解放するとともに前記第2断接機構を締結する第2状態と、
前記第1断接機構を締結するとともに前記第2断接機構を締結する第3状態と、を選択可能である、回転電機ユニット。 - 請求項1又は2に記載の回転電機ユニットであって、
前記第1回転電機は、永久磁石型同期電動機であり、
前記第2回転電機は、リラクタンス型同期電動機である、回転電機ユニット。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機ユニットであって、
前記制御部は、前記第1ステータ及び前記第2ステータに接続されるインバータと、
前記第1ステータと前記インバータとの電力伝達経路上に設けられる第1スイッチと、
前記第2ステータと前記インバータとの電力伝達経路上に設けられる第2スイッチと、を備える、回転電機ユニット。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機ユニットであって、
前記第1断接機構及び前記第2断接機構は、それぞれスリーブとドグとから構成され、
前記第1ロータ及び前記第2ロータは、極数が等しく、
前記第1断接機構及び前記第2断接機構の前記ドグは、前記極数の整数倍であり、
前記第1断接機構の前記スリーブと前記第2断接機構の前記スリーブとは、回転軸線に対する位置関係が等しい、回転電機ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017237829A JP6843036B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 回転電機ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP6843036B2 JP6843036B2 (ja) | 2021-03-17 |
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ID=67062729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017237829A Active JP6843036B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 回転電機ユニット |
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-
2017
- 2017-12-12 JP JP2017237829A patent/JP6843036B2/ja active Active
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