JP2019106292A - プラズマ処理装置用電極板およびプラズマ処理装置用電極板の製造方法 - Google Patents

プラズマ処理装置用電極板およびプラズマ処理装置用電極板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とが剥がれにくいプラズマ処理装置用電極板及びその製造方法を提供する。【解決手段】Y2O3とSiCとを含むY2O3含有SiC焼結体12と、Y2O3含有SiC焼結体12の少なくとも一方の表面に備えられている緻密質炭化珪素層16とを有するプラズマ処理装置用電極板であって、Y2O3含有SiC焼結体12は、Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあるY高濃度焼結基材13と、Y高濃度焼結基材13の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度がY高濃度焼結基材13よりも低いY低濃度焼結層14とを有し、Y低濃度焼結層14は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあり、緻密質炭化珪素層16は、Y低濃度焼結層14側の表面に備えられているプラズマ処理装置用電極板。【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマ処理装置用電極板およびプラズマ処理装置用電極板の製造方法に関する。
半導体デバイス製造プロセスに使用されるプラズマエッチング装置やプラズマCVD装置等のプラズマ処理装置は、真空チャンバー内に、上下方向に対向配置された一対の電極が備えられている。一般に上側の電極には、プラズマ生成用のガスを通過させるための通気孔が形成されており、下側の電極は、架台となっており、ウェハなどの被処理基板が固定可能とされている。そして、上側電極の通気孔からプラズマ生成用のガスを下側電極に固定された被処理基板に供給しながら、その上側電極と下側電極間に高周波電圧を印加することによりプラズマを発生させ、被処理基板にエッチング等の処理を行う構成とされている。
上記の構成のプラズマ処理装置では、電極がエッチング処理時にプラズマの照射を受けることにより、徐々に消耗する。このため、電極としては、耐プラズマ性が高く、耐熱に優れたSiCの焼結体が広く利用されている。また、SiC焼結体を電極基板として用い、この電極基板の表面にコーティング層を設けて、電極表面の耐プラズマ性を向上させることが行なわれている。
特許文献1には、プラズマエッチング装置用電極(ガス吹き出し板)のプラズマ生成用のガスが噴き出す側の表面に、緻密質炭化珪素層を形成することが開示されている。この特許文献1には、緻密質炭化珪素層として、化学気相成長法(CVD法)により形成されたSiC(CVD−SiC)と、緻密な炭化珪素焼結体からなる焼結層とが挙げられている。
特開2005−285845号公報
SiC焼結体に緻密質炭化珪素層を形成したプラズマ処理装置用電極板においては、プラズマ処理中に、SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とが剥離することがあるという問題があった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とが剥がれにくいプラズマ処理装置用電極板及びその製造方法を提供することを、その目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のプラズマ処理装置用電極板は、YとSiCとを含むY含有SiC焼結体と、前記Y含有SiC焼結体の少なくとも一方の表面に備えられている緻密質炭化珪素層とを有するプラズマ処理装置用電極板であって、前記Y含有SiC焼結体は、Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあるY高濃度焼結基材と、前記Y高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度が前記Y高濃度焼結基材よりも低いY低濃度焼結層とを有し、前記Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあり、前記緻密質炭化珪素層は、前記Y低濃度焼結層側の表面に備えられていることを特徴としている。
この構成のプラズマ処理装置用電極板においては、電極基板としてYとSiCとを含むY含有SiC焼結体を用い、Y含有SiC焼結体は、Y高濃度焼結基材と、このY高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY低濃度焼結層とを有し、Y高濃度焼結基材はY濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあり、焼結助剤として作用するYを比較的多く含むので、緻密で強度が高くなる。また、Y含有SiC焼結体のY低濃度焼結層は、Y濃度がY高濃度焼結基材よりも低く、Yの欠損による微細な気孔(微孔)が形成されているので、この微孔に緻密質炭化珪素層が入り込むことによって、Y低濃度焼結層と緻密質炭化珪素層との接合力が高くなる。そして、Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあり、Y低濃度焼結層に多くの緻密質炭化珪素層を入り込ませることができるので、Y含有SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とを剥がれにくくすることが可能となる。
ここで、本発明のプラズマ処理装置用電極板においては、前記Y高濃度焼結基材に対する前記Y低濃度焼結層のY濃度の比が0.2以下であることが好ましい。
この場合、Y低濃度焼結層には、Yの欠損による微孔が多数形成されているので、Y含有SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とがより確実に剥がれにくくなる。なお、Y高濃度焼結基材のY濃度は、Y含有SiC焼結体の厚さ方向における中央部分でのY濃度である。
本発明のプラズマ処理装置用電極板の製造方法は、YとSiCとを含むY含有SiC焼結体と、前記Y含有SiC焼結体の少なくとも一方の表面に備えられている緻密質炭化珪素層とを有するプラズマ処理装置用電極板の製造方法であって、Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあるY高濃度焼結基材と、前記Y高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度が前記Y高濃度焼結基材よりも低いY低濃度焼結層とを有し、前記Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあるY含有SiC焼結体の前記Y低濃度焼結層の表面に、化学的気相成長法によって緻密質炭化珪素層を形成する工程を有することを特徴としている。
この構成のプラズマ処理装置用電極板の製造方法においては、Y濃度がY高濃度焼結基材よりも低く、Yの欠損による微孔が形成されているY低濃度焼結層の表面に、化学的気相成長法によって緻密質炭化珪素層を形成するので、Y低濃度焼結層の微孔に緻密質炭化珪素層を確実に入り込ませることができる。よって、Y含有SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とが剥がれにくいプラズマ処理装置用電極板を得ることができる。
ここで、本発明のプラズマ処理装置用電極板の製造方法においては、Y低濃度焼結層の気孔率が3%以上10%以下の範囲にあることが好ましい。
この場合は、Y低濃度焼結層には、Yの欠損による微孔が多数形成されているので、Y含有SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とをより確実に剥がれにくくすることができる。
本発明によれば、SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とが剥がれにくいプラズマ処理装置用電極板及びその製造方法を提供することが可能となる。
本実施形態に係るプラズマ処理装置用電極板の概略説明図であって、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のb−b線断面図である。 本実施形態に係るプラズマ処理装置用電極板で用いられるY含有SiC焼結体の拡大断面図である。 図2のY含有SiC焼結体に緻密質炭化珪素層を形成した状態を説明する拡大断面図である。 本実施形態に係るプラズマ処理装置用電極板の製造方法を示すフロー図である。
以下に本発明の実施形態であるプラズマ処理装置用電極板、およびプラズマ処理装置用電極板の製造方法について添付した図面を参照して説明する。
本実施形態に係るプラズマ処理装置用電極板は、例えば、半導体デバイス製造プロセスに使用されるプラズマエッチング装置やプラズマCVD装置等のプラズマ処理装置の真空チャンバー内に備えられる一対の電極のうちの上側電極として用いられるものである。
図1は、本実施形態に係るプラズマ処理装置用電極板の概略説明図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のb−b線断面図である。図2は、本実施形態に係るプラズマ処理装置用電極板で用いられるY含有SiC焼結体の拡大断面図である。図3は、図2のY含有SiC焼結体に緻密質炭化珪素層を形成した状態を説明する拡大断面図である。
図1において、プラズマ処理装置用電極板10は、円板状とされており、プラズマ生成用のガスを通過させる通気孔11が複数個形成されている。プラズマ処理装置用電極板10は、電極基板であるYとSiCとを含むY含有SiC焼結体12と、Y含有SiC焼結体12の少なくとも一方の表面に備えられている緻密質炭化珪素層16とを有する。
本実施形態のプラズマ処理装置用電極板10において、通気孔11は、直径が0.1mm以上1.0mm以下の範囲にあることが好ましい。Y含有SiC焼結体12における通気孔11のアスペクト比(Y含有SiC焼結体12の厚さ/通気孔11の直径)は3以上であることが好ましい。通気孔11のアスペクト比が3以上であると、プラズマがプラズマ処理装置用電極板10の背面にまで到達しにくくなり、プラズマ処理装置用電極板10の背面に配置される部材の消耗を抑えることができる。また、プラズマ生成用のガスの逆流を防ぐためには、通気孔11のアスペクト比は50以下であることが好ましい。
含有SiC焼結体12は、図2に示すように、Y高濃度焼結基材13と、Y高濃度焼結基材13の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度がY高濃度焼結基材13よりも低いY低濃度焼結層14とを有する。
Y高濃度焼結基材13は、Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲とされている。Yは、通常、Yとして存在している。Yは焼結助剤として作用し、Y高濃度焼結基材13を緻密化させて、Y高濃度焼結基材13の強度や耐熱衝撃を向上させる作用がある。Y濃度が少なくなりすぎると、Y高濃度焼結基材13が緻密になりにくく、強度が低下するおそれがある。一方、Y濃度が多くなりすぎると、相対的にSiCの含有量が低減して、Y高濃度焼結基材13の強度や耐熱衝撃が低下するおそれがある。
以上のことから、本実施形態では、Y高濃度焼結基材13のY濃度を0.3質量%以上7質量%以下の範囲と設定している。なお、Y高濃度焼結基材13の強度と耐熱衝撃をより向上させるためには、Y濃度は0.8質量%以上5質量%以下の範囲にあることが好ましく、0.8質量%以上4質量%以下の範囲とあることが特に好ましい。
Y高濃度焼結基材13の厚さは、1mm以上20mm以下の範囲にあることが好ましい。Y高濃度焼結基材13の厚さがこの範囲にあると、プラズマ処理装置用電極板10の強度が強く、プラズマによる反りや歪みが発生しにくく、またプラズマ生成用のガスを通過させることができる。
Y低濃度焼結層14は、Y濃度がY高濃度焼結基材13よりも低く、Yが欠損している。このYの欠損によって、Y低濃度焼結層14には図2に示すように、微孔15が生成している。図3に示すように、Y低濃度焼結層14の微孔15に緻密質炭化珪素層16が入り込むことによって、Y低濃度焼結層14と緻密質炭化珪素層16との接合力が高まる効果が発揮される。この効果を確実に得るために、本実施形態では、Y高濃度焼結基材13に対するY低濃度焼結層14のY濃度の比(Y低濃度焼結層/Y高濃度焼結基材)が0.2以下とされている。Y高濃度焼結基材13に対するY低濃度焼結層14のY濃度の比は、0.01以上であることが好ましい。また、微孔15は、平均直径が0.1μm以上20μm以下の範囲にあることが好ましい。
Y低濃度焼結層14の厚さが薄くなりすぎると、微孔15に入り込む緻密質炭化珪素層16の量が少なくなり、十分な接合力の向上が得られずに、緻密質炭化珪素層16が剥離しやすくなるおそれがある。一方、Y低濃度焼結層14の厚さが厚くなりすぎると、緻密質炭化珪素層16が入り込めない部分で剥離しやすくなるおそれがある。
以上のことから、本実施形態では、Y低濃度焼結層14の厚さを1.0mm以上1.9mm以下の範囲と設定している。なお、接合力の向上を確実に得るためには、Y低濃度焼結層14の厚さを1.3mm以上とすることが好ましい。
緻密質炭化珪素層16は、密度3.20g/cm以上のSiCの層であることが好ましい。緻密質炭化珪素層16は、化学的気相成長法(CVD法)によって形成されたCVD−SiC層であることが好ましい。CVD法によって形成することによって、Y低濃度焼結層14の微孔15に緻密質炭化珪素層16が入り込みやすくなる。よって、CVD−SiC層は、Y低濃度焼結層14との接合力が高くなる。
次に、本実施形態のプラズマ処理装置用電極板10の製造方法について説明する。
本実施形態のプラズマ処理装置用電極板10の製造方法は、図3に示すように、Y含有SiC焼結体の製造工程S01と、緻密質炭化珪素層の形成工程S02と、加工工程S03と、を備える。
(Y含有SiC焼結体の製造工程)
含有SiC焼結体の製造工程S01では、Y粉末とSiC粉末とを混合して得た原料粉末混合物を焼結させて、Y含有SiC焼結体を得る。Y含有SiC焼結体は、Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあるY高濃度焼結基材と、Y高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度がY高濃度焼結基材よりも低いY低濃度焼結層とを有し、Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にある焼結体とする。
原料粉末混合物のY粉末とSiC粉末の配合割合は、それらの合計に対するY粉末の含有量が0.5質量%以上8質量%以下の範囲となる割合であることが好ましい。Y粉末の含有量が少なくなりすぎると、SiCの焼結が進みにくくなり、得られるY含有SiC焼結体は、気孔率が高くなり、密度が低くなるため、強度が低下するおそれがある。また、Y低濃度焼結層14の厚さが薄くなりすぎるおそれがある。一方、Y23粉末の含有量が多くなりすぎると、相対的にSiCの含有量が少なくなるため、得られるY含有SiC焼結体は、強度と耐熱衝撃性が低くなるおそれがある。また、Y低濃度焼結層14の厚さが厚くなりすぎるおそれがある。
SiC粉末としては、α−SiC粉末とβ−SiC粉末のいずれを用いてもよい。SiC粉末は、D50(メジアン径)が0.1μm以上10μm以下の範囲にあることが好ましい。また、SiC粉末は、純度が99.9質量%以上99.999質量%以下の範囲にあることが好ましい。また、Y粉末は、D50が1μm以上10μm以下の範囲にあることが好ましい。また、Y粉末は、純度が99.9質量%以上99.999質量%以下の範囲にあることが好ましい。
SiC粉末とY粉末とは、粉砕機能を有する混合装置を用いて混合することが好ましい。粉砕機能を有する混合装置としては、ボールミル装置を用いることができる。ボールミル装置のボールとしては、Si製ボール、SiC製ボールあるいはSiCより硬度が高い材質からなるボールを用いることが好ましい。ボールミル装置の容器としては金属成分を含まない樹脂製容器を用いることが好ましい。粉砕、混合後の原料粉末混合物中のY粉末の平均粒子径は、0.1μm以上8μm以下の範囲にあることが好ましい。0.1μm未満では、Yの欠損が生成しやすくなり、Y低濃度焼結層の気孔率が過度に大きくなるおそれがあり、逆に、8μm超えのY粉末では、Yの欠損が生成しにくくなり、気孔率が過度に小さくなるおそれがある。
原料粉末混合物を焼結させる方法としては、ホットプレス法を用いることができる。具体的には、原料粉末混合物を、所定形状のモールド内に充填し、ホットプレス装置を用いて加圧焼成して焼結体を作製する。ホットプレス装置内の雰囲気は、還元雰囲気とすることが好ましい。還元雰囲気としては、炭化ガスや水素ガスを含む雰囲気とすることができる。焼成温度は、1900℃以上2100℃以下の範囲にあることが好ましい。焼成時の圧力は、20MPa以上40MPa以下の範囲にあることが好ましい。焼成時間は、2時間以上6時間以下の範囲にあることが好ましい。以上のように原料粉末混合物を、適切に調整された条件のホットプレス法を用いて焼結することによって、得られるY含有SiC焼結体の表層部分(Y低濃度焼結層)にはYの欠損が生成しやすくなり、微孔が形成されやすくなる。
(緻密質炭化珪素層の形成工程)
緻密質炭化珪素層の形成工程S02では、上記Y含有SiC焼結体の製造工程S01で得られたY含有SiC焼結体のY低濃度焼結層の表面に化学的気相成長法(CVD法)によって緻密質炭化珪素層(CVD−SiC層)を形成して、CVD−SiC層付Y含有SiC焼結体を得る。CVD法によるCVD−SiC層の形成条件については、特に制限はなく、通常のプラズマ処理装置用電極板の製造においてCVD−SiC層を成形する際に用いられている形成条件を採用できる。
(緻密質炭化珪素層の形成工程)
加工工程S03では、緻密質炭化珪素層の形成工程S02で得られたCVD−SiC層付Y含有SiC焼結体に対して、穴あけ加工を行って通気孔11を形成する。穴あけ加工としては、特に制限はなく、例えば、ドリルやレーザによる加工を用いることができる。
以上のような構成とされた本実施形態であるプラズマ処理装置用電極板10によれば、電極基板としてYとSiCとを含むY含有SiC焼結体12を用い、Y含有SiC焼結体12は、Y高濃度焼結基材13と、このY高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY低濃度焼結層14とを有している。Y高濃度焼結基材13はY濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあり、焼結助剤として作用するYを比較的多く含むので、緻密で強度が高くなる。また、Y低濃度焼結層14は、Y濃度がY高濃度焼結基材よりも低く、Yの欠損による微孔15が形成されているので、この微孔15に緻密質炭化珪素層16が入り込むことによって、Y低濃度焼結層14と緻密質炭化珪素層16との接合力が高くなる。そして、Y低濃度焼結層14は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあり、Y低濃度焼結層14に多くの緻密質炭化珪素層16を入り込ませることができるので、Y含有SiC焼結体12と緻密質炭化珪素層16とを剥がれにくくすることが可能となる。
さらに、本発明のプラズマ処理装置用電極板10においては、Y高濃度焼結基材13に対するY低濃度焼結層14のY濃度の比が0.2以下とされており、Y低濃度焼結層14には、Yの欠損による微孔15が多数形成されているので、Y含有SiC焼結体12と緻密質炭化珪素層16とがより確実に剥がれにくくなる。
また、本発明のプラズマ処理装置用電極板の製造方法によれば、Y濃度がY高濃度焼結基材よりも低く、Yの欠損による微孔が形成されているY低濃度焼結層の表面に、CVD法によってCVD−SiC層を形成するので、Y低濃度焼結層の微孔に緻密質炭化珪素層を確実に入り込ませることができる。よって、Y含有SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とが剥がれにくいプラズマ処理装置用電極板を得ることができる。
さらに、本発明のプラズマ処理装置用電極板の製造方法においては、Y低濃度焼結層の気孔率が3%以上10%以下の範囲とされており、Y低濃度焼結層には、Yの欠損による微孔が多数形成されているので、Y含有SiC焼結体と緻密質炭化珪素層とをより確実に剥がれにくくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、プラズマ処理装置用電極板10を円板状としたが、プラズマ処理装置用電極板10の形状は特に制限はなく、角板状としてもよい。
以下に、本発明に係るプラズマ処理装置用電極板の作用効果を確認するために行った評価試験の結果について説明する。
[本発明例1〜4、比較例1〜4]
原料粉末として、β−SiC粉末(純度:99.9質量%、平均粒子径:0.4μm)とY粉末(純度:99.9質量%、平均粒子径:3.5μm)とを用意した。
SiC粉末とY粉末とを、下記表1に示す配合割合となるように秤量し、ボールミル装置の容器にボールと共に投入し、下記表1に記載の混合時間にて混合した。ボールミル装置の容器は、樹脂製容器を用い、ボールはSi製ボールを用いた。
得られた原料粉末混合物を、グラファイト製のモールドに充填し、次いで真空ホットプレス装置を用いて、温度1950℃、圧力34.3MPaの条件で4時間加圧焼成して、直径が380mmで、厚さ10mmのY含有SiC焼結体を作製した。加圧焼成の際、モールド内は、グラファイト製部材から発生する炭化ガスにより還元雰囲気とした。得られたY含有SiC焼結体に対して、比較例3では、Y低濃度焼結層の厚さが0.8mmとなるように、研磨加工を行った。その他の本発明例1〜4および比較例1、2、4では、研磨加工は行わなかった。
得られたY含有SiC焼結体について、下記の評価を行った。その結果を下記の表1に示す。
(Y低濃度焼結層の厚さ)
Y低濃度焼結層の厚さは、走査型電子顕微鏡(SEM)と電子線マイクロアナライザ(EPMA)とを用いて測定した。Y含有SiC焼結体を、切断機を用いて切断し、得られた切断面をSEMで観察しながら、EPMAでY濃度を測定し、Y含有SiC焼結体の厚さ方向の中央部のY濃度に対するY濃度の比が0.2以下となる領域の厚さを、Y低濃度焼結層の厚さとした。なお、Y低濃度焼結層の厚さは、Y含有SiC焼結体の両面について測定し、表1には、その平均値を記載した。
(Y濃度)
含有SiC焼結体の表面のY濃度をグロー放電質量分析法(GD−MS)により測定し、これをY低濃度焼結層のY濃度とした。
次いで、Y含有SiC焼結体の径方向および厚さ方向の中心部からサンプルを切り出し、そのY濃度をGD−MSにより測定し、これをY高濃度焼結基材のY濃度とした。なお、表1には、Y濃度比として、Y低濃度焼結層のY濃度とY高濃度焼結基材のY濃度の比(Y低濃度焼結層/Y高濃度焼結基材)を併せて記載した。
(気孔率)
Y低濃度焼結層の気孔率は、上記で測定したY低濃度焼結層の厚さに基づいて、Y含有SiC焼結体のY低濃度焼結層を切り出し、この切り出したY低濃度焼結層を用いて水中密度計により測定した。
Y高濃度焼結基材の気孔率は、Y含有SiC焼結体の径方向および厚さ方向の中央から縦5mm×横5mm×厚さ5mmのサイズの立方体状のサンプルを切り出し、この切り出したサンプルを用いて水中密度計により測定した。
(基材強度)
各焼結体の中心部から、長さ40mm×幅4mm×厚さ3mmの長方体状のサンプルを切り出し、この切り出したサンプルを用いてJIS R 1601(ファインセラミックスの室温曲げ強さ試験方法)に規定された方法に基づいて、三点曲げ強度を測定した。
(耐熱衝撃性)
含有SiC焼結体を100℃、200℃、300℃、400℃、500℃、600℃の各温度に保持した電気炉にそれぞれ投入し、その温度で30分加熱した後、十分な量の水を貯めて室温に保持した水槽に投入し急冷した。冷却後のY含有SiC焼結体を目視で観察し、割れがないか確認した。割れが確認されなかった加熱温度の最高温度を、耐熱衝撃性とした。
(CVD−SiC層付Y含有SiC焼結体のCVD−SiC層の剥がれ)
含有SiC焼結体を基材とし、その片側表面に、CVD装置を用いて厚さ2mmのCVD−SiC層(3.20g/cm以上)を形成して、CVD−SiC層付Y含有SiC焼結体を作製した。このCVD−SiC層付Y含有SiC焼結体に、厚さ方向に貫通する直径0.5mmの通気孔を、8mmピッチで1000個、同心円状に形成し、プラズマ処理装置用電極板を得た。
作製した電極板を、RIE(反応性イオンエッチング、Reactive Ion Etching)プラズマエッチング装置に取付けた。次いで、RIEプラズマエッチング装置内を真空とした後、SFガスを50sccmで導入し、300Wで、1時間、電極板にプラズマ照射した。プラズマ照射後、電極板をRIEプラズマエッチング装置から取出し、その表面を光学顕微鏡(100倍)で、10か所、総観察視野面積が12mmとなるように観察して、CVD−SiC層の剥がれの有無を確認した。10か所中、剥離が確認された数を、表1に示す。
Figure 2019106292
の配合量が0.1質量%とされた比較例1では、Y含有SiC焼結体のY高濃度焼結基材のY濃度が本発明の範囲よりも低く、Y低濃度焼結層の厚さが測定できなかった。また、Y含有SiC焼結体の基材強度が低下した。これは、Yの配合量が少なくなりすぎたため、SiCの焼結が進まずに、Y含有SiC焼結体全体の気孔率が高くなり、密度が低くなったためと考えられる。また、CVD−SiC層付Y含有SiC焼結体は、プラズマ照射後にCVD−SiC層の剥がれが見られた。これは、Y含有SiC焼結体全体の強度が低くなったためであると考えられる。
一方、Yの配合量が9質量%とされた比較例2では、Y含有SiC焼結体のY高濃度焼結基材のY濃度が本発明の範囲よりも高く、Y低濃度焼結層の厚さが本発明の範囲よりも厚くなった。また、基材強度と耐熱衝撃性が低くなった。これは、相対的にSiCの含有量が低下したためであると考えられる。また、CVD−SiC層付Y含有SiC焼結体は、プラズマ照射後にCVD−SiC層の剥がれが見られた。これは、Y含有SiC焼結体全体の基材強度と耐熱衝撃性が低下したためであると考えられる。
含有SiC焼結体のY低濃度焼結層の厚さが本発明の範囲よりも薄い比較例3では、プラズマ照射後にCVD−SiC層の剥がれが見られた。これは、Y低濃度焼結層の微孔による接合力の向上が十分に発揮されなかったためであると考えられる。
含有SiC焼結体のY低濃度焼結層の厚さが本発明の範囲よりも厚い比較例4では、プラズマ照射後にCVD−SiC層の剥がれが見られた。これは、Y低濃度焼結層が厚くなりすぎたため、CVD−SiC層が入り込めない部分で剥離が生じたためであると考えられる。なお、比較例4では、粉砕混合時間を8時間と短くして、原料粉末混合物中のY粉末の粒子径を相対的に大きくすることによって、Y低濃度焼結層の厚さを厚くした。
これに対して、本発明例1〜4で得られたY含有SiC焼結体は、Y高濃度焼結基材のY濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあり、Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあって、基材強度と耐熱衝撃性に優れていた。また、このY含有SiC焼結体にCVD−SiC層を形成したCVD−SiC層付Y含有SiC焼結体は、プラズマ照射後にCVD−SiC層の剥がれが見らなかった。
したがって、本発明例によれば、プラズマ処理装置用電極板として有用なCVD−SiC層付Y含有SiC焼結体を提供できることが確認された。
10 プラズマ処理装置用電極板
11 通気孔
12 Y含有SiC焼結体
13 Y高濃度焼結基材
14 Y低濃度焼結層
15 微孔
16 緻密質炭化珪素層

Claims (4)

  1. とSiCとを含むY含有SiC焼結体と、前記Y含有SiC焼結体の少なくとも一方の表面に備えられている緻密質炭化珪素層とを有するプラズマ処理装置用電極板であって、
    前記Y含有SiC焼結体は、Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあるY高濃度焼結基材と、前記Y高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度が前記Y高濃度焼結基材よりも低いY低濃度焼結層とを有し、前記Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあり、
    前記緻密質炭化珪素層は、前記Y低濃度焼結層側の表面に備えられていることを特徴とするプラズマ処理装置用電極板。
  2. 前記Y高濃度焼結基材に対する前記Y低濃度焼結層のY濃度の比が0.2以下であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置用電極板。
  3. とSiCとを含むY含有SiC焼結体と、前記Y含有SiC焼結体の少なくとも一方の表面に備えられている緻密質炭化珪素層とを有するプラズマ処理装置用電極板の製造方法であって、
    Y濃度が0.3質量%以上7質量%以下の範囲にあるY高濃度焼結基材と、前記Y高濃度焼結基材の少なくとも一方の表面に備えられているY濃度が前記Y高濃度焼結基材よりも低いY低濃度焼結層とを有し、前記Y低濃度焼結層は厚さが1.0mm以上1.9mm以下の範囲にあるY含有SiC焼結体の前記Y低濃度焼結層の表面に、化学的気相成長法によって緻密質炭化珪素層を形成する工程を有することを特徴とするプラズマ処理装置用電極板の製造方法。
  4. Y低濃度焼結層の気孔率が3%以上10%以下の範囲にある請求項3に記載のプラズマ処理装置用電極板の製造方法。
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