JP2004247361A - 半導体製造装置用部材とその製造方法 - Google Patents

半導体製造装置用部材とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマ処理装置の反応容器内で使用される部材の寿命を延ばす。
【解決手段】プラズマ処理装置内で使用される半導体製造装置用部材において、使用の際に最もプラズマ衝撃の大きい箇所を含む耐食材部分と、それ以外の母材部分とを有し、耐食材部分を、母材部分を構成する材料より耐プラズマエッチング性の高い材料で形成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置の反応容器内で使用される部材に関し、特にプラズマ処理装置内で使用される部材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程におけるプラズマCVD、プラズマエッチング等に使用されるプラズマ処理装置は、低圧真空状態を維持できる密封可能な反応容器を有しており、反応容器内に導入した反応ガスをプラズマにより励起し、ウエハ上に薄膜を成膜、あるいはその薄膜のエッチングを行う。この反応ガスとしては、腐食性の強いハロゲン系ガスが利用されることが多い。
【0003】
例えば、成膜装置ではメタル配線用薄膜の成膜に、TiCl、MoClやWF等のハロゲンガスが使用され、プラズマエッチング装置では、Si膜や種々の絶縁膜等のエッチングにNF、Cl、CF、CCl、HF、ClF、およびHCl等のハロゲンガスが使用されている。
【0004】
一方、反応容器内には、ウエハを載置する静電チャック、ヒータあるいはサセプタ等の半導体製造装置用部材を有している。また、これらのウエハを載置する部材の外周囲には、一または複数のリング形状の部材(以下、リング状部材という。)を備えている。これらのリング状部材は、反応容器内に発生するプラズマを安定化する機能や、内周囲に置かれたウエハの側壁や、高付加価値を持つ静電チャック等の部材の側壁をハロゲンプラズによる腐食から保護する機能等を有している。
【0005】
従来、これらのリング状部材の材料としては、ウエハや形成する薄膜と共通する成分であるSi(珪素)やSiO(石英ガラス)が主に使用されているが、さらにこれらの材料の耐食性を改善した珪素化合物材料の使用も提案されている(特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−226274号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記耐食性を改善した珪素化合物材料を用いた部材においても、ハロゲンプラズマによるエッチングを完全に防止することはできず、使用回数に伴い、エッチングによる表面の侵食が進む。エッチングによる部材の変形がある程度以上になるとプラズマ状態が変動するため、部材の交換が必要となる。上記耐食性を改善した珪素化合物材料を使用した部材においても交換の頻度は十分に低いとはいえず、メンテナンスコストを下げるため、更に耐食性の高い材料の使用が望まれている。
【0008】
一方、ウエハの大きさは200mm〜300mmと大型化しており、その周囲に配置されるリング状部材も大型化を余儀なくされている。したがって、部材材料としては、高耐食性とともに、大型の部材への加工が可能なものであることが必要になる。しかしながら、高耐食性セラミックス材料は、一般に破壊靭性が低いため、製造時にクラック等が発生しやすく、大型の焼結体を作製することが困難であり、かつ材料コストも高い。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上述する従来の課題に鑑みてなされたものであり、プラズマ処理装置の反応容器内で使用される半導体製造装置用部材において、材料コストの負担をかけず、より耐プラズマエッチング性が高く、長寿命化が可能な半導体製造装置用部材、およびその製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体製造装置用部材は、プラズマ処理装置の反応容器内で使用される半導体製造装置用部材であって、使用の際に最もプラズマ衝撃の大きい箇所を含む耐食材部分と、それ以外の母材部分とを有する。耐食材部分は、母材部分を形成する第1の材料より使用の際の条件において、耐プラズマエッチング性の高い第2の材料で形成されていることを特徴とする。
【0011】
上記本発明の半導体製造装置用部材の特徴によれば、耐食材部分を母材部分を形成する第1の材料より耐プラズマエッチング性の高い第2の材料で形成しているので、耐食材部分のプラズマ衝撃によるエッチングを抑制できる。部材の寿命は最もプラズマ衝撃の大きい箇所の部材侵食の程度により決まるため、この部分のエッチングを抑制することにより部材の寿命を大幅に伸ばすことができる。また、部材の一部のみに耐食性材料を使用するため、材料コストの高い高耐食性材料を第2の材料として使用できる。また、靭性が小さく大型の焼結体が得られにくい高耐食性材料を第2の材料として使用できる。
【0012】
なお、本発明の半導体製造装置用部材において、上記第2の材料は、使用時のプラズマ条件において、プラズマによるエッチング速度が第1の材料の1/2以下であることが望ましい。
【0013】
本発明の半導体製造装置用部材において、第1の材料として、珪素、または珪素化合物を使用してもよい。例えば、珪素(Si)、酸化珪素(SiO)、窒化珪素(Si)、炭化珪素(SiC)、酸窒化珪素物からなる群より選択される一の材料を使用してもよい。なお、酸窒化珪素物とは、サイアロンや酸窒化珪素(SiON)等の、Si、O、及びNを含む複合化合物セラミックスをいう。これらの材料は、Siウエハと共通する組成を含有しているので、半導体特性に影響を与えるような不純物となりにくいので好ましい。
【0014】
また、本発明の半導体製造装置用部材において、第2の材料としては、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、YAG、イットリア(Y)、窒化珪素(Si)、炭化珪素(SiC)、酸窒化珪素物および窒化アルミニウムからなる群より選択される一のセラミックス材を使用してもよい。
【0015】
なお、本発明の半導体製造装置用部材は、リング形状を有する部材であってもよく、さらにこのリング形状を有する部材において、使用の際、プラズマに曝露される部材の内周部に、リング状の耐食材部分を有してもよい。また、耐食材部分は、使用の際にプラズマ発生領域外周端に接する部分にあることが望ましい。
【0016】
本発明の半導体製造装置用部材を製造する方法は、上記第1の材料からなる母材部分を形成する工程と、上記第2の材料の原料粉を用いて、記耐食材部分の成形体を形成する工程と、耐食材部分の成形体を焼成し、焼結体を形成する工程と、母材部分と耐食材部分の焼結体とを嵌め合わせ、一体化する工程とを有することを特徴とする。
【0017】
なお、上記母材部分を形成する工程は、第1の材料の原料粉を用いて成形体を形成する工程と、成形体を焼成し、焼結体を形成する工程とを有してもよく、あるいは、第1の材料からなるバルク体を機械加工する工程であってもよい。
【0018】
上記本発明の製造方法によれば、母材部分に使用する第1の材料と耐食材部分に使用する第2の材料とが、焼成雰囲気や焼成温度等の焼結条件を異にする場合、あるいは第1の材料が、金属体、半導体、あるいはガラス体等のような、バルク体原料を使用できる場合においても、本発明の上記特徴を有する、母材部分と耐食材部分とを有する半導体製造装置用部材を作製できる。
【0019】
本発明の別の半導体製造装置用部材の製造方法は、上記第1の材料の原料紛と上記第2の材料の原料紛とを用いて、第1の材料の原料紛を主成分とする第1の領域と第2の材料の原料紛を主成分とする第2の領域とを有する一体型成形品を形成する工程と、この一体型成形品を焼成し、一体型焼結品を得る工程とを有することを特徴とする。
【0020】
上記別の半導体製造装置用部材の製造方法において、上記一体型成形品を形成する工程は、上記第1の材料の原料紛を用いて第1の領域の成形体を形成する工程と、上記第2の材料の原料紛を用いて第2の領域の成形体を形成する工程と、第1の領域の成形体と第2の領域の成形体とを嵌め合わせ、一体化する工程とを有してもよい。
【0021】
あるいは、上記別の半導体製造装置用部材の製造方法において、上記一体成形品を形成する工程は、型材内に、上記第1の材料の原料紛と上記第2の材料の原料紛とを、第2の材料の原料紛が一部の領域に偏るように充填する工程と、型材内に充填された第1、及び第2の原料紛をプレス成形する工程とを有してもよい。
【0022】
上記本発明の別の製造方法によれば、予め一体型成形品を形成し、この一体型成形品を焼成することにより焼結工程を共通化し、プロセスの負荷を低減できる。母材部分に使用する第1の材料と、耐食材部分に使用する第2の材料として、焼成雰囲気や焼成温度等の焼結条件が共通する材料を使用する場合に最適に使用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参考にしながら本発明の実施の形態に係る半導体製造装置用部材について説明する。
【0024】
図1は、プラズマエッチング装置の反応容器内に配置される、本実施の形態に係る各種半導体製造装置用部材を例示する模式的な断面図である。例えば、図1に示すプラズマエッチング装置では、反応容器内の下側中央に、静電チャック30が配置され、その上にウエハ20が固定されており、ウエハ20と対向する上方に、反応ガスをウエハ面に均一に供給する、微細なガス供給孔を多数備えたシャワーヘッド40が設けられている。ここでは、静電チャック30内に埋設された電極および導電性部材で形成されたシャワーヘッド40の双方がプラズマを発生させる対向電極として使用され、同図に示すように、ウエハ20とシャワーヘッド40との間にプラズマが形成される。
【0025】
静電チャック30およびシャワーヘッド40は、いずれもウエハ20の大きさと形状に対応した円形形状に沿った外周部を有しており、その外周囲にリング状部材が配置されている。リング状部材には種々の形態があるが、代表的には、静電チャック30およびウエハ20に近接して配置されるリングA10、さらにそのリングA10の外周囲に配置されるリングB12、およびシャワーヘッド40の外周囲に配置されるリングC14等を挙げることができる。なお、ここで使用する各リング状部材の呼称は便宜的なものである。
【0026】
これらのリング状部材は、主にウエハ20の外周縁までプラズマ状態を安定に発生させる役割とともに、内側に配置された部材を保護する役割を有する。なお、これらのリング状部材は、一体でリング形状を構成するものに限らず、複数の部品に分割され、それらを組み合わせてリング形状を構成するものであってもよい。
【0027】
本実施の形態に係る半導体製造装置用部材の特徴は、図1に示すように、例えばリングA10、リングB12やリングC14において、使用の際に最もプラズマ衝撃の大きい箇所を含む耐食材部分12a、14aとそれ以外の母材部分12b、14bとを有することを特徴とする。耐食材部分12aとは、母材部分12で使用される材料(第1の材料)に比較し、使用時の条件における耐プラズマエッチング特性のより高い材料(第2の材料)を使用している部分である。
【0028】
なお、ウエハ20としてSiウエハを使用する場合、ウエハ20および静電チャック30に最も近接して配置されるリングA10については、シリコンウエハと共通する組成である珪素(Si)、または珪素化合物で形成することが好ましい。プラズマエッチングの際には、リングA10上部表面もウエハ表面と同様に、プラズマに晒され、エッチングされるため、リングA10のエッチング成分がウエハ表面に飛散する可能性が高い。したがって、リングA10については、飛散したエッチング成分が半導体素子形成工程において、素子特性の劣化要因となる不純物とならないよう、ウエハと同一組成で形成することが好ましいからである。
【0029】
一方、リングA10の外周囲に配置されるリングB12の上部表面も、プラズマエッチングの際プラズマに晒されるが、リングB12内周部上方にプラズマ発生領域(図1中破線部)端部が存在する。内周部表面のみがプラズマに晒され、外周部表面はプラズマに直接晒されていない。すなわち、プラズマ発生領域の端部が内周部表面に近接した状態で使用される。
【0030】
プラズマ発生領域で生じる電圧は、ウエハと平行な面内においてはほぼ均一に分布しているが、通常、外周端部において電圧値は急激に立ち上がっている。したがって、プラズマ衝撃はプラズマ発生領域端部に近接する領域の部材表面において最も大きくなる。よって、従来の部材ではこの領域において、局所的にエッチングが早く進行し、その変形の度合いにより部材の交換を余儀なくされていた。すなわち、この部分の損傷が部材交換の律速となっていた。
【0031】
しかし、本実施の形態では、この領域に相当するリングB12の内周部に耐食材部分12aを設け、それ以外の母材12bを形成する材料(第1の材料)より、耐プラズマエッチング性の高い材料(第2の材料)で形成している。例えば、母材部分12bを、従来と同様に珪素または珪素化合物で形成し、耐食材部分12aを少なくとも母材部分12bより耐プラズマエッチング性が高い材料、好ましくは、使用の際のプラズマエッチング条件において、エッチング速度が母材12bを形成する材料の1/2以下の材料で形成する。したがって、耐食材部分12aにおける部材のエッチング速度が低減されるため部材寿命を大幅に伸ばすことが可能になる。
【0032】
シャワーヘッド40の周囲に配置するリングC14についてもリングB12と同様に、プラズマ発生領域端部が近接する内周部に、耐食材部分14aを有し、母材部分14bより耐プラズマエッチング性の高い材料を使用している。したがって、耐食材部分14aにおける部材のエッチング速度を大幅に低減できるため部材の交換頻度を少なくできる。
【0033】
以下、表1、表2を参照し、母材部分12b、14bおよび耐食材部分12a、14aに使用する具体的な材料について説明する。表1および表2は、本願発明者等によって測定した、耐食材部分12a、14aおよび母材12b、14bとして使用できる各種材料のハロゲンプラズマに対するエッチング速度を示す。なお、表に挙げる材料は一例に過ぎず、本実施の形態に係る部材として使用できる材料はこれらの材料に限られるものではない。
【0034】
表1、および表2中に示すNFプラズマに対するエッチング速度の測定は、具体的には次の条件で行った。すなわち、各材料を縦15mm、横15mm、厚さ1mmの平板形状に切り出し、各材料の試料を評価用プラズマエッチング装置の反応容器内のサンプルステージ上にセットした。各試料の外周部にカプトンテープを貼付し、カプトンテープが貼付されていない領域、すなわちプラズマへの曝露領域を縦10mm、横10mmとした。
【0035】
なお、サンプルステージとしては、直径210mmの円形ステージを備えたものを使用した。反応容器内圧力を0.09Torrに調整し、NFガスとArとをそれぞれ流量75sccmおよび160sccmにて反応容器内に供給し、周波数13.56MHz、出力800Wの誘導結合プラズマ(ICP)で、プラズマを発生させるとともに、ステージに300wのバイアスを印加し、試料に一定時間プラズマ衝撃を与えた。なお、加熱手段は特に用いていないが、試料温度はプラズマ衝撃により約200℃に達していた。この後、プラズマ曝露領域と未曝露領域の段差を表面粗さ計で測定しエッチング速度(μm/hr)を算出した。なお、各試料のうち、特に焼結体材料については、焼結助剤の種類、焼結助剤添加量の異なるものも複数種使用した。
【0036】
表1、および表2中のClプラズマに対するエッチング速度の測定も、同様な条件で測定した。ただし、ClガスとArのそれぞれ流量は、300sccmおよび160sccmとした。
【0037】
【表1】
Figure 2004247361
【表2】
Figure 2004247361
表1、表2を参考にすると、例えば、母材部分12b、14bとして、従来のリング状部材で主に使用されているSiで形成する場合、耐食材部分12a、14aを、珪素化合物であるSiO、SiN、SiCで形成すれば、部材全体をSiで形成する場合に比較し部材寿命を延ばすことができるが、さらに耐食材部分12a、14bをAlN、Al、ZrO、Y、窒化珪素、炭化珪素およびYAG(YAl12)サイアロンのいずれかで形成すれば、NFプラズマおよびClプラズマに対する部材のエッチング耐性を大幅に改善することができる。
【0038】
また、母材部分12b、14bをSiOで形成する場合、耐食材部分12a、14aを、AlN、Al、ZrO、Y、窒化珪素、炭化珪素、サイアロンおよびYAGのいずれかで形成すれば、NFプラズマに対しては、SiOより高い耐食性を示すため、部材全体をSiOで形成する場合に比較し部材寿命を伸ばすことができる。また、Clプラズマに対しては、耐食材部分12a、14aとしてAlまたはYAGを使用すれば、部材の寿命を延ばすことができる。
【0039】
ここで、耐食材部分12a、14aを耐エッチング性が際めて高いY、YAGで形成する場合は、種々のハロゲンプラズマに対し大幅に部材寿命を伸ばすことが可能になるので好ましい。しかし、その一方で、YAGは材料価格が高く、靭性が小さいため大型の焼結体を形成しにくく、製造工程でクラック等を生じやすい。しかしながら、本実施の形態に係る部材では、耐食材部分12a、14aはリング状部材の一部に過ぎない。したがって、材料コストの負担を抑制できるとともに、製造工程においてクラック等が入らないサイズに限定できる。
【0040】
なお、母材部分12b、14bの材料としては、上述するSi、SiO以外にもSi、SiC、さらにサイアロンやSiON等の酸窒化珪素物等を使用することもできる。また、これらの珪素化合物焼結体を使用する場合は、SiやSiOを使用する場合に比較し、研削加工時にチッピングやクラック発生が生じにくい。なお、SiまたはSiCの焼結体を使用する場合は、焼結助剤が多すぎると、焼結助剤が偏析する粒界層のエッチングが顕著に進行するため好ましくないため、焼結助剤を構成する金属元素の量は、金属元素換算にてセラミックス1モルに対して15mol以下が好ましい。また、焼結助剤としては、Y、Yb、MgO、SrO、CeO、ZrO、SiO、Sc、およびDy等を一種またそれ以上添加して使用することができる。
【0041】
さらに、母材部分12b、14bの材料として、上述する珪素化合物材料以外に、AlN、Al、ZrOを使用し、耐食材部分12a、14aとしてYAGを使用してもよい。
【0042】
また、AlN焼結体のClプラズマに対するエッチング耐性は、焼結助剤を加えないAlN焼結体のエッチング速度が6.5μm/hrであるのに対し、焼結助剤としてMgOを1wt%加えたAlN焼結体のエッチング速度は3.5μm/hrである。このように、焼結助剤の有無、種類、含有量によってもプラズマエッチング特性は異なる。したがって、例えば母材部分12b、14bの材料として、焼結助剤を加えないAlN焼結体を使用し、耐食材部分12a、14aの材料として焼結助剤であるMgOを1%加えたAlN焼結体を使用してもよい。
【0043】
次に本実施の形態に係る部材の製造方法について説明する。なお、ここではリングA12の製造方法を説明するが、リングC14も同様の方法を使用して製造することができる。
【0044】
まず、母材部分12bと、耐食材部分12aとをそれぞれ焼成温度、焼成雰囲気等の製造条件が異なる異種材料で作製する場合は、母材部分12bと耐食材部分12aとをそれぞれ独立に作製する。
【0045】
例えば、母材部材12aとしてSiOを使用し、耐食材部分12aとして、AlN、Al、ZrO、YおよびYAGのいずれかを使用する場合は、成形、焼成工程等を経て、図2(a)に示すような、例えば内径210〜220mm、外径230mm、厚み1mm〜2mmのリング状耐食材部分12aを形成する。また、これとは別の工程により図2(b)に示すような、リング状耐食材部分12aが嵌め込まれる溝を内周部に備えた内径230mm、外径240〜250mm、厚肉部の厚み3〜4mm、薄肉部の厚さ1〜2mmの母材部分12bを作製する。各々の部材の寸法公差は使用最高温度での各々の使用材料の熱膨張差を考慮したものとする。耐食材部分12aの大きさは、プラズマエッチング装置のプラズマ発生領域の大きさ、位置、カバーリング12の位置等を考慮に入れ、少なくともプラズマ発生領域の端部に近接するリングA12の表面部分が耐食材部分12aに含まれるように、耐食材部分12aのサイズを調整する。また、靭性の小さいYAG等の材料については、製造工程時にクラック等が生じないように、できるだけ部品サイズを小さく、厚みを薄くすることが望ましい。
【0046】
母材部分12bおよび耐食材部分12aの製造方法は、両者の材料が酸化物、非酸化物あるいは焼成温度や焼成雰囲気によって異なるものである。特に限定されず、種々の成形法を使用することができる。例えばゲルキャスト法を用いて耐食材部分12aを作製する場合は、YAGの粉末100重量部、分散媒であるグルタン酸ジメチルを25重量部、バインダであるヘキサメチレンジイソシアネートを6重量部、および分散剤であるポリマレイン酸共重合体2重量部を混合し、これに触媒であるトリエチルアミンを4.5重量部加えて、スラリーを作製する。このスラリーを鋳型に入れ、硬化させ、鋳型から成形体を離型する。続いて、得られた成形体を200℃で乾燥し、さらに、脱バインダ処理を経て、1650℃で焼成を行うことにより図2(a)に示すような耐食材部分12aに相当する焼結体を形成することができる。
【0047】
また、母材部分12bとして、SiOを使用する場合は、市販の溶融石英や合成石英を所定の寸法に機械加工し形成する。こうして作製されたそれぞれの部品である耐食材部分12a、および母材部分12bそれぞれに研削加工等を加え、サイズ調整を図った上で、図2(c)に示すように、二つの部品を機械的に嵌め合わせ、リングB12を完成させる。なお、図3は、完成したリングB12の平面図である。同図に示すように、内周部に耐食材部分12aが嵌め込まれている。
【0048】
次に、耐食材部分12aと母材部分12bとをそれぞれ焼成温度、焼成雰囲気を共通とする同種材料で作製する場合の製造方法について説明する。例えば、母材部分12bを焼結助剤を含まないAlNで構成し、耐食材部分12aを焼結助剤としてのMgOを1.0重量%含むAlNで構成する場合である。
【0049】
この場合は、成形工程で図2(a)および図2(b)に示す耐食材部分12a、母材部分12bに対応するそれぞれの成形体を作製し、焼成前に、両者を嵌め合わせ、図2(c)に示す一体型の成形体を形成する。あるいは、例えば、金型を用いたプレス加工により成形品を作製する場合は、粒状原料を金型に充填する際に、金型の底部および外周部には母材となる焼結助剤を含まないAlN粒状原料粉を充填し、内周部にMgOを添加したAlN粒状原料粉を充填して、金型プレスにて約200kgf/cmの加圧力で成形しほぼ図2(c)に相当する一体型の成形体を容易に形成することができる。この製造方法を用いる場合は、耐食材部分12aと母材部分12bとの境界部分ははっきりとは区別されないが、耐食材部分12のサイズを十分広くすれば機能的には特に問題にはならない。
【0050】
上述するいずれかの方法で得られた一体型成形体を、脱バインダ処理を行い、さらに、窒素雰囲気中、1800℃で約2時間焼成を行う。こうして、一体型焼結品であるリングB12を作製することができる。
【0051】
すなわち、成形体はプレス成形で外周部材と内周部材を一体成形するか外周部材と内周部材を別々に成形し、焼成直前に一体化した後、焼成する方法が使用できる。焼成方法としてはホットプレスや常圧焼成等が使用できる。
【0052】
あるいは、外周部材及び内周部材を使用する材料に適した条件でそれぞれ別に焼成後、焼結体を所定の寸法に機械加工し嵌め合せて一体化する方法が使用できる。
【0053】
以上説明するように、本実施の形態に係るリング状部材は、プラズマ衝撃の大きい内周部分に耐エッチングプラズマ性の高い材料で形成した耐食材部分12a、14aを備えているため、部材の寿命を大幅に延ばすことができる。また、耐食材部分12a、14aを部材の一部でのみ使用するため、YAGのような材料コストが高く、靭性の低い高耐食性材料を使用することも可能である。
【0054】
以上、実施の形態に沿って本発明の半導体製造装置用部材について説明したが、本発明は、これらの実施の形態の記載に限定されるものでないことは明らかである。種々の改良および変更が可能なことは当業者には明らかである。
【0055】
例えば、本実施の形態の記載では、リングB12およびリングC14のみを例示したが、本発明の対象となる部材は、これらに限られるものではなく、部分的にプラズマ衝撃の大きい箇所を有する部材であれば上述する部材に限らず適用できる。
【0056】
また、表1および表2には、NFおよびClガスをエッチングガスとして使用した場合のエッチング速度を示しているが、プラズマエッチング装置内で使用されるエッチングガス種はこれらのものに限定されない。したがって、使用するエッチングガス条件に応じて、耐食材部分と母材部分それぞれに適した材料の選定を行うとよい。
【0057】
【発明の効果】
以上に説明するように、本発明の半導体製造装置用部材によれば、最もプラズマ衝撃の大きい部分を、ハロゲンプラズマに対し高い耐食性を有する第2のセラミックス材で形成しているため、この耐食材部分における部材のエッチング速度を大幅に低減し、部材寿命を大幅に伸ばすことができる。したがって、部材の交換頻度を抑制し、メンテナンスコストを低減できる。
【0058】
また、耐食材部分は、部材の一部のみに形成するため、材料コストの高い耐食性材料を使用できるとともに、靭性が高いため大型化が困難な耐食性材料を使用することが可能になる。
【0059】
本発明の半導体製造装置用部材の製造方法によれば、上述する半導体製造装置用部材を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマエッチング装置の反応容器内で使用される各種半導体製造装置用部材を説明するための模式的な断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るカバーリングの製造工程を説明するための各部品の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るカバーリングの平面図である。
【符号の説明】
10・・・リングA
12・・・リングB
12a、14a・・・耐食材部分
12b、14b・・・母材部分
14・・・リングC
20・・・ウエハ
30・・・静電チャック
40・・・シャワーヘッド

Claims (16)

  1. プラズマ処理装置の反応容器内で使用される半導体製造装置用部材であって、使用の際、前記部材表面において最もプラズマ衝撃の大きい場所を含む耐食材部分と、
    前記耐食材部分以外の母材部分とを有し、
    前記耐食材部分は、前記母材部分を形成する第1の材料より、使用の際の条件において耐プラズマエッチング性の高い第2の材料で形成されていることを特徴とする半導体製造装置用部材。
  2. 前記第2の材料は、使用の際の条件において、エッチング速度が前記第1の材料の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置用部材。
  3. 前記第1の材料は、珪素、または珪素化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体製造装置用部材。
  4. 前記第1の材料は、珪素、酸化珪素、窒化珪素、炭化珪素、酸窒化珪素物からなる群より選択される一の材料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体製造装置用部材。
  5. 前記第2の材料は、アルミナ、ジルコニア、YAG、イットリア、窒化珪素、炭化珪素、酸窒化珪素物および窒化アルミニウムからなる群より選択される一のセラミックス材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体製造装置用部材。
  6. 前記半導体製造装置用部材は、
    リング形状を有する部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体製造装置用部材。
  7. 前記リング形状を有する部材において、
    使用の際、プラズマに曝露される前記部材の内周部に、リング状の前記耐食材部分を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体製造装置用部材。
  8. 前記リング形状を有する部材において、使用の際、プラズマ発生領域端部が前記耐食材部分に接することを特徴とする請求項6または7に記載の半導体製造装置用部材。
  9. 前記第1の材料は酸化珪素であり、前記第2の材料はYAG、イットリアであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体製造装置用部材。
  10. 前記プラズマ処理装置は、プラズマエッチング装置であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体製造装置用部材。
  11. 請求項1に記載の半導体製造装置用部材を製造する方法であって、
    前記第1の材料からなる前記母材部分を形成する工程と、
    前記第2の材料の原料粉を用いて、前記耐食材部分の成形体を形成する工程と、
    前記耐食材部分の成形体を焼成し、焼結体を形成する工程と、
    前記母材部分と前記耐食材部分の焼結体とを嵌め合わせ、一体化する工程とを有することを特徴とする半導体製造装置用部材の製造方法。
  12. 前記母材部分を形成する工程は、
    前記第1の材料の原料粉を用いて成形体を形成する工程と、
    前記成形体を焼成し、焼結体を形成する工程とを有することを特徴とする請求項11に記載の半導体製造装置用部材の製造方法。
  13. 前記母材部分を形成する工程は、
    前記第1の材料からなるバルク体を機械加工する工程を有することを特徴とする請求項11に記載の半導体製造装置用部材の製造方法。
  14. 請求項1に記載の半導体製造装置用部材を作製する方法であって、
    前記第1の材料の原料紛と前記第2の材料の原料紛とを用いて、前記第1の材料の原料紛を主成分とする第1の領域と前記第2の材料の原料紛を主成分とする第2の領域とを有する一体型成形品を形成する工程と、
    前記一体型成形品を焼成し、一体型焼結品を得る工程とを有することを特徴とする半導体製造装置用部材の製造方法。
  15. 前記一体型成形品を形成する工程は、
    前記第1の材料の原料紛を用いて、前記第1の領域の成形体を形成する工程と、
    前記第2の材料の原料紛を用いて、前記第2の領域の成形体を形成する工程と、
    前記第1の領域の成形体と前記第2の領域の成形体とを嵌め合わせ、一体化する工程とを有することを特徴とする請求項14に記載の半導体製造装置用部材の製造方法。
  16. 前記一体型成形品を形成する工程は、
    型材内に、前記第1の材料の原料紛と前記第2の材料の原料紛とを、前記第2の材料の原料紛が一部の領域に偏るように充填する工程と、
    前記型材内に充填された前記第1の材料の原料紛と前記第2の材料の原料紛とをプレス成形する工程とを有することを特徴とする請求項14に記載の半導体製造装置用部材の製造方法。
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