JP2019106256A - 蓄電素子 - Google Patents

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森  澄男
健太 中井
Kenta Nakai
健太 中井
純 大山
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純 大山
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Abstract

【課題】複数の電極群における劣化の偏りを防止することができる蓄電素子を提供する。【解決手段】外部端子4と、所定方向に並ぶ複数の電極群2と、少なくとも、前記外部端子と前記複数の電極群のうちのいずれかの電極群の所定部位である第1部位203とを直接又は間接に導通させると共に、前記外部端子と前記複数の電極群全体における第1部位よりも前記所定方向の中心側の部位である第2部位204とを直接又は間接に導通させる導通部5と、を備え、前記導通部における前記外部端子と前記第2部位との間の抵抗値は、前記外部端子と前記第1部位との間の抵抗値より大きい。【選択図】図4

Description

本発明は、複数の電極体がケースに収容されている蓄電素子に関する。
従来から複数の電極体がケースに収容されて構成された電池が知られている(特許文献1参照)。この電池は、外部端子が設けられたケースと、複数の発電要素と、外部端子と複数の発電要素とを電気的に接続する集電体と、を備える。
特許文献1の電池では、発電要素は、帯状の正負の電極を帯状のセパレータを介して長円筒形に巻回された巻回型を成し、平坦に形成されている。複数の発電要素は、平坦な側面同士が合わせられて並べられた状態でケース内に収容されている。
特許文献1の電池では、複数の発電要素同士が並べられた方向における中心側が外側よりも高温になり易く、外側と比較して早く劣化してしまうという問題がある。
特開2000−223109号公報
そこで、本実施形態は、複数の電極群における劣化の偏りを防止することができる蓄電素子を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電素子は、
外部端子と、
所定方向に並ぶ複数の電極群と、
少なくとも、前記外部端子と前記複数の電極群のうちのいずれかの電極群の所定部位である第1部位とを直接又は間接に導通させると共に、前記外部端子と前記複数の電極群全体における第1部位よりも前記所定方向の中心側の部位である第2部位とを直接又は間接に導通させる導通部と、を備え、
前記導通部における前記外部端子と前記第2部位との間の抵抗値は、前記外部端子と前記第1部位との間の抵抗値より大きい、
蓄電素子。
かかる構成によれば、複数の電極群が並ぶ方向における中心側に電流を流れにくくすることができ、該中心側が集中的に使用されるのを防止することができる。このように、かかる構成の蓄電素子によれば、複数の電極群の中心側が集中的に使用されるのを防止することで該中心側の劣化を抑え、複数の電極群における劣化の偏りを防止することができる。
前記蓄電素子では、
前記導通部は、前記外部端子と前記第1部位とを導通する第1導通部と、前記第1部位と前記第2部位とを導通する第2導通部と、を有し、
前記外部端子と前記第2部位とは、第1導通部及び第2導通部を介して導通していてもよい。
かかる構成によれば、外部端子と第2部位とは、第1導通部及び第2導通部を介して導通しているので、外部端子と第2部位との間に第2導通部が介在する分、外部端子から第2部位への導通距離を外部端子から第1部位への導通距離よりも長くすることができる。そのため、外部端子と第2部位との間の抵抗を外部端子と第1部位との間の抵抗よりも確実に高くすることができる。
本実施形態の蓄電素子は、
外部端子と、
所定方向に並び、且つ前記外部端子とそれぞれ接続される複数の電極群と、を備え、
前記複数の電極群のうちの所定の電極群の内部抵抗の値は、該所定の電極群よりも前記所定方向における中心側に位置する電極群の内部抵抗よりも小さい、
蓄電素子。
かかる構成によれば、前記複数の電極群のうちの所定の電極群の内部抵抗を該電極群よりも複数の電極群が並ぶ方向における中心側に位置する電極群の内部抵抗よりも小さくすることで、外側に位置する電極群に電流が流れ易くなるので中心側に位置する電極群を流れる電流の量を抑えることができ、該中心側が集中的に使用されるのを防止することができる。このように、かかる構成の蓄電素子によれば、複数の電極群の中心側が集中的に使用されるのを防止することで該中心側の劣化を抑え、複数の電極群における劣化の偏りを防止することができる。
以上より、本実施形態によれば、複数の電極群における劣化の偏りを防止することができる蓄電素子を提供することができる。
図1は、第一実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。 図2は、前記蓄電素子の分解斜視図である。 図3は、電極体を説明するための図である。 図4は、図1のIV−IV位置における断面図である。 図5は、第二実施形態に係る蓄電素子における導通部を説明するための図である。 図6は、第三実施形態に係る蓄電素子における導通部を説明するための図である。 図7は、第四実施形態に係る蓄電素子における導通部を説明するための図である。 図8は、第四実施形態に係る電極体及び導通部の拡大平面図である。 図9は、第五実施形態に係る蓄電素子の分解斜視図である。 図10は、第一から第五実施形態に係る蓄電素子を含む蓄電装置の斜視図である。
以下、本発明に係る蓄電素子の第一実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。蓄電素子には、一次電池、二次電池、キャパシタ等がある。本実施形態では、蓄電素子の一例として、充放電可能な二次電池について説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電素子は、非水電解質二次電池である。より詳しくは、蓄電素子は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。この種の蓄電素子は、電気エネルギーを供給する。蓄電素子は、単一又は複数で使用される。具体的に、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧が小さいときには、単一で使用される。一方、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧の少なくとも一方が大きいときには、他の蓄電素子と組み合わされて蓄電装置に用いられる。前記蓄電装置では、該蓄電装置に用いられる蓄電素子が電気エネルギーを供給する。
蓄電素子は、図1〜図4に示すように、所定の方向に並ぶ複数(本実施形態では三つ)の電極体(電極群)2と、電解液と、複数の電極体2を前記電解液とともに収容するケース3と、ケース3の外面から突出する外部端子4と、を備える。また、蓄電素子1は、複数の電極体2のそれぞれと、外部端子4と、を導通させる導通部5と、複数の電極体2とケース3との間に配置される絶縁材6等も、備える。本実施形態では、導通部5は、集電体5である。
複数の電極体2のそれぞれは、いわゆる巻回型の電極体である。具体的に、図3に示すように、複数の電極体2のそれぞれは、電極23、24とセパレータ25とを有し、且つこれら電極23、24とセパレータ25とが積層された状態で巻回されている。本実施形態の電極は、正極23と負極24とを有する。より具体的に、複数の電極体2のそれぞれは、巻芯21と、正極23と負極24とが互いに絶縁された状態で積層された積層体22であって、巻芯21の周囲に巻回された積層体22と、を備える。そして、複数の電極体2の各外周面は、セパレータ25によって構成されている。即ち、複数の電極体2(巻回された積層体22)のそれぞれの最外層は、セパレータ25である。これら複数の電極体2のそれぞれにおいてリチウムイオンが正極23と負極24との間を移動することにより、蓄電素子1が充放電する。
巻芯21は、通常、絶縁材料によって形成される。本実施形態の巻芯21は、筒状、より詳しくは、扁平な筒形状である。この巻芯21は、可撓性又は熱可塑性を有するシートを巻回することによって形成される。本実施形態の前記シートは、合成樹脂によって形成されている。
正極23は、帯状の金属箔231と、金属箔231に重ねられる正極活物質層232と、を有する。この正極活物質層232は、金属箔231における幅方向の一方の端縁部(非被覆部)を露出させた状態で、該金属箔231に重ねられている。本実施形態の金属箔231は、例えば、アルミニウム箔である。
負極24は、帯状の金属箔241と、金属箔241に重ねられる負極活物質層242と、を有する。この負極活物質層242は、金属箔241における幅方向の他方(正極23の金属箔231の非被覆部と反対側)の端縁部(非被覆部)を露出させた状態で、該金属箔241に重ねられている。本実施形態の金属箔241は、例えば、銅箔である。
本実施形態の電極体2では、以上のように構成される正極23と負極24とがセパレータ25によって絶縁された状態で巻回される。即ち、本実施形態の電極体2では、正極23、負極24、及びセパレータ25の積層体22が巻回され、巻回された状態で、径方向で対向する面同士が接近するように径方向に押し付けられ、湾曲する部分と平坦な部分とが連続した扁平形状を成している。以下、湾曲する部分を湾曲部201と称し、平坦な部分を平坦部202と称するものとする。また、平坦部202、202が対向する方向を厚み方向と称するものとする。
セパレータ25は、絶縁性を有する部材であり、正極23と負極24との間に配置される。これにより、電極体2(詳しくは、積層体22)において、正極23と負極24とが互いに絶縁される。また、セパレータ25は、ケース3内において、電解液を保持する。これにより、蓄電素子1の充放電時において、セパレータ25を挟んで交互に積層される正極23と負極24との間を、リチウムイオンが移動可能となる。
このセパレータ25は、帯状であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、ポリアミドなどの多孔質膜によって構成される。本実施形態のセパレータ25は、SiO2粒子、Al2O3粒子、ベーマイト(アルミナ水和物)等の無機粒子を含んだ無機層を、多孔質膜によって形成された基材の上に設けることで形成されている。本実施形態のセパレータ25の基材は、例えば、ポリエチレンによって形成される。
セパレータ25の幅方向の寸法は、負極活物質層242の幅より大きい。セパレータ25は、正極活物質層232と負極活物質層242とが厚さ方向(積層方向)に重なるように幅方向に位置ずれした状態で重ね合わされた正極23と負極24との間に配置される。このとき、正極23の非被覆部と、負極24の非被覆部とは重なっていない。即ち、正極23の非被覆部が、正極23と負極24との重なる領域から幅方向(積層方向と直交する方向)に突出し、且つ、負極24の非被覆部が、正極23と負極24との重なる領域から幅方向(正極23の非被覆部の突出方向と反対の方向)に突出する。このような状態で積層された正極23、負極24、及びセパレータ25(即ち、積層体22)が巻回されることによって、電極体2が形成される。また、本実施形態の複数の電極体2のそれぞれでは、正極23の非被覆部又は負極24の非被覆部のみが積層された部位によって、電極体2における非被覆積層部26が構成される。
非被覆積層部26は、電極体2における集電体5と導通される部位である。この非被覆積層部26は、電極体2の各極に設けられる。即ち、正極23の非被覆部のみが積層された非被覆積層部26が電極体2における正極の非被覆積層部を構成し、負極24の非被覆部のみが積層された非被覆積層部26が電極体2における負極の非被覆積層部を構成する。
以上のように構成される複数の電極体2は、巻回中心軸Cが互いに並行な状態で、電極体2の厚み方向(後述するY軸方向)に並んでいる。複数の電極体2のそれぞれの非被覆積層部26は、集電体5に接続されている。具体的に、複数の電極体2のそれぞれの正極の非被覆積層部26は、一方の集電体5(図2における左側の集電体5)に接続されている。また、複数の電極体2のそれぞれの負極の非被覆積層部26は、他方の集電体5(図2における右側の集電体5)に接続されている。
本実施形態では、三つの電極体2が電極体2の厚み方向に並んでいる。前記厚み方向に並ぶ複数の電極体2において、隣り合う電極体2同士は、外周面(即ち、積層体22における最外層のセパレータ25)同士が互いに合わせられた状態で配置されている。本実施形態の電極体2は、一対の湾曲部201、201が電極体2の厚み方向及び巻回中心軸C方向に直交する方向(後述するZ軸方向)で対向し、一対の平坦部202、202が厚み方向(Y軸方向)で対向している。本実施形態の隣り合う電極体2同士は、外周面における平坦部202(詳しくは、外周面を構成するセパレータ25)同士が互いに合わせられた状態で配置されている。以下、図2及び図4に示すように、厚み方向に並んだ三つの電極体2のうちの外側に位置する一対の電極体2を外側電極体20aと称し、該一対の外側電極体20aに挟まれて、該外側電極体20aよりも厚み方向における中心側に位置する電極体2を内側電極体20bと称するものとする。
図4に示すように、本実施形態では、複数の電極体2のうちの所定部位を第1部位203と称し、該第1部位203よりも厚み方向における中心側の部位を第2部位204と称するものとする。例えば、1つの電極体2において、所定部位を第1部位203として定めた場合には、複数の電極体2が厚み方向に並んだ状態で、該第1部位203よりも厚み方向中心側に位置する部位が第2部位204となる。また、図3及び図4に示すように、厚み方向に並んだ三つの電極体2のうちの外側電極体20aにおいて所定部位を第1部位203として定めた場合には、該外側電極体20aに挟まれた内側電極体20bにおいて定められた部位が第2部位204となる。
図1及び図2に示すように、ケース3は、開口を有するケース本体31と、ケース本体31の開口を塞ぐ(閉じる)蓋板32と、を有する。ケース3は、複数の電極体2及び集電体5等と共に、電解液を内部空間33に収容する。ケース3は、電解液に耐性を有する金属によって形成される。本実施形態のケース3は、例えば、アルミニウム、又は、アルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成される。
ケース3は、ケース本体31の開口周縁部34と、蓋板32の周縁部とを重ね合わせた状態で接合することによって形成される。また、ケース3では、ケース本体31と蓋板32とによって内部空間33が画定されている。本実施形態のケース3では、ケース本体31の開口周縁部34と蓋板32の周縁部とが溶接によって接合されている。
ケース本体31は、板状の閉塞部311と、閉塞部311の周縁に接続される筒状の胴部312と、を備える。
閉塞部311は、ケース本体31が開口を上に向けた姿勢で配置されたときにケース本体31の下端に位置する(即ち、前記開口が上を向いたときのケース本体31の底壁となる)部位である。閉塞部311は、該閉塞部311の法線方向から見て、矩形状である。
以下では、閉塞部311の長辺方向をX軸方向とし、閉塞部311の短辺方向をY軸方向とし、閉塞部311の法線方向をZ軸方向とする。即ち、本実施形態では、複数の電極体2が並ぶ方向と閉塞部311の短辺方向とが一致するように、複数の電極体2がケース本体31内に収容される。
胴部312は、角筒形状、詳しくは、扁平な角筒形状を有する。胴部312は、閉塞部311の周縁における長辺から延びる一対の長壁部313と、閉塞部311の周縁における短辺から延びる一対の短壁部314とを有する。即ち、一対の長壁部313は、Y軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における短辺に相当する間隔)をあけて対向し、一対の短壁部314は、X軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における長辺に相当する間隔)をあけて対向する。短壁部314が一対の長壁部313の対応(詳しくは、Y軸方向に対向)する端部同士をそれぞれ接続することによって、角筒状の胴部312が形成される。
以上のように、ケース本体31は、開口方向(Z軸方向)における一方の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有する。このケース本体31には、上述のように、複数の電極体2のそれぞれが、巻回中心軸C方向をX軸方向に向け且つY軸方向に並んだ状態で収容される。
蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐ板状の部材である。具体的に、蓋板32は、Z軸方向から見て、ケース本体31の開口周縁部34に対応した輪郭形状を有する。即ち、蓋板32は、Z軸方向から見て、X軸方向に長い矩形状の板材である。この蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐように該ケース本体31に当接する。より具体的には、蓋板32が開口を塞ぐように、蓋板32の周縁部がケース本体31の開口周縁部34に重ねられる。開口周縁部34と蓋板32とが重ねられた状態で、蓋板32とケース本体31との境界部が溶接される。これにより、ケース3が構成される。
外部端子4は、他の蓄電素子の外部端子又は外部機器等と電気的に接続される部位である。外部端子4は、導電性を有する部材によって形成される。例えば、外部端子4は、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料、銅又は銅合金等の銅系金属材料等の溶接性の高い金属材料によって形成される。本実施形態の外部端子4は、図1、図2及び図4に示す通り、バスバ等が溶接可能な面41を有する。
集電体5は、少なくとも、外部端子4と複数の電極体2のうちのいずれかの電極体2の所定部位である第1部位203(図4参照)とを直接又は間接に導通させると共に、外部端子4と複数の電極体2全体における第1部位203よりも厚み方向(Y軸方向)の中心側の部位である第2部位204(図4参照)とを直接又は間接に導通させる。そして、集電体5における外部端子4と第2部位204との間の抵抗値は、外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きい。本実施形態では、集電体5は、ケース3内に配置され、複数の電極体2のそれぞれと通電可能に直接又は間接に接続される。本実施形態の集電体5は、複数の電極体2のそれぞれの非被覆積層部26と直接接続されている。この集電体5は、導電性を有する部材によって形成され、ケース3の内面に沿って配置される。本実施形態の集電体5は、外部端子4と複数の電極体2とを通電可能に接続する。
具体的に、集電体5は、図2及び図4に示すように、外部端子4と通電可能に接続される第一接続部51と、複数の電極体2と通電可能に接続される第二接続部52と、第一接続部51と第二接続部52とを接続する屈曲部53と、を有する。集電体5では、屈曲部53がケース3内の蓋板32と短壁部314との境界近傍に配置され、第一接続部51が屈曲部53から蓋板32に沿って延びると共に、第二接続部52が屈曲部53から短壁部314に沿って延びる。第二接続部52は、複数(本実施形態では三つ)の電極体2の非被覆積層部26と導通状態で接続されている。本実施形態の第二接続部52は、例えば、レーザ溶接によって複数の電極体2のそれぞれの非被覆積層部26と接合される。
図2及び図4に示すように、第二接続部52は、ケース3の長壁部313側(電極体2の厚み方向における外側)に位置する外接続部521と、該外接続部521よりも厚み方向における中心側に位置する内接続部522と、を有する。本実施形態では、第二接続部52は、厚み方向における内接続部522の両側に一対の外接続部521を有する。
外接続部521は、外側電極体20aに接続されている。具体的に、外接続部521は、外側電極体20aにおける巻回中心側(平坦部202同士が対向する対向面側)に接続されている。外接続部521は、電極体2側に延出する外延出部521aを有し、該外延出部521aが外側電極体20aの非被覆積層部26に接続されている。即ち、外側電極体20aの非被覆積層部26において、外延出部521aが接続される部分が第1部位203である。本実施形態では、第1部位203の位置及び大きさは、外延出部521aと非被覆積層部26との接続位置及び接続面積に対応している。
内接続部522は、内側電極体20bに接続されている。具体的に、内接続部522は、内側電極体20bにおける巻回中心側(平坦部202同士が対向する対向面側)に接続されている。内接続部522は、電極体2側に延出する内延出部522aを有し、該内延出部522aが内側電極体20bの非被覆積層部26に接続されている。即ち、内側電極体20bの非被覆積層部26において、内延出部522aが接続される部分が第2部位204である。本実施形態では、第2部位204の位置及び大きさは、内延出部522aと非被覆積層部26との接続位置及び接続面積に対応している。
本実施形態では、内接続部522の抵抗値が、外接続部521の抵抗値よりも大きい。具体的に、図4に示すように、内接続部522は、外接続部521よりもZ軸方向に長く形成され、外部端子4と第2部位204との間の長さが、外部端子4と第1部位203との間の長さよりも長くなっている。本実施形態では、外接続部521の外延出部521aは、内接続部522の内延出部522aよりもZ軸方向における上側に位置し、内延出部522aよりも外部端子4に近い位置に形成されている。このように、本実施形態では、外部端子4と第2部位204との間の長さを外部端子4と第1部位203との間の長さよりも長くして、内接続部522に流れる電流量を外接続部521に流れる電流量よりも小さくなるようにし、集電体5における外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくしている。
以上のように構成される集電体5は、蓄電素子1の正極と負極とにそれぞれ配置される。本実施形態の蓄電素子1では、集電体5は、ケース3内において、電極体2の正極側の非被覆積層部26と、負極側の非被覆積層部26とにそれぞれ配置される。正極の集電体5と負極の集電体5とは、異なる素材によって形成される。具体的に、正極の集電体5は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金によって形成され、負極の集電体5は、例えば、銅又は銅合金によって形成される。
図1及び図2に示すように、絶縁材6は、ケース3(詳しくはケース本体31)と、複数の電極体2と、の間に配置される。この絶縁材6は、絶縁性を有する樹脂によって形成されている。本実施形態の絶縁材6は、所定の形状に裁断された絶縁性を有するシート状の部材を折り曲げることによって袋状に形成されている。
上述のように、ケース3内に、電解液が注液されている。電解液は、非水溶液系電解液である。電解液は、有機溶媒に電解質塩を溶解させることによって得られる。有機溶媒は、例えば、プロピレンカーボネート及びエチレンカーボネートなどの環状炭酸エステル類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートなどの鎖状カーボネート類である。電解質塩は、LiClO、LiBF、及びLiPF等である。本実施形態の電解液は、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートを、プロピレンカーボネート:ジメチルカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:2:5の割合で調整した混合溶媒に、1mol/LのLiPFを溶解させたものである。
以上の蓄電素子1によれば、複数の電極体2が並ぶ方向における中心側に電流を流れにくくすることができ、該中心側が集中的に使用されるのを防止することができる。このように、かかる構成の蓄電素子1によれば、複数の電極体2の中心側が集中的に使用されるのを防止することで該中心側の劣化を抑え、複数の電極体2における劣化の偏りを防止することができる。
具体的に説明する。複数の電極体2が電極体2の厚み方向に並んだ状態でケース3に収容され、使用により各電極体2の温度が上昇すると、厚み方向における外側に位置する電極体2は、一対の平坦部202のうちの厚み方向における外側に位置する平坦部202がケース3の長壁部313に隣接し、該長壁部313を介して比較的、冷えやすい。これに対して、厚み方向における中心側に位置する電極体2は、自身の発熱、及び厚み方向における両側に電極体2が存在することによって冷えにくい。そのため、中心側に位置する電極体2は、使用時に外側に位置する電極体2よりも高温となり易く、その分、電極体2自身の抵抗及び外部端子4と電極体2とを導通する集電体5の抵抗が下がり、電流が流れ易くなる。そうすると、厚み方向における外側に位置する電極体2よりも中心側に位置する電極体2へ流れる電流が多くなり、複数の電極体2において、中心側が、外側よりも劣化が進行してしまう。
更に、外部端子4は、厚み方向における蓋板32の中央部に位置している場合が多いので、外部端子4と中心側に位置する電極体2との導通距離は、外部端子4と外側に位置する電極体2との導通距離よりも短くなる。そうすると、導通距離が短い分、更に中心側に位置する電極体2に電流が流れ易くなる。以上のように、複数の電極体2は、厚み方向における中心側が外側と比較して劣化が進行し易いが、本実施形態の蓄電素子1によれば、外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくすることで、中心側に電流を流れにくくして、複数の電極体2における劣化の偏りを防止することができる。
上記実施形態では、集電体5の長さ及び集電体5と電極体2との接続位置を設定することで、集電体5における外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくしている。そのため、集電体5の抵抗値を設定し易く、且つ容易に変更することができる。
次に、本発明の第二実施形態から第五実施形態について図面を参照しつつ説明するが、上記第一実施形態と同様の構成には同一符号を用いて詳細な説明を繰り返さず、異なる構成についてのみ詳細に説明する。
図5に示すように、第二実施形態では、蓄電素子1Aは、四つの電極体2と、電解液と、ケース3(図示していない)と、外部端子4と、集電体5と、絶縁材6(図示していない)と、を備える。本実施形態の四つの電極体2は、厚み方向(Y軸方向)に並んで配置されている。本実施形態では、複数の電極体2は、一対の外側電極体20a、及び該一対の外側電極体20aに挟まれた二つの内側電極体20bから構成されている。
本実施形態では、第二接続部52は、一対の外側電極体20a及び二つの内側電極体20bのそれぞれに接続されており、外接続部521及び内接続部522を二つずつ有する。外接続部521の形状は第一実施形態における外接続部521の形状と同様である。また、二つの内接続部522は同形状を成し、且つ第一実施形態における内接続部522の形状と同様である。即ち、内接続部522は、外接続部521よりもZ軸方向に長く形成され、外部端子4と第2部位204との間の長さが、外部端子4と第1部位203との間の長さよりも長くなっている。
図6に示すように、第三実施形態では、蓄電素子1Bは、二つの電極体2と、電解液と、ケース3(図示していない)と、外部端子4と、集電体5と、絶縁材6(図示していない)と、を備える。本実施形態の二つの電極体2は、その厚み方向(Y軸方向)に並んで配置されている。本実施形態では、第一実施形態に係る内側電極体20bに相当する電極体2を備えるものではない。電極体2における一対の平坦部202のうちのケース3側(厚み方向における外側)に位置する平坦部202を外平坦部202a、二つの電極体2における互いに合わせられた内側に位置する平坦部202を内平坦部202bとすると、内平坦部202bは外平坦部202aに対して厚み方向中心側に位置し、高温となり易い。即ち、同一電極体2内においても、電流が集中する部位や、発生した熱が逃げにくい部位がある場合には、該部位が高温になりやすい。そのため、第三実施形態では一つの電極体2に複数(図6に示す例では二つ)の集電体5との接合点を設け、各接合点と外部端子4との間の抵抗を調整して蓄電素子1Bの中央部側の抵抗を大きくする、即ち、二つの電極体2が厚み方向に並べられた蓄電素子1Bにおいて、外平坦部202aに比べて内平坦部202bに電流を流れにくくすることで、各電極体2における蓄電素子1Bの中心側の部分(内平坦部202b)の発熱量が外側の部分(外平坦部202a)の発熱量に比べて抑えられる。これにより、前記中心側の部分が前記外側の部分より高温になることが抑えられ、複数の電極体2において中心側が偏って劣化するのを防止することができる。
本実施形態では、集電体5は、各電極体2に接続されている。外接続部521は、外平坦部202aに接続され、内接続部522は、内平坦部202bに接続されている。本実施形態では、第1部位203及び第2部位204は、一つの電極体2に形成されている。具体的に、第1部位203は、外平坦部202aにおけるZ軸方向上方側に形成され、第2部位204は、該第1部位203よりも内平坦部202bにおけるZ軸方向下方側に形成されている。
図7及び図8に示すように、第四実施形態では、蓄電素子1Cは、三つの電極体2を有する点で第一実施形態と共通するが、集電体5の形状が第一実施形態の集電体5の形状とは異なる。
第四実施形態では、集電体5は、外部端子4と第1部位203とを導通する第1導通部5aと、第1部位203と第2部位204とを導通する第2導通部5bと、を有し、外部端子4と第2部位204とは、第1導通部5a及び第2導通部5bを介して導通している。
蓄電素子1Cによれば、外部端子4と第2部位204とは、第1導通部5a及び第2導通部5bを介して導通しているので、外部端子4と第2部位204との間に第2導通部5bが介在する分、外部端子4から第2部位204への導通距離を外部端子4から第1部位203への導通距離よりも長くすることができる。そのため、外部端子4と第2部位204との間の抵抗を外部端子4と第1部位203との間の抵抗よりも確実に高くすることができる。
本実施形態では、第1導通部5aは、外側電極体20aにおける外側に位置する平坦部202に接続されている。また、第1導通部5aは、該平坦部202の外側面(長壁部313に対向する面)に接続されている。第2導通部5bは、外側電極体20aにおける中心側に位置する平坦部202に接続されている。また、第2導通部5bは、該平坦部202における巻回中心側の面に接続されている。更に、第2導通部5bは、内側電極体20bにおける該外側電極体20aに隣接する平坦部202に接続されている。第2導通部5bは、外側電極体20aの平坦部202と内側電極体20bの平坦部202とを跨ぐようにして接続されている。
本実施形態に係る蓄電素子1Cの使用状態では、外部端子4は、第1導通部5aを介して外側電極体20aと導通し、第1導通部5a、外側電極体20a、及び第2導通部5bを介して内側電極体20bと導通する。
図9に示すように、第五実施形態では、蓄電素子1Dは、外部端子4と、所定方向に並び、且つ外部端子4とそれぞれ接続される複数の電極群200と、を備える。複数の電極群200のうちの所定の電極群200の内部抵抗の値は、該所定の電極群200よりも前記所定方向における中心側に位置する電極群200の内部抵抗よりも小さい。
蓄電素子1Dによれば、複数の電極群200のうちの所定の電極群200aの内部抵抗を電極群200が並ぶ方向における中心側に位置する電極群200bの内部抵抗よりも小さくすることで、外側に位置する電極群200aに電流が流れ易くなるので、中心側に位置する電極群200bを流れる電流の量を抑えることができ、該中心側が集中的に使用されるのを防止することができる。このように、かかる構成の蓄電素子1Dによれば、複数の電極群200の中心側が集中的に使用されるのを防止することで該中心側の劣化を抑え、複数の電極群200における劣化の偏りを防止することができる。
第五実施形態は、電極群200がスタック型に形成されている。即ち、第五実施形態の電極群200では、電極が積層されており、複数の電極群200は、電極の積層方向(Y軸方向)に並んでいる。第五実施形態では、積層方向における中心側に位置する電極群200の金属箔の厚みが積層方向における外側に位置する電極群200の金属箔の厚みよりも薄く形成されている。本実施形態では、金属箔が所定の厚さで形成された電極群200を外側電極群200a、金属箔が該外側電極群200aの金属箔よりも薄く形成された電極群200を内側電極群200bとして規定することができ、内側電極群200bは、外側電極群200aよりも積層方向における中心側に位置している。このように、第五実施形態では、内側電極群200bの各電極の内部抵抗より、外側電極群200aの各電極の内部抵抗を小さくすることで、外側電極群200aよりも内側電極群200bの各電極を流れる電流の大きさ(発熱量)を抑え、これにより、蓄電素子1DのY軸方向の中心側(内側電極群200b)が高温になることを防いでいる。その結果、複数の電極群200において内側電極群200bが偏って劣化するのを防止することができる。ここで、外側電極群200aと内側電極群200bとにおける各電極の内部抵抗は、例えば、外部端子4と各電極から延びるタブ210の根元との間のACR(交流インピーダンス)を測定することによって得られる。
本実施形態では、電極から延びるタブ210が外部端子4と接続されることで、外部端子4と電極群200とは、集電体5等の導通部材を介さずに接続されているが、この構成に限定されない。即ち、第五実施形態の蓄電素子1Dでは、電極群200を構成する各電極の内部抵抗を適宜設定することによって、各電極群200に流れる電流の大きさを調整しているため、外部端子4と各電極群200とが、集電体5等の導通部材を介して導通していてもよく、前記導通部材を介さず直接導通していてもよい。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記第一から第四実施形態では、集電体5は、複数の電極体2のそれぞれの非被覆積層部26と直接接続されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。集電体5と複数の電極体2のそれぞれの非被覆積層部26とは、平坦部202を挟持するように構成されたクリップ部材等の導電性を有する部材を介して接続されていてもよい。
上記第一から第五実施形態では、電極体2が、二つから四つの場合について説明したが、この構成に限定されない。電極体2は、五つ以上でもよい。この場合、厚み方向中心に近い位置に配置された電極体2ほど集電体5の抵抗値を高くして、他の部分に位置する電極体2よりも電流を流れにくくしてもよい。
また、上記第一から第三実施形態では、内接続部522は、外接続部521よりもZ軸方向に長く形成されている場合について説明したがこれに限定されるものではない。内接続部522が外接続部521よりも細く形成される(即ち、断面積を小さく形成する)ことで、集電体5における外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくしてもよい。
上記第一から第四実施形態では特に言及するものではないが、集電体5の素材として、内接続部522の素材を、外接続部521の素材に対して抵抗の大きい素材を使用してもよい。これにより、外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくしてもよい。例えば、内接続部522の素材としてニッケルを採用し、外接続部521の素材としてアルミニウムを採用してもよい。
上記第一から第四実施形態では特に言及するものではないが、内接続部522と内側電極体20bとの接続面積は、外接続部521と外側電極体20aとの接続面積よりも小さく形成されていてもよい。これにより、外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくしてもよい。
上記第一から第四実施形態では、蓄電素子1〜1Cが巻回型の電極体2を有し、導通部5としての集電体5を備えている場合について説明したが、スタック型の電極群200(電極体2)が導通部5としての集電体5を備える構成としてもよい。具体的に、集電体5は、外部端子4と複数の電極群200のうちの所定部位である第1部位203とを導通させると共に、外部端子4と複数の電極群200全体における第1部位203よりも積層方向の中心側の部位である第2部位204とを導通させてもよい。この場合でも、集電体5おける外部端子4と第2部位204との間の抵抗値を外部端子4と第1部位203との間の抵抗値より大きくすることで、積層方向における中心側に位置する電極群200(電極体2)が集中的に使用されるのを防止することができる。
上記実施形態では特に言及するものではないが、第五実施形態と同様に、第一から第四実施形態における巻回型の電極体2において、厚み方向における中心側に位置する電極体2の内部抵抗を該電極体2よりも外側に位置する電極体2の内部抵抗よりも大きくしてもよい。例えば、中心側に位置する電極体2の厚み方向における金属箔の厚みを該電極体2よりも外側に位置する電極体2の厚み方向における金属箔の厚みよりも薄くすることで、中心側の電極体2に電流が流れにくくしてもよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
蓄電素子(例えば電池)1、1Aは、図10に示すような蓄電装置(蓄電素子が電池の場合は電池モジュール)11に用いられてもよい。蓄電装置11は、少なくとも二つの蓄電素子1、1Aと、二つの(異なる)蓄電素子1、1A同士を電気的に接続するバスバ部材12と、を有する。この場合、本発明の技術が少なくとも一つの蓄電素子1、1Aに適用されていればよい。
1、1A、1B、1C、1D…蓄電素子、2、2A、2B…電極体(電極群)、20a…外側電極体、20b…内側電極体、201…湾曲部、202…平坦部、202a…外平坦部、202b…内平坦部、203…第1部位、204…第2部位、21…巻芯、22…積層体、23…正極、231…金属箔、232…正極活物質層、24…負極、241…金属箔、242…負極活物質層、25…セパレータ、250…外側領域、26…非被覆積層部、29…電極体の下端、3…ケース、31…ケース本体、311…閉塞部、312…胴部、313…長壁部、314…短壁部、32…蓋板、33…内部空間、34…開口周縁部、4…外部端子、41…面、5…集電体(導通部)、51…第一接続部、52…第二接続部、521…外接続部、521a…外延出部、522…内接続部、522a…内延出部、53…屈曲部、6…絶縁材、200,200a,200b…電極群、210…タブ、11…蓄電装置、12…バスバ部材、C…巻回中心軸

Claims (3)

  1. 外部端子と、
    所定方向に並ぶ複数の電極群と、
    少なくとも、前記外部端子と前記複数の電極群のうちのいずれかの電極群の所定部位である第1部位とを直接又は間接に導通させると共に、前記外部端子と前記複数の電極群全体における第1部位よりも前記所定方向の中心側の部位である第2部位とを直接又は間接に導通させる導通部と、を備え、
    前記導通部における前記外部端子と前記第2部位との間の抵抗値は、前記外部端子と前記第1部位との間の抵抗値より大きい、
    蓄電素子。
  2. 前記導通部は、前記外部端子と前記第1部位とを導通する第1導通部と、前記第1部位と前記第2部位とを導通する第2導通部と、を有し、
    前記外部端子と前記第2部位とは、第1導通部及び第2導通部を介して導通している、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 外部端子と、
    所定方向に並び、且つ前記外部端子とそれぞれ接続される複数の電極群と、を備え、
    前記複数の電極群のうちの所定の電極群の内部抵抗の値は、該所定の電極群よりも前記所定方向における中心側に位置する電極群の内部抵抗よりも小さい、
    蓄電素子。
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