JP2019105140A - 錠制御装置、錠システム及び錠装置付戸 - Google Patents

錠制御装置、錠システム及び錠装置付戸 Download PDF

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Naoki Tsujimoto
直生 辻本
中村 敦
Atsushi Nakamura
敦 中村
智史 梶山
Satoshi Kajiyama
智史 梶山
岡田 健治
Kenji Okada
健治 岡田
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Abstract

【課題】錠装置と錠制御装置とを別々に交換する。【解決手段】錠制御装置2は、建物の出入口に設けられた戸5の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置1を制御する。錠装置1は、第1筐体11と、駆動部12とを有する。第1筐体11は、戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成される。駆動部12は、第1筐体11に収納され、第1位置と第2位置との間でデッドボルト13を移動させる。錠制御装置2は、駆動力発生部22と、駆動力伝達部23と、第2筐体21とを備える。駆動力発生部22は、駆動部12の駆動力を発生させる。駆動力伝達部23は、駆動力発生部22で発生させた駆動力を駆動部12に伝達する。第2筐体21は、少なくとも駆動力発生部22を収納し、戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成される。【選択図】図2

Description

本開示は、一般に錠制御装置、錠システム及び錠装置付戸に関し、より詳細には、建物の出入口に設けられた戸の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置を制御する錠制御装置、錠システム及び錠装置付戸に関する。
特許文献1には、駆動モータによってデッドボルトを進退動させるようにした電気錠(錠装置)のスイッチ機構が記載されている。特許文献1に記載のスイッチ機構では、駆動モータ、駆動モータの回転を減速させる減速機構、減速機構の出力ギヤの回転に連動して昇降するラックプレート、及びラックプレートの昇降動に連動して正逆方向に回転するデッドハブが1つの錠箱に収納される。
特開2013−221299号公報
特許文献1に記載のスイッチ機構では、駆動モータ、減速機構、ラックプレート及びデッドハブが1つの錠箱に収納されているため、その一部が故障した場合でも錠箱全体で交換しなければならなかった。
本開示は上記問題点に鑑みて為されており、錠装置と別々に交換することができる錠制御装置、錠システム及び錠装置付戸を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る錠制御装置は、建物の出入口に設けられた戸の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置を制御する。前記錠装置は、第1筐体と、駆動部と、を有する。前記第1筐体は、前記戸に組み込まれた状態で前記戸の内部に収まるように構成される。前記駆動部は、前記第1筐体に収納され、デッドボルトの少なくとも一部が前記戸から突出する第1位置と前記デッドボルトが前記戸の内部に収まる第2位置との間で前記デッドボルトを移動させる。前記錠制御装置は、駆動力発生部と、駆動力伝達部と、第2筐体と、を備える。前記駆動力発生部は、前記駆動部の駆動力を発生させる。前記駆動力伝達部は、前記駆動力発生部で発生させた前記駆動力を前記駆動部に伝達する。前記第2筐体は、少なくとも前記駆動力発生部を収納し、前記戸に組み込まれた状態で前記戸の内部に収まるように構成される。
本開示の一態様に係る錠システムは、前記錠制御装置と、前記錠装置と、を備える。
本開示の一態様に係る錠装置付戸は、前記錠システムと、前記錠システムが取り付けられる戸本体と、を備える。
本開示によれば、錠装置と錠制御装置とを別々に交換することができる、という効果がある。
図1は、実施形態1に係る錠システムの使用例の説明図である。 図2A及び図2Bは、同上の錠システムが戸に組み込まれた状態を模式的に表した断面図であり、図2Aは後方から見た断面図、図2Bは右方から見た断面図である。 図3は、同上の錠システムの要部を模式的に表した断面図である。 図4は、実施形態1の変形例に係る錠システムの要部を模式的に表した断面図である。 図5は、実施形態2に係る錠システムが戸に組み込まれた状態を模式的に表した断面図である。 図6は、実施形態3に係る錠システムが戸に組み込まれた状態を模式的に表した断面図である。
(実施形態1)
(1)概要
以下、本実施形態に係る錠制御装置2、錠システム10及び錠装置付戸5(以下、「戸5」ともいう)の概要について、図1、図2A及び図2Bを参照して説明する。
本実施形態に係る錠制御装置2は、図1に示すように、建物4の出入口41に設けられた戸5の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置1を制御するための装置である。本実施形態では、錠装置1は、戸5の施錠と解錠との両方を行うが、戸5の施錠と解錠とのいずれか一方のみを行うように構成されていてもよい。建物4は、例えば戸建て住宅である。戸5は、例えば戸建て住宅の玄関ドアである。また、戸5は、本実施形態では開き戸であるが、引き戸であってもよい。戸5は、建物4の出入口41に設けられた枠体6に開閉可能に取り付けられる。戸5は、図1に示すように、戸本体51と、操作ハンドル52と、を備えている。戸本体51は、正面視の形状が上下方向に長い矩形状である。操作ハンドル52は、戸本体51に取り付けられており、戸5を開閉する際に操作される。
また、戸5は、錠システム10を更に備えている。言い換えると、戸(錠装置付戸)5は、錠システム10と、錠システム10が取り付けられる戸本体51と、を備えている。錠システム10は、図1に示すように、複数(図1では2つ)の錠装置1と、複数(図1では2つ)の錠制御装置2と、制御ユニット3と、を備えている。複数の錠装置1、複数の錠制御装置2及び制御ユニット3は、戸5の戸本体51に組み込まれている。制御ユニット3は、鍵装置(例えば、スマートフォン等)との間で無線通信を行う通信部31を有している。通信部31は、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に準拠した無線通信を行う通信インターフェースである。
複数の錠装置1と複数の錠制御装置2とは一対一に対応している。一方の錠装置1と当該錠装置1に対応付けられた錠制御装置2とは、戸本体51に取り付けられた操作ハンドル52の上方に位置している。他方の錠装置1と当該錠装置1に対応付けられた錠制御装置2とは、操作ハンドル52の下方に位置している。言い換えると、一方の錠装置1及び錠制御装置2の組と他方の錠装置1及び錠制御装置2の組とが、上下方向において間隔を空けて配置されている。
ここで、例えば、鍵装置を手提げ鞄等に入れた住人が帰宅した場合を想定する。この場合、鍵装置は、手提げ鞄等に入れられていることから、住人の腕よりも低い位置(地面に近い位置)にある。そのため、制御ユニット3が戸本体51の高い位置(例えば、住人の頭部よりも高い位置)に組み込まれている場合、鍵装置と通信部31との間で無線通信できない可能性がある。一方、図1に示すように、上側の錠装置1及び錠制御装置2の組と、下側の錠装置1及び錠制御装置2の組との間に制御ユニット3を配置した場合、鍵装置が手提げ鞄等に入っていても鍵装置と通信部31との間で無線通信を行うことができる。つまり、制御ユニット3(通信部31)は、上下方向において、上側の錠装置1及び錠制御装置2の組と、下側の錠装置1及び錠制御装置2の組との間に配置されていることが好ましい。より好ましくは、制御ユニット3(通信部31)は、上下方向に延びる操作ハンドル52の上端部と下端部との間に配置されているのがよい。
なお、上側の錠装置1及び錠制御装置2の組と、下側の錠装置1及び錠制御装置2の組との間には、少なくとも通信部31が位置していればよい。つまり、通信部31を除く制御ユニット3は、上側の錠装置1及び錠制御装置2の組と、下側の錠装置1及び錠制御装置2の組との間に位置していなくてもよい。
本実施形態に係る錠制御装置2は、図1に示すように、建物4の出入口41に設けられた戸5の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置1を制御する。錠装置1は、図2Aに示すように、第1筐体11と、駆動部12と、を有する。第1筐体11は、戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成される。駆動部12は、第1筐体11に収納され、第1位置と第2位置との間でデッドボルト13を移動させる。第1位置は、デッドボルト13の少なくとも一部が戸5から突出する位置である。第2位置は、デッドボルト13が戸5の内部に収まる位置である。錠制御装置2は、図2Aに示すように、駆動力発生部22と、駆動力伝達部23と、第2筐体21と、を備える。駆動力発生部22は、駆動部12の駆動力を発生させる。駆動力伝達部23は、駆動力発生部22で発生させた駆動力を駆動部12に伝達する。第2筐体21は、少なくとも駆動力発生部22を収納し、戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成される。
上述のように、錠装置1は第1筐体11を有し、錠制御装置2は第2筐体12を有している。つまり、錠装置1と錠制御装置2とが別々に構成されている。したがって、例えば錠制御装置2が故障した場合には、錠装置1をそのまま使用しながら錠制御装置2のみを交換することができる。つまり、本実施形態に係る錠制御装置2によれば、錠装置1と錠制御装置2とを別々に交換することができる。
(2)構成
以下、本実施形態に係る錠制御装置2及び錠システム10の構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る錠システム10の使用例を説明する説明図である。図2Aは、同上の錠システム10を屋内側から見たときの模式図である。図2Bは、同上の錠システム10を右側から見たときの模式図である。図3は、同上の錠システム10を右側から見たときの要部の模式図である。
以下の説明では特に断りがない限り、建物4の出入口41に設けられた戸5を正面から見たときの「上」、「下」、「左」、「右」を、「上」、「下」、「左」、「右」として各方向を規定する。また、以下の説明では、戸5と直交する方向を前後方向(図1の手前が前側)と規定する。ただし、これらの方向は錠制御装置2の使用方向を限定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
本実施形態に係る錠システム10は、図1に示すように、複数(図1では2つ)の錠装置1と、複数(図1では2つ)の錠制御装置2と、制御ユニット3と、を備えている。
(2.1)錠装置
錠装置1は、図2Aに示すように、第1筐体11と、駆動部12と、デッドボルト13と、を備えている。
第1筐体11は、例えば金属材料からなる矩形の箱体である。第1筐体11の外形寸法(上下寸法、左右寸法及び前後寸法)は、戸5の内部に収まる寸法である。言い換えると、第1筐体11は、戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成されている。第1筐体11の右側面には、デッドボルト13を露出させるための開口部111が設けられている。第1筐体11は、2つのねじS1を用いて戸5に固定される。
駆動部12は、第1筐体11に収納される。駆動部12は、デッドボルト13を第1位置と第2位置との間で移動させる機能を有している。第1位置は、デッドボルト13の少なくとも一部が戸5から突出する位置である(図2A参照)。第2位置は、デッドボルト13が戸5の内部に収まる位置である。つまり、駆動部12は、後述する駆動力発生部22からの駆動力によって、第1位置と第2位置との間でデッドボルト13を移動させる。
駆動部12は、図3に示すように、回転部121を有している。回転部121は、例えば、ダルマ、ギヤ等を含む回転部材である。回転部121は、駆動力発生部22からの駆動力によって回転するように構成されている。回転部121は、図3に示すように、差込部1211を有している。差込部1211は、後述するサムターン6を回転部121に取り付けるための取付構造である。差込部1211は、本実施形態では、前後方向(回転部121の厚さ方向)に貫通する貫通孔であり、サムターン6の軸部61を差込可能で、かつ軸部61を保持可能な形状である。
デッドボルト13は、図2A及び図2Bに示すように、デッドボルト本体131と、フック132と、を有している。デッドボルト本体131及びフック132は、例えばステンレス鋼などの金属材料からなる。デッドボルト本体131は、左右方向に長く、左右方向から見た形状がU字状である。フック132は、デッドボルト本体131の先端部に取り付けられており、デッドボルト13が第1位置にあるときにデッドボルト本体131から突出するように構成されている。また、フック132は、デッドボルト13が第2位置にあるときにはデッドボルト本体131内に収まるように構成されている。
(2.2)錠制御装置
錠制御装置2は、建物4の出入口41に設けられた戸5の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置1を制御するための装置である。錠制御装置2は、図2Aに示すように、第2筐体21と、駆動力発生部22と、駆動力伝達部23と、基板26と、を備えている。
第2筐体21は、第1筐体11と同様に、金属材料からなる箱体である。本実施形態では、第2筐体21は、図2Aに示すように、L字状である。第2筐体21の外形寸法は、戸5の内部に収まる寸法である。言い換えると、第2筐体21は、戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成されている。特に、第2筐体21の厚さ寸法(前後方向の寸法)W1は、戸本体51の内寸法W2よりも小さい(図2B参照)。第2筐体21は、図2Aに示すように、第1筐体11に取り付けられる筐体用取付構造211を有している。筐体用取付構造211は、例えば第2筐体21から突出する突片である。そして、筐体用取付構造211である突片を、第1筐体11に設けられた切れ目(スリット)に差し込むことで、第2筐体21が第1筐体11に取り付けられる。第2筐体21は、第1筐体11に取り付けられた状態では、第1筐体11の上面及び左側面を覆っている。
駆動力発生部22は、図2Aに示すように、モータ221と、モータ221の出力軸に取り付けられたウォームギヤ222と、を含む。駆動力発生部22は、第2筐体21に収納される。駆動力発生部22は、基板26に電気的に接続されている。駆動力発生部22は、基板26からの第1駆動信号又は第2駆動信号に従って正回転又は逆回転し、回転力による駆動力を駆動力伝達部23に出力する。
駆動力伝達部23は、第1伝達部24と、第2伝達部25と、を有している。第1伝達部24は、駆動部12の回転部121に回転力を与える。第2伝達部25は、駆動力発生部22からの駆動力を第1伝達部24に伝達する。言い換えると、駆動力伝達部23は、駆動力発生部22で発生させた駆動力を駆動部12に伝達し、当該駆動力によって回転部121を回転させる。
第1伝達部24は、図2Aに示すように、前後方向から見た形状が円形の平歯車である。第1伝達部24の外周面には、後述する第4ギヤ254と噛み合う複数の歯240が全周に亘って形成されている。また、第1伝達部24は、前後方向に貫通する一対の逃がし溝243を有している。一対の逃がし溝243の各々は、前後方向から見た形状が円弧状であり、第1伝達部24の中心に対して点対称な位置に設けられている。一対の逃がし溝243は、後述するサムターン6とシリンダー錠7とを連結する連結ピンを逃がすための溝である。
また、第1伝達部24は、軸部241と、部品用取付構造242と、を更に有している。軸部241は、図3に示すように、第1伝達部24の前面から前方に突出している。軸部241は、回転部121の差込部1211に差込可能で、かつ差込部1211にて保持可能な形状である。第1伝達部24は、差込部1211に軸部241が差し込まれることで回転部121に固定される。
ここで、本実施形態では、回転部121の差込部1211は、回転部121に第1伝達部24を固定するための固定構造として利用される。そのため、サムターン6によって回転部121を回転させるためには、サムターン6を第1伝達部24に取り付けるための取付構造が必要である。部品用取付構造242は、サムターン6を第1伝達部24に取り付けるための取付構造である。言い換えると、第1伝達部24は、手動操作時において駆動部12に回転力を与えるサムターン6又はシリンダー錠7(図3参照)が取り付けられる部品用取付構造242を有している。部品用取付構造242は、本実施形態では、サムターン6の軸部61が差し込まれる差込凹部である(図3参照)。この差込凹部は、サムターン6の軸部61を差込可能で、かつ軸部61を保持可能な形状であり、第1伝達部24の後面に設けられている。そして、部品用取付構造242である差込凹部にサムターン6の軸部61を差し込むことで、サムターン6が第1伝達部24に取り付けられる。
第2伝達部25は、図2Aに示すように、第1ギヤ251と、第2ギヤ252と、第3ギヤ253と、第4ギヤ254と、で構成されている。本実施形態では、図2Aに示すように、第3ギヤ253と第4ギヤ254とが同心に配置されている。
第1ギヤ251は、平歯車2511とウォームホイール2512とが一体に形成された重ね歯車である。平歯車2511の外周面には、第2ギヤ252と噛み合う複数の歯2511Aが全周に亘って形成されている。ウォームホイール2512の外周面には、モータ221に取り付けられたウォームギヤ222と噛み合う複数の歯2512Aが全周に亘って形成されている。
第2ギヤ252は、前後方向から見た形状が円形の平歯車である。第2ギヤ252の外周面には、第1ギヤ251の平歯車2511及び第3ギヤ253と噛み合う複数の歯2521が全周に亘って形成されている。
第3ギヤ253は、前後方向から見た形状が円形の平歯車である。第3ギヤ253の外周面には、第2ギヤ252と噛み合う複数の歯2531が形成されている。また、第3ギヤ253の後面には、後方に突出する円形の突起2532が一体に形成されている。
第4ギヤ254は、前後方向から見た形状が円形の平歯車である。第4ギヤ254の外周面には、第1伝達部24と噛み合う複数の歯2541が形成されている。また、第4ギヤ254は、前後方向に貫通する逃がし溝2542を有している。逃がし溝2542は、第3ギヤ253に対して第4ギヤ254が回転する際に、第3ギヤ253の突起2532を逃がすための溝であり、第4ギヤ254の回転方向に沿って円弧状に形成されている。
そして、第3ギヤ253の突起2532が第4ギヤ254の逃がし溝2542内を移動することで、第3ギヤ253に対して第4ギヤ254を回転させることができる。すなわち、本実施形態に係る錠制御装置2では、第3ギヤ253の突起2532と第4ギヤ254の逃がし溝2542とで、第1伝達部24と第2伝達部25とを分離するクラッチ機構27が構成されている。言い換えると、錠制御装置2は、第1伝達部24と第2伝達部25とを切り離すクラッチ機構27を更に備えている。そのため、モータ221が停止している状況であっても、サムターン6又はシリンダー錠7に差し込まれた鍵を回すことで、第1伝達部24を回転させることができ、これによりデッドボルト13を第1位置又は第2位置に移動させることができる。
基板26は、図2Aに示すように、矩形のプリント配線板である。基板26には、駆動回路と、位置検出回路とが実装されている。駆動回路は、モータ221に対して第1駆動信号又は第2駆動信号を出力する。第1駆動信号は、モータ221を第1向きに回転させるための信号である。第2駆動信号は、モータ221を第2向き(第1向きと逆向き)に回転させるための信号である。位置検出回路は、デッドボルト13の位置を検出するための回路である。本実施形態では、位置検出回路は、第3ギヤ253の位置を検出することで、デッドボルト13の位置を間接的に検出している。基板26は、制御ユニット3に電気的に接続されており、制御ユニット3からの第1制御信号又は第2制御信号に基づいて第1駆動信号又は第2駆動信号を生成する。
ここで、駆動力伝達部23の一部である第1伝達部24は、駆動部12の回転部121と第2伝達部25(厳密には第4ギヤ254)とを連結する部位であり、第1筐体11及び第2筐体21の外側に位置している。第1伝達部24は、図2A及び図2Bに示すように、戸5に組み込まれた状態では戸5の内部に収まっている。言い換えると、駆動力伝達部23は、第1筐体11及び第2筐体21が戸5に組み込まれた状態で戸5の内部に収まるように構成されている。
(2.3)制御ユニット
制御ユニット3は、図1に示すように、通信部31を有している。通信部31は、例えばBLEに準拠した無線通信を行う通信インターフェースである。通信部31は、例えばスマートフォン等の鍵装置との間で無線通信を行う。制御ユニット3は、鍵装置の認証機能と、錠制御装置2の制御機能と、を有している。制御ユニット3は、通信部31が受信した無線信号に含まれる鍵装置の識別情報に基づいて、鍵装置が正規の鍵である否かを判定(認証)する。また、制御ユニット3は、鍵装置が正規の鍵であると判定した場合には、デッドボルト13の位置に応じて第1制御信号又は第2制御信号を基板26に出力する。
(3)動作
以下、錠システム10の動作について説明する。
まず、建物4の住人が帰宅する場合の動作について説明する。つまり、この場合には、デッドボルト13が第1位置にあり、戸5が施錠されている。
建物4の住人が通信部31の通信エリアに入ると、住人が所持している鍵装置と通信部31との間で無線通信が行われる。制御ユニット3は、通信部31が受信した鍵装置からの無線信号に含まれる識別情報に基づいて、鍵装置が正規の鍵であるか否かを判定する。制御ユニット3は、鍵装置が正規の鍵であると判定した場合、基板26に対して第1制御信号を出力する。基板26の駆動回路は、制御ユニット3からの第1制御信号に基づいて第1駆動信号を生成し、この第1駆動信号をモータ221に出力する。
モータ221は、駆動回路からの第1駆動信号に従って第1向きに回転する。モータ221の回転力は、第1ギヤ251、第2ギヤ252を介して第3ギヤ253に伝達される。ここで、第3ギヤ253の突起2532が、第4ギヤ254の逃がし溝2542の第1端に接触していることから、第3ギヤ253の回転に連動して第4ギヤ254も同じ向きに回転する。
第4ギヤ254と噛み合う第1伝達部24は、第4ギヤ254からの回転力によって第4ギヤ254とは逆向きに回転する。第1伝達部24の回転力は、駆動部12の回転部121に伝達され、回転部121の回転力によってデッドボルト13が第1位置から第2位置へ移動し、戸5が解錠される。
次に、建物4の住人が外出する場合の動作について説明する。つまり、この場合には、デッドボルト13が第2位置にあり、戸5が解錠されている。制御ユニット3は、鍵装置が正規の鍵であると判定した場合、基板26に対して第2制御信号を出力する。基板26の駆動回路は、制御ユニット3からの第2制御信号に基づいて第2駆動信号を生成し、この第2駆動信号をモータ221に出力する。
モータ221は、駆動回路からの第2駆動信号に従って第2向き(第1向きと逆向き)に回転する。モータ221の回転力は、第1ギヤ251、第2ギヤ252を介して第3ギヤ253に伝達される。ここで、第3ギヤ253の突起2532が、第4ギヤ254の逃がし溝2542の第2端(第1端と反対側の端部)に接触していることから、第3ギヤ253の回転に連動して第4ギヤ254も同じ向きに回転する。
第4ギヤ254と噛み合う第1伝達部24は、第4ギヤ254からの回転力によって第4ギヤ254とは逆向きに回転する。第1伝達部24の回転力は、駆動部12の回転部121に伝達され、回転部121の回転力によってデッドボルト13が第2位置から第1位置へ移動し、戸5が施錠される。
(4)変形例
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態1の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)第1変形例
実施形態1では、駆動部12の回転部121に第1伝達部24が固定されている場合を例として説明したが、第1伝達部24Aは、図4に示すように、サムターン6に固定されていてもよい。言い換えると、第1伝達部24Aは、手動操作時において駆動部12に回転力を与えるサムターン6又はシリンダー錠7に固定されていてもよい。以下、実施形態1の変形例に係る錠制御装置2Aについて、図4を参照して説明する。なお、第1伝達部24A以外の構成については実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例に係る錠制御装置2Aは、図4に示すように、第2筐体21と、駆動力発生部22(図2A参照)と、駆動力伝達部23Aと、を備えている。また、駆動力伝達部23Aは、第1伝達部24Aと、第2伝達部25(図2A参照)と、を有している。
第1伝達部24Aは、図4に示すように、前後方向に貫通する貫通孔244を有している。貫通孔244は、サムターン6の軸部61を差込可能で、かつ軸部61を保持可能な形状である。本変形例では、サムターン6は、図4に示すように、駆動部12の回転部121に設けられた差込部1211に軸部61を差し込むことで回転部121に取り付けられる。そして、第1伝達部24Aは、サムターン6の軸部61が貫通孔244に差し込まれた状態で、前後方向においてサムターン6と回転部121との間に配置される。
本変形例に係る錠制御装置2Aでは、駆動部12の回転部121にサムターン6が取り付けられる構造であり、サムターン6を取り付けるための取付構造を第1伝達部24Aに設けなくてもよい。そのため、サムターン6を取り付けるための取付構造(例えば、部品用取付構造242)を設けた場合と比較して、第1伝達部24Aの厚さ寸法を小さくすることができる。その結果、厚さ寸法の小さい戸5にも錠制御装置2Aを取り付けることができる。また、錠装置1と錠制御装置2Aとが別々に構成されているので、錠制御装置2Aの一部が故障した場合には錠制御装置2Aのみを交換することができる。すなわち、本変形例に係る錠制御装置2Aによれば、錠装置1と錠制御装置2Aとを別々に交換することができる。
(4.2)その他の変形例
以下、その他の変形例を列挙する。
実施形態1では、図3に示すように、駆動力伝達部23の第1伝達部24が軸部241を有し、駆動部12の回転部121が差込部1211を有しているが、逆であってもよい。つまり、第1伝達部24が差込部を有し、回転部121が軸部を有していてもよい。
実施形態1では、建物4が戸建て住宅の場合を例として説明したが、建物4は戸建て住宅に限らず、例えば集合住宅の各住戸であってもよいし、テナントビル、病院、工場等の非住宅であってもよい。
第1変形例では、第1伝達部24Aがサムターン6に固定される場合を例として説明したが、第1伝達部は、シリンダー錠7に固定されるように構成されていてもよい。つまり、第1伝達部は、手動操作時において駆動部12に回転力を与えるサムターン6又はシリンダー錠7に固定されていればよい。
第1伝達部24及び第2伝達部25の構成は一例であり、駆動力発生部22からの駆動力を駆動部12に伝達できるように構成されていれば、他の構成であってもよい。
上述の筐体用取付構造211は一例であって、第2筐体21を第1筐体11に取り付けることができる構造であれば、他の構造であってもよい。
上述のクラッチ機構27(突起2532及び逃がし溝2542)は一例であり、第1伝達部24と第2伝達部25とを切り離すことができれば、他の構成であってもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係る錠制御装置2Bは、第2伝達部25Bの一部が直動機構で構成されている点で、実施形態1に係る錠制御装置2と相違している。以下、実施形態2に係る錠制御装置2Bについて、図5を参照して説明する。なお、第2伝達部25B以外の構成については実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る錠制御装置2Bは、図5に示すように、第2筐体21と、駆動力発生部22と、駆動力伝達部23Bと、基板26と、を備えている。駆動力伝達部23Bは、第1伝達部24と、第2伝達部25Bと、を有している。
第2伝達部25Bは、第1ギヤ251と、第2ギヤ252と、第3ギヤ253と、第4ギヤ254と、ラック255と、で構成されている。ラック255は、上下方向に長い平板状である。ラック255の右面(第4ギヤ254及び第1伝達部24との対向面)には、第4ギヤ254及び第1伝達部24と噛み合う複数の歯2551が全長に亘って形成されている。ラック255は、第4ギヤ254の回転運動を直線運動に変換する。また、第1伝達部24は、ラック255の直線運動を回転運動に変換する。
本実施形態に係る錠制御装置2Bによれば、第2伝達部25Bの一部を直動機構(ラック255)にすることで、回転機構のみで構成された錠制御装置2と比較して、錠制御装置2Bの左右寸法L1を小さくすることができる(図5参照)。また、錠装置1と錠制御装置2Bとを別々に構成しているので、錠制御装置2Bの一部が故障した場合には錠制御装置2Bのみを交換することができる。すなわち、本実施形態に係る錠制御装置2Bによれば、錠装置1と錠制御装置2Bとを別々に交換することができる。
実施形態2で説明した構成は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。
(実施形態3)
本実施形態に係る錠制御装置2Cは、第1伝達部24Cが2つのギヤで構成されている点で、実施形態1に係る錠制御装置2と相違している。以下、実施形態3に係る錠制御装置2Cについて、図6を参照して説明する。なお、第1伝達部24C以外の構成については実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る錠制御装置2Cは、図6に示すように、第2筐体21と、駆動力発生部22と、駆動力伝達部23Cと、基板26と、を備えている。駆動力伝達部23Cは、第1伝達部24Cと、第2伝達部25と、を有している。
第1伝達部24Cは、図6に示すように、第1ギヤ28と、第2ギヤ29と、で構成されている。第1ギヤ28は、前後方向から見た形状が扇状の扇形歯車である。第1ギヤ28の外周面には、第2ギヤ29と噛み合う複数の歯281が形成されている。また、第1ギヤ28は、軸部と、部品用取付構造282と、を有している。軸部は、第1ギヤ28の前面から前方に突出しており、駆動部12の回転部121に設けられた差込部1211(図3参照)に軸部を差し込むことで、第1ギヤ28が回転部121に固定される。また、部品用取付構造282は、本実施形態では、サムターン6の軸部61(図3参照)が差し込まれる差込凹部であり、軸部61を部品用取付構造282に差し込むことで、サムターン6が第1ギヤ28に取り付けられる。
第2ギヤ29は、第1ギヤ28と同様に、前後方向から見た形状が扇状の扇形歯車である。第2ギヤ29の外周面には、第1ギヤ28と噛み合う複数の歯291が形成されている。第2ギヤ29は、連結部材30を介して第2伝達部25の第4ギヤ254に連結されている。そのため、第4ギヤ254が回転すると、第4ギヤ254の回転力が連結部材30を介して第2ギヤ29に伝達される。
本実施形態に係る錠制御装置2Cでは、第1伝達部24Cの第1ギヤ28及び第2ギヤ29を扇形歯車とし、かつ第1伝達部24Cの第2ギヤ29と第2伝達部25の第4ギヤ254とを連結部材30により連結している。この構成によれば、ラック255による直動機構を採用した錠制御装置2Bと比較して、錠制御装置2Cの左右寸法L1を小さくすることができる(図6参照)。
実施形態3で説明した構成は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)、又は実施形態2で説明した構成と適宜組み合わせて適用可能である。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)は、建物(4)の出入口(41)に設けられた戸(5)の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置(1)を制御する。錠装置(1)は、第1筐体(11)と、駆動部(12)と、を有する。第1筐体(11)は、戸(5)に組み込まれた状態で戸(5)の内部に収まるように構成される。駆動部(12)は、第1筐体(11)に収納され、デッドボルト(13)の少なくとも一部が戸(5)から突出する第1位置とデッドボルト(13)が戸(5)の内部に収まる第2位置との間でデッドボルト(13)を移動させる。錠制御装置(2,2A,2B,2C)は、駆動力発生部(22)と、駆動力伝達部(23,23A,23B,23C)と、第2筐体(21)と、を備える。駆動力発生部(22)は、駆動部(12)の駆動力を発生させる。駆動力伝達部(23,23A,23B,23C)は、駆動力発生部(22)で発生させた駆動力を駆動部(12)に伝達する。第2筐体(21)は、少なくとも駆動力発生部(22)を収納し、戸(5)に組み込まれた状態で戸(5)の内部に収まるように構成される。
この態様によれば、錠装置(1)と錠制御装置(2,2A,2B,2C)とが別々に構成されており、錠装置(1)と錠制御装置(2,2A,2B,2C)とを別々に交換することができる。
第2の態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)では、第1の態様において、第2筐体(21)は、第1筐体(11)に取り付けられる筐体用取付構造(211)を有する。
この態様によれば、筐体用取付構造(211)によって第2筐体(21)を第1筐体(11)に取り付けることができる。
第3の態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)では、第1又は2の態様において、駆動力伝達部(23,23A,23B,23C)は、第1筐体(11)及び第2筐体(21)が戸(5)に組み込まれた状態で戸(5)の内部に収まるように構成される。
この態様によれば、駆動力伝達部(23,23A,23B,23C)を含むすべての構造を戸(5)の内部に収めることができる。
第4の態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)では、第1〜3のいずれかの態様において、駆動部(12)は回転部(121)を有する。駆動力伝達部(23,23A,23B,23C)は、駆動力発生部(22)からの駆動力によって回転部(121)を回転させる。
この態様によれば、回転部(121)を回転させることで駆動部(12)に駆動力を伝達することができる。
第5の態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)では、第4の態様において、駆動力伝達部(23,23A,23B,23C)は、第1伝達部(24,24A,24C)と、第2伝達部(25,25B)と、を有する。第1伝達部(24,24A,24C)は、回転部(121)に回転力を与える。第2伝達部(25,25B)は、駆動力発生部(22)からの駆動力を第1伝達部(24)に伝達する。
この態様によれば、第1伝達部(24,24A,24C)及び第2伝達部(25,25B)を介して、駆動力発生部(22)からの駆動力を駆動部(12)に伝達することができる。
第6の態様に係る錠制御装置(2,2B,2C)では、第5の態様において、第1伝達部(24,24C)は、回転部(121)に固定される。
この態様によれば、第1伝達部(24,24C)を回転部(121)に固定しているので、サムターン(6)及びシリンダー錠(7)がない場合であっても駆動部(12)に駆動力を伝達することができる。
第7の態様に係る錠制御装置(2,2B,2C)では、第6の態様において、第1伝達部(24,24C)と回転部(121)との一方は軸部(241)を有する。第1伝達部(24,24C)と回転部(121)との他方は、軸部(241)が差し込まれる差込部(1211)を有する。第1伝達部(24,24C)は、差込部(1211)に軸部(241)を差し込むことで回転部(121)に固定される。
この態様によれば、差込部(1211)に軸部(241)を差し込むだけで第1伝達部(24,24C)を回転部(121)に固定することができる。
第8の態様に係る錠制御装置(2,2B,2C)では、第6又は7の態様において、第1伝達部(24,24C)は、部品用取付構造(242,282)を有する。部品用取付構造(242,282)は、手動操作時において駆動部(12)に回転力を与えるサムターン(6)又はシリンダー錠(7)が取り付けられる。
この態様によれば、手動操作時には、サムターン(6)又はシリンダー錠(7)によってデッドボルト(13)を第1位置又は第2位置に移動させることができる。
第9の態様に係る錠制御装置(2A)では、第5の態様において、第1伝達部(24A)は、手動操作時において駆動部(12)に回転力を与えるサムターン(6)又はシリンダー錠(7)に固定される。
この態様によれば、第1伝達部(24A)が回転部(121)に固定されている場合と比較して、錠制御装置(2A)の厚さ寸法を小さくすることができ、その結果、厚さ寸法の小さい戸(5)にも錠制御装置(2A)を取り付けることができる。
第10の態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)は、第5〜9のいずれかの態様において、第1伝達部(24,24A,24C)と第2伝達部(25,25B)とを切り離すクラッチ機構(27)を更に備える。
この態様によれば、クラッチ機構(27)によって第1伝達部(24,24A,24C)と第2伝達部(25,25B)とを切り離すことができ、手動操作にてデッドボルト(13)を第1位置又は第2位置に移動させることができる。
第11の態様に係る錠システム(10,10A,10B,10C)は、第1〜10のいずれかの態様に係る錠制御装置(2,2A,2B,2C)と、錠装置(1)と、を備える。
この態様によれば、錠装置(1)と錠制御装置(2,2A,2B,2C)とを別々に交換することができる。
第12の態様に係る錠装置付戸(5)は、第11の態様に係る錠システム(10,10A,10B,10C)と、錠システム(10,10A,10B,10C)が取り付けられる戸本体(51)と、を備える。
この態様によれば、錠装置(1)と錠制御装置(2,2A,2B,2C)とを別々に交換することができる。
第2〜10の態様に係る構成については、錠制御装置(2,2A,2B,2C)の必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 錠装置
11 第1筐体
12 駆動部
121 回転部
1211 差込部
13 デッドボルト
2,2A,2B,2C 錠制御装置
21 第2筐体
211 筐体用取付構造
22 駆動力発生部
23,23A,23B,23C 駆動力伝達部
24,24A,24C 第1伝達部
241 軸部
242,282 部品用取付構造
25,25B 第2伝達部
27 クラッチ機構
5 戸(錠装置付戸)
6 サムターン
7 シリンダー錠
10,10A,10B,10C 錠システム

Claims (12)

  1. 建物の出入口に設けられた戸の施錠と解錠との少なくとも一方を行う錠装置を制御する錠制御装置であって、
    前記錠装置は、
    前記戸に組み込まれた状態で前記戸の内部に収まるように構成された第1筐体と、
    前記第1筐体に収納され、デッドボルトの少なくとも一部が前記戸から突出する第1位置と前記デッドボルトが前記戸の内部に収まる第2位置との間で前記デッドボルトを移動させる駆動部と、を有し、
    前記駆動部の駆動力を発生させる駆動力発生部と、
    前記駆動力発生部で発生させた前記駆動力を前記駆動部に伝達する駆動力伝達部と、
    少なくとも前記駆動力発生部を収納し、前記戸に組み込まれた状態で前記戸の内部に収まるように構成された第2筐体と、を備える
    錠制御装置。
  2. 前記第2筐体は、前記第1筐体に取り付けられる筐体用取付構造を有する
    請求項1に記載の錠制御装置。
  3. 前記駆動力伝達部は、前記第1筐体及び前記第2筐体が前記戸に組み込まれた状態で前記戸の内部に収まるように構成されている
    請求項1又は2に記載の錠制御装置。
  4. 前記駆動部は回転部を有し、
    前記駆動力伝達部は、前記駆動力発生部からの前記駆動力によって前記回転部を回転させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の錠制御装置。
  5. 前記駆動力伝達部は、
    前記回転部に回転力を与える第1伝達部と、
    前記駆動力発生部からの前記駆動力を前記第1伝達部に伝達する第2伝達部と、を有する
    請求項4に記載の錠制御装置。
  6. 前記第1伝達部は、前記回転部に固定される
    請求項5に記載の錠制御装置。
  7. 前記第1伝達部と前記回転部との一方は軸部を有し、
    前記第1伝達部と前記回転部との他方は、前記軸部が差し込まれる差込部を有し、
    前記第1伝達部は、前記差込部に前記軸部が差し込まれることで前記回転部に固定される
    請求項6に記載の錠制御装置。
  8. 前記第1伝達部は、手動操作時において前記駆動部に回転力を与えるサムターン又はシリンダー錠が取り付けられる部品用取付構造を有する
    請求項6又は7に記載の錠制御装置。
  9. 前記第1伝達部は、手動操作時において前記駆動部に回転力を与えるサムターン又はシリンダー錠に固定される
    請求項5に記載の錠制御装置。
  10. 前記第1伝達部と前記第2伝達部とを切り離すクラッチ機構を更に備える
    請求項5〜9のいずれか1項に記載の錠制御装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の錠制御装置と、
    前記錠装置と、を備える
    錠システム。
  12. 請求項11に記載の錠システムと、
    前記錠システムが取り付けられる戸本体と、を備える
    錠装置付戸。
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