JP2019103771A - 除菌液散布装置 - Google Patents

除菌液散布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019103771A
JP2019103771A JP2018083967A JP2018083967A JP2019103771A JP 2019103771 A JP2019103771 A JP 2019103771A JP 2018083967 A JP2018083967 A JP 2018083967A JP 2018083967 A JP2018083967 A JP 2018083967A JP 2019103771 A JP2019103771 A JP 2019103771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mist
solution
disinfecting solution
disinfecting
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018083967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7154813B2 (ja
Inventor
寺島 健太郎
Kentaro Terajima
健太郎 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to PCT/JP2019/009431 priority Critical patent/WO2019207975A1/ja
Publication of JP2019103771A publication Critical patent/JP2019103771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7154813B2 publication Critical patent/JP7154813B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K4/00Combinations of baths, douches, sinks, wash-basins, closets, or urinals, not covered by a single other group of this subclass
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/18Liquid substances or solutions comprising solids or dissolved gases
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/22Phase substances, e.g. smokes, aerosols or sprayed or atomised substances
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/01Deodorant compositions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/14Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

【課題】より広い範囲を除菌することができる除菌液散布装置を提供する。【解決手段】除菌液散布装置1は、浴室に除菌液を散布する。除菌液散布装置1は、超音波発生素子23と、送風装置11と、ガイド面251とを備える。超音波発生素子23は、除菌液に超音波振動を与えて、除菌液の霧を発生させる。送風装置11は、除菌液の霧を送風する。ガイド面251は、送風された除菌液の霧が、浴室を区画する面のうちの所定の面に沿って流れるように、除菌液の霧を所定の面に導く。除菌液の霧は、ガイド面251から、水平方向から上方向にわたって送出される。あるいは、除菌液の霧は、ガイド面251から、水平方向、斜め上方向又は上方向に送出される。【選択図】図2

Description

本発明は、浴室に除菌液を散布する除菌液散布装置に関する。
浴室に除菌液を散布して浴室を除菌する装置が特許文献1に開示されている。詳しくは、特許文献1には、浴室の天井に設置されたノズルから、除菌液の霧を、浴室の特定の部位に向けて噴出する装置が開示されている。具体的には、ノズルは、浴槽に向けて除菌液の霧を噴出する。また、特許文献1には、ノズルから噴出させた除菌液の霧を、プロペラファンによって、浴室の天井面から下方に向けて吹き出す装置が開示されている。
特開2007−064566号公報
しかしながら、浴室の天井に設置されたノズルから浴室の特定の部位に向けて除菌液の霧を噴出する構成では、特定の狭い範囲に偏って除菌液が散布される可能性がある。また、除菌液の霧をプロペラファンによって天井面から下方に向けて吹き出す構成では、浴室の床面のうちのプロペラファンに対向する箇所に偏って除菌液が散布される可能性がある。したがって、特許文献1に開示された装置では、除菌できる範囲が狭くなる可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、より広い範囲を除菌することができる除菌液散布装置を提供することにある。
本発明に係る除菌液散布装置は、浴室に除菌液を散布する。当該除菌液散布装置は、超音波発生素子と、送風装置と、ガイド面とを備える。前記超音波発生素子は、前記除菌液に超音波振動を与えて、前記除菌液の霧を発生させる。前記送風装置は、前記除菌液の霧を送風する。前記ガイド面は、送風された前記除菌液の霧が、前記浴室を区画する面のうちの所定の面に沿って流れるように、前記除菌液の霧を前記所定の面に導く。前記除菌液の霧は、前記ガイド面から、水平方向から上方向にわたって送出される。あるいは、水平方向、斜め上方向又は上方向に送出される。
本発明によれば、浴室の所定の面に沿って除菌液の霧が流れるため、より広い範囲を除菌することができる。
本発明の実施形態1に係る除菌液散布装置の上面図である。 本発明の実施形態1に係る除菌液散布装置の断面図である。 本発明の実施形態1に係る除菌液の霧の流れを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る第2ユニットの上面図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る第2ユニットの底面図である。 本発明の実施形態1に係る除菌液散布装置の断面図である。 本発明の実施形態1に係る第2ユニットが第1ユニットから分離した状態を示す図である。 本発明の実施形態1に係る除菌液散布装置のブロック図である。 本発明の実施形態1に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る制御装置が実行する処理の他例を示すフローチャートである。 (a)は、銀イオン濃度の時間変化を示すグラフである。(b)は、銀イオンの除菌効果を示すグラフである。 (a)は、本発明の実施形態1に係る除菌液散布装置の変形例を示す図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る除菌液散布装置の他の変形例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る除菌液散布装置の断面図である。 本発明の実施形態3に係る除菌液散布装置の正面図である。 本発明の実施形態3に係る除菌液散布装置の断面図である。 本発明の実施形態4に係る除菌液散布装置の断面図である。 本発明の実施形態5に係る浴室環境調整装置の底面図である。 本発明の実施形態5に係る浴室環境調整装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態5に係る本体ユニットの一部を拡大して示す図である。 本発明の実施形態5に係る浴室環境調整装置の風路を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る除菌液散布装置の断面図である。 本発明の更なる他の実施形態に係る除菌液散布装置の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、説明が重複する箇所についても適宜説明を省略する場合がある。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る除菌液散布装置1の上面図である。図1に示すように、除菌液散布装置1は、送出口1aを有する。除菌液散布装置1は、除菌液の霧を送出口1aから送出して、浴室に除菌液を散布する。
また、図1に示すように、除菌液散布装置1は、第1ユニット10と、第2ユニット20とを備える。なお、本実施形態において、送出口1aは、第1ユニット10と第2ユニット20との間に形成された隙間である。
第1ユニット10は、送風装置11と、支持体12と、供給管13と、水栓14と、調整弁15とを備える。
送風装置11は、除菌液の霧を送風する。本実施形態において、送風装置11は、複数枚の羽根111と、ファンモータ112とを備える。ファンモータ112は、複数枚の羽根111を回転させる。複数枚の羽根111が回転することにより、風が発生して、除菌液の霧が送風される。送風装置11は、例えばDCファンである。送風装置11がDCファンである場合、ファンモータ112の回転数の調整が容易となる。換言すると、送風装置11の送風量の調整が容易となる。
支持体12は、送風装置11及び第2ユニット20を支持する。本実施形態において、支持体12は、本体部121と、複数の支持部材122とを備える。
本体部121は、送風装置11を支持する。本実施形態において、本体部121は蓋体121aを備え、蓋体121aが送風装置11を支持する。好ましくは、蓋体121aは、送風装置11を中央部において支持する。蓋体121aの中央部に送風装置11が配置されることにより、除菌液散布装置1を中心として除菌液の霧を除菌液散布装置1から放射状に送出することができる。換言すると、除菌液の霧が特定の方向に偏って送出されることを抑制することができる。したがって、除菌液の霧を特定の方向に偏ることなく送出して、より広い範囲を除菌することができる。
複数の支持部材122は、本体部121から外側に向けて突出して、第2ユニット20を支持する。本実施形態において、本体部121は平面視矩形状であり、本体部121の各辺の中心から支持部材122が突出する。なお、送出口1aは本体部121の周囲に形成される。詳しくは、複数の支持部材122の間に送出口1aが形成される。本実施形態において、送出口1aは平面視L字状であり、除菌液散布装置1は4つの送出口1aを有する。4つの送出口1aにより、本体部121の周りの略全周から除菌液の霧を送出することができる。
供給管13は、第2ユニット20に水を供給する。例えば、供給管13は、水道水を供給する。水栓14は、供給管13に設けられる。水栓14は開閉可能である。水栓14が開状態である場合、供給管13は水を供給することができる。水栓14が閉状態である場合、供給管13による水の供給が遮断される。本実施形態において、水栓14は蓋体121aに配置される。調整弁15は、供給管13に設けられる。調整弁15については、図2を参照して後述する。
続いて図2を参照して、除菌液散布装置1について更に説明する。図2は、実施形態1に係る除菌液散布装置1の断面図である。詳しくは、図2は、図1のII−II線に沿った断面を示す。図2に示すように、除菌液散布装置1は浴室の天井部Sに設置される。詳しくは、第1ユニット10が浴室の天井部Sに設置される。
続いて図2を参照して、第1ユニット10について更に説明する。図2に示すように、支持体12の本体部121は、下面が開放された箱形状を有し、蓋体121aに加えて壁部121bを更に備える。壁部121bは、蓋体121aの端部から下方に突出する。支持部材122は、壁部121bの下端部に接続する。送風装置11は、本体部121の外側から吸い込んだ空気を、第2ユニット20へ向けて送風する。供給管13は、支持体12の蓋体121aから第2ユニット20の内部まで延びている。
続いて図2を参照して、第2ユニット20について説明する。第2ユニット20は、収容部21と、電極対22と、超音波発生素子23と、水位センサー24と、ガイド部材25とを備える。なお、図1を参照して説明した送出口1aは、ガイド部材25の上端と支持体12の本体部121(壁部121b)との間に形成される。
収容部21は、溶媒を収容する。本実施形態において溶媒は水Lである。収容部21は、上面が開放された箱形状を有する。なお、本実施形態において、供給管13は、収容部21の内側まで延びている。
電極対22は、溶媒(水L)に浸漬される。本実施形態において、電極対22は、収容部21の床面に配置される。電極対22に電圧が印加されることにより、溶媒(水L)の中で除菌成分が生成される。この結果、溶媒(水L)と除菌成分とが混合された除菌液が収容部21内で生成される。換言すると、収容部21は除菌液を収容する。
本実施形態において、除菌成分は銀イオンである。具体的には、電極対22を構成する各電極は、銀単体からなる金属プレートである。あるいは、各電極は、プレート状のチタン金属と、チタン金属の表面の一部又は全部に担持された銀とからなる金属プレートである。例えば、電極対22を構成する各電極のプレートサイズを5mm×30mm(厚さ0.3mm)とし、電極間距離を3mmとし、収容部21にpH7.6、硬度45mg/Lの水道水を100ml収容した場合、電極対22にDC5Vの電圧を印加すると、150mA以上170mA以下の電流が電極間を流れて、陽極から銀イオンが溶出する。
超音波発生素子23は、除菌液に超音波振動を与えて、除菌液の霧を発生させる。詳しくは、超音波発生素子23は、収容部21の床面に配置される。換言すると、超音波発生素子23は、除菌液に浸漬される。超音波発生素子23は、液中から液面に向けて超音波を照射する。この結果、音圧により液面に噴水状の液柱が発生し、液柱から霧(除菌液の霧)が発生する。
除菌液散布装置1が除菌液を散布すると、収容部21に収容されている除菌液の水位(液面の高さ)が変動する。超音波によって霧を発生させる場合、超音波の節が液面に位置するように、液面の位置(水位)を調整する必要がある。
水位センサー24は、除菌液の液面の位置を検知する。調整弁15は、開閉可能である。調整弁15が開状態である場合、供給管13によって水が供給される。調整弁15が閉状態である場合、供給管13による水の供給が遮断される。調整弁15は、水位センサー24の検知結果に基づいて開閉して、超音波の節が液面に位置するように、供給管13による水の供給を制御する。調整弁15は、例えば電磁弁である。水位センサー24は、例えばフロートスイッチである。水位センサー24がフロートスイッチである場合、水位センサー24は、超音波の節が液面に位置するか否かを検知する。詳しくは、水位センサー24は、除菌液の水位が所定の水位であるか否かを検知する。所定の水位は、超音波の波長に応じて設定する。
ガイド部材25は、ガイド面251を有する。具体的には、ガイド部材25の内側面がガイド面251を形成する。ガイド面251は、送風装置11によって送風された除菌液の霧が、浴室を区画する面のうちの所定の面に沿って流れるように、除菌液の霧を所定の面に導く。詳しくは、本実施形態において、送風装置11は、除菌液の液面へ向かう風を発生させる。除菌液の液面へ向かう風により、除菌液の霧がガイド面251へ向けて送風される。この結果、送風装置11によって送風された除菌液の霧が、ガイド面251によって所定の面に導かれる。
本実施形態において、ガイド面251は、浴室の天井面SSに除菌液の霧を導く。詳しくは、ガイド部材25は、収容部21の側壁の上端から外側へ向かって斜め上方に突出している。したがって、ガイド面251は、傾斜面であり、収容部21から離れるほど浴室の天井面SSに近くなるように傾斜している。この結果、除菌液の霧がガイド面251から斜め上方に送出されて、天井面SSに沿って流れる。換言すると、除菌液の霧が送出口1aから斜め上方に送出される。あるいは、除菌液の霧は、ガイド面251(送出口1a)から、水平方向から上方向にわたって送出される。なお、除菌液の霧は、ガイド面251(送出口1a)から水平方向に送出される場合がある。例えば、ガイド面251の上端と天井面SSとの間の隙間が狭い場合、除菌液の霧が水平方向に送出される場合がある。
続いて図3を参照して、除菌液の霧の流れについて説明する。図3は、本発明の実施形態1に係る除菌液の霧の流れを示す図である。なお、矢印D1〜矢印D3は、除菌液の霧が流れる方向を示す。
図3に示すように、ガイド面251によって浴室の天井面SSに導かれた除菌液の霧は、天井面SSに沿って流れる。また、天井面SSに沿って浴室の壁面WSまで導かれた除菌液の霧は、壁面WSに沿って下方に流れる。
以上、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る除菌液散布装置1について説明した。本実施形態によれば、浴室の天井面SS(所定の面の一例)に沿って除菌液の霧が流れるため、天井面SSのより広い範囲を除菌することができる。更に、本実施形態によれば、除菌液散布装置1を中心として除菌液の霧を除菌液散布装置1から放射状に送出することができる。よって、天井面SSのより広い範囲を除菌することができる。
また、本実施形態によれば、天井面SSに沿って浴室の壁面WSまで導かれた除菌液の霧が、壁面WSに沿って下方に流れる。したがって、浴室の壁面WSに除菌液を散布することができる。
また、本実施形態によれば、除菌液の霧は、天井面SSに向けて送出されて、天井面SS及び壁面WSに沿って流れる。したがって、除菌液の噴霧中に浴室に立ち入った人が除菌液の霧を吸入することを抑制することができる。また、浴室に立ち入った人に除菌液が付着することを抑制することができる。
続いて図4(a)、図4(b)、図5及び図6を参照して、本実施形態に係る除菌液散布装置1について更に説明する。図4(a)は、実施形態1に係る第2ユニット20の上面図である。図4(b)は、実施形態1に係る第2ユニット20の底面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、第2ユニット20は、複数の支持孔20aを有する。本実施形態では、ガイド部材25が複数の支持孔20aを有する。支持孔20aは、ガイド部材25を貫通する貫通孔である。複数の支持孔20aは、図1を参照して説明した複数の支持部材122に対応する位置に形成されている。
また、本実施形態において、ガイド面251は環状である。ガイド面251が環状であることにより、除菌液散布装置1を中心として除菌液の霧を除菌液散布装置1から放射状に送出することができる。換言すると、除菌液の霧が特定の方向に偏って送出されることを抑制することができる。したがって、除菌液の霧を特定の方向に偏ることなく送出して、より広い範囲を除菌することができる。
図5は、実施形態1に係る除菌液散布装置1の断面図である。詳しくは、図5は、図1のV−V線に沿った断面を示す。図5に示すように、第1ユニット10の支持部材122はそれぞれ、対応する支持孔20aに挿入される。支持部材122が支持孔20aに挿入されることより、ガイド部材25が支持部材122によって支持される。換言すると、第2ユニット20が支持部材122によって支持される。
本実施形態において、支持部材122は、ガイド部材25を着脱可能に支持する。換言すると、支持部材122は、第2ユニット20を着脱可能に支持する。具体的には、ガイド部材25及び支持部材122のうちの少なくとも一方が、弾性を有する材料によって形成される。例えば、ガイド部材25及び支持部材122のうちの少なくとも一方は、アクリル樹脂によって形成され得る。ガイド部材25及び支持部材122のうちの少なくとも一方が弾性を有することにより、支持孔20aへの支持部材122の挿抜が可能となり、その結果、第2ユニット20の着脱が可能となる。
図6は、第2ユニット20が第1ユニット10から分離した状態を示す図である。本実施形態において、支持部材122は、第2ユニット20(ガイド部材25)を着脱可能に支持する。したがって、図6に示すように、第2ユニット20を第1ユニット10から容易に分離することができる。換言すると、第2ユニット20を浴室の天井部Sから容易に取り外すことができる。
図2を参照して説明したように、送風装置11は外部から空気を吸い込み、送風するため、収容部21に収容されている液体(水L又は除菌液)中に、外部からの塵や埃が取り込まれやすい。また、水Lが水道水である場合、収容部21に水道水のスケールが溜まる可能性がある。したがって、衛生面から、第2ユニット20の内側を定期的に洗浄する必要がある。本実施形態によれば、第2ユニット20を第1ユニット10から分離することができるため、第2ユニット20の内側を容易に洗浄することができる。
更に、除菌液の除菌成分として銀イオンを用いる場合、銀イオンが還元凝集してコロイド化することにより、超音波発生素子23の周りを中心に銀コロイドによる黒ずみが発生するおそれがある。銀コロイドは、超音波発生素子23の動作不良を引き起こす可能性があるため、収容部21の内側を定期的に洗浄して、銀コロイドを取り除く必要がある。本実施形態によれば、第2ユニット20を第1ユニット10から分離することができるため、収容部21の内側を容易に洗浄することができる。
また、本実施形態では、電極対22の陽極から銀イオンが溶出する。このため、除菌液散布装置1の使用期間に応じて陽極(電極)が小さくなる。したがって、電極対22を定期的に交換する必要がある。本実施形態では、電極対22は収容部21に設けられている。また、第2ユニット20を第1ユニット10から分離することができる。したがって、電極対22を容易に交換することができる。
なお、ガイド部材25及び支持部材122が共に、弾性を有する材料によって形成されることが好ましい。ガイド部材25及び支持部材122が共に弾性を有することにより、第2ユニット20を第1ユニット10からより容易に分離することができる。また、浴室の天井部Sから第2ユニット20を取り外す際には、供給管13から水が垂れてこないように、水栓14を閉じることが好ましい。
続いて図7を参照して、除菌液散布装置1について更に説明する。図7は、実施形態1に係る除菌液散布装置1のブロック図である。図7に示すように、除菌液散布装置1は、操作部30、制御装置40、及び第1電源装置41〜第4電源装置44を更に備える。
操作部30は、ユーザーの操作を受け付ける。操作部30は、ユーザーの操作に応じた信号を制御装置40に送信する。操作部30は、例えば、浴室の壁面、又は浴室に隣接する脱衣所の壁面に設置される。
本実施形態において、操作部30は、除菌ボタン31、停止ボタン32、及びディスプレー33を備える。また、操作部30は、プロセッサ、半導体メモリー及びインターフェース回路を備える。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)である。操作部30は、半導体メモリーとして、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を備える。プロセッサは、半導体メモリーに記憶された制御プログラム(コンピュータプログラム)に従って、各種の処理を実行する。インターフェース回路は、操作部30と制御装置40との間の通信を実行する。
除菌ボタン31は、除菌動作の開始を指示するボタンである。すなわち、ユーザーが除菌ボタン31を押下すると、操作部30は、除菌動作の開始を指示する信号を制御装置40に送信する。制御装置40が除菌動作の開始を指示する信号を受信すると、除菌液散布装置1は、所定の期間、除菌動作を実行する。
停止ボタン32は、除菌動作の停止を指示するボタンである。すなわち、ユーザーが停止ボタン32を押下すると、操作部30は、除菌動作の停止を指示する信号を制御装置40に送信する。制御装置40が除菌動作の停止を指示する信号を受信すると、除菌液散布装置1は、除菌動作を開始してから所定の期間が経過する前であっても、除菌動作を停止する。
ディスプレー33は、プロセッサによって制御されて、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレー33は、除菌液散布装置1が除菌動作を実行している場合、除菌動作が実行されていることを示すメッセージを表示する。また例えば、ディスプレー33は、除菌動作が開始してから経過した時間、又は、除菌動作が終了するまでの残り時間を表示する。
制御装置40は、除菌液散布装置1の動作を制御する。具体的には、制御装置40は、プロセッサ、半導体メモリー、及びインターフェース回路を備える。プロセッサは、例えば、CPU又はMPUである。制御装置40は、半導体メモリーとして、例えば、RAM及びROMを備える。プロセッサは、半導体メモリーに記憶された制御プログラム(コンピュータプログラム)に従って、各種の処理を実行する。インターフェース回路は、制御装置40と操作部30との間の通信を実行する。本実施形態において、制御装置40は、除菌動作の開始を指示する信号を操作部30から受信すると、除菌動作が実行されるように、第1電源装置41〜第4電源装置44の動作を制御する。
第1電源装置41は、制御装置40によって制御されて、電極対22を通電させる電圧を生成する。詳しくは、制御装置40は、銀イオンの濃度が所定の濃度となるまで電極対22が通電するように、第1電源装置41を制御する。
第2電源装置42は、制御装置40によって制御されて、超音波発生素子23を駆動させる電圧を生成する。この結果、超音波発生素子23から超音波が発生する。
第3電源装置43は、制御装置40によって制御されて、ファンモータ112を駆動させる電圧を生成する。この結果、図1を参照して説明した複数枚の羽根111が回転して、除菌液の霧を送風する風が発生する。なお、制御装置40は、ファンモータ112の回転数を周期的に変化させて、送風装置11の送風量を周期的に変化させることが好ましい。送風装置11の送風量を変化させることで、除菌液の霧の飛散距離を変化させて、天井面SSや壁面WSにより均一に除菌液を付着させることができる。
第4電源装置44は、制御装置40によって制御されて、調整弁15を駆動させる電圧を生成する。詳しくは、制御装置40は、水位センサー24の出力に基づき、除菌液の水位が所定の水位となるように第4電源装置44を制御する。具体的には、除菌動作によって除菌液の水位が下がると、制御装置40は、調整弁15を開く。この結果、図2を参照して説明したように、収容部21に供給管13から水が供給される。また、制御装置40は、除菌液の水位が所定の水位まで上昇すると、調整弁15を閉じる。
続いて図7及び図8を参照して、制御装置40が実行する処理の流れについて説明する。図8は、実施形態1に係る制御装置40が実行する処理を示すフローチャートである。制御装置40は、除菌動作の開始を指示する信号を操作部30から受信すると、図8に示す処理を開始する。
図8に示すように、制御装置40は、除菌動作の開始を指示する信号を受信すると、まず、銀イオンの濃度が所定の濃度となるように電極対22を通電させる(ステップS1)。
制御装置40は、電極対22を通電させた後、超音波発生素子23から超音波を発生させる(ステップS2)。また、制御装置40は、ファンモータ112を駆動して、除菌液の霧を送風する風を発生させる(ステップS2)。この結果、図1及び図2を参照して説明した送出口1aから除菌液の霧が送出される。
制御装置40は、除菌液の霧の送出を開始すると、水位センサー24の出力に基づいて、除菌液の水位が所定の水位であるか否かを判定する(ステップS3)。
制御装置40は、除菌液の水位が所定の水位であると判定すると(ステップS3のYes)、除菌動作の開始を指示する信号を受信してから所定期間が経過したか否かを判定する(ステップS4)。
一方、制御装置40は、除菌液の水位が所定の水位でないと判定すると(ステップS3のNo)、除菌液の水位が所定の水位となるように調整弁15を駆動する(ステップS5)。換言すると、制御装置40は、図2を参照して説明したように、供給管13から収容部21に水を供給して、除菌液の水位を所定の水位まで上昇させる。
制御装置40は、除菌液の水位が所定の水位まで上昇すると、調整弁15を閉じた後、銀イオンの濃度が所定の濃度となるように電極対22を通電させる(ステップS6)。制御装置40は、電極対22を通電させた後、除菌動作の開始を指示する信号を受信してから所定期間が経過したか否かを判定する(ステップS4)。
制御装置40が、所定期間が経過していないと判定すると(ステップS4のNo)、処理はステップS3の処理に戻る。一方、制御装置40が、所定期間が経過していると判定すると(ステップS4のYes)、図8に示す処理が終了する。
以上、図7及び図8を参照して、制御装置40が実行する処理の流れについて説明した。図8に示す処理によれば、除菌液における銀イオンの濃度を所定の濃度に維持して、除菌液を浴室に散布することができる。
続いて図7及び図9を参照して、制御装置40が実行する他の処理の流れについて説明する。図9は、実施形態1に係る制御装置40が実行する処理の他例を示すフローチャートである。制御装置40は、除菌動作の開始を指示する信号を操作部30から受信すると、図9に示す処理を開始する。以下、図8に示す処理と異なる点について説明する。
図9に示すように、制御装置40は、除菌液の水位が所定の水位であると判定すると(ステップS3のYes)、除菌動作の開始を指示する信号を受信してから第1所定期間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。
また、制御装置40は、調整弁15を駆動して除菌液の水位を所定の水位に戻すと(ステップS5)、除菌動作の開始を指示する信号を受信してから第2所定期間が経過したか否かを判定する(ステップS12)。第2所定期間は、第1所定期間よりも短い期間である。
制御装置40は、第2所定期間が経過していないと判定すると(ステップS12のNo)、銀イオンの濃度が所定の濃度となるように電極対22を通電させる(ステップS6)。一方、制御装置40は、第2所定期間が経過していると判定すると(ステップS12のYes)、電極対22を通電させない。したがって、第2所定期間が経過すると、供給管13から収容部21に水が供給される度に、銀イオンの濃度が低下する。
本実施形態において、第2所定期間は、第1所定期間が経過する前に、収容部21に収容されている液体が除菌液から通常水Lに戻るように設定される。したがって、第1所定期間が経過する前に、超音波発生素子23は、超音波振動を水Lに与えて水の霧を発生させ、送風装置11は水Lの霧を送風する。
以上、図7及び図9を参照して、制御装置40が実行する他の処理の流れについて説明した。図9に示す処理によれば、天井面SSや壁面WSに除菌液を付着させた後に、天井面SSや壁面WSに水を付着させて、銀イオンによる除菌効果を長時間維持させることができる。詳しくは、除菌液が乾燥すると、銀コロイドが析出する。銀コロイドは、カビや一般細菌に対する除菌効果が小さい。したがって、天井面SSや壁面WSに付着した銀イオンによる除菌効果を長時間維持するためには、除菌液の乾燥を防ぐ必要がある。これに対し、図9に示す処理によれば、天井面SSや壁面WSに付着した除菌液の乾燥を防ぐことができる。よって、天井面SSや壁面WSに付着した銀イオンによる除菌効果を長時間維持させることができる。
更に、除菌液が乾燥して銀コロイドが析出すると、天井面SSや壁面WSに銀コロイドによる黒ずみが発生し、外観が悪くなる。これに対し、図9に示す処理によれば、天井面SSや壁面WSに付着した除菌液の乾燥を防ぐことができる。よって、黒ずみの発生を抑制することができる。
なお、図9に示す処理では除菌液の散布に続けて通常水が散布されたが、除菌液の散布が終了してから一定期間経過後に通常水を散布してもよい。この場合、除菌液が乾燥して銀コロイドが析出しても、銀コロイドを溶解させて銀イオンを生成することができる。また、黒ずみが発生しても、銀コロイドを溶解させることで、黒ずみを目立ちにくくすることができる。
続いて図10(a)及び図10(b)を参照して、電極対22の通電時間について説明する。図10(a)は、銀イオン濃度の時間変化を示すグラフである。図10(b)は、銀イオンの除菌効果を示すグラフである。
図10(a)において、縦軸は銀イオン濃度を示し、横軸は経過時間を示す。詳しくは、図10(a)は、収容部21にpH7.6、硬度45mg/Lの水道水を100ml収容し、電極対22にDC5Vの電圧を印加して測定した銀イオン濃度を示す。なお、電極対22を構成する各電極のプレートサイズは5mm×30mm(厚さ0.3mm)とした。また、電極間距離は3mmとした。図10(a)に示すように、銀イオン濃度は、経過時間3分で500ppbに達した。また、経過時間5分で、銀イオン濃度は1000ppb以上となった。
図10(b)において、縦軸は除菌率を示し、横軸は銀イオン濃度を示す。また、図10(b)において、×印のグラフは黄色ブドウ球菌の除菌率を示し、黒丸のグラフは黒カビの除菌率を示す。図10(b)に示すように、一般細菌(例えば、黄色ブドウ球菌)は、濃度50ppb以上100ppb以下の銀イオンによって90%以上除菌することができる。また、黒カビ(クラドスポリウム)は、濃度400ppb以上500ppb以下の銀イオンによって90%以上除菌することができる。
したがって、電極対22を3分程度通電させることにより、一般細菌やカビの除菌が可能な銀イオンを溶出させることができる。
以上、実施形態1について説明した。実施形態1によれば、特定の範囲に偏ることなく、浴室の天井面SSや壁面WSに均一に除菌液を付着させることができる。
なお、本実施形態において、ガイド面251は傾斜面であったが、ガイド面251は水平面を含んでもよい。例えば、ガイド面251は、天井面SSと平行な水平面を含み得る。この場合、除菌液の霧は、ガイド面251から水平方向へ送出されて、天井面SSに沿って流れる。
また、本実施形態において、除菌液散布装置1は4つのL字状の送出口1aを有したが、送出口1aの数や形状は特に限定されない。図11(a)は、実施形態1に係る除菌液散布装置1の変形例を示す図である。
図11(a)に示すように、除菌液散布装置1は、複数の円形状の送出口1aを有してもよい。具体的には、図11(a)に示す除菌液散布装置1において、複数の円形状の送出口1aは、支持体12の本体部121の周りに、周方向に沿って配置される。また、支持体12は、図1及び図2を参照して説明した複数の支持部材122に替えて、ガイド部材25(第2ユニット20)を支持する鍔部124を備える。複数の円形状の送出口1aは、鍔部124に形成される。なお、図11(a)に示す除菌液散布装置1において、除菌液の霧は、送出口1aから上方に送出される場合がある。例えば、送出口1aが鍔部124の外縁から遠い場合、除菌液の霧が上方に送出される場合がある。
また、本実施形態において、ガイド部材25(第2ユニット20)の外形は平面視矩形状であったが、ガイド部材25(第2ユニット20)の外形形状は特に限定されない。図11(b)は、実施形態1に係る除菌液散布装置1の他の変形例を示す図である。図11(b)に示すように、ガイド部材25(第2ユニット20)の外形は平面視円形状であってもよい。なお、ガイド部材25の外形が円形状である場合、ガイド部材25の内側面と、支持体12の鍔部124の外周面とに、互い対応するねじ溝を形成してもよい。すなわち、第2ユニット20を回転させて、支持体12の鍔部124にガイド部材25を支持させてもよい。
また、本実施形態において、支持体12の本体部121は平面視矩形状であったが、本体部121の外形形状は特に限定されない。例えば図11(b)に示すように、本体部121の外形は平面視円形状であってもよい。
[実施形態2]
続いて図12を参照して本発明の実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、電極対22の位置が実施形態1と異なる。
図12は、実施形態2に係る除菌液散布装置1の断面図である。図12に示すように、第2ユニット20は、収容部21の内側面に接続する支持部材26を備える。支持部材26は、電極対22を支持する。詳しくは、支持部材26は、超音波発生素子23の直上に電極対22が位置するように、電極対22を支持する。超音波発生素子23の直上に電極対22が位置することにより、電極対22を構成する2つの電極間の除菌液に超音波振動を与えることができる。
以上、実施形態2について説明した。実施形態2によれば、2つの電極間の除菌液に超音波振動を与えることができる。したがって、2つの電極間の除菌液を揺動させて、銀コロイドが電極に付着することを抑制できる。
[実施形態3]
続いて図13及び図14を参照して本発明の実施形態3について説明する。但し、実施形態1及び2と異なる事項を説明し、実施形態1及び2と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態3は、除菌成分が実施形態1及び2と異なる。具体的には、実施形態3に係る除菌成分は、次亜塩素酸ナトリウムである。
図13は、実施形態3に係る除菌液散布装置1の正面図である。図13に示すように、実施形態3において、支持体12の本体部121は、食塩の投入口123を有する。具体的には、投入口123は、本体部121の壁部121bを貫通する貫通孔である。ユーザーが投入口123から食塩を投入すると、食塩は、収容部21に落下する。なお、投入する食塩は、投入口123から投入しやすい形状を有する塊物であることが好ましい。例えば、食塩は、岩塩や食塩ペレットであることが好ましい。
図14は、実施形態3に係る除菌液散布装置1の断面図である。本実施形態において、電極対22は、2つの白金電極を含む。図13を参照して説明したように、ユーザーが投入口123から食塩を投入すると、食塩は収容部21に落下して、水L中において溶ける。食塩が水L中に溶存(溶解)している状態で電極対22を通電すると、塩素系の除菌成分が生成される。詳しくは、電極対22を通電して電気分解を行うことにより、次亜塩素酸ナトリウム水が生成される。
続いて図7、図13及び図14を参照して、実施形態3に係る除菌液散布装置1の動作について説明する。ユーザーは、除菌動作の開始前に投入口123から所定の量の食塩を投入する。その後、ユーザーは、操作部30の除菌ボタン31を押下して、除菌液散布装置1に除菌動作を実行させる。
制御装置40は、除菌動作の開始を指示する信号を操作部30から受信すると、調整弁15を駆動して、収容部21内に所定量の原水Lを注水し、食塩を溶解させる。なお、食塩の添加量は、0.1重量%以上5重量%以下が望ましい。
制御装置40は、収容部21内に所定量の原水Lを注水すると、電極対22を通電させる。この結果、収容部21内において電気分解が行われる。例えば、電極対22を構成する各電極に、直径1mm、長さ30mmの白金コートチタン電極を用い、電極間距離を3mmとし、1gの食塩を収容部21内に投入するとともに100mlの原水Lを収容部21内に注水した場合、換言すると、食塩の添加量が1重量%である場合、電極対22にDC5Vの電圧を印加すると、150mA以上170mA以下の電流が電極間を流れて電気分解が行われ、次亜塩素酸の濃度が増加し、1分程度の電気分解で約10ppmの次亜塩素酸ナトリウムを生成することができる。
詳しくは、電極対22の陽極において水素イオン(H+)が生成される。また、酸素ガスや塩素ガスが発生する(式(1)及び式(2))。
2O→(1/2)O2↑+2H++2e-・・・式(1)
2Cl→Cl2+2e-・・・式(2)
塩素ガスは水に容易に溶け、式(3)及び式(4)に示すように、水中において次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンに変化する。
Figure 2019103771
Figure 2019103771
したがって、電気分解を行うことにより、次亜塩素酸ナトリウムの濃度を増加させた除菌水を生成することができる。なお、次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、有効塩素濃度5ppm以上50ppm未満であることが望ましい。有効塩素濃度が5ppm以上であることが望ましいのは、カビ等の有胞子菌を遊離状態で除菌できる最低濃度が有効塩素濃度5ppmであるためである。また、有効塩素濃度が50ppm未満であることが望ましいのは、有効塩素濃度が50ppm以上になると、除菌液の霧から塩素臭を感じやすくなるためである。
制御装置40は、電極対22を通電させた後、実施形態1において説明したように、超音波発生素子23から超音波を発生させる。また、制御装置40は、ファンモータ112を駆動して、除菌液の霧を送風する風を発生させる。この結果、送出口1aから除菌液の霧が送出される。
以上、実施形態3について説明した。本実施形態によれば、次亜塩素酸水を超音波素子によって霧化し、送風装置11からの送風により、次亜塩素酸水の霧を、ガイド面251を介して送出口1aから送出することができる。したがって、実施形態1と同様に、特定の範囲に偏ることなく、浴室の天井面SSや壁面WSに均一に除菌液を付着させることができる。
なお、本実施形態では、投入口123から食塩を投入する形態について説明したが、実施形態1において説明した送出口1aを介して食塩を投入してもよい。
[実施形態4]
続いて図15を参照して本発明の実施形態4について説明する。但し、実施形態1〜3と異なる事項を説明し、実施形態1〜3と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態4は、第1ユニット10の構成が実施形態1〜3と異なる。
図15は、実施形態4に係る除菌液散布装置1の断面図である。図15に示すように、本実施形態に係る除菌液散布装置1は、中空部材51と、メッシュ状部材52とを更に備える。より具体的には、第1ユニット10が、中空部材51と、メッシュ状部材52とを更に備える。
中空部材51は、超音波発生素子23の上方に配置される。より具体的には、中空部材51は、超音波発生素子23の直上であって、水L(溶媒)の液面、すなわち除菌液の液面よりも高い位置に配置される。
中空部材51は、中空部材51の内側と外側とを連通させる第1開口511を有する。第1開口511は、超音波発生素子23に対向する。より具体的には、第1開口511は、超音波発生素子23の直上であって、水L(溶媒)の液面、すなわち除菌液の液面よりも高い位置に配置される。
本実施形態の中空部材51は鉛直方向に延びる筒状体であり、第1開口511に加えて、中空部材51の内側と外側とを連通させる第2開口512を更に有する。第2開口512は、鉛直方向において第1開口511に対向する。
中空部材51は、収容部21に収容されている液体(水L又は除菌液)の液面から発生する液柱よりも大きい径を有する。詳しくは、液柱の表面から発生する霧を、送風装置11が発生させる風によって、中空部材51の第1開口511から中空部材51の外へ流すことができるように、中空部材51の径を設定する。なお、液柱は、実施形態1において説明したように、超音波発生素子23が液体(水L又は除菌液)に超音波振動を与えることによって発生する。
本実施形態において、支持体12は、中空部材51を支持する。より具体的には、蓋体121aが中空部材51を支持し、中空部材51は、蓋体121aの上方から第2ユニット20の内部まで延びる。
メッシュ状部材52は、中空部材51の内部に配置される。具体的には、メッシュ状部材52は、メッシュ状部材52の最上位面の液面からの高さが液柱の最大高さよりも低くなるように配置される。本実施形態において、メッシュ状部材52は、上方に向かって突出する凸形状を有する。メッシュ状部材52は、例えば金属メッシュである。金属メッシュの材料は、例えばステンレスである。
送風装置11は、メッシュ状部材52の上方に配置される。送風装置11が発生させる風は、メッシュ状部材52に向かって流れる。この結果、液柱の表面から発生する霧が、送風装置11から発生する風によって、第1開口511を介して中空部材51の外へ流れる。
本実施形態において、送風装置11は、中空部材51の内部に配置される。より具体的には、送風装置11は、第2開口512付近に配置される。なお、送風装置11を配置する位置は、メッシュ状部材52に向けて風を流すことができる限り特に限定されない。但し、液柱が送風装置11に衝突することを防ぐために、送風装置11は、液面からの高さが液柱の最大高さよりも高くなるように配置することが好ましい。
以上、図15を参照して、本実施形態に係る除菌液散布装置1について説明した。本実施形態によれば、収容部21に収容されている液体(水L又は除菌液)の液面から発生する液柱を、中空部材51の内部に収容することができる。また、メッシュ状部材52によって液柱の最大高さを抑制することができる。したがって、除菌液散布装置1の外へ液体(水L又は除菌液)が漏れ出ることを抑制することができる。
詳しくは、超音波振動によって発生する液柱の高さは変動する。液柱の高さの変動は、液面の振動(振幅)を大きくする。具体的には、液柱の高さの変動幅が大きい程、液面の振動(振幅)が大きくなる。したがって、液柱の高さの変動幅によっては、図1を参照して説明した送出口1aから除菌液散布装置1の外へ液体(水L又は除菌液)が漏れ出る可能性がある。これに対して、本実施形態によれば、メッシュ状部材52によって液柱の最大高さを抑制することができる。したがって、液柱の高さの変動幅を抑制して、除菌液散布装置1の外へ液体(水L又は除菌液)が漏れ出ることを抑制することができる。
また、本実施形態では、メッシュ状部材52を使用して、液柱の最大高さを抑制する。したがって、板状部材を使用して液柱の最大高さを抑制する構成と比べて、霧化効率の低下を抑制することができる。すなわち、板状部材を使用する構成と比べて、霧の発生量が低下し難くなる。詳しくは、板状部材によって液柱の最大高さを抑制した場合、液柱の形状が崩れて霧化効率が低下する可能性がある。これに対し、メッシュ状部材52によって液柱の最大高さを抑制した場合、板状部材を使用する場合と比べて、液柱の形状が崩れ難い。したがって、霧化効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態のメッシュ状部材52は、上方に向かって突出する凸形状を有する。メッシュ状部材52がこのような形状を有することにより、液柱の形状が崩れ難くなり、霧化効率の低下を抑制することができる。
続いて、メッシュ状部材52の最上位面の位置について説明する。メッシュ状部材52の最上位面の液面からの高さは、液柱の最大高さよりも低い限り、特に限定されない。但し、メッシュ状部材52の最上位面の液面からの高さが液柱の標準高さ(平均高さ)よりも低い場合、液柱の高さが制限され過ぎて、霧化効率が低下する可能性がある。したがって、メッシュ状部材52は、メッシュ状部材52の最上位面の液面からの高さが液柱の標準高さ(平均高さ)よりも高くなるように配置することが好ましい。
続いて、メッシュ状部材52のメッシュのピッチについて説明する。メッシュのピッチは、液柱がメッシュ状部材52を通過することができる限り特に限定されないが、液柱の形状が崩れ難いピッチであることが好ましい。例えば、メッシュのピッチは、3mm以上5mm以下である。
なお、本実施形態の中空部材51の形状は筒状であったが、中空部材51の形状は、除菌液散布装置1の外へ水L(溶媒)又は除菌液がこぼれ出ることを抑制できる限り、特に限定されない。例えば、中空部材51は、筒状体の側壁の一部にスリット状の開口が形成された形状を有してもよい。
また、本実施形態の中空部材51は、蓋体121aの上方から第2ユニット20の内部まで延びたが、中空部材51の長さは、メッシュ状部材52の最上位面の液面からの高さが液柱の最大高さよりも低くなる位置でメッシュ状部材52を支持できる限り、特に限定されない。
また、本実施形態の送風装置11は中空部材51の内部に配置されたが、送風装置11を配置する位置は、メッシュ状部材52に向けて風を流すことができる限り、特に限定されない。例えば、送風装置11は、中空部材51の上方に配置されてもよい。
[実施形態5]
続いて図16〜図19を参照して本発明の実施形態5について説明する。但し、実施形態1〜4と異なる事項を説明し、実施形態1〜4と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態5は、除菌液散布装置1が浴室環境調整装置100に設置される点で実施形態1〜4と異なる。
図16は、実施形態5に係る浴室環境調整装置100の底面図である。浴室環境調整装置100は、浴室の天井部に設置される。図16に示すように、浴室環境調整装置100は除菌液散布装置1を備える。また、浴室環境調整装置100は、パネル101と、可動風向板102と、ミストノズル203とを備える。ミストノズル203については図17を参照して後述する。本実施形態において、浴室環境調整装置100は、ミストサウナ付きの浴室暖房乾燥装置である。
パネル101は、浴室の天井面から露出する。パネル101には、吸込み口103及び吹出し口104(第1開口)が形成されている。吹出し口104は横長矩形状に形成されている。パネル101には更に、図示しない開口(第2開口)が形成されており、第2開口から、実施形態1〜4において説明した除菌液散布装置1の第1ユニット10の一部が突出する。換言すると、除菌液散布装置1は、パネル101の第2開口に対応する位置に配置され、除菌液散布装置1の第2ユニット20が、パネル101の下方において支持される。
可動風向板102は、吹出し口104に設けられる。可動風向板102は、吹出し口104に対応する形状を有する。可動風向板102は、吹出し口104に対して開閉自在である。本実施形態において、可動風向板102は回動自在であり、可動風向板102が回動することにより、吹出し口104から送出される風の送風方向を変更することができる。また、可動風向板102は、浴室環境調整装置100が暖房運転、乾燥運転及びミストサウナ運転を停止している際に吹出し口104を閉塞し(覆い)、浴室環境調整装置100が暖房運転、乾燥運転、又はミストサウナ運転を実行している際に吹出し口104を開放する。また、可動風向板102は、除菌液散布装置1が除菌運転している際に吹出し口104を閉塞する(覆う)。なお、図16は、可動風向板102が吹出し口104を閉塞している状態を示している。
続いて図17を参照して、浴室環境調整装置100(ミストサウナ付きの浴室暖房乾燥装置)の構成について説明する。図17は、実施形態5に係る浴室環境調整装置100の構成を示す図である。
図17に示すように、浴室環境調整装置100は、本体ユニット200と、熱源機300とを備える。本体ユニット200は浴室の天井部に設置される。熱源機300は屋外に設置される。なお、図16を参照して説明したパネル101は、本体ユニット200の外装部材として、本体ユニット200に装着される。
熱源機300は、暖房用の熱媒、及び給湯用水を加熱する。熱源機300は、暖房用の熱媒を循環させる循環ポンプを備える。暖房用の熱媒は、例えば温水又は不凍液である。熱源機300は供給路301に接続し、供給路301から供給される給湯用水を加熱する。
本体ユニット200は、温水循環流路201と、ミスト用通水路202と、ミストノズル203と、暖房用熱交換器204と、ミスト用熱交換器205と、駆動装置206と、送風装置210と、制御装置220とを備える。
温水循環流路201は、暖房用の熱媒を本体ユニット200と熱源機300との間で循環させる。具体的には、熱源機300が備える循環ポンプが作動することにより、熱源機300から流れ出た熱媒が温水循環流路201を流れる。詳しくは、熱媒は、暖房用熱交換器204及びミスト用熱交換器205をこの順に経由して、熱源機300に戻る。
ミスト用通水路202は、供給路301から分岐する通水路であり、ミスト用の水を通水する。ミスト用通水路202は、ミスト用熱交換器205を経由してミストノズル203に至るように配設されている。ミストノズル203は、ミスト用通水路202から供給される水をミスト化して浴室に噴霧する。
本実施形態において、除菌液散布装置1の供給管13は、供給路301から分岐する通水路であり、調整弁15が開くことにより、供給路301から除菌液散布装置1の供給管13に水が流入する。なお、供給路301から除菌液散布装置1の供給管13に水を流入させる際には、ミスト用通水路202が水を通水しないように、ミスト用通水路202に設けられた電磁弁を閉める。
暖房用熱交換器204は、可動風向板102及び除菌液散布装置1に対向する。暖房用熱交換器204は、吸込み口103から吸い込まれた空気を温風に変換する。ミスト用熱交換器205は、ミスト用通水路202を流れる水を温水に変換する。
駆動装置206は、可動風向板102を所定の回転角度範囲内で回動させる。駆動装置206は、例えば電動モータである。駆動装置206が可動風向板102を回動させることにより、可動風向板102の姿勢が、図16を参照して説明した吹出し口104を閉塞する姿勢から、吹出し口104を開く姿勢に変化する。また、可動風向板102の回転角度に応じて、浴室に供給される温風の送風方向が変化する。
送風装置210は、風を発生させる風発生装置である。送風装置210は、回転ファン211と、ファンモータ212とを備える。ファンモータ212は、回転ファン211を回転させる。回転ファン211は、例えばシロッコファンである。
回転ファン211が回転することにより、図16を参照して説明した吸込み口103から空気が吸い込まれる。吸込み口103から吸い込まれた空気は、図16を参照して説明した吹出し口104を可動風向板102が開放している場合、回転ファン211の回転により、暖房用熱交換器204を介して吹出し口104から吹き出す。一方、可動風向板102が、図16を参照して説明した吹出し口104を閉塞している場合、吸込み口103から吸い込まれた空気は、回転ファン211の回転により、暖房用熱交換器204を介して、除菌液散布装置1に向けて流れる。
制御装置220は、浴室環境調整装置100の運転制御を行う。具体的には、浴室環境調整装置100の暖房動作、乾燥動作、及びミストサウナ動作を制御する。更に、制御装置220は、除菌液散布装置1の除菌動作を制御する。したがって、本実施形態において、除菌液散布装置1は、実施形態1において説明した制御装置40を備えていない。
制御装置220は、プロセッサ、及び半導体メモリーを備える。プロセッサは、例えば、CPU又はMPUである。制御装置40は、半導体メモリーとして、例えば、RAM及びROMを備える。プロセッサは、半導体メモリーに記憶された制御プログラム(コンピュータプログラム)に従って、各種の処理を実行する。
続いて図18を参照して、本体ユニット200について更に説明する。図18は、本体ユニット200の一部を拡大して示す図である。図18に示すように、本体ユニット200は、ホルダー230を更に備える。
ホルダー230は、可動風向板102を回動可能に支持する。具体的には、可動風向板102は2つの回転軸102aを備え、ホルダー230は2つの回転軸102aを回動可能に支持する。2つの回転軸102aの一方は、駆動装置206の出力軸と接続している。また、ホルダー230は除菌液散布装置1を支持する。具体的には、ホルダー230は、第1ユニット10の本体部121を支持する。
続いて図18を参照して、実施形態5に係る除菌液散布装置1について説明する。図18に示すように、本体部121の蓋体121aは、開口125を有する。換言すると、本実施形態に係る除菌液散布装置1は、実施形態1において説明した送風装置11を備えていない。本実施形態では、除菌液の霧の送風に、図17を参照して説明した浴室環境調整装置100の送風装置210が利用される。
続いて図19を参照して、本体ユニット200について更に説明する。図19は、浴室環境調整装置100の風路を示す図である。図19に示すように、本体ユニット200は、固定風向板207を更に備える。固定風向板207は、暖房用熱交換器204から流れ出た風の向きを所定の方向(本実施形態では下方向)に整合させる。
続いて図19を参照して、本実施形態における除菌動作について説明する。除菌動作が実行される際には、図19に示すように、可動風向板102は閉じた状態となっている。この結果、固定風向板207から流れ出た風が、除菌液散布装置1の第1ユニット10(支持体12の蓋体121a)が有する開口125に流れ込む。したがって、開口125から除菌液の液面へ向けて流れる風が発生し、実施形態1において説明したように、除菌液の霧が、ガイド面251によって天井面に導かれる。
以上、実施形態5について説明した。本実施形態によれば、浴室環境調整装置100の送風装置210を利用して、除菌液の霧を送風することができる。なお、本実施形態において、浴室環境調整装置100の制御装置220が除菌動作を制御する構成について説明したが、除菌液散布装置1が、実施形態1の除菌液散布装置1と同様に、制御装置40を備えてもよい。また、除菌液散布装置1は、図15を参照して説明した中空部材51及びメッシュ状部材52を更に備えてもよい。また、本実施形態において、浴室環境調整装置100はミストサウナ付きの浴室暖房乾燥装置であったが、浴室環境調整装置100は、浴室暖房乾燥装置、浴室暖房装置、又は浴室乾燥装置であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明による実施形態では、除菌液散布装置1が浴室の天井部に設置されたが、除菌液散布装置1は、浴室の壁面部に設置されてもよい。例えば、除菌液散布装置1は、壁面部の上部に設置され得る。
また、本発明による実施形態では、ガイド面251が浴室の天井面SSへ除菌液の霧を導いたが、ガイド面251は、浴室の壁面WSに除菌液の霧を導いてもよい。
また、本発明による実施形態では、水位センサー24としてフロートスイッチを例示したが、水位センサー24は、除菌液の水位を検知できる限り、特に限定されない。例えば、水位センサー24として、測距センサー、又は重量センサーが用いられてもよい。
また、本発明による実施形態では、電極対22は第2ユニット20に設けられたが、例えば図20に示すように、電極対22は第1ユニット10に設けられてもよい。図20は、他の実施形態に係る除菌液散布装置1の断面図である。図20に示す除菌液散布装置1において、第1ユニット10は、電極対22を支持する支持部材16を備える。支持部材16は、第1ユニット10から突出して、電極対22を水L又は除菌液の中に浸漬させる。
また、本発明による実施形態では、ガイド面251が平坦な傾斜面であったが、ガイド面251は、例えば図21に示すように曲面を含んでもよい。図21は、更なる他の実施形態に係る除菌液散布装置1の断面図である。
図21に示す除菌液散布装置1において、収容部21は、内側に膨らむ側壁を備え、この側壁がガイド部材25として機能する。換言すると、収容部21の側壁の内側面が、ガイド面251として機能する。なお、図21に示す除菌液散布装置1において、支持部材122は、収容部21を着脱可能に支持する。
また、本発明による実施形態では、ガイド面251が傾斜面であったが、ガイド面251は鉛直面を含んでもよい。例えば、除菌液散布装置1が浴室の壁面部に設置される場合、ガイド面251は浴室の壁面WSと平行な鉛直面を含み得る。この場合、除菌液の霧は、ガイド面251から上方向へ送出されて、浴室の壁面WSに沿って流れる。
本願は、更に以下の付記を開示する。なお、以下の付記は、本発明を限定するものではない。
[付記1]
浴室に除菌液を散布する除菌液散布装置であって、
前記除菌液に超音波振動を与えて、前記除菌液の霧を発生させる超音波発生素子と、
前記除菌液の霧を送風する送風装置と、
送風された前記除菌液の霧が、前記浴室を区画する面のうちの所定の面に沿って流れるように、前記除菌液の霧を前記所定の面に導くガイド面と
を備え、
前記除菌液の霧は、前記ガイド面から、水平方向から上方向にわたって、あるいは、水平方向、斜め上方向又は上方向に送出される、除菌液散布装置。
[付記2]
前記送風装置は、前記除菌液の液面へ向かう風を発生させる、付記1に記載の除菌液散布装置。
[付記3]
溶媒を収容する収容部と、
前記溶媒に浸漬された電極対と
を備え、
前記除菌液は、前記溶媒と、前記溶媒に混合された除菌成分とを含み、
前記電極対に電圧が印加されることにより、前記溶媒内に前記除菌成分が生成される、付記1又は付記2に記載の除菌液散布装置。
[付記4]
前記電極対は、2つの電極を含み、
前記超音波発生素子は、前記2つの電極間の前記除菌液に前記超音波振動を与える、付記3に記載の除菌液散布装置。
[付記5]
前記ガイド面を形成するガイド部材と、
前記ガイド部材を着脱可能に支持する支持部と
を備える、付記1から付記4のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記6]
前記除菌液は、銀イオン又は次亜塩素酸ナトリウムを含む、付記1から付記5のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記7]
前記超音波発生素子は、超音波振動を水に与えて、前記水の霧を発生させ、
前記送風装置は、前記水の霧を送風する、付記1から付記6のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記8]
前記収容部は、前記ガイド面を含む、付記3又は付記4に記載の除菌液散布装置。
[付記9]
前記収容部を着脱可能に支持する支持部を備える、付記8に記載の除菌液散布装置。
[付記10]
前記超音波発生素子の上方に配置される中空部材と、
前記中空部材の内部に配置されるメッシュ状部材と
を更に備え、
前記中空部材は、前記超音波発生素子に対向する開口を有する、付記1から付記9のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記11]
前記メッシュ状部材は、上方に向かって突出する凸形状を有する、付記10に記載の除菌液散布装置。
[付記12]
前記超音波発生素子が前記除菌液に超音波振動を与えると、前記除菌液の液面から、高さが変動する液柱が発生し、
前記メッシュ状部材の最上位面の前記液面からの高さは、前記液柱の標準高さよりも高く、前記液柱の最大高さよりも低い、付記10又は付記11に記載の除菌液散布装置。
[付記13]
前記ガイド面は、傾斜面を含む、付記1から付記12のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記14]
前記ガイド面は、環状である、付記1から付記13のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記15]
前記ガイド面は、曲面を含む、付記1から付記14のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記16]
前記ガイド面は、前記浴室の天井面に前記除菌液の霧を導く、付記1から付記15のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記17]
前記送風装置の送風量を変化させる制御装置を備える、付記1から付記16のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記18]
前記除菌液散布装置は、前記浴室の天井部に設置される、付記1から付記17のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記19]
前記除菌液散布装置は、前記浴室の壁部に設置される、付記1から付記17のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記20]
前記除菌液散布装置は、浴室環境調整装置に設置される、付記1から付記17のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
[付記21]
前記除菌液散布装置は、前記浴室の上部に設置される、付記1から付記20のいずれか1つに記載の除菌液散布装置。
本発明は、浴室を除菌する装置に有用である。
1 除菌液散布装置
11 送風装置
21 収容部
22 電極対
23 超音波発生素子
40 制御装置
100 浴室環境調整装置
210 送風装置
220 制御装置
251 ガイド面
S 天井部
SS 天井面
WS 壁面

Claims (10)

  1. 浴室に除菌液を散布する除菌液散布装置であって、
    前記除菌液に超音波振動を与えて、前記除菌液の霧を発生させる超音波発生素子と、
    前記除菌液の霧を送風する送風装置と、
    送風された前記除菌液の霧が、前記浴室を区画する面のうちの所定の面に沿って流れるように、前記除菌液の霧を前記所定の面に導くガイド面と
    を備え、
    前記除菌液の霧は、前記ガイド面から、水平方向から上方向にわたって、あるいは、水平方向、斜め上方向又は上方向に送出される、除菌液散布装置。
  2. 前記送風装置は、前記除菌液の液面へ向かう風を発生させる、請求項1に記載の除菌液散布装置。
  3. 溶媒を収容する収容部と、
    前記溶媒に浸漬された電極対と
    を備え、
    前記除菌液は、前記溶媒と、前記溶媒に混合された除菌成分とを含み、
    前記電極対に電圧が印加されることにより、前記溶媒内に前記除菌成分が生成される、請求項1又は請求項2に記載の除菌液散布装置。
  4. 前記電極対は、2つの電極を含み、
    前記超音波発生素子は、前記2つの電極間の前記除菌液に前記超音波振動を与える、請求項3に記載の除菌液散布装置。
  5. 前記ガイド面を形成するガイド部材と、
    前記ガイド部材を着脱可能に支持する支持部と
    を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の除菌液散布装置。
  6. 前記除菌液は、銀イオン又は次亜塩素酸ナトリウムを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の除菌液散布装置。
  7. 前記超音波発生素子は、超音波振動を水に与えて、前記水の霧を発生させ、
    前記送風装置は、前記水の霧を送風する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の除菌液散布装置。
  8. 前記超音波発生素子の上方に配置される中空部材と、
    前記中空部材の内部に配置されるメッシュ状部材と
    を更に備え、
    前記中空部材は、前記超音波発生素子に対向する開口を有する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の除菌液散布装置。
  9. 前記メッシュ状部材は、上方に向かって突出する凸形状を有する、請求項8に記載の除菌液散布装置。
  10. 前記超音波発生素子が前記除菌液に超音波振動を与えると、前記除菌液の液面から、高さが変動する液柱が発生し、
    前記メッシュ状部材の最上位面の前記液面からの高さは、前記液柱の標準高さよりも高く、前記液柱の最大高さよりも低い、請求項8又は請求項9に記載の除菌液散布装置。
JP2018083967A 2017-12-08 2018-04-25 除菌液散布装置 Active JP7154813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/009431 WO2019207975A1 (ja) 2017-12-08 2019-03-08 除菌液散布装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017235778 2017-12-08
JP2017235778 2017-12-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019103771A true JP2019103771A (ja) 2019-06-27
JP7154813B2 JP7154813B2 (ja) 2022-10-18

Family

ID=66749918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018083967A Active JP7154813B2 (ja) 2017-12-08 2018-04-25 除菌液散布装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7154813B2 (ja)
CN (1) CN111432849B (ja)
TW (1) TWI668020B (ja)
WO (2) WO2019111423A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021506443A (ja) * 2017-12-29 2021-02-22 トミー エンバイロンメンタル ソリューションズ インコーポレイテッドTOMI Environmental Solutions,Inc. 超音波キャビテーションを使用した除染デバイスおよび方法
RU2749805C1 (ru) * 2021-01-11 2021-06-17 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Орловский государственный аграрный университет имени Н.В. Парахина" Устройство для получения дезинфицирующего раствора
JP2022124171A (ja) * 2021-02-15 2022-08-25 株式会社日本トリム 金属コロイド水生成装置及び金属コロイド水生成方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI798574B (zh) * 2020-08-05 2023-04-11 徐毅珍 無線滅菌裝置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002095728A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Matsushita Electric Works Ltd 脱臭・殺菌・徐菌・防カビ装置
JP2007125291A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Osaka Gas Co Ltd 浴室用ミスト装置
JP2008180470A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Max Co Ltd 加湿装置及び加湿空調システム
JP2010142560A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Tokyo Reito Kucho Jigyo Kyodo Kumiai 噴霧装置
JP2016067831A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 日立マクセル株式会社 ミスト発生装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01228569A (ja) * 1988-03-09 1989-09-12 Meidensha Corp 電気機器筺体内のミスト発生装置
US20060280664A1 (en) * 2005-05-17 2006-12-14 Chuan-Pan Huang Electrolytic sterilizing atomization device
CN200983797Y (zh) * 2006-12-08 2007-12-05 上海市农业机械研究所 多叶通风直接反射水雾装置
CN204478375U (zh) * 2015-03-02 2015-07-15 北京锴誉新融科技有限公司 一种新型便携式超声波加湿器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002095728A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Matsushita Electric Works Ltd 脱臭・殺菌・徐菌・防カビ装置
JP2007125291A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Osaka Gas Co Ltd 浴室用ミスト装置
JP2008180470A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Max Co Ltd 加湿装置及び加湿空調システム
JP2010142560A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Tokyo Reito Kucho Jigyo Kyodo Kumiai 噴霧装置
JP2016067831A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 日立マクセル株式会社 ミスト発生装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021506443A (ja) * 2017-12-29 2021-02-22 トミー エンバイロンメンタル ソリューションズ インコーポレイテッドTOMI Environmental Solutions,Inc. 超音波キャビテーションを使用した除染デバイスおよび方法
RU2749805C1 (ru) * 2021-01-11 2021-06-17 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Орловский государственный аграрный университет имени Н.В. Парахина" Устройство для получения дезинфицирующего раствора
JP2022124171A (ja) * 2021-02-15 2022-08-25 株式会社日本トリム 金属コロイド水生成装置及び金属コロイド水生成方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019111423A1 (ja) 2019-06-13
CN111432849A (zh) 2020-07-17
TWI668020B (zh) 2019-08-11
TW201924725A (zh) 2019-07-01
WO2019207975A1 (ja) 2019-10-31
JP7154813B2 (ja) 2022-10-18
CN111432849B (zh) 2022-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019207975A1 (ja) 除菌液散布装置
KR100884879B1 (ko) 공기 제균 장치
JP4848581B2 (ja) 脱臭・殺菌・除菌・防カビ装置
JP2003266073A (ja) 電解水生成装置
JP2003169842A (ja) 次亜塩素酸水溶液による殺菌方法および殺菌装置
JP2008049002A (ja) 空気除菌装置
JP2012061145A (ja) 口腔洗浄装置
JP2016174754A (ja) 浴室洗い場用除菌水吐水装置
WO2019116596A1 (ja) 浴室環境調整装置
JP6291974B2 (ja) 除菌水生成装置
JP6884118B2 (ja) 浴室環境調整装置
JP4878821B2 (ja) 床置き式空気除菌装置
JP4878822B2 (ja) 床置き式空気除菌装置
KR20080018115A (ko) 이물질 제거 기구를 갖는 공기 제균 장치
JP2007135936A (ja) 床置き式空気除菌装置
JP2020115938A (ja) 除菌液散布装置及びそれを備えた浴室環境調整装置
JP2009225883A (ja) 浴室殺菌システムおよび浴室洗浄システム
JP4721921B2 (ja) 空気除菌装置
JP2007252702A (ja) 空気除菌装置
JP2020037781A (ja) トイレ用消臭殺菌器及び洗浄便座装置
JP2019092839A (ja) 浴室
JP6111417B2 (ja) 空気の除菌脱臭装置
JP5172098B2 (ja) 空気除菌装置
JP2009066434A (ja) 床置き式空気除菌装置
JP2012010829A (ja) 空気除菌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7154813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150