JP2019103438A - 芝生育成用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】芝生植生面に効率良く照明光を照射することができる芝生育成用照明装置を提供する。【解決手段】本発明の芝生育成用照明装置は、前後方向に沿って配置され、かつ下向きに灯具11が装着されたメインフレーム1と、上端がメインフレーム1の前部に取り付けられ、かつ下端に前キャスター25が設けられた左右一対の前脚フレーム21と、上端がメインフレーム1の後部に取り付けられ、かつ下端に後キャスター35が設けられた左右一対の後脚フレーム21とを備える。一対の前脚フレーム21間における灯具11よりも下方側が下方に向けて開放されるとともに、一対の後脚フレーム31間における灯具11よりも下方側が下方に向けて開放されている。【選択図】図3

Description

この発明は、天然芝等の植生面に人工的な照明光等を照射して芝生の育成を促すようにした芝生育成用照明装置に関する。
サッカースタジアム、野球場、陸上競技場、ラクビー競技場、テニス競技場、ゴルフ場等の施設においてグランドに植設される天然芝は基本的に、自然光(太陽光)で養生して育成するのが通例である。しかしながら、建造物の壁部や屋根等、施設の設置状況等によっては、自然光が短時間しか当たらなかったり、ほとんど当たらない場合がある。さらに競技中に芝生が傷んだり、剥れてしまう場合もある。そのため、自然光だけでは芝生の育成が追い付かないことがあり、そのような場合、芝生を張り替えるとなると、膨大な費用や期間が必要となり、芝生を維持管理するに際して負担が大きくなってしまう。
そこで近年においては、自然光だけに頼らず、人工光を利用して芝生の育成を促す工法が採用されることがある。
芝生の育成に用いられる従来の芝生育成用照明装置は、人工光を照射する灯具が設置された架台を備えており、使用時には、グランド上の所定領域に複数台並べて配置した状態で、各芝生育成用照明装置の灯具から芝生に照明光(人工光)を照射するようにしている。このような芝生育成用照明装置は不使用時には、収納庫等に搬入して保管しておくものであり、少なくともグランドと収納庫との間を移動させる必要があるため、移動用にキャスター等が設けられるのが一般的である。
例えば下記特許文献1に示す従来の芝生育成用照明装置は、上部に灯具が設置された架台と、その架台の前部下端に設けられた左右一対の前キャスターと、架台の後部下端に設けられた左右一対の後キャスターとを備えている。そして使用時には、収納庫から搬出した芝生育成用照明装置を、トラクター等の車両で牽引してグランド上の所定領域まで搬送する一方、使用後は、トラクター等で牽引して収納庫付近まで搬送して収納庫に収納して保管するようにしている。
特開2017−140021号
しかしながら、従来の芝生育成用照明装置は、架台の下部において例えば、一対の前キャスター間および一対の後キャスター間等に、フレーム等の遮光部位が配置されている。このため灯具から照射された照明光のうち一部の光がフレーム等の遮光部位に遮られて、芝生植生面に到達しないため、芝生植生面に効率良く照明光を照射することができないという課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、芝生植生面に効率良く照明光を照射することができる芝生育成用照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]前後方向に沿って配置され、かつ下向きに灯具が装着されたメインフレームと、
上端が前記メインフレームの前部に取り付けられ、かつ下端に前キャスターが設けられた左右一対の前脚フレームと、
上端が前記メインフレームの後部に取り付けられ、かつ下端に後キャスターが設けられた左右一対の後脚フレームとを備え、
前記一対の前脚フレーム間および前記一対の後脚フレーム間における前記灯具よりも下方側が下方に向けて開放されていることを特徴とする芝生育成用照明装置。
[2]前記メインフレームの前端部は、前記一対の前脚フレームよりも前方に突出した状態に配置されるとともに、
前記メインフレームの後端部は、前記一対の後脚フレームよりも後方に突出した状態に配置され、
前記メインフレームの前端部および後端部に前記灯具が装着されている前項1に記載の芝生育成用照明装置。
[3]前記一対の前脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの上面側に取り付けられ、
前記一対の後脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの上面側に取り付けられている前項1または2に記載の芝生育成用照明装置。
[4]前記一対の前脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの下面側に取り付けられ、
前記一対の後脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの下面側に取り付けられている前項1または2に記載の芝生育成用照明装置。
[5]前記一対の前脚フレームの連結部が、前記メインフレームに垂直軸回りに回転自在に取り付けられている前項3または4に記載の芝生育成用照明装置。
[6]前記一対の前脚フレームおよびその連結部は、逆U字状〜アーチ状の前脚フレーム部材によって構成されるとともに、
前記一対の後脚フレームおよびその連結部は、逆U字状〜アーチ状の後脚フレーム部材によって構成されている前項3〜5のいずれか1項に記載の芝生育成用照明装置。
発明[1]の芝生育成用照明装置によれば、一対の前脚フレーム間および一対の後脚フレーム間における灯具よりも下側が下向きに開放されているため、灯具から照射される照明光は一対の前脚フレーム間および一対の後脚フレーム間において遮られることなく多くの照明光が芝生植生面に到達するので、照明光によって芝生植生面を効率良く照射することができる。
なお本発明では、灯具よりも下方側において、一対の前脚フレーム間および一対の後脚フレーム間の全域が開放されている必要はなく、少なくとも一部が開放されていれば良く、例えば前脚フレームの内側や後脚フレームの内側に小さい突起物等が設けられていても良い。もっとも本発明においては、一対の前脚フレーム間および一対の後脚フレーム間における灯具の下方側のほぼ全域が開放されているのが望ましい。
発明[2]の芝生育成用照明装置によれば、前後に突出するメインフレームの前端部および後端部にも灯具を配置しているため、より多くの照明光を一対の脚フレーム間で遮られることなく芝生植生面に照射することができ、芝生の育成効果をより一層向上させることができる。
発明[3]の芝生育成用照明装置によれば、一対の前脚フレームの連結部および一対の後脚フレームの連結部がメインフレームの上面側に取り付けられているため、連結部がメインフレームの灯具に干渉することがない。従って一対の前脚フレームおよび後脚フレームを、灯具の取付位置にかかわらず、どのような位置にも取り付けることができるため、設計の自由度が増し、芝生育成用照明装置自体の製作を簡単に行うことができる。
発明[4]の芝生育成用照明装置によれば、一対の前脚フレームの連結部および一対の後脚フレームの連結部がメインフレームの下面側に取り付けられているため、重心位置が低くなり、芝生育成用照明装置の安定性が増す。従って牽引時等の操作性を向上できるとともに、突風等によっても位置ずれしたり転倒しまうような不具合を確実に防止することができる。
発明[5]の芝生育成用照明装置によれば、一対の前脚フレームの連結部をメインフレームに回転自在に取り付けているため、前キャスターの方向転換をスムーズに行えて、牽引時の操作性をより一層向上させることができる。
発明[6]の芝生育成用照明装置によれば、前脚フレーム部材および後脚フレーム部材を逆U字状〜アーチ状に形成しているため、芝生植生面をシート等で覆いつつ育成するような場合には、前脚フレーム部材および後脚フレーム部材にシートを簡単に取り付けることができる。
図1はこの発明の第1実施形態である芝生育成用照明装置を示す側面図である。 図2は第1実施形態の芝生育成用照明装置を示す平面図である。 図3は第1実施形態の芝生育成用照明装置を示す正面図である。 図4は第1実施形態の芝生育成用照明装置を示す背面図である。 図5はこの発明の第2実施形態である芝生育成用照明装置を示す側面図である。 図6は第2実施形態の芝生育成用照明装置を示す平面図である。 図7は第2実施形態の芝生育成用照明装置を示す正面図である。 図8は第2実施形態の芝生育成用照明装置を示す背面図である。
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態である芝生育成用照明装置を示す側面図、図2は平面図、図3は正面図、図4は背面図である。なお以下の説明においては、発明の理解を容易にするため、図1の紙面に向かって右側を「前方(正面側)」、左側を「後方(背面側)」、上方を「上方」、下方を「下方」として説明し、図2に示す紙面に向かって上下方向を「左右方向(両側方向)」として説明する。
これらの図に示すように本第1実施形態の芝生育成用照明装置は、所定の高さ位置において前後方向に沿って水平に配置されたメインフレーム1と、メインフレーム1の前部および後部に設けられた門型の前脚フレーム部材2および門型の後脚フレーム部材3とを基本的な構成要素として備えている。
メインフレーム1における下面側には、複数の灯具11が前後方向に並んで取り付けられている。本実施形態において各灯具11は、LEDを光源とするLED灯具によって構成されており、各灯具11から照明光(人工光)が下側に向けて照射されるように構成されている。なお図示は省略するが、本実施形態の芝生育成用照明装置には、各灯具11に電力を供給するための電源盤が取り付けられている。
前脚フレーム部材2は、正面視において逆U字状(アーチ状)の門型に形成されており、左右一対の前脚フレーム21と、一対の前脚フレーム21の上端部間を連結する連結部22とを一体に備えている。
本実施形態の前脚フレーム部材2における連結部22は、部材同士が接触し合う接触面(接合面)を意味するではなく、前脚フレーム部材2の中間部に位置する部位を意味する。例えば本発明においては、一対の前脚フレーム21の上端部間は直接取り付けられているのではなく、一対の前脚フレーム21の上端間は連結部22を介して間接的に取り付けられていると捉えることができる。
さらに本実施形態においては、既述した通り前脚フレーム部材2は、一対の前脚フレーム21と連結部22とを構成要素として含むものであるが、その構成要素の数と、実際の部品点数とは無関係である。前脚フレーム部材2は例えば、1本のパイプ状〜棒状の部材を曲げ加工して作製したり、必要に応じて曲げ加工された複数本のパイプ状〜棒状の部材を連結することによって作製することができる。さらに2本のパイプ状〜棒状部材の上端部同士を溶接等で接合固定して逆U字状等の前脚フレーム部材2を作製する場合には、その接合部の周辺が連結部22を構成し、その両側が前脚フレーム21を構成することとなる。
また前脚フレーム部材2における一対の前脚フレーム21の各下端には、エンドプレート23がそれぞれ取り付けられており、各エンドプレート23には、前キャスター25がそれぞれ取り付けられている。
前キャスター25は、固定キャスターによって構成されており、上端がエンドプレート23に回転しない状態に固定されたフォーク26と、そのフォーク26の両側片間に回転自在に取り付けられた車輪27とを備えている。
以上のように構成された前脚フレーム部材2の連結部22が、メインフレーム1の前部上面にスラストベアリング等のベアリング12を介して垂直軸回りに回転自在に取り付けられている。この構成においては、前脚フレーム部材2を垂直軸回りに回転操作することにより、前キャスター25(車輪27)の向きを自在に変更できて、牽引時等に方向転換をスムーズに行えるように構成されている。
なお本実施形態においては、メインフレーム1の前端部は、前脚フレーム部材2よりも前方に突出するように配置されており、その前端部においても灯具11が取り付けられている。つまり灯具11は前脚フレーム部材2の前方にも配置されている。
この第1実施形態においては、前脚フレーム部材2における一対の前脚フレーム21間には、後述するように灯具点灯時において光を遮るような部位(遮光部位)が実質的に存在せず、一対の前脚フレーム21間は下方に向けて開放されている。
前脚フレーム部材2における一対の前脚フレーム21にはブレーキ装置4が設けられている。このブレーキ装置4は、一対の前脚フレーム21おける各エンドプレート23にブラケット43を介して取り付けられるブレーキレバー41を備えている。このブレーキレバー41は、その中間部がブラケット43の前端部に回転自在に取り付けられており、ブレーキレバー41をその上端部を前方に倒すように回転操作すると、ブレーキレバー41の下端部が車輪27に当接して制動力が発生する一方、ブレーキレバー41を後方に起こすように回転操作すると、ブレーキレバー41の下端部が車輪27から離間して制動力が解除されるようになっている。なお本実施形態において、ブレーキ装置4には、引張コイルばね44等の付勢手段が設けられており、この付勢手段の付勢力によって通常状態では、ブレーキレバー41が後方に回転して起立した状態となっており、制動力が作用しない状態に保持されている。
また第1実施形態においては、ブレーキレバー41は左右両側の車輪27に対しそれぞれ設けられており、左右両側のブレーキレバー41の上端部間が図2および図3の想像線に示すように連結レバー42によって連結されている。従って連結バー42の上下方向(前後方向)の回転操作によって、左右の両ブレーキレバー41を連動させて回転させることができ、左右の両車輪27に対し制動操作等を同時に行えるようになっている。
なお本第1実施形態においては、ブレーキ装置4の連結バー42は、左右両側のブレーキレバー41に対し着脱自在に取り付けられており、灯具点灯時等には取り外しておくことにより、連結バー42が遮光部位とならないように構成されている。つまり一対の前脚フレーム21間は、下向きに実質的に開放可能な状態となっている。
また一対の前脚フレーム21の中間部前面には、把手45が取り付けられており、作業者はこの把手45を介して芝生育成用照明装置の牽引操作をスムーズに行えるように構成されている。
一方、後脚フレーム部材3は、逆U字状(アーチ状)の門型に形成されており、左右一対の後脚フレーム31と、一対の後脚フレーム31の上端部間を連結する連結部32とを一体に備えている。
本実施形態の後脚フレーム部材3における連結部3は、上記前脚フレーム部材2と同様、部材同士が接触し合う接触面(接合面)を意味するではなく、後脚フレーム部材3の中間部に位置する部位を意味する。例えば本発明においては、一対の後脚フレーム31の上端部間は直接取り付けられているのではなく、一対の後脚フレーム31の上端間は連結部32を介して間接的に取り付けられていると捉えることができる。
さらに本実施形態においては、既述した通り後脚フレーム部材3は、一対の後脚フレーム31と連結部32とを構成要素として含むものであるが、その構成要素の数と、実際の部品点数とは無関係である。従って本実施形態において、後脚フレーム部材3は上記前脚フレーム部材2と同様に、1本のパイプ状〜棒状の部材を曲げ加工して作製したり、必要に応じて曲げ加工された複数本のパイプ状〜棒状の部材を連結することによって作製することができる。さらに2本のパイプ状〜棒状部材の上端部同士を溶接等で接合固定して逆U字状等の後脚フレーム部材3を作製する場合においても上記と同様、その接合部の周辺が連結部32を構成し、その両側が前脚フレーム31を構成することとなる。
また一対の後脚フレーム31の下端には、エンドプレート33がそれぞれ取り付けられており、各エンドプレート23には、後キャスター35がそれぞれ取り付けられている。
後キャスター35も、上記前キャスター25と同様、固定キャスターによって構成されており、上端がエンドプレート23に固定されたフォーク36と、そのフォーク36に回転自在に取り付けられた車輪37とを備えている。
この構成の後脚フレーム部材3の連結部32が、メインフレーム1の後部上面に固定されている。本実施形態においてこの後脚フレーム部材3は、前脚フレーム部材2とは異なり、メインフレーム1に対し回転できないようになっている。
なお本実施形態においては、メインフレーム1の後端部は、後脚フレーム部材3よりも後方に突出するように配置されており、この後端部においても灯具11が取り付けられている。つまり灯具11は後脚フレーム部材3の後方にも配置されている。
また本第1実施形態において、後脚フレーム部材3における一対の後脚フレーム31間には、遮光部位が実質的に存在せず、一対の後脚フレーム31間は下方に向けて開放されている。
なお後脚フレーム部材3における一対の後脚フレーム31間には、その間に架け渡されるように補強バー38(図4参照)が着脱自在に取り付けられている。この補強バー38は、芝生育成用照明装置の牽引時(走行時)等に左右両側の後キャスター35における互いの相対的な位置ずれ等を防止することにより、安定した状態で走行できるようにするものである。この補強バー38は、灯具点灯時等には取り外しておくことにより、補強バー38が遮光部材となることはなく、一対の後脚フレーム31間は、下向きに実質的に開放可能な状態となっている。
また第1実施形態の芝生育成用照明装置においては、複数の灯具11が配置される前後方向の範囲内において、一対の前脚フレーム21間と一対の後脚フレーム31間とに対応する領域、換言すると灯具11よりも下方側の領域のうち、前脚フレーム21、前キャスター25、後脚フレーム31および後キャスター35を除いたほぼ全ての領域は、その領域内に遮光部位が実質的に存在せず、下方に向けて開放された開放領域10として形成されている。
以上のように構成された第1実施形態の芝生育成用照明装置において、トラクター等の車両や作業者の人力で把手45を介して牽引すれば、キャスター25,35が回転して牽引方向に沿って走行移動させることができる。
また第1実施形態の芝生育成用照明装置を用いて天然芝を養生する場合には、芝生育成用照明装置を、養生しようとする芝生植生面Gに対応する位置に配置する。そして前脚フレーム部材2の連結バー42と、後脚フレーム部材3の補強バー38を取り外した状態で、灯具11を点灯させて、その照明光(人工光)を芝生植生面Gに照射する。これにより人工光によって芝生を育成することができる。
ここで本第1実施形態の芝生育成用照明装置においては、一対の前脚フレーム21間および一対の後脚フレーム31間は、その間に遮光部位が存在せず下方に向けて開放されているため、灯具11から照射される照明光は、前脚フレーム21間および後脚フレーム31間において途中で遮られることなく、芝生植生面Gに確実に到達する。特に本実施形態の芝生育成用照明装置においては、灯具11の下方側のほぼ全域を、下方に向けて開放された開放領域10として形成しているため、灯具11から照射される多くの照明光が、芝生植生面Gに到達する。このように本実施形態の芝生育成用照明装置においては、照明光を効率良く芝生植生面Gに照射することができ、芝生育成効果を確実に向上させることができる。
さらに本実施形態の芝生育成用照明装置においては、一対の前脚フレーム21および一対の後脚フレーム31に対しメインフレーム1の前端部および後端部が前後に突出するように配置されるとともに、その前端部および後端部にも灯具11が装着されているため、より多くの照明光を脚フレーム21,31間で遮られることなく芝生植生面Gに照射することができ、芝生育成効果をより確実に向上させることができる。
また本第1実施形態の芝生育成用照明装置においては、前脚フレーム部材2および後脚フレーム部材3の連結部22,32をメインフレーム1の上側に取り付けているため、前脚フレーム部材2および後脚フレーム部材3が、メインフレーム下側の灯具11に干渉することがない。つまり脚フレーム部材2,3は、灯具11の取付位置にかかわらず、メインフレーム1のどのような位置にも取り付けることができるため、設計の自由度が増し、照明装置自体の製作を簡単に行うことができる。
<第2実施形態>
図5はこの発明の第2実施形態である芝生育成用照明装置を示す側面図、図6は平面図、図7は正面図、図8は背面図である。
これらの図に示すように本第2実施形態の芝生育成用照明装置においては、前脚フレーム部材2の連結部22がメインフレーム1に対し下側に配置された状態でメインフレーム1にスラストベアリング等のベアリング12を介して垂直軸回りに回転自在に取り付けられている。さらに後脚フレーム部材3の連結部32がメインフレーム1に対し下側に配置された状態でメインフレーム1に固定されている。
またこの第2実施形態の芝生育成用照明装置においては、メインフレーム1の前端位置、中間位置および後端位置に反射シート取付用の支柱フレーム部材5が設けられている。この支柱フレーム部材5は、下向きコ字状の門型に形成されており、左右一対の支柱フレーム51と、一対の支柱フレーム51の上端部間を連結する連結部52とを一体に備えている。本実施形態においてこの支柱フレーム部材5は例えば、1本のパイプ状〜棒状の部材を曲げ加工して作製したり、必要に応じて曲げ加工された複数本のパイプ状〜棒状の部材を連結することによって作製することができる。
この支柱フレーム部材5の連結部52がメインフレーム1の上側に配置された状態でメインフレーム1に着脱自在に取り付けられている。さらに一対の支柱フレーム51の下端には差込ピン55が設けられており、この差込ピン55を芝生植生面Gに差し込むことによって、支柱フレーム51の芝生植生面Gに対する位置を固定できるよう構成されている。なお支柱フレーム部材5のメインフレーム1に対する取付手段は、特に限定されるものではなくどのような手段で取り付けても良い。
また本実施形態において支柱フレーム部材5の左右一対の支柱フレーム51の外面側には、樹脂シート等によって構成される反射シート6が着脱自在に取り付けられている。反射シート6は前後方向に長い帯状に形成されており、前端位置の支柱フレーム51から後端位置の支柱フレーム51まで連続して配置されている。
さらに本実施形態において反射シート6は、支柱フレーム51における高さ方向の上部および下部を除いた中間部に配置されており、反射シート6の上方および下方は側方に開放されて、通気口61として機能するようになっている。
なお反射シート6の支柱フレーム部材5に対する取付手段は、特に限定されるものではなくどのような手段で取り付けても良い。
この第2実施形態の芝生育成用照明装置において、他の構成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
なお本第2実施形態に採用されている反射シート6は、上記第1実施形態においても同様に採用することができる。
以上のように構成された本第2実施形態の芝生育成用照明装置においても、上記第1実施形態と同様、灯具11の下方側のほぼ全域が、下方に向けて開放された開放領域10として形成されているため、灯具11から照射される多くの照明光が、芝生植生面Gに到達する。このため照明光を効率良く芝生植生面Gに照射することができ、芝生育成効果を確実に向上させることができる。
その上さらに本第2実施形態の芝生育成用照明装置においては、支柱フレーム部材5を介して照明装置の側方を覆うように反射シート6が着脱自在に取り付けられるため、灯具11から照射される照明光のうち、照明装置の側方に漏れ出してしまうような照明光を、反射シート6に反射させて灯具直下の所望の芝生植生面Gに照射することができ、芝生の育成効果をより一層向上させることができる。すなわち、照明装置側方に漏れ出す照明光は光強度が弱く芝生の育成にはほとんど寄与せず、エネルギーロスとなってしまうが、本実施形態においては、照明装置側方に漏れ出す照明光も反射シート6によって反射させて目標の芝生植生面Gに照射することができる。このため、光エネルギーを損失させずに灯具11から照射されるほとんどの照明光を目標の芝生植生面Gに照射できるため、光の有効活用を図ることができ、より一層芝生を効率良く育成できて、芝生育成効果をより一層確実に向上させることができる。
また本実施形態の芝生育成用照明装置においては、反射シート6の上方および下方に通気口61を形成しているため、突風や強風等が発生したとしても、風が通気口61を通過することによって、風圧等による照明装置への悪影響が軽減され、例えば風圧により照明装置が位置ずれしたり、転倒してしまう等の不具合を確実に防止することができる。
もっとも本発明においては、反射シート6等のカバーによって、照明装置の側方全域を覆ったり、上方全域を覆ったり、あるいは側方全域および上方全域を全て覆うようにしても良い。例えば反射シート6等によって側方全域を覆う場合には、反射によって、より一層効率良く照明光を集中させることができ、芝生育成効果をさらに向上させることができる。またシートによって上方全域を覆う場合には、そのシートが雨よけとなり、雨天時等でも支障無く芝生の養生を行うことができる。またシートによって側方および上方全域を覆う場合には、シート内から外部への放熱を抑制でき、熱を利用した芝生育成等も効果的に行うことができる。
また本第2実施形態の芝生育成用照明装置においては、前脚フレーム部材2および後脚フレーム部材3の連結部22,32をメインフレーム1の下側に配置しているため、脚フレーム部材2,3によってメインフレーム1を下側から支持するような構造となる。このため本第2実施形態の芝生育成用照明装置においては、上記第1実施形態のように、脚フレーム部材2,3をメインフレーム1の上側に配置して、脚フレーム部材2,3によってメインフレーム1を吊持するような構造と比較して、構造の簡素化を図ることができ、小型軽量化を図ることができる。
さらに本実施形態の芝生育成用照明装置においては、脚フレーム部材2,3をメインフレーム1の下側に配置しているため、重心位置が低くなり、照明装置の安定性が増して、前脚フレーム部材2の回転操作や、牽引時等の操作性を向上させることができるとともに、突風等によっても位置ずれしたり倒れてしまうような不具合が生じるのを確実に防止することができる。
なお上記実施形態においては、前脚フレーム部材2および後脚フレーム部材3として逆U字状に形成されたものを用いているが、それだけに限られず、本発明においては、下向きコ字状や、山型(逆V字状)の前脚フレーム部材および後脚フレーム部材等、他の形状のフレーム部材を用いるようにしても良い。要は一対の前脚フレーム間および一対の後脚フレーム間が下方に開放されていれば、前脚フレーム部材および後脚フレーム部材の形状はどのような形状であっても良い。
また本発明において、前脚フレーム部材と後脚フレーム部材とは、既述した通り、それぞれ1つの部材によって形成されていても良いし、複数の部材を組み合わせて形成するようにしても良い。さらに複数の部材を組み合わせて形成する場合には、組み合わせ位置(連結位置)はどの位置に設定しても良い。
また上記実施形態においては、前脚フレーム部材2をメインフレーム1に対し回転自在に取り付けて、前脚フレーム部材2を回転操作することによって、牽引方向を調整するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、前脚フレーム部材をメインフレームに回転できない状態に固定するようにしても良い。この場合には、前脚フレーム部材(前脚フレーム)に取り付けられる前キャスターとして、垂直軸回りに旋回自在な自在キャスターを採用することにより、そのキャスターの旋回動作によって、牽引操作をスムーズに行うことができる。
また上記実施形態においては、後脚フレーム部材3をメインフレーム1に対し回転できない状態に固定しているが、それだけに限られず、本発明においては、後脚フレーム部材をメインフレームに垂直軸回りに回転自在に取り付けても良いし、後脚フレーム部材に取り付けられる後キャスターを、旋回自在な自在キャスターによって構成するようにしても良い。
また上記第2実施形態においては、反射シート6を支柱フレーム部材5を介してメインフレーム1に取り付けるようにしているが、本発明において反射シートの取付手段は特に限定されるものではなく、反射シート等を一対の前脚フレームや後脚フレームに直接取り付けるようにしても良い。特に本発明において、シート等を前脚シート部材2および後脚シート部材3に直接取り付けて、そのシートによって芝生植生面Gの側方および上方全域を覆う場合には、上記実施形態のように、前脚シート部材2および後脚シート部材3を逆U字状〜アーチ状に形成することによって、シートの装着を簡単に行うことができる。
また上記実施形態においては、一対の後脚フレーム31間に補強バー38を着脱自在に取り付けるようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、一対の前脚フレーム21間にも補強バーを着脱自在に取り付けるようにしても良い。
この発明の芝生育成用照明装置は、天然芝等の植生面に人工的な照明光等を照射して芝生の育成を促す際に好適に用いることができる。
1:メインフレーム
11:灯具
2:前脚フレーム部材
21:前脚フレーム
22:連結部
25:前キャスター
3:後脚フレーム部材
31:後脚フレーム
32:連結部
35:後キャスター
6:反射シート

Claims (6)

  1. 前後方向に沿って配置され、かつ下向きに灯具が装着されたメインフレームと、
    上端が前記メインフレームの前部に取り付けられ、かつ下端に前キャスターが設けられた左右一対の前脚フレームと、
    上端が前記メインフレームの後部に取り付けられ、かつ下端に後キャスターが設けられた左右一対の後脚フレームとを備え、
    前記一対の前脚フレーム間および前記一対の後脚フレーム間における前記灯具よりも下方側が下方に向けて開放されていることを特徴とする芝生育成用照明装置。
  2. 前記メインフレームの前端部は、前記一対の前脚フレームよりも前方に突出した状態に配置されるとともに、
    前記メインフレームの後端部は、前記一対の後脚フレームよりも後方に突出した状態に配置され、
    前記メインフレームの前端部および後端部に前記灯具が装着されている請求項1に記載の芝生育成用照明装置。
  3. 前記一対の前脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの上面側に取り付けられ、
    前記一対の後脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの上面側に取り付けられている請求項1または2に記載の芝生育成用照明装置。
  4. 前記一対の前脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの下面側に取り付けられ、
    前記一対の後脚フレームの上端部間が連結部によって連結されるとともに、その連結部が前記メインフレームの下面側に取り付けられている請求項1または2に記載の芝生育成用照明装置。
  5. 前記一対の前脚フレームの連結部が、前記メインフレームに垂直軸回りに回転自在に取り付けられている請求項3または4に記載の芝生育成用照明装置。
  6. 前記一対の前脚フレームおよびその連結部は、逆U字状〜アーチ状の前脚フレーム部材によって構成されるとともに、
    前記一対の後脚フレームおよびその連結部は、逆U字状〜アーチ状の後脚フレーム部材によって構成されている請求項3〜5のいずれか1項に記載の芝生育成用照明装置。
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