JP6469548B2 - 天然芝育成用照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、たとえばサッカースタジアム、ラグビー競技場、陸上競技場、テニス競技場、野球場、ゴルフ場などグランドに植えられている天然芝の維持管理に使用される天然芝育成用照明装置に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1および図3の上下、左右を上下、左右というものとし、図2および図4の下側(図5〜図7の右側)を前、これと反対側を後というものとする。
上述した競技場のグランドに植えられている天然芝の維持管理は、従来、養生の際に太陽光により自然に育成することが一般的であった。しかしながら、太陽光による育成には時間がかかるという問題があった。しかも、スタンドや、屋根などの構築物が存在する場合には、長時間日陰となる部分が生じることを避け得ず、日当たりの悪い場所では天然芝の育成が遅くなるとともに、日当たりの良い場所と悪い場所では天然芝に育成むらが生じるという問題があった。
そこで、天然芝の育成の促進するとともに、育成むらの発生を抑制するために、上述した競技場の天然芝の養生の際に、天然芝に人工光を照射する装置が考えられている(特許文献1参照)。
特許文献1記載の装置は、平面から見て方形の水平状フレームと、フレームの4つの角部に下方突出状に設けられ、かつフレームを支持する4つの支持脚と、支持脚の下端に取り付けられ、かつ同方向に回転するとともに向きが不変の車輪を有するキャスタと、フレームに対して固定状に設けられた複数の灯具取付用固定ビームと、灯具取付用固定ビームに取り付けられた複数の灯具を備えており、灯具取付用固定ビームに取り付けられた灯具から天然芝に人工光が照射されるようになっている。特許文献1記載の装置は、天然芝に人工光を照射する必要がない場合には収納庫に収納され、天然芝に人工光を照射する場合だけに、グランドの広さに応じた必要数の装置が天然芝上に配置されて用いられるものであり、支持脚下端のキャスタを利用して収納庫と天然芝上との間で移動させられるようになっている。
しかしながら、特許文献1記載の装置を、たとえばサッカースタジアムのグランドのような大規模グランドの天然芝の育成に使用する場合、装置の数を少なくするには装置が大型化し、収納庫の収納スペースが大きくなるとともに、各装置の移動作業が面倒であるという問題がある。また、装置を小型化した場合には、多数の装置が必要となり、多くの装置の移動に手間がかかるという問題がある。
米国特許出願公開第2001/0035468号明細書
この発明の目的は、上記問題を解決し、特許文献1記載の装置に比べて少ない数で大規模グランドの天然芝の育成をむらなく促進することができ、しかも収納時の収納スペースを小さくすることができるとともに、移動作業を容易に行いうる天然芝育成用照明装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)水平状のフレームと、フレームを支持する3以上の主支持脚と、長手方向が左右方向に向きかつフレームに対して長手方向に進出・退入自在に設けられた少なくとも1つの灯具取付用可動ビームと、長手方向が左右方向に向きかつフレームに対して固定状に設けられた少なくとも1つの灯具取付用固定ビームと、可動ビームの進出方向前端部に設けられかつ可動ビームの進出時に可動ビームの先端を支持する副支持脚と、副支持脚の下端に取り付けられたキャスタと、固定ビームおよび可動ビームに取り付けられた灯具とを備えており、可動ビームの退入時に、副支持脚のキャスタの下端が主支持脚の下端よりも上方に位置するようになされている天然芝育成用照明装置。
2)フレームに、長手方向が左右方向を向きかつ可動ビームを案内するレールが取り付けられ、可動ビームがレールに対して相対的に移動するようになされ、レールにおける可動ビームの進出方向前端部に、可動ビームに対して転動しかつ可動ビームを案内するレール側ガイドローラが取り付けられ、可動ビームの進出方向後端部に、レールに対して転動しかつ可動ビームを案内するビーム側ガイドローラが取り付けられている上記1)記載の天然芝育成用照明装置。
3)レールが、上向きガイド面および上向きガイド面の上方に間隔をおいて設けられた下向きガイド面を有し、可動ビームが、レールの上向きガイド面の上方に当該上向きガイド面と対向するように設けられた下向きガイド面を有し、レールの上向きガイド面に、可動ビームの下向きガイド面に対して転動するレール側ガイドローラが、回転中心線が前後方向を向くように取り付けられ、可動ビームの下向きガイド面に、レールの上向きガイド面に対して転動する第1のビーム側ガイドローラが、回転中心が前後方向を向くように取り付けられ、可動ビームの上面に、レールの下向きガイド面に対して転動する第2のビーム側ガイドローラが、回転中心が前後方向を向くように取り付けられており、可動ビームの退入時に、可動ビームの進出方向前端部がレール側ガイドローラを介してレールの上向きガイド面に支持されるとともに、同じく進出方向後端部が第1のビーム側ガイドローラを介してレールの上向きガイド面に支持され、これにより副支持脚のキャスタの下端が主支持脚の下端よりも上方に位置するようになされており、同じく可動ビームの退入時に、レールの下向きガイド面と第2のビーム側ガイドローラとの間にクリアランスが形成されている上記2)記載の天然芝育成用照明装置。
4)レールの上向きガイド面および可動ビームの下向きガイド面が、それぞれが前後方向に間隔をおいて2つ設けられており、レールの両上向きガイド面間に、レールの内外を通じさせる間隙がレールの全長にわたって形成され、可動ビームに複数の灯具を取り付ける灯具取付部が設けられ、灯具取付部の一部分がレールの前記間隙を通ってレールの下方に突出するとともに、灯具取付部のレールよりも下方に突出した部分に複数の灯具が取り付けられている上記3)記載の天然芝育成用照明装置。
5)レールが、前後方向に間隔をおいて設けられた1対の垂直状側壁、両側壁の上部どうしを連結する連結壁、および両側壁の下部に互いに他の側壁側に突出するように設けられた内方突出壁を有し、両内方突出壁の上面にそれぞれ上向きガイド面が設けられるとともに、連結壁の下面における両内方突出壁の先端どうしの間に位置する部分に下向きガイド面が設けられ、
可動ビームが横断面T形であって、水平壁および水平壁の幅方向の中央部に下方突出状に設けられた垂直壁とを有し、水平壁下面における垂直壁の前後両側部分にそれぞれ下向きガイド面が設けられ、垂直壁が灯具取付部となっており、
レールの両上向きガイド面にそれぞれレール側ガイドローラが上方突出状に取り付けられ、可動ビームの両下向きガイド面にそれぞれ第1ビーム側ガイドローラが下方突出状に取り付けられ、可動ビームの水平壁上面における前後方向中央部分に第2ビーム側ガイドローラが上方突出状に取り付けられている上記4)記載の天然芝育成用照明装置。
6)前後方向に間隔をおいて配置された2つのレールと、前後方向に間隔をおいて配置されかつレールに案内される2つの可動ビームと、両可動ビームの間に配置された1つの固定用ビームとを備えており、固定用ビームが横断面T形であって、水平壁および水平壁の幅方向の中央部に下方突出状に設けられた垂直壁とを有し、固定用ビームの水平壁の前後両側縁部がそれぞれレールの一方の側壁が固定され、同じく垂直壁の下部に灯具が取り付けられている上記5)記載の天然芝育成用照明装置。
7)レールの両内方突出壁上面における可動ビームの進出方向前端部でかつレール側ガイドローラとずれた位置に、それぞれ回転中心線が上下方向を向き、かつ可動ビームの垂直壁の側面に対して転動して可動ビームを案内するレール側サイドガイドローラが取り付けられ、2つのレール側サイドローラにより可動ビームの垂直壁が挟まれ、
可動ビームの水平壁上面の前後両側縁寄りの部分における可動ビームの進出方向後端部に、それぞれ回転中心線が上下方向を向き、かつレールの両側壁に対して転動して可動ビームを案内するビーム側サイドガイドローラが取り付けられている上記5)または6)記載の天然芝育成用照明装置。
8)レールの下向きガイド面に、レールの長手方向にのびかつ第2ビーム側ガイドローラを案内する2つのガイドレールが前後方向に間隔をおいて設けられており、第2ビーム側ガイドローラが、両ガイドレール間に位置している上記5)または6)記載の天然芝育成用照明装置。
9)主支持脚の下端にキャスタが取り付けられており、可動ビームの退入時に、副支持脚のキャスタの下端が主支持脚のキャスタの下端よりも上方に位置するようになされている上記1)〜8)のうちのいずれかに記載の天然芝育成用照明装置。
10)フレームが平面から見て方形であり、フレームの4つの角部に、主支持脚が下方突出状に設けられ、可動ビームの進出方向のいずれか一端部に位置する2つの主支持脚に取り付けられたキャスタが、車輪の向きが自在に変更可能な自在キャスタであり、他の2つの主支持脚に取り付けられたキャスタが、向きが不変でかつ前後方向を向いた水平回転中心線の周りに回転する車輪を有する固定キャスタである上記9)記載の天然芝育成用照明装置。
11)電力を外部電源から灯具に供給する電力供給用キャブタイヤコードが、灯具の上方に配置されている上記1)〜10)のうちのいずれかに記載の天然芝育成用照明装置。
12)灯具よりも下方に位置する部分に、70%以上の反射率を有する塗料が塗布されている上記1)〜11)のうちのいずれかに記載の天然芝育成用照明装置。
上記1)〜12)の天然芝育成用照明装置によれば、水平状のフレームと、フレームを支持する3以上の主支持脚と、長手方向が左右方向に向きかつフレームに対して長手方向に進出・退入自在に設けられた少なくとも1つの灯具取付用可動ビームと、長手方向が左右方向に向きかつフレームに対して固定状に設けられた少なくとも1つの灯具取付用固定ビームと、可動ビームの進出方向前端部に設けられかつ可動ビームの進出時に可動ビームの先端を支持する副支持脚と、副支持脚の下端に取り付けられたキャスタと、固定ビームおよび可動ビームに取り付けられた灯具とを備えているので、天然芝の育成時には、可動ビームをフレームに対して進出させた状態で、可動ビームおよび固定ビームに取り付けられた灯具から天然芝に人工光を照射することができる。したがって、天然芝の育成をむらなく促進することができる。しかも、特許文献1記載の装置に比較して、1つの装置で人工光を照射することができる範囲が広くなり、大規模グランドの天然芝の育成に使用する場合にも使用する装置の数を少なくすることが可能になる。その結果、移動させる装置の数が少なくなって移動作業を比較的簡単に行うことができる。さらに、天然芝に人工光を照射する必要がない場合には、可動ビームをフレームに対して退入させることにより小型化を図ることが可能になるので、個々の装置の移動作業を比較的簡単に行うことができるとともに、競技場の天然芝の育成に必要な全装置を収納庫に収納する際の収納スペースを小さくすることができる。
また、装置の移動時に可動ビームをフレームに対して退入させた状態では、副支持脚のキャスタの下端が主支持脚の下端よりも上方に位置するので、可動ビームのフレームに対する進出および退入をスムーズに行うことができるとともに、天然芝の傷みを抑制することができる。一方、可動ビームをフレームに対して進出させた状態では、主支持脚および副支持脚によって支持されるので、天然芝に人工光を照射する際には装置全体を安定させることができる。しかも、主支持脚の下端、および副支持脚の下端のキャスタの車輪が天然芝に接するだけであるから、天然芝への接触面積が低減され、天然芝の育成に悪影響を及ぼすことが抑制される。
さらに、照射すべき人工光の光量子束密度や、人工光を照射すべき範囲に応じて、進出位置の他に、可動ビームを退入位置や、進出位置と退入位置との間の中間位置に移動させて人工光を照射することが可能になる。たとえば、サッカースタジアムのゴール前では特に天然芝の傷みが激しくなる傾向にあり、この部分の天然芝の育成の際には、照射すべき人工光の光量子束密度を高くすることが効果的であるが、この場合には、可動ビームを退入位置に移動させて人工光を照射することが好ましい。
上記2)〜5)の天然芝育成用照明装置によれば、可動ビームのフレームに対する進出および退入をスムーズに行うことができる。
上記6)の天然芝育成用照明装置によれば、比較的簡単に固定ビームを設けることができる。
上記7)および8)の天然芝育成用照明装置によれば、可動ビームのフレームに対する進出・退入時に、可動ビームが左右方向にぶれることが防止され、可動ビームのフレームに対する進出および退入をスムーズに行うことができる。
上記9)の天然芝育成用照明装置によれば、装置の移動時に可動ビームをフレームに対して退入させた状態では、副支持脚のキャスタの下端が主支持脚のキャスタの下端よりも上方に位置するので、装置の移動を主支持脚下端のキャスタだけを用いて行うことができ、移動がスムーズになる。
上記10)の天然芝育成用照明装置によれば、移動時の方向転換を比較的簡単に行うことができる。
上記11)の天然芝育成用照明装置によれば、電力供給用キャブタイヤコードが、灯具から照射される人工光の妨げになることが防止される。
上記12)の天然芝育成用照明装置によれば、灯具から照射されかつ装置の灯具よりも下方の部分に直接当たった人工光の一部が、反射率の高い塗料に反射して天然芝に当たるので、照射効率の低下を抑制することができる。
この発明の天然芝育成用照明装置の全体構成を示し、可動ビームが退入位置にある状態の正面図である。 図1の天然芝育成用照明装置の全体構成を示し、可動ビームが退入位置にある状態の平面図である。 図1の天然芝育成用照明装置の全体構成を示し、可動ビームが進出位置にある状態の正面図である。 図1の天然芝育成用照明装置の全体構成を示し、可動ビームが進出位置にある状態の平面図である。 図1の天然芝育成用照明装置を示す可動ビームが退入位置にある状態の左側面図である。 レール、可動ビーム、固定ビーム、レール側ガイドローラおよび2つのビーム側ガイドローラの構成を示す左側から見た部分拡大垂直断面図である。 レール、可動ビーム、固定ビーム、レール側サイドガイドローラおよびビーム側サイドガイドローラの構成を示す左側から見た部分拡大垂直断面図である。 前側の可動ビームが退入位置に至る直前の状態を示す可動ビームの進出方向後端部の前側から見た部分拡大垂直断面図である。 図8のA−A線断面図である。 前側の可動ビームが進出位置に至る直前の状態を示す可動ビームの進出方向前端部の前側から見た部分拡大垂直断面図である。 前側の可動ビームが進出位置に至る直前の状態を示す副支持脚が設けられている部分の正面図である。 前側の可動ビームの副支持脚のキャスタの車輪をスペーサにより支持させる方法を示す図である。 天然芝育成用照明装置の他の実施形態を示す図6相当の図である。 図13の天然芝育成用照明装置を示す図7相当の図である。 図13の天然芝育成用照明装置を示す図8相当の図である。 図13の天然芝育成用照明装置を示す図10相当の図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図5はこの発明の天然芝育成用照明装置の全体構成を示し、図6〜図12はその要部の構成を示す。
以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
図1〜図5において、天然芝育成用照明装置(1)は、水平状のアルミニウム製フレーム(2)と、フレーム(2)を支持する3以上、ここでは4つのアルミニウム製主支持脚(3)と、主支持脚(3)の下端に取り付けられたキャスタ(4)(5)と、長手方向が左右方向を向きかつフレーム(2)に対して進出・退入自在に設けられた少なくとも1つ、ここでは2つの灯具取付用のアルミニウム製可動ビーム(6)と、長手方向を可動ビーム(6)の長手方向(左右方向)に向けた状態で、フレーム(2)に対して固定状に設けられた少なくとも1つ、ここでは1つの灯具取付用のアルミニウム製固定ビーム(7)と、可動ビーム(6)の進出方向前端部に設けられかつ可動ビーム(6)の進出時に可動ビーム(6)の先端を支持するアルミニウム製副支持脚(8)と、副支持脚(8)の下端に取り付けられたキャスタ(9)と、固定ビーム(7)および可動ビーム(6)に取り付けられた複数のLED灯具(11)とを備えており、可動ビーム(6)の退入時に、副支持脚(8)のキャスタ(9)の下端が主支持脚(3)のキャスタ(4)(5)の下端よりも上方に位置するようになされたものである。
フレーム(2)は、平面から見て可動ビーム(6)および固定ビーム(7)の長手方向(左右方向)に長い長方形の額縁状であり、長手方向を左右方向に向けた状態で前後方向に間隔をおいて配置された1対の長尺枠部材(2a)と、長手方向を左右方向に向けて配置されかつ両長尺枠部材(2a)の長手方向両端部どうしを連結する短尺部材(2b)とからなる。フレーム(2)の4つの角部に、主支持脚(3)が下方突出状に設けられている。前後両側に配置された2つの主支持脚(3)の下部どうしおよび左右両側に配置された2つの主支持脚(3)の下部どうしの間には、それぞれ中桟(12)が配置されて主支持脚(3)に固定されている。フレーム(2)の左右いずれか一端側、ここでは左端側の2つの主支持脚(3)に取り付けられたキャスタは、車輪(4a)の方向が自在に変えられる自在キャスタ(4)であり、同他端部の2つの主支持脚(3)に取り付けられたキャスタは、向きが不変でかつ前後方向を向いた水平回転中心線の周りに回転する車輪(5a)を有する固定キャスタ(5)である。
フレーム(2)に、長手方向が左右方向を向きかつ可動ビーム(6)を案内する2つのアルミニウム製レール(13)が、前後方向に間隔をおいて配置されている。レール(13)は、左右両端部がフレーム(2)から突出した状態でフレーム(2)の両短尺枠部材(2b)の下面に溶接などの適当な方法により固定されている。可動ビーム(6)はレール(13)に対して相対的に移動し、レール(13)によって案内されるようになされている。ここで、前側の可動ビーム(6)は、図1〜図4の左側に進出するとともに、同図の右側に退入するので、当該可動ビーム(6)に関しては同図の左側が進出方向前端部(退入方向後端部)で、これとは反対側が進出方向後端部(退入方向前端部)である。また、後側の可動ビーム(6)は、図1〜図4の右側に進出するとともに、同図の左側に退入するので、当該可動ビーム(6)に関しては同図の右側が進出方向前端部(退入方向後端部)で、これとは反対側が進出方向後端部(退入方向前端部)である。
図6〜図10に示すように、レール(13)における可動ビーム(6)の進出方向前端部に、可動ビーム(6)に対して転動しかつ可動ビーム(6)を案内するレール側ガイドローラ(14)が取り付けられ、可動ビーム(6)の進出方向後端部に、レール(13)に対して転動しかつ可動ビーム(6)を案内する第1および第2のビーム側ガイドローラ(15)(16)が取り付けられている。
レール(13)は、前後方向に間隔をおいて設けられた1対の垂直状側壁(13a)、両側壁(13a)の上端部(上部)どうしを連結する連結壁(13b)、および両側壁(13a)の下端部(下部)に互いに他の側壁(13a)側に突出するように設けられた内方突出壁(13c)を有している。レール(13)の両内方突出壁(13c)の上面に、それぞれ可動ビーム(6)の第1ビーム側ガイドローラ(15)が転動する上向きガイド面(17)が設けられている。レール(13)の連結壁(13b)の下面における両内方突出壁(13c)の先端どうしの間に位置する部分に、可動ビーム(6)の第2ビーム側ガイドローラ(16)が転動する下向きガイド面(18)が設けられている。レール(13)の上向きガイド面(17)における可動ビーム(6)の進出方向前端部に、回転中心線が前後方向を向いたレール側ガイドローラ(14)が取り付けられている。レール(13)の上向きガイド面(17)における可動ビーム(6)の進出方向前端部でかつレール側ガイドローラ(14)とずれた位置に、ここではレール側ガイドローラ(14)よりも可動ビーム(6)の進出方向後側部分に、それぞれ回転中心線が上下方向を向いたレール側サイドガイドローラ(19)が取り付けられている。
可動ビーム(6)は横断面T形であって、幅方向が前後方向を向いた水平壁(6a)および水平壁(6a)の幅方向の中央部に下方突出状に設けられた垂直壁(6b)とを有している。可動ビーム(6)の水平壁(6a)下面における垂直壁(6b)の前後両側部分に、それぞれレール(13)の上向きガイド面(17)の上方に上向きガイド面(17)と対向するとともに、レール側ガイドローラ(14)が転動する下向きガイド面(21)が設けられている。各可動ビーム(6)の進出方向後端部において、各可動ビーム(6)の水平壁(6a)における垂直壁(6b)の前後両側部分の下面、すなわち下向きガイド面(21)に、回転中心が前後方向を向きかつレール(13)の上向きガイド面(17)に対して転動する第1ビーム側ガイドローラ(15)が下方突出状に取り付けられている。各可動ビーム(6)の進出方向後端部において、可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面における前後方向の中央部に、回転中心が前後方向を向きかつレール(13)の下向きガイド面(18)に対して転動する第2ビーム側ガイドローラ(16)が上方突出状に取り付けられている。可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面の前後両側部分における第2ビーム側ガイドローラ(16)よりも可動ビーム(6)の進出方向前側部分に、それぞれ回転中心線が上下方向を向き、かつレール(13)の両側壁に対して転動して可動ビーム(6)を案内する2つのビーム側サイドガイドローラ(22)が取り付けられている。可動ビーム(6)の垂直壁(6b)は、2つのレール側サイドガイドローラ(19)により挟まれており、レール側ガイドローラ(14)が垂直壁(6b)の両側面に対して転動して可動ビーム(6)を案内する。
可動ビーム(6)の退入時に、可動ビーム(6)の進出方向前端部がレール側ガイドローラ(14)を介してレール(13)に支持されるとともに、同じく進出方向後端部が第1ビーム側ガイドローラ(15)を介してレール(13)に支持され、これにより副支持脚(8)のキャスタの下端が主支持脚(3)のキャスタの下端よりも上方に位置するようになされており、同じく可動ビーム(6)の退入時に、レール(13)の下向きガイド面(18)と第2ビーム側ガイドローラ(16)との間にクリアランス(23)が形成されるようになされている。
可動ビーム(6)の垂直壁(6b)が灯具取付部(24)となっており、その下部は、レール(13)の両内方突出壁(13c)の先端間にレール(13)の全長にわたって形成され、かつレール(13)の内外を通じさせる間隙を通してレール(13)の下方に突出している。そして、灯具取付部(24)におけるレール(13)よりも下方に突出した部分に、LEDチップが実装されたLEDパッケージを有する複数のLED灯具(11)が、着脱自在に取り付けられている。
レール(13)における可動ビーム(6)の進出方向後端部に、可動ビーム(6)が退入位置にあるときに可動ビーム(6)が当接する第1のストッパ(25)が設けられている。第1ストッパ(25)は、レール(13)の両側壁(13a)に跨って固定された支持部材(26)に取り付けられている。また、レール(13)の内方突出壁(13c)上面における可動ビーム(6)の進出方向前端部でかつレール側サイドガイドローラ(19)よりも可動ビーム(6)の進出方向後側部分に、可動ビーム(6)が進出位置にあるときに可動ビーム(6)の第1ビーム側ガイドローラ(15)が当接する第2のストッパ(27)が設けられている。第2のストッパ(27)は、レール(13)の内方突出壁(13c)上面に固定された取付部材(28)に取り付けられている。
固定ビーム(7)は、可動ビーム(6)と同様に横断面T形であって、幅方向を前後方向に向けた水平壁(7a)および水平壁(7a)の幅方向の中央部に下方突出状に設けられた垂直壁(7b)とを有している。固定ビーム(7)の水平壁(7a)の前後両側縁部は、それぞれ溶接などの適当な方法で前後のレール(13)の側壁(13a)に固定されており、これにより固定ビーム(7)がレール(13)を介してフレーム(2)に固定されている。固定ビーム(7)の垂直壁(7b)の下端は可動ビーム(6)の垂直壁(6b)の下端と同一高さ位置にあり、垂直壁(7b)の下部に、LEDチップを有する複数のLED灯具(11)が、可動ビーム(6)に取り付けられたLED灯具(11)と同一高さ位置に来るように取り付けられている。
図5に示すように、可動ビーム(6)の副支持脚(8)は、可動ビーム(6)の進出方向前端部に垂下状に固定された1つの第1垂直部材(29)と、第1垂直部材(29)の下端に、長手方向が前後方向を向くとともに第1垂直部材(29)が長手方向の中央部に位置するように固定された板状の第1水平部材(31)と、第1水平部材(31)の前後両端部にそれぞれ垂下状に固定された2つの第2垂直部材(32)と、両第2垂直部材(32)の下端に跨って固定された板状の第2水平部材(33)とを備えている。第2水平部材(33)下面の前後両端部に、向きが不変でかつ前後方向を向いた水平回転中心線の周りに回転する車輪(9a)を有するキャスタ(9)が取り付けられている。また、第1垂直部材(29)に、可動ビーム(6)を退入位置と進出位置との間で移動させる際につかむ把手(34)が取り付けられている。
ここで、副支持脚(8)における可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面からキャスタ(9)の車輪(9a)の下端までの垂直距離は、主支持脚(3)における可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面から自在キャスタ(4)および固定キャスタ(5)の車輪(4a)(5a)の下端までの垂直距離よりも短くなっている。
なお、図示は省略したが、電力を外部電源からLED灯具(11)に供給する電力供給用キャブタイヤコードが、LED灯具(11)の上方に配置されていることが好ましい。また、図示は省略したが、主支持脚(3)および副支持脚(8)におけるLED灯具(11)よりも下方に位置する部分に、70%以上の反射率を有する塗料、たとえば硫酸バリウム系、酸化チタン系の白色塗料が塗布されていることが好ましい。
可動ビーム(6)は、フレーム(2)に対して、図1および図2に示す退入位置と、図3および図4に示す進出位置との間で移動する。
可動ビーム(6)が退入位置にあるときには、可動ビーム(6)の進出方向前端部がレール側ガイドローラ(14)を介してレール(13)に支持されるとともに、同じく進出方向後端部が第1ビーム側ガイドローラ(15)を介してレール(13)に支持される。この状態で、副支持脚(8)における可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面からキャスタ(9)の車輪(9a)の下端までの垂直距離が、主支持脚(3)における可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面から自在キャスタ(4)および固定キャスタ(5)の車輪(4a)(5a)の下端までの垂直距離よりも短くなっていることによって、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)の下端が主支持脚(3)の自在キャスタ(4)および固定キャスタ(5)の車輪(4a)(5a)の下端よりも上方、たとえば50mm程度上方に位置するようになされている。また、可動ビーム(6)の退入時には、レール(13)の下向きガイド面(18)と第2ビーム側ガイドローラ(16)との間にクリアランス(23)が形成されている。このクリアランス(23)は、可動ビーム(6)が進出位置にあるときに、重力により可動ビーム(6)が、進出方向前端部が下方に移動するように傾き、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)が接地することを許容するものである。また、可動ビーム(6)の進出方向後端部が第1ストッパ(25)に当接している。
一方、可動ビーム(6)が進出位置にあるときには、退入位置においてレール(13)の下向きガイド面(18)と第2ビーム側ガイドローラ(16)との間にクリアランス(23)が形成されていることによって、可動ビーム(6)が、重力により進出方向前端部が下方に移動するように傾き、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)がスペーサ(35)を介して接地する。したがって、可動ビーム(6)は、進出方向前端部が副支持脚(8)により支持されるとともに、同じく進出方向後端部がレール側ガイドローラ(14)により支持される。スペーサ(35)は皿状であり、可動ビーム(6)の移動方向に長い底壁(35a)と左右両端壁(35b)(35c)と前後両側壁(35d)とを有している。スペーサ(35)の底壁(35a)下面の左右方向外端部に複数のスパイク(36)が設けられており、スパイク(36)が天然芝の植生面に食い込むことによって、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)が直接植生面に接触することが防止され、これにより天然芝の傷みの発生が抑制される。なお、スペーサ(35)は必ずしも必要としない。
可動ビーム(6)がレール(13)に案内されて移動する際には、レール側ガイドローラ(14)が可動ビーム(6)の下向きガイド面(18)に沿って転動するとともに、レール側サイドガイドローラ(19)が可動ビーム(6)の垂直壁(6b)の両側面に沿って転動する。これと同時に、第1ビーム側ガイドローラ(15)がレール(13)の上向きガイド面(17)に沿って転動するとともに、ビーム側サイドガイドローラ(22)がレール(13)の両側壁(13a)の内面に沿って転動する。なお、第2ビーム側ガイドローラ(16)がレール(13)の下向きガイド面(18)に接している状態では、第2ビーム側ガイドローラ(16)はレール(13)の下向きガイド面(18)に沿って転動する。
上述した天然芝育成用照明装置は、不使用時には可動ビーム(6)が退入位置に移動させられた状態で収納庫などに収納されている。この状態では、可動ビーム(6)が進出位置にあるときに比較して天然芝育成用照明装置(1)の全長が短くなるので、収納スペースの省スペース化を図ることができる。
競技場の天然芝の養生の際に、天然芝にLED灯具(11)から人工光を照射する必要が生じた際には、収納時と同様に可動ビーム(6)を退入位置に移動させた状態で、フレーム(2)の主支持脚(3)の自在キャスタ(4)および固定キャスタ(5)を利用して競技場のグランドまで動かす。ついで、グランドの大きさに応じた必要数の天然芝育成用照明装置(1)をグランドに配置した後、可動ビーム(6)を進出位置まで移動させる。
可動ビーム(6)が進出位置まで移動させられる直前に、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)を受けるスペーサ(35)をキャスタ(9)の車輪(9a)の進行方向前側に配置する。スペーサ(35)は、スパイク(36)が設けられている側とは反対側の端壁(35c)が植生面に接地するように配置する。
可動ビーム(6)が進出位置に至る直前に、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)がスペーサ(35)の植生面に接地している端壁(35c)上に乗り、可動ビーム(6)がさらに進出位置側に移動すると、車輪(9a)がスペーサ(35)の底壁(35a)上に乗り、車輪(9a)が底壁(35a)における可動ビーム(6)の進出方向前端部に至ると、スペーサ(35)の姿勢が変わり、スパイク(36)が下方に移動して天然芝の植生面に食い込む。その結果、副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)が直接植生面に接触することが防止され、これにより天然芝の傷みの発生が抑制される。
この状態で、可動ビーム(6)および固定ビーム(7)に取り付けられたLED灯具(11)により天然芝に人工光を照射する。なお、LED灯具(11)の高さ位置は、天然芝の育成に必要な光量子束密度を確保するために必要最少数のLED灯具(11)を使用した上で、天然芝育成用照明装置(1)から発せられる光量子束密度を均一化しうる高さ位置としておく。天然芝への人工光の照射は、照射すべき人工光の光量子束密度や、人工光を照射すべき範囲に応じて、進出位置の他に、可動ビーム(6)を退入位置や、進出位置と退入位置との間の中間位置に移動させて人工光を照射してもよい。
天然芝への人工光の照射が終了すると、可動ビーム(6)をフレーム(2)に対して退入させて副支持脚(8)のキャスタ(9)の車輪(9a)の下端を主支持脚(3)の自在キャスタ(4)および固定キャスタ(5)の車輪(4a)(5a)の下端よりも上方に移動させる。この状態で、フレーム(2)の主支持脚(3)の自在キャスタ(4)および固定キャスタ(5)を利用して収納庫まで動かす。
図13〜図16は、天然芝育成用照明装置の他の実施形態を示す。
図13〜図16に示す天然芝育成用照明装置おいて、可動ビーム(6)の水平壁(6a)上面にはビーム側サイドガイドローラ(22)は取り付けられておらず、レール(13)の上向きガイド面(17)にはレール側サイドガイドローラ(19)が取り付けられていない。ビーム側サイドガイドローラ(22)およびレール側サイドガイドローラ(19)の代わりに、レール(13)の下向きガイド面(18)に、レール(13)の長手方向にのびかつ第2ビーム側ガイドローラ(16)を案内する2つのガイドレール(41)が前後方向に間隔をおいて連結壁(13b)と一体に設けられている。ガイドレール(41)の左右両端は、レール(13)の左右両端寄りも若干内側に位置している。第2ビーム側ガイドローラ(16)は、両ガイドレール(41)間に配置されている。第2ビーム側ガイドローラ(16)がガイドレール(41)により案内されることによって、可動ビーム(6)のレール(13)に対する進出・退入時に、可動ビーム(6)が左右方向にぶれることが防止される。
この発明による天然芝育成用照明装置は、サッカースタジアム、ラグビー競技場、陸上競技場、テニス競技場、野球場などグランドに植えられている天然芝に人工光を照射するために好適に用いられる。
(1):天然芝育成用照明装置
(2):フレーム
(3):主支持脚
(4):自在キャスタ
(4a):車輪
(5):固定キャスタ
(5a):車輪
(6):可動ビーム
(6a):水平壁
(6b):垂直壁
(7):固定ビーム
(7a):水平壁
(7b):垂直壁
(8):副支持脚
(9):キャスタ
(9a):車輪
(11):LED灯具
(13):レール
(13a):側壁
(13b):連結壁
(13c):内方突出壁
(14):レール側ガイドローラ
(15):第1ビーム側ガイドローラ
(16):第2ビーム側ガイドローラ
(17):レールの上向きガイド面
(18):レールの下向きガイド面
(19):レール側サイドガイドローラ
(21):可動ビームの下向きガイド面
(22):ビーム側サイドガイドローラ
(23):クリアランス
(24):灯具取付部
(25):第1ストッパ
(27):第2ストッパ
(41):ガイドレール

Claims (12)

  1. 水平状のフレームと、フレームを支持する3以上の主支持脚と、長手方向が左右方向に向きかつフレームに対して長手方向に進出・退入自在に設けられた少なくとも1つの灯具取付用可動ビームと、長手方向が左右方向に向きかつフレームに対して固定状に設けられた少なくとも1つの灯具取付用固定ビームと、可動ビームの進出方向前端部に設けられかつ可動ビームの進出時に可動ビームの先端を支持する副支持脚と、副支持脚の下端に取り付けられたキャスタと、固定ビームおよび可動ビームに取り付けられた灯具とを備えており、可動ビームの退入時に、副支持脚のキャスタの下端が主支持脚の下端よりも上方に位置するようになされている天然芝育成用照明装置。
  2. フレームに、長手方向が左右方向を向きかつ可動ビームを案内するレールが取り付けられ、可動ビームがレールに対して相対的に移動するようになされ、レールにおける可動ビームの進出方向前端部に、可動ビームに対して転動しかつ可動ビームを案内するレール側ガイドローラが取り付けられ、可動ビームの進出方向後端部に、レールに対して転動しかつ可動ビームを案内するビーム側ガイドローラが取り付けられている請求項1記載の天然芝育成用照明装置。
  3. レールが、上向きガイド面および上向きガイド面の上方に間隔をおいて設けられた下向きガイド面を有し、可動ビームが、レールの上向きガイド面の上方に当該上向きガイド面と対向するように設けられた下向きガイド面を有し、レールの上向きガイド面に、可動ビームの下向きガイド面に対して転動するレール側ガイドローラが、回転中心線が前後方向を向くように取り付けられ、可動ビームの下向きガイド面に、レールの上向きガイド面に対して転動する第1のビーム側ガイドローラが、回転中心が前後方向を向くように取り付けられ、可動ビームの上面に、レールの下向きガイド面に対して転動する第2のビーム側ガイドローラが、回転中心が前後方向を向くように取り付けられており、可動ビームの退入時に、可動ビームの進出方向前端部がレール側ガイドローラを介してレールの上向きガイド面に支持されるとともに、同じく進出方向後端部が第1のビーム側ガイドローラを介してレールの上向きガイド面に支持され、これにより副支持脚のキャスタの下端が主支持脚の下端よりも上方に位置するようになされており、同じく可動ビームの退入時に、レールの下向きガイド面と第2のビーム側ガイドローラとの間にクリアランスが形成されている請求項2記載の天然芝育成用照明装置。
  4. レールの上向きガイド面および可動ビームの下向きガイド面が、それぞれが前後方向に間隔をおいて2つ設けられており、レールの両上向きガイド面間に、レールの内外を通じさせる間隙がレールの全長にわたって形成され、可動ビームに複数の灯具を取り付ける灯具取付部が設けられ、灯具取付部の一部分がレールの前記間隙を通ってレールの下方に突出するとともに、灯具取付部のレールよりも下方に突出した部分に複数の灯具が取り付けられている請求項3記載の天然芝育成用照明装置。
  5. レールが、前後方向に間隔をおいて設けられた1対の垂直状側壁、両側壁の上部どうしを連結する連結壁、および両側壁の下部に互いに他の側壁側に突出するように設けられた内方突出壁を有し、両内方突出壁の上面にそれぞれ上向きガイド面が設けられるとともに、連結壁の下面における両内方突出壁の先端どうしの間に位置する部分に下向きガイド面が設けられ、
    可動ビームが横断面T形であって、水平壁および水平壁の幅方向の中央部に下方突出状に設けられた垂直壁とを有し、水平壁下面における垂直壁の前後両側部分にそれぞれ下向きガイド面が設けられ、垂直壁が灯具取付部となっており、
    レールの両上向きガイド面にそれぞれレール側ガイドローラが上方突出状に取り付けられ、可動ビームの両下向きガイド面にそれぞれ第1ビーム側ガイドローラが下方突出状に取り付けられ、可動ビームの水平壁上面における前後方向中央部分に第2ビーム側ガイドローラが上方突出状に取り付けられている請求項4記載の天然芝育成用照明装置。
  6. 前後方向に間隔をおいて配置された2つのレールと、前後方向に間隔をおいて配置されかつレールに案内される2つの可動ビームと、両可動ビームの間に配置された1つの固定用ビームとを備えており、固定用ビームが横断面T形であって、水平壁および水平壁の幅方向の中央部に下方突出状に設けられた垂直壁とを有し、固定用ビームの水平壁の前後両側縁部がそれぞれレールの一方の側壁が固定され、同じく垂直壁の下部に灯具が取り付けられている請求項5記載の天然芝育成用照明装置。
  7. レールの両内方突出壁上面における可動ビームの進出方向前端部でかつレール側ガイドローラとずれた位置に、それぞれ回転中心線が上下方向を向き、かつ可動ビームの垂直壁の側面に対して転動して可動ビームを案内するレール側サイドガイドローラが取り付けられ、2つのレール側サイドローラにより可動ビームの垂直壁が挟まれ、
    可動ビームの水平壁上面の前後両側縁寄りの部分における可動ビームの進出方向後端部に、それぞれ回転中心線が上下方向を向き、かつレールの両側壁に対して転動して可動ビームを案内するビーム側サイドガイドローラが取り付けられている請求項5または6記載の天然芝育成用照明装置。
  8. レールの下向きガイド面に、レールの長手方向にのびかつ第2ビーム側ガイドローラを案内する2つのガイドレールが前後方向に間隔をおいて設けられており、第2ビーム側ガイドローラが、両ガイドレール間に位置している請求項5または6記載の天然芝育成用照明装置。
  9. 主支持脚の下端にキャスタが取り付けられており、可動ビームの退入時に、副支持脚のキャスタの下端が主支持脚のキャスタの下端よりも上方に位置するようになされている請求項1〜8のうちのいずれかに記載の天然芝育成用照明装置。
  10. フレームが平面から見て方形であり、フレームの4つの角部に、主支持脚が下方突出状に設けられ、可動ビームの進出方向のいずれか一端部に位置する2つの主支持脚に取り付けられたキャスタが、車輪の向きが自在に変更可能な自在キャスタであり、他の2つの主支持脚に取り付けられたキャスタが、向きが不変でかつ前後方向を向いた水平回転中心線の周りに回転する車輪を有する固定キャスタである請求項9記載の天然芝育成用照明装置。
  11. 電力を外部電源から灯具に供給する電力供給用キャブタイヤコードが、灯具の上方に配置されている請求項1〜10のうちのいずれかに記載の天然芝育成用照明装置。
  12. 灯具よりも下方に位置する部分に、70%以上の反射率を有する塗料が塗布されている請求項1〜11のうちのいずれかに記載の可動式天然芝育成用照明装置。
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