JP2019103186A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】爪部に相当する侵入防止部を最適位置に配置することで、ブラシホルダの形成を容易にして、金型成型に係る製造コストを抑えることが可能な電動モータを提供する。【解決手段】ブラシホルダ40は、ベース部41aと、スライド移動自在にブラシ43を収納するブラシケース41cと、ブラシ43を押圧する押圧部44cを有するトーションスプリング44と、ブラシケース41cに形成され、ブラシ43をコンミテータに向けて押圧する押圧部44cが導入される導入部47と、導入部47よりもベース部41a側に設けられ、押圧部44cの仮止めが可能な仮止め部71と、ブラシケース41cに設けられ、押圧部44cを、導入部47を越えて仮止め部71にまでに案内する侵入防止部70と、を備え、該侵入防止部70は、ブラシ43のスライド移動方向(矢印A1−A2方向)から視て導入部47の入口部47aと重ならない位置に設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、アーマチュアに給電を行うブラシ付きの電動モータに関する。
この種の電動モータとして、特許文献1に示すモータ装置が知られている。
特許文献1に記載のモータ装置は、回転軸を介してコンミテータに接続されるアーマチュアと、回転軸の一端を回転自在に支持するモータケースと、回転軸の他端を回転自在に支持するエンドケースと、を備えた構成であって、モータケース上にはブラシホルダが取り付けられる。
モータケース上のブラシホルダには、コンミテータと摺動することでこのコンミテータを経由してアーマチュアに給電する複数のブラシと、各ブラシをコンミテータに向けて押圧する押圧ばねとが設けられている。
ブラシは、ブラシホルダ上のブラシケース内においてコンミテータの径方向に沿いスライド自在に設けられている。そして、ブラシは、ブラシホルダの後部に形成されたスリットを通じて、押圧ばねにより押圧される。
押圧ばねは、ブラシホルダのベース上に立設された支持突起に支持されている。そして、押圧ばねの一端部に形成された押圧部が、ブラシホルダのスリットに入り込むことで、ブラシ後部に接触して、このブラシをコンミテータに向けて押圧する。
また、上記モータ装置では、組立時に、押圧ばねがブラシホルダのスリットに入り込む前の仮保持状態とし、この状態で、モータ本体を着磁装置にセットする。続いて、この着磁装置を用いてアーマチュアに対向するマグネットの着磁作業を実施する。
このとき、上記モータ装置では、押圧ばねが仮保持状態となるので、ブラシが押圧されずにコンミテータから離間した状態となる。このため、着磁作業中に、コンミテータとの間で不要なスパークを発生させることが防止される。
さらに、上記モータ装置では、押圧ばねを仮保持状態とするに際し、押圧ばねの一端の押圧部を、ブラシホルダのスリットを一度越えさせた後、このスリットの入口近傍に位置する凹面に係止するという手順を経る。
このとき、作業状況によっては、押圧ばね一端の押圧部がスリットに入り込んでしまい、着磁作業中にブラシホルダを押圧してしまうことがある。このような事態を防止するために、押圧ばねの装着方向からスリットの入口を覆うように爪部が設けられている。そして、押圧ばねを仮保持状態とするに際し、押圧ばね一端の押圧部が爪部の外側面を滑り降りることで、ブラシホルダのスリットに入り込むことなく、仮保持位置にまで案内される。
特開2009−33956号公報
ところで、上記モータ装置に使用されるブラシホルダでは、押圧ばね押圧部のスリットへの侵入することを防止する爪部が、ブラシのスライド移動方向から視てスリットと重なる位置に設けられている。
そして、このような構造のブラシホルダでは、スリットと重なるように爪部が位置することで、アンダーカット構造になってしまう。その結果、金型の構成が複雑となり製造コストが上昇するという不具合が発生する可能性があった。
そこで、本発明は、爪部に相当する侵入防止部を最適位置に配置することで、ブラシホルダの形成を容易にして、金型成型に係る製造コストを抑えることが可能な電動モータを提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の電動モータでは、アーマチュアに給電を行うためのブラシが保持されたブラシホルダを備え、前記ブラシホルダは、ベース部と、前記ベース部上に設けられ、前記アーマチュアのコンミテータに向かってスライド移動自在に前記ブラシを収納する開口部が形成されているホルダ本体と、前記コンミテータに向かって前記ブラシを押圧するための押圧部を有するコイル状のトーションスプリングと、前記ベース部に立設され、前記トーションスプリングのコイル部が挿通される柱状のガイド部と、前記ホルダ本体に形成され、前記ブラシを前記コンミテータに向けて押圧するために前記押圧部が導入される導入部と、前記ホルダ本体の前記導入部よりも前記ベース部側に設けられ、前記押圧部の仮止めが可能な仮止め部と、前記ホルダ本体に設けられ、前記ベース部の反対側から前記ガイド部に挿通した前記トーションスプリングの押圧部を、前記導入部を越えて前記仮止め部にまでに案内する侵入防止部と、を備え、前記侵入防止部は、前記ブラシの前記スライド移動方向から視て前記ホルダ本体の前記開口部及び前記導入部と重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
このように、ブラシを収納するホルダ本体に、ベース部の反対側からガイド部に挿通したトーションスプリングの押圧部を、ホルダ本体の導入部を越えて仮止め部にまでに案内する侵入防止部を設けた。この侵入防止部により、トーションスプリングを仮保持状態にするに際して、このトーションスプリング一端の押圧部がホルダ本体の導入部に入り込むことを確実に防止できる。
一方、トーションスプリングの押圧部を仮保持状態にする仮止め部は、ホルダ本体の導入部からベース部に至る範囲に設けられる。このため、仮止め部の位置を適宜設定することで、仮保持状態時に意図せず、トーションスプリング一端の押圧部がホルダ本体の導入部に入り込むことを未然に防止できる。
さらに、侵入防止部が、ブラシ本体内におけるブラシのスライド移動方向から視てホルダ本体の開口部及び導入部と重ならない位置に設けられている。このため、ブラシホルダがアンダーカット構造とならず、金型において、簡易なスライドコア構造でホルダ本体の開口部及び導入部を形成することが可能になる。その結果、金型の構造を簡素化でき、製造コストが低減できる。
本発明の電動モータでは、前記仮止め部は、前記導入部よりも前記ベース部側に位置する前記ブラシホルダのホルダ本体壁面に設けられていることを特徴とする。
このように、仮止め部が、導入部よりもベース部側に位置するブラシホルダのホルダ本体壁面に設けられている。このため、このホルダ本体壁面上の仮止め部の位置を適宜調整することで、仮保持状態時に意図せず、トーションスプリング一端の押圧部がホルダ本体の導入部に入り込むことを未然に防止できる。
本発明の電動モータでは、前記侵入防止部は、前記ホルダ本体から突出するように案内片が設けられており、該案内片の内側には、前記仮止め部を臨むように開口が位置し、かつ該仮止め部で仮止めされたトーションスプリングの押圧部を前記導入部に案内するための案内溝が設けられていることを特徴とする。
このように、侵入防止部にてホルダ本体から突出するように案内片が設けられている。また、この案内片の内側には、仮止め部を臨むように開口が位置しかつこの仮止め部で仮止めされたトーションスプリングの押圧部を導入部に案内するための案内溝が設けられている。
これにより、仮止め部で仮止めされた後のトーションスプリングの押圧部が、開口を経由して侵入防止部の案内溝に案内される。さらに、侵入防止部の案内溝を通じてホルダ本体の導入部にまで案内される。
すなわち、侵入防止部の案内片を通じて、仮止め部で仮止めされたトーションスプリングの押圧部をホルダ本体の導入部に円滑に案内することができる。
本発明の電動モータでは、前記ブラシへの給電用のコネクタ部材を備え、前記コネクタ部材は、前記トーションスプリングの押圧部が前記仮止め部に仮止めされている状態を解除して、該押圧部を前記ホルダ本体の導入部に案内する解除部を備えることを特徴とする。
このように、ブラシへの給電用のコネクタ部材に、トーションスプリングの押圧部が仮止め部に仮止めされている状態を解除して、押圧部をホルダ本体の導入部に案内する解除部が設けられているので、ブラシホルダにコネクタ部材を装着するだけで、トーションスプリングの押圧部の仮止め状態を解除して、この押圧部によるコンミテータへのブラシ押圧状態を実現することができる。
本発明によれば、ブラシホルダがアンダーカット構造とならず、金型において、簡易なスライドコア構造でホルダ本体の開口部及び導入部を形成することが可能になる。その結果、金型の構造を簡素化でき、製造コストが低減できる。
本発明の実施形態における減速機付の電動モータの外観を示す斜視図。 本発明の実施形態における減速機付の電動モータの部品構成を示す斜視展開図。 本発明の実施形態における減速機付の電動モータのカバーを取り外した状態を示す斜視図。 本発明の実施形態におけるモータ部を構成するブラシホルダを示す斜視図。 本発明の実施形態におけるコネクタ部材の構成を示す図。 本発明の実施形態におけるコネクタ部材をブラシホルダに接続する際の斜視図。 本発明の実施形態におけるコネクタ部材をブラシホルダに接続した後の斜視図。 本発明の実施形態のトーションスプリングが仮止めされた状態の斜視図であって、(A)〜(C)ではブラシホルダを異なる方向から視た図が示されている。 本発明の実施形態のトーションスプリングがホルダ本体にセットされた状態の斜視図であって、(A)〜(C)ではブラシホルダを異なる方向から視た図が示されている。 本発明の実施形態のブラシホルダを成型する際に使用する金型を示す図であって、(A)は、金型の全体図、(B)は、図(A)を側方から視た図。
次に、本発明の実施形態に係る減速機付の電動モータについて、図1〜図11を参照して説明をする。
(減速機付の電動モータ)
図1は、減速機付きの電動モータ1の外観を示す斜視図である。図2は、減速機付きの電動モータ1の部品構成を示す斜視展開図である。
これらの図に示す減速機付きの電動モータ1(以下、単に電動モータ1という)は、例えば、車両のパワーウィンドウ装置等に用いられるものである。電動モータ1は、ケーシング10と、ケーシング10の一端側に設けられたモータ部30と、モータ部30に連結され、ケーシング10内に収容された減速機部60と、を備えている。
(ケーシング)
図2に示すように、ケーシング10は、その一面側に減速機部60を収容する収容凹部11を有している。
収容凹部11は、その底面11bに、後述する回転軸61を収容する軸収容溝12と、ウォームホイール63等を支持する第1軸13と、ドライブギア66等を支持する第2軸14と、を備えている。
第1軸13及び第2軸14は、ケーシング10の収容凹部11の底面11bに直交し、軸収容溝12を挟んで一方の側と他方の側とに設けられている。
また、ケーシング10の外周部には、モータ部30の一部を収容するモータ収容部16が形成されている。ケーシング10の天面部10tには、図1に示すように略板状のカバー8が嵌め込まれる段部19が形成されている。
(モータ部)
図3は、電動モータ1のカバーを取り外した状態を示す斜視図である。この図に示すように、電動モータ1のケーシング10には、アーマチュア32、コンミテータ35、軸受67A,67Bが設けられた回転軸61が組み込まれる。
また、図2及び図3に示すように、モータ部30としては、例えば、ブラシ付直流モータなどが用いられている。モータ部30は、ヨーク31と、アーマチュア32と、コンミテータ35と、一対のブラシ43を保持したブラシホルダ40と、コネクタ部材50(図1参照)と、を備えている。
図1に示すように、ヨーク31は、ケーシング10の外周面に設けられたモータ収容部16の端部に、図示しないビス等で固定されている。ヨーク31は、略有底円筒状で、その内周面に、永久磁石(図示無し)が嵌め込まれている。
また、図3に示すように、アーマチュア32は、アーマチュアコア33と、アーマチュアコア33の外周に巻線が巻装された複数のアーマチュアコイル34と、を有している。コンミテータ35は略円柱状をなし、アーマチュア32とともに回転軸61に外嵌固定されている。
(モータ部のブラシホルダ)
図4は、モータ部30を構成するブラシホルダ40の箇所を示す斜視図である。
この図に示すブラシホルダ40は、略板状のサポートプレート41と、サーミスタ42と、コンミテータ35のセグメント35s(図2参照)に摺接する一対のブラシ43(図8、図9参照)と、を備えている。
サポートプレート41は、互いに平行に延びるアーム状のベース部41aと、これらベース部41aを一端側で連結する連結部41bとからなり、全体して門形をなしている。
また、サポートプレート41のベース部41a上には、ブラシ43を収納するホルダ本体としての略角筒状のブラシケース41cが対向するように2組設置されている。
各ブラシケース41cは、コンミテータ35を挟み且つこのコンミテータ35の回転軸61と直交する方向(矢印A1−A2方向)に沿ってブラシ43をスライド自在に支持するものであって、対向側に形成されたケース開口部(図示無し)を通じてブラシ43をコンミテータ35に接触可能とする。また、各ブラシケース41cの後部には、ブラシ43を収容空間に挿入するためのホルダ開口部41dが設けられている。
なお、図4に示すブラシケース41c内のブラシ43のスライド方向について、コンミテータ35の回転軸61が位置する内側を矢印A1側とし、外側を矢印A2側とする。
また、ブラシケース41cの一側部には、トーションスプリング44の押圧部44c(後述する)が挿通されるスリット状の導入部47が形成されている。
図4に示すように、各ブラシ43は、トーションスプリング44により、コンミテータ35側となる矢印A1方向に向かって付勢される。
トーションスプリング44は、鋼線が螺旋状に巻き回されたコイル部44aと、コイル部44aを形成する鋼線の両端部がコイル部44aから接線方向に延びる当接部44b及び押圧部44cとを有している。
トーションスプリング44は、サポートプレート41の各ベース部41aの表面に直交する矢印B1−B2方向に立設された柱状のガイド部45に、そのコイル部44aが挿通可能に設けられている。
なお、ベース部41aに立設された柱状のガイド部45について、図中下側の基端側を矢印B1方向で示し、先端側を矢印B2で示す。
トーションスプリング44の当接部44bは、コイル部44aの一端側に設けられるものである。トーションスプリング44の当接部44bは、ブラシケース41cの壁部に当接する。
また、トーションスプリング44の押圧部44cは、コイル部44aの他端側に設けられるものである。トーションスプリング44の押圧部44cは、スリット状の導入部47の内側に挿入された場合に、ブラシケース41cに保持されたブラシ43の後端部43bを、ブラシケース41cから内方に突出する矢印A1方向に押圧する。これにより、ブラシ43がコンミテータ35の外周面に形成されたセグメント35sに摺接する。
(トーションスプリングの取付け)
ブラシホルダ40には、図4、図8(A)〜(C)及び図9(A)〜(C)に示すように、ブラシケース41cの導入部47へのトーションスプリング44の侵入を防止する侵入防止部70と、トーションスプリング44を仮止めする仮止め部71と、が設けられている。
侵入防止部70は、ブラシケース41cの導入部47へと通じるスリット入口部47a(図8(B)、図9(B)参照)の図中上部位置にて、このスリット入口部47aを上方から覆う案内片70aを有する。
この案内片70aでは、サポートプレート41のベース部41aの反対側(矢印B2側)からガイド部45に挿通したトーションスプリング44の押圧部44cを、導入部47を越えて仮止め部71にまでに案内する。
また、案内片70aのベース部41a側(矢印B1側)には、仮止め部71を臨むように開口が位置し、かつ導入部47のスリット入口部47aへと通じる案内溝70b(図8(B)、図9(B)参照)が設けられている。
また、導入部47のスリット入口部47aは、ブラシケース41cのホルダ開口部41dと隣接するように位置している。
この侵入防止部70の案内溝70bは、仮止め部71に仮止めされたトーションスプリング44の押圧部44cが仮止め解除された場合に、コネクタ部材50の解除突起55により矢印B2方向に移動された押圧部44cを受け入れ、図9に示すように、ブラシケース41cの導入部47へと案内するための間隙である。
なお、図8で示すトーションスプリング44の押圧部44cの仮止め解除は、図5〜図7に示されている、コネクタ部材50に設置された解除突起55により行うが、これについては後述する。
侵入防止部70は、ブラシ43のスライド移動方向(矢印A1−A2方向)から視てブラシケース41cの導入部47及びホルダ開口部41dと重ならない位置に形成されている。換言すれば、ブラシケース41cの導入部47から回転軸61の回転方向(矢印C方向:図6参照)にずれて形成されている。このようなブラシケース41cでは、アンダーカット構造とならない。つまり、ブラシケース41cの成型時には、金型内に設けられているスライドコアにより、導入部47やホルダ開口部41dの形成が可能である。
一方、仮止め部71は、図4及び図8に示すように、ブラシケース41cの導入部47よりもベース部41a側であり、且つブラシケース41cの壁面上に位置するものである。仮止め部71は、ガイド部45に矢印B1方向に挿通されたトーションスプリング44の押圧部44cを接触時の摩擦力により仮止めする。
なお、本実施形態に示す仮止め部71はブラシケース41cの壁面上に設けたが、その際、ブラシケース41cの壁面上にトーションスプリング44の押圧部44cを係合するための段部又は係合部を設けても良い。
また、図8で示す仮止め位置へのトーションスプリング44の移動は、作業者の手作業等で行なう。
そして、以上のようなブラシホルダ40では、手作業等により、ガイド部45にトーションスプリング44のコイル部44aを挿通させた後、トーションスプリング44の押圧部44cを矢印B1方向に移動して、この押圧部44cを仮止め部71に仮止めする。
このとき、侵入防止部70の案内片70aは、ブラシケース41cの導入部47へと通じるスリット入口部47aを覆うように設けられているので、トーションスプリング44の押圧部44cがブラシケース41cの導入部47に入り込むことを防止し、電動モータ1の着磁作業を確実に行わせることができる。
その後、トーションスプリング44の押圧部44cは、コネクタ部材50が装着された場合に、このコネクタ部材50の解除突起55により仮止め状態が解除される。その後、押圧部44cは、コネクタ部材50の解除突起55により矢印B2方向に移動し、侵入防止部70の案内溝70bを経由してブラシケース41cの導入部47へと案内される。
これにより、ブラシケース41c内のブラシ43が、トーションスプリング44の押圧部44cにより矢印A1方向に押圧されて、コンミテータ35の外周面に形成されたセグメント35sに摺接可能な状態となる。
一方、ブラシホルダ40のサポートプレート41には、配線(図示無し)を介してブラシ43に接続される2つの接続端子49が設けられている。ここで、2つの接続端子49のうち、一方の接続端子49は、サーミスタ42に接続される。このサーミスタ42と一方のブラシ43とが、図示しない配線を介して接続されている。
(モータ部のコネクタ部材)
図5は、ケーシング10(図1、図2参照)に装着されたコネクタ部材50を示す図である。このコネクタ部材50は、フレーム部51と、コネクタ受け部52と、を一体に備えたものである。コネクタ部材50は、図6及び図7で示すように電動モータ1のケーシング10に連結される。
フレーム部51は、内方に開口部51aを有した略矩形状で、モータ収容部16の端部に形成された段部16d(図3参照)に嵌め込まれている。フレーム部51には、一方の側壁部16b側に向かって延びる延設部53が一体に形成され、この延設部53の先端にコネクタ受け部52が設けられている。コネクタ部材50のフレーム部51の開口部51aは、ヨーク31(図1参照)が装着されることで覆われる。
コネクタ受け部52は、車体側に接続されるハーネスの先端に設けられたコネクタ(図示無し)が挿入される略有底筒状のフード52aを有している。
図1に示すように、フード52a内には、コネクタに設けられたハーネス側端子(図示無し)に電気的に接続される端子部材54の一端部が保持されている。
コネクタ部材50は、モータ収容部16の端部に設けられ、ブラシホルダ40に近接して配置されている。端子部材54の他端部は、モータ収容部16内に保持されたブラシホルダ40の接続端子(図示無し)に接続される。
このようなコネクタ部材50のコネクタ受け部52に、図示しない外部電源に接続されたハーネスのコネクタ(図示無し)を接続することにより、外部電源の電力をモータ部30に供給できる。
また、図5に示すように、コネクタ部材50は、フレーム部51の内側に、一対の解除突起55を一体に備えている。各解除突起55は、モータ収容部16の側壁部16bに沿い、ケーシング10の外側面側に向かって突出するよう形成されたものである。解除突起55の先端部には、押圧解除端55mが設けられている。
そして、コネクタ部材50では、ブラシホルダ40に矢印B2方向から装着された場合に、解除突起55の押圧解除端55mが、ベース部41aに形成された貫通孔48を経由して、仮止め部71に仮止めされたトーションスプリング44の押圧部44cを押し上げる。これにより、トーションスプリング44の押圧部44cは、仮止め部71での仮止め状態が解除され、侵入防止部70の案内溝70bを経由して、ブラシケース41cの導入部47に移動される。
(減速機部)
図2、図3に示すように、減速機部60は、回転軸61と、ウォームギア62と、ウォームホイール63と、ピニオンギア64と、スパーギア65と、ドライブギア66と、を備えている。このような減速機部60は、収容凹部11内に収容されている。
図2に示すように、回転軸61は、ケーシング10内に軸方向に間隔をおいて設置された略円環状の軸受67A,67Bにより回転自在に支持されるものである。回転軸61の一端部には、アーマチュア32及びコンミテータ35が設置されている。
ウォームギア62は、軸受67A,67Bの中間部において、回転軸61と一体に形成されている。ウォームギア62が設けられた回転軸61は、軸収容溝12内に配置されている。
図2、図3に示すように、ピニオンギア64は、略板状の係合プレート部64aと、係合プレート部64aの一面側から軸方向に突出するように形成された歯車状のギア部64bと、を一体に備えている。
係合プレート部64aの外周部には、径方向外側に突出する略扇形状の係合凸部64kが、周方向に間隔をあけて例えば3個所に形成されている。
このピニオンギア64には、ケーシング10に形成された第1軸13が挿入される軸挿入孔64hが形成されている。ピニオンギア64は、第1軸13を軸挿入孔64hに挿入することで、第1軸13回りに回転自在に支持される。
ウォームホイール63は、略円板状に形成されたものである。ウォームホイール63は、外周面にウォームギア62に噛合うギア歯63gが形成されている。
ウォームホイール63の径方向中央には、その中心軸方向に貫通する挿通孔63hが形成されている。さらに、挿通孔63hの周囲には、径方向外側に向かって窪み、ピニオンギア64の係合凸部64kが係合する略扇形状の係合凹部63kが、周方向に間隔をあけて例えば3個所に形成されている。
ウォームホイール63は、ピニオンギア64が挿通孔63hに挿入されることで、ピニオンギア64と一体に第1軸13回りに回転自在に支持されている。
ウォームホイール63及びピニオンギア64は、モータ部30により回転軸61がその中心軸回りに回転駆動されると、第1軸13回りに回転する。
スパーギア65は、略円板状に形成され、その外周面にピニオンギア64のギア部64bに噛み合うギア歯65gが形成されている。
スパーギア65の径方向中央には、ウォームホイール63と同様、その中心軸方向に貫通する挿通孔(図示無し)が形成される。そして、この挿通孔の周囲に、略扇形状の係合凹部(図示無し)が、周方向に間隔をあけて例えば3個所に形成されている。
ドライブギア66は、略円板状のプレート部66aと、プレート部66aの一面側に形成された歯車状のギア部66gと、を一体に備えている。
プレート部66aにおいて、ギア部66gと反対側には、スパーギア65の係合凹部(図示無し)に係合する係合突起(図示無し)が突設されている。
また、ドライブギア66には、ケーシング10に形成された第2軸14が挿入される軸挿入孔66hが形成されている。これにより、スパーギア65及びドライブギア66は、第2軸14回りに回転自在に設けられている。
(減速機モータの動作)
電動モータ1のモータ部30を駆動させると、回転軸61、及びウォームギア62を介してウォームホイール63が回転する。すると、ウォームホイール63とともに、ドライブギア66が回転し、ドライブギア66のギア部66gから、車両用窓を昇降動作させる駆動力を出力することができる。
ここで、減速機部60は、ウォームギア62とウォームホイール63との噛み合い、ピニオンギア64とスパーギア65との噛み合いによって、2段階に減速される。
このように、本実施形態の電動モータ1では、ブラシ43を収納するブラシケース41cに、サポートプレート41のベース部41aの反対側からガイド部45に挿通したトーションスプリング44の押圧部44cを、ブラシケース41cの導入部47を越えて仮止め部71にまでに案内する侵入防止部70を設けた。
そして、このような侵入防止部70により、トーションスプリング44を仮保持状態にするに際して、トーションスプリング44一端の押圧部44cがブラシケース41cの導入部47に入り込むことを確実に防止できる。
また、上記電動モータ1では、トーションスプリング44の押圧部44cを仮保持状態にする仮止め部71が、ブラシケース41cの導入部47からベース部41aに至る範囲に設けられる。このため、仮止め部71の位置を適宜設定することで、仮保持状態時に意図せず、トーションスプリング44の押圧部44cがブラシケース41cの導入部47に入り込むことを未然に防止できる。
さらに、上記電動モータ1では、侵入防止部70が、ブラシケース41c内におけるブラシ43のスライド移動方向(矢印A1−A2方向)から視て導入部47のスリット入口部47aと重ならない位置に設けられている。このため、成型時に金型内に設けられているスライドコアにより、スリット形成のためのアンダーカットを容易に抜くことができる。その結果、金型の構造を簡素化でき、製造コストが低減できる。これについて、以下に具体的に説明する。
図10は、ブラシホルダ40を成型する際に使用する金型を示す図であって、(A)は、金型80,81の全体図、(B)は、図(A)を側方から視た図である。
図10(A)、及び図10(B)に示すように、金型81には、孔形状(ブラシケース41cのホルダ開口部41dや導入部47)を抜くためのスライドコア82が設置される。
スライドコア82は、金型80,81が矢印(イ)方向への近接又は離間する際に、例えば金型80の支持ブロック83に支持される図示しないアンギュラピンにより、矢印(イ)方向に直交する矢印(ロ)方向にスライド移動される。
その際、スライドコア82は、前述のように侵入防止部70がスリット入口部47aと重ならない位置にあることで、アンダーカット構造になっていない。すなわち、ブラシホルダ40では、侵入防止部70が、ブラシ43のスライド移動方向(矢印A1−A2方向)から視てスリット入口部47aと重ならない位置にあることで、金型80,81内の簡易なスライドコア82により、ブラシケース41cのホルダ開口部41dや導入部47を形成することができる。その結果、金型の構造を簡素化でき、製造コストが低減できる。
また、上記電動モータ1では、侵入防止部70にてブラシケース41cから突出するように案内片70aが設けられている。そして、この案内片70aの内側には、仮止め部71を臨むように開口が位置し、且つこの仮止め部71で仮止めされたトーションスプリング44の押圧部44cを導入部47に案内するための案内溝70bが設けられている。
これにより、仮止め部71で仮止めされた後のトーションスプリング44の押圧部44cが、開口を経由して侵入防止部70の案内溝70bに案内される。さらには、この案内溝70bを通じてブラシケース41cの導入部47にまで案内される。
すなわち、侵入防止部70の案内片70a及び案内溝70bを通じて、仮止めが解除された後のトーションスプリング44の押圧部44cを、ブラシケース41cの導入部47に円滑に案内することができる。
また、上記電動モータ1では、ブラシ43への給電用のコネクタ部材50に、トーションスプリング44の押圧部44cが仮止め部71に仮止めされている状態を解除して、押圧部44cをブラシケース41cの導入部47に案内する解除突起55が設けられている。このため、ブラシホルダ40にコネクタ部材50を装着するだけで、トーションスプリング44の押圧部44cの仮止め状態を解除して、この押圧部44cによるコンミテータ35へのブラシ43押圧状態を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記電動モータ1は、例えば、車両のパワーウィンドウ装置等に用いられるものである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ワイパーモータ、サンルーフ、電動シート等、さまざまな電動機の駆動源として電動モータ1を使用することができる。
また、上記電動モータ1は、侵入防止部70は、ブラシケース41cの導入部47から回転軸61の回転方向(矢印C方向:図6参照)にずれて形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ブラシ43のスライド移動方向(矢印A1−A2方向)から視てブラシケース41cの導入部47及びホルダ開口部41dと重ならない位置に、侵入防止部70が形成されていればよい。
1…電動モータ、30…モータ部、32…アーマチュア、35…コンミテータ、40…ブラシホルダ、41…サポートプレート、41a…ベース部、41c…ブラシケース(ホルダ本体)、41d…ホルダ開口部、43…ブラシ、43b…後端部、44…トーションスプリング、44a…コイル部、44c…押圧部、47…導入部、47a…スリット入口部、50…コネクタ部材、55…解除突起(解除部)、70…侵入防止部、70a…案内片、70b…案内溝、71…仮止め部

Claims (4)

  1. アーマチュアに給電を行うためのブラシが保持されたブラシホルダを備え、
    前記ブラシホルダは、
    ベース部と、
    前記ベース部上に設けられ、前記アーマチュアのコンミテータに向かってスライド移動自在に前記ブラシを収納する開口部が形成されているホルダ本体と、
    前記コンミテータに向かって前記ブラシを押圧するための押圧部を有するコイル状のトーションスプリングと、
    前記ベース部に立設され、前記トーションスプリングのコイル部が挿通される柱状のガイド部と、
    前記ホルダ本体に形成され、前記ブラシを前記コンミテータに向けて押圧するために前記押圧部が導入される導入部と、
    前記ホルダ本体の前記導入部よりも前記ベース部側に設けられ、前記押圧部の仮止めが可能な仮止め部と、
    前記ホルダ本体に設けられ、前記ベース部の反対側から前記ガイド部に挿通した前記トーションスプリングの押圧部を、前記導入部を越えて前記仮止め部にまでに案内する侵入防止部と、
    を備え、
    前記侵入防止部は、前記ブラシの前記スライド移動方向から視て前記ホルダ本体の前記開口部及び前記導入部と重ならない位置に設けられていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記仮止め部は、前記導入部よりも前記ベース部側に位置する前記ブラシホルダのホルダ本体壁面上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記侵入防止部は、前記ホルダ本体から突出するように案内片が設けられており、該案内片の内側には、前記仮止め部を臨むように開口が位置し、かつ該仮止め部で仮止めされたトーションスプリングの押圧部を前記導入部に案内するための案内溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の電動モータ。
  4. 前記ブラシへの給電用のコネクタ部材を備え、
    前記コネクタ部材は、前記トーションスプリングの押圧部が前記仮止め部に仮止めされている状態を解除して、該押圧部を前記ホルダ本体の導入部に案内する解除部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動モータ。
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