JP2019102913A - トランスデューサ - Google Patents
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Abstract
Description
(1−1.トランスデューサ1の構成)
第一実施形態のトランスデューサ1について、図1〜図5を参照して説明する。トランスデューサ1は、静電型である。つまり、トランスデューサ1は、電極間の静電容量の変化を利用して、振動や音等を発生させるアクチュエータとして機能させることができる。また、トランスデューサ1は、電極間の静電容量の変化を利用して、外部からの押込力等を検出するセンサ(外力検出センサ)、電位を有する導電体の接触又は接近を検出するセンサ(接触接近センサ)として機能させることができる。
トランスデューサ1の製造方法について、図6を参照して説明する。まず、誘電体シート11、第一電極シート12及び第二電極シート16を所定位置に配置する(S1)。具体的には、第一電極シート12を誘電体シート11の第一面側に配置し、第二電極シート16を誘電体シート11の第二面側に配置する。
上記によれば、第一リード線13及び第一保護シート15は、第一電極シート12における誘電体シート11の反対側の面(外面12c)側に配置されている。従って、外部に引き出された電極ではなく、トランスデューサ1として機能する第一電極シート12そのものに、第一リード線13及び第一保護シート15が接合されている。従って、外部電極が不要となるため、トランスデューサ1の製造コストの低減を図ることができる。
第二実施形態のトランスデューサ2について、図7を参照して説明する。図7に示すように、トランスデューサ2は、第一実施形態における第一固着層14及び第二固着層18を有しない構造である。つまり、第一保護シート15が、第一リード線13の先端部13bを直接保護し、第二保護シート19が、第二リード線17の先端部17bを直接保護する。第一保護シート15及び第二保護シート19による接合力で十分である場合には、本態様を適用可能である。
第三実施形態のトランスデューサ3について、図8を参照して説明する。図8に示すように、誘電体シート11は、非熱可塑性材料により形成され、積層方向に連通する孔を有する。誘電体シート11は、例えば、非熱可塑性材料のエラストマーの発泡材料が用いられる。また、誘電体シート11には、エラストマーの他に、非熱可塑性材料の不織布等の通気性のよいものを適用することもできる。誘電体シート11は、非熱可塑性材料であるため、熱が加えられたとしても溶融しない。
第四実施形態のトランスデューサ4について、図10を参照して説明する。図10に示すように、誘電体シート11は、第三実施形態のトランスデューサ3における誘電体シート11と同様に、非熱可塑性材料により形成され、積層方向に連通する孔を有する。さらに、トランスデューサ4は、第三実施形態のトランスデューサ3と同様に、第一主融着層31及び第二主融着層32を備える。
第五実施形態のトランスデューサ5について、図12を参照して説明する。図12に示すように、誘電体シート11は、非熱可塑性材料のエラストマーにより形成されている。また、第一保護シート15及び第二保護シート19は、熱可塑性材料のエラストマーにより形成されており、誘電体シート11の外形とほぼ同様の外形に形成されている。
第六実施形態のトランスデューサ6について、図14を参照して説明する。図14に示すように、トランスデューサ6は、第一実施形態のトランスデューサ1に対して、さらに、第一補強層61及び第二補強層62を備える。
第七実施形態のトランスデューサ7について、図16を参照して説明する。図16に示すように、トランスデューサ7は、第二実施形態のトランスデューサ2に対して、以下の点が異なる。第一リード線13の先端部13bが、第一電極シート12に絡められており、第二リード線17の先端部17bが、第二電極シート16に絡められている。その他は、両者は、実質的に同様である。これにより、第一リード線13の先端部13bが第一電極シート12に強固に接合された状態となる。また、第二リード線17の先端部17bが第二電極シート16に強固に接合された状態となる。
第八実施形態のトランスデューサ8について、図18を参照して説明する。図18に示すように、トランスデューサ8は、第一実施形態のトランスデューサ1に対して、以下の点が異なる。第一リード線13の先端部13bが、第一電極シート12に絡められており、この状態で、第一固着層14が、第一リード線13の先端部13bと第一電極シート12とを固着する。さらに、第二リード線17の先端部17bが、第二電極シート16に絡められており、この状態で、第二固着層18が、第二リード線17の先端部17bと第二電極シート16とを固着する。その他は、両者は、実質的に同様である。これにより、第一リード線13の先端部13bが第一電極シート12に強固に接合された状態となる。また、第二リード線17の先端部17bが第二電極シート16に強固に接合された状態となる。
なお、上記実施形態の各構成は、適宜相互に置換することが可能である。その場合、置換された構成においては、該当の構成に関する効果を奏することになる。
Claims (13)
- 誘電体シートと、
複数の第一貫通孔を備え、前記誘電体シートの第一面側に配置される第一電極シートと、
前記第一電極シートにおける前記誘電体シートと反対側の面に配置される第一リード線と、
前記第一電極シートにおける前記誘電体シートと反対側の面に配置され、前記第一リード線の先端部を保護する第一保護シートと、
融着材料により形成されており、前記第一電極シートの前記第一貫通孔を介することにより形成される部位であって前記誘電体シートと前記第一保護シートとの境界部位、又は、前記第一電極シートの前記第一貫通孔の内周面を含む前記第一電極シートと前記第一保護シートとの境界部位を、前記融着材料の融着により接合する第一保護融着層と、
を備える、トランスデューサ。 - 前記誘電体シートは、熱可塑性材料により形成され、
前記第一保護融着層は、前記誘電体シートの一部分を前記融着材料として適用し、前記境界部位を前記誘電体シートの一部分の融着により接合する、請求項1に記載のトランスデューサ。 - 前記第一保護シートは、熱可塑性材料により形成され、
前記第一保護融着層は、前記誘電体シートの一部分及び前記第一保護シートの一部分を前記融着材料として適用し、前記境界部位を前記誘電体シートの一部分及び前記誘電体シートの一部分の融着により接合する、請求項2に記載のトランスデューサ。 - 前記第一保護シートは、熱可塑性材料により形成され、
前記第一保護融着層は、前記第一保護シートの一部分を前記融着材料として適用し、前記境界部位を前記第一保護シートの一部分の融着により接合する、請求項1に記載のトランスデューサ。 - 前記誘電体シートは、非熱可塑性材料により形成され、積層方向に孔を有する、請求項4に記載のトランスデューサ。
- 前記誘電体シート及び前記第一保護シートは、非熱可塑性材料により形成され、
前記第一保護融着層は、前記誘電体シート及び前記第一保護シートとは別材料であり、且つ、熱可塑性材料である前記融着材料により形成される、請求項1−5の何れか一項に記載のトランスデューサ。 - 前記第一電極シートは、織物又は不織布である、請求項1−6の何れか一項に記載のトランスデューサ。
- 前記第一リード線は、前記第一電極シートに絡められている、請求項7に記載のトランスデューサ。
- 前記トランスデューサは、さらに、前記第一リード線の先端部を前記第一電極シートに電気的に接続した状態で固着させる第一固着層を備え、
前記第一保護シートは、前記第一リード線の先端部及び前記第一固着層を保護する、請求項1−8の何れか一項に記載のトランスデューサ。 - 前記トランスデューサは、さらに、前記誘電体シートと前記第一電極シートとの間に配置され、前記第一電極シートの前記第一貫通孔を介して前記第一固着層に固着される第一補強層を備える、請求項9に記載のトランスデューサ。
- 前記第一補強層は、前記第一電極シートの前記第一貫通孔よりも小さな貫通孔を有する、請求項10に記載のトランスデューサ。
- 前記トランスデューサは、さらに、融着材料により形成されており、前記誘電体シートと前記第一電極シートの内面との境界部位、及び、前記誘電体シートと前記複数の第一貫通孔の少なくとも一部の内周面との境界部位を、融着材料の融着により接合する第一主融着層を備える、請求項1−11の何れか一項に記載のトランスデューサ。
- 前記トランスデューサは、さらに、
複数の第二貫通孔を備え、前記誘電体シートの第二面側に配置される第二電極シートと、
前記第二電極シートにおける前記誘電体シートと反対側の面に配置される第二リード線と、
前記第二電極シートにおける前記誘電体シートと反対側の面に配置され、前記第二リード線の先端部を保護する第二保護シートと、
融着材料により形成されており、前記第二電極シートの前記第二貫通孔を介することにより形成される部位であって前記誘電体シートと前記第二保護シートとの境界部位、又は、前記第二電極シートの前記第二貫通孔の内周面を含む前記第二電極シートと前記第二保護シートとの境界部位を、前記融着材料の融着により接合する第二保護融着層と、
を備える、請求項1−12の何れか一項に記載のトランスデューサ。
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