JP2019102620A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】タンデム型の太陽電池モジュールにおける耐久性を向上させる。【解決手段】太陽電池モジュールは、透光性を有する板状の第1保護部材、第2保護部材、第1太陽電池部、第2太陽電池部、接続部、変換部および配線部を備える。第1太陽電池部は、第1保護部材と第2保護部材との間の間隙領域に位置する。第2太陽電池部は、第1太陽電池部と第2保護部材との間に位置する。接続部は、間隙領域に位置し、第1太陽電池部と第2太陽電池部とを並列に接続している。変換部は、間隙領域に位置し、第1太陽電池部から接続部までの第1配線経路および第2太陽電池部から接続部までの第2配線経路の少なくとも一方に存在する。変換部は、第1太陽電池部の第1出力電圧および第2太陽電池部の第2出力電圧の少なくとも一方の大きさを変換する。配線部は、接続部に電気的に接続し、間隙領域内から間隙領域外まで位置する。【選択図】図1

Description

本開示は、太陽電池モジュール関する。
太陽電池モジュールには、光が入射する前面側から裏面側に向けて、前面側のトップセルと裏面側のボトムセルとが透明な絶縁層を介して積層されている積層型(タンデム型)の太陽電池モジュールがある(例えば、下記の特許文献1,2の記載を参照)。
このようなタンデム型の太陽電池モジュールには、トップセルとボトムセルとを電気的に並列に接続させたものがある(例えば、下記の特許文献3の記載を参照)。このような太陽電池モジュールでは、出力電圧の損失を低減するためにトップセルとボトムセルとの間で出力電圧を整合させて並列に接続する場合がある。この出力電圧の調整には、例えば、DC−DCコンバータなどの電力変換装置が用いられる。
特開2005−277113号公報 特開2010−67752号公報 特開2004−079997号公報
タンデム型の太陽電池モジュールについては、耐久性を向上させる点で改善の余地がある。
太陽電池モジュールが開示される。
太陽電池モジュールの一態様は、板状の第1保護部材と、第2保護部材と、第1太陽電池部と、第2太陽電池部と、並列接続部と、電圧変換部と、出力配線部と、を備えている。前記第1保護部材は、透光性を有する。前記第1太陽電池部は、前記第1保護部材と前記第2保護部材との間の間隙領域に位置している。前記第2太陽電池部は、前記第1太陽電池部と前記第2保護部材との間に位置している。前記並列接続部は、前記間隙領域に位置し、前記第1太陽電池部と前記第2太陽電池部とを電気的に並列に接続している。前記電圧変換部は、前記間隙領域に位置しているとともに、前記第1太陽電池部と前記並列接続部とを電気的に接続している第1配線経路および前記第2太陽電池部と前記並列接続部とを電気的に接続している第2配線経路のうちの少なくとも一方の配線経路に存在している。前記電圧変換部は、前記第1太陽電池部の第1出力電圧および前記第2太陽電池部の第2出力電圧のうちの少なくとも一方の出力電圧の大きさを変換する。前記出力配線部は、前記並列接続部に電気的に接続し、前記間隙領域内から前記間隙領域外まで位置している。
例えば、タンデム型の太陽電池モジュールにおける耐久性を向上させることができる。
図1(a)は、第1実施形態に係る太陽電池モジュールの一例の前面側から見た外観を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線に沿った太陽電池モジュールの一例の切断面を示す端面図である。 図2は、第1保護部材の一例の前面側から見た外観を示す平面図である。 図3(a)は、第1太陽電池部の一例の構造を示す平面図である。図3(b)は、図3(a)のIIIb−IIIb線に沿った第1太陽電池部の一例の切断面を示す端面図である。 図4は、第2太陽電池部の一例の構造を示す平面図である。 図5(a)は、第2太陽電池素子の一例の第1素子面側から見た構造を示す平面図である。図5(b)は、第2太陽電池素子の一例の第2素子面側から見た構造を示す平面図である。 図6は、第2保護部材の一例の構造を示す平面図である。 図7(a)および図7(b)は、それぞれ第1実施形態に係る太陽電池モジュールを製造する途中の状態を例示する端面図である。 図8は、第2実施形態に係る太陽電池モジュールの一例における図1(a)のIb−Ib線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図9は、第3実施形態に係る太陽電池モジュールの一例における図1(a)のIb−Ib線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図10は、第4実施形態に係る太陽電池モジュールの一例における図1(a)のIb−Ib線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図11は、第5実施形態に係る太陽電池モジュールの一例における図1(a)のIb−Ib線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図12は、第6実施形態に係る太陽電池モジュールの一例における図1(a)のIb−Ib線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図13は、第7実施形態に係る太陽電池モジュールの一例における図1(a)のIb−Ib線に沿った切断面に対応する切断面を示す端面図である。 図14(a)は、第8実施形態に係る太陽電池モジュールの一例の前面側から見た外観を示す平面図である。図14(b)は、図14(a)のXIVb-XIVb線に沿った太陽電池モジュールの一例の切断面を示す端面図である。
タンデム型の太陽電池モジュールは、光が入射する前面側から裏面側に向けて、前面側のトップセルと裏面側のボトムセルとが透明な絶縁層を介して積層されている構成を有している。このタンデム型の太陽電池モジュールにおける耐湿性を向上させるためには、例えば、トップセルの前面側に位置している透湿性が低いガラス板などの透明板に加えて、ボトムセルの裏面側に透湿性が低い保護部材を配置することが考えられる。
ところで、タンデム型の太陽電池モジュールには、トップセルとボトムセルとが電気的に並列に接続しているものがある。このような構成を有するタンデム型の太陽電池モジュールでは、出力電圧の損失を低減するためにトップセルとボトムセルとの間で出力電圧を整合させて並列に接続する場合がある。
ここで、トップセルとボトムセルとの間で出力電圧を整合させる方法としては、例えば、トップセルおよびボトムセルの少なくとも一方において直列に接続されている太陽電池素子の数を調整する方法が考えられる。しかしながら、例えば、トップセルおよびボトムセルのうちの何れか一方において、複数の太陽電池素子を複数の配線材を用いて直列および並列に接続させると、太陽電池モジュールにおいて複数の配線材が位置している領域が増加する。この場合には、太陽電池モジュールの前面を平面視した場合に太陽電池モジュールにおいて複数の太陽電池素子が位置している領域の面積(有効面積ともいう)が減少する。このため、太陽電池モジュールの出力の低下が生じる。
また、トップセルとボトムセルとの間で出力電圧を整合させる方法としては、例えば、太陽電池モジュールの裏面上に位置している端子ボックスに、出力電圧の調整が可能なDC−DCコンバータを配置することが考えられる。この場合には、例えば、太陽電池モジュールの裏面を構成する保護部材に、トップセルおよびボトムセルのそれぞれから端子ボックスに向けて配線を引き出すための貫通孔が設けられる構造が想定される。そして、保護部材における貫通孔の大きさあるいは数は、例えば、トップセルの正極および負極に接続されている2本の配線と、ボトムセルの正極および負極に接続されている2本の配線と、を含む少なくとも4本の配線が挿通可能なものとなる。このため、このような貫通孔を介して太陽電池モジュールの内部に水分が浸入し、太陽電池モジュールの耐久性が低下し得る。
そこで、本願発明者らは、タンデム型の太陽電池モジュールについて、耐久性を向上させることができる技術を創出した。
これについて、以下、各種実施形態を図面に基づいて説明する。図面においては同様な構成および機能を有する部分に同じ符号が付されており、下記の説明では重複した説明が省略される。図面は模式的に示されたものである。図1(a)から図14(b)には、右手系のXYZ座標系が付されている。このXYZ座標系では、太陽電池モジュール1の前面1fsの長手方向(第1方向ともいう)が+X方向とされ、前面1fsの短手方向(第2方向ともいう)が+Y方向とされ、+X方向と+Y方向との両方に直交する前面1fsの法線方向が+Z方向とされている。
<1.第1実施形態>
第1実施形態に係る太陽電池モジュール1を、図1(a)から図6に基づいて説明する。
図1(a)および図1(b)で示されるように、太陽電池モジュール1は、例えば、太陽電池パネルPN1および端子ボックスJb1を備えている。太陽電池モジュール1は、例えば、フレームなどを備えていてもよい。
太陽電池パネルPN1は、図1(a)および図1(b)で示されるように、主に光が入射する受光面(前面ともいう)1fsと、この前面1fsの逆側に位置する裏面1bsと、を有している。第1実施形態では、前面1fsが、+Z方向を向いている。裏面1bsが、−Z方向を向いている。+Z方向は、例えば、南中している太陽に向く方向に設定される。図1(a)および図1(b)の例では、前面1fsおよび裏面1bsが、長方形状の形状を有している。
<1−1.太陽電池パネル>
太陽電池パネルPN1は、例えば、第1保護部材PR1と、第2保護部材PR2と、第1太陽電池部SL1と、第2太陽電池部SL2と、並列接続部Cn1と、電圧変換部Cv1と、出力配線部L3と、を備えている。太陽電池パネルPN1は、トップセルとして機能する第1太陽電池部SL1と、ボトムセルとして機能する第2太陽電池部SL2と、が重なり合うように位置している、タンデム型の太陽電池の構成を有している。第1保護部材PR1は、例えば、太陽電池パネルPN1の前面1fsを構成する。第2保護部材PR2は、例えば、太陽電池パネルPN1の裏面1bsを構成する。また、図1(a)および図1(b)の例では、太陽電池パネルPN1は、封止材F1と、パッキング部Pk0と、を備えている。封止材F1は、前面1fs側の封止材(第1封止材ともいう)F1uと、裏面1bs側の封止材(第2封止材ともいう)F1bと、を含む。
図1(b)の例では、前面1fsから裏面1bsに向けて、第1保護部材PR1、第1太陽電池部SL1、第1封止材F1u、第2太陽電池部SL2、第2封止材F1bおよび第2保護部材PR2が、この記載順に積層されている状態で位置している。パッキング部Pk0は、例えば、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の領域(間隙領域ともいう)AR1の外周部に沿って位置している。換言すれば、パッキング部Pk0は、例えば、第1太陽電池部SL1と、封止材F1と、を含む領域の外周部分を囲むように位置している。
<1−1−1.第1保護部材>
第1保護部材PR1は、透光性を有する板状の部材である。具体的には、第1保護部材PR1は、例えば、特定範囲の波長の光に対する透光性を有している。特定範囲の波長としては、例えば、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2が光電変換し得る光の波長が採用される。特定範囲の波長に、太陽光を構成する照射強度の高い光の波長が含まれれば、太陽電池モジュール1の光電変換効率が向上し得る。ここで、第1保護部材PR1の素材に、例えば、ガラスあるいはアクリルまたはポリカーボネートなどの樹脂が適用されれば、第1保護部材PR1における低い透湿度と特定範囲の波長の光に対する透光性とが実現される。第1保護部材PR1には、例えば、厚さが1mmから5mm程度の平板状のものが適用される。上記構成を有する第1保護部材PR1は、例えば、剛性と低い透湿度とによって、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2を前面1fs側から保護することができる。図1(a)および図2の例では、第1保護部材PR1は、前面1fs側から平面視した場合に、長方形状の外形を有している。
<1−1−2.第1太陽電池部>
第1太陽電池部SL1は、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1に位置している。ここでは、例えば、第1太陽電池部SL1は、間隙領域AR1のうちの第2太陽電池部SL2よりも第1保護部材PR1に近い側に位置している。
図3(a)および図3(b)で示されるように、第1太陽電池部SL1は、例えば、複数の太陽電池素子(第1太陽電池素子ともいう)C1を有している。図3(a)および図3(b)の例では、各第1太陽電池素子C1は、例えば、薄膜状の半導体(薄膜半導体ともいう)を有している。第1太陽電池部SL1では、例えば、複数の第1太陽電池素子C1が平面的にならんでいる状態で位置している。ここで、平面的にならぶとは、仮想あるいは実際の平面に沿って、各第1太陽電池素子C1が位置しており且つ複数の第1太陽電池素子C1がならんでいることを意味する。第1実施形態では、複数の第1太陽電池素子C1は、基板として働く第1保護部材PR1上において第1保護部材PR1の表面に沿ってならんでいる。
図1(b)および図3(b)の例では、第1太陽電池部SL1は、第1保護部材PR1のうちの第2保護部材PR2に対向するように存在している面(第1内面ともいう)Is1上に位置している部分を有している。これにより、例えば、太陽電池パネルPN1を製造する際に、予め第1保護部材PR1上に第1太陽電池部SL1を形成しておくことが可能である。このため、太陽電池モジュール1を容易に製造することができる。また、ここで、例えば、第1太陽電池部SL1にN個(Nは2以上の自然数)の第1太陽電池素子C1が含まれる場合には、N個の第1太陽電池素子C1が電気的に直列に接続されていれば、第1太陽電池部SL1の出力電圧が大きくなり得る。
図3(a)および図3(b)には、第2方向(+Y方向)に沿って複数個(ここでは7個)の第1太陽電池素子C1がならんでいる例が示されている。ここでは、例えば、各第1太陽電池素子C1が、第1方向(+X方向)に沿った長手方向を有する細長い形状を有している。ここで、例えば、仮に第1太陽電池素子C1の第2方向における幅が数mmから1cm程度であれば、第1太陽電池部SL1には数十個から数百個の第1太陽電池素子C1がならび得る。そして、例えば、第1方向が水平方向である場合が考えられる。この場合には、電信柱および樹木などの縦長の物体によって生じる第2方向に沿って延びる影が太陽電池モジュール1上に形成されても、一部の第1太陽電池素子C1に照射される光の量が他の第2太陽電池素子C2よりも著しく低下する不具合が生じにくい。このため、例えば、複数の第1太陽電池素子C1を電気的に直列に接続することで、第1太陽電池部SL1におけるある程度高い出力電圧を実現することが可能でありながら、第1太陽電池部SL1における出力の著しい低下が生じにくい。
各第1太陽電池素子C1は、例えば、図3(b)で示されるように、第1電極層1aと、半導体層1bと、第2電極層1cと、を有している。また、第1太陽電池部SL1には、例えば、図3(b)で示されるように、隣り合う第1太陽電池素子C1の間に、直列接続部4が存在している。
ここで、例えば、第1電極層1aおよび第2電極層1cが、半導体層1bよりも特定範囲の波長の光に対する透光性が高い層(透光性電極層ともいう)であれば、各第1太陽電池素子C1において、入射光が第1電極層1aおよび第2電極層1cを透過し得る。これにより、例えば、第1保護部材PR1を透過した入射光が、第1電極層1aを透過して半導体層1bに照射され得る。このとき、例えば、入射光の一部が半導体層1bで吸収され得る。ここで、入射光のうちの半導体層1bで吸収されずに半導体層1bを通過した光は、第2電極層1cを透過し、第1太陽電池部SL1から第2太陽電池部SL2に向けて出射される。
第1電極層1aは、例えば、第1保護部材PR1の−Z方向の側の第1内面Is1上に位置している。第1電極層1aは、例えば、半導体層1bにおける光の照射に応じた光電変換で生じた電荷を集めることができる。第1電極層1aの素材に、例えば、特定範囲の波長の光に対して透光性を有する透明導電性酸化物(TCO:Transparent Conductive Oxide)が適用されれば、特定範囲の波長の光が第1保護部材PR1と第1電極層1aとを透過して半導体層1bに入射され得る。TCOには、例えば、酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO:Fluorine-doped tin oxide)または酸化亜鉛(ZnO)などが含まれる。
図3(b)の例では、第1保護部材PR1の上において、7つの第1電極層1aが、+Y方向に沿って平面的にならんでいる。ここで、m番目の第1太陽電池素子C1m(mは1から6の自然数)の第1電極層1aと、(m+1)番目の第1太陽電池素子C1(m+1)の第1電極層1aとが、間隙(第1間隙ともいう)G1を挟んでならんでいる。例えば、1番目の第1太陽電池素子C11の第1電極層1aと、2番目の第1太陽電池素子C12の第1電極層1aとが、間隙(第1間隙ともいう)G1を挟んでならんでいる。各第1間隙G1は、+X方向に沿った長手方向を有している。また、第1保護部材PR1を底面とし、第1間隙G1を挟む2つの第1電極層1aの互いに対向する2つの端面を側面とする第1溝部P1が存在している。
半導体層1bは、第1電極層1aと第2電極層1cとの間に位置している。ここでは、m番目の第1太陽電池素子C1mの半導体層1bは、+Y方向における隣の(m+1)番目の第1太陽電池素子C1(m+1)のうちの第1電極層1aの−Y方向の側の端部上にかけて位置している。例えば、1番目の第1太陽電池素子C11の半導体層1bは、+Y方向における隣の2番目の第1太陽電池素子C12のうちの第1電極層1aの−Y方向の側の端部上にかけて位置している。半導体層1bは、薄膜半導体によって構成されている。ここで、薄膜半導体には、例えば、シリコン系、化合物系またはその他のタイプの半導体が採用され得る。シリコン系の薄膜系半導体には、例えば、アモルファスシリコンまたは薄膜多結晶シリコンなどを用いた半導体が適用される。化合物系の薄膜系半導体には、例えば、CIS半導体、CIGS半導体などのカルコパライト構造を有する化合物半導体、ペロブスカイト構造を有する化合物などの化合物半導体、CZTS半導体などのケステライト構造を有する化合物半導体、またはカドミウムテルル(CdTe)半導体が適用される。CIS半導体は、銅(Cu)、インジウム(In)およびセレン(Se)を含む化合物半導体である。CIGS半導体は、銅(Cu)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)およびセレン(Se)を含む化合物半導体である。その他のタイプの半導体としては、例えば、III−V族半導体が適用される。このとき、第1太陽電池素子C1は、主に可視光を吸収して光電変換に利用することができる。
第2電極層1cは、半導体層1bの上に位置している。第2電極層1cは、半導体層1bにおける光の照射に応じた光電変換で生じた電荷を集めることができる。第2電極層1cの素材には、例えば、第1電極層1aの素材と同様に、特定範囲の波長の光に対して透光性を有する素材が適用される。第2電極層1cの素材として、例えば、第1電極層1aと同様に、特定範囲の波長の光に対して透光性を有する透明導電性酸化物(TCO)が採用され得る。TCOには、例えば、ITO、FTOまたはZnOなどが含まれる。
図3(b)の例では、7つの第2電極層1cが、+Y方向に沿って平面的にならんでいる。ここでは、m番目の第1太陽電池素子C1mの第2電極層1cと、(m+1)番目の第1太陽電池素子C1(m+1)の第2電極層1cとが、間隙(第2間隙ともいう)G2を挟んでならんでいる。例えば、1番目の第1太陽電池素子C11の第2電極層1cと、2番目の第1太陽電池素子C12の第2電極層1cとが、間隙(第2間隙)G2を挟んでならんでいる。各第2間隙G2は、+X方向に沿った長手方向を有している。また、各第2間隙G2は、第1電極層1aを底面とする第3溝部P3を構成している。各第1太陽電池素子C1において、第1電極層1aよりも第2電極層1cの方が+Y方向に飛び出している。別の観点から言えば、第2間隙G2は、第1間隙G1よりも第2方向(+Y方向)にずれた位置に存在している。
直列接続部4は、複数の第1太陽電池素子C1のうちの隣り合う2つの第1太陽電池素子C1を電気的に直列に接続している。図3(b)の例では、m番目の直列接続部4mは、半導体層1bを貫通するように位置している。そして、m番目の直列接続部4mは、m番目の第1太陽電池素子C1mと(m+1)番目の第1太陽電池素子C1(m+1)とを電気的に接続している。例えば、1番目の直列接続部41が、1番目の第1太陽電池素子C11と2番目の第1太陽電池素子C12とを電気的に接続している。より具体的には、m番目の直列接続部4mは、m番目の第1太陽電池素子C1mの第2電極層1cと(m+1)番目の第1太陽電池素子C1(m+1)の第1電極層1aとを電気的に接続している。例えば、1番目の直列接続部41は、1番目の第1太陽電池素子C11の第2電極層1cと2番目の第1太陽電池素子C12の第1電極層1aとを電気的に接続している。これにより、複数の第1太陽電池素子C1が電気的に直列に接続され得る。また、直列接続部4は、半導体層1bの端面を両側面とし、第1電極層1aの−Z方向の面を底面とする第2溝部P2内に存在している。各第2溝部P2は、+X方向に沿った長手方向を有する。そして、この第2溝部P2に直列接続部4が充填されている状態で位置している。
1番目の第1太陽電池素子C11では、第1電極層1aが、半導体層1bおよび第2電極層1cよりも、−Y方向に突出している部分(第1突出部とも言う)1aeを有している。7番目の第1太陽電池素子C17では、半導体層1bおよび第2電極層1cは、第1電極層1aよりも+Y方向に突出している。そして、第7の第1太陽電池素子C17では、第2電極層1cが、第1電極層1aおよび半導体層1bよりも、+Y方向に突出している部分(第2突出部とも言う)1ceを有している。
第1突出部1ae上には、第1極性の出力用の配線材L1(第1配線材L1pともいう)が電気的に接続されている。ここでは、例えば、1番目の第1太陽電池素子C11の−Y方向の側の端辺に沿って、第1配線材L1pが位置している。第2突出部1ce上には、第2極性の出力用の配線材L1(第2配線材L1nともいう)が電気的に接続されている。ここでは、例えば、7番目の第1太陽電池素子C17の+Y方向の側の端辺に沿って、第2配線材L1nが位置している。また、例えば、第1極性が正極であれば、第2極性が負極となる。例えば、第1極性が負極であれば、第2極性が正極となる。
<1−1−3.第2太陽電池部>
第2太陽電池部SL2は、第1太陽電池部SL1と第2保護部材PR2との間に位置している。図4で示されるように、第2太陽電池部SL2は、例えば、複数の太陽電池素子(第2太陽電池素子ともいう)C2を有している。第2太陽電池部SL2では、例えば、複数の第2太陽電池素子C2が平面的に配列された状態で位置している。各第2太陽電池素子C2は、例えば、図5(a)および図5(b)で示されるように、半導体基板Su2を含んでいる。
また、例えば、複数の第2太陽電池素子C2は、タブ線W2によって電気的に直列に接続されている。ここで、平面的に配列とは、仮想あるいは実際の平面に沿って、各第2太陽電池素子C2が位置しており且つ複数の第2太陽電池素子C2が配列していることを意味する。第1実施形態では、複数の第2太陽電池素子C2は、第2保護部材PR2の表面に沿ってならんでいる。ここで、例えば、第2太陽電池部SL2にn個(nは2以上の自然数)の第2太陽電池素子C2が含まれる場合には、n個の第2太陽電池素子C2が電気的に直列に接続されていれば、第2太陽電池部SL2の出力電圧が大きくなり得る。
各第2太陽電池素子C2は、光エネルギーを電気エネルギーに変換することができる。図5(a)および図5(b)で示されるように、第2太陽電池素子C2は、+Z方向を向いた面(第1素子面ともいう)Sf1と、この第1素子面Sf1の裏側に位置している−Z方向を向いた面(第2素子面ともいう)Sf2と、を有している。第2太陽電池素子C2では、例えば、第1素子面Sf1が主として光が入射される受光面として使用され、第2素子面Sf2が主として光が入射されない非受光面として使用される。
図5(a)および図5(b)の例では、各第2太陽電池素子C2は、例えば、半導体基板Su2と、表面側バスバー電極EL1と、フィンガー電極EL2と、取出電極(裏面側バスバー電極とも言う)EL3と、集電電極EL4と、を有する。
半導体基板Su2には、例えば、結晶シリコンなどの結晶系の半導体、アモルファスシリコンなどの非晶質系の半導体、銅とインジウムとガリウムとセレンの4種類の元素を用いた化合物半導体、カドミウムテルルを用いた化合物半導体などが適用され得る。具体的には、半導体基板Su2は、主として一導電型を有する領域と、逆導電型層と、を備えている。逆導電型層は、例えば、半導体基板Su2の+Z側の第1素子面Sf1側に位置しており且つこの半導体基板Su2の一導電型とは逆の導電型を有している。例えば、逆導電型層上のうち、表面側バスバー電極EL1およびフィンガー電極EL2が形成されていない領域には、反射防止層としての絶縁層が位置している。
表面側バスバー電極EL1およびフィンガー電極EL2は、例えば、半導体基板Su2のうちの第1素子面Sf1側の面上に位置している。図5(a)の例では、第1素子面Sf1側に、略平行な複数本(ここでは2本)の表面側バスバー電極EL1が位置しており、略平行な多数本のフィンガー電極EL2が、2本の表面側バスバー電極EL1に略直交するように位置している。
裏面側バスバー電極EL3および集電電極EL4は、例えば、半導体基板Su2のうちの第2素子面Sf2側の面上に位置している。図5(b)の例では、第2素子面Sf2側に、略平行な2本の仮想線に沿って複数列(ここでは2列)の裏面側バスバー電極EL3が位置している。また、集電電極EL4が、第2素子面Sf2側において、裏面側バスバー電極EL3と集電電極EL4とが重畳することで接続されている部分を除き、裏面側バスバー電極EL3が形成されていない領域の略全面に位置している。各裏面側バスバー電極EL3は、例えば、一列にならぶ4つの電極によって構成される。
タブ線W2は、例えば、ある1つの第2太陽電池素子C2の表面側バスバー電極EL1と、この1つの第2太陽電池素子C2と隣接する他の1つの第2太陽電池素子C2の裏面側バスバー電極EL3と、を電気的に接続している状態で位置している。これにより、例えば、第2太陽電池部SL2に含まれる複数の第2太陽電池素子C2が電気的に直列に接続され得る。図5(a)および図5(b)の例では、各第2太陽電池素子C2に対して取り付けられるタブ線W2の外縁が仮想的に二点鎖線で描かれている。タブ線W2は、例えば、線状あるいは帯状の導電性を有する金属製の配線である。このタブ線W2としては、例えば、厚さが0.1mmから0.2mm程度であり且つ幅が1mmから2mm程度である銅箔の全面にはんだが被覆されたものが採用され得る。タブ線W2は、例えば、はんだ付けなどによって、表面側バスバー電極EL1および裏面側バスバー電極EL3に電気的に接続される。
第2太陽電池部SL2では、電気的に直列に接続されている複数の太陽電池素子C2における第1端部の太陽電池素子C2の裏面側バスバー電極EL3には、第1極性の出力用の配線材L2(第3配線材L2pともいう)が電気的に接続されている。また、複数の太陽電池素子C2における第2端部の太陽電池素子C2の表面側バスバー電極EL1には、第2極性の出力用の配線材L2(第4配線材L2nともいう)が電気的に接続されている。ここで、例えば、第1極性が正極であれば、第2極性が負極となり、第1極性が負極であれば、第2極性が正極となる。配線材L2には、例えば、タブ線W2と同様なものが適用され得る。
<1−1−4.第2保護部材>
第2保護部材PR2は、例えば、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2を裏面1bs側から保護することができる。第2保護部材PR2は、特定範囲の波長の光に対する透光性を有していてもよいし、有していなくてもよい。ここで、第2保護部材PR2の素材に、例えば、第1保護部材PR1と同様に、ガラスあるいはアクリルまたはポリカーボネートなどの樹脂が適用されれば、第2保護部材PR2における低い透湿度と特定範囲の波長の光に対する透光性とが実現される。第2保護部材PR2には、例えば、第1保護部材PR1と同様に、厚さが1mmから5mm程度の平板状のものが適用される。上記構成を有する第2保護部材PR2は、例えば、剛性と低い透湿度とによって、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2を裏面1bs側から保護することができる。図6の例では、第1保護部材PR1は、裏面1bs側から平面視した場合に、長方形状の外形を有している。また、第2保護部材PR2は、例えば、出力配線部L3が挿通されている状態で位置させることが可能な貫通孔HL1を有している。この貫通孔HL1は、第2保護部材PR2の厚さ方向において、この第2保護部材PR2を貫通している状態で位置している。
<1−1−5.並列接続部>
並列接続部Cn1は、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1に位置している。この並列接続部Cn1は、第1太陽電池部SL1と第2太陽電池部SL2とを電気的に並列に接続している。
ところで、第1実施形態では、例えば、第1太陽電池部SL1と並列接続部Cn1とを電気的に接続している1以上の配線の経路(第1配線経路ともいう)R1が存在している。第1配線経路R1には、例えば、第1極性に係る第1配線材L1pおよび第2極性に係る第2配線材L1nなどの配線材L1が含まれている。また、例えば、第2太陽電池部SL2と並列接続部Cn1とを電気的に接続している1以上の配線の経路(第2配線経路ともいう)R2が存在している。第2配線経路R2には、例えば、第1極性に係る第3配線材L2pおよび第2極性に係る第4配線材L2nなどの配線材L2が含まれている。
図1(a)および図1(b)の例では、並列接続部Cn1は、第1極性に係る第1並列接続部分Cn1pと、第2極性に係る第2並列接続部分Cn1nと、を有している。
第1並列接続部分Cn1pは、第1太陽電池部SL1に接続されている第1極性に係る第1配線材L1pと、第2太陽電池部SL2に接続されている第1極性に係る第3配線材L2pと、を電気的に接続している。図1(a)および図1(b)の例では、第1配線材L1pは、電圧変換部Cv1の第1極性の入力端子に接続されており、電圧変換部Cv1の第1極性の出力端子が配線材W3(具体的には、第5配線材W3p)によって第1並列接続部分Cn1pに接続されている。また、第3配線材L2pは、第1並列接続部分Cn1pに直接接続されている。
第2並列接続部分Cn1nは、第1太陽電池部SL1に接続されている第2極性に係る第2配線材L1nと、第2太陽電池部SL2に接続されている第2極性に係る第4配線材L2nと、を電気的に接続している。図1(a)および図1(b)の例では、第2配線材L1nは、電圧変換部Cv1の第2極性の入力端子に接続されており、電圧変換部Cv1の第2極性の出力端子が配線材W3(具体的には、第6配線材W3n)によって第2並列接続部分Cn1nに接続されている。また、第4配線材L2nは、第2並列接続部分Cn1nに直接接続されている。
<1−1−6.電圧変換部>
電圧変換部Cv1は、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1に位置している。第1実施形態では、電圧変換部Cv1は、第1太陽電池部SL1と並列接続部Cn1とを電気的に接続している第1配線経路R1に存在している。この電圧変換部Cv1は、第1太陽電池部SL1の出力電圧(第1出力電圧ともいう)の大きさを変換することができる。具体的には、電圧変換部Cv1は、第1太陽電池部SL1の第1出力電圧を増加あるいは減少させることで、第2太陽電池部SL2の第2出力電圧の大きさに近づけることができる。これにより、例えば、電圧変換部Cv1によって第1太陽電池部SL1の第1出力電圧と第2太陽電池部SL2の第2出力電圧とを整合させることができる。このため、例えば、第1太陽電池部SL1と第2太陽電池部SL2とが電気的に並列に接続されても、太陽電池モジュール1の出力電圧の損失が生じにくい。
ここでは、例えば、電圧変換部Cv1は、例えば、第1出力電圧が予め設定された目標電圧となるように、第1出力電圧を増加あるいは減少させることができる。例えば、設計上、第1出力電圧が第2出力電圧よりも大きくなる場合には、電圧変換部Cv1には、第1出力電圧が第2出力電圧に近づくように第1出力電圧を減少させる回路構成が採用される。また、例えば、設計上、第1出力電圧が第2出力電圧よりも小さくなる場合には、電圧変換部Cv1には、第1出力電圧が第2出力電圧に近づくように第1出力電圧を増加させる回路構成が採用される。
電圧変換部Cv1は、例えば、一対の入力端子と、一対の出力端子と、を有する。一対の入力端子には、第1極性の入力端子と、第2極性の入力端子と、が含まれる。一対の出力端子には、第1極性の出力端子と、第2極性の出力端子と、が含まれる。電圧変換部Cv1には、例えば、直流電圧を目標とする直流電圧に変換するコンバータ(DC/DCコンバータともいう)が適用される。DC/DCコンバータの方式には、例えば、スイッチング方式あるいはリニア方式などが適用される。
上述したように、第1実施形態では、電圧変換部Cv1は、第1出力電圧および第2出力電圧のうちの第1出力電圧のみを変換している。換言すれば、第1配線経路R1および第2配線経路R2のうちの第1配線経路R1のみに存在している。このため、電圧変換部Cv1の電子回路の構成が複雑になりにくく、電圧変換部Cv1の小型化が図られ得る。その結果、太陽電池モジュール1の有効面積の向上が図られ得る。すなわち、太陽電池モジュール1の出力の向上が図られ得る。
ここで、例えば、電圧変換部Cv1が、第1保護部材PR1のうちの第2保護部材PR2に対向するように存在している第1内面Is1上に位置している部分を有している構成が考えられる。このような構成が採用されれば、例えば、太陽電池パネルPN1の製造時に、予め第1保護部材PR1上に電圧変換部Cv1の一部あるいは全部を形成しておくことが可能である。その結果、太陽電池モジュール1を容易に製造することができる。この場合には、例えば、第1保護部材PR1上に電圧変換部Cv1に係る電子部品が実装されていてもよいし、第1保護部材PR1上に電圧変換部Cv1に係る電子回路がプリントされていてもよい。
また、ここで、例えば、電圧変換部Cv1が、第1保護部材PR1と第1太陽電池部SL1との間に位置していなくもよい。第1保護部材PR1から第1太陽電池部SL1へ向かう光が電圧変換部Cv1によって遮られにくくなる。これにより、太陽電池モジュール1の出力が低下しにくい。この場合には、例えば、電圧変換部Cv1において第1保護部材PR1と第1太陽電池部SL1との間に位置している部分が減少すれば減少する程、第1保護部材PR1から第1太陽電池部SL1へ向かう光が電圧変換部Cv1によって遮られにくくなる。そして、例えば、電圧変換部Cv1のうちの第1保護部材PR1と第1太陽電池部SL1との間に位置している部分が存在していなければ、第1保護部材PR1から第1太陽電池部SL1へ向かう光が電圧変換部Cv1によってさらに遮られにくい。
また、ここで、例えば、電圧変換部Cv1が、第1保護部材PR1と第2太陽電池部SL2との間に位置していなくてもよい。換言すれば、例えば、第1保護部材PR1を−Z方向に平面透視した場合に、電圧変換部Cv1は、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2と重なっていない状態で位置している部分を有していてもよい。この場合には、例えば、第1保護部材PR1から第2太陽電池部SL2へ向かう光が電圧変換部Cv1によって遮られにくくなる。これにより、太陽電池モジュール1の出力が低下しにくい。この場合には、例えば、電圧変換部Cv1において第1保護部材PR1と第2太陽電池部SL2との間に位置している部分が減少すれば減少する程、第1保護部材PR1から第2太陽電池部SL2へ向かう光が電圧変換部Cv1によって遮られにくくなる。そして、例えば、電圧変換部Cv1において第1保護部材PR1と第2太陽電池部SL2との間に位置している部分が存在していなくてもよい。別の観点から言えば、例えば、第1保護部材PR1を−Z方向に平面透視した場合に、電圧変換部Cv1は、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2と重なっていない状態で位置していてもよい。この場合には、例えば、第1保護部材PR1から第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2へ向かう光が電圧変換部Cv1によってさらに遮られにくい。
<1−1−7.出力配線部>
出力配線部L3は、並列接続部Cn1に電気的に接続しており、第2保護部材PR2の貫通孔HL1を介して間隙領域AR1内から間隙領域AR1外まで位置している。第1実施形態では、出力配線部L3には、例えば、第1極性に係る第1出力配線部分L3pと、第2極性に係る第2出力配線部分L3nと、が含まれている。第1出力配線部分L3pは、第1並列接続部分Cn1pに電気的に接続している。この第1出力配線部分L3pは、第2保護部材PR2の貫通孔HL1を介して間隙領域AR1内から間隙領域AR1外まで位置している。第2出力配線部分L3nは、第2並列接続部分Cn1nに電気的に接続しておいる。この第2出力配線部分L3nは、第2保護部材PR2の貫通孔HL1を介して間隙領域AR1内から間隙領域AR1外まで位置している。
ここでは、例えば、第1出力配線部分L3pおよび第2出力配線部分L3nの双方が、1つの貫通孔HL1を挿通するように位置している態様が考えられる。この態様では、例えば、貫通孔HL1内において第1出力配線部分L3pと第2出力配線部分L3nとの間にブチルゴムなどの絶縁性を有する部材が位置していれば、第1出力配線部分L3pと第2出力配線部分L3nとの短絡が生じにくい。また、ここでは、例えば、第1出力配線部分L3pおよび第2出力配線部分L3nが、互いに異なる貫通孔HL1を挿通するように位置していてもよい。
また、第1実施形態では、例えば、間隙領域AR1内で、第1太陽電池部SL1に電気的に接続された第1極性と第2極性とに係る2本の配線と、第2太陽電池部SL2に電気的に接続された第1極性と第2極性とに係る2本の配線と、が電気的に並列に接続している。これにより、4本の配線が2本の配線に減少している。このため、第2保護部材PR2の貫通孔HL1の大きさあるいは数を低減することができる。これにより、貫通孔HL1を介して太陽電池モジュール1の外部から間隙領域AR1に水分が浸入しにくい。したがって、例えば、タンデム型の太陽電池モジュール1における耐久性を向上させることができる。また、このとき、例えば、貫通孔HL1の大きさあるいは数の低減により、第2保護部材PR2の耐久性も向上し得る。
<1−1−8.封止材>
封止材F1は、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1において、第1太陽電池部SL1、第2太陽電池部SL2、電圧変換部Cv1、第1配線経路R1、第2配線経路R2および並列接続部Cn1を覆っている状態で位置している。第1実施形態では、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1に封止材F1が充填されている状態にある。封止材F1には、例えば、前面1fs側の第1封止材F1uと裏面1bs側の第2封止材F1bとが含まれている。
第1封止材F1uは、例えば、第1保護部材PR1と第2太陽電池部SL2との間の領域において第1太陽電池部SL1を覆っている。具体的には、図1(b)の例では、第1封止材F1uは、第1保護部材PR1上に位置している第1太陽電池部SL1の第2保護部材PR2側の全面を覆っている。これにより、第1太陽電池部SL1は、第1封止材F1uによって封止され得る。また、第1封止材F1uは、例えば、第2太陽電池部SL2の第1保護部材PR1側の全面を覆っている状態で位置している。換言すれば、図1(b)の例では、第1封止材F1uは、第1保護部材PR1および第1太陽電池部SL1と第2太陽電池部SL2との間に充填されている。
また、第1封止材F1uは、透光性を有している。これにより、例えば、第1保護部材PR1を透過して入射される光のうち、第1太陽電池部SL1で吸収されずに、第1太陽電池部SL1を透過した光が、第1封止材F1uを透過し得る。第1封止材F1uの素材としては、例えば、特定範囲の波長の光に対する透光性が優れたエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、トリアセチルセルロース(TAC)あるいはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂などが採用され得る。第1封止材F1uは、例えば、2種類以上の素材によって構成されていてもよい。
第2封止材F1bは、例えば、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間の領域において第2太陽電池部SL2の第2保護部材PR2側の全面を覆っている状態で位置している。具体的には、図1(b)の例では、第2封止材F1bは、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間に充填されている。これにより、第2太陽電池部SL2は、第1封止材F1uと第2封止材F1bとによって挟み込まれるように囲まれている。その結果、第2太陽電池部SL2は、封止材F1によって封止され得る。
また、第2封止材F1bは、透光性を有していても、有していなくてもよい。ここで、例えば、第2封止材F1bも透光性を有していれば、第2太陽電池部SL2は、第2保護部材PR2側からの光も受光することができる。このとき、第2太陽電池部SL2の出力が高まり得る。第2封止材F1bの素材には、例えば、第1封止材F1uと同様な素材が適用され得る。
<1−1−9.パッキング部>
パッキング部Pk0は、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1のうちの外周部に沿って位置している。別の観点から言えば、パッキング部Pk0は、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の間隙領域AR1のうち、外部空間に対して開口している環状に位置している部分(開口部分ともいう)に沿って位置している。パッキング部Pk0は、例えば、第1保護部材PR1から第2保護部材PR2に至る領域を埋めるように位置している。パッキング部Pk0は、封止材F1よりも低い透湿度を有している。このため、パッキング部Pk0は、例えば、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間の領域のうちの外周部に沿った部分を封止することができる。このようなパッキング部Pk0の存在により、例えば、太陽電池モジュール1の外部から第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2に向けた水分などの浸入が低減され得る。その結果、例えば、太陽電池モジュール1における長期間の耐久性が高まり得る。
パッキング部Pk0の素材には、例えば、ブチル系の樹脂、ポリイソプロピレン系の樹脂またはアクリル系の樹脂などが適用される。パッキング部Pk0の素材は、例えば、透湿度が低い素材であれば、銅もしくはハンダなどの金属あるいはガラスなどの非金属を含むものでもよい。例えば、パッキング部Pk0は、銅箔をハンダ付けで接着したものであってもよいし、ガラスをレーザーなどで溶融させた後に凝固させたものであってもよい。
<1−2.端子ボックス>
端子ボックスJb1は、例えば、太陽電池パネルPN1の裏面1bs上に位置している。端子ボックスJb1は、例えば、シリコーン系の樹脂などの接着剤で裏面1bs上に固定されている。端子ボックスJb1は、例えば、出力配線部L3と電気的に接続されている。端子ボックスJb1は、例えば、内部空間において、第1極性に係る端子(第1端子ともいう)と第2極性に係る端子(第2端子ともいう)とを有している。第1端子には、例えば、出力配線部L3の第1出力配線部分L3pが接続されている。第2端子には、例えば、出力配線部L3の第2出力配線部分L3nが接続されている。また、端子ボックスJb1は、例えば、内部空間から外部空間まで伸びるように位置している、第1極性に係るケーブル(第1ケーブルともいう)と第2極性に係るケーブル(第2ケーブルともいう)とを有している。第1ケーブルは、例えば、第1端子に電気的に接続されている。第2ケーブルは、例えば、第2端子に電気的に接続されている。これにより、端子ボックスJb1は、例えば、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2における発電で得られた電気をケーブルなどで外部に出力することができる。換言すれば、端子ボックスJb1は、例えば、太陽電池パネルPN1における発電で得られた電気を外部に出力することができる。ここで、端子ボックスJb1には、例えば、電気を使用する用途に応じて、出力電圧を調整するためのDC−DCコンバータが位置していてもよい。
<1−3.太陽電池モジュールの製造方法>
太陽電池パネルPN1の製造方法の一例について、図7(a)および図7(b)に基づいて説明する。ここでは、例えば、以下の第1工程から第7工程を順に実施することで、太陽電池パネルPN1を製造することができる。
第1工程では、例えば、第1保護部材PR1を準備する。ここでは、例えば、第1保護部材PR1として、長方形状の表裏面を有する平板状のガラス板などが準備される。
第2工程では、例えば、第1太陽電池部SL1を配置する。ここでは、例えば、第1保護部材PR1の一方の盤面上に第1太陽電池部SL1を形成する。具体的には、例えば、第1保護部材PR1の一方の盤面上に、第1電極層1aと、複数の第1溝部P1(第1間隙G1)と、半導体層1bと、複数の第2溝部P2と、第2電極層2cおよび直列接続部4と、複数の第3溝部P3(第2間隙G2)と、がこの記載順に形成される。ここでは、第1電極層1aは、例えば、第1保護部材PR1の一方の盤面上に対するスパッタリングまたは蒸着などによる金属層の成膜によって形成され得る。複数の第1溝部P1は、例えば、レーザーの照射などによる第1電極層1aの分離で形成され得る。半導体層1bは、例えば、第1電極層1a上に対する原料液の塗布および熱処理などで形成され得る。複数の第2溝部P2は、例えば、スクライビングなどによる半導体層1bの分離で形成され得る。第2電極層2cおよび直列接続部4は、例えば、半導体層1b上に対するスパッタリングまたは蒸着などで形成され得る。この第2工程では、例えば、薄い透明基板上に形成された第1太陽電池部SL1が第1保護部材PR1の一方の盤面上に配置されてもよい。
第3工程では、例えば、電圧変換部Cv1を配置する。ここでは、例えば、第1保護部材PR1の一方の盤面上に電圧変換部Cv1を配置あるいは形成する。具体的には、例えば、第1保護部材PR1の一方の盤面上に、電圧変換部Cv1の電子回路を有する電子部品を取り付けるか、あるいは電圧変換部Cv1の電子回路をプリントなどで形成する。このとき、電圧変換部Cv1には、配線材W3および出力配線部L3となる配線材W0が電気的に接続される。具体的には、電圧変換部Cv1の第1極性に係る出力端子に、第5配線材W3pおよび第1出力配線部分L3pとなる第7配線材W0pが電気的に接続される。電圧変換部Cv1の第2極性に係る出力端子に、第6配線材W3nおよび第2出力配線部分L3nとなる第8配線材W0nが電気的に接続される。
第4工程では、例えば、第1太陽電池部SL1に対して配線材L1を配置する。ここでは、例えば、図3(a)および図3(b)で示されたように、1番目の第1太陽電池素子C11の−Y方向の側の一辺に沿った第1突出部1ae上に第1配線材L1pを配置する。このとき、例えば、第1突出部1ae上に第1配線材L1pがはんだ付けなどで接続される。また、例えば、図3(a)および図3(b)で示されたように、7番目の第1太陽電池素子C17の+Y方向の側の一辺に沿った第2突出部1ce上に第2配線材L1nを配置する。このとき、例えば、第2突出部1ce上に第2配線材L1nがはんだ付けなどで接続される。この第4工程では、例えば、電圧変換部Cv1の第1入力端子に第1配線材L1pがはんだ付けなどで接続される。また、例えば、電圧変換部Cv1の第2入力端子に第2配線材L1nがはんだ付けなどで接続される。これにより、第1太陽電池部SL1が配線材L1によって電圧変換部Cv1に電気的に接続される。
第5工程では、例えば、第2太陽電池部SL2を準備する。ここでは、例えば、まず、複数の第2太陽電池素子C2を作成する。次に、例えば、複数の第2太陽電池素子C2を平面的に配列しつつ、複数の第2太陽電池素子C2をタブ線W2によって電気的に直列に接続する。このとき、例えば、図4で示されたように、電気的に直列に接続された複数の第2太陽電池素子C2のうちの第1端の第2太陽電池素子C2に、電気を取り出すための第3配線材L2pがはんだ付けなどで接続される。このとき、例えば、図4で示されたように、電気的に直列に接続された複数の第2太陽電池素子C2のうちの第2端の第2太陽電池素子C2に、電気を取り出すための第4配線材L2nがはんだ付けなどで接続される。
第6工程では、例えば、図7(a)および図7(b)に示されるように、第1太陽電池部SL1および電圧変換部Cv1が配置された第1保護部材PR1、第1シートSh1、環状シートSc1、第2太陽電池部SL2、第2シートSh2および第2保護部材PR2をこの記載順に積層される。これにより、積層体SB1が形成される。ここで、例えば、第2太陽電池部SL2に接続されている第3配線材L2pが第7配線材W0pにはんだ付けなどで接続されて第1並列接続部分Cn1pが形成される。このとき、第7配線材W0pが第5配線材W3pおよび第1出力配線部分L3pとなる。また、ここで、例えば、第2太陽電池部SL2に接続されている第4配線材L2nが第8配線材W0nにはんだ付けなどで接続されて第2並列接続部分Cn1nが形成される。このとき、第8配線材W0nが第6配線材W3nおよび第2出力配線部分L3nとなる。また、このとき、例えば、第1出力配線部分L3pおよび第2出力配線部分L3nは、それぞれ第1シートSh1の貫通孔H1、第2シートSh2の貫通孔H2および第2保護部材PR2の貫通孔HL1に挿通されている状態とされる。
ここで、第1シートSh1は、例えば、第1封止材F1uの素になる樹脂(EVAなど)製のシートである。環状シートSc1は、例えば、パッキング部Pk0の素になる樹脂(ブチル系の樹脂など)のシートである。第2シートSh2は、例えば、第2封止材F1bの素になる樹脂(EVAなど)のシートである。ここで、例えば、第1保護部材PR1の外縁部に沿った環状の部分の上に、加熱によって溶融または半溶融の状態とされた樹脂が直接塗布されることで環状シートSc1が形成されてもよい。
第7工程では、例えば、第6工程で形成された積層体SB1を対象としたラミネート処理を行う。ここでは、例えば、ラミネート装置(ラミネータ)が用いられて、積層体SB1が一体化される。例えば、ラミネータでは、チャンバー内のヒーター盤上に積層体SB1が載置され、チャンバー内が50Paから150Pa程度まで減圧されつつ、積層体SB1が100℃から200℃程度まで加熱される。このとき、第1シートSh1、環状シートSc1および第2シートSh2が加熱によってある程度流動可能な状態となる。この状態で、チャンバー内において、積層体SB1が、ダイヤフラムシートなどで押圧され、積層体SB1が一体化した状態となる。これにより、図1(b)で示されたような太陽電池パネルPN1が形成される。
その後、例えば、太陽電池パネルPN1の裏面1bs端子ボックスJb1が取り付けられる。このとき、例えば、第1出力配線部分L3pが、端子ボックスJb1内の第1端子に接続される。また、例えば、第2出力配線部分L3nが、端子ボックスJb1内の第2端子に接続される。また、このとき、例えば、太陽電池パネルPN1の側面に沿って、アルミニウム製のフレームが取り付けられてもよい。このとき、例えば、太陽電池パネルPN1の側面とフレームとの間にブチル系の樹脂などの透湿度が低い封止材が充填されてもよい。これにより、太陽電池モジュール1が形成される。
<1−4.第1実施形態のまとめ>
第1実施形態に係る太陽電池モジュール1では、例えば、間隙領域AR1内において電圧変換部Cv1によって第1太陽電池部SL1の第1出力電圧と第2太陽電池部SL2の第2出力電圧とを整合させることができる。これにより、例えば、第1太陽電池部SL1と第2太陽電池部SL2との並列接続による出力電圧の損失が低減され得る。また、例えば、間隙領域AR1内で、第1太陽電池部SL1に電気的に接続された第1極性および第2極性に係る2本の配線と、第2太陽電池部SL2に電気的に接続された第1極性および第2極性に係る2本の配線と、が電気的に並列に接続されている。これにより、例えば、4本の配線が2本の配線に減少し得る。このため、第2保護部材PR2の貫通孔HL1の大きさあるいは数を低減することができる。これにより、貫通孔HL1を介した太陽電池モジュール1の外部から間隙領域AR1への水分の浸入が低減され得る。したがって、例えば、タンデム型の太陽電池モジュール1における耐久性を向上させることができる。
<2.他の実施形態>
本開示は上述の第1実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良などが可能である。
<2−1.第2実施形態>
上記第1実施形態において、例えば、図8で示されるように、上記第1実施形態に係る太陽電池モジュール1を基本構成として、電圧変換部Cv1が、電圧変換部Cv1Aに変更された、太陽電池モジュール1Aとされてもよい。電圧変換部Cv1Aは、第1電圧変換部分Cv11と、第2電圧変換部分Cv12と、を含む。第1電圧変換部分Cv11は、第1配線経路R1に存在し、第1出力電圧の大きさを変換することができる。第2電圧変換部分Cv12は、第2配線経路R2に存在し、第2出力電圧の大きさを変換することができる。具体的には、第1電圧変換部分Cv11は、例えば、第1出力電圧が予め設定された目標電圧となるように第1出力電圧を増加あるいは減少させることができる。第2電圧変換部分Cv12は、例えば、第2出力電圧が予め設定された目標電圧となるように第2出力電圧を増加あるいは減少させることができる。このような構成では、例えば、電圧変換部Cv1A内に並列接続部Cn1が含まれていてもよい。このとき、電圧変換部Cv1Aは、4つの入力端子と、2つの出力端子と、を有している。
上記構成によれば、例えば、第1出力電圧および第2出力電圧のそれぞれが調整される。このため、第1出力電圧および第2出力電圧の少なくとも一方が変動しても、電圧変換部Cv1Aによって第1出力電圧と第2出力電圧とを整合させることができる。これにより、例えば、第1太陽電池部SL1と第2太陽電池部SL2との並列接続による出力電圧の損失が低減され得る。その結果、例えば、タンデム型の太陽電池モジュール1における出力を向上させることができる。
また、図8の例では、第1電圧変換部分Cv11および第2電圧変換部分Cv12を含む電圧変換部Cv1Aが、第1保護部材PR1のうちの第2保護部材PR2に対向するように存在している第1内面Is1上に位置している部分を有している。このような構成が採用されれば、例えば、太陽電池パネルPN1の製造時に、予め第1保護部材PR1上に電圧変換部Cv1Aの一部あるいは全部を形成しておくことが可能である。その結果、太陽電池モジュール1Aを容易に製造することができる。
<2−2.第3実施形態>
上記第2実施形態において、例えば、図9で示されるように、上記第2実施形態に係る太陽電池モジュール1Aを基本構成として、電圧変換部Cv1Aが、電圧変換部Cv1Bに変更された、太陽電池モジュール1Bとされてもよい。電圧変換部Cv1Bは、例えば、第2実施形態に係る電圧変換部Cv1Aを基本構成として、第2電圧変換部分Cv12が第2保護部材PR2のうちの第1保護部材PR1に対向するように存在している面(第2内面ともいう)Is2上に位置している。第1電圧変換部分Cv11は、第1内面Is1上に位置している。換言すれば、電圧変換部Cv1Bは、第2保護部材PR2のうちの第1保護部材PR1に対向するように存在している第2内面Is2上に位置している部分を有している。このような構成が採用されれば、例えば、予め第2保護部材PR2上に電圧変換部Cv1Bの少なくとも一部を形成しておくことが可能である。このため、太陽電池モジュール1Bを容易に製造することができる。図9の例では、第2電圧変換部分Cv12には第1極性および第2極性に係る2つの出力端子が存在している。そして、第1極性に係る出力端子が、配線を介して第1並列接続部分Cn1pに電気的に接続されている。また、第2極性に係る出力端子が、配線を介して第2並列接続部分Cn1nに電気的に接続されている。
<2−3.第4実施形態>
上記第3実施形態において、例えば、図10で示されるように、上記第3実施形態に係る太陽電池モジュール1Bを基本構成として、電圧変換部Cv1Bが、電圧変換部Cv1Cに変更された、太陽電池モジュール1Cとされてもよい。電圧変換部Cv1Cは、例えば、第3実施形態に係る電圧変換部Cv1Bを基本構成として、第1電圧変換部分Cv11が削除された構成を有している。図10の例では、第1配線材L1pが第1並列接続部分Cn1pに直接接続されている。また、第2配線材L1nが第2並列接続部分Cn1nに直接接続されている。
ここで、例えば、上記第1実施形態および第4実施形態のように、電圧変換部Cv1,Cv1Cが、第1配線経路R1または第2配線経路R2に存在している構成では、第1出力電圧および第2出力電圧のうちの一方の出力電圧の大きさのみが変換される。このとき、電圧変換部Cv1,Cv1Cの電子回路の構成が複雑になりにくい。このため、電圧変換部Cv1,Cv1Cの小型化が図られ得る。その結果、太陽電池モジュール1,1Cの有効面積が向上し、太陽電池モジュール1,1Cの出力が向上し得る。また、ここで、別の観点から言えば、電圧変換部Cv1,Cv1A,Cv1B,Cv1Cは、第1配線経路R1および第2配線経路R2の少なくとも一方の配線経路に存在していてもよい。この場合には、電圧変換部Cv1,Cv1A,Cv1B,Cv1Cは、第1出力電圧および第2出力電圧のうちの少なくとも一方の出力電圧の大きさを変換することができる。
<2−4.第5実施形態>
上記第3実施形態において、例えば、図11で示されるように、上記第3実施形態に係る太陽電池モジュール1Bを基本構成として、電圧変換部Cv1Bが、電圧変換部Cv1Dに変更された、太陽電池モジュール1Dとされてもよい。電圧変換部Cv1Dは、例えば、上記第3実施形態に係る電圧変換部Cv1Bを基本構成として、第2電圧変換部分Cv12が、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間に位置している。このような構成が採用されれば、例えば、電圧変換部Cv1Dの存在によって太陽電池モジュール1Dの有効面積が減少しにくい。このため、太陽電池モジュール1Dの出力が低下しにくい。
<2−5.第6実施形態>
上記第4実施形態において、例えば、図12で示されるように、上記第4実施形態に係る太陽電池モジュール1Cを基本構成として、電圧変換部Cv1Cが、電圧変換部Cv1Eに変更された、太陽電池モジュール1Eとされてもよい。電圧変換部Cv1Eは、例えば、上記第4実施形態に係る電圧変換部Cv1Cを基本構成として、第2電圧変換部分Cv12が、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間に位置している。このような構成が採用されれば、例えば、電圧変換部Cv1Eの存在によって太陽電池モジュール1Eの有効面積が減少しにくい。このため、太陽電池モジュール1Eの出力が低下しにくい。図12の例では、電圧変換部Cv1Eの全ての部分が、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間に位置している。
<2−6.第7実施形態>
上記第5実施形態において、例えば、図13で示されるように、上記第5実施形態に係る太陽電池モジュール1Dを基本構成として、電圧変換部Cv1Dが、電圧変換部Cv1Fに変更された、太陽電池モジュール1Fとされてもよい。電圧変換部Cv1Fは、例えば、上記第5実施形態に係る電圧変換部Cv1Dを基本構成として、第2電圧変換部分Cv12に加えて、第1電圧変換部分Cv11も、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間に位置している。このような構成が採用されれば、例えば、電圧変換部Cv1Fの存在によって太陽電池モジュール1Fの有効面積が減少しにくい。このため、太陽電池モジュール1Fの出力が低下しにくい。図13の例では、電圧変換部Cv1Fの全ての部分が、第2太陽電池部SL2と第2保護部材PR2との間に位置している。
<2−7.第8実施形態>
上記各実施形態において、例えば、図14(a)および図14(b)で示されるように、第2保護部材PR2には、貫通孔HL1の代わりに、該第2保護部材PR2の端面部に位置している欠け部W0が存在していてもよい。ここで、欠け部W0は、第2保護部材PR2を平面透視した場合に、第2保護部材PR2の少なくとも一辺に沿った一部において、第1保護部材PR1を基準として欠けている部分である。図14(a)および図14(b)の例では、第2保護部材PR2の端面部は、欠け部W0の一例としての凹部Rs1を有している。凹部Rs1は、第2内面Is2に沿った方向(例えば、+X方向)に凹んでいる状態で位置している。別の観点から言えば、凹部Rs1は、第2保護部材PR2を平面視した場合に、第2保護部材PR2の少なくとも一辺に位置している。この凹部Rs1は、第2内面Is2側の開口(第1開口ともいう)と、裏面1bs側の開口(第2開口ともいう)と、を有している。換言すれば、凹部Rs1は、裏面1bsから第2内面Is2に至るまで第2保護部材PR2を貫通している。凹部Rs1の幅(ここでは、+Y方向の幅)は、例えば、数mmから10mm程度に設定される。凹部Rs1の深さ(ここでは、+X方向の深さ)は、例えば、1mmから5mm程度に設定される。凹部Rs1は、グラインダーなどの工具またはジェット水流などによって形成され得る。第8実施形態では、例えば、第2保護部材PR2は、凹部Rs1の存在を除けば、第1保護部材PR1と同一の外形を有していてもよい。
そして、この凹部Rs1内において、出力配線材L3(例えば、第1出力配線部分L3pおよび第2出力配線部分L3n)が、第2内面Is2側の第1開口から裏面1bs側の第2開口に至るまで、凹部Rs1に挿通されている状態で位置している。このとき、例えば、凹部Rs1が、第2保護部材PR2の厚さ方向としての+Z方向に沿って、裏面1bsから第2内面Is2に至るまで第2保護部材PR2を貫通している状態で位置していれば、凹部Rs1内において出力配線材L3が+Z方向に沿って位置している。これにより、凹部Rs1に位置している出力配線材3によって、第1太陽電池部SL1および第2太陽電池部SL2において光電変換によって得られる電荷が、太陽電池モジュール1の外部に出力され得る。ここで、凹部Rs1の+Z方向に垂直な断面は、例えば、矩形状、半円状および半楕円状の何れであってもよい。そして、ここでは、欠け部W0の一例としての凹部Rs1の内部の空間(欠け空間ともいう)において、出力配線材L3を覆うように封止材(外側封止材ともいう)が位置していれば、凹部Rs1の内部の空間(欠け空間)において出力配線材L3が封止されている状態となる。外側封止材の素材としては、例えば、ブチル系の樹脂、ポリイソプロピレン系の樹脂またはアクリル系の樹脂などが採用され得る。ここでは、例えば、太陽電池モジュール1にフレームを取り付ける際に、フレームの凹部に対向する部分に多くの外側封止材を加熱によって溶融または半溶融させた状態で被着させておけば、凹部Rs1の内部の欠け空間に外側封止材が充填され得る。また、例えば、太陽電池モジュール1にフレームを取り付ける前に、加熱によって溶融または半溶融させた外側封止材を凹部Rs1の内部の欠け空間に充填させてもよい。この場合には、太陽電池モジュール1にフレームが取り付けられない構成が採用されても、太陽電池モジュール1における耐久性を向上させることができる。また、ここでも、間隙領域AR1内で、第1太陽電池部SL1に電気的に接続された第1極性と第2極性とに係る2本の配線と、第2太陽電池部SL2に電気的に接続された第1極性と第2極性とに係る2本の配線と、が電気的に並列に接続している。これにより、4本の配線が2本の配線に減少している。このため、例えば、第2保護部材PR2の貫通孔HL1の大きさあるいは数が低減され、欠け部W0を介した太陽電池モジュール1の外部から間隙領域AR1への水分の浸入が低減され得る。したがって、例えば、タンデム型の太陽電池モジュール1における耐久性を向上させることができる。
また、このとき、端子ボックスJb1は、例えば、第2保護部材PR2のうちの第1保護部材PR1とは逆側の裏面1bs上において、凹部Rs1の第2開口の少なくとも一部を覆うように位置している状態で位置している。そして、例えば、第1保護部材PR1と第2保護部材PR2との間隙領域AR1から凹部Rs1内を通って直ぐに端子ボックスJb1内に至るように出力配線材L3が位置していれば、出力配線材L3が外気に曝されにくく、出力配線材L3が劣化しにくくなる。
また、ここで、例えば、欠け部W0として、凹部Rs1の代わりに、角欠け部が採用されてもよい。角欠け部は、第2保護部材PR2を平面視した場合に第1保護部材PR1の1つの角部(第1角部ともいう)を基準として第2保護部材PR2の角部(第2角部ともいう)において欠けている状態で位置している部分である。第1角部と第2角部とは+Z方向に重なるように位置している。換言すれば、角欠け部は、第2保護部材PR2の第2角部を平面視したときに、第2角部の縁部のうちの第1角部の縁部よりも第2保護部材PR2の中央側に位置している部分である。そして、例えば、出力配線材L3(例えば、第1出力配線部分L3pおよび第2出力配線部分L3n)が、第2保護部材PR2の角欠け部に沿って間隙領域AR1内から間隙領域AR1外まで位置していてもよい。
<3.その他>
上記各実施形態では、例えば、第1太陽電池部SL1だけでなく、第2太陽電池部SL2も、薄膜半導体を有する太陽電池部であってもよい。
上記各実施形態および上記変形例では、例えば、電圧変換部Cv1,Cv1A,Cv1B,Cv1C,Cv1D,Cv1E,Cv1Fは、第1内面Is1および第2内面Is2に対して、固定されていなくてもよいし、離れていてもよい。
上記各実施形態および上記各種変形例では、第2保護部材PR2には、例えば、比較的薄い樹脂製のバックシートなどの板状以外の形態のものが適用されてもよい。
上記各実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。例えば、上記の例では、第1太陽電池部SL1として、半導体層を有している例を説明したが、色素増感型太陽電池を採用してもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 太陽電池モジュール
AR1 間隙領域
Cn1 並列接続部
Cn1n 第2並列接続部分
Cn1p 第1並列接続部分
Cv1,Cv1A,Cv1B,Cv1C,Cv1D,Cv1E,Cv1F 電圧変換部
Cv11 第1電圧変換部分
Cv12 第2電圧変換部分
F1 封止材
HL1 貫通孔
Is1 第1内面
Is2 第2内面
Jb1 端子ボックス
L1,L2,W0,W3 配線材
L3 出力配線部
PN1 太陽電池パネル
PR1 第1保護部材
PR2 第2保護部材
Pk0 パッキング部
R1 第1配線経路
R2 第2配線経路
Rs1 凹部
SL1 第1太陽電池部
SL2 第2太陽電池部
W0 欠け部

Claims (10)

  1. 透光性を有する板状の第1保護部材と、
    第2保護部材と、
    前記第1保護部材と前記第2保護部材との間の間隙領域に位置している第1太陽電池部と、
    該第1太陽電池部と前記第2保護部材との間に位置している第2太陽電池部と、
    前記間隙領域に位置し、前記第1太陽電池部と前記第2太陽電池部とを電気的に並列に接続している並列接続部と、
    前記間隙領域に位置しているとともに、前記第1太陽電池部と前記並列接続部とを電気的に接続している第1配線経路および前記第2太陽電池部と前記並列接続部とを電気的に接続している第2配線経路のうちの少なくとも一方の配線経路に存在し、前記第1太陽電池部の第1出力電圧および前記第2太陽電池部の第2出力電圧のうちの少なくとも一方の出力電圧の大きさを変換する電圧変換部と、
    前記並列接続部に電気的に接続し、前記間隙領域内から前記間隙領域外まで位置している出力配線部と、を備えている、太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記電圧変換部は、前記第1保護部材のうちの前記第2保護部材に対向するように存在している第1内面上に位置している部分を有している、太陽電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記電圧変換部は、前記第1保護部材と前記第1太陽電池部との間に位置していない、太陽電池モジュール。
  4. 請求項2または請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第1太陽電池部は、前記第1内面上に位置している部分を有している、太陽電池モジュール。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記電圧変換部は、前記第2保護部材のうちの前記第1保護部材に対向するように存在している第2内面上に位置している部分を有している、太陽電池モジュール。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記電圧変換部は、前記第2太陽電池部と前記第2保護部材との間に位置している部分を有している、太陽電池モジュール。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記電圧変換部は、前記第1配線経路に存在し、前記第1出力電圧の大きさを変換する第1電圧変換部分と、前記第2配線経路に存在し、前記第2出力電圧の大きさを変換する第2電圧変換部分と、を含んでいる、太陽電池モジュール。
  8. 請求項1から請求項6の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記電圧変換部は、前記第1配線経路または前記第2配線経路に存在している、太陽電池モジュール。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1つの請求項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第2保護部材は、板状の部材である、太陽電池モジュール。
  10. 請求項9に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第1保護部材の素材および前記第2保護部材の素材は、ガラスを含んでいる、太陽電池モジュール。
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