JP2019102211A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器ユニットと加熱ユニットとが無線通信する場合でも、過剰な加熱を抑制して、安全性を高めることができる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、被加熱容器を有する容器ユニットと、容器ユニットが載置され、被加熱容器を加熱する加熱コイルを有する加熱ユニットと、を備え、加熱ユニットは、加熱コイルを駆動する加熱駆動部と、加熱駆動部を制御する加熱側制御部と、容器ユニットとの間で制御情報を無線通信する第1通信部と、を有しており、容器ユニットは、第1通信部との間で制御情報を無線通信する第2通信部と、容器ユニットを制御する容器側制御部と、被加熱容器の温度が設定温度以上である場合に、電気的に断線して異常を発生させる異常発生部と、を有しており、加熱側制御部は、容器ユニットに異常が発生したとき、加熱コイルの駆動を停止するように加熱駆動部を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、容器ユニットと加熱ユニットとを備える加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器において、加熱コイルを有する加熱ユニットと、内釜を有する容器ユニットとが別体として形成された分離式の炊飯器がある。容器ユニットが加熱ユニットに載置されると加熱コイルにより内釜が加熱される。分離式の炊飯器において、容器ユニットに操作部が設けられ、加熱ユニットに加熱制御部が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の炊飯器において、容器ユニットは、内釜の温度を検知する温度検知部を備え、加熱ユニットは、検知された温度情報により加熱コイルが制御される。この温度情報は、赤外線通信等の無線通信により容器ユニットから加熱ユニットへ伝送される。
特許第6148774号公報
しかしながら、特許文献1に記載される炊飯器において、温度情報のような制御情報の伝送に不具合が生じると、内釜の温度に基づく加熱コイルの制御が実施できない。このため、内釜が加熱され続けることがあり、安全性を高めることが望まれている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、容器ユニットと加熱ユニットとが無線通信する場合でも、過剰な加熱を防止して、安全性を高めることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱容器を有する容器ユニットと、前記容器ユニットが載置され、前記被加熱容器を加熱する加熱コイルを有する加熱ユニットと、を備え、前記加熱ユニットは、前記加熱コイルを駆動する加熱駆動部と、前記加熱駆動部を制御する加熱側制御部と、前記容器ユニットとの間で制御情報を無線通信する第1通信部と、を有しており、前記容器ユニットは、前記第1通信部との間で前記制御情報を無線通信する第2通信部と、前記容器ユニットを制御する容器側制御部と、前記被加熱容器の温度が設定温度以上である場合に、電気的に断線して異常を発生させる異常発生部と、を有しており、前記加熱側制御部は、前記容器ユニットに異常が発生したとき、前記加熱コイルの駆動を停止するように前記加熱駆動部を制御する。
本発明の加熱調理器によれば、被加熱容器の温度が設定温度以上になると、異常発生部により容器ユニット側で異常を発生させる。これにより、容器ユニットと加熱ユニットとの間で情報伝送に不具合が生じた場合でも、被加熱容器が設定温度以上になれば加熱ユニットは必ず加熱を停止するため、安全性が高い加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の内部構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観を示す概略斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の内部構成を示す概略断面図である。図1及び図2に基づき、加熱調理器100の構成について説明する。図1の矢印X方向は加熱調理器100の幅方向を表し、矢印Y方向は加熱調理器100の奥行き方向を表し、矢印Z方向は加熱調理器100の高さ方向を表している。
加熱調理器100は、分離式の加熱ユニット10と容器ユニット20とを有する。容器ユニット20は、例えば直方体形状のユニット本体21と、ユニット本体21に収容された被加熱容器22とを備える。ユニット本体21は、本体部21aと蓋部21bとを備え、本体部21aの上部に蓋部21bが開閉可能に取り付けられている。本体部21aには、被加熱容器22を収容する中空部が形成されている。ユニット本体21の底板21cには、赤外線を透過する材料で覆われた第2窓21dが形成されている。被加熱容器22は、例えば炊飯用の内釜を備えた炊飯器であり、ユニット本体21に取り出し可能に収容されている。
またユニット本体21は、ユニット本体21に収容された被加熱容器22の底面側を囲むように設けられた内側胴部21fを有する。内側胴部21fは、例えば、耐熱樹脂又はアルミニウム等の誘導加熱されない非磁性金属から成る。
加熱ユニット10は、容器ユニット20を支持する載置部11と、商用電源等の外部の電源に接続される背面部12とを備え、載置部11と背面部12とによりL字状に形成されている。載置部11の上面は、耐熱性のガラス等から成るトッププレート11aで形成されており、トッププレート11aに、容器ユニット20が載置される。またトッププレート11aには、赤外光を透過する材料で覆われた第1窓11bが形成されている。加熱ユニット10に容器ユニット20が設置されると、トッププレート11aの第1窓11bは、底板21cの第2窓21dと対向する。背面部12は電源プラグ101を有しており、電源プラグ101を介して外部の電源から加熱ユニット10の各機器に電力が供給される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。図2及び図3の加熱ユニット10は、加熱コイル13と、加熱駆動部14と、第1電源部15と、第1通信部16と、第1操作部17と、第1表示部18と、これらの機器を制御する加熱側制御部30とを有している。加熱コイル13は、被加熱容器22を加熱するものであり、トッププレート11aの下方に配置されている。加熱コイル13は、例えば電磁誘導コイルからなる。加熱駆動部14は、例えばインバータ等から成り、加熱コイル13を駆動させる。
また加熱調理器100は、容器ユニット20が加熱ユニット10に載置されたことを検知する載置検知部60を備えている。載置検知部60は、加熱ユニット10の背面部12に設けられた第1載置検知部61と、容器ユニット20のユニット本体21の背面に設けられた第2載置検知部62とを有する。第1載置検知部61と第2載置検知部62とは、互いに対向する位置に配置されている。
例えば、第1載置検知部61は永久磁石から成り、第2載置検知部62はリードスイッチから成る。容器ユニット20が、加熱ユニット10の予め設定された位置に載置されると、第1載置検知部61の磁場により第2載置検知部62のリードスイッチの切片が閉じて電流が流れる。容器側制御部40は電流検知により、容器ユニット20が加熱ユニット10に載置されたことを検知する。
第1電源部15は、容器ユニット20の第2電源部25に電力を供給するものである。第1電源部15が電磁誘導コイルから成り、非接触で給電する場合について説明する。なお、第1電源部15は、例えば磁界共鳴方式又は電界結合方式を採用したものでもよく、あるいは端子のように直接接続することで給電するものでもよい。
第1通信部16は、例えば、第2通信部26へ赤外光を発光する赤外LED(Light Emitting Diode)と、第2通信部26から赤外光を受光するフォトダイオードとを有し、赤外線通信により容器ユニット20との間で信号を送受信する。第1通信部16は、トッププレート11aに形成された第1窓11bの下方に配置されている。なお、第1通信部16と第2通信部26との通信方式として、例えばBluetooth(登録商標)又はWi−Fi(登録商標)等の無線通信が採用されてもよい。
第1操作部17は、載置部11の上面の前方に設けられており、例えば、押圧式の各種入力ボタン17a等を有している。加熱ユニット10に容器ユニット20が載置されていないときには第1操作部17は露出している。一方、加熱ユニット10に容器ユニット20が載置されると、第1操作部17は、容器ユニット20により上方から覆い隠される。加熱ユニット10は、いわゆるIHヒータとして独立して使用することができ、利用者は第1操作部17を介して各種条件を入力することができる。ここで各種条件とは、例えば、湯沸し又は煮物といった調理メニュー、火力及び調理時間等である。第1操作部17を介して入力された各種条件は、加熱側制御部30に入力される。加熱側制御部30は、入力された調理メニュー等に従い、加熱コイル13の駆動を制御する。
第1表示部18は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)等からなり、載置部11の上面の前方に設けられている。第1表示部18は、加熱側制御部30により制御されており、第1操作部17の入力結果及び加熱ユニット10の加熱動作の状態等を表示する。
加熱側制御部30は、加熱駆動部14を制御することにより、加熱コイル13の加熱及び火力の調整といった加熱制御を行う。
図2及び図3の容器ユニット20は、保温ヒータ23と、温度検知部24と、第2電源部25と、第2通信部26と、第2操作部27と、第2表示部28と、異常発生部29と、これらの機器を制御する容器側制御部40とを有している。保温ヒータ23は、被加熱容器22を保温するものであり、内側胴部21fの外側に巻きつけられている。保温ヒータ23は、配線41により容器側制御部40に接続されており、容器側制御部40により通電が制御されている。
温度検知部24は、例えばサーミスタ等から成り、被加熱容器22の温度を検知する。温度検知部24は、内側胴部21fに形成された開口部に設置されており、配線42により容器側制御部40に接続されている。特に、温度検知部24は、加熱状態を感度良く表すように被加熱容器22の低部に設置されているとよい。温度検知部24により検知された温度情報は、配線42を介して容器側制御部40に入力される。
第2電源部25は、第1電源部15と同様に電磁誘導コイル等から成る。第2電源部25は、載置された加熱ユニット10の第1電源部15と対向する位置に配置されている。第2電源部25は、第1電源部15から受電して容器ユニット20の各機器に給電する。第2電源部25は、配線43により容器側制御部40に接続されており、容器ユニット20の各機器への給電は、容器側制御部40により制御される。
第2通信部26は、例えば赤外光を第1通信部16へ発光する赤外LED(Light Emitting Diode)と、第1通信部16から赤外光を受光するフォトダイオードとを備える。第2通信部26は、ユニット本体21の底板21cに形成された第2窓21dの上方に配置されており、第1窓11b及び第2窓21dを介して加熱ユニット10の第1通信部16へ信号を送信する。第2通信部26は、配線44により容器側制御部40に接続されている。
第2操作部27は、ユニット本体21の前面21eに設けられており、押圧式の各種入力ボタン27aを有している。利用者が第2操作部27を操作することで、各種条件が容器側制御部40に入力される。ここで各種条件は、容器ユニット20の種類に応じて予め決められており、容器ユニット20が炊飯器である場合には、例えば炊飯量、米の銘柄、炊飯の硬さ、及び予約炊飯の炊飯完了時刻等である。なお、第2操作部27は、ユニット本体21の上面に設けられてもよく、ユニット本体21に複数個所設けられてもよい。
第2表示部28は、ユニット本体21の前面21eに設けられており、例えばLCD又は有機EL等から成る。第2表示部28は、第2操作部27の入力結果、容器ユニット20の保温動作の状態、及び各種情報を表示するように容器側制御部40により制御される。例えば、保温動作の状態として第2電源部25の蓄電状態が表示される。
容器側制御部40は、第2通信部26又は第2操作部27から入力された情報に基づき、容器ユニット20の各機器を制御する。また容器側制御部40は、加熱コイル13の加熱制御に必要とされる制御情報を、第2通信部26を介して加熱ユニット10へ送信する。具体的には、第2操作部27を介して入力された各種条件及び容器ユニット20の状態を表す状態情報に応じた制御情報が加熱ユニット10へ送信される。ここで状態情報とは、例えば、温度検知部24により検知された温度情報及び載置検知部60により検知された載置情報等である。
異常発生部29は、例えば温度ヒューズ又はサーモスタット等から成り、被加熱容器22の異常な温度上昇により電気的な接続を遮断し、容器ユニット20内の回路に異常を発生させる。異常発生部29は、内側胴部21fに配置されており、第2電源部25と容器側制御部40との間の配線43に設けられている。異常発生部29は、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になると、配線43を断線する。ここで、異常発生部29が電気的な接続を遮断する設定温度Taは、通常の調理において変化する温度範囲よりも高い温度に設定されている。なお、異常発生部29は被加熱容器22の温度を検知できる場所であればどこに設置されていてもよいが、被加熱容器22の熱が伝わり易い場所が好ましい。
加熱側制御部30は、容器ユニット20に異常が発生したとき、加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。具体的には、容器側制御部40は、異常発生部29が断線すると、電源の供給が停止してシャットダウンする。加熱側制御部30は、容器側制御部40が停止していることを検知して、加熱コイル13の駆動を停止させる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。図4に基づき、加熱調理器100の調理制御について説明する。加熱ユニット10が電源プラグ101を介して商用電源に接続されると、加熱側制御部30の制御により加熱ユニット10の各機器に電力が供給される。第1電源部15から、容器ユニット20の第2電源部25へ電力が供給される。第2電源部25から、配線43を介して容器側制御部40へ電力が供給される(ステップST10)。
温度検知部24、第2通信部26、第2操作部27及び第2表示部28にも第2電源部25からの電力が供給される。そして、第1通信部16と第2通信部26との通信が行われる(ステップST11)。第1通信部16が信号を受信すると、加熱側制御部30は、受信した信号に基づき加熱駆動部14を制御し、加熱コイル13が被加熱容器22を加熱する。
例えば、容器ユニット20において第2操作部27の入力ボタン27aが操作され、炊飯開始の指示が入力されると、入力された指示が、容器ユニット20から加熱ユニット10へ送信される。加熱側制御部30は、容器ユニット20から受信した指示に基づいて加熱駆動部14を制御し、加熱コイル13の加熱を開始する(ステップST12)。これにより、容器ユニット20の被加熱容器22が加熱される。
加熱コイル13の加熱中、容器側制御部40は、各種状態情報に応じた制御情報を、第2通信部26を介して加熱ユニット10へ送信する。加熱側制御部30は、第1通信部16で受信した制御情報に応じて加熱駆動部14を制御する。例えば、制御情報に載置情報が含まれる場合には加熱が続行され、載置情報が含まれていない場合には加熱が停止される。また制御情報に含まれる温度情報に応じて加熱コイル13の火力が調節される。
加熱開始後、加熱側制御部30は、炊飯が終了したか否かを判定する(ステップST13)。例えば、被加熱容器22の温度が予め設定された終了温度Tf以上である場合に炊飯が終了したと判定され、被加熱容器22の温度が終了温度Tf未満である場合に炊飯が終了していないと判定される。炊飯が終了した場合に(ステップST13;YES)、加熱側制御部30は、加熱駆動部14を制御して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST17)。一方、炊飯が終了していない場合に(ステップST13;NO)、異常発生部29が断線したか否かが判定される(ステップST14)。
ここで、一時的な通信障害等により被加熱容器22の温度が終了温度Tf以上になっても加熱が続行されたと仮定する。被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になると、異常発生部29により配線43が断線する。異常発生部29が断線すると(ステップST14;YES)、第2電源部25から容器側制御部40への電力が遮断される(ステップST15)。このため、容器側制御部40がシャットダウンするという異常が発生し、第2通信部26から信号が送信されなくなる。その結果、第1通信部16は信号を受信できず、第1通信部16と第2通信部26との間の通信伝達異常が発生する(ステップST16)。加熱側制御部30は、通信伝達異常が発生すると(ステップST16)、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST17)。
一方、異常発生部29が断線していない場合(ステップST14;NO)、加熱側制御部30は、再びステップST13の処理に戻り、炊飯が終了したか否かの判定を行う(ステップST13)。以降、炊飯が終了する、又は異常発生部29が断線するまで、ステップST13〜ステップST14の処理が繰り返される。
以上のように、実施の形態1の加熱調理器100において、異常発生部29は、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上である場合に、電気的な接続を遮断して異常を発生させる。加熱側制御部30は、容器ユニット20に異常が発生したとき、加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。
これにより、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときには、異常発生部29が断線することにより、容器ユニット20に異常を発生させることができる。したがって、加熱側制御部30は被加熱容器22が異常に加熱されたときには、加熱を停止する制御を行うことができる。このように加熱調理器100は、情報伝送に不具合が生じた場合でも過剰な加熱を防止し、安全性の高い加熱制御を実施することができる。
また異常発生部29は、第2電源部25と容器側制御部40との間に電気的に接続されている。これにより、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときに、第2電源部25から容器側制御部40への電力の供給が遮断されることにより、容器側制御部40がシャットダウンするという異常を発生させ、加熱を停止させる。
また加熱側制御部30は、第1通信部16が第2通信部26との通信が不通になったときに、加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。これにより、異常が発生した場合には、加熱動作を停止させるという一般に実装されている制御プログラム及び検出結果を利用して、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。実施の形態2の加熱調理器200において、容器ユニット220の構成が、実施の形態1の場合とは異なる。以下、実施の形態2において、実施の形態1と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図5に示されるように、異常発生部29は、容器側制御部40と第2通信部26との間の配線44に設けられている。被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になると、異常発生部29により配線44が断線し、通信が不通になるという異常を発生させる。加熱側制御部30は、通信ができないため、容器ユニット20に異常が発生したと判断し、加熱コイル13の駆動を停止する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。図6に基づき、加熱調理器200の調理制御について説明する。容器側制御部40への電力の供給から異常発生部29が断線するまでのステップST20〜ステップST24の処理は、実施の形態1のステップST10〜ステップST14の処理と同じである。そして、加熱コイル13の加熱中に異常発生部29が断線すると(ステップST24;YES)、第2通信部26は容器側制御部40から遮断される(ステップST25)。このため、容器側制御部40から第2通信部26へ制御情報が出力されず、第2通信部26から信号が送信されなくなる。その結果、実施の形態1の場合と同様に、第1通信部16は信号を受信できず、第1通信部16と第2通信部26との間の通信伝達異常が発生する(ステップST26)。加熱側制御部30は、通信伝達異常が発生すると(ステップST26)、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST27)。
以上のように、実施の形態2の加熱調理器200において、異常発生部29は、容器側制御部40と第2通信部26との間に電気的に接続されている。これにより、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときに、容器側制御部40と第2通信部26とを遮断させることにより、通信伝達異常を発生させ、加熱を停止させる。
また、加熱側制御部30は、通信伝達異常が生じた場合に加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。これにより、実施の形態1の場合と同様に、通信伝達異常を検出する一般に実装されている制御プログラム及び検出結果を利用して、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。実施の形態3の加熱調理器300において、温度情報の受信状況により加熱コイル13の加熱が停止される点が、実施の形態1の場合とは異なる。以下、実施の形態3において、実施の形態1と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7に示されるように、異常発生部29は、容器ユニット320において温度検知部24と容器側制御部40との間の配線42に設けられている。被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になると、異常発生部29により配線42が断線し、温度検知部24の断線異常を発生させる。加熱側制御部30は、温度検知部24の断線異常を検知し、加熱コイル13の駆動を停止する。
また異常発生部29と温度検知部24とは一体的に温度検知部組立体50を形成している。例えば、異常発生部29がサーミスタを含むサーモスタットである場合、異常発生部29の一部を温度検知部24として使用することができる。
図8は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。図8に基づき、加熱調理器300の調理制御について説明する。容器側制御部40への電力の供給から異常発生部29が断線するまでのステップST30〜ステップST34の処理は、実施の形態1のステップST10〜ステップST14の処理と同じである。そして、加熱コイル13の加熱中に異常発生部29が断線すると(ステップST34;YES)、温度検知部24が断線され(ステップST35)、第2通信部26から加熱ユニット10へ温度情報が送信されなくなる。
加熱側制御部30は、第1通信部16により温度情報が受信できない場合に、温度検知部24の断線異常の発生を検出する(ステップST36)。上述したように、加熱コイル13の加熱中、温度検知部24により検知された温度情報が、容器ユニット320から加熱ユニット10へ送信されている。そして加熱側制御部30は、第1通信部16で受信された温度情報に基づき加熱駆動部14を介して加熱コイル13の火力等を調整している。加熱側制御部30は、温度検知部24の断線異常を検出すると(ステップST36)、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST37)。
以上のように、実施の形態3の加熱調理器300において、異常発生部29は、容器ユニット320において温度検知部24と容器側制御部40との間に電気的に接続されている。これにより、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときに、温度検知部24が遮断され、温度検知部24の断線異常を発生させ、加熱を停止させる。このように、一般に実装されている温度検知部24を利用して、異常発生部29の配置により簡単に、容器ユニット320に異常を発生させ、過剰な加熱を防止することができる。
また異常発生部29と温度検知部24とは、一体的に形成されている。これにより、異常発生部29及び温度検知部24の双方を、被加熱容器22の温度変化を精度良く捉える位置に配置することができる。さらに、異常発生部29と温度検知部24とを一体化することで構成を簡素化でき、安価な加熱調理器300を提供することができる。また、異常発生部29と温度検知部24との間に配線がある場合には、温度検知部組立体50の内部に配線することができ、異常発生部29及び温度検知部24の容器ユニット320への取り付けが容易になる。
また加熱側制御部30は、温度検知部24の断線異常が発生したことを検出した場合に加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。これにより、調理中に一般に送受信されている温度情報の受信状況に基づいて加熱制御することができ、簡単な制御で、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。実施の形態4の加熱調理器400において、載置情報の受信状況により加熱コイル13の加熱が停止される点が、実施の形態1の場合とは異なる。以下、実施の形態4において、実施の形態1と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9に示されるように、異常発生部29は、容器ユニット420において第2載置検知部62と容器側制御部40との間の配線45に設けられている。被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になると、異常発生部29により配線45が断線し、加熱中に容器ユニット420が載置されていないという異常を発生させる。加熱側制御部30は、容器ユニット420に異常が発生したことを検知して、加熱コイル13の駆動を停止する。
図10は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。図10に基づき、加熱調理器400の調理制御について説明する。加熱ユニット410が商用電源に接続されると、加熱側制御部30の制御により加熱ユニット410の各機器に電力が供給される。第1電源部15は、容器ユニット420の第2電源部25へ電力を供給する。第2電源部25は、配線43を介して容器側制御部40へ電力を供給する(ステップST40)。また容器側制御部40の制御により、第2電源部25の電力が容器ユニット420の各機器へ供給される。
加熱ユニット410の予め設定された位置に容器ユニット420が載置されているとき、載置検知部60により載置されていることが検知され、第2載置検知部62から容器側制御部40へ載置情報が入力される。容器側制御部40に入力された載置情報は、第2通信部26を介して加熱ユニット410へ送信される。加熱側制御部30は、第1通信部16が載置情報を受信しているときには、加熱ユニット410に容器ユニット420が載置されていると判断する(ステップST41)。
加熱側制御部30は、加熱ユニット410に容器ユニット420が載置されているときに制御情報を受信すると、受信した制御情報に基づいて加熱駆動部14を制御する。ここで、容器ユニット420の第2操作部27から炊飯開始の指示が入力されると、入力された指示に対応した制御情報が、容器ユニット420から加熱ユニット410へ送信され、加熱コイル13の加熱が開始される(ステップST42)。
加熱開始から異常発生部29が断線するまでのステップST43〜ステップST44の処理は、実施の形態1のステップST13〜ステップST14の処理と同じであるため説明を省略する。そして、加熱コイル13の加熱中に異常発生部29が断線すると(ステップST44;YES)、第2載置検知部62が遮断され(ステップST45)、第2通信部26から加熱ユニット410へ載置情報が送信されなくなる。
加熱中、第1通信部16により載置情報が受信されなくなると、加熱側制御部30は、容器ユニット420が載置されていないと判断し(ステップST46)、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST47)。つまり、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときに、異常発生部29が断線することにより、加熱ユニット410に容器ユニット420が載置されている場合でも容器ユニット420が外されたと判断され、加熱が停止される。
以上のように、実施の形態4の加熱調理器400において、異常発生部29は、容器ユニット420において第2載置検知部62と容器側制御部40との間に電気的に接続されている。これにより、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときには、第2載置検知部62が遮断され、加熱中に加熱ユニット410から容器ユニット420が外されたという異常を発生することができる。このように、一般に実装されている第2載置検知部62を利用して、異常発生部29の配置により簡単に異常を発生させ、過剰な加熱を防止することができる。
また加熱側制御部30は、加熱コイル13の駆動中に、第1通信部16が第2載置検知部62から載置情報の受信が不通になった場合に、加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。これにより、調理中に一般に受信している載置情報の受信状況に基づいて加熱制御することができ、簡単な制御で、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。
実施の形態5.
実施の形態5の加熱調理器100の構成は、図3に示される実施の形態1の場合と同じであり、異常発生部29は第2電源部25と容器側制御部40との間の配線43に設けられている。ただし、実施の形態5において、容器側制御部40により加熱制御が実施される点で、実施の形態1の場合とは異なる。つまり、加熱駆動部14を駆動するための指令情報が、容器側制御部40から加熱側制御部30へ送信され、加熱側制御部30は受信した指令情報により加熱駆動部14を制御する。
図11は、本発明の実施の形態5に係る加熱調理器の動作を表すフローチャートである。図11に基づき、加熱調理器100の調理制御について説明する。実施の形態1のステップST10と同様に、第2電源部25から容器側制御部40へ電力が供給される(ステップST50)。そして、容器側制御部40は電力により動作し(ステップST51)、入力された情報に基づき容器ユニット20の各機器を制御する。また容器側制御部40は、入力された情報に基づき、加熱駆動部14を制御する指令情報を、第2通信部26を介して加熱ユニット10へ送信する。このように、容器側制御部40に電力が供給されているとき、第1通信部16は、指令情報を受信し、加熱側制御部30は、受信した指令情報により加熱駆動部14を制御している。
例えば、容器ユニット20において第2操作部27が操作され、炊飯開始の指示が入力されると、炊飯開示の指示に対応した指令情報が、容器ユニット20から加熱ユニット10へ送信される。加熱側制御部30は、第1通信部16で受信した指令情報により加熱駆動部14を制御し、加熱コイル13の加熱を開始する(ステップST52)。
加熱コイル13の加熱中、容器側制御部40は、入力された各種状態情報に対応した指令情報を、第2通信部26を介して加熱ユニット10へ送信する。例えば、載置情報が入力された場合には加熱を続行する指令情報が送信される。また、入力された温度情報に応じた火力にするための指令情報が送信される。
加熱開始後、容器側制御部40は、炊飯が終了したか否かを判定する(ステップST53)。容器側制御部40により、炊飯が終了したと判定された場合(ステップST53;YES)、加熱を停止する指令情報が加熱ユニット10へ送信される。加熱側制御部30は、指令情報により加熱駆動部14を制御し、加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST57)。一方、容器側制御部40により、炊飯が終了していないと判定された場合(ステップST53;NO)、異常発生部29が断線したか否かが判定される(ステップST54)。
被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になった場合、異常発生部29が断線し(ステップST54;YES)、第2電源部25が遮断され(ステップST55)、容器側制御部40がシャットダウンする(ステップST56)。このため、第1通信部16と第2通信部26との間の通信伝達異常が発生し、加熱側制御部30は、加熱駆動部14を制御するための指令情報を取得できなくなる。加熱側制御部30は、通信伝達異常が発生すると、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST57)。
一方、異常発生部29が断線していない場合には(ステップST54;NO)、容器側制御部40は、再びステップST53の処理に戻り、炊飯が終了したか否かの判定を行う(ステップST53)。以降、炊飯が終了する、又は異常発生部29が断線するまで、ステップST53〜ステップST54の処理が繰り返される。
以上のように、実施の形態5においても、異常発生部29は、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になった場合に容器ユニット20に異常を発生させ、加熱側制御部30は、加熱を停止する制御を実施することができる。したがって、加熱調理器100は、情報伝送に不具合が生じた場合でも安全性の高い加熱制御を実施することができる。
また実施の形態5において、加熱側制御部30は、第1通信部16が指令情報の受信が不通になったとき、加熱コイル13の駆動を停止するように加熱駆動部14を制御する。これにより、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になり、異常発生部29が断線して容器ユニット20に異常が発生した場合に、加熱側制御部30は、指令情報の受信状況により異常の発生を検出し、加熱を停止するように制御することができる。このように、容器ユニット20により加熱制御が実施される構成であっても、安全性の高い加熱調理器100を提供することができる。
実施の形態6.
実施の形態6において、加熱調理器200の構成は、図5に示される実施の形態2の場合と同じであり、異常発生部29は、容器側制御部40と第2通信部26との間の配線44に設けられている。ただし、実施の形態6において、容器側制御部40により加熱制御が実施される点で、実施の形態2の場合とは異なる。
加熱調理器200の調理制御は、図6に示される実施の形態2の場合と同じであるが、実施の形態6では、容器ユニット220の第2通信部26から加熱ユニット10の第1通信部16へ、加熱駆動部14を制御する指令情報が送信される。加熱側制御部30は、第1通信部16で受信した指令情報により加熱駆動部14を制御する。そして、加熱中に異常発生部29が断線すると(ステップST24;YES)、第2通信部26が遮断される(ステップST25)。このため、容器ユニット220と加熱ユニット10との間で通信伝達異常が発生する(ステップST26)。加熱側制御部30は、通信伝達異常が発生すると、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST27)。
以上のように、実施の形態6の加熱調理器200においても、実施の形態2の場合と同様に、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上になると、異常発生部29により第2通信部26が遮断され、通信伝達異常が発生する。したがって、容器側制御部40が加熱制御を実施する構成であっても、加熱側制御部30が通信伝達異常の発生を検出して加熱を停止することにより、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。
実施の形態7.
実施の形態7において、加熱調理器300の構成は、図7に示される実施の形態3の場合と同じであり、異常発生部29は、温度検知部24と容器側制御部40との間の配線42に設けられている。また実施の形態7において、加熱調理器300の調理制御は、図8に示される実施の形態3の場合と同じであるが、容器側制御部40により加熱制御が実施される点で、実施の形態3の場合とは異なる。
容器側制御部40は、入力された温度情報に対応する指令情報を、第2通信部26を介して加熱ユニット10へ送信する。加熱側制御部30は、第1通信部16で受信した指令情報により加熱駆動部14を制御する。そして、異常発生部29が断線した場合(ステップST34;YES)、温度検知部24が遮断され(ステップST35)、温度検知部24の断線異常が発生する(ステップST36)。その結果、第2通信部26から加熱ユニット10へ温度情報に対応した指令情報が送信できなくなる。加熱側制御部30は、第1通信部16が指令情報の受信が不通になったとき、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST37)。
なお、加熱コイル13の加熱中に、容器ユニット320から加熱ユニット10へ温度情報が送信される構成であってよい。この場合、加熱側制御部30は、温度検知部24の断線異常が発生した場合に、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する。
以上のように、実施の形態7の加熱調理器300においても、実施の形態3の場合と同様に、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときに、温度検知部24の断線異常が発生し、温度情報に対応した指令情報が加熱ユニット10へ送信されなくなる。したがって、容器側制御部40が加熱制御を実施する構成であっても、加熱側制御部30は、第1通信部16による指令情報の受信が不通になった場合に加熱を停止するよう制御することで、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。
実施の形態8.
実施の形態8において、加熱調理器400の構成は、図9に示される実施の形態4の場合と同じであり、異常発生部29は、第2載置検知部62と容器側制御部40との間の配線45に設けられている。また実施の形態8において、加熱調理器400の調理制御は、図10に示される実施の形態4の場合と同じであるが、容器側制御部40により加熱制御が実施される点で、実施の形態4の場合とは異なる。
容器側制御部40は、入力された載置情報に対応する指令情報を、第2通信部26を介して加熱ユニット10へ送信する。加熱側制御部30は、第1通信部16で受信した指令情報により加熱駆動部14を制御する。異常発生部29が断線した場合(ステップST44;YES)、第2載置検知部62が遮断され(ステップST45)、容器側制御部40は、容器ユニット420が載置されていないと判断する(ステップST46)。その結果、第2通信部26から加熱ユニット410へ指令情報が送信されなくなる。加熱側制御部30は、第1通信部16が指令情報の受信が不通になったとき、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する(ステップST47)。
なお、加熱コイル13の加熱中に、容器ユニット420から加熱ユニット410へ載置情報が送信される構成であってよい。この場合、加熱側制御部30は、第1通信部16による第2載置検知部62からの載置情報の受信が不通になった場合に、加熱駆動部14を介して加熱コイル13の加熱を停止する。
以上のように、実施の形態8の加熱調理器400においても、実施の形態4の場合と同様に、被加熱容器22の温度が設定温度Ta以上であるときに、第2載置検知部62が遮断され、載置情報に応じた制御情報が第2通信部26へ送信されなくなる。したがって、容器側制御部40が加熱制御を実施する構成であっても、加熱側制御部30は、第1通信部16による指令情報の受信が不通になった場合に加熱を停止するように制御することで、被加熱容器22の温度の異常上昇を防止することができる。このように、加熱調理器400は、過剰な加熱を防止し、安全性の高い加熱制御を実施することができる。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、容器ユニット20は、電気ポット又は鍋等であってもよい。
10、410 加熱ユニット、11 載置部、11a トッププレート、11b 第1窓、12 背面部、13 加熱コイル、14 加熱駆動部、15 第1電源部、16 第1通信部、17 第1操作部、17a 入力ボタン、18 第1表示部、20、220、320、420 容器ユニット、21 ユニット本体、21a 内側胴部、21c 底板、21d 第2窓、22 被加熱容器、23 保温ヒータ、24 温度検知部、25 第2電源部、26 第2通信部、27 第2操作部、27a 入力ボタン、28 第2表示部、29 異常発生部、30 加熱側制御部、40 容器側制御部、41、42、43、44、45 配線、50 温度検知部組立体、60 載置検知部、61 第1載置検知部、62 第2載置検知部、100、200、300、400 加熱調理器、101 電源プラグ、Ta 設定温度、Tf 終了温度。

Claims (10)

  1. 被加熱容器を有する容器ユニットと、
    前記容器ユニットが載置され、前記被加熱容器を加熱する加熱コイルを有する加熱ユニットと、
    を備え、
    前記加熱ユニットは、
    前記加熱コイルを駆動する加熱駆動部と、
    前記加熱駆動部を制御する加熱側制御部と、
    前記容器ユニットとの間で制御情報を無線通信する第1通信部と、を有しており、
    前記容器ユニットは、
    前記第1通信部との間で前記制御情報を無線通信する第2通信部と、
    前記容器ユニットを制御する容器側制御部と、
    前記被加熱容器の温度が設定温度以上である場合に、電気的に断線して異常を発生させる異常発生部と、を有しており、
    前記加熱側制御部は、前記容器ユニットに異常が発生したとき、前記加熱コイルの駆動を停止するように前記加熱駆動部を制御する加熱調理器。
  2. 前記容器ユニットに給電する第1電源部と、
    前記第1電源部から受電し、前記容器側制御部に給電する第2電源部と、
    を備え、
    前記異常発生部は、前記第2電源部と前記容器側制御部との間に電気的に接続されている請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記異常発生部は、前記容器側制御部と前記第2通信部との間に電気的に接続されている請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱側制御部は、前記第1通信部が前記第2通信部との通信が不通になったとき、前記加熱コイルの駆動を停止するように前記加熱駆動部を制御する請求項2又は3に記載の加熱調理器。
  5. 前記被加熱容器の温度を検知する温度検知部をさらに備え、
    前記異常発生部は、前記温度検知部と前記容器側制御部との間に電気的に接続されている請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 前記異常発生部と前記温度検知部とは、一体的に形成されている請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記加熱側制御部は、前記異常発生部による前記温度検知部の断線異常が発生したことを検出した場合、前記加熱コイルの駆動を停止するように前記加熱駆動部を制御する請求項5又は6に記載の加熱調理器。
  8. 前記容器ユニットが前記加熱ユニットに載置されていることを検知する載置検知部をさらに備え、
    前記異常発生部は、前記載置検知部と前記容器側制御部との間に電気的に接続されている請求項1に記載の加熱調理器。
  9. 前記加熱側制御部は、前記加熱コイルの駆動中に、前記第1通信部が前記載置検知部から載置情報の受信が不通になった場合に、前記加熱コイルの駆動を停止するように前記加熱駆動部を制御する請求項8に記載の加熱調理器。
  10. 前記容器側制御部は、前記制御情報として前記加熱駆動部の指令情報を、前記第2通信部を介して送信し、
    前記加熱側制御部は、前記第1通信部が受信した前記指令情報により前記加熱駆動部を制御し、前記第1通信部が前記指令情報の受信が不通になったとき、前記加熱コイルの駆動を停止するように前記加熱駆動部を制御する請求項1〜6、8のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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