JP2019102191A - 面状ヒータ - Google Patents

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伊村 正明
Masaaki Imura
正明 伊村
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Abstract

【課題】過電流保護に係る構成をより好適に配置した面状ヒータを提供する。【解決手段】面状ヒータ10(ヒータ本体11)の一方側の電極13上において、過電流制限部として電極13の一部を幅狭とした幅狭部13aが設けられ、過電流に対して溶断するヒューズとして機能する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス基板等の透明基板上に形成される面状ヒータに関する。
面状ヒータは、例えば特許文献1に開示のものが知られている。面状ヒータは、矩形平面状のヒータ本体を有し、ヒータ本体の電極に接続されたリード線を通じて外部から給電が行われる構成をなす。このような面状ヒータは、過電流保護の対策としてリード線の途中に温度ヒューズが設けられており、許容値以上の過電流による機器の発熱を感知し、温度ヒューズが溶断し、ヒータ本体側への過電流の流入が防止されるようになっている。
実開昭50−141242号公報
ところで、リード線上にヒューズを設ける構成では、リード線の取り回しに制限が生じたり、ヒータ本体付随の延設部分にヒューズ付きのリード線を配置したりする構成のものでは、その延設部分がヒューズの配置により大型化し、面状ヒータ全体が平面方向に大型化する等の懸念事項がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、過電流保護に係る構成をより好適に配置した面状ヒータを提供することにある。
上記課題を解決する面状ヒータは、通電により発熱部として機能する透明導電膜が透明基板上に設けられると共に、前記透明導電膜にそれぞれ電気的に接続される一対の電極が互いに間隔を有して一体に設けられ、前記一対の電極を介しての前記透明導電膜への通電に基づいて前記透明導電膜が発熱する構成の面状ヒータであって、前記一対の電極の内の少なくとも一方側の電極上には、前記電極上を流れる電流が過電流となることを制限する過電流制限部が設けられている。
上記態様によれば、面状ヒータの少なくとも一方側の電極上に過電流制限部が設けられるため、面状ヒータの平面方向への大型化の抑制が可能である。また、電極に対してリード線を接続する態様のものでは、そのリード線の取り回し自由度の向上が図れる。
上記面状ヒータにおいて、前記過電流制限部は、前記電極の一部を幅狭に形成した幅狭部にて構成されている。
上記態様によれば、過電流制限部を、電極の一部を幅狭とした幅狭部として構成したため、部品数を増加させることなく対応することが可能である。
上記面状ヒータにおいて、前記過電流制限部は、前記電極の一部に設けた分離部間を繋ぐサーミスタにて構成されている。
上記態様によれば、過電流制限部を、電極の一部に設けた分離部間を繋ぐサーミスタとして構成したため、過電流の制限を繰り返して行うことが可能である。
本発明の面状ヒータによれば、過電流保護に係る構成をより好適に配置した面状ヒータとして提供することができる。
第1実施形態における面状ヒータの概略構成図。 第2実施形態における面状ヒータの概略構成図。
(第1実施形態)
以下、面状ヒータの第1実施形態について説明する。
図1に示すように、面状ヒータ10は、矩形平面状のヒータ本体11を有し、ヒータ本体11の電極12,13に接続されたリード線14,15を通じて外部から給電が行われる構成をなしている。ヒータ本体11は、矩形平面状をなすガラス基板等の透明基板16の主面上に、通電により発熱部として機能する透明導電膜17を有している。透明導電膜17は、例えば酸化インジウムスズ膜(ITO膜)の薄膜であり、透明基板16の主面の略全面に対して例えばスパッタリング等の手法を用いて形成されるものである。尚、透明導電膜17の成膜手法及び膜材料はこれに限らない。
また、ヒータ本体11は、互いに平行をなす一対の辺全体に直線状に延びる電極(バスバー電極)12,13を有している。電極12,13は、透明導電膜17上の両側縁部近傍のそれぞれに対して例えば銀ペーストのスクリーン印刷等の手法を用いて形成されるものである。つまり、電極12,13は、透明導電膜17の両側縁部近傍に対してそれぞれ電気的に接続されて設けられ、透明導電膜17を間に挟んで互いに間隔を有するように設けられている。尚、電極12,13の形成手法及び電極材料はこれに限らない。透明導電膜17及び電極12,13は、図示略とするが、ガラス等の絶縁性で透明なカバー体にて覆われてもよい。
また、電極12,13の延設方向一端部においては、接合部18,19にてそれぞれリード線14,15の一端部との半田接合(電気的接続)が図られる。そして、リード線14,15の他端部は制御回路20と接続され、面状ヒータ10は制御回路20からリード線14,15を通じて発熱動作のための電力供給を受ける。
ここで、電極12,13の内の一方の電極12は、延設方向全体に亘って一定の幅D1にて形成されている。この幅D1は、ヒータ本体11(透明導電膜17)への通電電流に好適な所定幅に設定されている。これに対し、もう一方の電極13は、延設方向略全体に亘って同様の幅D1にて形成されるが、リード線15との接合部19に近い位置において局部的に幅狭部13aを有している。幅狭部13aは、例えば内側部分(電極12との対向側部分)が矩形状に切り欠かれた形状をなすことで幅狭をなし、外側部分(電極12の反対側部分)は電極13の他の部分と面一となっている。幅狭部13aの幅D2は、電極13の他の部分の幅D1よりも十分に小さい幅に設定、即ち許容値以上の過電流が生じると幅狭部13a自身が溶断するような所定幅に設定されている。つまり、この幅狭部13aはヒューズとして機能し、許容値以上の過電流が生じると自身が溶断することで、ヒータ本体11(透明導電膜17)側への過電流の流入を防止(大きく制限)する。尚、通常動作では幅狭部13aは溶断せず抵抗値も十分に小さいため、動作に支障を来さない。
このように構成される面状ヒータ10は、透明導電膜17に通電することにより発熱することから例えば防曇機能が必要な透明体に合わせて設置され、適切な防曇機能が発揮できるよう例えば制御回路20による通電制御が行われる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)面状ヒータ10(ヒータ本体11)の一方側の電極13上に過電流制限部(幅狭部13a)を設ける構成としたため、面状ヒータ10の平面方向への大型化の抑制を図ることができる。また、電極12,13に対してリード線14,15を接続する本実施形態では、そのリード線14,15の取り回し自由度の向上を図ることができる。また、リード線14,15部分にヒューズ等の過電流制限部を設けないため、リード線14,15そのものを省略する構成とすることもできる。
(2)過電流制限部を、電極13の一部を幅狭とした幅狭部13aとして構成したため、部品数を増加させることなく対応することができる。
(3)電極13においてリード線15との接合部19に近い位置に過電流制限部(幅狭部13a)を設ける構成としたため、面状ヒータ10のより入力側にて過電流制限を行うことができる。
(4)過電流制限部(幅狭部13a)を一対の電極12,13の一方側のみ(電極13のみ)に設ける構成としたため、面状ヒータ10における電極12,13部分の構成の簡素化を図ることができる。
(第2実施形態)
以下、面状ヒータの第2実施形態について説明する。尚、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態の面状ヒータ10aは、第1実施形態の面状ヒータ10と異なる点として、過電流制限部として電極13に一体に形成した幅狭部13a(図1参照)がサーミスタ21に置換されている。
より詳しくは、本実施形態の面状ヒータ10aは、幅狭部13aと同様、リード線15との接合部19に近い位置に電極13の一部を分離させた分離部13bを有し、分離部13b間を繋ぐようにサーミスタ21を配置、即ち電極13に直列接続されてなる。また、サーミスタ21は、幅D1内に収まるように電極13上に設置されている。本実施形態で用いるサーミスタ21は、正特性サーミスタ(PTCサーミスタ)であり、サーミスタ21を流れる電流が大きくなるにつれて、それ自体の抵抗値が増大する。つまり、サーミスタ21は、許容値以上の過電流が生じると、それ自体の抵抗値を一層増大させ、ヒータ本体11(透明導電膜17)側への過電流の流入を防止(大きく制限)する。尚、通常動作ではサーミスタ21の抵抗値は十分に小さいため、動作に支障を来さない。
本実施形態の効果について説明する。
(1)上記第1実施形態と同様に、面状ヒータ10a(ヒータ本体11)の一方側の電極13上に過電流制限部(サーミスタ21)を設ける構成としたため、面状ヒータ10aの平面方向への大型化の抑制を図ることができる。また、電極12,13に対してリード線14,15を接続する本実施形態では、そのリード線14,15の取り回し自由度の向上を図ることができる。また、リード線14,15部分にヒューズ等の過電流制限部を設けないため、リード線14,15そのものを省略する構成とすることもできる。
(2)過電流制限部を、電極13の一部に設けた分離部13b間を繋ぐサーミスタ21として構成したため、過電流の制限を繰り返して行うことができる。
(3)電極13においてリード線15との接合部19に近い位置に過電流制限部(サーミスタ21)を設ける構成としたため、面状ヒータ10aのより入力側にて過電流制限を行うことができる。
(4)過電流制限部(サーミスタ21)を一対の電極12,13の一方側のみ(電極13のみ)に設ける構成としたため、面状ヒータ10における電極12,13部分の構成の簡素化を図ることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、透明基板16をガラス基板としたが、ガラス以外の材料の透明基板を用いてもよい。また、透明基板16は矩形状以外の形状としてもよい。また、上記各実施形態では特に言及しなかったが、透明基板16は非可撓性であっても、可撓性であってもよい。
・上記実施形態では、透明導電膜17を酸化インジウムスズ膜(ITO膜)のスパッタリングにて形成したが、成膜手法及び膜材料はこれに限らず、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、電極12,13を銀ペーストのスクリーン印刷にて形成したが、電極12,13の形成手法及び電極材料はこれに限らず、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、過電流制限部(幅狭部13a、サーミスタ21)を一方の電極13上に設けたが、電極12,13の両方に設けてもよい。また、第1実施形態の過電流制限部としての幅狭部13aはその形状、位置、数等、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、面状ヒータ10,10aをヒータ本体11からリード線14,15を引き出して構成したが、過電流制限部(幅狭部13a、サーミスタ21)を電極13上に設けることから、電極12,13にて周囲装置と接続可能であればリード線14,15を省略してもよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記電極の一端部にはリード線が接合されるものであり、前記過電流制限部は、前記電極における前記リード線との接合部に近い位置に設けられていることを特徴とする面状ヒータ。
上記態様によれば、電極においてリード線との接合部に近い位置に過電流制限部を設ける構成としたため、面状ヒータのより入力側にて過電流制限を行うことができる。
(ロ)前記過電流制限部は、前記一対の電極の一方側のみに設けられていることを特徴とする面状ヒータ。
上記態様によれば、過電流制限部を、一対の電極の一方側のみに設ける構成としたため、面状ヒータにおける電極部分の構成の簡素化を図ることができる。
10,10a…面状ヒータ、11…ヒータ本体(面状ヒータ)、12,13…電極、13a…幅狭部(過電流制限部)、13b…分離部、16…透明基板、17…透明導電膜、21…サーミスタ(過電流制限部)。

Claims (3)

  1. 通電により発熱部として機能する透明導電膜が透明基板上に設けられると共に、前記透明導電膜にそれぞれ電気的に接続される一対の電極が互いに間隔を有して一体に設けられ、前記一対の電極を介しての前記透明導電膜への通電に基づいて前記透明導電膜が発熱する構成の面状ヒータであって、
    前記一対の電極の内の少なくとも一方側の電極上には、前記電極上を流れる電流が過電流となることを制限する過電流制限部が設けられていることを特徴とする面状ヒータ。
  2. 前記過電流制限部は、前記電極の一部を幅狭に形成した幅狭部にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面状ヒータ。
  3. 前記過電流制限部は、前記電極の一部に設けた分離部間を繋ぐサーミスタにて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面状ヒータ。
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