JP2019101721A - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】確認箇所が密集していても、情報処理装置の画面上で確認箇所を認識することができ、作業現場における作業の進捗状況等を容易に把握することができるようにする。【解決手段】表示部36と、該表示部36に形成された図面表示画面に図面を表示する図面表示処理部Pr12と、図面表示画面の所定の位置に、作業現場に設定された確認箇所を表す指標を表示するとともに、該指標と対応させて指標付属情報を表示する指標情報表示処理部と、前記指標及び指標付属情報の表示属性を設定する表示属性設定処理部Pr14とを有する。指標が図面の一部に密集して表示されるのを防止することができる。指標の視認性を高くすることができるので、操作者は、指標を容易に識別することができるだけでなく、指標付属情報がどの指標のものであるかを容易に認識することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理システムに関するものである。
従来、建築現場、工事現場、測量現場等の作業現場、例えば、建築現場において、作業の進捗状況等を確認するために、所定の確認箇所で、電子カメラが搭載された情報処理装置としてのタブレット装置を使用して確認対象物の写真を撮影し、確認対象物について確認を行い、確認結果等をサーバ装置に送信し、記録することができるようにした情報処理システムが提供されている。
該情報処理システムにおいては、タブレット装置からの指示に基づいて、サーバ装置において確認結果を表す帳票が作成されるようになっている。
該帳票においては、建築物の見取り図から成る建築現場を表す図面の周囲に、確認箇所ごとの確認結果を表す画像が配置されるようになっている。そして、確認結果がどの確認箇所のものであるかが分かるように、図面における作業箇所にピンが表示されるとともに、作業箇所と確認結果を表す画像との間が引出線で結ばれる(例えば、特許文献1参照。)。
したがって、前記帳票を、タブレット装置に送り、タブレット装置の画面上に表示することによって、作業者は建築現場における作業の進捗状況等を画面上で把握することができる。
特開2017−130004号公報
しかしながら、前記従来の情報処理システムにおいては、確認箇所が密集していると、複数のピンが重ねて表示されるので、ピンを識別することができなくなるだけでなく、図面がピンによって隠れてしまうので、図面を見ることができなくなり、確認箇所を認識することができなくなってしまう。
その結果、確認結果がどの確認箇所のものであるかが分からなくなり、建築現場における作業の進捗状況等を画面上で把握することが困難になってしまう。
本発明は、前記従来の情報処理システムの問題点を解決して、確認箇所が密集していても、情報処理装置の画面上で確認箇所を認識することができ、作業現場における作業の進捗状況等を容易に把握することができる情報処理装置及び情報処理システムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の情報処理装置においては、表示部と、該表示部に形成された図面表示画面に図面を表示する図面表示処理部と、前記図面表示画面の所定の位置に、作業現場に設定された確認箇所を表す指標を表示するとともに、該指標と対応させて指標付属情報を表示する指標情報表示処理部と、前記指標及び指標付属情報の表示属性を設定する表示属性設定処理部とを有する。
本発明によれば、情報処理装置においては、表示部と、該表示部に形成された図面表示画面に図面を表示する図面表示処理部と、前記図面表示画面の所定の位置に、作業現場に設定された確認箇所を表す指標を表示するとともに、該指標と対応させて指標付属情報を表示する指標情報表示処理部と、前記指標及び指標付属情報の表示属性を設定する表示属性設定処理部とを有する。
この場合、図面表示画面の所定の位置に指標及び指標付属情報が表示属性に基づいて表示されるので、確認箇所が密集していても、指標が図面の一部に密集して表示されるのを防止することができる。
したがって、指標の視認性を高くすることができるので、操作者は、指標を容易に識別することができるだけでなく、指標付属情報がどの指標のものであるかを容易に認識することができる。
しかも、指標によって図面が隠れることがないので、情報処理装置の画面上で作業現場における確認箇所を確実に認識することができ、作業現場における作業の進捗状況等を容易に把握することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるタブレット装置の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における情報処理システムを示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるタブレット装置のCPUの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における表示部に形成される図面表示画面の第1の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示属性のテーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示部に形成される図面表示画面の第2の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるタブレット装置の制御ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるタブレット装置のCPUの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、情報処理装置としての、かつ、携帯型の端末装置としてのタブレット装置と、サーバ装置とがネットワークを介して接続された情報処理システムについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における情報処理システムを示す概念図である。
図において、10は情報処理システム、11はタブレット装置、12はサーバ装置、DBは該サーバ装置12に配設された第1の記憶部としての図面データベースである。該図面データベースDBには、建築物の見取り図から成り、建築現場を表す複数の図面のデータ、すなわち、図面データDti(i=1、2、…)、指標情報としてのピン情報等が記録される。
図面データDtiは、設計者によって設計され、例えば、A0判、A1判等の大判の用紙に作成された設計図面、すなわち、元図を、CADデータ、JPEGデータ、PDFデータ等のデータ形式でデータ化することによって作成される。
また、ds1はタブレット装置11に形成された図面表示用の画面、すなわち、図面表示画面、grsは、図面データDtiのうちの所定の図面データDtsに基づいて前記図面表示画面ds1に表示された、所定の建築現場を表す図面である。該図面grsは元図と同じ内容を有する。
前記タブレット装置11及びサーバ装置12は、インターネット等のネットワークNtを介して接続されて情報処理システム10を構成し、タブレット装置11とサーバ装置12との間で各種のデータの送受信が行われる。
前記情報処理システム10を利用して、建築現場、工事現場、測量現場等の作業現場、例えば、建築現場において作業の進捗状況等を確認する場合、作業者である操作者は、タブレット装置11を使用し、前記図面表示画面ds1に表示された図面grsに基づいて、建築現場に設定された所定の確認箇所で、確認対象物について確認を行い、必要に応じて確認対象物の写真を撮影し、確認結果を図面表示画面ds1に表示させるとともに、サーバ装置12に送信する。
前記タブレット装置11としては、建築現場に持ち込むことができるように、薄型で、比較的軽量であり、かつ、携帯するのに適した寸法のものが使用される。本実施の形態においては、情報処理装置としてタブレット装置11が使用されるが、タブレット装置11に代えて、ノートパソコン、携帯電話、スマートフォン等の、ネットワークNtに接続することができ、ネットワークNtを介して図面データベースDBにアクセス(接続)することができる装置を使用することができる。
次に、サーバ装置12について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置の制御ブロック図である。
サーバ装置12は、制御部としてのCPU(中央演算処理装置)21、第2の記憶部としてのROM(READ ONLY MEMORY:読取専用メモリ)23、第3の記憶部としてのRAM(RANDOM ACCESS MEMORY:読書自在メモリ)24、通信部25、表示部26、操作部27、第1の記憶媒体としての記憶装置13等を備える。
前記CPU21は、ROM23に記録された各種のプログラムに従ってサーバ装置12の全体の制御(情報処理)を行う。また、前記CPU21は、記憶装置13の図面データベースDBに記録された図面データDtiの管理を行う図面管理処理部Pr1を備える。該図面管理処理部Pr1は、タブレット装置11からの要求に応じて、図面データベースDBから所定の図面データDts及び前記ピン情報を読み出してタブレット装置11に送信する。
前記ROM23には、CPU21によって実行される各種のプログラム、例えば、前記図面管理処理部Pr1が図面管理処理を行うためのプログラム、該プログラムを実行するために必要なパラメータ等が記録される。
前記RAM24は、CPU21が各種の処理を行う際にデータを一時的に記録するバッファとして機能するとともに、CPU21が各種の処理を行う際のワーキングメモリとして機能する。
前記通信部25は、サーバ装置12をネットワークNtに接続するための通信用インタフェースである。
そして、前記表示部26は、液晶ディスプレイ等から成る表示デバイスであり、図面データベースDBに記録された図面データDtiの各元図を表示したり、タブレット装置11に送信する図面データDtsの図面grsを表示したりする。
また、前記操作部27は、キーボード、マウス等から成る入力デバイスであり、操作者が操作部27を操作することによって、CPU21に所定の事項が入力される。
そして、前記記憶装置13は、ハードディスク等の大容量記憶媒体から成り、記憶装置13に前記データベースDBが形成される。該図面データベースDBには、前述されたように、図面データDti、ピン情報等が記録される。
なお、前述されたように、本実施の形態においては、情報処理装置としてタブレット装置11が使用されるが、情報処理装置としてスマートフォンが使用される場合、スマートフォンを使用して図面データベースDBから図面データDtsを取得しようとすると、スマートフォンは、表示部の画面が小さく、操作部にキーボード等を備えていないので、操作性が低く、図面データDtsを取得するまでに長い時間がかかる。そこで、情報処理装置としてスマートフォンを使用する場合、操作者は、サーバ装置12の操作部27を操作することによって図面データDtsをスマートフォンに送信することができる。
次に、タブレット装置11について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるタブレット装置の制御ブロック図である。
タブレット装置11は、制御部としてのCPU31、第4の記憶部としてのROM33、第5の記憶部としてのRAM34、通信部35、表示部36、操作部37、撮像装置としての電子カメラ45、第2の記憶媒体としての大容量の記憶装置46等を備える。
前記CPU31は、ROM33に記録された各種のプログラムに従ってタブレット装置11の全体の制御を行う。
また、CPU31は、サーバ装置12から図面データDts及びピン情報を取得する情報取得処理部Pr11、表示部36に前記図面表示画面ds1(図2)を形成し、図面表示画面ds1に図面grsを表示する図面表示処理部Pr12、図面表示画面ds1の所定の位置に、後述される一つ以上の、本実施の形態においては、4個の指標としてのピンPj(j=1、2、…、4)(図5)を表示するとともに、指標付属情報としてのピン付属情報を各ピンPjと対応させて表示する指標情報表示処理部としてのピン情報表示処理部Pr13、ピンPj及びピン付属情報の表示又は非表示を規定する表示属性Ls1(図6)を設定する表示属性設定処理部Pr14、表示属性を登録する表示属性登録処理部Pr15等を備える。
前記ピンPjは作業現場に設定された確認箇所を表す標章である。また、ピン付属情報は、各ピンPjの付属情報であり、後述される表示エリアSej(j=1、2、…、4)(図5)、該表示エリアSejに表示される、確認対象物についての補足情報、ピンPjの密集度、ピンPjと表示エリアSejとを結ぶ引出線Lj(j=1、2、…、4)等から成る。前記ピンPj及びピン付属情報によってピン情報が構成される。
前記ROM33には、CPU31によって実行されるプログラム、該プログラムを実行するために必要なパラメータ等が記録される。
そして、前記ROM33には、情報取得処理部Pr11が情報取得処理を行うためのプログラム、図面表示処理部Pr12が図面表示処理を行うためのプログラム、ピン情報表示処理部Pr13が指標情報表示処理としてのピン情報表示処理を行うためのプログラム、表示属性設定処理部Pr14が表示属性設定処理を行うためのプログラム、表示属性登録処理部Pr15が表示属性登録処理を行うためのプログラム等が記録される。
また、前記RAM34は、CPU31が各種の処理を行う際にデータを一時的に記録するバッファとして機能するとともに、CPU31が各種の処理を行う際のワーキングメモリとして機能する。
そして、前記通信部35は、タブレット装置11をネットワークNtに接続するための通信用インタフェースである。
なお、本実施の形態において、前記情報取得処理部Pr11は、通信部35を介して前記図面データDts及びピン情報を取得するようになっているが、USB(UNIVERSAL SERIAL BUS)メモリ等の半導体メモリを介して図面データDts及びピン情報を取得することができる。また、前記情報取得処理部Pr11は、サーバ装置12から図面データDts及びピン情報を取得するようになっているが、ネットワークNtを介して接続された図示されないパソコンから、パソコンのメモリに記録された図面データDts及びピン情報を取得することができる。
前記表示部36は、タッチパネルで形成された液晶ディスプレイ等から成る表示デバイスであり、操作部37の機能を有する。
前記操作部37は、キーボード、マウス等から成る入力デバイスであり、操作者が操作部37に配設されたボタン等を操作することによって、CPU31に所定の事項が入力される。
本実施の形態においては、前記表示部36がタッチパネルで形成されているので、操作者は、表示部36の図面表示画面ds1上の操作要素としてのキー等に操作媒体としての指でタッチすることによって、CPU31に所定の事項を入力することができる。そのために、操作者が図面表示画面ds1上の所定の位置にタッチすると、表示部36は、操作者がタッチした位置を所定のサンプリング周期でサンプリングし、リアルタイムで図面表示画面ds1上の座標の位置の時間的変化を追跡し、指の動作を検出する。
例えば、表示部36は、図面表示画面ds1に操作者がタッチしたまま指を移動させたときに、指のスライド動作を検出し、操作者が2本の指をタッチしたまま広げたときに、指のピンチ動作を検出し、操作者が指を弾いたときに、指のフリック動作を検出し、操作者が短時間タッチしたときに、指のタップ動作を検出する。
前記電子カメラ45は、撮像素子を備え、被写体、本実施の形態においては、作業箇所の写真を撮影するのに伴って、デジタルの画像データから成る写真データを生成するデジタルカメラである。操作者が、タブレット装置11の所定の箇所に形成されたシャッタ(スイッチ)を押下するか、又はタッチパネル上に形成されたシャッタにタッチすると、電子カメラ45によって写真が撮影される。
また、前記記憶装置46は、例えば、ハードディスク、EEPROM(ELECTORICALLY ERASABLE PROGRAMMABLE ROM)等から成り、第1のデータ記憶部としての図面データ記憶部48、及び第2のデータ記憶部としての、かつ、指標情報記憶部としてのピン情報記憶部50を備え、前記図面データ記憶部48に、サーバ装置12から送信された図面データDts等が記録され、前記ピン情報記憶部50に前記各ピンPjについてのピン情報が記録される。
次に、図面データDtiについて説明する。
本実施の形態において、A0判、A1判等の大判の用紙に作成された元図をデータ化した図面データDtiは、比較的高い解像度(密度)(600〔dpi〕又は400〔dpi〕)で図面データベースDBに記録される。
ここで、A0判の元図の寸法は、縦が841〔mm〕、横が1189〔mm〕であるので、600〔dpi〕の解像度で図面データDtiを作成すると、縦が19866〔ドット〕、横が28087〔ドット〕になり、これを面の画素数で表すと、約5億6千万〔ドット〕になり、非常に膨大なデータ量になる。
一方、タブレット装置11の表示部36に形成される図面表示画面ds1の寸法は、一般的に、縦が786〔ドット〕、横が1024〔ドット〕程度であり、面の画素数で表すと、約78万6千〔ドット〕になる。
したがって、表示部36の図面表示画面ds1に表示される図面grsは、図面データDtsに対して約700分の1の解像度で表示されることになる。そして、図面データDtsをサーバ装置12からタブレット装置11に送信し、表示部36の図面表示画面ds1に図面grsを表示しようとすると、図面データ記憶部48のメモリ容量等の制約から、表示に要する時間、すなわち、表示時間が長くなり、数〔秒〕から数十〔秒〕になってしまう。
ところで、建築現場において確認対象物について確認を行う際に、図面表示画面ds1に、必ずしも高い解像度で図面grsを表示する必要はなく、140〔dpi〕〜150〔dpi〕程度の解像度があれば十分である。
また、図面表示画面ds1の寸法が、例えば、縦が786〔ドット〕であり、確認対象物について確認を行う際に、図面grsについて6倍の倍率までの拡大が要求される場合、図面データDtsの縦のサイズは、
768〔ドット〕×6=4608〔ドット〕
あれば十分である。
これをA0判の用紙に作成された元図に当てはめると、元図の寸法は縦が841〔mm〕であるので、図面grsの解像度は、
((4608/841)×25.4)=139.2〔dpi〕
になる。
すなわち、縦が786〔ドット〕程度の図面表示画面ds1に、縦のサイズが4608〔ドット〕の図面grsを139.2〔dpi〕の解像度で表示する場合、図面grsの表示時間を十分に短くすることができる。
そこで、本実施の形態においては、前記図面表示処理部Pr12が、サーバ装置12から送信された図面データDtsの解像度を600〔dpi〕から150〔dpi〕に変更する処理を行い、変更後の解像度で図面grsを表示するようになっている。
なお、タブレット装置11の処理速度が高い場合は、解像度が、例えば、200〔dpi〕であっても表示時間を短くすることができる。すなわち、解像度の値は、タブレット装置11の処理速度、図面grsの拡大の倍率等によって決まる。
また、解像度を変更しても、図面表示画面ds1上の位置を図面データDts上の位置に対応させて算出することができ、元図上の確認箇所の位置に対応させて図面grs上でピンPjの位置を設定することができる。
次に、前記CPU31の動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるタブレット装置のCPUの動作を示すフローチャート、図5は本発明の第1の実施の形態における表示部に形成される図面表示画面の第1の例を示す図、図6は本発明の第1の実施の形態における表示属性のテーブルを示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における表示部に形成される図面表示画面の第2の例を示す図である。
図において、11はタブレット装置、Frは該タブレット装置11の外枠、ds1は表示部36(図1)にタッチパネルで形成された図面表示画面である。建築現場において、操作者は、例えば、図5及び7に示されるように、タブレット装置11の外枠Frを左手で持ち、右手で図面表示画面ds1にタッチする。
タブレット装置11がサーバ装置12(図2)に接続されている状態で、操作者がタブレット装置11のメニュー画面で情報取得を選択すると、前記情報取得処理部Pr11は、サーバ装置12の図面データベースDBから、図面データDtiのうちの所定の図面データDts及び該図面データDtsに対応するピン情報を取得する。
そのために、操作者が操作部37を操作して所定の検索条件を入力すると、サーバ装置12において、前記図面管理処理部Pr1(図3)は、図面データDtiを検索し、検索条件が成立する図面データDtsを出力し、対応するピン情報と共にタブレット装置11に送信する。
そして、前記情報取得処理部Pr11は、サーバ装置12から図面データDts及び対応するピン情報を取得すると、図面データ記憶部48に図面データDtsを、ピン情報記憶部50にピン情報を記録する。
続いて、操作者がタブレット装置11のメニュー画面で図面表示を選択すると、前記図面表示処理部Pr12は、表示部36に前記図面表示画面ds1を形成し、図面データ記憶部48から図面データDtsを読み出し、該図面データDtsに基づいて図面表示画面ds1に図面grsを表示する。
なお、前記図面表示画面ds1における周縁部に、縮尺表示部Ar1、及びXY座標による第1、第2のスケール表示部Ar2、Ar3が形成される。縮尺表示部Ar1には、表示されている図面grsの元図に対する図面表示用の縮尺、本実施の形態においては、「1/100」が、第1のスケール表示部Ar2には図面grsのX軸方向のスケールが、第2のスケール表示部Ar3には図面grsのY軸方向のスケールが表示される。
また、前記ピン情報表示処理部Pr13は、ピン情報記憶部50からピン情報のうちの、各ピンPjの形状を表す形状データ、各ピンPjの図面grs上の位置を表す位置データ等を読み出し、図面grsにおける各確認箇所に、確認箇所であることを表す前記4個のピンPjを表示する。本実施の形態において、各ピンPjは、白抜きの矢印で形成され、矢印内にピンPjの番号を表す数字j(j=1、2、…、4)が付与される。
また、前記ピン情報表示処理部Pr13は、図面表示画面ds1の所定の箇所、本実施の形態においては、図面grsに隣接する箇所に、各ピンPjと対応させて表示エリアSejを形成する。そして、ピン情報表示処理部Pr13は、各表示エリアSej内に、ピンPjの番号を表す前記数字j、及び確認対象物についての補足情報を表示するとともに、所定の箇所に、ピン密集度表示部qj(j=1、2、…、4)を形成する。
前記補足情報は、確認対象物の写真、確認対象物が描かれた画像、確認対象物についてのコメント等から成る。
そして、前記ピン情報表示処理部Pr13は、ピン情報記憶部50から読み出したピン情報に基づいて、各ピンPjの周囲におけるピンの密集度、すなわち、ピン密集度を算出し、前記各ピン密集度表示部qjに表示する。
本実施の形態において、ピン密集度は、図面表示画面ds1上で各ピンPjから100〔ピクセル〕の範囲内に表示されているピンの数を表す。例えば、図5に示される図面表示画面ds1においては、各ピンPjの周囲に、自身のピンも含めて4本のピンが表示されているので、各ピン密集度表示部qjに表示されるピン密集度は4になる。
さらに、前記ピン情報表示処理部Pr13は、図面表示画面ds1に、ピンPjと表示エリアSejとを結ぶ引出線Lj(j=1、2、…、4)を表示する。
このように、各ピンPjに、ピンPjの番号を表す数字jが表示されるとともに、各ピンPjに対応する表示エリアSejに、同じ数字jが表示され、ピンPjと表示エリアSejとが引出線Ljによって結ばれるので、操作者は、表示エリアSejに表示されたピン付属情報がどのピンPjについてのものであるかを容易に認識することができる。
ところで、本実施の形態においては、前記図面表示画面ds1において各ピンPj及び各ピン付属情報を選択的に表示することができるようになっている。
そのために、前記ピン情報記憶部50に、ピンPjごとに、図6に示されるような、ピンPj及びピン付属情報の表示又は非表示を規定する表示属性Ls1がテーブルとして記録される。表示属性Ls1は、ピンPjごとに、ピンの番号、図面grs上にピンPjを表示するかどうか、図面表示画面ds1上に引出線Ljを表示するかどうか、各表示エリアSejに前記確認対象物の写真を表示するかどうか、及び各表示エリアSejに前記確認対象物についてのコメントを表示するかどうかの設定項目から成り、各設定項目がオン又はオフによって設定されるようになっている。
例えば、番号No.1〜No.4の各ピンPjについて、ピンPj、引出線Lj、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントの各設定項目がすべてオンに設定されると、図5に示されるように、図面表示画面ds1上にすべてのピンPj及びすべての引出線Ljが表示され、すべての表示エリアSejに確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントが表示される。
この場合、建築現場において確認箇所が密集していて、各ピンPjが図面grsの一部に密集して表示されると、複数のピンが重なることがあり、操作者は、各ピンPjを識別するのが困難になるだけでなく、各表示エリアSejに表示されたピン付属情報がどのピンのものであるかを認識するのが困難になる。
各ピンPjを異なる色で表示することによって各ピンPjを識別することができるようにすることが考えられるが、各ピンPjが重なる場合には、隠れたピンを識別することができない。
そこで、本実施の形態においては、操作者が、図面表示画面ds1上で、表示エリアSejのピン密集度表示部qjのピン密集度、又は図面表示画面ds1におけるピンPjの表示状態を見て、ピンPjの表示を変更する必要があると判断したときに、前記図面表示画面ds1に表示されている各ピンPj、各引出線Lj及び各表示エリアSejのうちのいずれか一つに、タップ動作でタッチすると、前記表示属性設定処理部Pr14は、図面表示画面ds1上に図示されないウインドウを形成し、該ウインドウに前記表示属性Ls1を表示し、操作者がピンPj及び対応するピン情報の表示又は非表示を選択することができるようになっている。
そして、操作者が表示属性Ls1において各設定項目をオン又はオフにして表示又は非表示を選択すると、前記表示属性設定処理部Pr14は、ピンPj及びピン付属情報の表示属性Ls1を修正して設定する。
例えば、図6の表示属性Ls1においては、番号No.1のピンP1については、ピンP1、引出線L1、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントがオンにされ、番号No.2のピンP2については、ピンP2がオンにされ、引出線L2、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントがオフにされ、番号No.3のピンP3については、ピンP3がオフにされ、引出線L3、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントがオンにされ、番号No.4のピンP4については、ピンP4がオンにされ、引出線L4がオフにされ、確認対象物の写真がオンにされ、確認対象物についてのコメントがオフにされる。
このようにして、表示属性Ls1が修正されると、表示属性登録処理部Pr15は、修正された表示属性Ls1を前記ピン情報記憶部50に記録するとともに、サーバ装置12に送信し、サーバ装置12において、表示属性Ls1が図面データベースDBに記録される。
続いて、ピン情報表示処理部Pr13は、修正された表示属性Ls1に基づいて、図面表示画面ds1に所定のピン及びピン付属情報を表示する。
例えば、図7に示されるように、番号No.1のピンP1については、図面表示画面ds1上にピンP1及び引出線L1が表示され、表示エリアSe1に確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントが表示される。
また、番号No.2のピンP2については、図面表示画面ds1上にピンP2が表示されるが、引出線L2は表示されず、表示エリアSe2も表示されない。この場合、表示エリアSe2が表示されないので、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントは表示されない。
そして、番号No.3のピンP3については、図面表示画面ds1上にピンP3が表示されず、引出線L3が表示され、表示エリアSe3に確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントが表示される。
また、番号No.4のピンP4については、図面表示画面ds1上にピンP4が表示され、引出線L4は表示されず、表示エリアSe4に、確認対象物の写真が表示され、確認対象物についてのコメントは表示されない。
この場合、表示属性Ls1において、ピンPj及び引出線Ljのうちの少なくとも一方をオンにし、図面表示画面ds1上にピンPj及び引出線Ljのうちの少なくとも一方を表示するのが好ましい。
続いて、ピン情報表示処理部Pr13は、修正された表示属性Ls1に基づいて、図面表示画面ds1上で各ピンPjから100〔ピクセル〕の範囲内に表示されているピンの数をカウントすることによって、各ピンPjのピン密集度を算出し、ピン密集度表示部qj、図7においては、ピン密集度表示部q1、 q3、q4にピン密集度3を表示する。なお、各ピンPjのピン密集度は、表示属性Ls1に基づいてその都度算出することができるので、ピン情報として図面データベースDBに記録しておく必要はない。
本実施の形態においては、前述されたように、ピンPj、引出線Lj、表示エリアSej、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントを選択的に表示することができるので、ピンPjが互いに重ねて表示されるのを抑制することができ、操作者は、各ピンPjを容易に識別することができる。また、ピンPjによって図面grsが隠れるのが抑制され、引出線Ljの先端が指す位置が分かりやすくなるので、操作者は、各表示エリアSejに表示されたピン付属情報がどのピンのものであるかを容易に認識することができる。
なお、ピンPjが表示されていなくても、引出線Lj及び表示エリアSejが表示されていれば、操作者は、表示エリアSejに表示されたピン付属情報がどの確認箇所のものであるかを認識することができる。
また、表示エリアSejが表示されていなくても、ピンPj及び引出線Ljが表示されていれば、操作者は、確認箇所で確認対象物について確認が行われたことを容易に認識することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 情報取得処理部Pr11はサーバ装置12から図面データDts及び対応するピン情報を取得する。
ステップS2 図面表示処理部Pr12は図面表示画面ds1に図面grsを表示し、ピン情報表示処理部Pr13はピンPjを表示する。
ステップS3 表示属性設定処理部Pr14はピンPj及びピン付属情報の表示属性Ls1を修正する。
ステップS4 ピン情報表示処理部Pr13は修正された表示属性Ls1に基づいて所定のピン及びピン付属情報を表示する。
ステップS5 ピン情報表示処理部Pr13はピン密集度を算出する。
ステップS6 ピン情報表示処理部Pr13はピン密集度を表示し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、図面grsの所定の位置にピンPjが、図面表示画面ds1の所定の位置に表示エリアSej、引出線Lj等が、表示属性Ls1に基づいて選択的に表示されるので、ピンPjが図面grsの一部に密集して表示されるのを防止することができる。
したがって、ピンPjの視認性を高くすることができるので、操作者は、ピンPjを容易に識別することができるだけでなく、表示エリアSej、引出線Lj等がどのピンのものであるかを容易に認識することができる。
しかも、ピンPjによって図面grsが隠れてしまうことがないので、建築現場における確認箇所が見えなくなるのを防止することができる。
本実施の形態において、前記ピン情報表示処理部Pr13は、図面表示画面ds1上で各ピンPjから100〔ピクセル〕の範囲内に表示されているピンの数をカウントすることによって、各ピンPjのピン密集度を算出するようになっているが、元図上で、各確認箇所から実寸で、所定の距離、例えば、3〔m〕の範囲内にある確認箇所の数をカウントすることによってピン密集度を算出することができる。
また、本実施の形態において、ピン情報表示処理部Pr13は、算出したピン密集度をピン密集度表示部qjに表示するようになっているが、算出したピン密集度に応じて、ピンPjを表す矢印の色を異ならせたり、ピンPjの形状を異ならせたりすることができる。
さらに、本実施の形態において、ピン情報表示処理部Pr13は、修正された表示属性Ls1に基づいて表示されたピンの周囲のピンの数をカウントするようになっているが、図面表示画面ds1上で表示可能なピンの数をカウントすることができる。その場合、周囲のすべてのピンを表示したときに、どの程度密集して表示されるかを想定することができ、図面表示画面ds1上に表示可能なピンの数が、あらかじめ設定された閾値以上になると、操作者が表示属性Ls1の各設定項目のオン・オフを切り替えることなく、ピン情報表示処理部Pr13が、表示属性Ls1の各設定項目のオン・オフを自動的に切り替え、ピンPj、引出線Lj、表示エリアSej、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントを選択的に表示する。
また、ピン密集度の閾値を設定し、ピン情報表示処理部Pr13によって算出されたピン密集度が閾値を超えた場合に、超えた分のピン密集度に応じて、表示するピンの数を少なくすることができる。その場合、初期状態において、図面表示画面ds1に表示されるピンPjの数は少なくなるが、その後、操作者が表示属性Ls1の各設定項目のオン・オフを必要に応じて切り替えることによって、ピンPj、引出線Lj、表示エリアSej、確認対象物の写真及び確認対象物についてのコメントを任意に表示することができる。
例えば、ピン密集度の閾値を3としたときに、ピン情報表示処理部Pr13は、図面表示画面ds1にピンPjを番号No.1〜No.4の順に表示し、各ピンPjの周囲のピンの数をカウントして、閾値3を超えるピンを表示しないようにする。
次に、図面表示画面ds1に新たにピン及びピン付属情報を表示し、表示したピン及びピン付属情報を登録することができるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図8は本発明の第2の実施の形態におけるタブレット装置の制御ブロック図、図9は本発明の第2の実施の形態におけるタブレット装置のCPUの動作を示すフローチャートである。
図に示されるように、制御部としてのCPU31は、サーバ装置12(図2)から図面データDts及びピン情報を取得する情報取得処理部Pr11、表示部36に前記図面表示画面ds1(図2)を形成し、図面表示画面ds1に図面grsを表示する図面表示処理部Pr12、図面grsにおける各確認箇所に、指標としての一つ以上の、本実施の形態においては、4個のピンPj(j=1、2、…、4)、及び各ピンPjの付属情報、すなわち、指標付属情報としてのピン付属情報を表示する指標情報表示処理部としてのピン情報表示処理部Pr13、ピンPj及びピン付属情報を表示するかどうかを設定する表示属性設定処理部Pr14、ピンPjを登録する指標登録処理部としてのピン登録処理部Pr16等を備える。
そして、第4の記憶部としてのROM33には、情報取得処理部Pr11が情報取得処理を行うためのプログラム、図面表示処理部Pr12が図面表示処理を行うためのプログラム、ピン情報表示処理部Pr13が指標情報表示処理としてのピン情報表示処理を行うためのプログラム、属性情報設定処理部Pr14が属性情報設定処理を行うためのプログラム、ピン登録処理部Pr16が指標登録処理としてのピン登録処理を行うためのプログラム等が記録される。
情報処理装置としての、かつ、端末装置としてのタブレット装置11がサーバ装置12に接続されている状態で、操作者がタブレット装置11のメニュー画面で情報取得を選択すると、前記情報取得処理部Pr11は、サーバ装置12の第1の記憶部としての図面データベースDBから、図面データDtiのうちの所定の図面データDts及び対応する指標情報としてのピン情報を取得し、第1のデータ記憶部としての図面データ記憶部48に図面データDtsを、第2のデータ記憶部としての、かつ、指標情報記憶部としてのピン情報記憶部50にピン情報を記録する。図面データベースDBにピン情報が記録されていない場合、前記情報取得処理部Pr11は、図面データDtsだけを取得し、図面データ記憶部48に記録する。
続いて、操作者がタブレット装置11のメニュー画面で図面表示を選択すると、前記図面表示処理部Pr12は、表示部36に前記図面表示画面ds1を形成し、図面データ記憶部48から図面データDtsを読み出し、図面データDtsに基づいて図面表示画面ds1に図面grsを表示する。
図面データベースDBにピン情報が記録されている場合、前記ピン情報表示処理部Pr13は、図面表示画面ds1における各確認箇所にピンPjを表示するとともに、図面grsに隣接させて表示エリアSejを形成する。そして、該各表示エリアSejにピン密集度表示部qjが形成される。次に、前記ピン情報表示処理部Pr13は、ピン情報記憶部50からピン付属情報を読み出し、各表示エリアSejに、前記確認対象物の写真、確認対象物の画像、確認対象物についてのコメント等を表示し、ピン密集度表示部qjにピン密集度を表示する。さらに、前記ピン情報表示処理部Pr13は、各ピンPjと表示エリアSejとを結ぶ引出線Ljを表示する。
図面データベースDBにピン情報が記録されていない場合、図面表示画面ds1には、ピンPj、表示エリアSej及び引出線Ljが表示されない。
そこで、本実施の形態においては、建築現場において、図面データベースDBにピン情報が記録されていない確認箇所を新たに設定し、図面grsに新たにピンを登録することができるようになっている。
そのために、ピン情報記録部50に、ピンのイメージを表す素描の一覧、すなわち、図示されない素描一覧が記録される。該素描一覧には、各種の形状、各種の色であらかじめ作成された複数のピンの素描が記録される。
そして、操作者が、図面表示画面ds1にタップ動作でタッチすることによって、図面grs上でピンを表示する位置、すなわち、ピン表示位置を選択すると、表示部36は、指のタップ動作を検出し、タップ動作の信号をCPU31に送る。前記信号をCPU31が受けると、ピン登録処理部Pr16は、ピン情報記録部50から素描一覧を読み出し、図面表示画面ds1に表示する。
操作者が素描一覧に表示された所定のピンの素描をタッチすることによって選択すると、前記ピン登録処理部Pr16は、図面表示画面ds1にウインドウを形成し、該ウインドウに属性情報の入力エリアを作成する。
そして、操作者は、該入力エリアにおいて、ピン表示位置に表示するピンに対応する属性情報として、確認対象物についてのコメント、例えば、確認対象物における確認項目、確認対象物における破損等の問題点の指摘、補修状況、確認対象物における確認結果等を入力する。
続いて、前記表示属性設定処理部Pr14は、前記ピン情報記憶部50からピン及びピン付属情報の表示属性Ls1(図6)のデフォルト値を読み出し、図面表示画面ds1に表示する。操作者が表示属性Ls1の各設定項目について表示又は非表示を選択すると、前記表示属性設定処理部Pr14は、表示属性Ls1を設定する。
これにより、操作者は、新たに登録するピンについて、図面表示画面ds1上にピンを表示するかどうか、図面表示画面ds1上に引出線Lj(図7)を表示するかどうか、各表示エリアSejに前記確認対象物の写真を表示するかどうか、及び各表示エリアSejに前記確認対象物についてのコメントを表示するかどうかを選択することができる。
続いて、ピン登録処理部Pr16は、図面表示画面ds1上にウインドウを形成し、該ウインドウに表示エリアを形成する。そして、操作者が、タブレット装置11に形成されたシャッタを押下するか、又は図面表示画面ds1上に形成されたシャッタにタッチすると、撮像装置としての電子カメラ45によって写真が撮影され、ピン情報表示処理部Pr13は写真データを取得する。
次に、ピン登録処理部Pr16は、図面表示画面ds1上にウインドウを形成し、該ウインドウに、操作者が入力した確認対象物についてのコメント、及びピン情報表示処理部Pr13が取得した写真データの写真等の補足情報を表示する。これにより、操作者は、入力したコメント及び撮影した写真を確認することができる。入力したコメント及び前記写真データの写真は、表示に関する属性情報に基づくことなく表示される。
そして、前記ピン登録処理部Pr16は、操作者が選択したピン表示位置のデータ、操作者が選択したピンの素描、操作者が入力した確認対象物についてのコメント、操作者が撮影した確認対象物の写真データ、ピン及びピン付属情報の表示属性Ls1等を新たなピン情報としてピン情報記憶部50に記録することによって、新たなピンを登録する。
また、前記ピン登録処理部Pr16は、ピン情報記憶部50から前記新たなピン情報を読み出し、サーバ装置12に送信し、図面データベースDBに記録する。
なお、画像表示画面ds1に新たなピンが登録され、新たなピン情報がサーバ装置12に送信され、図面データベースDBに記録されると、その後、前記情報取得処理部Pr11によって図面データDts及び対応するピン情報が取得され、図面表示処理部Pr12によって図面表示画面ds1に図面grsが表示され、ピン情報表示処理部Pr13によって、ピン、表示エリア、引出線等が表示されたときに、操作者は、各ピンを容易に識別することができるだけでなく、各表示エリアに表示されたピン付属情報がどのピンのものであるかを容易に認識することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 情報取得処理部Pr11はサーバ装置12から図面データDts及びピン情報を取得する。
ステップS12 図面表示処理部Pr12は図面表示画面ds1に図面grsを表示し、ピン情報表示処理部Pr13はピンPj及びピン付属情報を表示する。
ステップS13 操作者が図面grs上のピン表示位置を選択する。
ステップS14 操作者がピンの素描を選択する。
ステップS15 操作者がピンPjに対応する属性情報を入力する。
ステップS16 表示属性設定処理部Pr14はピンPj及びピン付属情報の表示属性Ls1を設定する。
ステップS17 ピン情報表示処理部Pr13は写真データを取得する。
ステップS18 ピン登録処理部Pr16は補足情報を表示する。
ステップS19 ピン登録処理部Pr16は新たなピン情報をピン情報記憶部50に登録する。
ステップS20 ピン登録処理部Pr16は新たなピン情報をサーバ装置12に送信し、処理を終了する。
前記各実施の形態においては、情報処理装置としてタブレット装置11について説明したが、本発明をカメラ付き携帯電話、PDA等の情報処理装置に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
11 タブレット装置
36 表示部
ds1 図面表示画面
grs 図面
Lj 引出線
Ls1 表示属性
Pj ピン
Pr12 図面表示処理部
Pr13 ピン情報表示処理部
Pr14 表示属性設定処理部
Sej 表示エリア

Claims (11)

  1. (a)表示部と、
    (b)該表示部に形成された図面表示画面に図面を表示する図面表示処理部と、
    (c)前記図面表示画面の所定の位置に、作業現場に設定された確認箇所を表す指標を表示するとともに、該指標と対応させて指標付属情報を表示する指標情報表示処理部と、
    (d)前記指標及び指標付属情報の表示属性を設定する表示属性設定処理部とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記指標及び指標付属情報の表示属性は、操作者が表示又は非表示を選択することによって修正される請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 修正された表示属性をデータ記憶部に記録することによって登録する表示属性登録処理部を有する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記指標付属情報は、前記図面表示画面の所定の位置に形成される表示エリアに表示される請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記指標付属情報は、前記表示エリアに表示される確認対象物についての補足情報である請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記指標情報表示処理部は、前記表示エリアに指標の密集度を表示する請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記指標付属情報は、前記指標と表示エリアとを結ぶ引出線である請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 操作者が図面表示画面上で選択した位置に前記指標を登録する指標登録処理部を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記指標登録処理部は、指標のイメージを表す素描の一覧から選択された所定の素描に基づいて指標を登録する請求項8に記載の情報処理装置。
  10. (a)請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置は、ネットワークを介してサーバ装置と接続され、
    (b)前記図面表示処理部は、サーバ装置から送信された図面データに基づいて図面を図面表示画面に表示することを特徴とする情報処理システム。
  11. 前記図面表示処理部は、サーバ装置から送信された指標情報に基づいて指標及び指標付属情報を図面表示画面に表示する請求項10に記載の情報処理システム。
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