JP7192953B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年では、複数の拠点をネットワークで接続しながら会議が行われており、この会議は電子会議と呼ばれている。電子会議では、各拠点が有する情報処理装置の画面に共通の画像(コンテンツ)を表示しながら、各拠点のユーザ間で会議を行うことができる。例えば、画面を電子的な模造紙と見立て、コンテンツ上に電子付箋や写真などの画像を貼ったり、コンテンツ上で筆記した文字を表示したりしながら、複数の拠点間で会議を行うことができる。
特開2015-090607号公報 特開2016-134846号公報 特開2013-65125号公報
電子会議が行われている間、各拠点の情報処理装置の画面には共通のコンテンツが表示され、拠点間で情報が共有されている。しかし、各拠点の情報処理装置の画面は、画面サイズや解像度が同じでないことも多く、それぞれ独立して制御されているため、ある情報処理装置でコンテンツの一部が画面に表示されていない状態が生じる場合がある。一方、コンテンツの内容は、電子会議が進行するにつれて、いずれかの拠点によって操作され、随時更新されていく。このため、例えば自拠点の情報処理装置の画面に表示されていないコンテンツの一部が他拠点の情報処理装置によって操作された場合、自拠点ではその操作に気付かないことがある。以上を鑑みると、電子会議を円滑に進める上で、共通のコンテンツに対して一方の拠点によって行われる操作の内容を、他方の拠点がリアルタイムに把握できることが望ましい。
本発明の1つの側面では、共通のコンテンツに対して一方の拠点によって行われる操作の内容を、他方の拠点がリアルタイムに把握できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
発明の一観点によれば、第1の画面を備える表示部と、複数の拠点に設置された複数の情報処理装置間で共有されるコンテンツの領域のうち前記第1の画面に表示されている範囲を示す第1の表示範囲と、前記コンテンツの領域のうち前記複数の拠点の各々に設定された他の情報処理装置の表示部が有する第2の画面に表示されている範囲を示す第2の表示範囲であって前記他の情報処理装置が設置された拠点の識別情報と対応づけられた前記第2の表示範囲とを記憶する記憶部と、前記コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうち、前記第1の表示範囲外に配置されるとともに前記複数の拠点の各々に設置された前記他の情報処理装置の前記第2の表示範囲内に配置される第1のオブジェクトを特定するオブジェクト特定部と、前記第1のオブジェクトに対する操作が前記他の情報処理装置によって実行された場合に、前記第1のオブジェクトの位置をもとに算出した前記第1の画面上の位置に、前記第1のオブジェクトの存在と、前記操作の種別とを示す画像を表示する表示制御部と、を有する情報処理装置が提供される。
一実施態様によれば、共通のコンテンツに対して一方の拠点によって行われる操作の内容を、他方の拠点がリアルタイムに把握できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することができる。
図1は、第1の実施形態における、システムの一例を示す図である。 図2は、各拠点におけるコンテンツの表示状態の一例を示す図である。 図3は、図1のシステムを用いた場合に起こり得る問題点を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態における、情報処理装置の機能ブロックの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態における、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態における、他拠点でオブジェクトに対する操作が実行された場合に、自拠点の情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、コンテンツ情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態における、マークの表示処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、自拠点表示範囲テーブルの一例を示す図である。 図10は、他拠点表示範囲テーブルの一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態における、マークが表示された画面の一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態における、他拠点で表示範囲が変更された場合に、自拠点の情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、第1の実施形態における、自拠点でアプリを起動した場合に、システム内で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。 図14は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置の画面に対してスクロール操作が行われた場合に、当該情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置の画面に対してスクロール操作が行われた場合に、システム内で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。 図16は、スクロール操作による画面の変化の一例を示す図である。 図17は、スクロール操作による画面の変化の別の一例を示す図である。 図18は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置の画面に対してズーム操作が行われた場合に、当該情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置でオブジェクトを生成、移動または消去する操作が行われた場合に、当該情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図20は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置でオブジェクト操作が行われた場合に、システム内で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。 図21は、第2の実施形態における、他拠点の表示範囲を、自拠点の情報処理装置の画面に重畳表示する処理の一例を示すフローチャートである。 図22は、各拠点におけるコンテンツの表示状態の一例を示す図である。 図23は、第3の実施形態における、マークの表示処理の一例を示すフローチャートである。 図24は、自拠点の表示範囲と他拠点の表示範囲との距離の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図24を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
以下、図1乃至図20を参照しながら、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における、システムの一例を示す図である。図1に示すように、システム1は、情報処理装置100aと、情報処理装置100bと、情報処理装置100cとを備えている。情報処理装置100a、100b、および100cは、ネットワーク30を介して相互に通信可能に接続されたコンピュータである。情報処理装置100aは、画面21aを有し、拠点Aに設置されている。また、情報処理装置100bは、画面21bを有し、拠点Bに設置されている。また、情報処理装置100cは、画面21cを有し、拠点Cに設置されている。情報処理装置100a、100b、および100cには、コンテンツを参照、編集するためのアプリケーションソフトがインストールされる。なお、ネットワーク30には、各拠点が参照するコンテンツを格納し、拠点間で送受信される情報を仲介して転送するサーバ(非図示)が接続されていてもよい。以降では、情報処理装置100a、100bおよび100cを区別しない場合は、情報処理装置100と総称することがある。また、画面21a、21bおよび21cを区別しない場合は、画面21と総称することがある。
拠点Aと、拠点Bと、拠点Cとの間で電子会議を行う際は、画面21a、画面21bおよび画面21cに同一のコンテンツが表示される。このコンテンツには、複数のオブジェクトが含まれている。オブジェクトとは、例えば電子付箋や写真などの画像、またはユーザが画面21上で筆記操作を行うことによって生成される文字やイラストなどの画像である。各拠点の情報処理装置100は、同一のコンテンツを画面21に表示することによって、コンテンツに含まれる複数のオブジェクトの情報を拠点間で共有しながら電子会議を行うことができる。ここで、電子会議を行う際に生じうる問題点について説明する。
例えば図1に示すように、電子会議で各拠点の参加者によって参照される画面21a、画面21bおよび画面21cは、同一のサイズを有しているとは限らない。一方、各拠点の画面21のサイズがたとえ同一であるとしても、各拠点は、会議中に同一の倍率を使って、同一の範囲のコンテンツを各々の画面21に表示しているとは限らない。会議中、コンテンツの表示範囲は各拠点によって個別に適宜変更され、拠点によっては、コンテンツの一部を拡大して表示しているため、コンテンツ内の全てのオブジェクトが表示されていないこともある。
図2は、各拠点におけるコンテンツの表示状態の一例を示す図である。図2に示されているコンテンツ22は、角丸四角形で表わされた9つのオブジェクト24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24iによって構成されている。以降では、これらのオブジェクトを区別しない場合は、オブジェクト24と総称することがある。図2の中央の図は、拠点A、B、Cの各々の表示範囲と、複数のオブジェクト24との位置関係を示している。図2において、オブジェクト24内のハッチングされていない無地の領域は、画面21に表示されている領域を示している。一方、複数のドットによってハッチングされている領域は、画面21に表示されていない領域を示している。
図2の拠点Bを参照すると、情報処理装置100bの画面21bには、全てのオブジェクト24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24iの全体が表示されている。
一方、拠点Aを参照すると、情報処理装置100aの画面21aには、オブジェクト24bおよびオブジェクト24cの全ての領域が表示されている。また、画面21aには、
オブジェクト24aおよびオブジェクト24dの一部の領域が表示されている。しかし、画面21aには、オブジェクト24e、24f、24g、24h、24iは表示されていない。
一方、拠点Cを参照すると、情報処理装置100cの画面21cには、オブジェクト24a、24b、24c、24f、24g、24h、24iの全ての領域が表示されている。また、画面21cには、オブジェクト24dの一部の領域が表示されている。しかし、画面21cには、オブジェクト24eは表示されていない。このように、電子会議では、画面21に表示されているオブジェクト24の種類や数が、拠点によって異なることがある。
図3は、図1のシステムを用いた場合に起こり得る問題点を説明するための図である。図3(a)は、拠点Bにおけるコンテンツ22の表示状態を示している。図3(b)は、拠点Aにおけるコンテンツ22の表示状態を示している。
図3(a)に示すように、例えば拠点Bにおいて、情報処理装置100bのユーザが、電子会議中にオブジェクト24gおよびオブジェクト24eを新たに生成したとする。ところが、図3(b)に示すように、拠点Aでは、生成されたオブジェクト24gおよびオブジェクト24eは、いずれも画面21aの外側(斜線でハッチングされた領域)に位置するため、拠点Aの画面21aには表示されていない。このため、拠点Aにいる情報処理装置100aのユーザは、オブジェクト24gおよびオブジェクト24eが生成されたことに気付かず、拠点Bとの意思疎通が円滑に行われない問題が発生し得る。また、前述のように、各拠点で同一の倍率を使って、同一の表示範囲のコンテンツ22を画面21に表示しているとは限らないため、各拠点の画面21のサイズが仮に同一であっても、同様の問題が発生し得る。以上を鑑みると、ある拠点が、画面21に表示されている領域の外で他拠点によって行われる操作を、タイムリーに把握できることが望ましい。
次に、情報処理装置100の機能ブロックについて説明する。
図4は、第1の実施形態における、情報処理装置の機能ブロックの一例を示す図である。システム1を構成する各情報処理装置100は、第1記憶部11と、第2記憶部12と、入力部13と、判定部14と、更新部15と、通信部16と、オブジェクト特定部17と、表示位置算出部18と、表示制御部19と、表示部20とを備えている。以下、各部の機能について説明する。
第1記憶部11は、情報処理装置100が実行するプログラムを記憶する。
第2記憶部12は、情報処理装置100が実行する処理に用いられる情報を格納する。第2記憶部12は、例えば、自拠点表示範囲テーブル121と、他拠点表示範囲テーブル122と、コンテンツ情報テーブル123とを格納する。自拠点表示範囲テーブル121は、自拠点の情報処理装置100の画面21に表示されているコンテンツの表示範囲を示す情報を格納する。自拠点の情報処理装置100の画面21は、第1の画面の一例である。他拠点表示範囲テーブル122は、他拠点の情報処理装置100の画面21に表示されているコンテンツの表示範囲を示す情報を格納する。他拠点の情報処理装置100の画面21は、第2の画面の一例である。コンテンツ情報テーブル123は、コンテンツ22に含まれる複数のオブジェクト24に関する情報を格納する。自拠点表示範囲テーブル121、他拠点表示範囲テーブル122およびコンテンツ情報テーブル123の詳細については後述する。
入力部13は、ユーザによる画面21に対する操作の各種入力を受け付ける。この操作
は、例えば画面21のスクロール操作、画面21の倍率を変えるズーム操作、オブジェクト24を新たに生成する操作、オブジェクト24の移動操作、オブジェクト24を消去するための操作、オブジェクト24を回転させる操作、またはオブジェクト24の内容または大きさを変更する操作などである。以降では、スクロール操作およびズーム操作を除いた、オブジェクト24に関する各種操作を、オブジェクト操作と呼称することがある。
判定部14は、情報処理装置100によって行われる各種の判定処理を実行する。
更新部15は、入力部13が受け付けたユーザによる操作の内容に応じて、自拠点表示範囲テーブル121を更新する。
通信部16は、他拠点に設置されている情報処理装置100との通信を実行する。例えば、通信部16は、自拠点側で、自拠点の情報処理装置100が有する自拠点表示範囲テーブル121またはコンテンツ情報テーブル123が更新された場合に、更新後の情報を他拠点の情報処理装置100に送信する。また、通信部16は、他拠点側で、他拠点の情報処理装置100が有する自拠点表示範囲テーブル121またはコンテンツ情報テーブル123が更新された場合に、更新後の情報を他拠点の情報処理装置100から受信する。通信部16による情報の送受信により、システム1を構成する各情報処理装置100は、他拠点で実行された画面21に対する操作の内容を把握することができる。
オブジェクト特定部17は、コンテンツ22に含まれる複数のオブジェクト24のうち、他拠点の情報処理装置100の画面21に表示されているが、自装置の画面21に表示されていないオブジェクト24を特定する。
表示位置算出部18は、オブジェクト特定部17によって特定されたオブジェクト24に対応するマークを画面21に表示する際に、マークの表示位置を算出する。ここで、マークとは、画面21に表示されていないオブジェクト24が存在する位置を示す画像である。マークの詳細については後述する。
表示制御部19は、画面21上にコンテンツ22やマークなどの画像を表示させるための表示制御を実行する。表示制御部19は、表示範囲を拡大、縮小または回転する処理を実行することによって表示範囲を適宜変更することができる。
表示部20は、画面21を備え、表示制御部19による制御に従って、画面21に画像を表示する。
次に、システム1を構成する各情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。
図5は、第1の実施形態における、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)
61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、ストレージ装置64、ディスプレイ装置65、ネットワークインタフェース66および可搬型記憶媒体用ドライブ67等を備えている。
CPU61は、情報処理装置100の処理を管理または実行するハードウェアであり、プロセッサの一例である。プロセッサとして、MPU(Micro Processing Unit)やDS
P(Digital Signal Processor)などの他の処理回路が使用されてもよい。CPU61は、図4に示す判定部14、更新部15、オブジェクト特定部17、表示位置算出部18および表示制御部19の一例である。
ROM62、RAM63およびストレージ装置64は、CPU61が実行する処理に用いられるデータおよびプログラムを格納するハードウェアである。ストレージ装置64は、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。ROM62およびストレージ装置64は、
図4に示す第1記憶部11の一例である。RAM63およびストレージ装置64は、図4に示す第2記憶部12の一例である。
ディスプレイ装置65は、画像を表示するデバイスであり、表示装置と呼称することもある。ディスプレイ装置65は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の2次元ディスプレイ装置、または立体表示が可能な3次元ディスプレイ装置によって実現される。ディスプレイ装置65は、図4に示す表示部20の一例である。
ネットワークインタフェース66は、他の装置とネットワーク30を介して通信するためのハードウェアである。ネットワークインタフェース66は、図4に示す通信部16の一例である。
情報処理装置100の構成各部は、バス69を介して相互にデータ通信可能なようにバス69に接続されている。情報処理装置100では、ROM62あるいはストレージ装置64に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ67が可搬型記憶媒体68から読み取ったプログラムをCPU61等のプロセッサが実行することにより、情報処理装置100の機能が実現される。なお、当該プログラムは、RAM63にロードされ、CPU61等のプロセッサによって実行されてもよい。
次に、第1の実施形態における、システム1を構成する各情報処理装置100によって実行される処理について説明する。
<他拠点でオブジェクト操作が実行された場合>
電子会議において、各拠点の参加者は、自身が所有する情報処理装置100を用いて、拠点間で共有されるコンテンツ22上でオブジェクト操作を実行することがある。以下では、他拠点でコンテンツ22内の複数のオブジェクト24のいずれかに対する操作が実行された場合に、自拠点の情報処理装置100によって実行される処理について説明する。
図6は、第1の実施形態における、他拠点でオブジェクト操作が実行された場合に、自拠点の情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示部20がコンテンツ22を画面21に表示しているときに、通信部16は、他拠点から、オブジェクト操作が実行されたオブジェクトの情報を受信する(S101)。S101において、通信部16は、他拠点でコンテンツ22内のオブジェクト24のいずれかが更新された場合に、操作が実行されたオブジェクト24の情報として、オブジェクト名と、位置情報と、操作種別と、操作が完了した日時とが対応付けられた情報を、他拠点の情報処理装置100から受信する。
位置情報は、オブジェクト24の位置を示す情報であり、例えばオブジェクト24の領域の左上の座標および右下の座標である。オブジェクト24の領域が矩形である場合には、矩形を構成する4頂点のうちの一つの頂点の座標と、当該頂点を起点として2方向に延びる辺の長さを位置情報とすることもできる。あるいは、オブジェクト24の領域が所定の角度で回転された矩形である場合には、矩形を構成する4頂点のうちの一つの頂点の座標と、当該頂点を起点として2方向に延びる辺の長さと、回転角とを位置情報とすることもできる。
操作種別は、他拠点の情報処理装置100のユーザがオブジェクト24に対して行ったオブジェクト操作の種別を示す情報である。なお、オブジェクト名は、識別子など、オブジェクト24を特定可能な他の情報に替えることもできる。
続いて、更新部15は、S101で受信した情報に基づいて、自拠点の情報処理装置100の第2記憶部12に格納されているコンテンツ情報テーブル123を更新する(S102)。ここで、コンテンツ情報テーブル123について説明する。
図7は、コンテンツ情報テーブルの一例を示す図である。コンテンツ情報テーブル123は、電子会議において各拠点で共有されるテーブルである。図7に示すように、コンテンツ情報テーブル123は、オブジェクト名と、位置情報と、操作種別と、操作日時と、フラグの項目を有しており、オブジェクト24毎のエントリが複数格納されている。
位置情報の項目は、表示される領域の左上の座標および右下の座標のサブ項目を有している。例えば、図7によれば、オブジェクト名が「e」のオブジェクトが、左上の座標が(e1,e2)、右下の座標が(e3,e4)で定義される位置に配置されていることを示している。
操作種別の項目は、操作の種別が格納される項目である。操作日時の項目は、操作が完了した日時が格納される項目である。例えば、図7によれば、オブジェクト名が「e」のオブジェクトが、自拠点または他拠点によって生成されたことを示している。
フラグの項目は、画面21にマークを表示する候補であるか否かを示すフラグが格納される項目である。フラグの項目は、他拠点の画面21に表示され、且つ自拠点の画面21に表示されていない条件を満足するか否かを示している。このため、フラグの項目に格納される情報は、拠点毎に異なっている。図7の例によれば、オブジェクト名が「e」のオブジェクトが、他拠点の画面21に表示され、且つ自拠点の画面21に表示されていない条件を満足することを示している。
図6に戻り、S102の更新処理により、コンテンツ情報テーブル123の操作種別の項目には、他拠点が更新したオブジェクト24に対応する欄に、「生成」、「移動」、「変更」、「消去」、「回転」などの情報が格納される。拠点間でオブジェクト24の操作に関する情報を交換することによって、自拠点のコンテンツ情報テーブル123内のオブジェクト名、位置情報および操作種別の項目には、他拠点が保有するコンテンツ情報テーブル123内の対応する項目に格納されている情報と同一となる。
続いて、情報処理装置100は、コンテンツ情報テーブル123の更新に応じて、マークの表示処理を実行する(S103)。ここで、マークの表示処理について説明する。
図8は、第1の実施形態における、マークの表示処理の一例を示すフローチャートである。
まず、オブジェクト特定部17は、第2記憶部12に格納されている他拠点表示範囲テーブル122に登録されている他拠点の表示範囲の中から、未選択の他拠点の表示範囲を選択する(S201)。続いて、オブジェクト特定部17は、自拠点の表示範囲が登録されている自拠点表示範囲テーブル121と、S201で選択された他拠点の表示範囲とを参照することによって、コンテンツ情報テーブル123に格納されている複数のオブジェクト24の中から、他拠点の画面21に表示され、自拠点の画面21に表示されていないオブジェクトを特定する(S202)。ここで、自拠点表示範囲テーブル121および他
拠点表示範囲テーブル122について説明する。
図9は、自拠点表示範囲テーブルの一例を示す図である。自拠点表示範囲テーブル121には、コンテンツの領域のうち、自拠点の情報処理装置100の画面21に表示されている範囲を示す表示範囲(第1の表示範囲)の情報が格納されている。図9に示すように、自拠点表示範囲テーブル121は、表示範囲と、更新日時の情報の項目を有している。表示範囲の項目は、表示される領域の左上の座標および右下の座標のサブ項目を有している。また、更新日時の項目は、自拠点で表示範囲を変更する操作が実施された日時を示している。例えば、「2017/2/14,9:00」は、2017年2月14日の午前9時00分に、表示範囲の情報が更新されたことを示している。自拠点表示範囲テーブル121は、自拠点の画面21に対するスクロールまたはズームなどの操作によって表示範囲が変化するたびに、更新部15によって更新される。
図10は、他拠点表示範囲テーブルの一例を示す図である。他拠点表示範囲テーブル122には、コンテンツの領域のうち、他拠点の情報処理装置100の画面21に表示されている範囲を示す表示範囲(第2の表示範囲)の情報が1または複数登録されている。図10に示すように、他拠点表示範囲テーブル122は、拠点を識別するための拠点名と、表示範囲と、更新日時の情報の項目を有している。図10は、他拠点表示範囲テーブル122を保持する情報処理装置100が図1の拠点Aに設置され、他拠点が拠点Bおよび拠点Cである場合の例である。表示範囲の項目は、自拠点表示範囲テーブル121と同様に、表示される領域の左上の座標および右下の座標のサブ項目を有している。更新日時の項目は、表示範囲を変更する操作が実施された日時を示している。他拠点表示範囲テーブル122は、他拠点から最新の表示範囲の情報を受信するたびに、更新部15によって更新される。
図8に戻り、S202では、自拠点の第1の表示範囲の情報と、他拠点の第2の表示範囲の情報とを用いて、コンテンツ情報テーブル123に格納されている複数のオブジェクト24に対してフィルタリングを行うことによって、複数のオブジェクト24の中から、他拠点の画面21に表示され、自拠点の画面21に表示されていない1又は複数のオブジェクト24を特定する。ここで、自拠点の画面21に表示されていないとは、自拠点の画面21外の領域に全体が包含され、自拠点の画面21に全く現れていない状態を示している。なお、S101で受信したオブジェクトの情報がオブジェクトの消去が実行されたことを示す場合であって、消去された位置が自拠点の画面21に表示されていない場合は、消去されたオブジェクトをS202で特定するオブジェクトに含める。
続いて、オブジェクト特定部17は、コンテンツ情報テーブル123の、抽出したオブジェクト24に対応するフラグの項目の位置に、フラグを設定する(S203)。図7の例では、他拠点の画面21に表示され、自拠点の画面21に表示されていない各オブジェクトに対応するフラグの項目の位置に、フラグとして「1」が設定されている。一方、他拠点の画面21に表示され、且つ自拠点の画面21に表示されていない条件を満足しないオブジェクトに対しては、フラグとして「0」が設定されている。
続いて、表示位置算出部18は、フラグが「1」に設定されたオブジェクトの各々について、オブジェクトの方向を特定し、マークを表示する位置を算出する(S204)。具体的には、例えば表示位置算出部18は、コンテンツ情報テーブル123に格納されているオブジェクトの位置情報を用いて、フラグが「1」に設定されたオブジェクト24の各々について、オブジェクト24の中心の座標を算出する。そして、表示位置算出部18は、画面21の中心と算出したオブジェクトの中心の座標とを結ぶ直線と、表示範囲の輪郭線との交点を特定する。この交点が、画面21の中心を基準としたオブジェクト24の方向を示している。そして、特定した交点から所定の距離だけ画面21の中心方向に離れた
位置を、マークを表示する位置として決定する。以上のようにして、S204の処理を実行する。
続いて、表示制御部19は、S204で算出した位置に、マークを表示する(S205)。S205において、表示制御部19は、コンテンツ情報テーブル123を参照し、フラグが「1」に設定されたオブジェクト24の各々について、対応する操作種別の設定内容を特定する。そして、表示制御部19は、操作種別が未設定、すなわち、操作が行われていないオブジェクトについては、操作が行われていないことを示すマークをS204で算出した位置に表示する。一方、操作種別が設定されているオブジェクトについては、操作種別に応じた種類のマークをS204で算出した位置に表示する。表示するマークは、例えば画面21の中心を基準としたオブジェクトの方向ベクトルを示す画像であり、例えばくさび型(三角形)または矢印の形状の画像を用いることができる。マークを表示する際は、操作種別の設定の有無が視認できるように、または操作種別毎に視認できるように、マークの色を異ならせて表示することもできる。
図11は、第1の実施形態における、マークが表示された画面の一例を示す図である。図11では、説明の便宜上、オブジェクト操作がなされたオブジェクトには、操作種別を付している。図11に示すように、画面21には、くさび型のマーク25b、25d、25e、25g、および25iが表示されており、それぞれ画面21に表示されていないオブジェクト24b、24d、24e、24g、および24iの存在および操作種別を示している。移動の操作が行われたオブジェクト24iに対応するマーク25iは、白色で表示されている。生成の操作が行われたオブジェクト24eおよび24gに対応するマーク25eおよび25gは、斜線のハッチングが施された状態で表示されている。操作が行われていないオブジェクト24bおよび24dに対応するマーク25bおよび25dは、黒色で表示されている。以降では、これらのマークを区別しない場合は、マーク25と総称することがある。
上述の表示方法によれば、ユーザは、表示されている矢印の色または模様から、画面21に表示されていないオブジェクト24の状況を容易に認識することができる。その他の表示方法としては、画面21の中心からオブジェクト24までの距離を、予め設定した複数の段階(例えば3段階)のいずれかに分類し、当該段階に応じて矢印の長さまたは色を異ならせて表示することもできる。この方法によれば、ユーザは、表示されている矢印の長さまたは色から、画面21と非表示のオブジェクトとの位置関係を容易に認識することができる。
続いて、判定部14は、他拠点の表示範囲は全て選択されたか否かを判定する(S206)。判定部14によって、他拠点の表示範囲が全て選択されていないと判定された場合(S206:No)、S201に戻り、S201以降の処理を再び実行する。一方、判定部14によって、他拠点の表示範囲が全て選択されたと判定された場合(S206:Yes)、マーク25を表示するための一連の処理を終了する。
以上のようにして、情報処理装置100による処理が実行される。
このように、オブジェクト24の存在を示すマーク25を画面21に表示することによって、画面21に表示されていないオブジェクト24の存在を認識することができる。更に、操作種別に応じた種類のマーク25を表示することによって、他拠点によって行われた、自拠点の画面21に表示されていないオブジェクト24に対する操作の内容を把握することが可能となる。
また、コンテンツ情報テーブル123に格納されている複数のオブジェクト24の中か
ら、他拠点の画面21に表示され、自拠点の画面21に表示されていないオブジェクト24を特定する方法によれば、マーク25に対応するオブジェクト24が、他拠点で参照されているオブジェクト24に限定されるため、拠点間の意思疎通を妨げない範囲で、マーク25の表示処理の負荷を低減させることができる。
<他拠点で表示範囲情報が変更された場合>
次に、他拠点で表示範囲が変更された場合に、自拠点の情報処理装置100によって実行される処理について説明する。
図12は、第1の実施形態における、他拠点で表示範囲が変更された場合に、自拠点の情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示部20がコンテンツ22を画面21に表示しているときに、通信部16は、他拠点から表示範囲の情報を受信する(S301)。通信部16は、他拠点でスクロールまたはズームなどの操作が行われた結果、他拠点の情報処理装置100の画面21の表示範囲が変化した場合に、操作によって更新された他拠点の表示範囲の情報を他拠点の情報処理装置100から受信する。
続いて、更新部15は、S301で受信した情報に基づいて、第2記憶部12に格納されている他拠点表示範囲テーブル122を更新する(S302)。
続いて、情報処理装置100は、他拠点表示範囲テーブル122の更新に応じて、マーク25の表示処理を実行する(S303)。S303の処理は、図6に示すS103の処理と同様である。
以上のようにして、情報処理装置100による処理が実行される。
次に、自拠点の情報処理装置100に対してユーザが行った操作を契機として、システム1内で実行される処理について説明する。ここでは、説明を簡略化するため、システム1を構成する他拠点の情報処理装置100が1台であり、自拠点と他拠点との間にコンテンツ22を格納するサーバが接続されているものとして説明する。
図13は、第1の実施形態における、自拠点でアプリを起動した場合に、システム内で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。図13では、スペースの都合上、情報処理装置の参照符号「100」は省略されている。
まず、自拠点のユーザは、自拠点の情報処理装置100に対してアプリを起動するための操作入力を行う(S401)。この操作入力に応じて、自拠点の情報処理装置100ではアプリが起動される。そして、自拠点の情報処理装置100は、サーバに対してコンテンツ22を要求する(S402)。サーバは、コンテンツ22の要求を受信すると、サーバ内に格納されているストレージ装置(非図示)からコンテンツ22を読み出し、自拠点の情報処理装置100に送信する(S403)。
自拠点の情報処理装置100は、サーバからコンテンツ22を受信すると、コンテンツ22を画面21に表示する。そして、自拠点の情報処理装置100は、コンテンツ22を表示しているときの表示範囲の情報を、サーバに通知する(S404)。サーバは、受信した表示範囲の情報を、他拠点の情報処理装置100に通知する(S405)。
以上のようにして、システム1による処理が実行される。
<自拠点でスクロール操作が行われた場合>
次に、自拠点の情報処理装置100の画面21に対してスクロール操作が行われた場合に、当該情報処理装置100によって実行される処理について説明する。
図14は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置の画面21に対してスクロール操作が行われた場合に、当該情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。図15は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置の画面21に対してスクロール操作が行われた場合に、システム内で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。図15でも図13と同様に、情報処理装置の参照符号「100」は省略されている。
まず、図14および図15に示すように、自拠点の情報処理装置100の表示部20がコンテンツを画面21に表示しているときに、入力部13は、自拠点のユーザから、自装置の画面21に対するスクロール操作の入力を受け付ける(S501)。その後、図14に示すように、表示制御部19は、スクロール操作の入力に応じて、画面21のスクロール処理を実行する(S502)。スクロール処理が実行されると、コンテンツ22の表示範囲が変化する。そこで、更新部15は、表示範囲の変化に応じて、第2記憶部12に格納されている自拠点表示範囲テーブル121を更新する(S503)。
続いて、図14に示すように、通信部16は、更新された自拠点の表示範囲の情報を、他拠点に通知する(S504)。S504では、例えば図15に示すように、更新された自拠点の表示範囲の情報をサーバに送信する(S504a)。そして、サーバが、受信した表示範囲の情報を他拠点の情報処理装置100に転送する(S504b)。しかし、自拠点の情報処理装置100から他拠点の情報処理装置100へ、表示範囲の情報を直接送信することもできる。他拠点は、更新された表示範囲の情報を受信することによって、自拠点の最新の表示範囲の情報を保持することができる。
続いて、図14に示すように、自拠点の情報処理装置100は、自拠点の表示範囲の変化に応じて、マーク25の表示処理を実行する(S505)。S505の処理は、図6に示すS103の処理と同様である。
図16は、スクロール操作による画面の変化の一例を示す図である。図16(a)はスクロール操作前の画面21の表示状態を示している。図16(b)は、画面21に対して左方向にスクロール操作を行った場合に更新された、画面21の表示状態を示している。更に、図16では、以前に移動の操作が行われたオブジェクト24には、「移動」の文字が付されている。
図16(a)に示すように、スクロール操作前では、画面21に表示されていないオブジェクト24の各々について、その存在する位置を示すマーク25が画面21に表示されている。一方、スクロール操作が行われると、図14に示す一連の処理を経て、図16(b)に示すように、スクロール操作前において画面21に表示されていなかったオブジェクト24bの一部が現れる。これに伴い、図16(a)では存在した、オブジェクト24bに対応するマーク25bが消えている。このとき、コンテンツ情報テーブル123のオブジェクト24bに対応するフラグは「1」から「0」に変化し、コンテンツ情報テーブル123の操作種別の項目に格納されている「移動」の情報は消去されることとなる。このように、画面21に対する操作が行われるたびにコンテンツ情報テーブル123が更新され、それによって画面21では、マーク25の表示状態が更新される。これにより、画面21に表示されていないオブジェクト24が存在する位置をタイムリーに把握することができる。
図17は、スクロール操作による画面の変化の別の一例を示す図である。図17(a)はスクロール操作前の画面21の表示状態を示している。図17(b)は、画面21に対して左方向にスクロール操作を行った場合に更新された、画面21の表示状態を示している。図17の例は、オブジェクトが生成された順序を示す数値がマーク25上に付されていることを特徴としている。なお、図17でも、以前に移動操作が行われたオブジェクトには、説明の便宜上、「移動」の文字が付されている。
図17(a)に示すように、スクロール操作前では、画面21に表示されていないオブジェクトの各々について、その存在位置を示すマーク25が画面21に表示されている。図17(a)の例では、オブジェクト24bに対応するマーク25bには「1」が付されており、オブジェクト24gに対応するマーク25gには「2」が付されている。これらの数値は、オブジェクト24が生成された順序を示しており、この順序は、コンテンツ情報テーブル123の操作日時の項目に格納されている情報に基づいて決定される。これにより、ユーザは、画面21に表示されたマーク25を参照することによって、画面21に表示されていないオブジェクト24の生成順序を認識することができる。一方、スクロール操作が行われると、図17(b)に示すように、スクロール操作前において画面21に表示されていなかったオブジェクト24bの一部が現れる。これに伴い、図17(a)では存在した、オブジェクト24bに対応するマーク25bが消えている。このとき、コンテンツ情報テーブル123のオブジェクト24bに対応するフラグは「1」から「0」に変化し、操作種別の項目に格納されている「移動」の情報は消去されることとなる。更に、オブジェクト24bに対応するマーク25bには「1」が付されていたため、更新された操作日時の情報に基づいて、オブジェクト24gの生成順序は繰り上がり、オブジェクト24gに対応するマーク25gに付されていた数値は「2」から「1」に変化する。このように、画面21に対する操作が行われるたびにコンテンツ情報テーブル123が更新され、それによってマーク25の表示状態が更新される。これにより、画面21に表示されていないオブジェクト24が存在する位置をタイムリーに把握することができる。
以上のようにして、情報処理装置100による、画面21に対してスクロール操作を行った場合に実行される処理が実行される。
このように、オブジェクト24の存在を示すマーク25を表示することによって、画面21に表示されていないオブジェクト24の存在を認識することができる。更に、操作種別に応じた種類のマーク25を表示することによって、他拠点によって行われた、自拠点の画面21に表示されていないオブジェクト24に対する操作の内容を把握することが可能となる。
<自拠点でズーム操作が行われた場合>
次に、自拠点の情報処理装置100の画面21に対してズーム操作が行われた場合に、当該情報処理装置100によって実行される処理について説明する。ズーム操作とは、画面21に表示されている領域の範囲を拡大または縮小する処理である。
図18は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置の画面に対してズーム操作が行われた場合に、当該情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、自拠点の情報処理装置100の表示部20がコンテンツ22を画面21に表示しているときに、入力部13は、自拠点のユーザから、自装置の画面21に対するズーム操作の入力を受け付ける(S601)。その後、表示制御部19は、ズーム操作の入力に応じて、画面21のズーム処理を実行する(S602)。ズーム処理が実行されると、コンテンツの表示範囲が変化する。そこで、更新部15は、表示範囲の変化に応じて、第2記
憶部12に格納されている自拠点表示範囲テーブル121を更新する(S603)。S603の処理は、図14に示すS503の処理と同様である。
続いて、通信部16は、更新された自拠点の表示範囲情報を、他拠点に通知する(S604)。S604の処理は、図14に示すS504の処理と同様である。
続いて、情報処理装置100は、表示範囲の変化に応じて、マーク25の表示処理を実行する(S605)。S605の処理は、図14に示すS505の処理と同様である。
以上のようにして、情報処理装置100による、画面21に対してズーム操作を行った場合に実行される処理が実行される。
<自拠点でオブジェクト操作が行われた場合>
次に、自拠点の情報処理装置100に対してオブジェクト操作が行われた場合に、当該情報処理装置100によって実行される処理について説明する。
図19は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置でオブジェクト操作が行われた場合に、当該情報処理装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。自拠点で行われる操作の対象となるオブジェクト24は、第2のオブジェクトの一例である。
図20は、第1の実施形態における、自拠点の情報処理装置でオブジェクト操作が行われた場合に、システム内で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。図20でも図13および図15と同様に、情報処理装置の参照符号「100」は省略されている。
まず、図19および図20に示すように、自拠点の情報処理装置100の表示部20がコンテンツを画面21に表示しているときに、入力部13は、自拠点のユーザから、オブジェクト操作の入力を受け付ける(S701)。その後、表示制御部19は、入力の内容に応じて、オブジェクト操作を実行する(S702)。
続いて、更新部15は、S702の処理内容に応じて、第2記憶部12に格納されているコンテンツ情報テーブル123を更新する(S703)。S703において、更新部15は、S702でオブジェクト24が生成された場合には、新たにオブジェクトのエントリを格納する。具体的には、更新部15は、生成したオブジェクト24のオブジェクト名と、オブジェクトの位置情報と、「生成」を示す操作種別と、操作日時の情報とが対応付けられたエントリをコンテンツ情報テーブル123に格納する。一方、更新部15は、S702でオブジェクト24が移動された場合には、コンテンツ情報テーブル123に格納されている既存のエントリを更新する。具体的には、更新部15は、移動されたオブジェクト24のオブジェクト名に対応する位置情報および操作日時を更新し、操作種別の欄には「移動」を示す情報を設定する。一方、更新部15は、S702でオブジェクトが消去された場合にも、コンテンツ情報テーブル123に格納されている既存のエントリを更新する。具体的には、更新部15は、消去されたオブジェクトのオブジェクト名に対応する位置情報を消去し、操作日時を更新する。また、更新部15は、消去されたオブジェクト24のオブジェクト名に対応する操作種別の欄に、「消去」を示す情報を設定する。
続いて、通信部16は、オブジェクト24の変更内容を他拠点に通知する(S704)。S704では、例えば図20に示すように、オブジェクト24の変更内容をサーバに送信し(S704a)、サーバが、受信したオブジェクト24の変更内容を他拠点の情報処理装置100に転送する(S704b)。しかし、自拠点の情報処理装置100から他拠点の情報処理装置100へ、オブジェクト24の変更内容を直接送信することもできる。
ここで、オブジェクト24が消去された場合には、前述の通り、自拠点のコンテンツ情報テーブル123には、操作種別の項目に「消去」を示す情報が設定されたエントリが含まれている。このため、他拠点の情報処理装置100は、通知されたオブジェクト24の変更内容を参照することで、消去されたオブジェクト24が存在することを容易に認識することができる。
続いて、自拠点の情報処理装置100は、オブジェクト24の変更内容に応じて、マーク25の表示処理を実行する(S705)。S705の処理は、図14に示すS505の処理と同様である。
以上のようにして、自拠点の情報処理装置100による処理が実行される。
第1の実施形態によれば、複数の拠点間で共有される、複数のオブジェクト24を含むコンテンツ22において、複数のオブジェクト24の中の第1のオブジェクトに対する操作が他拠点の情報処理装置100によって実行されたことを示す通知を受信し、通知に応じて、複数のオブジェクト24の中から、他拠点の情報処理装置100の第2の画面に表示され、第1の画面に表示されていない1または複数のオブジェクトを特定し、第1のオブジェクトが1または複数のオブジェクトに含まれる場合に、第1のオブジェクトの位置をもとに算出した第1の画面上の位置に、第1のオブジェクトの存在と、操作の種別とを示す画像を表示する。この方法によれば、自拠点の情報処理装置100の画面21に表示されていないオブジェクト24の存在を示すマーク25が画面に表示されるため、電子会議に用いられる共通のコンテンツ22に対して他拠点によって行われる操作の内容をリアルタイムで把握することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、他拠点の表示範囲の輪郭線は、自拠点の情報処理装置100の画面21には表示されていない。これに対して第2の実施形態では、他拠点の表示範囲の輪郭線が、自拠点の情報処理装置100の画面21に重畳表示されることを特徴としている。
以下、図21および図22を参照しながら、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態でも、第1の実施形態のシステム1と同一のシステムを用いることができるので、システムに関する説明を省略する。なお、第1の実施形態と同一の構造物については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態において、他拠点でコンテンツ22内の複数のオブジェクト24のいずれかに対する操作が実行された場合、自拠点の情報処理装置100は、まず図6に示すS101およびS102の処理を実行する。一方、他拠点で表示範囲情報が変更された場合、自拠点の情報処理装置100は、まず図12に示すS301およびS302の処理を実行する。一方、自拠点の情報処理装置100の画面21に対してスクロール操作が行われた場合、当該情報処理装置100は、まず図14に示すS501からS504までの処理を実行する。一方、自拠点の情報処理装置100の画面21に対してズーム操作が行われた場合、当該情報処理装置100は、まず図18に示すS601からS604までの処理を実行する。情報処理装置100は、S102、S302、S504またはS604の処理を実行すると、他拠点の表示範囲を、自拠点の情報処理装置100の画面21に重畳表示する処理を実行する。ここで、他拠点の表示範囲を、自拠点の情報処理装置100の画面21に重畳表示する処理について説明する。
図21は、第2の実施形態における、他拠点の表示範囲を、自拠点の情報処理装置の画面に重畳表示する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示制御部19は、他拠点表示範囲テーブル122に登録されている他拠点の表示範囲の中から、未選択の他拠点の表示範囲を選択する(S801)。
続いて、判定部14は、自拠点表示範囲テーブル121に登録されている自拠点の表示範囲内に、S801で選択された他拠点の表示範囲の輪郭線が存在するか否かを判定する(S802)。自拠点の表示範囲内に、他拠点の表示範囲の輪郭線が存在しないと判定された場合(S802:No)、S804に移る。一方、自拠点の表示範囲内に、他拠点の表示範囲の輪郭線が存在すると判定された場合(S802:Yes)、表示制御部19は、自拠点の表示範囲内に存在する、他拠点の表示範囲の輪郭線画像を画面21に重畳表示する(S803)。S803で表示する輪郭線画像は、どの拠点に属するのかが認識できるように、拠点毎に異なる色を使って表示されることが望ましい。S803の処理の後、S804に移る。
S804において、判定部14は、他拠点の表示範囲が全て選択されたか否かを判定する。他拠点の表示範囲が全て選択されていないと判定された場合(S804:No)、S801に戻り、S801以降の処理を再び実行する。一方、他拠点の表示範囲が全て選択されたと判定された場合(S804:Yes)、他拠点の表示範囲を重畳表示する一連の処理を終了する。
他拠点の表示範囲を重畳表示する一連の処理が終了した後、情報処理装置100は、マーク25の表示処理を実行する。マーク25の表示処理は、図6に示すS103の処理と同様である。
以上のようにして、情報処理装置100による処理が実行される。
図22は、各拠点におけるコンテンツの表示状態の一例を示す図である。図22中の図2と同一の構成物については、説明を省略する。
図22に示すように、拠点Aの表示範囲内には、拠点Bの表示範囲の輪郭線と、拠点Cの表示範囲の輪郭線のいずれも存在しない。このため、拠点Aの情報処理装置100aの画面21aには、拠点B、Cの表示範囲の輪郭線画像は重畳表示されておらず、オブジェクト24a、24b、24c、24dのみが表示されている。
一方、拠点Bの表示範囲内には、拠点Aの表示範囲の輪郭線と、拠点Cの表示範囲の輪郭線がともに存在する。このため、拠点Bの情報処理装置100bの画面21bには、オブジェクト24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24iとともに、拠点Aの表示範囲の輪郭線画像26と、拠点Cの表示範囲の輪郭線画像27とが重畳表示されている。図22では、輪郭線画像として破線が用いられているが、実線を用いることもできる。あるいは、色を使って各拠点の表示範囲を区別しても良いし、各拠点の表示範囲を線ではなく、輪郭線を含む図形で示すことも可能である。
一方、拠点Cの表示範囲内には、拠点Aの表示範囲の輪郭線は存在するが、拠点Bの表示範囲の輪郭線は存在しない。このため、拠点Cの情報処理装置100cの画面21cには、オブジェクト24a、24b、24c、24d、24f、24g、24h、24iとともに、拠点Aの表示範囲の輪郭線画像26が重畳表示されている。
第2の実施形態によれば、自拠点の表示範囲内に、他拠点の表示範囲の輪郭線が存在する場合に、自拠点の情報処理装置100の画面21に他拠点の表示範囲の輪郭線画像を重畳表示する。この方法によれば、オブジェクト24と他拠点の表示範囲の輪郭線画像とが
重畳して表示されるため、自拠点の情報処理装置のユーザは、他拠点でどのオブジェクト24を表示しているのかをリアルタイムに把握することが可能となる。電子会議では、自拠点でオブジェクトに対して操作を行うときに、他拠点で当該オブジェクトが表示されているか否かを意識しながら操作を開始することができるため、会議をより円滑に実施することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第2の実施形態では、全ての他拠点の各々について、他拠点で表示されているが、自拠点に表示されていないオブジェクト24のマーク25を表示する処理を実行する。これに対して第3の実施形態では、自拠点の表示範囲と他拠点の表示範囲との距離が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に限り、当該他拠点に関連するオブジェクト24に対応するマーク25を表示する処理を実行することを特徴としている。
他拠点の表示範囲が自拠点の表示範囲と近い位置関係にある場合には、自拠点で行っている操作と関連性のある操作を他拠点でも行っていると見做すことができる。逆に、他拠点の表示範囲が自拠点の表示範囲と近い位置関係にない場合には、他拠点で行われている操作が、自拠点と関連性のない操作であると見做すことができ、他拠点が操作しているオブジェクト24に対応するマーク25の表示を省略することができる。第3の実施形態は、この考え方を利用したものである。
以下、図23および図24を参照しながら、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態でも、第1の実施形態のシステム1と同一のシステムを用いることができるので、システムに関する説明を省略する。なお、第1の実施形態と同一の構造物については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
第3の実施形態において、他拠点でコンテンツ22内の複数のオブジェクト24のいずれかに対する操作が実行された場合、自拠点の情報処理装置100は、まず図6に示すS101およびS102の処理を実行する。一方、他拠点で表示範囲情報が変更された場合、自拠点の情報処理装置100は、まず図12に示すS301およびS302の処理を実行する。一方、自拠点の情報処理装置100の画面21に対してスクロール操作が行われた場合、当該情報処理装置100は、まず図14に示すS501からS504までの処理を実行する。一方、自拠点の情報処理装置100の画面21に対してズーム操作が行われた場合、当該情報処理装置100は、まず図18に示すS601からS604までの処理を実行する。情報処理装置100は、操作内容に応じてS102、S302、S504またはS604のいずれかの処理を実行すると、マーク25の表示処理を実行する。ここで、第3の実施形態において実行されるマーク25の表示処理について説明する。
図23は、第3の実施形態における、マークの表示処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示制御部19は、他拠点表示範囲テーブル122に登録されている他拠点の表示範囲の中から、未選択の他拠点の表示範囲を選択する(S901)。
続いて、判定部14は、自拠点表示範囲テーブル121に登録されている自拠点の表示範囲と、S901で選択された他拠点の表示範囲との距離が、所定の閾値よりも小さいか否かを判定する(S902)。
図24は、自拠点の表示範囲と他拠点の表示範囲との距離の一例を示す図である。
S902では、例えば図24(a)に示すように、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42との距離を、自拠点の表示範囲41の中心Pと他拠点の表示範囲42の中心Qとを端点とした線分PQ43の長さと定義し、この長さが所定の閾値よりも小さいか否かを判定する方法を用いることができる。この方法によれば、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42とが重複しているか否かに関わらず、所定の距離との比較を行うことができる。
あるいは、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42とが重複していない場合には、図24(b)に示すように、自拠点の表示範囲41の中心Pと、他拠点の表示範囲42の中心Qとを端点とした線分PQ43の位置における、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42との間の間隙44(太線で示した部分)の長さを距離と定義し、この長さが所定の閾値よりも小さいか否かを判定する方法を用いることもできる。この方法によれば、間隙を利用して判定を行うため、表示範囲の大きさに影響されずに、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42とが互いに近い位置関係にあるか否かを判定することができる。
図23に戻り、S902において、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42との距離が、所定の閾値よりも小さくないと判定された場合(S902:No)、当該他拠点の情報を用いてマーク25の表示処理を実行しないと判定され、S907に移る。一方、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42との距離が、所定の閾値よりも小さいと判定された場合(S902:Yes)、当該他拠点の情報を用いてマーク25の表示処理を実行すると判定される。そして、図23に示すS903からS906までの処理を実行することによって、他拠点で表示されているが、自拠点に表示されていないオブジェクト24のマーク25を表示する処理を実行する。S903からS906までの処理は、図8に示すS202からS205までの処理と同様である。
S906の処理の後、判定部14は、他拠点の表示範囲42が全て選択されたか否かを判定する(S907)。他拠点の表示範囲42が全て選択されていないと判定された場合(S907:No)、S901に戻り、S901以降の処理を再び実行する。一方、他拠点の表示範囲42が全て選択されたと判定された場合(S907:Yes)、マーク25を表示するための一連の処理を終了する。
以上のようにして、情報処理装置100による処理が実行される。
第3の実施形態によれば、複数の他拠点の各々について、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42との距離が所定の閾値よりも小さいか否かを判定し、当該距離が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、マーク25を表示する処理を実行する。この方法によれば、自拠点と無関係な他拠点で表示されているオブジェクト24に対応するマーク25が表示されないようにできるため、画面21に表示されるマーク25の数が第1の実施形態の場合よりも少なくなることが期待でき、ユーザにとって、画面21上におけるマーク25の視認性の向上を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、第1乃至第3の実施形態では、表示領域として矩形領域を例示したが、矩形領域に限定されず、例えば角丸四角形、真円形または楕円形など、矩形以外の形状を領域として用いることもできる。
また、第1乃至第3の実施形態では、オブジェクト24の存在と、操作の種別とを示す画像としてマーク25を例示したが、画面21の輪郭の内縁周囲を、表示されていないオブジェクト24の存在をユーザに示すための通知領域として確保し、通知領域内にマーク
25を表示する代わりに、通知領域内の表示位置に対応する所定の領域を着色して表示する方法を採用することもできる。また、表示するマーク25は、ユーザが認識しやすいように点滅させることもできる。
また、第3の実施形態では、自拠点の表示範囲41と他拠点の表示範囲42との距離が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に限り、当該他拠点に関連するオブジェクト24に対応するマーク25を表示する処理を実行することとしたが、他拠点の表示範囲42が自拠点の表示範囲41と重複していると判定された場合に限り、マーク25を表示する処理を実行することとしてもよい。
なお、前述した情報処理装置および情報処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばSDメモリカードなどのメモリカードである。なお、前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク30等を経由して伝送されてもよい。
1:システム
11:第1記憶部
12:第2記憶部
13:入力部
14:判定部
15:更新部
16:通信部
17:オブジェクト特定部
18:表示位置算出部
19:表示制御部
20:表示部
21、21a、21b、21c:画面
22:コンテンツ
24、24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h、24i:オブジェクト
25、25b、25d、25e、25g、25i:マーク
26:輪郭線画像
27:輪郭線画像
30:ネットワーク
41:自拠点の表示範囲
42:他拠点の表示範囲
43:線分PQ
44:間隙
61:CPU
62:ROM
63:RAM
64:ストレージ装置
65:ディスプレイ装置
66:ネットワークインタフェース
67:可搬型記憶媒体用ドライブ
68:可搬型記憶媒体
69:バス
100、100a、100b、100c:情報処理装置
121:自拠点表示範囲テーブル
122:他拠点表示範囲テーブル
123:コンテンツ情報テーブル

Claims (12)

  1. 第1の画面を備える表示部と、
    複数の拠点に設置された複数の情報処理装置間で共有されるコンテンツの領域のうち前記第1の画面に表示されている範囲を示す第1の表示範囲と、前記コンテンツの領域のうち前記複数の拠点の各々に設定された他の情報処理装置の表示部が有する第2の画面に表示されている範囲を示す第2の表示範囲であって前記他の情報処理装置が設置された拠点の識別情報と対応づけられた前記第2の表示範囲とを記憶する記憶部と、
    前記コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうち、前記第1の表示範囲外に配置されるとともに前記複数の拠点の各々に設置された前記他の情報処理装置の前記第2の表示範囲内に配置される第1のオブジェクトを特定するオブジェクト特定部と、
    前記第1のオブジェクトに対する操作が前記他の情報処理装置によって実行された場合に、前記第1のオブジェクトの位置をもとに算出した前記第1の画面上の位置に、前記第1のオブジェクトの存在と、前記操作の種別とを示す画像を表示する表示制御部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、オブジェクト毎に、前記オブジェクトの配置されている位置が前記第1の表示範囲外であるとともに前記第2の表示範囲内にあるか否かを示すフラグを記憶し、
    前記表示制御部は、前記第1の表示範囲のスクロール操作に応じて、前記第1の表示範囲が移動された後の表示領域に、前記第1の画面に表示されていなかった第3のオブジェクトが出現したときに、前記第3のオブジェクトのフラグの状態を変更し、前記フラグの状態の変更に応じて、前記第1の画面に表示されるマークを更新する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1のオブジェクトと、前記第1の画面に表示されている範囲を示す第1の表示範囲との位置関係に基づいて、前記画像を表示する位置を算出する算出部を更に有する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記第1のオブジェクトが、前記第1の表示範囲が変化することによって前記第1の画面に表示された場合に、前記画像を消去する、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の表示範囲が変更された場合に、前記第1の表示範囲が変更されたことを示す通知を前記他の情報処理装置に送信する通信部を更に有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記通信部は、前記コンテンツに含まれる第2のオブジェクトに対する操作が前記第1の画面を通じて実行された場合に、前記第2のオブジェクトに対する操作が実行されたことを示す通知を前記他の情報処理装置に送信する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御部は、前記第1の表示範囲内に、前記他の情報処理装置が備える第2の画面に表示されている範囲を示す第2の表示範囲の輪郭線が存在する場合に、前記第1の画面に前記第2の表示範囲の輪郭線画像を重畳表示する、請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数の他拠点の各々について、前記第1の表示範囲と前記第2の表示範囲との距離が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する判定部を更に有し、
    前記表示制御部は、前記距離が前記所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、前記画像を表示する処理を実行する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記距離は、前記第1の表示範囲の中心と前記第2の表示範囲の中心とを結ぶ線分の長さである、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記距離は、前記第1の表示範囲の中心と、前記第2の表示範囲の中心とを端点とした線分の位置における、前記第1の表示範囲と前記第2の表示範囲との間の間隙である、請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 第1の画面を備える情報処理装置によって、
    複数の拠点に設置された複数の情報処理装置間で共有されるコンテンツの領域のうち前記第1の画面に表示されている範囲を示す第1の表示範囲と、前記コンテンツの領域のうち前記複数の拠点の各々に設定された他の情報処理装置の表示部が有する第2の画面に表示されている範囲を示す第2の表示範囲であって前記他の情報処理装置が設置された拠点の識別情報と対応づけられた前記第2の表示範囲とを記憶部に記憶し、
    前記コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうち、前記第1の表示範囲外に配置されるとともに前記複数の拠点の各々に設置された前記他の情報処理装置の前記第2の表示範囲内に配置される第1のオブジェクトを特定し、
    前記第1のオブジェクトに対する操作が前記他の情報処理装置によって実行された場合に、前記第1のオブジェクトの位置をもとに算出した前記第1の画面上の位置に、前記第1のオブジェクトの存在と、前記操作の種別とを示す画像を表示する、情報処理方法。
  12. 第1の画面を備える情報処理装置に、
    複数の拠点に設置された複数の情報処理装置間で共有されるコンテンツの領域のうち前記第1の画面に表示されている範囲を示す第1の表示範囲と、前記コンテンツの領域のうち前記複数の拠点の各々に設定された他の情報処理装置の表示部が有する第2の画面に表示されている範囲を示す第2の表示範囲であって前記他の情報処理装置が設置された拠点の識別情報と対応づけられた前記第2の表示範囲とを記憶部に記憶し、
    前記コンテンツに含まれる複数のオブジェクトのうち、前記第1の表示範囲外に配置されるとともに前記複数の拠点の各々に設置された前記他の情報処理装置の前記第2の表示範囲内に配置される第1のオブジェクトを特定し、
    前記第1のオブジェクトに対する操作が前記他の情報処理装置によって実行された場合に、前記第1のオブジェクトの位置をもとに算出した前記第1の画面上の位置に、前記第1のオブジェクトの存在と、前記操作の種別とを示す画像を表示する処理を実行させるためのプログラム。
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