JP2019099632A - 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019099632A
JP2019099632A JP2017229858A JP2017229858A JP2019099632A JP 2019099632 A JP2019099632 A JP 2019099632A JP 2017229858 A JP2017229858 A JP 2017229858A JP 2017229858 A JP2017229858 A JP 2017229858A JP 2019099632 A JP2019099632 A JP 2019099632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
weight
curable resin
composition
resin molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017229858A
Other languages
English (en)
Inventor
香奈 稲垣
Kana Inagaki
香奈 稲垣
清水 美絵
Mie Shimizu
美絵 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2017229858A priority Critical patent/JP2019099632A/ja
Publication of JP2019099632A publication Critical patent/JP2019099632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

【課題】常温での伸張性に優れるとともにTg以上での熱特性に優れた(貯蔵弾性率を確保できる)硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂形体の製造方法を提供する。【解決手段】少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基とを有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンとを含有し、化合物(B)の配合割合が、化合物(A)の11重量%以上、100重量%以下である組成物を、溶媒に溶融して基材に塗布し、前記組成物に光を照射して硬化し、硬化した前記組成物を前記基材から剥離することで、硬化性樹脂成形体が得られる。【選択図】図1

Description

本発明は、硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法に関する。
エレクトロニクス分野をはじめ医療、食品、建装材など幅広い分野において用いられる機能性フィルムは、帯電防止性やガスバリア性、光学特性、熱特性などの機能性を有している。機能性フィルムの例としては、液晶表示装置、プラズマ表示装置、発光ダイオード表示装置、EL表示装置、タッチパネルなどの表示装置部品の保護フィルム等がある。機能性フィルムの作製方法には様々な方法があるが、近年主に用いられている機能性フィルムは、TACフィルム、PETフィルム、PEフィルムなどの熱可塑性樹脂基材に、機能性付与を目的としたコーティングが施されて製造される場合が多い。
熱可塑性樹脂基材へのコーティングにより機能性フィルムを作製する際、基材との密着性や膜表面の平滑性等の問題が懸念される。例えば、熱可塑性樹脂基材がコーティングに用いられる塗液に溶けやすい場合、凹凸や異物が発生しやすくなり、それにより膜表面の平滑性が低下する。一方、基材とコーティング層との親和性が低い場合、加工過程などにおいて、熱可塑性樹脂基材からコーティング層が剥離しやすくなり、すなわち密着性が低下するので、目的とする機能性フィルムの作製が困難となる。
これに対し、光硬化性樹脂組成物を硬化させることにより、硬化性樹脂基材を作製する方法が知られている(特許文献1)。この方法によれば、硬化性樹脂基材を用いることで、機能性付与を目的とする樹脂の選択幅が広がり、膜表面の平滑性や機能性に優れた機能性フィルムを作製できる。
特許第4690053号公報
しかしながら、光硬化性樹脂組成物を硬化させる方法においては、従来、伸張性(伸びやすさ)と熱特性(耐熱性)の両立が困難であり、常温で伸張性に優れている硬化性樹脂基材はTgを境にして貯蔵弾性率が大幅に低下する(以下、熱特性が低いことを指す)という欠点があった。
本発明は斯かる問題を鑑みてなされたもので、常温での伸張性に優れるとともにTg以上での熱特性に優れた(貯蔵弾性率を確保できる)硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、硬化性樹脂成形体は、
少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基とを有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンとを含有し、
前記化合物(B)の配合割合が、前記化合物(A)の11重量%以上、100重量%以下であり、
前記カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合が、前記化合物(A)の20重量%以上、300重量%以下である。
本発明の一態様によれば、液状組成物は、
少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基とを有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンとを含有し、
前記化合物(B)の配合割合が、前記化合物(A)の11重量%以上、100重量%以下であり、
前記カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合が、前記化合物(A)の20重量%以上、300重量%以下である組成物を、溶媒に溶融させてなる。
本発明によれば、芳香環及びグリシジル基を含む化合物及びカチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを主原料として、常温での伸張性に優れるとともにTg以上での熱特性に優れた(貯蔵弾性率を確保できる)硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法を提供できる。
本実施形態にかかる硬化性樹脂成形体の製造方法を説明する図である。 機能性フィルムの断面図である。 Tgと貯蔵弾性率との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態は以下に記載する実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて設計の変更などの変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も、本発明の実施の形態の範囲に含まれうるものである。
(硬化性樹脂成形体の説明)
本実施の形態では、1分子中に少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基を有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを少なくとも含む組成物を用いる。
本実施形態で用いる化合物(A)として、グリシジル基が1つである化合物を用いた場合硬化不足により、目的とする硬化性樹脂成形体を形成することが困難である。また、化合物(B)として、水酸基が2つ以下である化合物を用いた場合にも架橋密度が低下し、目的の特性を持った硬化性樹脂成形体が得られない。
硬化性樹脂成形体の主原料である化合物(A)が芳香環を含むことにより、硬化性樹脂成形体に耐熱性と伸張性を付与することを可能とする。芳香環は共役系でありπ電子が非局在化しているため、芳香環を含む高分子は剛直で重量減少温度が高い場合が多い。さらに、芳香族環同士が分子間力で結合しているため、化合物(B)のような可とう性付与剤を併用することにより伸張性に優れた硬化性樹脂成形体を提供することが出来る。硬化性樹脂成形体が優れた伸張性を有するので、基材から剥離した際に割れないなどの利点がある。
カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを含むことにより、硬化性樹脂成形体に耐熱性を付与することを可能とする。シルセスキオキサンは無機構造であるシロキサン骨格からなるため200℃までの領域ではTgをもたず、硬化性樹脂成形体の貯蔵弾性率低下を抑える働きがある。また、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合は、化合物(A)に対して、20重量%以上、300重量%以下(好ましくは30重量%以上、120重量%以下)とする。これらの配合比(配合割合)を満たさない場合、目的とする耐熱性ないし伸張性を付与することが困難となる。
上記の化合物(A)及び(B)に加えて、化合物(C)として、1分子中に2つ以上の脂環エポキシ基を有する化合物を使用しても良い。化合物(C)を更に配合した場合、反応性が向上し、組成物が硬化しやすくなる。この結果、活性エネルギー線の照射後にポストベイクを行うことなく巻き取りを行うことが可能となる。化合物(C)を更に配合する場合においても、活性エネルギー線照射後のポストベイクを行っても良い。ポストベイクを行うことにより、更に耐熱性と伸張性が向上する。
化合物(C)を配合する場合、化合物(A)に対する化合物(C)の重量比αは、0<α≦1を満たすようにする。また、化合物(B)の配合割合は、化合物(A)及び化合物(C)の合計に対して、11重量%以上、100重量%以下とし、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合は、化合物(A)及び化合物(C)の合計に対して、20重量%以上、300重量%以下(好ましくは30重量%以上、120重量%以下)とする。これらの配合比(配合割合)を満たさない場合、目的とする耐熱性ないし伸張性を付与することが困難となる。
化合物(A)としては、公知乃至慣用のものの中から任意に選択して使用することが出来る。中でも芳香族環をビスフェノールAやビスフェノールFとして含むものが好ましい。これらの化合物は、市販品を用いてもよいし、ポリマーの側鎖へエポキシ基を導入することによって、容易に自作することも可能である。市販品としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂としては、jER825、jER827、jER828、jER834、jER1001、jER1002、jER1003、jER1004、jER1007、jER1009、jER1010、jER1055(以上、三菱化学(株)製)、EPICLON840、EPICLON850、EPICLON1050、EPICLON1055(以上、DIC(株)製)等であり、ビスフェノールF型エポキシ樹脂としては、jER806、jER807、jER4004P、jER4005P、jER4007P、jER4010P(以上、三菱化学(株)製)、EPICLON830、EPICLON835(以上、DIC(株)製)、RE−3035−L(日本化薬(株)製)等が挙げられる。
化合物(B)としては、公知乃至慣用のものの中から任意に選択して使用することが出来る。中でも上記化合物(B)としてはポリエステルポリオールやポリカーボネートポリオールが好ましい。これらの化合物は、市販品を用いてもよいし容易に自作することも可能である。市販品としては、例えば、プラクセル303、プラクセル305、プラクセル308、プラクセル309、プラクセル312、プラクセル320、プラクセル320AL、プラクセル410(以上、(株)ダイセル製)、デュラノールT6002、デュラノールT6001、デュラノールT5652、デュラノールT5651、デュラノールT5650J、デュラノールT4672、デュラノールT4692、デュラノールG3452(以上、旭化成ケミカルズ(株)製)等が使用できる。
カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンとしては、公知乃至慣用のものの中から任意に選択して使用することが出来る。中でも上記カチオン硬化性官能基としてはグリシジル基が好ましい。これらの化合物は、市販品を用いてもよいし、シルセスキオキサンの側鎖へグリシジル基を導入することによって、容易に自作することも可能である。市販品としては、例えば、SQ506、SQ502−8(以上、荒川化学工業(株)製)、OX−SQ TX−100、OX−SQ SI−20、OX−SQ HDX(以上、東亞合成(株)製)等が挙げられる。
化合物(C)としては、公知乃至慣用のものの中から任意に選択して使用することが出来る。中でも、上記脂環エポキシ基としてはシクロヘキセンオキシド基が好ましい。これらの化合物は、市販品を用いてもよいし、ポリマーの側鎖へ脂環エポキシ基を導入することによって、容易に自作することも可能である。市販品としては、例えば、セロキサイド2021P、セロキサイド2081、セロキサイド2000、EPOLEADGT401(以上、ダイセル化学工業(株)製)等が挙げられる。
また、組成物を紫外線照射により反応させる為、光酸発生剤を添加する。光酸発生剤としては、紫外線が照射された際にカチオンを発生するものであれば良く、市販品としては、例えば、CPI−110A、CPI−100P、CPI−200K、CPI−210S(以上、サンアプロ(株)製)等が挙げられる。
光酸発生剤の使用量は、化合物(A)及び(C)の合計に対して0.03重量%以上、3重量%以下とすることが好ましく、この範囲より多い場合には耐熱性が低下する傾向にある。特に、多すぎる場合には、硬化性樹脂成形体が着色する可能性もある。また、少ない場合には、硬化不足によるタック(べとつき)が生じる。
また、硬化性樹脂成形体を形成する組成物に含まれる溶剤は、アセトンないしはメチルエチルケトン等のケトン系溶剤、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン等から化合物との相溶性、及び、塗工適性等を考慮して適宜選択される。
調製した組成物には防汚性、滑り性付与、欠陥防止、粒子の分散性向上のために添加剤を用いることができる。添加剤の例としては、ポリエーテル変性ポリメチルアルキルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、フッ素変性ポリマー、エポキシ系共重合物等が挙げられる。
調製した組成物にはブロッキング防止剤や硬度付与、防眩性、帯電防止性能付与、または屈折率調整のために無機あるいは有機化合物の微粒子を加えることができる。
調製した組成物に添加する無機微粒子としては、酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化スズ、五酸化アンチモンと等の酸化物やアンチモンドープ酸化スズ、リンドープ酸化スズ等複合酸化物が挙げられる他、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、カオリン、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸カルシウム等も使用することができる。
また、有機微粒子としてはポリメタクリル酸メチルアクリレート樹脂粉末、アクリル−スチレン系樹脂粉末、ポリメチルメタクリレート樹脂粉末、シリコン樹脂粉末、ポリスチレン系粉末、ポリカーボネート粉末、メラミン系樹脂粉末、ポリオレフィン系樹脂粉末等を挙げることができる。
無機あるいは有機微粒子の平均粒径としては、5nm以上、20μm以下が好ましく、より好ましくは10nm以上、10μm以下が好ましい。また、これらの微粒子は二種類以上を複合して用いることもできる。
かかる組成物は、溶媒(溶剤ともいう)に溶かして固形分を40質量%以上、100質量%未満、より好ましくは60質量%以上、95質量%以下に調整して液状組成物とし、プラスチック基材フィルムに塗工することができる。固形分が40質量%未満の場合は、目的の膜厚を得ることが困難になる。
(硬化性樹脂フィルムの製造方法)
図1(a)において、1分子中に少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基を有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを少なくとも含む硬化性樹脂成形体の液状組成物を、PETやTACなどの基材1に薄く塗布する。その後、かかる組成物に光を投射して基材1上で硬化させ、薄い硬化性樹脂層2を作成する。
更に図1(b)に示すように、硬化した硬化性樹脂層を基材1から剥離することにより、フィルム状の硬化性樹脂成形体3が得られる。
組成物を硬化させ、硬化性樹脂成形体を形成するための光源は、紫外線を発生する光源であれば制限なく使用できる。例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、無電極放電管等を使用できる。照射条件として紫外線照射量は、通常100〜500mJ/cmである。
上記の材料を十分に混合し、基材に塗工・乾燥・UV露光した後で、加熱処理をすることにより、硬化性樹脂成形体が完成する。
上記硬化性樹脂成形体を剥離する前にポストベイクして、硬化性を高めてもよい。かかる場合、その加熱温度は、60℃以上、150℃以下であることが望ましい。加熱温度が60℃未満である場合、硬化不足により硬化性樹脂成形体を形成することが困難である。加熱温度が150℃を超える場合、硬化性樹脂成形体が茶色に変色する。
上記の硬化性樹脂成形体をポストベイクする際、その加熱時間は硬化不足とならないよう10分以上が望ましく、熱による劣化が起きないよう60分以下であることが望ましい。
尚、基材への組成物の塗工方法としては、ウェットコーティング法を利用できる。ウェットコーティング法の例として、ディップコーティング法、スピンコーティング法、フローコーティング法、スプレーコーティング法、ロールコーティング法、グラビアロールコーティング法、ワイヤードクターコーティング法、ブレードコーティング法、エアドクターコーティング法、ナイフコーティング法、リバースコーティング法、キスコーティング法、キャストコーティング法、トランスファロールコーティング法、マイクログラビアコーティング法、スロットオリフィスコーティング法、カレンダーコーティング法、ダイコーティング法等を挙げることができる。
硬化性樹脂成形体の厚みは10μm以上、200μm以下であると好ましい。厚みが10μm未満であると、薄すぎて硬化性樹脂成形体の取扱い性が悪化するからである。一方、厚みが200μmを超えると、硬化性樹脂成形体が硬化しにくくなる。
得られた硬化性樹脂成形体に機能層を付与することもでき、それにより耐熱性に優れた機能性フィルムを得ることができる。図2は、機能層の一例として、ハードコート層4を硬化性樹脂成形体3上に機能性フィルム5を概略的に示す断面図である。ハードコート層4は、硬化性樹脂成形体3の両面に形成してもよい。
(ハードコート層)
ハードコート層4は、第2重合性化合物と第2光重合開始剤とを含んだ第2光重合性組成物を硬化性樹脂成形体3上で光硬化させることにより形成する。光硬化を利用すると、低リタデーションのハードコート層が得られる。
第2光重合性組成物は、第1重合性組成物と同様に、紫外線などの活性線を照射することにより、架橋反応を経て硬化する樹脂を主たる成分とする樹脂である。第2光重合性組成物は、例えば、紫外線硬化樹脂である。
第2重合性化合物は、上記の通り、ウレタン骨格と6つ以上のアクリロイル基とを含んだ化合物を含んでいる。以下、ウレタン骨格と6つ以上のアクリロイル基とを含んだ化合物を「第2化合物」と呼ぶ。
第2化合物は、芳香環又は脂環構造を有していてもよい。そのような第2化合物を含んだ第2光重合性組成物を使用すると、ハードコート層4の耐熱性や硬度が向上する。
第2化合物としては、例えば、UA−306I(共栄社化学社製)を使用することができる。第2重合性化合物は、第2化合物を1種のみ含んでいてもよく、2種以上含んでいてもよい。
第2化合物が第2重合性化合物に占める割合は、50質量%以上である。この割合は、60質量%以上であることが好ましい。この割合が小さいと、高い硬度を達成することができない。
第2重合性化合物は、第2化合物以外の化合物を更に含むことができる。第2化合物以外の化合物としては、例えば、ウレタン骨格を有しておらず、(メタ)アクリロイル基を2つ以上有している化合物を使用することができる。そのような化合物としては、例えば、ペンタエリスリトールトリアクリレートのように、(メタ)アクリロイル基を3つ含んだ化合物を使用することができる。
この第2化合物以外の化合物が第2重合性化合物に占める割合は、5乃至50質量%の範囲内にあることが好ましく、10乃至40質量%の範囲内にあることがより好ましい。この割合が小さい場合、第2化合物以外の化合物を併用する効果が顕著には現れない。また、この割合を大きくする場合、ハードコート層4の硬度が低くなる。
第2光重合開始剤としては、例えば、紫外線重合開始剤として一般に知られているものを使用することができる。例えば、第2光重合開始剤として、第1光重合開始剤について説明したものを使用することができる。
第2光重合性組成物において、第2重合性化合物を基準とした第2重合開始剤の量は、0.5乃至15質量%の範囲内にあることが好ましい。第2重合開始剤が少なすぎると、硬化不足でハードコートの硬度が低くなる。また、第2重合開始剤が多すぎると、塗膜が着色する可能性がある。
第2光重合性組成物は、光増感剤を更に含むことができる。光増感剤としては、例えば、第1光重合性組成物の光増感剤として説明したものを使用することができる。第2光重合性組成物において、第2光重合開始剤を基準とした光増感剤の量は、10乃至50質量%の範囲内にあることが好ましい。
第2光重合性組成物は、有機溶剤などの溶剤を更に含むことができる。溶剤は、第2光重合性組成物の他の成分を溶解させ得るものであれば、どのようなものであってもよい。溶剤としては、例えば、メチルイソブチルケトンを使用することができる。
第2光重合性組成物は、ポリマーを更に含むことができる。第2光重合性組成物にポリマーを含有させると、硬化時の収縮が緩和され、カールが低減され得る。第2光重合性組成物において、第2重合性化合物を基準としたポリマーの量は、50質量%以下であることが好ましい。
第2光重合性組成物は、防汚性、滑り性付与、欠陥防止、又は、粒子の分散性向上のための添加剤を更に含んでいてもよい。そのような添加剤としては、例えば、ポリエーテル変性ポリメチルアルキルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、フッ素変性ポリマー、アクリル系共重合物、ポリエステル変性アクリル含有ポリジメチルシロキサン、又はシリコン変性ポリアクリルを用いることができる。第2光重合性組成物において、第2重合性化合物を基準とした添加剤の量は、5質量%以下であることが好ましい。
第2光重合性組成物は、ブロッキング防止、硬度向上、防眩性付与、帯電防止性付与、又は屈折率調整の目的で、無機微粒子又は有機微粒子を更に含んでいてもよい。
無機微粒子としては、例えば、酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化スズ、及び五酸化アンチモンなどの酸化物からなる微粒子や、アンチモンドープ酸化スズ及びリンドープ酸化スズなどの複合酸化物からなる微粒子を用いることができる。また、無機微粒子としては、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、カオリン、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、又はリン酸カルシウムからなる微粒子も使用することができる。
有機微粒子としては、例えば、ポリメタクリル酸メチルアクリレート樹脂粉末、アクリル−スチレン系樹脂粉末、ポリメチルメタクリレート樹脂粉末、シリコン樹脂粉末、ポリスチレン系粉末、ポリカーボネート粉末、メラミン系樹脂粉末、又はポリオレフィン系樹脂粉末を用いることができる。
これら微粒子の平均粒径は、5nm乃至20μmの範囲内にあることが好ましく、10nm乃至10μmの範囲内にあることがより好ましい。これら微粒子は、単独で用いてもよく、2種以上を複合して用いてもよい。
ハードコート層4は、硬化性樹脂成形体3と比較してより薄い。ハードコート層4は、例えば、2μm以上、15μm以下の厚さを有している。ハードコート層4の厚さは、好ましくは3μm以上、10μm以下の範囲内にある。
このハードコート層4は、硬化性樹脂成形体3とほぼ等しい屈折率を有している。そのため、ハードコート層4と硬化性樹脂成形体3との間の界面は低反射率であり、それ故、干渉縞は生じ難い。また、このハードコート層4は、硬化性樹脂成形体3との密着性に優れている。
(付加機能層)
機能性フィルム5は、ハードコート層4上に、付加機能層を更に含むことができる。付加機能層としては、例えば、反射防止性能、帯電防止性能、防汚性能、防眩性能、電磁波シールド性能、赤外線吸収性能、紫外線吸収性能、又は色補正性能を有する層である。付加機能層は、単層であってもよく、複数の層であってもよい。例えば、反射防止層は、単一の低屈折率層であってもよく、低屈折率層と高屈折率層とを交互に積層してなる積層体であってもよい。また、付加機能層は、例えば、防汚性能を有する反射防止層というように、1層で複数の機能を有していても構わない。
このようにして得られた機能性フィルム5は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、及びエレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイなどのディスプレイや、タッチパネルなどのディスプレイ部品などにおいて保護フィルムとして使用できる。ただし、それ以外の用途にも機能性フィルム5が適用できることは言うまでもない。
以下に、実施例を記載する説明する。但し、本発明は、以下の実施例により限定されるものではない。なお、「固形分」は、組成物の不揮発成分の割合を示す。
〔評価方法〕
実施例及び比較例で得られた硬化性樹脂成形体について、以下の評価試験を実施した。
<引張特性>
基材の引張特性は、以下の方法により測定した。先ず、基材を100mm×15mmの寸法に切り出して、短冊形状サンプルを得た。このサンプルについて、島津製作所社製小型卓上試験機EZ−L用いた測定を行った。ここでは、測定開始時のチャック間距離は50mmとし、引張速度は5mm/minとした。そして、引張伸度は以下の式(I)を用いて算出した。
引張伸度(%)={(破断時の長さ)−(引張前の初期長さ)}×100/引張前の初期長さ・・・式(I)
<貯蔵弾性率>
硬化性樹脂成形体の貯蔵弾性率E′は、以下の方法により測定した。先ず、硬化性樹脂成形体を支持体とともに50cm(MD方向)×10cm(TD方向)の寸法に切り出した後、支持体から剥離し、短冊形状のサンプルを得た。作製したサンプルについて、株式会社日立ハイテクサイエンス(旧株式会社セイコーインスツル)製DMA SII EXSTAR6000 DMS6100を用いた測定を行った。ここではチャック間距離を20mm、測定周波数1Hz、昇温速度2℃/minとし、測定温度範囲は20℃〜200℃で測定した。実施例で使用した樹脂のTgは150℃以下であったため、150℃での貯蔵弾性率E′をTg以上での貯蔵弾性率E′の値とした。
(Tg以上での貯蔵弾性率の測定について)
以下、貯蔵弾性率の測定について説明する。一般的に、どのような材料も厳密には固体、液体に分類することはできず、弾性体としての変形性と、液体としての流動性を併せ持つ。動的粘弾性測定では、レオメーターの正弦振動ひずみによる弾性率測定により、貯蔵弾性率E’,G’、損失弾性率E”,G”、損失正接tanδ(=E”/E’)等の温度依存性や周波数依存性を測定することができる。ここでは、Tg以上での貯蔵弾性率の測定により、加熱時の変形性について評価する。なお、貯蔵弾性率が低いほど外力を加えた際の変形が大きいことを示す。
測定は硬化性樹脂成形体の温度を等速昇温させて行い、動的弾性率と温度の関係をみる。動的弾性率には貯蔵弾性率E’(Pa)と損失弾性率E”(Pa)がある。貯蔵弾性率は、物体に外力とひずみにより生じたエネルギーのうち物体の内部に保存する成分、損失弾性率は外部へ拡散する成分である。貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”の比を、損失係数tanδという。硬化性樹脂成形体の一例について、図3(a)に温度と貯蔵弾性率E’(Pa)との関係を示し、図3(b)に温度と損失弾性率E”(Pa)との関係を示し、図3(c)に温度と損失係数tanδとの関係を示す。
図3(a)に示すような、硬化性樹脂成形体の貯蔵弾性率と温度との関係を示す曲線によれば、急傾斜を示す部位(点P1より高温側)と、なだらかな部位(点P1より高温側)とがある。急傾斜を示す部位では、固体からゲルの状態に変化している。急傾斜を示す温度範囲をガラス転移領域、なだらかな傾斜の温度範囲をゴム状平坦域という。弾性率が高いほど、同じ外力に対してひずみが小さい。
図3(c)に示すような、硬化性樹脂成形体の損失弾性率と温度との関係を示す曲線によれば、ピークP2が生じる。このピーク温度がガラス転移温度Tgである。この曲線からピーク温度がわかり、その温度が高いほど分子が動きにくいことを示す。
以下の実施例及び比較例では、次の化合物を使用した。
・化合物(A):「jER828(三菱化学(株)製)」
・化合物(B):「プラクセル305又はプラクセル410(ポリカプロラクトンテトラオール、ダイセル化学工業(株)製)」
・カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサン(希釈):「SQ506(荒川化学(株)製)」
・化合物(C):「セロキサイド(CEL)2021P(3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ダイセル化学工業(株)製)」
・光酸発生剤:「CPI−210S(サンアプロ(株)製)」「CPI−110A
(サンアプロ(株)製)」
〔実施例1〕
<組成物の調製1>
下記の配合割合(単位:重量部)で、化合物(A)、(B)、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサン及び光酸発生剤を混合し、組成物を得た。
jER828:100.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:130.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
<組成物の調製2>
組成物の調製1で得られた組成物を固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンで希釈し、組成物(メチルエチルケトン希釈)を得た。
<硬化性樹脂成形体の作製>
組成物の調製2で得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルムであるルミラーT60(厚さ75μm;東レ(株)製)に、バーコート法によって硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗膜を80℃のオーブン内で3分間乾燥させた後、これに高圧水銀ランプによって300mJ/cmの紫外線を照射した。その後120℃・20分のポストベイクを経て硬化性樹脂成形体を得た。
<硬化性樹脂フィルムの作製>
硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して、硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度50N/mm、引張伸度10%、Tg90℃、150℃での貯蔵弾性率5.0×10Paである特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例2〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:30.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度55N/mm、引張伸度13%、Tg90℃、150℃での貯蔵弾性率1.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例3〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:50.0量部
SQ506:150.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度15%、Tg70℃、150℃での貯蔵弾性率3.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例4〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:11.0量部
SQ506:20.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度55N/mm、引張伸度10%、Tg100℃、150℃での貯蔵弾性率1.5×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例5〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:100.0量部
SQ506:20.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度50N/mm、引張伸度18%、Tg55℃、150℃での貯蔵弾性率1.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例6〕
jER828:100.0重量部
プラクセル410:11.0量部
SQ506:300.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度5%、Tg75℃、150℃での貯蔵弾性率7.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例7〕
jER828:100.0重量部
プラクセル410:100.0量部
SQ506:300.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度10%、Tg45℃、150℃での貯蔵弾性率3.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例8〕
jER828:90.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:150.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:10.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1/9)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度50N/mm、引張伸度9%、Tg95℃、150℃での貯蔵弾性率5.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例9〕
jER828:90.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:30.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:10.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1/9)
CPI−110A:0.05重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度50N/mm、引張伸度13%、Tg95℃、150℃での貯蔵弾性率1.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例10〕
jER828:90.0重量部
プラクセル305:50.0重量部
SQ506:150.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:10.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1/9)
CPI−110A:0.05重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度20%、Tg70℃、150℃での貯蔵弾性率2.5×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例11〕
jER828:50.0重量部
プラクセル305:11.0量部
SQ506:20.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:50.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度60N/mm、引張伸度6%、Tg130℃、150℃での貯蔵弾性率1.5×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例12〕
jER828:50.0重量部
プラクセル305:100.0量部
SQ506:20.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:50.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度55N/mm、引張伸度13%、Tg95℃、150℃での貯蔵弾性率1.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例13〕
jER828:50.0重量部
プラクセル410:11.0量部
SQ506:300.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:50.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度50N/mm、引張伸度5%、Tg105℃、150℃での貯蔵弾性率6.5×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施14〕
jER828:50.0重量部
プラクセル410:100.0量部
SQ506:300.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:50.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度6%、Tg85℃、150℃での貯蔵弾性率5.5×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例15〕
jER828:50.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:30.0重量部(固形分)
セロキサイド2021P:50.0重量部
(化合物(A)に対する化合物(C)の重量比α:1)
CPI−110A:0.05重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度50N/mm、引張伸度6%、Tg130℃、150℃での貯蔵弾性率1.5×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例16〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:30.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が10μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・10分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度8%、Tg90℃、150℃での貯蔵弾性率1.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔実施例17〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
SQ506:30.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が200μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク
(120℃・60分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。この硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度55N/mm、引張伸度12%、Tg90℃、150℃での貯蔵弾性率1.0×10Paである、特性良好な硬化性樹脂フィルムであった。
〔比較例1〕
jER828:100.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。比較例1では、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを含まないため、得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度60N/mm、引張伸度10%、Tg90℃、150℃での貯蔵弾性率1.5×10Paあり、150℃での貯蔵弾性率が低い硬化性樹脂フィルムであった。
〔比較例2〕
jER828:100.0重量部
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。比較例1では、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを含まないため、得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度80N/mm、引張伸度4%、Tg140℃、150℃での貯蔵弾性率5.0×10Paあり、150℃での貯蔵弾性率が低い硬化性樹脂フィルムであった。
〔比較例3〕
jER828:50.0重量部
プラクセル305:25.0重量部
セロキサイド2021P:50.0重量部
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。比較例1では、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンを含まないため、得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度45N/mm、引張伸度10%、Tg140℃、150℃での貯蔵弾性率5.0×10Paあり、150℃での貯蔵弾性率が低い硬化性樹脂フィルムであった。
〔比較例4〕
セロキサイド2021P:100.0重量部
プラクセル305:11.0重量部
SQ506:150.0重量部(固形分)
CPI−210S:1.0重量部
を混合し、組成物を得た。この組成物に固形分の割合が80重量%になるようにメチルエチルケトンを加えて得た組成物(メチルエチルケトン希釈)を、PETフィルム上に硬化膜厚が45μmになるように塗布した。塗布した組成物(メチルエチルケトン希釈)をオーブン内で乾燥(80℃・3分)後UV照射・ポストベイク(120℃・20分)し、得られた硬化性樹脂成形体をPETフィルムから剥離して硬化性樹脂フィルムを得た。得られた硬化性樹脂フィルムは、常温での引張強度55N/mm、引張伸度4%、Tg105℃、150℃での貯蔵弾性率5.0×10Paあり、伸張性の低い硬化性樹脂フィルムであった。
表1に、上述した実施例1〜17及び比較例1〜4に係る組成物の組成、成膜条件、評価結果をまとめて示す。
本発明は、液晶表示装置やタッチパネル等の表示装置の保護フィルム、その他の機能性フィルムの基材として利用できる。
1 基材
2 硬化性樹脂層
3 硬化性樹脂成形体
4 ハードコート層
5 機能性フィルム

Claims (9)

  1. 少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基とを有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンとを含有し、
    前記化合物(B)の配合割合が、前記化合物(A)の11重量%以上、100重量%以下であり、
    前記カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合が、前記化合物(A)の20重量%以上、300重量%以下である
    硬化性樹脂成形体。
  2. 前記硬化性樹脂成形体の貯蔵弾性率E′が、Tg以上の温度範囲において1.0×
    10Pa以上であり、室温における引張強度が45N/mm以上であり、かつ、下記式(I)で定義される引張伸度が5%以上である
    請求項1に記載の硬化性樹脂成形体。
    引張伸度(%)={(破断時の長さ)−(引張前の初期長さ)}×100/引張前の初期長さ・・・式(I)
  3. さらに、2つ以上の脂環エポキシ基を有する化合物(C)を配合してなり、
    前記化合物(A)に対する前記化合物(C)の重量比αが、0<α≦1であり、
    前記カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合が前記化合物(A)と前記化合物(C)の合計の20重量%以上、300重量%以下である
    請求項1または2に記載の硬化性樹脂成形体。
  4. 前記硬化性樹脂成形体の厚みが10μm以上、200μm以下である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性樹脂成形体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性樹脂成形体からなる
    機能性フィルム。
  6. 少なくとも1つ以上の芳香環と2つ以上のグリシジル基とを有する化合物(A)と、3つ以上の水酸基を有する化合物(B)と、カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンとを含有し、
    前記化合物(B)の配合割合が、前記化合物(A)の11重量%以上、100重量%以下であり、
    前記カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合が、前記化合物(A)の20重量%以上、300重量%以下である組成物を、溶媒に溶融させてなる
    液状組成物。
  7. さらに、2つ以上の脂環エポキシ基を有する化合物(C)を配合してなり、
    前記化合物(A)に対する前記化合物(C)の重量比αが、0<α≦1であり、
    前記カチオン硬化性官能基含有シルセスキオキサンの配合割合が前記化合物(A)と前記化合物(C)の合計の20重量%以上、300重量%以下である
    請求項6に記載の液状組成物。
  8. 請求項6または7に記載の液状組成物を、基材に塗布する工程と、
    前記組成物に光を照射して硬化する工程と、
    硬化した前記組成物を前記基材から剥離する工程とを有する
    硬化性樹脂成形体の製造方法。
  9. 前記組成物に光を照射して硬化する工程の後で、前記組成物を加熱する工程を有する
    請求項8に記載の硬化性樹脂成形体の製造方法。
JP2017229858A 2017-11-30 2017-11-30 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法 Pending JP2019099632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229858A JP2019099632A (ja) 2017-11-30 2017-11-30 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229858A JP2019099632A (ja) 2017-11-30 2017-11-30 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019099632A true JP2019099632A (ja) 2019-06-24

Family

ID=66975947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017229858A Pending JP2019099632A (ja) 2017-11-30 2017-11-30 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019099632A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302808A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Daicel Chem Ind Ltd 活性エネルギー線硬化性インクおよび印刷物
JP2007302771A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Shin Etsu Chem Co Ltd 封止用エポキシ樹脂組成物
JP2013234230A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Nippon Shokubai Co Ltd カチオン硬化性樹脂組成物
JP2014152306A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Ajinomoto Co Inc 樹脂組成物
JP2014196475A (ja) * 2013-03-04 2014-10-16 株式会社ダイセル 感光性樹脂組成物及びその硬化物、並びに光学部品
JP2017132919A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 日立化成株式会社 異方導電性接着剤組成物、フィルム状接着剤、接続構造体及び半導体装置
JP2019069586A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 凸版印刷株式会社 フィルム及び画像表示装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302771A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Shin Etsu Chem Co Ltd 封止用エポキシ樹脂組成物
JP2007302808A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Daicel Chem Ind Ltd 活性エネルギー線硬化性インクおよび印刷物
JP2013234230A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Nippon Shokubai Co Ltd カチオン硬化性樹脂組成物
JP2014152306A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Ajinomoto Co Inc 樹脂組成物
JP2014196475A (ja) * 2013-03-04 2014-10-16 株式会社ダイセル 感光性樹脂組成物及びその硬化物、並びに光学部品
JP2017132919A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 日立化成株式会社 異方導電性接着剤組成物、フィルム状接着剤、接続構造体及び半導体装置
JP2019069586A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 凸版印刷株式会社 フィルム及び画像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4508635B2 (ja) 画像表示装置用ハードコートフィルム
TWI301096B (en) Anti glare hard coat film
TWI409306B (zh) Hard coating
JP4952910B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物およびその用途
CN105313391B (zh) 层叠体、导电性层叠体和触控面板
JP4958609B2 (ja) 防眩性ハードコートフィルム及びその製造方法
JP2013238837A (ja) 感光性ドライフィルム、ならびにそれを用いた保護膜およびタッチパネル用絶縁膜
JP2011194757A (ja) 加飾用ハードコートフィルム、加飾フィルムおよび加飾成形品
TWI510542B (zh) 活性能量射線硬化性樹脂組成物、積層體及捲筒狀積層體
JP6234065B2 (ja) タッチパネル絶縁膜形成用の感光性樹脂組成物、及びこれを用いて得られたタッチパネル
JP4503216B2 (ja) 光学用ハードコートフィルム
JP5935952B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、塗料、塗膜、及び積層フィルム
JP2014084360A (ja) 活性エネルギー線硬化型アンダーコート用組成物及び積層体
JP6578473B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、塗料、塗膜、及び積層フィルム
JP4351450B2 (ja) ハードコートフィルムの製造方法
JP7069081B2 (ja) シリカゾルを含んだ感光性樹脂組成物、及びこれを用いた硬化物
JP2019099632A (ja) 硬化性樹脂成形体、機能性フィルム、液状組成物及び硬化性樹脂成形体の製造方法
JP2008120011A (ja) ハードコートフィルム
JP6639898B2 (ja) 転写フィルム
JP2014157298A (ja) ハードコートフィルム
WO2022004747A1 (ja) ハードコート層形成用組成物、ハードコートフィルム、ハードコートフィルムの製造方法及びハードコートフィルムを含む物品
JP2006098444A (ja) 耐擦傷性及び反射防止性を有する積層体
KR20220027967A (ko) 광경화성 조성물, 하드 코트재, 경화물, 경화물 부착 기재 및 화상 표시 장치
TWI789961B (zh) 具備抗刮性及耐撓曲性的塗層的製造方法、疊層結構、及塗層組成物
KR20120095712A (ko) 정전용량방식 터치패널용 화질향상필름

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220301