JP2019098922A - 車両用ピラー構造 - Google Patents

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研 田中
昌志 河本
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Yasuhiro Ito
康弘 伊藤
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Abstract

【課題】ピラー断面の小型化と乗員保護とを両立させることができる車両用ピラー構造を得る。【解決手段】サイドカーテンエアバッグ88Aは、CSAカバー96により第2ピラーインナパネル40に固定されている。CSAカバー96は、塑性変形が可能とされた変形部96Bを有している。したがって、車両衝突時、乗員が後方側ガーニッシュ86に衝突すると、後方側ガーニッシュ86からサイドカーテンエアバッグ88Aへ衝突荷重が伝達されるが、この際にサイドカーテンエアバッグ88Aと第2ピラーインナパネル40との間の隙間を埋める変形部96Bに衝突荷重が伝達されて変形部96Bは塑性変形する。これによって、衝撃荷重が吸収されるため、第2ピラーインナパネル40や後方側ガーニッシュ86に別途衝撃吸収部を設けることなく乗員が受ける衝撃を緩和することができる。これにより、ピラー断面の小型化と乗員保護とを両立させることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ピラー構造に関する。
下記特許文献1には、自動車のフロントピラーに関する発明が開示されている。このフロントピラーは、アウタパネルと、補強材と、インナパネルとを含んで構成されており、補強材には、アウタパネル側へ向かって凸形状とされかつ内部に空間を有する衝撃吸収部が取り付けられている。これにより、車両衝突時にフロントピラーに衝突体が衝突した場合に、衝撃吸収部が変形することで衝撃荷重を吸収するため、衝突体が受ける衝撃が緩和される。
特開2001−163252号公報
ところで、車両衝突時に乗員がフロントピラーに衝突した際、乗員が受ける衝撃を緩和するため、フロントピラーのインナパネルに衝撃吸収部を設けることが考えられる。しかしながら、サイドカーテンエアバッグ装置が設けられた車両では、一般的にフロントピラーのピラーインナパネルにサイドカーテンエアバッグ装置が取り付けられるため、衝撃吸収部を設けるためのスペースが限られる。一方、運転時の視認性を向上させるために、フロントピラーの断面積は小さくするのが望ましい。このため、衝撃吸収部を効果的に設けることができない可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、ピラー断面の小型化と乗員保護とを両立させることができる車両用ピラー構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、フロントピラーの車室内側に取り付けられたフロントピラーガーニッシュと、前記フロントピラーと前記フロントピラーガーニッシュとの間に設けられたサイドカーテンエアバッグと、前記サイドカーテンエアバッグを前記フロントピラーに固定すると共に、前記サイドカーテンエアバッグと前記フロントピラーとの間の隙間を埋めるように設けられかつ塑性変形可能とされた変形部を備えた支持部材と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、フロントピラーの車室内側に取り付けられたフロントピラーガーニッシュと、フロントピラーとの間にはサイドカーテンエアバッグが設けられている。このサイドカーテンエアバッグは、支持部材によりフロントピラーに固定されている。支持部材は、サイドカーテンエアバッグとフロントピラーとの間の隙間を埋めるように設けられかつ塑性変形可能とされた変形部を有している。したがって、車両衝突時、乗員がフロントピラーガーニッシュに衝突すると、フロントピラーガーニッシュからサイドカーテンエアバッグへ衝突荷重が伝達されるが、この際にサイドカーテンエアバッグとフロントピラーとの間の隙間を埋める変形部に衝突荷重が伝達されて変形部は塑性変形する。これによって、衝撃荷重が吸収されるため、フロントピラーやフロントピラーガーニッシュに別途衝撃吸収部を設けることなく乗員が受ける衝撃を緩和することができる。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、ピラー断面の小型化と乗員保護とを両立させることができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る車両用ピラー構造を有する車両の車室内を示す概略斜視図である。 一実施形態に係る車両用ピラー構造を有する車両のフロントピラーをフロントピラーガーニッシュを除いて車室側から見た状態を示す斜視図である。 一実施形態に係る車両用ピラー構造に係る支持部材を示す斜視図である。 図1におけるA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る車両用ピラー構造の一実施形態について説明する。なお、各図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ピラー構造10が適用された車両12における車室14内の車両前方側には、左右一対の車両用シート16が配設されており、この車両用シート16の一方には、図示しない運転者が着座可能とされている。なお、本実施形態の車両12は一例として左ハンドル車とされていると共に、本図では運転席側の車両用シート16の図示を省略している。
車両用シート16よりも車両前方側には、フロントウインドシールドガラス(以下、単に「フロントガラス」と称する。)18が設けられている。このフロントガラス18は、車室14の内側と車室14の外側とを隔てかつ板厚方向が略車両前後方向とされる透明の窓部材であり、側面視で車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へと傾けられている。フロントガラス18の上端部は、ルーフパネルを含んで構成されたルーフの前端部を構成するフロントヘッダ(いずれも不図示)に接続されている。また、フロントガラス18の下端部は、車両前方側に設けられたパワーユニットルームを車両上方側から覆うフードの後端部と車両前後方向に対向して配置されており、車両幅方向に延在されたカウルに接続されている(いずれも不図示)。
フロントガラス18は、一定の板厚で形成されており、フロントガラス18の車両幅方向中間部分が車両前方側へ凸となるように緩やかな湾曲形状とされている。そして、フロントガラス18の車両幅方向外側かつフロントサイドウィンドウ20を有するフロントドア22の車両前方側には、フロントピラー24が左右一対にそれぞれ設けられている。
左右一対のフロントピラー24は、それぞれフロントガラス18の車両幅方向の端部30に沿って略車両上下方向を長手方向として延在されている。つまり、左右一対のフロントピラー24は、それぞれ車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へ傾けられている。以下、助手席側のフロントピラー24について説明するが、助手席側と反対側(運転席側)のフロントピラー24も同様の構成とされている。
図2に示されるように、フロントピラー24は、第1柱26と第2柱28とを有している。第1柱26は、略車両上下方向に沿って延在されており、第1柱26にはフロントガラス18の車両幅方向の端部30(図1参照)がウレタン接着剤及びクッションゴム(いずれも不図示)を介して接合されている。第1柱26は、ピラーインナパネルとしての鋼板製の第1ピラーインナパネル36と、ピラーアウタパネルとしての鋼板製の第1ピラーアウタパネル38とを含んで構成されている。この第1ピラーアウタパネル38と第1ピラーインナパネル36とは、互いに溶接により接合されることで、図示はしないが長手方向に直交する断面形状が閉断面とされている。
第2柱28は、第1柱26の略車両後方側に配置されている。具体的には、第2柱28は第1柱26に対して略車両前後方向にて所定の間隔を空けて配置されている。この所定の間隔は、車両用シート16(図1参照)に着座する運転者の瞳孔中心間距離以上に設定されている。なお、「瞳孔中心間距離」とは、運転者の右目(不図示)の瞳孔中心と左目(不図示)の瞳孔中心との間の距離のことであり、例えば、日本人の成人では、約60〜65mmとされている。本実施形態では、一例としてこの所定の間隔が65mmに設定されている。
また、第2柱28は、第1柱26と略平行に(略車両上下方向に沿って)延在されており、図4に示されるように、ピラーインナパネルとしての鋼板製の第2ピラーインナパネル40と、ピラーアウタパネルとしての鋼板製の第2ピラーアウタパネル44とを含んで構成されている。第2ピラーインナパネル40は、長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略L字状とされている。第2ピラーアウタパネル44は、長手方向に直交する断面形状が略クランク形状とされかつ第2ピラーインナパネル40と閉断面を形成するように構成されている。つまり、第2ピラーアウタパネル44の略車両前方側に第2ピラーインナパネル40が対向して設けられており、この第2ピラーアウタパネル44と第2ピラーインナパネル40とは、溶接部51、53を介して接合されている。
溶接部51では、第2ピラーインナパネル40の短手方向(長手方向と直交する方向)の端部40Aが第2ピラーアウタパネル44の短手方向(長手方向と直交する方向)の端部44Aの面内方向における平らな面である平坦面52に突き当てられて溶接されている。これにより、第2ピラーインナパネル40の端部40Aにおける外側面56と第2ピラーアウタパネル44の短手方向の端部44Aにおける端面44Bとは、略同一面上に配置されている。また、溶接部53では、第2ピラーアウタパネル44の短手方向の端部44Cが第2ピラーインナパネル40の平らな面である平坦壁54に重ね合わされて溶接されている。この平坦壁54は、略車両幅方向を板厚方向として延設されている。
第2ピラーインナパネル40の短手方向の端部40Bと第2ピラーアウタパネル44の短手方向の端部44Cとが当接した部位、すなわちフランジ58には、オープニングトリム72が取り付けられている。このオープニングトリム72は、第2ピラーアウタパネル44と当接する位置に位置決めされている。また、第2ピラーアウタパネル44には、フロントドア22のシール部材23が当接可能とされている。
第1柱26(図2参照)と、第2柱28とには、フロントピラーアウタガラス50が略車両幅方向外側からウレタン接着剤57及びクッションゴム55を介して架け渡されている。フロントピラーアウタガラス50は、略車両幅方向を板厚方向とする透明の窓部材であり、側面視で車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へと傾けられている(図1参照)。なお、フロントピラーアウタガラス50は、ガラスに限らず、透明の繊維強化樹脂等により構成されていてもよい。
図1に示されるように、第1柱26及び第2柱28の車両幅方向内側には、フロントピラーガーニッシュ64が設けられている。このフロントピラーガーニッシュ64は、樹脂製とされており、第1柱26の車室内方側に設けられた前方側ガーニッシュ66と、第2柱28の車室内方側に設けられた後方側ガーニッシュ86と、を含んで構成されている。
前方側ガーニッシュ66は、図2に示される第1柱26に沿って略車両上下方向に延設された本体部67(図1参照)と、本体部67の上端部に設けられると共に略車両後方側へ延設された延長部69(図1参照)とを有している。本体部67の車両幅方向外側面(裏面)には、複数のクリップ座及びこのクリップ座に取付けられたクリップ(いずれも不図示)が長手方向に沿ってかつ互いに離間して設けられている。このクリップ座は、図2に示されるように、第1ピラーインナパネル36の略車両幅方向内側壁部36Dと対向して設けられている。そして、それぞれのクリップ座に取付けられたクリップが略車両幅方向内側壁部36Dに板厚方向に貫通して形成された貫通孔37に挿入されることで、前方側ガーニッシュ66は第1柱26に取り付けられている。なお、本体部67の車両下方側の端部は、図1に示されるように、インストゥルメンタルパネル73に形成された図示しない差込口に差し込まれている。
前方側ガーニッシュ66の延長部69は、本体部67と一体に形成されており、延長部69の車両上方側端部は、ルーフヘッドライナ84に当接されている。延長部69の後端部69Aには、延長部69の一般壁部に対して略車両幅方向外側に延設された段差部69Bが形成されている。この段差部69Bには、後方側ガーニッシュ86の上端部が重なるように当接されており、これによって延長部69の一般壁部の車両幅方向内側面と後方側ガーニッシュ86の上端部における車両幅方向内側面とが略同一面上に配置されている。
後方側ガーニッシュ86は、第2柱28(図2参照)に沿って略車両上下方向に延設されている。図4に示されるように、後方側ガーニッシュ86は、略車両幅方向に延設された第1側壁部86Aと、この第1側壁部86Aと対向する第2側壁部86Bとを含んで長手方向に直交する断面形状が略車両幅方向外側に向かって開口する略U字状に形成されている。第1側壁部86Aは、第2柱28の第2ピラーインナパネル40における車両前方側面40Cと離間されていると共に、この車両前方側面40Cと略同一面上に延設されている。また、第2側壁部86Bは、フランジ58の車両後方側かつフランジ58の車両幅方向外側にまで延設されていると共に、車両幅方向外側の端部86Dがオープニングトリム72のリップ部72Aと車両前後方向に重なるように配設されている。さらに、後方側ガーニッシュ86の第1側壁部86Aと第2側壁部86Bとの間の部位には、板厚方向に沿って略車両幅方向外側へ突出されたリブ86Cが複数形成されている。
後方側ガーニッシュ86の車両幅方向外側面(裏面)には、複数のクリップ座及びこのクリップ座に取付けられたテザークリップ及びクリップ(いずれも不図示)が設けられている。そして、テザークリップ及びクリップは、第2ピラーインナパネル40の平坦壁54に貫通して形成された貫通孔(不図示)に挿入されている。これにより、後方側ガーニッシュ86は第2柱28に取り付けられている。なお、後方側ガーニッシュ86の車両下方側の端部は、前方側ガーニッシュ66と同様、図1に示されるインストゥルメンタルパネル73に形成された図示しない差込口に差し込まれている(図1参照)。
サイドカーテンエアバッグ装置88は、サイドカーテンエアバッグ88Aと、図示しないインフレータとを備えている。サイドカーテンエアバッグ88Aは、インフレータからガスが供給されることによって車室側部に沿って膨張展開し、フロントサイドウィンドウ20及びセンタピラー(不図示)を覆うように形成されている。
このサイドカーテンエアバッグ88Aは、通常時には、図2に示されるように、折り畳まれて略円柱長尺状にされた上で、車室側部の上端部に設けられたルーフサイドレール92にインフレータと共に収納される。この収納状態では、長尺状にされたサイドカーテンエアバッグ88Aが、フロントピラー24における第2柱28の長手方向略中間部からルーフサイドレール92に沿って図示しないリヤピラーの上端側にまで延びるように構成されている。これらのサイドカーテンエアバッグ88Aの基本構成は、例えば、特開2012−40963号公報等で公知の構成とほぼ同様であるため、詳細説明を省略する。
サイドカーテンエアバッグ88Aは、第2ピラーインナパネル40に支持部材としてのCSAカバー96によって取り付けられている。このCSAカバー96は、一例として樹脂製とされており、図3に示されるように、弾性爪部96Aと、変形部96Bと、延設部96Cとを有している。弾性爪部96Aは、弾性変形可能な略円錐状に形成されており、第2ピラーインナパネル40の貫通孔40Dへ圧入されている(図4参照)。図4に示されるように、弾性爪部96Aの根元部には、変形部96Bが設けられており、この変形部96Bは貫通孔40Dの周辺部に当接可能とされている。
変形部96Bは、弾性爪部96Aの略車両幅方向内側に設けられており、サイドカーテンエアバッグ88Aと第2ピラーインナパネル40との間の空間を埋める形状に形成されている。すなわち、変形部96Bの車両幅方向内側面96BAは、サイドカーテンエアバッグ88Aの外周面に沿って湾曲されている。この車両幅方向内側面96BAと、前述した貫通孔40Dの周辺部に当接可能とされた変形部96Bの車両幅方向外側面96BBとでサイドカーテンエアバッグ88Aと第2ピラーインナパネル40との間の車両前方側の隙間が埋められている。なお、変形部96Bの車両幅方向外側面96BBにおける車両後方側は、オープニングトリム72との干渉を回避するように第2ピラーインナパネル40と離間されている。
変形部96Bの内部には、空間部96Dが形成されていると共に、この空間部96Dの内部に複数のリブ96Eが設けられている(図3参照)。この複数のリブ96Eは、略車両前後方向を板厚方向として設けられており、板厚方向にて互いに離間して配置されている。
延設部96Cは、変形部96Bの車両幅方向内側かつ車両上方側に設けられており、第2ピラーインナパネル40の長手方向に沿って変形部96Bから車両前方側及び車両後方側にそれぞれ突出されている。延設部96Cには、サイドカーテンエアバッグ88A(図4参照)に設けられた図示しないタグが巻き付けられており、これによってサイドカーテンエアバッグ88Aは、延設部96CひいてはCSAカバー96に取り付けられている。なお、このCSAカバー96は、第2ピラーインナパネル40の長手方向に沿って所定の間隔を空けて複数設けられており、それぞれのCSAカバー96の位置は、頭部衝撃保護試験におけるFMH(Free Motion Headform:ダミーの頭部)の衝突位置に対応した位置に設定されている。また、CSAカバー96における第2ピラーインナパネル40の長手方向の寸法は、FMHの衝突位置を十分カバーする程度の大きさに設定されており、一例として約25mm程度とされている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
上述のように、本実施形態では、図4に示されるように、第2ピラーインナパネル40の車室内側に取り付けられた後方側ガーニッシュ86と、第2ピラーインナパネル40との間にはサイドカーテンエアバッグ88Aが設けられている。このサイドカーテンエアバッグ88Aは、CSAカバー96により第2ピラーインナパネル40に固定されている。CSAカバー96は、サイドカーテンエアバッグ88Aと第2ピラーインナパネル40との間の隙間を埋めるように設けられかつ内部に空間部96Dを有することで塑性変形が可能とされた変形部96Bを有している。したがって、車両衝突時、乗員が図中矢印の方向にて後方側ガーニッシュ86に衝突すると、後方側ガーニッシュ86からサイドカーテンエアバッグ88Aへ衝突荷重が伝達されるが、この際にサイドカーテンエアバッグ88Aと第2ピラーインナパネル40との間の隙間を埋める変形部96Bに衝突荷重が伝達されて変形部96Bは塑性変形する。これによって、衝撃荷重が吸収されるため、第2ピラーインナパネル40や後方側ガーニッシュ86に別途衝撃吸収部を設けることなく乗員が受ける衝撃を緩和することができる。これにより、ピラー断面の小型化と乗員保護とを両立させることができる。
なお、上述した実施形態では、図3に示されるように、変形部96Bの空間部96D内に複数のリブ96Eが設けられた構成とされているが、これに限らず、想定する衝突荷重に対応して空間部96Dやリブ96Eの数、大きさ等を変更して塑性変形量を適宜調整してもよい。
また、図2に示されるように、フロントピラーガーニッシュ64の後方側ガーニッシュ86と、フロントピラー24の第2柱28との間にサイドカーテンエアバッグ88A及びCSAカバー96が設けられた構成とされているが、これに限らず、フロントピラーガーニッシュ64の前方側ガーニッシュ66(図1参照)と、フロントピラー24の第1柱26との間にサイドカーテンエアバッグ88A及びCSAカバー96が設けられた構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用ピラー構造
24 フロントピラー
64 フロントピラーガーニッシュ
88A サイドカーテンエアバッグ
96 CSAカバー(支持部材)
96B 変形部

Claims (1)

  1. フロントピラーの車室内側に取り付けられたフロントピラーガーニッシュと、
    前記フロントピラーと前記フロントピラーガーニッシュとの間に設けられたサイドカーテンエアバッグと、
    前記サイドカーテンエアバッグを前記フロントピラーに固定すると共に、前記サイドカーテンエアバッグと前記フロントピラーとの間の隙間を埋めるように設けられかつ塑性変形可能とされた変形部を備えた支持部材と、
    を有する車両用ピラー構造。
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