JP2019098562A - 空気注入管と空気注入装置と梱包装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、特許文献1に記載された発明による空気セル緩衝材の弁装置によると、第1フィルムと第2フィルムの間に空気注入路が形成されていて、この空気注入路の空気注入口にノズルが挿し込まれ、このノズルを介して緩衝材を構成している複数個の空気セル内に空気を注入する。
まず、特許文献1に記載された発明の場合には、一箇所の空気注入口に挿し込んだノズルを介して空気を注入する構成になっており、その際、緩衝材を構成する複数個の空気セル内に、空気を均一に、且つ、効率良く注入することができないという問題があった。
これは特許文献2に記載された発明の場合も同様であり、上記第1注入パイプの複数個の第1ノズルと上記第2注入パイプの複数個の第2ノズルを介して緩衝材に空気を注入する構成になっており、その際、緩衝材を構成する複数個の空気セル内に、空気を均一に、且つ、効率良く注入することができないという問題があった。
又、請求項2による空気注入管は、請求項1記載の空気注入管において、上記空気注入孔は横長に形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による空気注入管は、請求項1又は請求項2記載の空気注入管において、上記複数個の空気注入孔相互間にはスリットが形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による空気注入管は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の空気注入管において、安全弁が設けられていて、上記空気セル内の圧力が所定圧力になると余計な空気が上記安全弁を介して排気されることを特徴とするものである。
又、請求項5による空気注入管は、請求項4記載の空気注入管において、上記安全弁には吸・排気口が設けられていて、上記空気セル内に空気を注入する場合には上記吸・排気口を介して外部の空気を吸引し、上記空気セル内の圧力が所定圧力になると余計な空気が上記吸・排気口を介して排気されることを特徴とするものである。
又、請求項6による空気注入管は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の空気注入管において、先端には差込部が弾性部材を介して移動可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7による空気注入装置は、複数個の空気セルを連設してなる被空気注入材が搬入される装置本体と、上記装置本体に設置され上記搬入される被空気注入材の空気注入管挿入孔内に挿入され上記複数個の空気セル内に空気を注入する請求項1〜請求項6の何れかに記載の空気注入管と、上記装置本体に設置され上記空気注入管挿入孔を切断して上記被空気注入材の上記空気注入管からの離脱を可能にする被空気注入材切断手段と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項8による空気注入装置は、請求項7記載の空気注入装置において、上記梱包材切断手段は上記空気注入管の基部に隣接・配置されたカッターであることを特徴とするものである。
又、請求項9による空気注入装置は、請求項7又は請求項8記載の空気注入装置において、振動が付与されるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項10による空気注入装置は、請求項7〜請求項9の何れかに記載の空気注入装置において、所定範囲で上下等するように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項11による梱包装置は、二つ折りにされた梱包材の搬送方向に沿った一辺を溶着・シールする第1溶着・シール手段と、上記梱包材の二つ折りの内側に搬送方向に平行な一辺から被梱包体を搬入する被梱包体搬入手段と、上記梱包材の上記搬送方向に沿った反対側の一辺を溶着・シールする第2溶着・シール手段と、上記梱包材の搬送方向に平行な一辺を溶着・シールして上記被梱包体が搬入された袋部を形成する第3溶着・シール手段と、上記袋部の上記反対側の一辺を両端部を残して切断する第1切断手段と、上記袋部を構成する空気セル内に空気を注入する請求項7〜請求項9の何れかに記載の空気注入装置と、上記袋部の上記反対側の一辺の残された両端部を切断して上記袋部を切り離す第2切断手段と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項12による梱包装置は、請求項11記載の梱包装置において、上記空気注入装置の手前で上記袋部を所定範囲で上下動させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による空気注入管によると、請求項1記載の空気注入管において、上記空気注入孔は横長に形成されているので、上記効果をより高めることができる。
又、請求項3による空気注入管によると、請求項1又は請求項2記載の空気注入管において、上記複数個の空気注入孔相互間にはスリットが形成されているので、上記効果をより高めることができる。
又、請求項4による空気注入管によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の空気注入管において、安全弁が設けられていて、上記空気セル内の圧力が所定圧力になると余計な空気が上記安全弁を介して排気されるので、空気セルの破裂といった事態の発生を防止することができる。
又、請求項5による空気注入管によると、請求項4記載の空気注入管において、上記安全弁には吸・排気口が設けられていて、上記空気セル内に空気を注入する場合には上記吸・排気口を介して外部の空気を吸引し、上記空気セル内の圧力が所定圧力になると余計な空気が上記吸・排気口を介して排気されるので、空気セルの破裂といった事態の発生を防止することができる。
又、請求項6による空気注入管によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の空気注入管において、先端には差込部が弾性部材を介して移動可能に取り付けられているので、空気セルの破裂といった事態の発生を防止することができる。
又、請求項7による空気注入装置によると、複数個の空気セルを連設してなる被空気注入材が搬入される装置本体と、上記装置本体に設置され上記搬入される被空気注入材の空気注入管挿入孔内に挿入され上記複数個の空気セル内に空気を注入する請求項1〜請求項6の何れかに記載の空気注入管と、上記装置本体に設置され上記空気注入管挿入孔を切断して上記被空気注入材の上記空気注入管からの離脱を可能にする被空気注入材切断手段と、を具備した構成になっているので、上記複数個の空気セル内に空気圧を均一に、且つ、効率良く注入することができるとともに、空気が注入された被空気注入材を上記空気注入管から離脱させることができる。
又、請求項8による空気注入装置によると、請求項7記載の空気注入装置において、上記梱包材切断手段は上記空気注入管の基部に隣接・配置されたカッターであるので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項9による空気注入装置によると、請求項7又は請求項8記載の空気注入装置において、振動が付与されるように構成されているので、空気セルの破裂といった事態の発生を防止することができる。
又、請求項10による空気注入装置によると、請求項7〜請求項9の何れかに記載の空気注入装置において、所定範囲で上下等するように構成されているので、空気セルの破裂といった事態の発生を防止することができる。
又、請求項11による梱包装置によると、二つ折りにされた梱包材の搬送方向に沿った一辺を溶着・シールする第1溶着・シール手段と、上記梱包材の二つ折りの内側に搬送方向に平行な一辺から被梱包体を搬入する被梱包体搬入手段と、上記梱包材の上記搬送方向に沿った反対側の一辺を溶着・シールする第2溶着・シール手段と、上記梱包材の搬送方向に平行な一辺を溶着・シールして上記被梱包体が搬入された袋部を形成する第3溶着・シール手段と、上記袋部の上記反対側の一辺を両端部を残して切断する第1切断手段と、上記袋部を構成する空気セル内に空気を注入する請求項7〜請求項9の何れかに記載の空気注入装置と、上記袋部の上記反対側の一辺の残された両端部を切断して上記袋部を切り離す第2切断手段と、を具備した構成になっているので、所望の梱包を容易に、且つ、効率良く行うことができる。
又、請求項12による梱包装置によると、請求項11記載の梱包装置において、上記空気注入装置の手前で上記袋部を所定範囲で上下動させるようにしたので、空気セルの破裂といった事態の発生を防止することができる。
尚、上記開放手段15の一例として、波形の板材を上記二つ折りされた梱包材5に挿し込むことにより開放する構成が考えられる。
尚、上記被梱包体搬入手段17の一例として、ターンテーブルを使用したものが考えられる。
尚、上記袋部5′は、図5に示すように、複数個のベルトコンベア33によって搬送される。
尚、袋部5′が詰まってしまったような場合には上記駆動モータ85を逆転させる。
まず、図14(a)に示すように、梱包材5が梱包装置1の二つ折り手段3に導入される。導入された梱包材5は二つ折り手段3によって二つ折りにされ、図14(b)に示すような状態になる。二つ折りされた梱包材5は梱包装置本体7側に導入され、複数のベルトコンベア33によって図1中左側から右側に向けて順次搬送されていく。
次に、図14(f)に示すように、第2溶着・シール手段21によって、上記二つ折りされた梱包材5の搬送方向に沿った他の一辺が溶着・シールされる。図中溶着・シール部を符号225で示す。上記溶着・シール部225は二つの溶着・シール線225a、225bから構成されている。
次に、第3溶着・シール手段23によって梱包材5の搬送方向に平行な一辺が溶着・シールされる。図中溶着・シール部を符号223で示す。これによって、被梱包体105が搬入された袋部5′が封止・区画される。
次に、袋部5′の各空気セル35内に空気が注入される。すなわち、搬送されてくる袋部5′の空気注入管挿入孔51内には空気注入管121が挿し込まれていて(装置セット時に梱包材5の先端の空気抽入管挿入孔51内に空気注入管121が挿し込まれる)、その空気注入管121の複数個の空気注入孔129、スリット131を介して、上記袋部5′の各空気セル45内に空気が注入される。その際、上記空気注入管挿入孔51の端はカッター141によって切断される。それによって、梱包材5の空気注入管121からの離脱が可能になる。又、空気注入装置27の手前のベルトコンベア33は昇降動作されているとともに、空気注入装置27には超音波振動が付与されているので、袋部5′の空気注入管挿入孔51と空気注入管121の高さにバラツキがあっても効果的に解消され、上記空気注入管121によって空気注入管挿入孔51が破損されてしまうようなことはない。
まず、梱包材5の複数個の空気セル45内に空気を、均一の空気圧で、且つ、効率良く注入することができる。これは空気注入管121に複数個の空気注入孔129を所定の等ピッチで形成したからであり、又、これら複数個の空気注入孔129相互間にスリット131を形成したからであり、これら複数個の空気注入孔129と複数個のスリット131を介して空気を注入するようにしたからである。
又、上記空気注入孔129が横長に形成されていることも、上記効果を得ることに大きく寄与している。
又、上記空気注入管121は梱包材5をガイドするガイド部材としても機能しているので、梱包材5が搬送途中で捩れてしまうようなこともない。
又、空気注入装置27の手前のベルトコンベア33を昇降動作させるように構成したとともに、空気注入装置27に超音波振動板195を介して超音波振動が付与されるように構成されているので、袋部5′の空気注入管挿入孔51と空気注入管121の高さにバラツキがあっても効果的に解消され、上記空気注入管121によって空気注入管挿入孔51が破損されてしまうようなことはない。
尚、その他の構成は前記第1の実施の形態の構成と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
まず、前記一実施の形態の場合には、被空気注入材として梱包材を例に挙げて説明したが、緩衝材についても同様に適用可能であり、要は複数個の空気セルを備えたものであれば対象となる。
又、空気注入管に設けられる複数個の空気注入孔の形状、個数、大きさ、ピッチ、等については様々なものが考えられる。
又、空気注入管に設けられるスリットについても同様である。
又、空気注入装置において袋部位置決め・ガイド手段、空気注入管、被空気注入材切断手段、の構成としては様々な構成が考えられる。例えば、前記第1〜第3の実施の形態では被空気注入材切断手段として平刃状のカッターを用いたが、円形刃、その他の形状の刃でもよく、又、熱線等によって溶断するようなものでもよい。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
5 梱包材(被空気注入材)
5′ 袋部(被空気注入材)
7 装置本体
9 第1位置合わせ手段9
13 第1溶着・シール手段
15 開放手段
17 被梱包体搬入手段
19 第2位置合わせ手段19
21 第2溶着・シール手段21
23 第3溶着・シール手段23
25 第1切断手段25
27 空気注入装置27
29 第2切断手段29
31 完成品搬送台31
33 ベルトコンベア33
45 空気セル
121 空気注入管
129 空気注入孔
131 スリット
133 安全弁
140 吸排気孔
151 リニアガイド
161 アクチュエータ
211 差込部
213 コイルスプリング(弾性部材)
141 カッター(被空気注入材切断手段)
Claims (12)
- 複数個の空気セルを連接してなる被空気注入材に形成された空気注入管挿入孔内に挿入され、複数個の空気注入孔を所定ピッチで備えたことを特徴とする空気注入管。
- 請求項1記載の空気注入管において、
上記空気注入孔は横長に形成されていることを特徴とする空気注入管。 - 請求項1又は請求項2記載の空気注入管において、
上記複数個の空気注入孔相互間にはスリットが形成されていることを特徴とする空気注入管。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の空気注入管において、
安全弁が設けられていて、上記空気セル内の圧力が所定圧力になると余計な空気が上記安全弁を介して排気されることを特徴とする空気注入装置。 - 請求項4記載の空気注入管において、
上記安全弁には吸・排気口が設けられていて、上記空気セル内に空気を注入する場合には上記吸・排気口を介して外部の空気を吸引し、上記空気セル内の圧力が所定圧力になると余計な空気が上記吸・排気口を介して排気されることを特徴とする空気注入管。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の空気注入管において、
先端には差込部が弾性部材を介して移動可能に取り付けられていることを特徴とする空気注入管。 - 複数個の空気セルを連設してなる被空気注入材が搬入される装置本体と、
上記装置本体に設置され上記搬入される被空気注入材の空気注入管挿入孔内に挿入され上記複数個の空気セル内に空気を注入する請求項1〜請求項6の何れかに記載の空気注入管と、
上記装置本体に設置され上記空気注入管挿入孔を切断して上記被空気注入材の上記空気注入管からの離脱を可能にする被空気注入材切断手段と、
を具備したことを特徴とする空気注入装置。 - 請求項7記載の空気注入装置において、
上記梱包材切断手段は上記空気注入管の基部に隣接・配置されたカッターであることを特徴とする空気注入装置。 - 請求項7又は請求項8記載の空気注入装置において、
振動が付与されるように構成されていることを特徴とする空気注入装置。 - 請求項7〜請求項9の何れかに記載の空気注入装置において、
所定範囲で上下等するように構成されていることを特徴とする空気注入装置。 - 二つ折りにされた梱包材の搬送方向に沿った一辺を溶着・シールする第1溶着・シール手段と、
上記梱包材の二つ折りの内側に搬送方向に平行な一辺から被梱包体を搬入する被梱包体搬入手段と、
上記梱包材の上記搬送方向に沿った反対側の一辺を溶着・シールする第2溶着・シール手段と、
上記梱包材の搬送方向に平行な一辺を溶着・シールして上記被梱包体が搬入された袋部を形成する第3溶着・シール手段と、
上記袋部の上記反対側の一辺を両端部を残して切断する第1切断手段と、
上記袋部を構成する空気セル内に空気を注入する請求項7〜請求項9の何れかに記載の空気注入装置と、
上記袋部の上記反対側の一辺の残された両端部を切断して上記袋部を切り離す第2切断手段と、
を具備したことを特徴とする梱包装置。 - 請求項11記載の梱包装置において、
上記空気注入装置の手前で上記袋部を所定範囲で上下動させるようにしたことを特徴とする梱包装置。
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