JP2019096206A - 情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プラントを監視する技術の利便性を向上させる情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを提供する。【解決手段】プラント監視に用いられる情報処理システム20は、プラントの現場機器30によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段252と、第1単位時間に関連付けて第1情報を記憶する記憶手段253と、を備える。また、時刻データの異なる複数の第1情報が取得されると、前記複数の第1情報にそれぞれ含まれる複数の時刻データの間の時間差に基づいて第1単位時間を特定する【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、プラントの状態を監視する技術が知られている。例えば、特許文献1には、発電プラントのフィールドデータを収集する監視システムが開示されている。
特開2003−114294号公報
ここで、プラントの監視システムのユーザは、当該監視システム内で収集されるデータに加えて、監視システム外から取得されるデータも容易に取り扱いたいと考える場合があり、利便性の向上が望まれていた。例えば、従来技術においては、監視システム外のデータを監視システムで取り扱うためには、電気工事又は監視システムの設計変更を行う必要があり、必ずしも容易に取り扱えるものではなかった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、プラントを監視する技術の利便性を向上させる情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムは、
プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、
前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、
を備える。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、
プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、
前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、
を備える。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、
プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、を備える、プラント監視に用いられる情報処理システムを構成するために、
前記特定手段及び前記記憶手段の少なくとも一方を備える。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、
プラントの監視に用いられるコンピュータを、
前記プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、
前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、
として機能させる。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、
通信可能に接続された複数の情報処理装置によって構成され、プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、を備える情報処理システムにおける、前記複数の情報処理装置のうち1つの情報処理装置を、
前記特定手段及び前記記憶手段の少なくとも一方として機能させる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムによれば、プラントを監視する技術の利便性が向上する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 複数の第1情報の例を示す図である。 複数の第2情報の例を示す図である。 情報処理装置の第1動作を示すフローチャートである。 情報処理装置の第2動作を示すフローチャートである。 情報処理装置の第3動作を示すフローチャートである。 情報処理装置が出力するレポートの例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置について説明する。図1は、監視システム10と、本実施形態に係る情報処理装置20と、現場機器30と、が示す。監視システム10、情報処理装置20、及び現場機器30は、任意の場所に設置される。例えば、監視システム10、情報処理装置20、及び現場機器30は、例えば水処理場等の任意のプラントに設置される。
(監視システムの概要)
監視システム10の概要について説明する。監視システム10は、プラントの監視に用いられるシステムである。監視システム10は、例えば情報処理装置20よりも前にプラントに導入された既存のシステムであるが、任意のタイミングでプラントに導入されたシステムとすることができる。本実施形態では1つの監視システム10が存在するが、複数の監視システム10が存在する構成とすることも可能である。監視システム10は、現場機器11と、監視装置12と、を備える。
現場機器11は、プラント設備に対応して設けられ、当該プラント設備及びプロセスの組み合わせに対応するプロセス量を検出する機器である。プラント設備は、例えばプラント内に設置された「ポンプ」、「弁」、「送風機」、又は「反応槽」等の設備であるがこれらに限られず、プラント内に設置された任意の設備とすることができる。プロセスは、例えば液体又は気体の「流量」及び「温度」、液体の「水位」、「水質」、プラント設備の「運転条件(例えば、弁の開度)」、又はプラント設備の「動作状態(例えば、動作異常の有無)」等であるがこれらに限られず、プラント設備に応じた任意のプロセスとすることができる。プロセス量は、プロセスの具体的な値である。プロセス量は、例えば数値で示されるが、例えば文字列等の任意の形式で示される値とすることができる。現場機器11は、例えば流量センサ、温度センサ、又は水位センサ等であるがこれらに限られず、所望のプロセス量を検出可能な任意のセンサとすることができる。例えば、現場機器11は、プロセス量を任意のサンプリング周期でサンプリングする機器を含む。
監視装置12は、通信機能及び情報処理機能を有する任意の装置である。通信機能及び情報処理機能を有する装置は、例えば通信インタフェース、メモリ、及びプロセッサを有するコンピュータであるがこれに限られない。監視装置12は、現場機器11によって検出されたプロセス量を、例えばPLC(Programmable Logic Controller)等の装置を介して取得する。監視装置12は、取得されたプロセス量と、当該プロセス量が検出又は取得された時刻を示す時刻データ(第1時刻データ)と、の組み合わせを含む情報(第1情報)をデータベースに蓄積する。時刻データは、例えばタイムスタンプであるが、これに限られない。第1情報の詳細については後述する。
したがって、監視システム10は、監視装置12に接続された現場機器11を用いてプラントの監視が可能である。一方、監視システム10は、監視装置12に接続されていない現場機器30を用いてプラントを監視することはできない。現場機器30を監視装置12に接続するためには、例えば電気工事又は監視システム10の設計変更が必要となる。このため、現場機器30と監視装置12との接続は、必ずしも容易に実行できない。
(情報処理装置の概要)
次に、情報処理装置20の概要について説明する。情報処理装置20は、プラントの監視を補助する装置である。本実施形態において、情報処理装置20は、例えば監視システム10及び監視システム10外の現場機器30と組み合わせて用いられる。現場機器30は、上述の現場機器11と同様に、プラント設備に対応して設けられ、当該プラント設備及びプロセスの組み合わせに対応するプロセス量を検出する機器である。例えば、現場機器30は、プロセス量を任意のサンプリング周期でサンプリングする機器を含む。
具体的には、情報処理装置20は、監視システム10及び監視システム10外の現場機器30のそれぞれから取得される第1情報を、自動的に分類して記憶する。このため、例えば監視システム10及び監視システム10外の現場機器30からそれぞれ異なる第1情報が取得される場合であっても、自動的に分類して記憶することでこれらの情報の取り扱いが容易になる。したがって、プラントを監視する技術の利便性が向上する。
(情報処理装置のハードウェア構成)
次に、情報処理装置20のハードウェア構成について詳細に説明する。情報処理装置20は、通信部21と、表示部22と、操作部23と、記憶部24と、制御部25と、を備える。
通信部21は、無線又は有線を介して外部装置と通信する1つ以上のインタフェースである。本実施形態において、通信部21は、監視システム10の監視装置12、及び監視システム10外の現場機器30と通信可能である。通信部21と現場機器30との間の通信は、例えばPLC等の任意の装置を介して実行されるが、当該装置を介さずに実行される構成も可能である。
表示部22は、表示デバイスである。表示デバイスは、例えば液晶ディスプレイ又はOEL(Organic Electroluminescence)ディスプレイ等であるが、これらに限られず任意の表示デバイスとすることができる。
操作部23は、ユーザ操作を受け付ける入力インタフェースである。入力インタフェースは、例えばマウス等のポインティングデバイス、物理キー、又は表示部22と一体的に設けられたタッチパネル等であるが、これらに限られず任意の入力インタフェースとすることができる。
記憶部24は、1つ以上のメモリを含む。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られず任意のメモリと刷ることができる。記憶部24は、例えば一次記憶装置又は二次記憶装置として機能する。記憶部24は、例えば情報処理装置20に内蔵されるが、任意のインタフェースを介して情報処理装置20に外部から接続される構成も可能である。
制御部25は、1つ以上のプロセッサである。プロセッサは、例えば汎用のプロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られず任意のプロセッサとすることができる。制御部25は、情報処理装置20全体の動作を制御する。
(情報処理装置のソフトウェア構成)
次に、情報処理装置20のソフトウェア構成について説明する。情報処理装置20の動作の制御に用いられる1つ以上のプログラムが記憶部24に記憶される。当該1つ以上のプログラムは、制御部25によって読み込まれると、制御部25を取得手段250、認識手段251、第1特定手段252、第1記憶手段253、第1出力手段254、第2特定手段255、生成手段256、第2記憶手段257、及び第2出力手段258として機能させる。
取得手段250は、通信部21を介して監視システム10及び監視システム10外の現場機器30から、第1情報を取得する手段である。以下、取得手段250が、あるプラント設備及びプロセスについて、第1時刻データの異なる複数の第1情報を取得する場合について説明する。例えば、プラント設備「送風機」のプロセス「流量」について複数の第1情報が取得される。当該第1情報に含まれるプロセス量は、例えば「立方メートル/秒」の単位で示される数値である。取得手段250は、複数の第1情報を1つずつ順次に取得するが、例えば複数の第1情報を一度に纏めて取得する構成も可能である。
認識手段251は、上述したように任意の記述形式で記述された複数の第1情報に含まれる第1時刻データ及びプロセス量の各組み合わせを認識する手段である。当該組み合わせの認識には、任意のアルゴリズムが採用可能である。例えば、複数の第1情報の記述形式に応じて異なるアルゴリズムが採用される。
例えば図2に示すように、複数の第1情報が、第1時刻データを示す列と、プロセス量を示す列と、を含む表形式で記述されている場合について説明する。図2には、取得手段250によって取得された、第1時刻データの異なる5つの第1情報が示されている。図2における各行が各第1情報に対応する。具体的には、第1行目において、第1時刻データは「2017年10月5日13時00分」であり、プロセス量は「n1」である。第2行目において、第1時刻データは「2017年10月5日13時06分」であり、プロセス量は「n2」である。第3行目において、第1時刻データは「2017年10月5日14時00分」であり、プロセス量は「n3」である。第4行目において、第1時刻データは「2017年10月5日14時36分」であり、プロセス量は「n4」である。第5行目において、第1時刻データは「2017年10月5日15時00分」であり、プロセス量は「n5」である。しかしながら、表形式で記述された複数の第1情報は、図2に示す例に限られない。例えば、行と列の関係が図2に示す例とは逆であってもよいし、他のデータを示す列又は行が更に含まれていてもよい。
複数の第1情報が表形式で記述されている場合、認識手段251は、例えば表内の各セルに入力された値を分析することによって、第1時刻データを示す列(又は行)及びプロセス量を示す列(又は行)を自動的に認識する。或いは、認識手段251は、第1時刻データを示す列(又は行)及びプロセス量を示す列(又は行)を予め規定した設定情報を用いることによって、第1時刻データを示す列(又は行)及びプロセス量を示す列(又は行)を認識する構成も可能である。当該設定情報は、例えばプラントの作業者によって予め作成され、記憶部24に記憶される。
複数の第1情報の記述形式は、上述した表形式に限られず、例えばグラフ形式又はテキスト形式等であってもよい。
例えば、複数の第1情報がグラフ形式で記述されている場合、認識手段251は、例えばグラフに含まれる各軸の目盛りを分析することによって、第1時刻データを示す軸及びプロセス量を示す軸を自動的に認識する。或いは、認識手段251は、第1時刻データを示す軸及び第1サンプリングデータを示す軸を予め規定した設定情報を用いることによって、第1時刻データを示す軸及びプロセス量を示す軸を認識する構成も可能である。当該設定情報は、例えばプラントの作業者によって予め作成され、記憶部24に記憶される。
また例えば、複数の第1情報がテキスト形式で記述されている場合、認識手段251は、例えば文字列認識によって、テキスト内に示される第1時刻データ及びプロセス量の各組み合わせを自動的に認識する。或いは、認識手段251は、テキスト内で第1時刻データ及びプロセス量の各組み合わせの記述規則を予め規定した設定情報を用いることによって、テキスト内に示される第1時刻データ及びプロセス量の各組み合わせを認識する構成も可能である。当該設定情報は、例えばプラントの作業者によって予め作成され、記憶部24に記憶される。
図1に示す第1特定手段252は、第1情報に含まれる第1時刻データに基づいて第1単位時間を特定する手段である。後述するように、複数の第1情報が記憶部24に記憶される際、当該第1単位時間に関連付けて当該複数の第1情報が記憶される。第1単位時間は、現場機器11、30がプロセス量を取得(サンプリング)する所定のサンプリング周期であり、これはサンプリングできないタイミングが生じることを想定したもの(言い換えれば、サンプル欠損が生じることを許容したもの)である。第1単位時間の特定には、任意のアルゴリズムが採用可能である。
例えば、第1特定手段252は、第1情報に含まれる第1時刻データの表現に用いられている時間の単位(例えば「秒」、「分」、「時」、「日」、「月」、及び「年」等)のうち、最短の単位を特定する。第1特定手段252は、特定された時間の最短の単位で表現され、値が「1」である時間を、第1単位時間として特定する。具体的には、例えば図2に示す5つの第1情報が用いられる場合、5つの第1時刻データそれぞれは、「分」、「時」、「日」、「月」、及び「年」の5つの時間の単位で表現されている。このため第1特定手段252は、当該5つの時間の単位のうち、「分」を最短の単位として特定する。第1特定手段252は、特定された単位「分」で表現され、値が「1」である時間(即ち、「1分」)を、第1単位時間として特定する。
或いは、第1特定手段252は、第1時刻データの異なる複数の第1情報が上述した取得手段250によって取得されると、当該複数の第1情報にそれぞれ含まれる複数の第1時刻データのうち隣り合う2つの第1時刻データ毎に、当該2つの第1時刻データの間における時間差を特定する。当該時間差は、整数で表現可能な任意の単位を用いて表現される。具体的には、例えば図2に示す5つの第1情報が用いられる場合、第1特定手段252は、第1行目と第2行目の時間差を「6分(又は360秒等)」、第2行目と第3行目の時間差を「54分(又は3240秒等)」、第3行目と第4行目の時間差を「36分(又は2160秒等)」、及び第4行目と第5行目の時間差を「24分(又は1440秒等)」と特定する。
第1特定手段252は、特定された時間差を第1単位時間として特定する。或いは、第1特定手段252は、特定された2つ以上の時間差の公約数のうち何れか1つを第1単位時間として特定する。かかる構成によれば、例えば上記の4つの時間差の公約数である「1秒」、「1分(又は60秒等)」、及び「6分(又は360秒等)」等のうち何れか1つが、第1単位時間として特定される。
或いは、第1特定手段252は、それぞれ長さが異なる所定の複数の単位時間のうちから選択され、上述のように特定された2つ以上の時間差の公約数である最長の単位時間を、第1単位時間として特定する。当該所定の複数の単位時間は、例えば「1秒」、「1分」、「1時間」、「1日」、「1ヶ月」、及び「1年」のうち少なくとも2つを含むが、これらに限られず、任意の単位で表現され値が「1」である単位時間が、当該所定の複数の単位時間に含まれる構成も可能である。具体的には、例えば上記の4つの時間差の公約数は、上述した所定の複数の単位時間のうち「1秒」及び「1分」の2つの単位時間を含む。かかる場合、当該2つの単位時間のうち最長である「1分」が、第1単位時間として特定される。
図1に示す第1記憶手段253は、第1特定手段252によって特定された第1単位時間に関連付けて、取得手段250によって取得された複数の第1情報を記憶部24に記憶する手段である。第1記憶手段253は、第1情報を取得する度に、第1単位時間に関連付けて当該第1情報を記憶部24に記憶する。或いは、第1記憶手段253は、複数の第1情報を纏めて取得するたびに、第1単位時間に関連付けて当該複数の第1情報を記憶部24に記憶する。具体的には、第1記憶手段253は、第1単位時間に対応するフォルダが記憶部24の記憶領域内に存在する場合、当該フォルダ内に第1情報を格納する。第1記憶手段253は、第1単位時間に対応するフォルダが記憶部24の記憶領域内に存在しない場合、当該フォルダを作成して、当該フォルダ内に第1情報を格納する。第1単位時間に対応するフォルダは、例えば当該第1単位時間に応じた名称のフォルダ(例えば「1分」フォルダ)であるが、これに限られず、情報処理装置20が第1単位時間との対応関係を認識可能な任意の態様のフォルダとすることができる。第1単位時間に対応するフォルダ内に第1情報が格納されることによって、当該第1情報と当該第1単位時間とが関連付けられる。例えば、1つ以上の第1情報は、1つのファイル(例えば、CSV形式のファイル)に纏めてフォルダに格納される。
複数の第1情報を上述のフォルダに格納する際、第1記憶手段253は、複数の第1情報を所定の記述形式に修正してから格納する構成も可能である。具体的には、制御部25は、例えば表形式で記述された複数の第1情報における行及び列それぞれの位置、並びに各セルの記述規則等を、所定のフォーマットとなるように修正する。或いは、第1記憶手段253は、例えばグラフ形式又はテキスト形式で記述された複数の第1情報を、表形式に修正する。かかる構成によれば、例えば監視システム10から取得される第1情報と監視システム10外の現場機器30から取得される第1情報との間で情報の記述形式が異なる場合であっても、記述形式を統一することでこれらの情報の取り扱いが容易になる。したがって、プラントを監視する技術の利便性が向上する。
第1出力手段254は、第1記憶手段253によって記憶部24に記憶された複数の第1情報の少なくとも一部を抽出し、例えばレポートとして任意の出力先へ出力する手段である。出力先は、例えば表示部22、プリンタ等の印刷装置、又はインターネット上のクラウドサーバ等であるが、これらに限られない。
第2特定手段255は、第1特定手段252によって特定された第1単位時間よりも長い第2単位時間を特定する手段である。第2単位時間は、後述するように生成される1つ以上の第2情報が、サンプル欠損を許容して所定のサンプリング周期で後述する特定データをサンプリングした情報であると仮定した場合における、当該サンプリング周期である。第2単位時間の特定には、任意のアルゴリズムが採用可能である。
例えば、第2特定手段255は、上述した所定の複数の単位時間のうち、第1単位時間よりも長い何れか1つの単位時間を、第2単位時間として特定する。具体的には、第1単位時間が例えば「1分」である場合、上述した所定の複数の単位時間(「1秒」、「1分」、「1時間」、「1日」、「1ヶ月」、及び「1年」)のうち、「1分」よりも長い「1時間」、「1日」、「1ヶ月」、及び「1年」のうち何れか1つが、第2単位時間として特定される。
或いは、第2特定手段255は、上述した所定の複数の単位時間のうち第1単位時間の次に長い単位時間を、第2単位時間として特定する。具体的には、第1単位時間が例えば「1分」である場合、上述した所定の複数の単位時間のうち、「1分」の次に長い「1時間」が、第2単位時間として特定される。
生成手段256は、第1記憶手段253によって記憶部24に記憶された第1情報と、第2特定手段255によって特定された第2単位時間と、に基づいて、1つ以上の第2情報を生成する生成処理を実行する手段である。
第2情報は、第2時刻データと特定データとの組み合わせを含む情報である。第2時刻データ及び特定データの詳細については後述する。第2情報は、任意の記述形式で記述される。例えば図3に示すように、複数の第2情報が、第2時刻データを示す列と、特定データを示す列と、を含む表形式で記述されている場合について説明する。図3には、第2時刻データの異なる3つの第2情報が示されている。図3における各行が各第2情報に対応する。具体的には、第1行目において、第2時刻データは「2017年10月5日13時」であり、特定データは「m1」である。第2行目において、第2時刻データは「2017年10月5日14時」であり、特定データは「m2」である。第3行目において、第2時刻データは「2017年10月5日15時」であり、特定データは「m3」である。
上述した生成処理について詳細に説明する。生成処理は、後述する第1処理を含む。生成処理は、後述する第2処理乃至第5処理のうち、少なくとも1つを更に含む。具体的には、生成処理は、複数の第1情報を、第2単位時間及び当該複数の第1情報にそれぞれ含まれる複数の第1時刻データに基づき1つ以上のグループに分ける第1処理を含む。
第1処理を実行する生成手段256の動作について具体的に説明する。生成手段256は、それぞれが第2単位時間と同じ長さの複数の期間を定義する。当該の期間は、互いに重複せず、且つ、時間的に連続するように定義される。ここでは、例えば2017年10月5日13時以降14時未満の第1期間、2017年10月5日14時以降15時未満の第2期間、及び2017年10月5日15時以降16時未満の第3期間の少なくとも3つの期間が定義されたものとして説明する。
生成手段256は、上述のように定義された期間毎に、当該期間に対応する第2時刻データを決定する。具体的には、生成手段256は、例えば各期間内の任意の時刻(例えば、各期間の開始時刻)を、当該期間に対応する第2時刻データとして決定する。例えば、上述した第1期間に対応する第2時刻データは「2017年10月5日13時」である。同様に、第2期間に対応する第2時刻データは「2017年10月5日14時」である。第3期間に対応する第2時刻データは「2017年10月5日15時」である。
生成手段256は、複数の第1情報のそれぞれを、上述のように定義された複数の期間のうち第1時刻データに示される時刻を含む期間に対応するグループに分ける。例えば、図2に示す5つの第1情報が用いられる場合について具体的に説明する。1行目及び2行目に示される2つの第1時刻データに示される時刻は、上述した第1期間に含まれる。このため、図2の1行目及び2行目に対応する2つの第1情報は、第1期間に対応するグループに分けられる。同様に、図2の3行目及び4行目に対応する2つの第1情報は、上述した第2期間に対応するグループに分けられる。図2の5行目に対応する1つの第1情報は、上述した第3期間に対応するグループに分けられる。
上述した生成処理は、以下に説明する第2処理乃至第5処理のうち少なくとも1つを更に含む。第2処理乃至第5処理のそれぞれは、上述した第1処理を実行する生成手段256によって決定されたグループ毎に、特定データを決定し、グループに対応する期間の第2時刻データ(以下、「グループの第2時刻データ」という。)と特定データとの組み合わせを含む第2情報を生成するための処理である。
第2処理は、グループ毎に、グループ内のプロセス量の平均値を特定データとして決定し、当該グループの第2時刻データと当該特定データとの組み合わせを含む情報を第2情報として生成する処理である。第2処理によれば、例えば図3に示す第2時刻データ「2017年10月5日13時」に対応する特定データm1は、m1=(n1+n2)/2となる。同様に、第2時刻データ「2017年10月5日14時」に対応する特定データm2は、m2=(n3+n4)/2となる。第2処理は、処理対象のグループに2つ以上のプロセス量が含まれており、且つ、当該2つ以上のプロセス量が数値データである場合に実行可能である。
第3処理は、グループ毎に、グループ内のプロセス量の合計値を特定データとして決定し、当該グループの第2時刻データと当該特定データとの組み合わせを含む情報を第2情報として生成する処理である。第3処理によれば、例えば図3に示す第2時刻データ「2017年10月5日13時」に対応する特定データm1は、m1=n1+n2となる。同様に、第2時刻データ「2017年10月5日14時」に対応する特定データm2は、m2=n3+n4となる。第3処理は、処理対象のグループに2つ以上のプロセス量が含まれており、且つ、当該2つのプロセス量が数値データである場合に実行可能である。
第4処理は、グループ毎に、グループ内の何れか1つのプロセス量を特定データとして決定し、当該グループの第2時刻データと当該特定データとの組み合わせを含む情報を第2情報として生成する処理である。ここで決定される特定データは、任意の方法で決定することができ、例えば、グループ内に含まれるプロセス量のうちの最大値又は最小値であってもよい。第4処理によれば、例えば図3に示す第2時刻データ「2017年10月5日13時」に対応する特定データm1は、m1=n1又はm1=n2となる。同様に、第2時刻データ「2017年10月5日14時」に対応する特定データm2は、m2=n3又はm2=n4となる。第2時刻データ「2017年10月5日15時」に対応する特定データm3は、m3=n5となる。
第5処理は、グループ毎に、グループ内の第1情報の個数を特定データとして決定し、当該グループの第2時刻データと当該特定データとの組み合わせを含む情報を第2情報として生成する処理である。第5処理によれば、例えば図3に示す第2時刻データ「2017年10月5日13時」に対応する特定データm1は、m1=2となる。同様に、第2時刻データ「2017年10月5日14時」に対応する特定データm2は、m2=2となる。第2時刻データ「2017年10月5日15時」に対応する特定データm3は、m3=1となる。
生成手段256は、上述した第2処理乃至第5処理の何れを実行するかの判断を、第1記憶手段253によって記憶部24に記憶された複数の第1情報に含まれるプロセス量に応じて自動的に行う。或いは、生成手段256は、上述した第2処理乃至第5処理の何れを実行するかの判断を、記憶部24に予め記憶させた設定情報に基づいて行う構成も可能である。当該設定情報は、例えば複数の第1情報に含まれるプロセス量に対応するプロセス(例えば「流量」及び「温度」等)に応じて、第2処理乃至第5処理の何れを実行するかを予め規定した情報である。
図1に示す第2記憶手段257は、第2特定手段255によって特定された第2単位時間に関連付けて、生成手段256によって生成された1つ以上の第2情報を記憶部24に記憶する手段である。具体的には、第2記憶手段257は、第2単位時間に対応するフォルダが記憶部24の記憶領域内に存在しない場合、当該フォルダを作成する。第2単位時間に対応するフォルダは、例えば当該第2単位時間に応じた名称のフォルダ(例えば「1時間」フォルダ)であるが、これに限られず、情報処理装置20が第2単位時間との対応関係を認識可能な任意の態様のフォルダとすることができる。第2記憶手段257は、第2単位時間に対応する当該フォルダ内に、1つ以上の第2情報を格納する。当該フォルダ内に1つ以上の第2情報が格納されることによって、当該1つ以上の第2情報と当該フォルダに対応する第2単位時間とが関連付けられる。例えば、1つ以上の第2情報は、1つのファイル(例えば、CSV形式のファイル)に纏めてフォルダに格納される。
ここで、第2記憶手段257は、第1記憶手段253によって記憶部24に記憶された複数の第1情報と同一の記述形式で、1つ以上の第2情報を記憶部24に記憶する。かかる構成によれば、複数の第1情報及び1つ以上の第2情報の記述形式を統一することでこれらの情報の取り扱いが容易になる。したがって、プラントを監視する技術の利便性が向上する。
第2出力手段258は、第2記憶手段257によって記憶部24に記憶された1つ以上の第2情報の少なくとも一部を抽出し、例えばレポートとして出力する手段である。出力先は、例えば表示部22、プリンタ等の印刷装置、又はインターネット上のクラウドサーバ等であるが、これらに限られない。
(情報処理装置の動作)
図4を参照して、情報処理装置20の第1動作について説明する。第1動作は、制御部25を取得手段250、認識手段251、第1特定手段252、及び第1記憶手段253として機能させた場合の動作である。
ステップS100:取得手段250は、例えば監視システム10又は現場機器30から、通信部21を介して第1情報を取得する。ここでは、取得手段250が、あるプラント設備及びプロセスについて、第1時刻データの異なる複数の第1情報を取得する場合について説明する。取得手段250は、複数の第1情報を1つずつ順次に取得するが、例えば複数の第1情報を一度に纏めて取得する構成も可能である。
ステップS101:認識手段251は、ステップS100で第1時刻データの異なる複数の第1情報が取得されると、当該複数の第1情報に含まれる第1時刻データ及びプロセス量の各組み合わせを認識する。当該組み合わせの認識には、上述したように任意のアルゴリズムが採用可能である。
ステップS102:第1特定手段252は、複数の第1情報にそれぞれ含まれる複数の第1時刻データに基づいて第1単位時間を特定する。第1単位時間の特定には、上述したように任意のアルゴリズムが採用可能である。
ステップS103:第1記憶手段253は、ステップS102で特定された第1単位時間に関連付けて、ステップS100で取得された複数の第1情報を記憶部24に記憶する。具体的には、第1記憶手段253は、第1単位時間に対応するフォルダが記憶部24の記憶領域内に存在する場合、当該フォルダ内に第1情報を格納する。第1記憶手段253は、第1単位時間に対応するフォルダが記憶部24の記憶領域内に存在しない場合、当該フォルダを作成して、当該フォルダ内に第1情報を格納する。第1単位時間に対応するフォルダ内に第1情報が格納されることによって、当該第1情報と当該第1単位時間とが関連付けられる。複数の第1情報をフォルダに格納する際、第1記憶手段253は、複数の第1情報を所定の記述形式に修正してから格納する構成も可能である。
次に、図5を参照して、情報処理装置20の第3動作について説明する。第3動作は、制御部25を第2特定手段255、生成手段256、及び第2記憶手段257として機能させた場合の動作である。
ステップS200:第2特定手段255は、上述したステップS102で特定された第1単位時間よりも長い第2単位時間を特定する。第2単位時間の特定には、上述したように任意のアルゴリズムが採用可能である。
ステップS201:生成手段256は、上述したステップS103で記憶部24に記憶された複数の第1情報と、ステップS200で特定された第2単位時間と、に基づいて、1つ以上の第2情報を生成する生成処理を実行する。生成処理の実行によって、1つ以上の第2情報が生成される。生成処理は、上述したように第1処理と、第2処理乃至第5処理のうち少なくとも1つと、を含む。生成手段256は、第2処理乃至第5処理の何れを実行するかの判断を、記憶部24に記憶された複数の第1情報に含まれるプロセス量に応じて自動的に行う。或いは、生成手段256は、上述した第2処理乃至第5処理の何れを実行するかの判断を、記憶部24に予め記憶させた設定情報に基づいて行う構成も可能である。当該設定情報は、例えば複数の第1情報に含まれるプロセス量に対応するプロセス(例えば「流量」及び「温度」等)に応じて、第2処理乃至第5処理の何れを実行するかを予め規定した情報である。
ステップS202:第2記憶手段257は、ステップS200で特定された第2単位時間に関連付けて、ステップS201で生成された1つ以上の第2情報を記憶部24に記憶する。具体的には、第2記憶手段257は、第2単位時間に対応するフォルダが記憶部24の記憶領域内に存在しない場合、当該フォルダを作成する。第2記憶手段257は、第2単位時間に対応する当該フォルダ内に、1つ以上の第2情報を格納する。当該フォルダ内に1つ以上の第2情報が格納されることによって、当該1つ以上の第2情報と当該フォルダに対応する第2単位時間とが関連付けられる。第2記憶手段257は、上述したステップS103で記憶部24に記憶された複数の第1情報と同一の記述形式で、1つ以上の第2情報を記憶部24に記憶する。
次に、図6を参照して、情報処理装置20の第4動作について説明する。第4動作は、制御部25を、第1出力手段254及び/又は第2出力手段258として機能させた場合の動作である。
ステップS300:第1出力手段254及び/又は第2出力手段258は、記憶部24に記憶された第1情報及び第2情報の少なくとも一部を抽出する。
ステップS301:第1出力手段254及び/又は第2出力手段258は、ステップS400で抽出された第1情報及び第2情報の少なくとも一部を、例えばレポートとして任意の出力先へ出力する。出力先は、例えば表示部22、プリンタ等の印刷装置、又はインターネット上のクラウドサーバ等であるが、これらに限られない。
図7を参照して、情報処理装置20によって出力されるレポート40の例について説明する。図7に示すレポート40は、例えば表示部22に表示され、或いは印刷装置によって紙媒体に印刷される。レポート40は、第1領域41と、第2領域42と、第3領域43と、を含む。
第1領域41は、記憶部24に記憶された1つ以上の第1情報を含むファイル及び1つ以上の第2情報を含むファイルのうち、例えばユーザ操作に応じて選択されたファイルの情報を示す領域である。図7に示す例では、第1のファイル(ファイルA.csv)及び第2のファイル(ファイルB.csv)が選択されている。第1のファイルは、例えば「1時間」フォルダに格納されたファイルであって、1時間毎のプロセス量「送風量[Nm3/h]」を有する複数の第1情報を含む。第2のファイルは、例えば「1日」フォルダに格納されたファイルであって、1日毎の特定データ「電力量[kWh]」を含む複数の第2情報を含む。このように、ユーザは、第1情報を含むファイルと、第2情報を含むファイルと、を区別することなく選択可能である。ユーザ操作に応じて、1つ又は2つ以上の任意の数のファイルが選択可能である。
第2領域42は、上述のようにユーザ操作に応じて選択された各ファイルの情報をグラフ形式で示す領域である。図7に示す例では、グラフの横軸の単位が「日」である。ここで、上述したように第1のファイルは、1時間毎にサンプリングされたプロセス量のデータを有する複数の第1情報を含む。したがって、第2領域42上では、当該複数の第1情報に基づいて決定された複数の第2情報に含まれる1日毎の特定データ(例えば、送風量の1日毎の平均値)が、グラフ形式で示される。一方、上述したように第2のファイルは、1日毎の特定データを有する複数の第2情報を含む。したがって、第2領域42上では、当該複数の第2情報に含まれる1日毎の特定データが、グラフ形式で示される。図7に示す例では、複数のグラフが重畳している。しかしながら、例えば複数のグラフが並べられる等、複数のグラフが任意の態様で示されてもよい。ユーザは、第2領域42を視認することによって、選択した各ファイルのデータを視覚的に認識可能である。
第3領域43は、上述の第2領域42に表示される各グラフの各プロットに対応する、時刻データと、プロセス量又は特定データと、を表形式で示す領域である。ユーザは、第3領域43を視認することによって、上述の第2領域42に表示された各グラフの各プロットに対応する値を認識可能である。
以上述べたように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置20は、第1時刻データの異なる複数の第1情報を取得すると、当該複数の第1情報にそれぞれ含まれる複数の第1時刻データに基づいて第1単位時間を特定する。情報処理装置20は、第1単位時間に関連付けて複数の第1情報を記憶する。かかる構成によれば、例えば監視システム10及び監視システム10外の現場機器30からそれぞれ異なる第1情報が取得される場合であっても、自動的に分類して記憶することでこれらの情報の取り扱いが容易になる。したがって、プラントを監視する技術の利便性が向上する。
また、情報処理装置20は、第1単位時間よりも長い第2単位時間を特定する。情報処理装置20は、複数の第1情報及び第2単位時間に基づいて、1つ以上の第2情報を生成する。ここで、第1単位時間は、複数の第1情報が、サンプル欠損を許容してプロセス量をサンプリングした情報であると仮定した場合におけるサンプリング周期である。また、第2単位時間は、1つ以上の第2情報が、サンプル欠損を許容して特定データをサンプリングした情報であると仮定した場合におけるサンプリング周期である。従来、例えばプラントの作業員が、あるプラント設備のプロセス量を分析する場合、分析の目的又は手法によっては、例えば監視システム10が当該プロセス量を検出するサンプリング周期が適切でない場合がある。これに対して、上述の構成を有する情報処理装置20によれば、例えば第1単位時間「1分」をサンプリング周期とする時系列情報に相当する複数の第1情報に基づいて、第1単位時間「1分」よりも長い第2単位時間「1時間」をサンプリング周期とする時系列情報に相当する1つ以上の第2情報が自動的に生成される。したがって、プラントを監視する技術の利便性が更に向上する。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る情報処理装置20の機能が、複数の情報処理装置に分割された構成も可能である。当該複数の情報処理装置のうち少なくとも1つが、例えばインターネット等のネットワークに接続されたサーバとして実現される構成も可能である。例えば、当該複数の情報処理装置のうち、第1の情報処理装置が、取得手段250、認識手段251、第1特定手段252、第1記憶手段253、第1出力手段254、第2特定手段255、生成手段256、第2記憶手段257、及び第2出力手段258のうちの一部の手段として機能し、第2の情報処理装置が、残りの手段として機能してもよい。上記の複数の手段の分散配置の例はこれに限られず、任意の数の情報処理装置に対して任意に分散させて配置することができる。
また、上述した実施形態において、情報処理装置20は、監視システム10及び監視システム10外の現場機器30から第1時系列情報を取得する構成について説明した。しかしながら、情報処理装置20は、例えば自装置に直接入力された第1情報を取得する構成も可能である。また情報処理装置20は、例えばプラントの作業員が使用する端末装置等の、情報処理装置20と通信可能なコンピュータに入力された第1情報を取得する構成も可能である。具体的には、プラントの作業員が、例えば手分析水質データ等、作業員の分析によるデータをプロセス量として含む第1情報を、情報処理装置20又はコンピュータに入力する。情報処理装置20は、自装置に又は当該コンピュータに入力された第1情報を取得する。情報処理装置20は、監視システム10又は現場機器30から取得される第1情報と同様に、自装置に入力され又は当該コンピュータから取得された第1情報を取り扱う。
また、上述した実施形態において、情報処理装置20が、複数の第1情報及び第2単位時間に基づいて1つ以上の第2情報を生成する構成について説明した。しかしながら、情報処理装置20は、上述したように生成された複数の第2情報を、複数の第1情報の代わりに用いて、新たに1つ以上の第2情報を生成する構成も可能である。例えば、上述した実施形態において第1単位時間A1(1分)及び第2単位時間B1(1時間)が特定され、複数の第1情報C1及び複数の第2情報D1が記憶部24に記憶された場合について、具体的に説明する。第2特定手段255は、第2単位時間B1(1時間)を、新たな第1単位時間A2(1時間)に定める。第2特定手段255は、第1単位時間A2(1時間)よりも長い新たな第2単位時間B2(例えば、1日)を特定する。生成手段256は、記憶部24から抽出した複数の第2情報D1を、新たな複数の第1情報C2に定める。ここで、複数の第2情報D1に含まれる第2時刻データ及び特定データの各組み合わせが、新たな複数の第1情報C2に含まれる第1時刻データ及びプロセス量の各組み合わせとして用いられる。生成手段256は、複数の第1情報C2と、第2単位時間B2と、に基づいて、新たな1つ以上の第2情報D2を生成する。
また、上述した実施形態において、図4乃至図6を参照して情報処理装置20の動作の例について説明した。しかしながら、上述した動作に含まれる一部のステップ、又は1つのステップに含まれる一部の動作が、論理的に矛盾しない範囲内において省略された構成も可能である。また、上述した動作に含まれる複数のステップの順番が、論理的に矛盾しない範囲内において入れ替わった構成も可能である。
また、上述した実施形態において、情報処理装置20の制御部25によって実現される各種の手段をソフトウェア構成として説明したが、少なくとも一部の手段は、ソフトウェア資源及び/又はハードウェア資源を含む概念であってもよい。例えば、第1記憶手段253及び第2記憶手段257は、1つ以上のメモリを含んでもよい。また例えば、第1出力手段254及び第2出力手段258は、1つ以上のディスプレイ装置又は印刷装置等を含んでもよい。
また、上述した実施形態に係る情報処理装置20として機能させるために、コンピュータ又は携帯電話等の装置を用いることができる。当該装置は、実施形態に係る情報処理装置20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、当該装置のメモリに格納し、当該装置のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させることによって実現可能である。
10 監視システム
11 現場機器
12 監視装置
20 情報処理装置
21 通信部
22 表示部
23 操作部
24 記憶部
25 制御部
250 取得手段
251 認識手段
252 第1特定手段
253 第1記憶手段
254 第1出力手段
255 第2特定手段
256 生成手段
257 第2記憶手段
258 第2出力手段
30 現場機器
40 レポート
41 第1領域
42 第2領域
43 第3領域

Claims (14)

  1. プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、
    前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、
    を備える、プラント監視に用いられる情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記第1単位時間は、サンプル欠損が生じることを想定した前記第1情報のサンプリング周期である、情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
    前記特定手段は、時刻データの異なる複数の第1情報が取得されると、前記複数の第1情報にそれぞれ含まれる複数の時刻データの間の時間差に基づいて、前記第1単位時間を特定する、情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記特定手段は、時刻データの異なる3つ以上の第1情報が取得されると、前記3つ以上の第1情報にそれぞれ含まれる3つ以上の時刻データの間における2つ以上の時間差を特定し、前記2つ以上の時間差の公約数のうち何れか1つを前記第1単位時間として特定する、情報処理システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記第1情報に基づいて、前記第1単位時間よりも長い第2単位時間に対応する第2情報を生成する生成処理を実行する生成手段を更に備え、
    前記記憶手段は、前記第2単位時間に関連付けて、前記第2情報を記憶する、情報処理システム。
  6. 請求項5に記載の情報処理システムであって、
    前記第1情報及び前記第2情報の少なくとも一方に基づくレポートを出力する出力手段を更に備える、情報処理システム。
  7. 請求項5又は6に記載の情報処理システムであって、
    前記第1情報は、プロセス量及び時刻データを含み、
    前記生成処理は、
    前記第1情報を、前記第2単位時間及び前記第1情報に含まれる時刻データに基づき複数のグループの何れか1つに分類する第1処理と、
    グループ毎に、前記グループ内のプロセス量の平均値を示す特定データを含む情報を前記第2情報として生成する第2処理、前記グループ内のプロセス量の合計値を示す特定データを含む情報を前記第2情報として生成する第3処理、前記グループ内の何れか1つのプロセス量を示す特定データを含む情報を前記第2情報として生成する第4処理、及び前記グループ内の第1情報の数を示す特定データを含む情報を前記第2情報として決定する第5処理のうち少なくとも1つと、
    を含む、情報処理システム。
  8. 請求項5乃至7の何れか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記第2単位時間は、前記第2情報がサンプリングされた情報であると仮定した場合におけるサンプリング周期である、情報処理システム。
  9. 請求項5乃至8の何れか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記第1単位時間及び前記第2単位時間は、それぞれ長さが異なる所定の複数の単位時間のうちから選択される、情報処理システム。
  10. 請求項9に記載の情報処理システムであって、
    前記所定の複数の単位時間は、1秒、1分、1時間、1日、1ヶ月、及び1年のうち少なくとも2つを含む、情報処理システム。
  11. プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、
    前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、
    を備える、プラント監視に用いられる情報処理装置。
  12. プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、を備える、プラント監視に用いられる情報処理システムを構成するために、
    前記特定手段及び前記記憶手段の少なくとも一方を備える、情報処理装置。
  13. プラントの監視に用いられるコンピュータを、
    前記プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて、前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、
    前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、
    として機能させる、プログラム。
  14. 通信可能に接続された複数の情報処理装置によって構成され、プラントの現場機器によりサンプリングされた第1情報に含まれる時刻データに基づいて前記第1情報のサンプリング周期である第1単位時間を特定する特定手段と、前記第1単位時間に関連付けて、前記第1情報を記憶する記憶手段と、を備える情報処理システムにおける、前記複数の情報処理装置のうち1つの情報処理装置を、
    前記特定手段及び前記記憶手段の少なくとも一方として機能させる、プログラム。
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