JP2019095612A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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亮英 五十里
川崎 智広
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智広 川崎
渉 渡辺
Wataru Watanabe
渉 渡辺
木村 丈信
Takenobu Kimura
丈信 木村
翔太 桜井
Shota Sakurai
翔太 桜井
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Abstract

【課題】構成を複雑化させることなく、像担持体表面の滑剤量を安定させる。【解決手段】画像形成装置において、制御手段は、電位計48により、感光体ドラム41が帯電装置42により帯電されてから所定時間経過後の感光体ドラム41の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が予め設定された所定値となるように、滑剤塗布機構47における滑剤塗布条件を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、電子写真方式による画像形成装置において、像担持体上の残留トナーを除去するための手段として、例えば、弾性体からなる平板状のクリーニングブレード等のクリーニング部材を像担持体の表面に当接し、これにより像担持体上の残留トナーを除去するブレードクリーニング方式と呼ばれる構成が知られている。
かかる構成においては、トナー粒子がクリーニング部材を通り抜けて、クリーニング不良が発生する場合があることが知られており、これに対応するために、像担持体上に滑剤を供給し、トナー粒子と像担持体との付着力を低下させた状態でクリーニングを行っている。像担持体上に滑剤を供給する方法としては、棒状にした滑剤にブラシを当接しブラシで滑剤を掻き取り、像担持体表面に供給する滑剤塗布方式や、滑剤を含むトナーによりトナー画像を作成し、滑剤を供給するトナー外添方式などがある。
しかしながら、像担持体上に滑剤を供給するにあたっては、連続した画像形成処理や印字率等の影響によって像担持体の表面電位が変動することで、像担持体表面の滑剤量を適正に維持することが難しい。
そこで、像担持体の表面電位を検知して滑剤の塗布条件を制御する技術(例えば、特許文献1参照)や、検出感度を得るために摩擦帯電部材を設置する技術(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開2009−8800号公報 特開2016−24451号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、例えば、画像形成動作終了後や、次の画像形成動作に入る前などのタイミングで、像担持体の表面電位を検知し、予め設定されたテーブルを参照して、検知した値に対するブラシの回転数(塗布条件)を制御するものであって、滑剤塗布量に対する表面電位変化の検出感度が低く、実際の塗布量を精度よく制御し難いものであった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、摩擦帯電部材の圧離機構が必要なため構成が複雑化してしまい、また、摩擦帯電部材を像担持体に当接させるため、それによる画像むらが懸念されるものであった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、構成を複雑化させることなく、像担持体表面の滑剤量を安定させることのできる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
前記像担持体の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布手段と、
前記像担持体の表面電位を検知する電位検知手段と、
前記電位検知手段により、前記像担持体が前記帯電手段により帯電されてから所定時間経過後の前記像担持体の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が予め設定された所定値となるように、前記滑剤塗布手段における滑剤塗布条件を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
前記像担持体の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布手段と、
前記像担持体の表面電位を検知する電位検知手段と、
を備えた画像形成装置のプログラムを、
前記電位検知手段により、前記像担持体が前記帯電手段により帯電されてから所定時間経過後の前記像担持体の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が予め設定された所定値となるように、前記滑剤塗布手段における滑剤塗布条件を制御する制御手段として機能させるプログラムである。
本発明によれば、構成を複雑化させることなく、像担持体表面の滑剤量を安定させることができる。
本発明を適用した実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における作像部を示す拡大模式図である。 第1の実施の形態の初期暗減衰量測定モードにおける処理を示すフローチャートである。 暗減衰量と周速比の関係を示す図の一例である。 第1の実施の形態の滑剤塗布条件変更モードにおける処理を示すフローチャートである。 滑剤塗布条件変更モードで算出した近似式の一例である。 補正値の設定テーブルの一例である。 変形例1の滑剤塗布条件変更モードにおける処理を示すフローチャートである。 変形例1の滑剤塗布条件変更モードで算出した近似式の一例である。 変形例2の作像部の一例を示す拡大模式図である。 第2の実施の形態における作像部の一例を示す拡大模式図である。 第2の実施の形態の初期暗減衰量測定モードにおける示すフローチャートである。 暗減衰量と荷重の関係を示す図の一例である。 第2の実施の形態の滑剤塗布条件変更モードにおける処理を示すフローチャートである。 滑剤塗布条件変更モードで算出した近似式の一例である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の画像形成装置に係る第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施の形態ではカラーの画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、複数の作像部を有する画像形成装置であれば、本発明を適用することが可能である。
<画像形成装置の構成>
まず、本発明の実施の形態である画像形成装置1の構成について説明する。
図1は、画像形成装置1の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は自動原稿搬送部2と、スキャナー部3と、画像形成部4と、給紙部5と、記憶部6と、操作表示部7と、制御部(制御手段)10と、を備えて構成されている。
自動原稿搬送部2は、原稿Dを載置する載置トレイ、原稿Dを搬送する機構及び搬送ローラー等を備えて構成され、原稿Dを所定の搬送路に搬送する。
スキャナー部3は、光源や反射鏡等の光学系を備えて構成され、所定の搬送路を搬送された原稿D又はプラテンガラスに載置された原稿Dに光源を照射し、反射光を受光する。また、スキャナー部3は、受光した反射光を電気信号に変換して制御部10に出力する。
画像形成部4は、図1に示すように、中間転写ベルト451の回転方向の上流側からイエロー作像部Yと、マゼンタ作像部Mと、シアン作像部Cと、ブラック作像部Kと、定着装置Fと、を備えて構成されている。
図3は、4つの作像部のうちの一つを示す拡大模式図である。なお、4つの作像部は、同一の構成を有している。
各作像部は、図中aの方向に回転駆動されるドラム状の感光体ドラム41(像担持体)と、この感光体ドラム41の表面を一様に帯電させる帯電装置(帯電手段)42と、この帯電装置42により帯電された感光体ドラム41の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置(露光手段)43と、この露光装置43により形成された静電潜像を、トナーを含む現像剤442を用いて可視像化する現像装置(現像手段)44と、感光体ドラム41上に形成されたトナー画像を用紙に転写する転写装置45と、転写領域を通過した感光体ドラム41上のトナーを除去するクリーニングブレード46と、感光体ドラム41の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布機構(滑剤塗布手段)47と、現像装置44の直前で感光体ドラム41の表面電位を計測する電位計(電位検知手段)48と、を備え、感光体ドラム41上に形成されたトナー画像を図中bの方向に移動する中間転写ベルト451に1次転写する。
中間転写ベルト451に転写されたトナー画像は、図示しない2次転写位置で記録材に転写され、その後、定着装置Fに搬送され、記録体上に定着される。
感光体ドラム41は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなり、感光層を構成する樹脂として、例えばポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
帯電装置42としては、非接触の帯電チャージャーや帯電ローラーを用いることができる。帯電装置42には図示しない電源が接続されており、電源から出力される電圧により感光体ドラム41を一定の電位に帯電する。
帯電装置42による帯電後、レーザー等の露光装置43により感光体ドラム41の表面には静電潜像が形成される。
現像装置44は、感光体ドラム41と現像領域を介して対向するよう配置された現像スリーブ441と、現像剤442とを備えている。
この現像スリーブ441には、例えば、帯電装置42の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置42の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、これにより、露光装置43によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
現像剤442はトナーと該トナーを帯電するためのキャリアを含む。トナーとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のトナーを使用することができ、バインダー樹脂中に着色剤や必要に応じて、荷電制御剤や離型剤等を含有させ、外添剤を処理させたものを使用できる。トナー粒径としてはこれに限定されるものではないが、3〜15μm程度が好ましい。キャリアとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のキャリアを使用することができ、バインダー型キャリアやコート型キャリアなどが使用できる。キャリア粒径としてはこれに限定されるものではないが、15〜100μmが好ましい。
現像装置44により感光体ドラム41上に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト451及び転写ローラー452を備えた転写装置45に運ばれる。転写装置45では、転写ローラー452にトナーと逆極性の電圧が印加されており、感光体ドラム41上のトナー画像は中間転写ベルト451に一次転写された後、用紙に二次転写される。
転写装置45で中間転写ベルト451に転写されずに感光体ドラム41上に残ったトナーは、クリーニングブレード46に搬送され、回収される。クリーニングブレード46としては、弾性体よりなる平板状のブレードを用いる。
クリーニングブレード46により表面のトナーが回収された感光体ドラム41は再び帯電装置42により帯電され、次の静電潜像が形成されトナー画像を形成することを繰り返す。
感光体ドラム41の回転方向において、中間転写ベルト451との接触部の下流側かつクリーニングブレード46の上流側には、感光体ドラム41に滑剤を塗布するための滑剤塗布機構47が設置されている。
滑剤塗布機構47は、少なくともブラシローラー471(回転部材)と固形滑剤472と、を備え、固形滑剤472はトナーと逆極性である。
ブラシローラー471の形態は、固形滑剤472と感光体ドラム41の両方に当接するよう設置され、図示しないモーターによって回転駆動され、固形滑剤472から削り出した滑剤粒子を感光体ドラム41に供給する。その際、当接圧によって滑剤粒子を感光体ドラム41上に延展塗布する役割も担っている。
また、ブラシローラー471の回転速度については、ブラシローラー471を回転駆動する図示しないモーターの回転数を変えることで制御する構成となっている。回転数を上げると塗布量が増え、下げると塗布量が減る。また回転数を上げると感光体ドラム41からのトナー・外添剤の回収量が増え、下げるとトナー・外添剤の回収量が減る。
固形滑剤472は、バネ472aの力によりブラシローラー471に当接される。
この固形滑剤472の材料としては、感光体ドラム41表面に塗布可能でその表面エネルギーを低下させてトナーと感光体ドラム41の付着力を低減できる材料を選択する。負帯電トナーを用いる場合、逆極性の正帯電滑剤としては、脂肪酸金属塩、脂肪酸アミド等が挙げられ、これらは単独または2種類以上を混合して用いることもできる。特に、脂肪酸金属塩が好ましい。
脂肪酸金属塩としては、脂肪酸としては、直鎖状の炭化水素が好ましく、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が好ましく、ステアリン酸が一層好ましい。金属としては、リチウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チタン、鉄などが挙げられる。これらの中で、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが好ましく、とくに、ステアリン酸亜鉛がもっとも好ましい。
正帯電トナーを使用する場合、負帯電滑剤を用いることとなるが、その場合はフッ素樹脂系の滑剤を使用すればよい。
上記の材料を溶融して成形する、若しくは上記材料の粒子を圧縮成型することで、ブラシローラー471で削り出すことが可能な形状に整え、固形滑剤472として使用する。
また、ブラシローラー471には、更にローラーからなる回収ローラー473が当接して設けられ、ブラシローラー471が感光体ドラム41上から回収したトナーが固形滑剤472に到達する前に回収する。このような構成にすることでブラシローラー471の回転により感光体ドラム41上のトナーを回収し、感光体ドラム41上に滑剤を供給することが可能となる。
電位計48は、感光体ドラム41の回転方向に対して現像装置44の直前で感光体ドラム41の表面電位を計測する。
給紙部5は、複数の給紙トレイ51〜53を備えて構成され、各給紙トレイ51〜53に種類の異なる複数の用紙Pを収容する。給紙部5は、所定の搬送路により収容される用紙Pを画像形成部4に給紙する。
記憶部6は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部10から読み書き可能に記憶する。
操作表示部7は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部71及び操作部72として機能する。
表示部71は、制御部10から入力される表示制御信号にしたがって、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。
操作部72は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。ユーザーは、操作表示部7を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、並びに装置の停止操作などを行うことができる。
制御部10は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、CPUはROMに記憶されている各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムと協働して、自動原稿搬送部2、スキャナー部3、画像形成部4、給紙部5、記憶部6、操作表示部7等の画像形成装置1の各部の動作を統括的に制御する(図2参照)。例えば、制御部10は、スキャナー部3からの電気信号を入力して各種画像処理を行い、画像処理により生成されたYMCK各色の画像データDy、Dm、Dc、Dkを画像形成部4に出力する。また、制御部10は、画像形成部4の動作を制御して用紙Pに画像を形成する。
<画像形成装置の制御>
次に、画像形成装置1の制御について説明する。
上述したような電子写真方式の画像形成装置1において、感光体ドラム41には、帯電装置42で帯電された後、時間の経過とともに表面電位(帯電電位)が低下する現象(暗減衰)が発生する。
本実施の形態においては、この感光体ドラム41の暗減衰の量を用いて、滑剤塗布機構47の滑剤塗布条件を制御している。即ち、使用途中の感光体ドラム41の暗減衰量が、感光体ドラム41の設置時の値となるように、滑剤塗布機構47の滑剤塗布条件を制御している。
具体的には、制御部10は、感光体ドラムユニット又は感光体ドラム41の設置時(交換時)において、感光体ドラム41の表面の暗減衰量(初期値)を測定する「初期暗減衰量測定モード」を実行する。
そして、感光体ドラムユニット又は感光体ドラム41を設置(交換)してから、所定時間使用したタイミングにおいて、感光体ドラム41の表面の暗減衰量を測定し、その暗減衰量が初期値と同一となる滑剤塗布条件を求めて、当該滑剤塗布条件に設定変更する「滑剤塗布条件変更モード」を実行する。
以下、このような「初期暗減衰量測定モード」及び「滑剤塗布条件変更モード」の詳細を説明する。
「初期暗減衰量測定モード」
図4は、初期暗減衰量測定モードにおける処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1において、例えば、感光体ドラムユニット又は感光体ドラム41が交換されたことをトリガとして、制御部10は、かかる初期暗減衰量測定モードを開始する。
なお、プロセス速度は300mm/sで、感光体ドラム41の回転により、帯電装置42から電位計48までにかかる時間は60msで、感光体ドラム41の初期表面電位−1000Vである。
まず、制御部10は、感光体ドラム41に対するブラシローラー471の回転の周速比θを、デフォルト条件(θ=0.4)として、感光体ドラム41、ブラシローラー471及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させ、滑剤飽和状態を作成する(ステップS101)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A1)を取得する(ステップS102)。帯電装置42に印加した電圧値と、感光体ドラム41の回転を停止させてから所定時間経過後に電位計48により検知した値との差が、暗減衰量となる。
なお、1000ms後とするのは、感光体ドラム41の回転を停止させてからの時間が長すぎると生産性が落ち、短すぎると値の精度が落ちることを考慮して決められているが、厳密に1000msでなくとも良い。
次に、制御部10は、ブラシローラー471を停止させた状態で、感光体ドラム41及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させ、感光体ドラム41から滑剤が取り除かれる滑剤リフレッシュ状態を作成する(ステップS103)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A0)を取得する(ステップS104)。帯電装置42に印加した電圧値と、感光体ドラム41の回転を停止させてから所定時間経過後に電位計48により検知した値との差が、暗減衰量となる。
次に、制御部10は、暗減衰量(A1)と暗減衰量(A0)の差分(ΔA)を算出する(ステップS105)。
次に、制御部10は、算出した差分(ΔA)を、初期差分値(所定値)として記憶部6に記憶して(ステップS106)、本処理を終了する。
図5は、取得した暗減衰量(An)を縦軸、そのときの周速比(θ)を横軸としてプロットしたグラフの一例である。
図5の例では、差分(ΔA)は67Vであり、この値が初期差分値として記憶される。
「滑剤塗布条件変更モード」
図6は、滑剤塗布条件変更モードにおける処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1において、例えば、感光体ドラムユニット又は感光体ドラム41を設置(交換)してから、所定時間経過した、装置周辺の環境が変化した、又は印字率が所定量を超えたことをトリガとして、制御部10は、かかる滑剤塗布条件変更モードを開始する。
まず、制御部10は、感光体ドラム41の回転に対するブラシローラー471の回転の周速比θを、デフォルト条件(θ=0.4)として、感光体ドラム41、ブラシローラー471及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させ、滑剤飽和状態を作成する(ステップS111)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A1’)を取得する(ステップS112)。
次に、制御部10は、ブラシローラー471を停止させた状態で、感光体ドラム41及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させる、滑剤リフレッシュ状態を作成する(ステップS113)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A0’)を取得する(ステップS114)。
次に、制御部10は、他の条件(θ=1.0)として、感光体ドラム41、ブラシローラー471及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させる(ステップS115)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A2’)を取得する(ステップS116)。
次に、制御部10は、暗減衰量(A0’)、暗減衰量(A1’)及び暗減衰量(A2’)から近似式を算出する(ステップS117)。
次に、制御部10は、算出した近似式における差分値(ΔA’)が、初期差分値(ΔA)の値となる周速比(θ’)を算出する(ステップS118)。
次に、制御部10は、滑剤塗布条件としての周速比を、算出した周速比(θ’)に変更して(ステップS119)、本処理を終了する。
図7は、ステップS117で算出した近似式の一例である。
図7の例では、近似式における差分値(ΔA’)が67Vとなる周速比(θ’)は0.58であり、この値が滑剤塗布条件として採用されることとなる。
[本実施の形態の技術的効果]
以上説明したように、本実施の形態によれば、回転可能な感光体ドラム41と、感光体ドラム41の表面を帯電させる帯電装置42と、感光体ドラム41を露光して静電潜像を形成する露光装置43と、感光体ドラム41上の静電潜像をトナーで現像する現像装置44と、感光体ドラム41の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布機構47と、感光体ドラム41の表面電位を検知する電位計48と、を備えた画像形成装置1において、制御部10は、電位計48により、感光体ドラム41が帯電装置42により帯電されてから所定時間経過後の感光体ドラム41の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が予め設定された所定値となるように、滑剤塗布機構47における滑剤塗布条件を制御する。
このため、感光体ドラム41の表面電位の暗減衰量の検知を行うことで、滑剤塗布量に対する感光体ドラム41の表面電位の検出感度を高くすることができる。そして、検知した暗減衰量に基づき滑剤塗布機構47における滑剤塗布条件を制御することで、装置構成を複雑化させることなく、感光体ドラム41表面の滑剤量を安定させることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、感光体ドラム41が帯電装置42により帯電された後、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間経過後、電位計48により感光体ドラム41の表面電位を検知し、帯電装置42に印加した電圧値と、電位計48により検知した値とに基づいて、所定時間経過後の感光体ドラム41の暗減衰量を検知する。
このため、装置構成を複雑化させることなく、また、簡単な制御で、暗減衰量を検知することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、滑剤が塗布されていない状態の感光体ドラム41の表面電位の暗減衰量(A0)と、所定の滑剤塗布条件で滑剤が塗布された状態の感光体ドラム41の表面電位の暗減衰量(A1)との差分(ΔA)を、所定値(初期差分値)として算出する。そして、初期差分値の算出後の所定のタイミングで、異なる複数の滑剤塗布条件で滑剤が塗布された状態の感光体ドラム41における、複数の表面電位の暗減衰量(An)を取得し、その近似式に基づいて、所定値となる滑剤塗布条件を算出する。
このため、精度よく滑剤塗布条件を制御することができ、感光体ドラム41表面の滑剤量を安定させることができる。
また、本実施の形態によれば、滑剤塗布機構47は、固形滑剤472と、感光体ドラム41及び固形滑剤472に当接して回転するブラシローラー471と、を備え、制御部10は、滑剤塗布条件として、ブラシローラー471の周速度(θ)を制御する。
このため、滑剤塗布条件として、ブラシローラー471の周速度の制御により、感光体ドラム41表面の滑剤量を安定させることが可能となる。
<変形例1>
上記第1の実施の形態の制御に、使用状況等に応じた補正を加えてもよい。
即ち、初期差分値(ΔA)と感光体ドラム41上の滑剤膜厚の相関に対して、使用が進んだときの暗減衰量差分(ΔA')と滑剤膜厚の相関には若干のズレが生じるため、予めそれを測定しておき、「滑剤塗布条件変更モード」において補正することで、より精度良く滑剤塗布条件を制御することができる。
図8は、累積画像形成枚数に対して予め決定された補正値(α)の設定テーブルT1の一例である。なお、累積画像形成枚数の代わりに、環境や印字率に対して決定された補正値を用いても良い。
図9は、変形例1の滑剤塗布条件変更モードにおける処理を示すフローチャートである。
図9において、ステップS117までは、図6と同一である。
そして、続くステップS120において、制御部10は、設定テーブルT1を参照して、累積画像形成枚数に応じて補正値(α)を決定する(ステップS120)。
次に、制御部10は、算出した近似式における差分値(ΔA’)が、初期差分値(ΔA)と補正値(α)とを掛けあわせた値となる周速比(θ’)を算出する(ステップS121)。
即ち、差分値(ΔA’)=初期差分値(ΔA)×補正値(α)となる周速比(θ’)を算出する。
次に、制御部10は、滑剤塗布条件としての周速比を、算出した周速比(θ’)に変更して(ステップS122)、本処理を終了する。
図10は、ステップS117で算出した近似式の一例である。
図10の例では、初期差分値(ΔA)が67Vであり、補正値(α)が1.1であり、近似式における差分値(ΔA’)が、その掛けあわせた値73.7Vとなる周速比(θ’)は0.63であり、この値が滑剤塗布条件として採用されることとなる。
以上のように、本変形例1によれば、累積画像形成枚数、使用環境又は印字率に応じて、予め設定された補正値(α)を記憶する設定テーブルT1を備え、制御部10は、電位計48により、感光体ドラム41が帯電されてから所定時間経過後の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が、初期差分値(ΔA)と補正値(α)とを掛けあわせた値となるように、滑剤塗布機構47における滑剤塗布条件を制御する。
このため、より精度良く滑剤塗布条件を制御することができる。
<変形例2>
上記第1の実施の形態においては、ステップS102、ステップS104、ステップS112、ステップS114において、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後の暗減衰量を取得しているが、感光体ドラム41の回転を停止させることなく、2つの電位計48a、48bを用いて暗減衰量を取得しても良い。
図11は、変形例2の作像部の一例を示す拡大模式図である。
図11に示すように、変形例2では、感光体ドラム41の回転方向に対して現像装置44の上流側及び下流側となる位置それぞれに、電位計48a、48bを備えている。
電位計48aは、感光体ドラム41の回転方向に対して現像装置44の直前で感光体ドラム41の表面電位を計測する。
電位計48bは、感光体ドラム41の回転方向に対して現像装置44の直後で感光体ドラム41の表面電位を計測する。
制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させることなく、一方の電位計48aにより感光体ドラム41の表面電位を測定してから、感光体ドラム41の一方の電位計48aによる測定場所が他方の電位計48bに対応したタイミングで、他方の電位計48bにより感光体ドラム41の表面電位を測定することで、所定時間経過後の感光体ドラム41の表面電位の暗減衰量を検知する。
以上のように、本変形例2の構成であっても、上記第1の実施の形態と同様に、暗減衰量を検知し、滑剤塗布条件を制御する処理を実行することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る画像形成装置について、第2の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
<画像形成装置の構成>
図12は、第2の実施の形態の画像形成装置(図示省略)における、作像部の一例を示す拡大模式図である。
図12に示すように、第2の実施の形態において、固形滑剤472は、バネ472aの力によりブラシローラー471に当接される。バネ472aは一方が偏芯カム(圧接力変更部)472bに当接しており、偏芯カム472bの回転によりバネ472aの設定長が変化し、固形滑剤472のブラシローラー471への圧接力(感光体ドラム41に対する荷重G)が変化する。なお、バネ472a、偏芯カム472bは、ブラシローラー471の軸方向両側に設けられ、固形滑剤472を均一にブラシローラー471に当接させる。
<画像形成装置の制御>
次に、画像形成装置1の制御について説明する。
本実施の形態においては、周速比(θ)の代わりに、荷重(G)を制御している。
以下、本実施の形態の「初期暗減衰量測定モード」及び「滑剤塗布条件変更モード」について説明する。
「初期暗減衰量測定モード」
図13は、初期暗減衰量測定モードにおける示すフローチャートである。
画像形成装置1において、例えば、感光体ドラムユニット又は感光体ドラム41が交換されたことをトリガとして、制御部10は、かかる初期暗減衰量測定モードを開始する。
なお、プロセス速度は300mm/sで、感光体ドラム41の回転により、帯電装置42から電位計48までにかかる時間は60msで、感光体ドラム41の初期表面電位−1000Vである。
まず、制御部10は、感光体ドラム41の回転に対するブラシローラー471の荷重Gを、デフォルト条件(G=4N)として、感光体ドラム41、ブラシローラー471及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させ、滑剤飽和状態を作成する(ステップS201)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A1)を取得する(ステップS202)。
次に、制御部10は、荷重をなしとした状態で、感光体ドラム41及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させる、滑剤リフレッシュ状態を作成する(ステップS203)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A0)を取得する(ステップS204)。
次に、制御部10は、暗減衰量(A1)と暗減衰量(A0)の差分値(ΔA)を算出する(ステップS205)。
次に、制御部10は、算出した差分値(ΔA)を、初期差分値として記憶部6に記憶して(ステップS206)、本処理を終了する。
図14は、暗減衰量(An)を縦軸、荷重(G)を横軸としてプロットしたグラフであの一例である。
図14の例では、差分(ΔA)は67Vであり、この値が初期差分値として記憶される。
「滑剤塗布条件変更モード」
図15は、滑剤塗布条件変更モードにおける処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1において、例えば、感光体ドラムユニット又は感光体ドラム41を設置(交換)してから、所定時間経過した、装置周辺の環境が変化、又は累積印字率が所定量を超えたことをトリガとして、制御部10は、かかる滑剤塗布条件変更モードを開始する。
まず、制御部10は、感光体ドラム41の回転に対するブラシローラー471の荷重Gを、デフォルト条件(G=4N)として、感光体ドラム41、ブラシローラー471及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させ、滑剤飽和状態を作成する(ステップS211)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A1’)を取得する(ステップS212)。
次に、制御部10は、荷重なし状態で、感光体ドラム41及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させる、滑剤リフレッシュ状態を作成する(ステップS213)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A0’)を取得する(ステップS214)。
次に、制御部10は、他の条件(G=10N)として、感光体ドラム41、ブラシローラー471及び現像スリーブ441を所定時間(例えば、60s)回転させる(ステップS215)。
次に、制御部10は、感光体ドラム41の回転を停止させ、所定時間後(例えば、感光体を停止してから940ms後、即ち、帯電から1000ms後)の暗減衰量(A2’)を取得する(ステップS216)。
次に、制御部10は、暗減衰量(A0’)、暗減衰量(A1’)及び暗減衰量(A2’)から近似式を算出する(ステップS217)。
次に、制御部10は、算出した近似式における差分値(ΔA’)が、初期差分値(ΔA)の値となる荷重(G’)を算出する(ステップS218)。
次に、制御部10は、滑剤塗布条件としての荷重を、算出した荷重(G’)に変更して(ステップS219)、本処理を終了する。
図16は、ステップS217で算出された近似式を示す一例である。
図16の例では、近似式における差分値(ΔA’)が67Vとなる荷重(G’)は5.8であり、この値が滑剤塗布条件として採用されることとなる。
[本実施の形態の技術的効果]
以上のように、本第2の実施の形態によれば、滑剤塗布機構47は、固形滑剤472と、感光体ドラム41及び固形滑剤472に当接して回転するブラシローラー471と、固形滑剤472のブラシローラー471に対する圧接力を変更させるバネ472a及び偏芯カム472bと、を備え、制御部10は、滑剤塗布条件として、バネ472a及び偏芯カム472bにより、固形滑剤472のブラシローラー471に対する圧接力を制御する。
このため、第2の実施の形態の構成であっても、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第2の実施の形態においても、上記第1の実施の形態の変形例1の制御、及び変形例2の構成を適用できるのは勿論である。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の主旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
2 自動原稿搬送部
3 スキャナー部
4 画像形成部
Y イエロー作像部
M マゼンタ作像部
C シアン作像部
K ブラック作像部
41 感光体ドラム(像担持体)
42 帯電装置(帯電手段)
43 露光装置(露光手段)
44 現像装置(現像手段)
441 現像スリーブ
442 現像剤
45 転写装置
451 中間転写ベルト
452 転写ローラー
46 クリーニングブレード
47 滑剤塗布機構(滑剤塗布手段)
471 ブラシローラー(回転部材)
472 固形滑剤
472a バネ
472b 偏芯カム(圧接力変更部)
473 回収ローラー
48、48a、48b 電位計(電位検知手段)
F 定着装置
5 給紙部
51-53 給紙トレイ
6 記憶部
T1 設定テーブル
7 操作表示部
10 制御手段
71 表示部
72 操作部
P 用紙

Claims (10)

  1. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    前記像担持体の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布手段と、
    前記像担持体の表面電位を検知する電位検知手段と、
    前記電位検知手段により、前記像担持体が前記帯電手段により帯電されてから所定時間経過後の前記像担持体の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が予め設定された所定値となるように、前記滑剤塗布手段における滑剤塗布条件を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記像担持体が前記帯電手段により帯電された後、前記像担持体の回転を停止させ、所定時間経過後、前記電位検知手段により前記像担持体の表面電位を検知し、
    前記帯電手段に印加した電圧値と、前記電位検知手段の検知した値とに基づいて、所定時間経過後の前記像担持体の暗減衰量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電位検知手段は、前記像担持体の回転方向に対して相対的に上流側及び下流側となる2つの電位計を備え、
    前記制御手段は、
    前記像担持体が前記帯電手段により帯電された後、一方の電位計により前記像担持体の表面電位を測定し、前記像担持体の前記一方の電位計による測定場所が他方の電位計に対向したタイミングで、前記他方の電位計により前記像担持体の表面電位を測定し、
    前記一方の電位計及び前記他方の電位計による測定値に基づいて、所定時間経過後の前記像担持体の暗減衰量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    滑剤が塗布されていない状態の前記像担持体の表面電位の暗減衰量(A0)と、前記滑剤塗布手段により所定の滑剤塗布条件で滑剤が塗布された状態の前記像担持体の表面電位の暗減衰量(A1)との差分(ΔA)を、前記所定値として算出し、
    前記所定値の算出後の所定のタイミングで、前記滑剤塗布手段により異なる複数の滑剤塗布条件で滑剤が塗布された状態の前記像担持体における、複数の表面電位の暗減衰量(An)を取得し、その近似式に基づいて、前記所定値となる前記滑剤塗布条件を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記滑剤塗布手段は、固形滑剤と、前記像担持体及び前記固形滑剤に当接して回転する回転部材と、を備え、
    前記制御手段は、前記回転部材の回転を停止させた状態で前記像担持体を回転させることで、滑剤が塗布されていない状態の前記像担持体を作成すること特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記滑剤塗布手段は、固形滑剤と、前記像担持体及び前記固形滑剤に当接して回転する回転部材と、を備え、
    前記制御手段は、前記滑剤塗布条件として、前記回転部材の周速度を制御すること特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記滑剤塗布手段は、固形滑剤と、前記像担持体及び前記固形滑剤に当接して回転する回転部材と、前記固形滑剤の前記回転部材に対する圧接力を変更させる圧接力変更部と、を備え、
    前記制御手段は、前記滑剤塗布条件として、前記圧接力変更部により前記圧接力を制御すること特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 累積画像形成枚数、使用環境又は印字率に応じて、予め設定された補正値を記憶する記憶部を備え、
    前記制御手段は、
    前記電位検知手段により、前記像担持体が前記帯電手段により帯電されてから所定時間経過後の前記像担持体の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が、前記所定値と前記補正値とを掛けあわせた値となるように、前記滑剤塗布手段における滑剤塗布条件を制御する請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定時間は、1000msであること特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    前記像担持体の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布手段と、
    前記像担持体の表面電位を検知する電位検知手段と、
    を備えた画像形成装置のプログラムを、
    前記電位検知手段により、前記像担持体が前記帯電手段により帯電されてから所定時間経過後の前記像担持体の表面電位の暗減衰量を検知して、検知した暗減衰量が予め設定された所定値となるように、前記滑剤塗布手段における滑剤塗布条件を制御する制御手段として機能させるプログラム。
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