JPH11212372A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11212372A
JPH11212372A JP365998A JP365998A JPH11212372A JP H11212372 A JPH11212372 A JP H11212372A JP 365998 A JP365998 A JP 365998A JP 365998 A JP365998 A JP 365998A JP H11212372 A JPH11212372 A JP H11212372A
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JP
Japan
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lubricant
image
forming apparatus
image forming
image carrier
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JP365998A
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English (en)
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Yukiko Iwasaki
有貴子 岩▲さき▼
Ryuta Takechi
隆太 武市
Akiyo Nakajima
章代 中嶋
Hiroshi Nagame
宏 永目
Shigeto Kojima
成人 小島
Hiroyuki Fushimi
寛之 伏見
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写不良を防止して高品位の画像を得ること
ができる構成を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 電子写真プロセスを利用した画像形成装
置において、上記電子写真プロセスによる画像を表面に
担持する像担持体に対して直接固体潤滑剤を塗布する手
段を備え、上記潤滑剤の塗布により上記像担持体とこの
像担持体からの画像が転写される転写材との間の静止摩
擦係数を常時0.4以下に維持することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、さらに詳しくは、電子写真プロセスによる画像形成
の際の転写不良を防止する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機あるいはファクシミリ
装置などの電子写真プロセスを用いる画像形成装置にお
いては、例えば、黒色などの単一色の画像を対象とする
場合で説明すると、図12に示すように、例えばドラム
状とされた像担持体に相当する感光体A上に形成された
静電潜像が現像装置Bから供給されるトナーにより可視
像処理されると、そのトナー像が普通紙等の転写材Sに
対して転写装置Cにより静電転写される転写工程が実行
される。一方、転写工程後の感光体Aは、クリーニング
装置Dに有するゴムブレードD1などによって余剰トナ
ーがクリーニングされ、除電後、再度、帯電装置Eによ
って一様帯電されて画像形成に備えられる。なお、図1
2中、符号Fは搬送装置を、符号Gは定着装置をそれぞ
れ示している。上記転写工程では、感光体Aと転写材S
との間の表面摩擦係数が転写効率の可否に重要な条件と
なる。感光体Aの転写材Sとの摩擦係数が大きい場合に
は、画像の一部が抜ける「転写中抜け」が発生し、転写
不良となる。このため、感光体Aの表面摩擦係数を小さ
くすることが重要となる。
【0003】転写後に行われる感光体Aのクリーニング
においては、感光体表面に接触するブレードD1によっ
て感光体表面の感光層が摩耗した場合に感光層の膜厚が
変わることにより感光体の静電容量が変化し、その結果
として、感光体の帯電特性が変化してしまい所定の電子
写真プロセスが行えなくなることがある。それを防止す
るため感光体表面に潤滑剤を存在させることがある。感
光層の摩耗原因には、クリーニング部での感光体表面と
ブレードD1との間に生じる剪断力による摩耗とクリー
ニング対象であるトナーが研磨剤の働きをすることによ
る摩耗とがある。このような原因による摩耗の発生頻度
を左右する要因としては、感光体の構造上の強さ、クリ
ーニングブレードの当接条件、トナー粒子の組成および
感光体の表面摩擦係数がある。
【0004】従来、感光体の表面摩擦係数を低減する方
法として、例えば、特開平9−90843号公報に開示
されているように、感光体の感光層に潤滑剤を分散含有
させたりあるいはコーティングする内添方式による方法
と、例えば特開平6−332324号公報に開示されて
いるように、感光体表面に潤滑剤を塗布することにより
感光体表面に潤滑剤の薄い層を設ける外添方式による方
法とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各方式を用いた場
合には、次のような問題がある。前者の内添方式では、
初期段階において感光体表面の摩擦係数を低く維持する
ことができるものの、感光体表面の経時劣化や摩耗度合
いによって表面の潤滑層が失われると摩擦係数を低い状
態に維持する効果がなくなるために長期間での画像形成
を対象とする場合には不向きとなる。図13は、内添方
式を用いた場合の感光体Aの断面を示しており、同図に
おいて、符号A1は感光体Aの表面に位置する電荷輸送
層であり、潤滑剤(図中の丸で示す部分)が分散されて
いる。符号A2は感光体Aの電荷輸送層A1が位置する
側から順に電荷発生層と下引き層であり、符号A3は導
電性基体をそれぞれ示している。このような構成におい
て、感光体Aが使用され始めた初期段階では感光体Aの
表層に位置する潤滑剤被覆層A1では潤滑剤が露呈して
おり摩擦係数は低い状態とされている。しかし、画像形
成が繰り返されると、転写、クリーニングの各工程も繰
り返されることにより徐々に表面が削られることにな
る。このような経時劣化に関して実験したところ、図1
4に示す結果を得た。図14において、感光体表層の厚
さと摩擦係数とは反比例の関係となっていることが判
る。つまり、初期段階では、感光体表層の摩擦係数は低
く、摩耗も殆ど見受けられないが、使用途中から摩擦係
数が徐々に上昇し、それとともに摩耗量(この場合に
は、感光体表層の厚さが薄く変化していくことに相当)
も増加していく。摩擦係数が上昇していく段階では、感
光体表面から潤滑剤が徐々に減少していることが判明し
た。これは、感光体表面に露呈した潤滑剤が現像、転写
およびクリーニングといった感光体表面に接触する部材
により掻き取られる結果、潤滑剤の減少によって摩擦係
数が上昇する結果を招く。潤滑剤がなくなるとその部分
の感光体表面が削り取られ、内部に分散されている潤滑
剤が新たに表面に現出し、これによって一時的には感光
体表層の摩擦係数が低下するが、画像形成が繰り返され
ると新たに現出した潤滑剤も上記複写工程において掻き
取られてしまい、再度、摩擦係数が上昇するという現象
を繰り返すことになり、感光体表面の摩耗を完全に防ぐ
ことができない。
【0006】潤滑剤を感光体表層にコーティングして潤
滑剤層を形成した場合には、感光体表層が傷つけられて
削り取られると、削り取られた箇所が部分的に摩擦係数
の高い箇所となり、これによって転写の際の転写不良個
所となる。このような現象を防ぐには、コーティングさ
れる潤滑剤層を厚くすることが考えられるが、この方法
である程度摩擦係数の低下を防止できたとしても、むや
みに厚さを厚くすることは感光体表層での光導電特性を
損ねかねないことから制約を受けることになる。従っ
て、コーティングを実行する場合でも、厚さに限界があ
り、これによって低い摩擦係数を維持することができな
い。一方、外添方式においては、内添方式での問題はな
いものの、塗布不足によって感光体上ので摩耗が進行し
て適正な電子写真プロセスが行えなくなったり、あるい
は過剰塗布による潤滑剤の消費量拡大によってコストア
ップを招くなどの問題があった。さらに潤滑剤の塗布位
置によっては、潤滑剤当接位置にトナーが溜まり、それ
が転写材上に落ちて画像を汚したり、そこで生じた凝集
トナーが感光体の回転によって現像装置内に混入し、現
像での異常画像を生じさせる等の問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来の画像形成装置
における問題に鑑み、転写不良を防止して高品位の画像
を得ることができる構成を備えた画像形成装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電子写真プロセスを利用し
た画像形成装置において、上記電子写真プロセスによる
画像を表面に担持する感光体に対して直接固体潤滑剤を
塗布する手段を備え、上記潤滑剤の塗布により上記像担
持体とこの像担持体からの画像が転写される転写材との
間の静止摩擦係数を常時0.4以下に維持することを特
徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、現像装置により形
成されたトナー像を転写装置によって転写材に転写した
後、転写されずに像担持体上に残留したトナーを像担持
体上に当接させたクリーニングブレードによって除去す
るクリーニング工程を有する電子写真プロセスを用いた
画像形成装置において、上記像担持体表面に対して固体
潤滑剤を直接塗布する潤滑剤塗布手段を有し、上記像担
持体上には、上記潤滑剤塗布手段による潤滑剤の塗布に
より、上記クリーニングブレードと上記像担持体との間
の静止摩擦係数が常に1.0以下に維持することを特徴
としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記像担持体に対する潤滑剤の塗
布位置は、上記像担持体の移動方向における上記像担持
体と上記クリーニングブレードとの当接位置の下流側で
上記現像装置の配置位置よりも上流側に設定されている
ことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
うちの一つに記載の画像形成装置において、上記固体潤
滑剤は上記像担持体との間の当接ニップ幅が2mm以上
に設定された状態で塗布されることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
うちの一つに記載の画像形成装置において、上記固定潤
滑剤はフッ素系樹脂が用いられ、そのフッ素系樹脂がス
ポンジまたはゴム系の弾性部材の表面にてシート状に配
置されて上記像担持体表面に当接させる構成とされてい
ることを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1乃至4の
うちの一つに記載画像形成装置において、上記固体潤滑
剤は膨縮性および柔軟性を有するフッ素樹脂により構成
されていることを特徴としている。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の
うちの一つに記載の画像形成装置において、上記固体潤
滑剤は、上記像担持体への塗布量が調整可能であること
を特徴としている。
【0015】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。図1は、本発明実施例による画像形成装置を示す
模式図であり、同図において、画像形成装置1は、ドラ
ム状の潜像担持体に相当する感光体ドラム1Aを備え、
原稿像あるいは画像情報に応じて出射されるレーザ光に
よる潜像形成が行えるレーザプリンタであるが、本発明
では、このようなプリンタに限らず、複写機やファクシ
ミリ装置を対象とすることも可能である。図1におい
て、感光体ドラム1Aは、図示矢印方向に回転すること
ができ、その周囲には回転方向に沿って電子写真プロセ
スを実行するための帯電装置2、書き込み装置3、現像
装置4、転写装置5およびクリーニング装置6がそれぞ
れ配置されている。転写装置5の近傍には、給紙カセッ
トから普通紙などの記録媒体をなす転写紙Sを転写部に
向け給送する給紙装置7が配置され、さらに転写装置5
から転写紙Sが繰り出される位置には搬送装置8を介し
て定着装置9が配置されている。
【0016】画像形成装置1は、帯電装置2に有する帯
電ローラによって感光体ドラム1Aの表面が一様帯電さ
れ、書き込み装置3により画像に応じた潜像が形成され
る。感光体ドラム1A上の潜像は現像装置4によって可
視像処理された後、給紙装置7に有する給紙ローラ7A
およびレジストローラ7Bによって繰り出された転写紙
Sに表面対して転写装置5により静電転写される。転写
を終えた転写紙Sは、搬送装置8を介して定着装置9に
搬送されて表面に担持している可視像が定着されて排出
される。可視像転写を終了した感光体ドラム1Aは、ク
リーニング装置6により表面の余剰トナーが除去される
ととも残留電荷を除電された上で帯電装置2による帯電
が行われて次回の画像形成に備えられる。クリーニング
装置6には、感光体ドラム1Aの表面に当接して余剰ト
ナーを掻き取ることができるクリーニングブレード6A
が用いられている。
【0017】感光体ドラム1Aの回転方向におけるクリ
ーニング装置6の下流側で現像装置4の配置位置よりも
上流側に相当する帯電装置2の上流側には潤滑剤塗布手
段10が配置されている。潤滑剤塗布手段10は、PT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の
各種フッ素含有樹脂、フッ素系界面活性剤、シリコーン
樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーングリース、フ
ッ素グリース、パラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛
等の脂肪酸金属塩、黒鉛、二硫化モリブデン等から選択
される固体潤滑剤を塗布する手段である。
【0018】図1に示す実施例では、潤滑剤塗布手段1
0の構成として、上記の固体潤滑剤のなかでPTFEを
選択し、この固体潤滑剤を糸状に加工した繊維を使って
形成したブラシが用いられている。ブラシを用いた潤滑
剤塗布手段10は、感光体ドラム1Aの周方向に沿った
幅が5mmに設定され、感光体ドラム1Aに対する食い
込み量が1mmとされたうえで感光体ドラム1Aに当接
させてある。
【0019】潤滑剤塗布手段(図1中、符号10で示し
た部材に相当)は、ブラシに限らず、図2および3に示
す構成を用いることも可能である。図2および図3に示
す潤滑剤塗布手段(便宜上、符号20で示す)は、図1
に示した場合と同様に、感光体ドラム1Aの回転方向に
おけるクリーニング装置6の下流側でかつ現像装置4の
配置位置よりも上流側に相当する帯電装置2の上流側に
配置されている。潤滑剤塗布手段20は、図3に示すよ
うに、図示しない不動部に支持されている支持体21に
おける感光体ドラム1Aと対向する表面に弾性体22が
設けられ、その弾性体22の表面には固体潤滑剤で構成
された潤滑剤シート層23が一体的に設けられている。
この場合の弾性体22は、ゴムやスポンジが用いられ
る。本実施例では弾性体22がアスカーC40度のスポ
ンジを用いられている。感光体ドラム1Aと潤滑剤シー
ト層23とのニップ幅、つまり、感光体ドラム1Aの周
方向で潤滑剤シート層23が接触する長さは、2mm以
上に設定されるように弾性体22を含めた潤滑剤シート
層23の圧接力が調整されたうえで支持体21に固定さ
れている。上記ニップ幅を設定する根拠は次の通りであ
る。図4は、上記根拠を説明するために用いる実験装置
の概要を示す模式図であり、同図において感光体ドラム
1Aの表面に対して上記構成と同様に支持体21に弾性
体22を設け、その表面にPTFEからなる固体潤滑剤
のシート層23を配置し、フッ素の付着量を面分析する
ことにより塗布状況を調べた。なお、弾性体22として
は、次の理由により、JIS−A60度の硬度を持つゴ
ムを用いた。すなわち、ニップ幅を確認するためには、
弾性層があまりにも柔らかいと実際に設定したニップ幅
が維持されているかどうかが確認できない場合がある。
翻って、あまりにも堅い材料を感光体ドラム1Aの表面
に当接させてしまうと感光体ドラム1Aの表面に疵がつ
いてしまう可能性がある。このため、感光体ドラム1A
の表面に当接させた場合にその表面に損傷を与えないで
しかもニップ幅の確認が行える硬度を選択するという意
味で上記の硬度を有するゴムが用いられている。このよ
うな硬度は実験上で便宜上設定した値であり、図2およ
び図3に示した実施例では、上記したように弾性体22
として、アスカーC40度のスポンジが用いられてい
る。なお、剛体である感光体ドラム1Aに対して確実に
潤滑剤シートの弾性層が上記したニップ幅となる状態で
当接することが重要であるので、この目的が達成できる
場合には、上記した硬度に限らないこともちろんであ
る。上記構成においてニップ幅を種々変更し、そのニッ
プ幅におけるフッ素の塗布量を調査したところ、次の結
果が得られた。
【0020】
【表1】
【0021】この実験結果から明らかなように、ニップ
幅として2mm以上、好ましくは3mm以上のニップ幅
を設定すればよく、これに基づき、弾性体22の特性お
よび支持体21と感光体ドラム1Aとの間隔が決められ
ている。
【0022】潤滑剤塗布手段(図1中、符号10および
図2中、符号20でそれぞれ示した部材に相当)は、図
5に示す構成とすることも可能である。図5において、
潤滑剤塗布手段30は、図2、図3に示した場合と同様
な支持体31に対してスポンジ状あるいはマシュマロ状
等の膨縮性および柔軟性を有するシール状の固体潤滑剤
(潤滑剤シール32)がニップ幅2mm以上となるよう
に調整されて支持体31に貼り付けられて設けられてい
る。固体潤滑剤としては、PTFEをマシュマロ状に加
工したシール材(ジャパンゴアテックス株式会社製、商
品名:GORE−TEX ピラーNo.3300)が用
いられている。スポンジ状あるいはマシュマロ状に形成
された固体潤滑剤は、それ自体で弾性を有しており、図
2および図3において説明したように感光体ドラム1A
とのニップ幅である2mm以上のニップ幅を設定しやす
くなっている。
【0023】上記構成を備えた潤滑剤塗布手段10、2
0および30は、感光体ドラム1Aの回転方向における
クリーニング装置6の下流側で現像装置4の上流側に相
当する帯電装置2の上流側に配置されることにより、ク
リーニング以前に固体潤滑剤を塗布する場合に比べて固
体潤滑剤中へのトナーの混入が防止され、また、クリー
ニング装置6の近傍に位置する転写装置5を通過する転
写紙Sに対して混入したトナーが落下付着するのが防止
される。さらに感光体ドラム1Aに対して面接触が可能
であることにより固体潤滑剤の均一塗布が行えることに
なる。
【0024】潤滑剤塗布手段における固体潤滑剤は、感
光体ドラム1Aに対する塗布量が調整可能なものであ
る。図6は、塗布量を調整する場合の構成を示してお
り、同図において、図1に示したブラシを用いた潤滑剤
塗布手段10を対象として説明すると、潤滑剤塗布手段
10には、感光体ドラム1Aに対向する側と反対側にケ
ーシング40が配置されており、そのケーシング40の
内部と潤滑剤塗布手段10との間にはコイルバネからな
る弾性体41が配置されている。ケーシング40の外表
面には、支軸43Aにより揺動可能に支持されている塗
布量調整レバー43の揺動端の一方が当接させてある。
塗布量調整レバー43は、揺動端の他方に掛け止められ
たバネ44の付勢により塗布量調整用偏心カム45に当
接しており、塗布量調整用偏心カム45との当接位置に
応じた揺動が行えるようになっている。塗布量調整用偏
心カム45は、塗布量調整用駆動モータ46により回転
量を制御され、カムプロフィールに応じた回転中心から
カム周縁までの距離に基づいて塗布量調整レバー43の
揺動端の他方を押し動かしてニップ幅が2mm以上とな
るように調整できるようになっている。
【0025】塗布量調整用駆動モータ46は、図7に示
す塗布量調整制御部47によって回転量が制御される。
図7は塗布量調整制御部47の構成を説明するためのブ
ロック図であり、同図において塗布量調整制御部47は
マイクロコンピュータにより主要部が構成されており、
図示しないI/Oインターフェースを介して入力側には
検知部48が、そして出力側には塗布量調整用駆動モー
タ46の駆動部49がそれぞれ接続されている。塗布量
調整制御部47は、固体潤滑剤の塗布量が不足した場合
の現象として感光体ドラム1A上の地肌電位が増加する
ことに着目し、感光体ドラム1A上に形成した基準濃度
の画像から得られる反射光量に対応する表面電位と感光
体ドラム1Aの地肌電位とを比較して固体潤滑剤の塗布
量を潤滑剤塗布手段10の加圧力調整によって制御する
ようになっている。また、これとは逆に塗布量が過剰で
ある場合においても加圧力を調整することも可能であ
り、この場合には、現段階での加圧力以下に設定して固
体潤滑剤の塗布量を低減させることができる。
【0026】図8は、基準濃度画像からの表面電位と地
肌電位との比に対する感光体ドラム1Aへの潤滑剤塗布
手段10の加圧力を示す線図であり、同図において、地
肌電位の増加、換言すれば、固体潤滑剤の塗布量が減少
するのに比例して加圧力が高められるようになってい
る。本実施例では、図8中、Pで示す表面電位と地肌電
位との比が感光体ドラム1Aでの画像抜けのない摩擦係
数が得られる状態に相当しており、この時の圧力を基準
として、地肌電位の増減に応じて塗布量調整用駆動モー
タ46の回転制御を行い、加圧力を調整するようになっ
ている。
【0027】このため塗布量調整制御部47では、検知
部48からの検知出力に応じて上記表面電位と地肌電位
との比を割り出し、その割り出した値に応じて塗布量調
整駆動モータ46の駆動部49に信号を出力する。これ
により塗布量調整レバー43の揺動端の他方に対する塗
布量調整用偏心カム44の当接位置が変更される。この
ような制御に代えて、例えば、感光体ドラム1A表面で
の画像抜けをイメージセンサにより検知し、画像抜けの
程度に応じて塗布量調整用駆動モータ46を回転駆動す
るようにしてもよい。また、検知部48での検知方式と
しては、感光体ドラム1Aの表面状態、つまり、クリー
ニングブレード6Aとの接触状態の変化による歪みの程
度を歪みゲージにより検知したり、圧電センサーにより
検知する方式や、感光体ドラム1Aの表面での摩擦係数
を検知する方式を用いることもできる。これら各検知方
式においても、所定の塗布量での表面状態が維持できる
ように、塗布量調整制御部47による潤滑剤塗布手段1
0、20、30の加圧状態の調整が実行されてニップ幅
が調整されるようになっている。
【0028】本実施例では、塗布量調整制御部47によ
り駆動制御される塗布量調整用駆動モータ46は、塗布
量調整用偏心カム45のベースサークルを塗布量調整レ
バー43の揺動端の他方に当接させる場合と、最大カム
プロフィールの周縁を塗布量調整レバー43の揺動端の
他方に当接させる場合と、ベースサークルと最大カムプ
ロフィールとの中間の周縁を塗布量調整レバー43の揺
動端の他方に当接させる場合とが選択できる回転量を設
定されている。固体潤滑剤の塗布量が適正である場合に
は、塗布量調整用偏心カム45におけるベースサークル
と最大カムプロフィールとの中間の周縁を塗布量調整レ
バー43の揺動端の他方に当接させる場合が選択され
る。
【0029】ニップ幅が規定値に相当していないことに
よって固体潤滑剤の塗布量が不足した場合、図8におけ
る符号Pで示す加圧力に対して加圧力を高める傾向が設
定され、この設定に応じて塗布量調整用駆動モータ46
により駆動される塗布量調整用偏心カム45は最大カム
プロフィールの周縁を塗布量調整レバー43の揺動端の
他方に当接させて固体潤滑剤を感光体ドラム1Aの表面
に押し付け傾向とされる。これとは逆に固体潤滑剤が過
剰な場合には、図8中、符号Pで示す加圧力に対して加
圧力を弱める傾向が設定され、この設定に応じて塗布量
調整用駆動モータ46により駆動される塗布量調整用偏
心カム45はベースサークルの周縁を塗布量調整レバー
43の揺動端の他方に当接させて感光体ドラム1Aに対
する固体潤滑剤の押し付けを弱める傾向とされる。
【0030】なお、塗布量調整レバー43によって感光
体ドラム1Aに対する加圧力を調整される潤滑剤塗布手
段の構成としては、図2に示した構成の潤滑剤塗布手段
20や図5に示した潤滑剤塗布手段30を適用すること
も可能である。さらに、図9および図10に示すよう
に、潤滑剤塗布手段として、固体潤滑剤の一つであるス
テアリン酸亜鉛51を図10に示すように断面形状が一
辺を8mmにした正方形をなす角棒に構成したものを用
いて感光体ドラム1Aに対しニップ幅が2mm以上とな
るように調整して当接させることで塗布量を調整できる
構成とすることも可能である。
【0031】以上のような実施例において、潤滑剤塗布
手段10、20、30により感光体ドラム1Aに塗布さ
れる固体潤滑剤は、以下の条件により塗布される。第1
の条件は、固体潤滑剤の塗布により、感光体ドラム1A
と転写紙Sとの間の静止摩擦係数が常に0.4以下にな
ること。第2の条件は、固体潤滑剤の塗布により、感光
体ドラム1Aとクリーニング装置に用いられるクリーニ
ングブレード6Aとの間の静止摩擦係数が常に1.0以
下になること。図11は、上記条件である静止摩擦係数
を得るための実験構成を示す図であり、同図はオイラー
ベルト方式による摩擦係数測定方法を示している。この
方法は、測定用紙(リコーPPC用紙 TYPE620
0)S’を一例として30mmの一定幅に裁断し、この
用紙S’の中央を感光体ドラム1Aの周方向で90度
(π/2rad.)の範囲に巻き回す。用紙の巻き回し方向
端部の一方に一定の重さの分銅11を取り付け、端部の
他方にはテンションゲージ12を取り付け、分銅11が
揺れない状態で用紙S’を一定速度(約100±20mm
/分)の条件で牽引し、感光体ドラム1A表面で用紙
S’が動き始めた瞬間でのテンションゲージ12の目盛
りを読みとる。テンションゲージ12で読みとられた測
定値Fと分銅11の重さWとを下記の式に代入して求め
られた値が感光体ドラム1Aと用紙Sとの間の静止摩擦
係数(μ1)である。 μ1=(2/π)×In(F/W) 感光体ドラム1Aとクリーニングブレード6Aとの間の
静止摩擦係数(μ2)の測定は、クリーニングブレード
6Aを当接させたときの感光体ドラム1Aの回転トルク
T(Kg・cm)により求められる。つまり、感光体ド
ラム1A自体の回転トルクT1(Kg・cm)およびク
リーニングブレード6Aが荷重F1(Kg)で圧接した
際の感光体ドラム1Aの回転トルクT2(Kg・cm)
を測定し、下記の式により求めることができる。 μ2=(T2−T1)/(F1・r) 但し、r:感光体ドラム1Aの半径(cm)
【0032】上記した式により求めた静止摩擦係数(μ
1)、(μ2)に関し、以下に述べる条件を備えた例(便
宜上、実施例1乃至7と称する)によって実験したとこ
ろ、表2に示す結果を得た。なお、以下の実験では、画
像面積6%で30mmの外径を有する感光体ドラム1A
を用いて10万枚の通紙実験を行って感光体ドラム1A
の摩擦係数の推移、画像状況および摩耗量に関するデー
タを得た。 (1)実施例1 図1に示した構成を備え、感光体ドラム1Aの回転方向
での潤滑剤塗布手段10をなすブラシの幅を5mmと
し、さらに感光体ドラム1Aに対する食い込み量を1m
mとした場合。 (2)実施例2 図2および図3に示した構成を備え、潤滑剤塗布手段2
0の潤滑剤シート層23がアスカーC40度の硬度を有
するPTFEとされ、感光体ドラム1Aとの間のニップ
幅が2mm以上とされている場合。 (3)実施例3 図5に示した構成を備え、潤滑剤塗布手段30の固体潤
滑剤(潤滑剤シール32)として、ジャパンゴアテック
ス株式会社製のGORE−TEX(まるR)ピラーN
o.3300という呼称のシール材を用いた場合。
(1)乃至(3)に挙げた例では、いずれも、潤滑剤塗
布手段10、20、30が感光体ドラム1Aの回転方向
におけるクリーニング装置6の下流側で現像装置4の上
流側に配置されている。 (4)実施例4 図6に示す構成、つまり、感光体ドラム1Aに対する固
体潤滑剤の塗布量を調整できる構成を備えた場合。 (5)実施例5 図6に示した構成において、潤滑剤塗布手段として用い
られているブラシに代えて(2)実施例2に挙げた潤滑
剤塗布手段20の潤滑剤シー23を用いた場合。 (6)実施例6 図6に示した構成において、潤滑剤塗布手段として用い
られるブラシに代えて(3)実施例3に挙げた潤滑剤塗
布手段30の固体潤滑剤(潤滑剤シール32)を用いた
場合。 (7)実施例7 図9、10に示す構成を備え、加熱融解されたステアリ
ン酸亜鉛を一辺が8mmの断面形状を有する角棒を用い
た場合。なお、これら各実施例との特性上の違いを比較
するために、以下の条件の比較例1、2も用いる。 (1’)比較例1 先に挙げた実施例とは異なり、図12に示す構成を備
え、潤滑剤を全く用いない場合。 (2’)比較例2 (7)実施例7に挙げた構成と異なり、塗布量調整を行
わないようにしてステアリン酸亜鉛を塗布した場合。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、感光体ドラム1
Aとクリーニングブレード6Aとの間の静止摩擦係数
(μ2)が1.0以下に維持することにより感光体ドラ
ム1Aの摩耗量が低減されている。また、感光体ドラム
1Aと転写紙Sとの間の静止摩擦係数(μ1)が0.4
以下、好ましくは0.3以下にすることにより、転写時
での画像抜けが防止されて画像不良が抑えられる。しか
も、潤滑剤塗布手段の加圧力を調整しながら塗布量を一
定に維持すると、静止摩擦係数(μ1、μ2)を維持でき
るとともに、摩耗量も低減できる。
【0035】なお、上記実施例は、単一色画像だけでな
くフルカラー画像を対象とした画像形成に対しても勿論
適用可能である。また、像担持体としては、ドラム状の
感光体を対象とするだけでなく、中間転写体に対しても
適用でき、この場合においても上記条件が用いられるこ
とにより、画像の中抜けや摩耗などの不具合を解消して
転写不良を起こさない長寿命の像担持体を得ることが可
能になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、固体潤滑剤を像担持体に対して塗布する外
添方式を用いて像担持体と転写紙との間の静止摩擦係数
を0.4以下に維持することにより、像担持体の摩耗を
低減して像担持体の寿命を延ばすとともに、転写画像の
中抜けを抑制して常に高品位の画像を得ることが可能に
なる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、像担持体と
クリーニングブレードとの間の静止摩擦係数を常に1.
0以下に維持することにより、クリーニングブレードの
当接による像担持体の摩耗を抑制することができ、像担
持体の感光層の層厚が減少することが原因する静電容量
の変化を防止して所定の電子写真プロセスを実行できる
ようにすることができる。このため、像担持体の寿命を
延ばすことができるとともに、不良画像の生成を防止す
ることが可能になる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、像担持体の
移動方向における像担持体とクリーニングブレードとの
当接位置よりも下流側で現像装置よりも上流側において
固体潤滑剤が塗布されるようになっているので、クリー
ニングされるべきトナーが固体潤滑剤の塗布位置に入り
込むことにより均一塗布が阻害されるようなことをなく
すことができ、しかも、塗布位置では像担持体から除去
されたトナーが溜まるようなことがないので、溜まった
場合に起こりがちな転写紙へのトナーの落下による転写
紙の汚染が確実に防止される。
【0039】請求項4記載の発明によれば、像担持体に
対する固定潤滑剤の当接ニップ幅を2mm以上とするこ
とにより、長期にわたって安定して固体潤滑剤を塗布す
ることが可能になり、これによって、不良画像の発生を
確実に防止できる像担持体の静止摩擦係数を維持するこ
とが可能になる。
【0040】請求項5および6記載の発明によれば、弾
性部材を用いてあるいは固体潤滑剤自体の弾性を用いて
像担持体表面に対して弾性変形可能に固体潤滑剤が当接
できるので、像担持体への密着が可能になり、これによ
って所定のニップ幅が得られることによる固体潤滑剤の
均一塗布が可能となる。従って、像担持体への固体潤滑
剤の均一塗布が行えることにより像担持体全面での摩耗
を低減して感光層での静電的な特性を維持できることに
よって不良画像の発生が防止できる。
【0041】請求項7記載の発明によれば、固体潤滑剤
の塗布量を調整できることにより、固体潤滑剤の必要以
上の塗布および不足が防止でき、これによって、固体潤
滑剤の過大な消費が抑制されるとともに、像担持体の劣
化を防止できる塗布量を維持して像担持体の長寿命化お
よび不良画像が発生しない特性を得るためのコストアッ
プを抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による画像形成装置の要部構成を
説明するための模式図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の要部に用いられる
潤滑剤塗布手段の変形例を説明するための模式図であ
る。
【図3】図2に示した潤滑剤塗布手段の詳細な構成を説
明するための模式図である。
【図4】図2に示した潤滑剤塗布手段の特性に関する実
験構成を説明するための模式図である。
【図5】図2に示した潤滑剤塗布手段のさらに他の変形
例を説明するための模式図である。
【図6】本発明実施例による画像形成装置に用いられる
固体潤滑塗布手段の塗布量調整機構を説明するための模
式図である。
【図7】図6に示した塗布量調整機構に用いられる制御
部の構成を説明するためのブロック図である。
【図8】図7に示した制御部に用いられる特性を説明す
るための線図である。
【図9】図6に示した潤滑剤塗布手段の塗布量調整機構
の変形例を説明するための模式図である。
【図10】図9に示した塗布量調整機構に用いられる固
体潤滑剤の構成を説明するための斜視図である。
【図11】本発明実施例による画像形成装置に用いられ
る固体潤滑塗布手段における特性を得るための実験構成
を説明するための模式図である。
【図12】画像形成装置の一例を説明するための模式図
である。
【図13】図12に示した画像形成装置に用いられる像
担持体の構成を説明するための部分的な断面図である。
【図14】図13に示した像担持体の摩擦係数の経時的
な変化を説明するための表図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 1A 像担持体に相当する感光体ドラム 6 クリーニング装置 6A クリーニングブレード 10、20、30 潤滑剤塗布手段 23 潤滑剤シート 32 潤滑剤シール 43 塗布量調整レバー 44 塗布量調整用偏心カム 46 塗布量調整用駆動モータ 47 塗布量調整制御部 S 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永目 宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小島 成人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 伏見 寛之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真プロセスを利用した画像形成装置
    において、 上記電子写真プロセスによる画像を表面に担持する像担
    持体に対して直接固体潤滑剤を塗布する手段を備え、上
    記潤滑剤の塗布により上記像担持体とこの像担持体から
    の画像が転写される転写材との間の静止摩擦係数を常時
    0.4以下に維持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】現像装置により形成されたトナー像を転写
    装置によって転写材に転写した後、転写されずに像担持
    体上に残留したトナーを像担持体上に当接させたクリー
    ニングブレードによって除去するクリーニング工程を有
    する電子写真プロセスを用いた画像形成装置において、 上記像担持体表面に対して固体潤滑剤を直接塗布する潤
    滑剤塗布手段を有し、 上記像担持体上には、上記潤滑剤塗布手段による潤滑剤
    の塗布により、上記クリーニングブレードと上記像担持
    体との間の静止摩擦係数が常に1.0以下に維持するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 上記像担持体に対する潤滑剤の塗布位置は、上記像担持
    体の移動方向における上記像担持体と上記クリーニング
    ブレードとの当接位置の下流側で上記現像装置の配置位
    置よりも上流側に設定されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記固体潤滑剤は上記像担持体との間の当接ニップ幅が
    2mm以上に設定された状態で塗布されることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記固定潤滑剤はフッ素系樹脂が用いられ、そのフッ素
    系樹脂がスポンジまたはゴム系の弾性部材の表面にてシ
    ート状に配置されて上記像担持体表面に当接させる構成
    とされていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のうちの一つに記載画像形
    成装置において、 上記固体潤滑剤は膨縮性および柔軟性を有するフッ素樹
    脂により構成されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記固体潤滑剤は、上記像担持体への塗布量が調整可能
    であることを特徴とする画像形成装置。
JP365998A 1997-11-21 1998-01-12 画像形成装置 Pending JPH11212372A (ja)

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