JP2019095580A - ラベルの貼付構造 - Google Patents
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また、ラベル7を貼付けるためにラベル7の一端を凹部1の側壁4にあてがったときに、丸み部6がラベル7の一端を凹部1の外に導くガイドになることがあり、ラベル7の位置を決め難いという不具合もあった。
したがって、本発明によれば、凹部に丸み部が形成されるにもかかわらず、ラベルが凹部の底壁に確実に貼付けられるラベルの貼付構造を提供することができる。
図1に示すラベルの貼付構造11は、電子機器(図示せず)の筐体12の表面に開口するラベル貼付用の凹部13と、この凹部13に貼付けられた四角形のシートからなるラベル14とによって構成されている。ここでいう「ラベル」とは、この電子機器に関連する情報が記載されたラベルや、このラベルと同等の機能を有するシールなどのシート状の部材を含めた総称である。このラベル14の裏面には、両面テープからなる接着剤が貼付けられている。この実施の形態においては、筐体12が本発明でいう「ラベルが貼付けられる部材」に相当する。
この実施の形態による開口21は、ラベル14を挿入可能な形状、すなわちラベル14より僅かに大きい四角形に形成されている。
溝24は、凹部13の側壁22に沿って凹部13の周囲の全域に途切れることなく一連に形成されている。このため、ラベル貼付面26は、周囲の全域にわたって溝24によって囲まれている。
このように隙間Gが生じていると、図4に示すように、ラベル14を剥離するための例えばピンセット状の剥離用工具32を隙間Gから溝24内に挿入することができる。ラベル14の剥離は、この剥離用工具32でラベル14の端部14aを挟んでめくることによって行うことができる。
したがって、この実施の形態によれば、凹部13に丸み部31が形成されるにもかかわらず、ラベル14が凹部13の底壁23に確実に貼付けられるラベルの貼付構造を提供することができる。
このため、この実施の形態を採ることにより、ラベル14の端部14aが丸み部31に接触することを確実に防ぐことができるから、より一層確実にラベル14を貼付けることが可能になる。
しかも、ラベル14を貼付けるためにラベル14の一端を凹部13の側壁22にあてがったときに、丸み部31がラベル14の一端を凹部13の外に導くガイドになることはない。このため、貼付け作業を円滑に行うことができる。
このため、ラベル14と凹部13の側壁22との間の隙間Gが微小になるような大きさのラベル14を使用する場合であっても、ラベル14の周囲の全域を曲がることなく伸びた状態とすることができる。
したがって、凹部13内に入るラベル14であればどのような大きさのラベル14であっても確実に貼付けることができるようになる。
また、上述した実施の形態においては、筐体12が合成樹脂材料を使用して作られた成型品である例を示した。しかし、本発明は、筐体12が金属材料を用いてダイキャスト法により所定の形状に成型された金属部材であっても適用可能である。
Claims (3)
- ラベルが貼付けられる部材の表面に前記ラベルを挿入可能な形状に形成された開口と、
前記開口を一端として前記開口から前記部材の内側に向けて延びる側壁と、
前記側壁の他端に接続されて前記側壁と交差する方向に延びる底壁とによって形成されたラベル貼付用の凹部を備え、
前記底壁は、
前記側壁との境界部分に形成された溝と、
前記溝における前記側壁と対向する溝壁から前記側壁とは反対側へ延びるラベル貼付面とを有していることを特徴とするラベルの貼付構造。 - 請求項1記載のラベルの貼付構造において、
前記ラベル貼付面に貼付けられたラベルの少なくとも一部が、前記ラベル貼付面から前記溝側に突出し、前記開口側から見て前記側壁との間に所定の隙間が生じる状態で前記溝と重なっていることを特徴とするラベルの貼付構造。 - 請求項1または請求項2記載のラベルの貼付構造において、
前記溝の深さは、溝の底と前記側壁との境界部分に成型により形成された凹曲面からなる丸み部が溝内に収容される深さであることを特徴とするラベルの貼付構造。
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2017
- 2017-11-22 JP JP2017224401A patent/JP6999378B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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