JP2019095159A - 給湯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】一缶二水路型において、給湯回路と循環回路とを同時使用した場合でも、給湯回路での出湯能力を確保する。【解決手段】S1の判別で、給湯回路と風呂回路とが同時使用開始されたか否かが確認され、同時使用中であれば、コントローラは、S2でポンプの回転数の設定を、単独時の回転数である6000rpmから1000rpmに変更して追い焚きを実行する。この回転数の低下により、風呂熱交換器への通水量が減少し、給湯熱交換器で得られる熱量が増加するため、給湯回路での出湯制御では、出湯量をさほど低下させることなく設定温度での出湯が可能となる。S3で、追い焚きが終了して風呂水流スイッチがOFFしたことが確認されると、コントローラは、S4でポンプの回転数の設定を、単独時の6000rpmに復帰させてS5で通常制御を実行する。【選択図】図2
Description
本発明は、バーナを備えた1つの燃焼室に、通水経路が異なる2つの熱交換器を併設したいわゆる一缶二水路型の給湯器に関する。
給湯器は、バーナに加熱される熱交換器に、給水管と出湯管とを接続し、出湯管が繋がる外部の給湯栓の開栓により、水道管を介して給水管から供給される水をバーナの燃焼排気で熱交換して出湯させる給湯回路を備えている。これに加えて、熱交換器と外部の浴槽や浴室暖房機等とを接続する通水経路を形成して、ポンプによって湯水を循環させながら熱交換器で加熱して追い焚きや暖房を行うものも知られている。
このような給湯器では、浴槽や暖房機側の熱交換器と給湯回路側の熱交換器とをそれぞれ異なる燃焼室に設置して異なるバーナで加熱する構成(二缶二水路型)の他、特許文献1に開示されるように、1つの燃焼室内に給湯回路側の給湯熱交換器と例えば浴槽側の風呂熱交換器とを併設して、2つの熱交換器を共通のバーナで加熱するようにした一缶二水路型の構成もよく用いられている。
このような給湯器では、浴槽や暖房機側の熱交換器と給湯回路側の熱交換器とをそれぞれ異なる燃焼室に設置して異なるバーナで加熱する構成(二缶二水路型)の他、特許文献1に開示されるように、1つの燃焼室内に給湯回路側の給湯熱交換器と例えば浴槽側の風呂熱交換器とを併設して、2つの熱交換器を共通のバーナで加熱するようにした一缶二水路型の構成もよく用いられている。
しかし、例えば給湯回路と風呂回路とを併設している一缶二水路型の給湯器においては、給湯回路での出湯と風呂回路での浴槽の追い焚きとを同時に実行している場合、バーナが共通であることで、バーナからの総熱量が給湯熱交換器と風呂熱交換器とに分配されることになる。このため、多くの熱量が風呂熱交換器側で費やされて給湯熱交換器に与えられる熱量が少なくなり、要求された設定温度で出湯するためには、給湯回路からの出湯量を絞る制御が必要となり、ユーザーが要望する量で出湯できなくなってしまう。
そこで、本発明は、一方の通水経路が給湯回路となり、他方の通水経路がポンプを備えた循環回路となる一缶二水路型において、給湯回路と循環回路とを同時使用した場合でも、給湯回路での出湯能力を確保することができる給湯器を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、下部にバーナが配置される燃焼室と、
燃焼室の上部に配置されてバーナに加熱される給湯熱交換器と、給湯熱交換器に接続される給水管及び出湯管と、を含んでなる給湯回路と、
燃焼室の上部に給湯熱交換器と併設され、給湯回路と異なる配管が接続されてバーナに加熱される熱交換器と、配管に設けられるポンプと、を含んでなる循環回路と、
バーナの燃焼及びポンプの作動を制御するコントローラと、を備えてなる給湯器であって、
コントローラは、給湯回路での出湯管からの出湯と、循環回路でのポンプによる湯水の循環とが同時に行われる際には、ポンプを、循環回路での湯水の循環が単独で行われる際の回転数よりも低い回転数で作動させることを特徴とする。
燃焼室の上部に配置されてバーナに加熱される給湯熱交換器と、給湯熱交換器に接続される給水管及び出湯管と、を含んでなる給湯回路と、
燃焼室の上部に給湯熱交換器と併設され、給湯回路と異なる配管が接続されてバーナに加熱される熱交換器と、配管に設けられるポンプと、を含んでなる循環回路と、
バーナの燃焼及びポンプの作動を制御するコントローラと、を備えてなる給湯器であって、
コントローラは、給湯回路での出湯管からの出湯と、循環回路でのポンプによる湯水の循環とが同時に行われる際には、ポンプを、循環回路での湯水の循環が単独で行われる際の回転数よりも低い回転数で作動させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コントローラは、給湯回路と循環回路とが同時使用される際には、ポンプを、循環回路の単独使用の際の回転数よりも低い回転数で作動させるので、給湯回路と循環回路とを同時使用した場合でも、設定温度での出湯に必要な熱量を給湯熱交換器で確保でき、給湯回路での出湯能力を維持することができる。よって、同時使用の場合でもユーザーが要望する量で出湯可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、給湯器の一例を示す概略回路図である。この給湯器1は、燃焼室2の下部に、互いに数が異なる複数のバーナ4,4・・を備えた3つのバーナユニット3,3・・と、各バーナユニット3に燃焼用空気を供給する燃焼ファン5とが設けられ、燃焼室2内の上部には、バーナ4,4・・の燃焼排気が通過する給湯熱交換器6と風呂熱交換器7とが併設されている。8は点火プラグ、9はフレームロッドで、燃焼室2の上部には、両熱交換器6,7を通過した燃焼排気を排出する排気フード10が設けられ、燃焼室2の外側には、燃焼室2からの燃焼排気の漏出を検出するヒューズ回路をプリントしたシート状の過熱防止装置11が巻回されている。
図1は、給湯器の一例を示す概略回路図である。この給湯器1は、燃焼室2の下部に、互いに数が異なる複数のバーナ4,4・・を備えた3つのバーナユニット3,3・・と、各バーナユニット3に燃焼用空気を供給する燃焼ファン5とが設けられ、燃焼室2内の上部には、バーナ4,4・・の燃焼排気が通過する給湯熱交換器6と風呂熱交換器7とが併設されている。8は点火プラグ、9はフレームロッドで、燃焼室2の上部には、両熱交換器6,7を通過した燃焼排気を排出する排気フード10が設けられ、燃焼室2の外側には、燃焼室2からの燃焼排気の漏出を検出するヒューズ回路をプリントしたシート状の過熱防止装置11が巻回されている。
燃焼室2等を収容する器具のガス入口には、外部からのガス配管が接続されるガス管12が接続されて、各バーナユニット3には、ガス管12から分岐する分岐管13,13・・がそれぞれ接続されると共に、各分岐管13には、ガス流路を開閉するガス電磁弁14がそれぞれ設けられている。また、分岐前のガス管12には、上流側から元ガス電磁弁15、ガス比例弁16がそれぞれ設けられている。
給湯熱交換器6は、所定間隔をおいて配設された複数のフィン17,17・・を蛇行状に貫通する給湯伝熱管18を備え、給湯伝熱管18の入口には、器具の水入口に接続される給水管19が接続され、給湯伝熱管18の出口には、器具の湯出口に接続される出湯管20が接続されている。給湯熱交換器6の外側に露出する給湯伝熱管18の屈曲部には、給湯伝熱管18の温度を検出する水管サーミスタ21が設けられている。また、給水管19と出湯管20との間には、給湯熱交換器6をバイパスするバイパス管22が接続されて、給水管19とバイパス管22との接続部には、ステッピングモータにより駆動してバイパス管22の流量を可変制御する分配弁23が設けられている。
いる。
いる。
さらに、給水管19におけるバイパス管22との接続部の上流側には、入水温度を検出する入水サーミスタ24と、給水管19を流れる水量を検出する給湯水量センサ25とが設けられている。
そして、出湯管20における給湯熱交換器6の出口際には、出口温度を検出する給湯熱交換器サーミスタ26が設けられ、バイパス管22との接続部の下流側には、出湯温度を検出する給湯出湯サーミスタ27と、ステッピングモータにより駆動して出湯管20の流量を可変制御する水量制御弁28とが設けられている。
よって、ここには、バーナユニット3に加熱される給湯熱交換器6と、給湯熱交換器6に接続される給水管19及び出湯管20、バイパス管22を含む給湯回路Aが形成される。
そして、出湯管20における給湯熱交換器6の出口際には、出口温度を検出する給湯熱交換器サーミスタ26が設けられ、バイパス管22との接続部の下流側には、出湯温度を検出する給湯出湯サーミスタ27と、ステッピングモータにより駆動して出湯管20の流量を可変制御する水量制御弁28とが設けられている。
よって、ここには、バーナユニット3に加熱される給湯熱交換器6と、給湯熱交換器6に接続される給水管19及び出湯管20、バイパス管22を含む給湯回路Aが形成される。
一方、風呂熱交換器7は、フィン17,17・・を蛇行状に貫通する風呂伝熱管30を備え、風呂伝熱管30の入口には、外部配管を介して外部の浴槽31のバスアダプタ32と接続される風呂戻り管33が接続され、風呂伝熱管30の出口には、外部配管を介してバスアダプタ32と接続される風呂往き管34が接続されている。風呂戻り管33には、ポンプ35が設けられると共に、その上流側には、風呂戻り温度を検出する風呂戻りサーミスタ36が設けられ、ポンプ35の下流側には、風呂戻り管33内の湯水の流れによってON/OFF動作する風呂水流スイッチ37と、水圧によって浴槽31内の水位を検出する水位センサ38とが設けられている。また、風呂往き管34には、風呂往き温度を検出する風呂往きサーミスタ39が設けられている。
よって、ここには、バーナユニット3に加熱される風呂熱交換器7と、風呂熱交換器7と浴槽31との間に接続される配管としての風呂戻り管33及び風呂往き管34とを含む循環回路としての風呂回路Bが形成される。
このように、給湯器1は、1つの燃焼室2内に通水経路が異なる給湯熱交換器6と風呂熱交換器7とが併設されて共通のバーナユニット3,3・・によって加熱される一缶二水路型となっている。
よって、ここには、バーナユニット3に加熱される風呂熱交換器7と、風呂熱交換器7と浴槽31との間に接続される配管としての風呂戻り管33及び風呂往き管34とを含む循環回路としての風呂回路Bが形成される。
このように、給湯器1は、1つの燃焼室2内に通水経路が異なる給湯熱交換器6と風呂熱交換器7とが併設されて共通のバーナユニット3,3・・によって加熱される一缶二水路型となっている。
そして、給湯回路Aと風呂回路Bとの間には、出湯管20における水量制御弁28の下流側と、風呂戻り管33におけるポンプ35と風呂戻りサーミスタ36の間で落とし込み管41が接続されている。この落とし込み管41には、上流側に、落とし込み管41を流れる水量を検出する風呂水量センサ42が、下流側に、落とし込み管41を開閉する落とし込み水電磁弁43がそれぞれ設けられている。さらに、落とし込み水電磁弁43の下流側には、2つの逆止弁44,44がそれぞれ設けられて、逆止弁44,44の間には、風呂戻り管33から逆流した湯水をオーバーフロー口から排出する縁切弁45が接続されている。
50はコントローラで、マイコンやメモリの他、各モータの駆動回路、各サーミスタ及びセンサの検出回路等を備え、各サーミスタやセンサ等の検出信号を受けて各弁等を動作させて出湯温制御や浴槽31への湯張り制御等を行う。51は給湯リモコン、52は風呂リモコンである。
50はコントローラで、マイコンやメモリの他、各モータの駆動回路、各サーミスタ及びセンサの検出回路等を備え、各サーミスタやセンサ等の検出信号を受けて各弁等を動作させて出湯温制御や浴槽31への湯張り制御等を行う。51は給湯リモコン、52は風呂リモコンである。
以上の如く構成された給湯器1においては、まず通常の給湯は以下の如くなされる。
湯出口に接続された外部配管の給湯栓が開栓されて器具内に通水され、その通水を給湯水量センサ25で検知すると、コントローラ50は、燃焼ファン5を所定時間回転させて、燃焼室2内に貯留している燃焼排気を排出させる(プリパージ)。その後、ガス管12の元ガス電磁弁15、各ガス電磁弁14を開弁させ、ガス比例弁16を所定開度で開弁させて、各バーナユニット3へガスを供給すると共に、イグナイタを作動させて点火プラグ8でバーナ4,4・・に点火する。
これにより、給湯熱交換器6において、給湯伝熱管18を流れる水がバーナ4の燃焼排気と熱交換されて、加熱された湯が出湯管20及び外部配管を通って給湯栓から出湯される。
湯出口に接続された外部配管の給湯栓が開栓されて器具内に通水され、その通水を給湯水量センサ25で検知すると、コントローラ50は、燃焼ファン5を所定時間回転させて、燃焼室2内に貯留している燃焼排気を排出させる(プリパージ)。その後、ガス管12の元ガス電磁弁15、各ガス電磁弁14を開弁させ、ガス比例弁16を所定開度で開弁させて、各バーナユニット3へガスを供給すると共に、イグナイタを作動させて点火プラグ8でバーナ4,4・・に点火する。
これにより、給湯熱交換器6において、給湯伝熱管18を流れる水がバーナ4の燃焼排気と熱交換されて、加熱された湯が出湯管20及び外部配管を通って給湯栓から出湯される。
コントローラ50は、出湯管20の給湯熱交換器サーミスタ26によって出口温度を監視し、分配弁23のステッピングモータを駆動させて、出口温度が、給湯熱交換器6でのドレンの発生や過熱を防止できる温度範囲内に維持されるようにバイパス管22への流量(バイパス率)を制御する。
また、コントローラ50は、給湯出湯サーミスタ27によって出湯温度を監視し、出湯温度が給湯リモコン51又は風呂リモコン52で設定された設定温度となるように、各ガス電磁弁14の開閉制御と、ガス比例弁16の開度調整とを行うと共に、燃焼ファン5の回転数制御によって空気量を連続的に変化させる。
給湯栓を閉じると、給湯水量センサ25からの信号停止を確認したコントローラ50は、元ガス電磁弁15及びガス電磁弁14を閉じてバーナ4を消火させ、所定時間燃焼ファン5を回転させる(ポストパージ)。
また、コントローラ50は、給湯出湯サーミスタ27によって出湯温度を監視し、出湯温度が給湯リモコン51又は風呂リモコン52で設定された設定温度となるように、各ガス電磁弁14の開閉制御と、ガス比例弁16の開度調整とを行うと共に、燃焼ファン5の回転数制御によって空気量を連続的に変化させる。
給湯栓を閉じると、給湯水量センサ25からの信号停止を確認したコントローラ50は、元ガス電磁弁15及びガス電磁弁14を閉じてバーナ4を消火させ、所定時間燃焼ファン5を回転させる(ポストパージ)。
一方、給湯リモコン51又は風呂リモコン52の自動スイッチを押すと、コントローラ50は、落とし込み管41の落とし込み水電磁弁43を開弁して給湯熱交換器6に通水させてバーナ4を燃焼させる。出湯管20からの湯は、落とし込み管41及び風呂戻り管33、風呂往き管34を通って浴槽31に供給される。落とし込み管41に設けた風呂水量センサ42で検出した水量が設定水量に達すると、落とし込み水電磁弁43を閉じて落とし込みを終了させる。
次に、ポンプ35を作動させて、風呂熱交換器7と浴槽31との間で湯を循環させる。よって、風呂熱交換器7と浴槽31との間を循環する風呂循環水は、風呂伝熱管30を流れる際にバーナ4の燃焼排気と熱交換されて設定温度まで追い焚きされる。設定温度に達すると、バーナ4の燃焼を停止させ、ポンプ35を停止させる。また、風呂リモコン52の追い焚きスイッチの操作により、任意のタイミングでも追い焚きが可能となっている。
次に、ポンプ35を作動させて、風呂熱交換器7と浴槽31との間で湯を循環させる。よって、風呂熱交換器7と浴槽31との間を循環する風呂循環水は、風呂伝熱管30を流れる際にバーナ4の燃焼排気と熱交換されて設定温度まで追い焚きされる。設定温度に達すると、バーナ4の燃焼を停止させ、ポンプ35を停止させる。また、風呂リモコン52の追い焚きスイッチの操作により、任意のタイミングでも追い焚きが可能となっている。
そして、コントローラ50は、給湯回路Aでの出湯と、風呂回路Bでの追い焚きとが同時に実行されている際には、ポンプ35の回転数を単独使用の際よりも低下させてバーナ4の総熱量の給湯熱交換器6及び風呂熱交換器7への熱分配比を変え、給湯熱交換器6へ与えられる熱量を増やして出湯能力を確保するようになっている。以下、このポンプ作動制御を図2のフローチャートに基づいて説明する。
まず、S1の判別で、給湯回路Aと風呂回路Bとの同時使用(出湯と追い焚き)が開始されたか否かが確認される。ここで同時使用中でなければS5で通常制御が実行される。すなわち、上述した湯張り制御や追い焚き制御で湯水を循環させるポンプ35は、最大回転数である6000rpmで作動する。
まず、S1の判別で、給湯回路Aと風呂回路Bとの同時使用(出湯と追い焚き)が開始されたか否かが確認される。ここで同時使用中でなければS5で通常制御が実行される。すなわち、上述した湯張り制御や追い焚き制御で湯水を循環させるポンプ35は、最大回転数である6000rpmで作動する。
一方、S1で同時使用開始が確認されると、コントローラ50は、S2でポンプ35の回転数の設定を、単独時の回転数である6000rpmから1000rpmに変更し、変更した回転数で追い焚きを実行する。
この回転数の低下により、風呂熱交換器7への通水量が減少し、給湯熱交換器6で得られる熱量が増加するため、給湯回路Aでの出湯制御では、出湯量をさほど低下させることなく設定温度での出湯が可能となる。
次に、S3で、風呂回路Bでの追い焚きが終了して風呂水流スイッチ37がOFFしたことが確認されると、コントローラ50は、S4でポンプ35の回転数の設定を、単独時の6000rpmに復帰させ、S5で通常制御を実行する。
この回転数の低下により、風呂熱交換器7への通水量が減少し、給湯熱交換器6で得られる熱量が増加するため、給湯回路Aでの出湯制御では、出湯量をさほど低下させることなく設定温度での出湯が可能となる。
次に、S3で、風呂回路Bでの追い焚きが終了して風呂水流スイッチ37がOFFしたことが確認されると、コントローラ50は、S4でポンプ35の回転数の設定を、単独時の6000rpmに復帰させ、S5で通常制御を実行する。
このように、上記形態の給湯器1によれば、コントローラ50は、給湯回路Aでの出湯管20からの出湯と、風呂回路Bでのポンプ35による湯水の循環とが同時に行われる際には、ポンプ35を、風呂回路Bでの湯水の循環が単独で行われる際の回転数よりも低い回転数で作動させることで、給湯回路Aと風呂回路Bとを同時使用した場合でも、設定温度での出湯に必要な熱量を給湯熱交換器6で確保でき、給湯回路Aでの出湯能力を維持することができる。よって、同時使用の場合でもユーザーが要望する量で出湯可能となる。
なお、同時使用と単独使用とで変更するポンプの回転数は上記形態に限らず、適宜変更可能である。
また、給湯器自体の構成も、一缶二水路型であれば、各熱交換器が潜熱回収用の副熱交換器を備えるものであったりしても差し支えない。
そして、循環回路は風呂回路に限らず、ポンプを備えて湯水を循環させる回路であれば、外部の床暖房や浴室暖房機等に接続された暖房回路等であっても本発明は適用可能である。
また、給湯器自体の構成も、一缶二水路型であれば、各熱交換器が潜熱回収用の副熱交換器を備えるものであったりしても差し支えない。
そして、循環回路は風呂回路に限らず、ポンプを備えて湯水を循環させる回路であれば、外部の床暖房や浴室暖房機等に接続された暖房回路等であっても本発明は適用可能である。
一方、一缶二水路型における給湯熱交換器と循環回路の熱交換器との併設形態は、両熱交換器の各伝熱管が1つの燃焼室内で左右や前後或いは上下に分離して配設される形態の他、両熱交換器の各伝熱管が左右や前後或いは上下に交互に配設されるような混合形態であっても差し支えない。
図3に、上記形態の給湯器1での伝熱管の配設例を示す。ここでは、燃焼室2内で蛇行状に配設される給湯伝熱管18の直管部18a,18a・・を上段及び下段に分けて配置して、下段から上段にかけて繋がる給湯伝熱管18とフィン17とによって給湯熱交換器6を形成すると共に、同じく燃焼室2内で蛇行状に配設される風呂伝熱管30の直管部30a,30a・・を、上下段の直管部18a,18a・・の間に配置して、中段で繋がる風呂伝熱管30とフィン17とによって風呂熱交換器7を形成して、給湯伝熱管18と風呂伝熱管30とを上下方向へ交互に配設している。
図3に、上記形態の給湯器1での伝熱管の配設例を示す。ここでは、燃焼室2内で蛇行状に配設される給湯伝熱管18の直管部18a,18a・・を上段及び下段に分けて配置して、下段から上段にかけて繋がる給湯伝熱管18とフィン17とによって給湯熱交換器6を形成すると共に、同じく燃焼室2内で蛇行状に配設される風呂伝熱管30の直管部30a,30a・・を、上下段の直管部18a,18a・・の間に配置して、中段で繋がる風呂伝熱管30とフィン17とによって風呂熱交換器7を形成して、給湯伝熱管18と風呂伝熱管30とを上下方向へ交互に配設している。
1・・給湯器、2・・燃焼室、3・・バーナユニット、4・・バーナ、5・・燃焼ファン、6・・給湯熱交換器、7・・風呂熱交換器、12・・ガス管、18・・給湯伝熱管、19・・給水管、20・・出湯管、21・・水管サーミスタ、22・・バイパス管、23・・分配弁、24・・入水サーミスタ、25・・給湯水量センサ、27・・給湯出湯サーミスタ、28・・水量制御弁、30・・風呂伝熱管、31・・浴槽、33・・風呂戻り管、34・・風呂往き管、35・・ポンプ、37・・風呂水流スイッチ、41・・落とし込み管、50・・コントローラ、51・・給湯リモコン、52・・風呂リモコン、A・・給湯回路、B・・風呂回路。
Claims (1)
- 下部にバーナが配置される燃焼室と、
前記燃焼室の上部に配置されて前記バーナに加熱される給湯熱交換器と、前記給湯熱交換器に接続される給水管及び出湯管と、を含んでなる給湯回路と、
前記燃焼室の上部に前記給湯熱交換器と併設され、前記給湯回路と異なる配管が接続されて前記バーナに加熱される熱交換器と、前記配管に設けられるポンプと、を含んでなる循環回路と、
前記バーナの燃焼及び前記ポンプの作動を制御するコントローラと、を備えてなる給湯器であって、
前記コントローラは、前記給湯回路での前記出湯管からの出湯と、前記循環回路での前記ポンプによる湯水の循環とが同時に行われる際には、前記ポンプを、前記循環回路での湯水の循環が単独で行われる際の回転数よりも低い回転数で作動させることを特徴とする給湯器。
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2017
- 2017-11-27 JP JP2017227167A patent/JP2019095159A/ja active Pending
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