JP2019094608A - ショベル - Google Patents

ショベル Download PDF

Info

Publication number
JP2019094608A
JP2019094608A JP2016066693A JP2016066693A JP2019094608A JP 2019094608 A JP2019094608 A JP 2019094608A JP 2016066693 A JP2016066693 A JP 2016066693A JP 2016066693 A JP2016066693 A JP 2016066693A JP 2019094608 A JP2019094608 A JP 2019094608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
valve
accumulator
boom
hydraulic motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016066693A
Other languages
English (en)
Inventor
圭二 本田
Keiji Honda
圭二 本田
塚根 浩一郎
Koichiro Tsukane
浩一郎 塚根
英祐 松嵜
Hidesuke Matsuzaki
英祐 松嵜
匠 伊藤
Takumi Ito
匠 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016066693A priority Critical patent/JP2019094608A/ja
Priority to PCT/JP2017/012303 priority patent/WO2017170352A1/ja
Publication of JP2019094608A publication Critical patent/JP2019094608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/14Energy-recuperation means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

【課題】ブーム下げの際にブームシリンダのボトム側油室から流出する作動油をより効率的に利用できるショベルを提供すること。【解決手段】本発明の実施例に係るショベルは、油圧ポンプ14L、14Rと、油圧ポンプ14L、14Rを駆動するエンジン11と、油圧ポンプ14L、14Rを駆動する可変容量型の回生用油圧モータ14Aと、エンジン11の出力軸と回生用油圧モータ14Aの出力軸とに接続され、エンジン11の動力と回生用油圧モータ14Aの動力とを油圧ポンプ14L、14Rに伝達する変速機13と、油圧ポンプ14L、14Rが吐出する作動油が供給されるブームシリンダ7と、ブームシリンダ7と回生用油圧モータ14Aとを繋ぐ管路45と、管路45から分岐する管路46と、ブームシリンダ7から吐出されて管路45及び管路46を通って流れる作動油を蓄圧する第1アキュムレータ85Lと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、アキュムレータを備えたショベルに関する。
ブーム下げの際にブームシリンダのボトム側油室から流出する作動油の圧力をポンプモータで増大させてアキュムレータに蓄圧するショベルが知られている(特許文献1参照。)。このショベルは、アキュムレータに蓄圧された作動油をブームシリンダのボトム側油室に供給する場合にポンプモータをモータとして作用させる。
特許第5412077号公報
しかしながら、上述のショベルは、アキュムレータに蓄圧する場合にはポンプモータをポンプとして作用させるため、エンジン負荷を増大させてしまう。
上述に鑑み、ブーム下げの際にブームシリンダのボトム側油室から流出する作動油をより効率的に利用できるショベルを提供することが望まれる。
本発明の実施例に係るショベルは、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプを駆動するエンジンと、前記油圧ポンプを駆動する可変容量型の油圧モータと、前記エンジンの出力軸と前記油圧モータの出力軸とに接続され、前記エンジンの動力と前記油圧モータの動力とを前記油圧ポンプに伝達するポンプドライブと、前記油圧ポンプが吐出する作動油が供給されるブーム用油圧アクチュエータと、前記ブーム用油圧アクチュエータと前記油圧モータとを繋ぐ第1管路と、前記第1管路から分岐する第2管路と、前記ブーム用油圧アクチュエータから吐出されて前記第1管路及び前記第2管路を通って流れる作動油を蓄圧するアキュムレータと、を備える。
上述の手段により、ブーム下げの際にブームシリンダのボトム側油室から流出する作動油をより効率的に利用できるショベルが提供される。
本発明の実施例に係るショベルの側面図である。 図1のショベルに搭載される駆動系の構成例を示す図である。 図1のショベルに搭載される駆動系の別の構成例を示す図である。
図1は、本発明が適用される建設機械としてのショベル(掘削機)を示す側面図である。ショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはバケット6が取り付けられている。作業要素としてのブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成し、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン11等の動力源及びコントローラ30等が搭載される。
コントローラ30は、ショベルの駆動制御を行う主制御部としての制御装置である。図1の例では、コントローラ30は、CPU及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUに実行させて各種機能を実現する。
図2は、図1のショベルに搭載される油圧回路の構成例を示す概略図である。図2の例では、油圧回路は、主に、第1ポンプ14L、第2ポンプ14R、回生用油圧モータ14A、コントロールバルブ17、第1アキュムレータ85L、第2アキュムレータ85H、及び油圧アクチュエータを含む。油圧アクチュエータは、主に、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、及び旋回用油圧モータ21を含む。また、油圧アクチュエータは、左側走行用油圧モータ(図示せず。)及び右側走行用油圧モータ(図示せず。)を含んでいてもよい。
旋回用油圧モータ21は、上部旋回体3を旋回させる油圧モータであり、ポート21L、21Rがそれぞれリリーフ弁22L、22Rを介して第1アキュムレータ85Lに接続され、チェック弁23L、23Rを介して作動油タンクT及び第1アキュムレータ85Lに接続され、且つ、チェック弁24L、24Rを介して第2アキュムレータ85H及び回生用油圧モータ14Aに接続される。
リリーフ弁22Lは、ポート21L側の圧力が所定のリリーフ圧に達した場合に開き、ポート21L側の作動油を第1アキュムレータ85Lに排出する。また、リリーフ弁22Rは、ポート21R側の圧力が所定のリリーフ圧に達した場合に開き、ポート21R側の作動油を第1アキュムレータ85Lに排出する。
チェック弁23Lは、ポート21L側の圧力が反対側の圧力より低くなった場合に開き、作動油タンクT又は第1アキュムレータ85Lからポート21L側に作動油を補給する。チェック弁23Rは、ポート21R側の圧力が反対側の圧力より低くなった場合に開き、作動油タンクT又は第1アキュムレータ85Lからポート21R側に作動油を補給する。このように、チェック弁23L、23Rは、旋回用油圧モータ21の制動時に吸い込み側ポートに作動油を補給する補給機構を構成する。
チェック弁24Lは、ポート21L側の圧力が反対側の圧力より高くなった場合に開き、ポート21L側から第2アキュムレータ85H又は回生用油圧モータ14Aに作動油を供給する。チェック弁24Rは、ポート21R側の圧力が反対側の圧力より高くなった場合に開き、ポート21R側から第2アキュムレータ85H又は回生用油圧モータ14Aに作動油を供給する。このように、チェック弁24L、24Rは、旋回用油圧モータ21の制動時に吐出側ポートの作動油を第2アキュムレータ85H及び回生用油圧モータ14Aの少なくとも一方に供給する。
比例弁22Gは、コントローラ30からの指令に応じて開口の大きさを調整して流量を制御する弁である。図2の例では、比例弁22Gは、旋回用油圧モータ21と第2アキュムレータ85Hとの間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁比例弁である。具体的には、比例弁22Gは、第1位置にある場合に旋回用油圧モータ21と第2アキュムレータ85Hとの間を最大開口で連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断できる。
第1ポンプ14Lは、作動油タンクTから作動油を吸い込んで吐出する油圧ポンプであり、図2の例では斜板式可変容量型油圧ポンプである。また、第1ポンプ14Lはレギュレータ(図示せず。)に接続される。レギュレータは、コントローラ30からの指令に応じて第1ポンプ14Lの斜板傾転角を変更して第1ポンプ14Lの押し退け容積(1回転当たりの吐出量)を制御する。第2ポンプ14Rについても同様である。
回生用油圧モータ14Aは、油圧アクチュエータから流出する作動油が有するエネルギを回生してエンジン11をアシストする油圧モータであり、図2の例では斜板式可変容量型油圧モータであり、その吐出側ポートは作動油タンクTに接続されている。そのため、回生用油圧モータ14Aが吐出した作動油はブーム下げの際に作動油タンクTへ戻される。
回生用油圧モータ14Aは、第1ポンプ14L及び第2ポンプ14Rと同様にレギュレータに接続される。レギュレータは、コントローラ30からの指令に応じて回生用油圧モータ14Aの斜板傾転角を変更して回生用油圧モータ14Aの押し退け容積を制御する。また、レギュレータは、回生用油圧モータ14Aの押し退け容積(斜板傾転角)をゼロに設定可能であってもよい。作動油を消費(吸い込み及び吐出)することなく回転できるようにするためであり、また、回生用油圧モータ14Aを通過する作動油の流れを遮断できるようにするためである。
第1アキュムレータ85Lは、ブームシリンダ7が吐出する作動油を蓄積する油圧装置である。図2の例では、第1アキュムレータ85Lは、切替弁86により作動油の蓄積・放出が制御される。また、第1アキュムレータ85Lの使用圧力は、作動油タンクTの作動油の圧力よりも高く、例えば、0.2〜5MPaの範囲内とされる。旋回減速時における旋回用油圧モータ21の吸い込み側ポートに確実に作動油を補給してキャビテーションの発生を防止できるようにするためである。また、旋回減速時に旋回用油圧モータ21の吐出側ポートが吐出する作動油が第2アキュムレータ85Hに蓄圧されると、吐出側ポートが吐出する作動油が吸い込み側に循環しなくなり、キャビテーションが発生し易くなるためである。
切替弁86はコントローラ30からの指令に応じて動作する弁である。図2の例では、切替弁86は、第1アキュムレータ85Lと旋回用油圧モータ21との間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁弁である。具体的には、切替弁86は、第1位置にある場合に第1アキュムレータ85Lと旋回用油圧モータ21との間を連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断する。
リリーフ弁90は、第1アキュムレータ85Lにおける作動油の圧力が所定のリリーフ圧に達した場合に開き、作動油を作動油タンクに排出する。
回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)には切替弁87を介して第2アキュムレータ85Hが配置される。
第2アキュムレータ85Hは、旋回用油圧モータ21の吐出側ポートから流出する作動油を蓄積する油圧装置である。図2の例では、第2アキュムレータ85Hは、比例弁22Gにより作動油の蓄積が制御され、且つ、切替弁87により作動油の放出が制御される。また、第2アキュムレータ85Hの使用圧力は、第1アキュムレータ85Lの使用圧力よりも高く、例えば、15〜30MPaの範囲内とされる。但し、第2アキュムレータ85Hの使用圧力はリリーフ弁22L、22Rのリリーフ圧より低い。
切替弁87はコントローラ30からの指令に応じて動作する弁である。図2の例では、切替弁87は、第2アキュムレータ85Hと回生用油圧モータ14Aとの間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁弁である。具体的には、切替弁87は、第1位置にある場合に第2アキュムレータ85Hと回生用油圧モータ14Aとの間を連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断する。
図2の例では、第1ポンプ14L、第2ポンプ14R、及び回生用油圧モータ14Aは、それぞれの駆動軸が機械的に連結される。具体的には、それぞれの駆動軸は、ポンプドライブとしての変速機13を介して所定の変速比でエンジン11の出力軸に連結される。すなわち、変速機13は、エンジン11の出力軸と回生用油圧モータ14Aの出力軸とに接続され、エンジン11の動力と回生用油圧モータ14Aの動力とを第1ポンプ14L、第2ポンプ14Rに伝達する。そのため、エンジン回転数が一定であれば、それぞれの回転数も一定となる。但し、第1ポンプ14L、第2ポンプ14R、及び回生用油圧モータ14Aは、エンジン回転数が一定であっても回転数を変更できるよう、無段変速機等を介してエンジン11に接続されてもよい。
第1ポンプ14L、第2ポンプ14Rは、センターバイパス管路40L、40R、パラレル管路42L、42R、戻り管路43L、43R、43Cを経て作動油タンクTまで作動油を循環させる。
センターバイパス管路40Lは、コントロールバルブ17内に配置された流量制御弁170、172L、及び173Lを通る高圧油圧ラインである。センターバイパス管路40Rは、コントロールバルブ17内に配置された流量制御弁171、172R、及び173Rを通る高圧油圧ラインである。
パラレル管路42Lは、センターバイパス管路40Lに並行する高圧油圧ラインである。パラレル管路42Lは、流量制御弁170又は流量制御弁172Lによってセンターバイパス管路40Lを通る作動油の流れが制限或いは遮断された場合に、より下流の流量制御弁に作動油を供給する。また、パラレル管路42Rは、センターバイパス管路40Rに並行する高圧油圧ラインである。パラレル管路42Rは、流量制御弁171又は流量制御弁172Rによってセンターバイパス管路40Rを通る作動油の流れが制限或いは遮断された場合に、より下流の流量制御弁に作動油を供給する。
戻り管路43Lは、センターバイパス管路40Lに並行する低圧油圧ラインである。戻り管路43Lは、油圧アクチュエータから流量制御弁170、172L、173Lを通って流れる作動油を戻り管路43Cに流通させる。戻り管路43Rは、センターバイパス管路40Rに並行する低圧油圧ラインである。戻り管路43Rは、油圧アクチュエータから流量制御弁171、172R、173Rを通って流れる作動油を戻り管路43Cに流通させる。
センターバイパス管路40L、40Rは、最も下流にある流量制御弁173L、173Rのそれぞれと作動油タンクTとの間にネガティブコントロール絞り18L、18R及びリリーフ弁19L、19Rを備える。第1ポンプ14L、第2ポンプ14Rが吐出した作動油の流れは、ネガティブコントロール絞り18L、18Rで制限される。そして、ネガティブコントロール絞り18L、18Rは、レギュレータを制御するための制御圧(ネガコン圧)を発生させる。リリーフ弁19L、19Rは、ネガコン圧が所定のリリーフ圧に達した場合に開き、センターバイパス管路40L、40Rの作動油を作動油タンクTに排出する。
戻り管路43Cの最下流にはバネ付きチェック弁20が設置されている。バネ付きチェック弁20は、旋回用油圧モータ21と戻り管路43Cとを繋ぐ管路44内の作動油の圧力を高める機能を果たす。この構成により、旋回減速時における旋回用油圧モータ21の吸い込み側ポートに確実に作動油を補給してキャビテーションの発生を防止する。
コントロールバルブ17は、ショベルにおける油圧駆動系の制御を行う油圧制御装置である。また、コントロールバルブ17は、主に、流量制御弁170、171、172L、172R、173L、及び173Rを含む。
流量制御弁170、171、172L、172R、173L、及び173Rは、油圧アクチュエータに流出入する作動油の向き及び流量を制御する弁である。図2の例では、流量制御弁170、171、172L、172R、173L、及び173Rのそれぞれは、対応する操作レバー等の操作装置(図示せず。)が生成するパイロット圧を左右何れかのパイロットポートで受けて動作する3ポート3位置のスプール弁である。操作装置は、操作量(操作角度)に応じて生成したパイロット圧を、操作方向に対応する側のパイロットポートに作用させる。
具体的には、流量制御弁170は、旋回用油圧モータ21に流出入する作動油の向き及び流量を制御するスプール弁であり、流量制御弁171は、バケットシリンダ9に流出入する作動油の向き及び流量を制御するスプール弁である。
また、流量制御弁172L、172Rは、ブームシリンダ7に流出入する作動油の向き及び流量を制御するスプール弁であり、流量制御弁173L、173Rは、アームシリンダ8に流出入する作動油の向き及び流量を制御するスプール弁である。
ここで、図2の油圧回路におけるブーム下げ回生回路について説明する。ブーム下げ回生回路は、主に、管路45、管路46、比例弁70、及び切替弁71を含む。
管路45は、ブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)とを繋ぐ管路である。管路46は、管路45から分岐して管路45と第1アキュムレータ85Lとを繋ぐ管路である。
比例弁70は、コントローラ30からの指令に応じて開口の大きさを調整して流量を制御する弁であり、管路46に設けられている。図2の例では、比例弁70は、ブームシリンダ7のボトム側油室と第1アキュムレータ85Lとの間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁比例弁である。具体的には、比例弁70は、第1位置にある場合にブームシリンダ7のボトム側油室と第1アキュムレータ85Lとの間を最大開口で連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断できる。
切替弁71は、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁であり、管路45に設けられている。図2の例では、切替弁71は、ブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)との間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁比例弁である。具体的には、切替弁71は、第1位置にある場合にブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)との間を連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断する。
コントローラ30は、各種センサの出力に基づいてブーム下げ操作が行われたことを検知すると、切替弁71に指令を出力する。指令を受けた切替弁71は第1位置に切り替わり、ブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)との間を連通させる。
また、コントローラ30は、回生用油圧モータ14Aのレギュレータに指令を出力する。回生用油圧モータ14Aは、ブームシリンダ7のボトム側油室から流出する作動油を直接受け入れて回転し、エンジン11をアシストする。
このようにして、回生用油圧モータ14Aは、ブーム下げの際にブームシリンダ7から流出する作動油の油圧エネルギ(ブーム4の位置エネルギ)を直接的に回生できる。そのため、ブーム下げの際に熱(圧損)として捨てられていたエネルギを有効に利用して省エネ化を図ることができる。また、ブームシリンダ7から流出する作動油がアキュムレータに一時的に蓄圧された後でアキュムレータから流出する作動油の油圧エネルギを間接的に回生する場合に比べて効率的である。
また、コントローラ30は、ブームシリンダ7のボトム側油室から流出する作動油の流量が、回生用油圧モータ14Aが受け入れ可能な流量を上回る場合、比例弁70に対して指令を出力する。指令を受けた比例弁70は第1位置に切り替わり、ブームシリンダ7のボトム側油室と第1アキュムレータ85Lとの間を連通させる。そのため、第1アキュムレータ85Lは、ブーム下げの際にブームシリンダ7から流出する作動油のうち、回生用油圧モータ14Aで吸収しきれない作動油を蓄圧できる。すなわち、回生用油圧モータ14Aが吸いきれない作動油を第1アキュムレータ85Lに蓄圧できる。
また、コントローラ30は、ブーム下げの際に比例弁70の開度を調整することで、管路45内の作動油の圧力を調整できる。すなわち、ブームシリンダ7のボトム側油室から回生用油圧モータ14Aに向かう作動油による背圧を調整できる。そのため、回生用油圧モータ14Aの応答遅れに起因して増大する背圧を調整でき、ブーム操作の即応性及び微操作性を確保できる。
また、コントローラ30は、エンジン11をアシストする必要がない場合には、ブーム下げの際に比例弁70の開度を大きめに調整することで、ブームシリンダ7のボトム側油室から流出する作動油の大部分を第1アキュムレータ85Lに蓄圧できる。そのため、過度のアシストによるエンジンの過回転を防止できる。
次に図3を参照し、図1のショベルに搭載される油圧回路の別の構成例について説明する。図3は、図1のショベルに搭載される油圧回路の構成例を示す概略図である。図3の油圧回路は、主に、コントロールバルブ17が可変ロードチェック弁51〜53、合流弁55、及び統一ブリードオフ弁56L、56Rを含む点で図2の油圧回路と異なるが、その他の点で共通する。そのため、共通部分の説明を省略し、相違部分を詳細に説明する。なお、図3は、再生弁7a、8a、9aと、保持弁7b、8bとを明示している。
旋回用油圧モータ21は、ポート21L、21Rがそれぞれリリーフ弁22L、22Rを介して作動油タンクTに接続され、シャトル弁22Sを介して比例弁22Gに接続され、且つ、チェック弁23L、23Rを介して作動油タンクTに接続される。
リリーフ弁22Lは、ポート21L側の圧力が所定のリリーフ圧に達した場合に開き、ポート21L側の作動油を作動油タンクTに排出する。また、リリーフ弁22Rは、ポート21R側の圧力が所定のリリーフ圧に達した場合に開き、ポート21R側の作動油を作動油タンクTに排出する。
シャトル弁22Sは、ポート21L側及びポート21R側のうちの圧力が高い方の作動油を比例弁22Gに供給する。
比例弁22Gは、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁であり、旋回用油圧モータ21(シャトル弁22S)と第2アキュムレータ85Hとの間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁弁である。
チェック弁23Lは、ポート21L側の圧力が反対側の圧力より低くなった場合に開き、作動油タンクT又は第1アキュムレータ85Lからポート21L側に作動油を補給する。チェック弁23Rは、ポート21R側の圧力が反対側の圧力より低くなった場合に開き、作動油タンクT又は第1アキュムレータ85Lからポート21R側に作動油を補給する。このように、チェック弁23L、23Rは、旋回用油圧モータ21の制動時に吸い込み側ポートに作動油を補給する補給機構を構成する。
可変ロードチェック弁51〜53は、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁である。図3の例では、可変ロードチェック弁51〜53は、流量制御弁171〜173のそれぞれと第1ポンプ14L及び第2ポンプ14Rのうちの少なくとも一方との間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁弁である。なお、可変ロードチェック弁51〜53は、第1位置において、ポンプ側に戻る作動油の流れを遮断するチェック弁を有する。具体的には、可変ロードチェック弁51は、第1位置にある場合に流量制御弁171と第1ポンプ14L及び第2ポンプ14Rのうちの少なくとも一方との間を連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断する。可変ロードチェック弁52及び可変ロードチェック弁53についても同様である。
合流弁55は、合流切替部の一例であり、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁である。図3の例では、合流弁55は、第1ポンプ14Lが吐出する作動油(以下、「第1作動油」とする。)と第2ポンプ14Rが吐出する作動油(以下、「第2作動油」とする。)とを合流させるか否かを切り替え可能な1ポート2位置の電磁弁である。具体的には、合流弁55は、第1位置にある場合に第1作動油と第2作動油とを合流させ、第2位置にある場合に第1作動油と第2作動油とを合流させないようにする。
統一ブリードオフ弁56L、56Rは、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁である。図3の例では、統一ブリードオフ弁56Lは、第1作動油の作動油タンクTへの排出量を制御可能な1ポート2位置の電磁弁である。統一ブリードオフ弁56Rについても同様である。この構成により、統一ブリードオフ弁56L、56Rは、流量制御弁170〜173のうちの関連する流量制御弁の合成開口を実現できる。具体的には、合流弁55が第2位置にある場合に、統一ブリードオフ弁56Lは流量制御弁170及び流量制御弁173の合成開口を実現でき、統一ブリードオフ弁56Rは流量制御弁171及び流量制御弁172の合成開口を実現できる。また、統一ブリードオフ弁56Lは、第1位置にある場合にコントローラ30からの指令に応じてその合成開口の開口面積を調整する可変絞りとして機能し、第2位置にある場合にその合成開口を遮断する。統一ブリードオフ弁56Rについても同様である。
なお、可変ロードチェック弁51〜53、合流弁55、及び統一ブリードオフ弁56L、56Rのそれぞれは、パイロット圧駆動のスプール弁であってもよい。
チェック弁89は作動油タンクTに流出する作動油の流れを遮断する。図3の例では、チェック弁89は第2アキュムレータ85Hから回生用油圧モータ14Aへ流れる作動油の一部が作動油タンクTに流出するのを防止する。なお、チェック弁89は、回生用油圧モータ14Aが第3ポンプとして機能する場合には、作動油タンクTから第3ポンプへの作動油の流れを遮断しない。
ここで、図3の油圧回路におけるブーム下げ回生回路について説明する。ブーム下げ回生回路は、主に、管路45、管路46、比例弁70、及び切替弁71を含む。
管路45は、ブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)とを繋ぐ管路である。管路46は、管路45と第1アキュムレータ85Lとを繋ぐ管路である。
比例弁70は、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁であり、管路46に設けられている。図3の例では、比例弁70は、ブームシリンダ7のボトム側油室と第1アキュムレータ85Lとの間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁比例弁である。具体的には、比例弁70は、第1位置にある場合にブームシリンダ7のボトム側油室と第1アキュムレータ85Lとの間を連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断する。
切替弁71は、コントローラ30からの指令に応じて動作する弁であり、管路45に設けられている。図3の例では、切替弁71は、ブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)との間の連通・遮断を切り替え可能な1ポート2位置の電磁比例弁である。具体的には、比例弁70は、第1位置にある場合にブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)との間を連通させ、第2位置にある場合にその連通を遮断する。
コントローラ30は、各種センサの出力に基づいてブーム下げ操作が行われたことを検知すると、切替弁71に指令を出力する。指令を受けた切替弁71は第1位置に切り替わり、ブームシリンダ7のボトム側油室と回生用油圧モータ14Aの上流側(吸い込み側)との間を連通させる。
また、コントローラ30は、回生用油圧モータ14Aのレギュレータに指令を出力する。回生用油圧モータ14Aは、ブームシリンダ7のボトム側油室から流出する作動油を直接受け入れて回転し、エンジン11をアシストする。
このようにして、回生用油圧モータ14Aは、ブーム下げの際にブームシリンダ7から流出する作動油の油圧エネルギ(ブーム4の位置エネルギ)を直接的に回生できる。そのため、ブーム下げの際に熱(圧損)として捨てられていたエネルギを有効に利用して省エネ化を図ることができる。また、ブームシリンダ7から流出する作動油がアキュムレータに一時的に蓄圧された後でアキュムレータから流出する作動油の油圧エネルギを間接的に回生する場合に比べて効率的である。
また、コントローラ30は、ブームシリンダ7のボトム側油室から流出する作動油の流量が、回生用油圧モータ14Aが受け入れ可能な流量を上回る場合、比例弁70に対して指令を出力する。指令を受けた比例弁70は第1位置に切り替わり、ブームシリンダ7のボトム側油室と第1アキュムレータ85Lとの間を連通させる。そのため、第1アキュムレータ85Lは、ブーム下げの際にブームシリンダ7から流出する作動油のうち、回生用油圧モータ14Aで吸収しきれない作動油を蓄圧できる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の油圧回路は、油圧シリンダにより上下運動を行うフォークリフト、ホイールローダ等の他の建設機械に搭載されてもよい。
1・・・下部走行体 2・・・旋回機構 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・バケットシリンダ 7a、8a、9a・・・再生弁 7b、8b・・・保持弁 10・・・キャビン 11・・・エンジン 13・・・変速機 14L・・・第1ポンプ 14R・・・第2ポンプ 14A・・・回生用油圧モータ 17・・・コントロールバルブ 18L、18R・・・ネガティブコントロール絞り 19L、19R・・・リリーフ弁 20・・・バネ付きチェック弁 21・・・旋回用油圧モータ 21L、21R・・・ポート 22G・・・比例弁 22L、22R・・・リリーフ弁 22S・・・シャトル弁 23L、23R、24L、24R・・・チェック弁 30・・・コントローラ 40L、40R・・・センターバイパス管路 42L、42R・・・パラレル管路 43C、43L、43R・・・戻り管路 44、45、46・・・管路 50、51、52、53・・・可変ロードチェック弁 55・・・合流弁 56L、56R・・・統一ブリードオフ弁 70・・・比例弁 71・・切替弁 85L・・・第1アキュムレータ 85H・・・第2アキュムレータ 86、87・・・切替弁 89・・・チェック弁 90・・・リリーフ弁 170、171、172、172L、172R、173、173L、173R・・・流量制御弁 T・・・作動油タンク

Claims (5)

  1. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプを駆動するエンジンと、
    前記油圧ポンプを駆動する可変容量型の油圧モータと、
    前記エンジンの出力軸と前記油圧モータの出力軸とに接続され、前記エンジンの動力と前記油圧モータの動力とを前記油圧ポンプに伝達するポンプドライブと、
    前記油圧ポンプが吐出する作動油が供給されるブーム用油圧アクチュエータと、
    前記ブーム用油圧アクチュエータと前記油圧モータとを繋ぐ第1管路と、
    前記第1管路から分岐する第2管路と、
    前記ブーム用油圧アクチュエータから吐出されて前記第1管路及び前記第2管路を通って流れる作動油を蓄圧するアキュムレータと、を備える、
    ショベル。
  2. ブーム下げの際に前記ブーム用油圧アクチュエータから吐出される作動油を直接的に前記油圧モータへ供給し、且つ、前記第1管路及び前記第2管路を介して前記アキュムレータに蓄圧する、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記アキュムレータに蓄圧された作動油は、旋回減速時に旋回用油圧アクチュエータの吸い込み側ポートへ供給される、
    請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 旋回減速時に旋回用油圧アクチュエータの吐出側ポートから吐出される作動油を蓄圧する別のアキュムレータを備える、
    請求項1乃至3の何れかに記載のショベル。
  5. 前記油圧モータが吐出した作動油は、ブーム下げの際に作動油タンクへ戻される、
    請求項1乃至4の何れかに記載のショベル。
JP2016066693A 2016-03-29 2016-03-29 ショベル Pending JP2019094608A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016066693A JP2019094608A (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ショベル
PCT/JP2017/012303 WO2017170352A1 (ja) 2016-03-29 2017-03-27 ショベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016066693A JP2019094608A (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ショベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019094608A true JP2019094608A (ja) 2019-06-20

Family

ID=59964452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016066693A Pending JP2019094608A (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ショベル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019094608A (ja)
WO (1) WO2017170352A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114008276B (zh) * 2019-08-08 2023-09-08 住友重机械工业株式会社 挖土机
KR20220128477A (ko) * 2020-06-17 2022-09-20 히다치 겡키 가부시키 가이샤 건설 기계

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5412077B2 (ja) * 2008-10-01 2014-02-12 キャタピラー エス エー アール エル 油圧式作業機械の動力回生機構
JP2010121726A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Caterpillar Japan Ltd 作業機械における油圧制御システム
JP2015105686A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 コベルコ建機株式会社 油圧作業機械
JP2015172400A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 住友重機械工業株式会社 ショベル
JP6286282B2 (ja) * 2014-05-22 2018-02-28 株式会社神戸製鋼所 油圧回生装置及びこれを備えた建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017170352A1 (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102483963B1 (ko) 쇼벨 및 쇼벨의 구동방법
JP5528276B2 (ja) 作業機の油圧システム
US10604916B2 (en) Shovel
JP2010084888A (ja) 油圧式作業機械の動力回生機構
JP6514522B2 (ja) アンロード弁および油圧ショベルの油圧駆動システム
JP6776334B2 (ja) ショベル及びショベル用コントロールバルブ
JP6891079B2 (ja) 建設機械の油圧駆動システム
JP6013503B2 (ja) 建設機械
JP2015172400A (ja) ショベル
WO2017170352A1 (ja) ショベル
KR102385608B1 (ko) 쇼벨 및 쇼벨용 컨트롤밸브
WO2017170256A1 (ja) ショベル
JP6282523B2 (ja) 作業機械
JP6896528B2 (ja) ショベル
JP6522386B2 (ja) ショベル
JP2017119974A (ja) ショベル
JP2015172393A (ja) ショベル
JP2015172396A (ja) ショベル
JP6615868B2 (ja) ショベルおよびショベルの駆動方法
JPH1018357A (ja) 油圧機械の油圧再生回路
JP2015172398A (ja) ショベル
JP2015172397A (ja) ショベル
KR20110072706A (ko) 굴삭기의 암과 버킷의 유압회로
JP2011236971A (ja) 作業機械の油圧システム
JPWO2019022029A1 (ja) ショベル