JP2019089658A - ボビン判別装置及びボビン処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】多種多様なボビンを判別することが可能なボビン判別装置及びボビン処理装置を提供する。【解決手段】ボビン判別装置170は、ボビン11の状態を判別するための装置である。ボビン判別装置170は、ボビン11の管部13に対して非接触で且つ管部13に巻き付いている糸Sに対して接触可能な接触部171と、接触部171を支持すると共に当該接触部171のZ方向位置を調整可能な支持部181と、接触部171の糸Sに対する接触を検知する検知部191と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ボビン判別装置及びボビン処理システムに関する。
従来のボビン判別装置に関する技術として、特許文献1に記載された残糸量検知装置が知られている。特許文献1に記載された残糸量検知装置は、鉛直軸回りに揺動するアームと、アームの一端に固定されるL字状のロッドと、アームの揺動を検知するアームセンサと、を備える。特許文献1に記載された残糸量検知装置では、ボビンが小玉ボビンから満玉ボビン(精紡機により糸が管部の上部付近まで巻き取られた状態)である場合には、ロッドがボビンの残糸層に乗り上がってアームが揺動し、アームセンサがオフ状態になる一方、ボビンの残糸量がそれより少ない極小残糸付きボビンの場合には、ロッドが揺動せず、アームセンサがオン状態となる。これにより、ボビンが半玉ボビンであるか否かを判定することが図られている。
特開2010−235215号公報
ボビン判別装置においては、例えば、種々の異形形状(くびれた形状等)のボビンを判別したり、様々な残糸量(3分玉又は7分玉等)のボビンを判別したりすることが望まれる場合がある。この点、上記従来技術では、十分に考慮されておらず、多種多様なボビンを判別する上で改善の余地がある。
そこで、本発明は、多種多様なボビンを判別することが可能なボビン判別装置及びボビン処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係るボビン判別装置は、ボビンの状態を判別するための装置であって、ボビンの管部に対して非接触で且つ管部に巻き付いている糸に対して接触可能な接触部と、接触部を支持すると共に、管部の軸方向における当該接触部の位置を調整可能な支持部と、接触部の糸に対する接触を検知する検知部と、を備える。
このボビン判別装置では、支持部で支持されている接触部についての管部の軸方向における位置(以下、単に「軸方向位置」ともいう)を、判別したいボビンに応じて調整することができる。これにより、当該ボビンを検知部の検知結果から判別することができる。したがって、多種多様なボビンを判別することが可能となる。
本発明に係るボビン判別装置は、複数の接触部を備えていてもよい。この構成では、複雑な異形形状のボビンを判別したい場合でも、そのボビンに応じて接触部の軸方向位置を調整することが可能となる。一層多種多様なボビンを判別することが可能となる。
本発明に係るボビン判別装置では、支持部は、支持する複数の接触部それぞれの管部の軸方向における位置を個別に調整可能であってもよい。この構成によれば、複数の接触部の軸方向位置を、判別したいボビンに応じて個別に調整でき、より一層多種多様なボビンを判別することが可能となる。
本発明に係るボビン判別装置は、支持部は、支持する接触部と管部との間の距離を調整可能であってもよい。この構成では、接触部と管部との間の距離を適宜調整することで、ボビンを判別する上で適正な接触部の配置(すなわち、管部に対して非接触で且つ管部に巻き付いている糸に対して接触可能な接触部の配置)を容易に確保できる。
本発明に係るボビン判別装置では、接触部は、管部の軸方向から見て非円形の部材であり、支持部は、管部の軸方向に沿う回転軸を基軸に回転可能に接触部を支持してもよい。この構成では、接触部を回転軸を基軸に回転させることで、接触部と管部との間の距離を調整できる。
本発明に係るボビン判別装置では、接触部は、管部の軸方向に沿う方向に貫通する貫通孔を有する部材であり、支持部は、接触部の貫通孔に挿通され、ボビンの管部に巻き付いている糸に対して非接触なロッドと、接触部をロッドに着脱自在に固定する固定具と、を有していてもよい。この構成では、固定具による接触部の固定を解除し、判別したいボビンに応じて接触部をロッドに沿って移動させた後、固定具により再び接触部を固定することで、当該ボビンに応じて接触部の軸方向位置を調整することが可能となる。
本発明に係るボビン判別装置では、支持部は、管部の軸方向に沿って延び、ロッドが取り付けられ、ロッドの揺動の基軸となる揺動軸を更に有し、検知部は、揺動軸に取り付けられ、揺動軸を基軸にロッドと一体的に揺動する揺動レバーと、揺動レバーの揺動を検知するセンサと、揺動レバーが揺動した場合に、当該揺動の方向とは逆方向の弾性力を揺動軸に加える弾性部と、を有していてもよい。この構成では、接触部の糸に対する接触に伴い、揺動軸を基軸にロッド及び揺動レバーが一体的に揺動し、当該揺動がセンサにより検知される。一方、接触部が糸に接触しない場合には、弾性部の弾性力によりロッド及び揺動レバーが中立位置に保持され、センサは揺動を検知しない。したがって、この構成によれば、接触部の糸に対する接触の検知を具体的に実現可能となる。
本発明に係るボビン判別装置では、接触部は、管部の軸方向に沿う平面である接触面を有していてもよい。この構成では、ボビンの管部に巻き付いている糸に対して、接触部を面で接触させることができる。
本発明に係るボビン処理システムは、ボビンがセットされた搬送トレーを搬送する搬送路に設けられたボビン処理システムであって、上記ボビン判別装置と、搬送路におけるボビン判別装置の下流側に設けられ、搬送されたボビンをボビン判別装置の判別結果に応じて処理するボビン処理装置と、を備え、ボビン処理装置は、ボビン判別装置の検知部により接触部の接触が検知されない場合に当該ボビンを処理する。
このボビン処理システムは、ボビン判別装置を備えることから、ボビン判別装置と同様に、多種多様なボビンを判別できるという上記効果を奏する。また、ボビン判別装置の判別結果を利用して、ボビン処理装置によりボビンを処理することが可能となる。
本発明によれば、多種多様なボビンを判別することが可能なボビン判別装置及びボビン処理装置を提供することが可能となる。
実施形態に係る糸巻取システムを示す正面図である。 (a)は、図1の糸巻取システムにおいて搬送されるトレーを示す斜視図である。(b)は、図1の糸巻取システムにおいて搬送される空ボビンを示す斜視図である。(c)は、図1の糸巻取システムにおいて搬送されるボビンを示す斜視図である。 図1の糸巻取システムを示す平面図である。 図3のボビン除去装置を示す側面図である。 図3のボビン判別装置を示す斜視図である。 図3のボビン判別装置を示す側面図である。 (a)は、図6の接触部を示す拡大斜視図である。(b)は、図6のA−A線に沿った一部断面図である。 (a)は、図3のボビン判別装置の動作を説明する平断面図である。(b)は、図3のボビン判別装置の動作を説明する他の平断面図である。 第1変形例に係るボビン判別装置を示す側面図である。 第2変形例に係るボビン判別装置を示す側面図である。 第3変形例に係るボビン判別装置を示す側面図である。 (a)は、第4変形例に係るボビン判別装置を示す側面図である。(b)は、第5変形例に係るボビン判別装置を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。「上」及び「下」の語は、鉛直方向における上方及び下方にそれぞれ対応する。
図1に示されるように、糸巻取システム1は、粗紡機2と、精紡機3と、自動ワインダ4と、ボビン移送装置5と、を備える。粗紡機2は、スライバから粗糸を生成し、その粗糸を巻き取って粗糸ボビンを形成する。精紡機3は、粗糸から糸を生成し、その糸を巻き取ってボビン11を形成する。自動ワインダ4は、ボビン11から糸を巻き取ってパッケージを形成する。ボビン移送装置5は、精紡機3から自動ワインダ4にボビン11を移送し、自動ワインダ4から精紡機3に空ボビン12(糸が巻かれていない状態のボビン11)を移送する。ボビン移送装置5には、ボビン処理システム50等が設けられている。
ボビン11は、トレー(搬送トレー)6にセットされた状態で移送される。図2(a)に示されるように、トレー6は、円板状のベース部61と、ベース部61から上側に突出するピン62と、を有する。図2(b)及び図2(c)に示されるように、ボビン11は、糸Sが巻き付く管部13を有する。ボビン11は、その管部13のボトム部13aにピン62が差し込まれることで、管部13のトップ部13bが上側に向いた状態でトレー6にセットされる。ベース部61上には、円板上の載置部64が設けられている。載置部64には、ピン62に差し込まれた管部13が載置される。管部13のボトム部13aは、載置部64に当接する。
図1に示されるように、粗紡機2は、粗紡機2の動作を制御する制御装置21と、粗糸ボビンを形成する複数の粗紡ユニット22と、を備える。制御装置21は、ディスプレイ等の表示部21aと、入力キー等の操作部21bと、を有する。表示部21aは、各粗紡ユニット22の運転状況等を表示する。操作部21bは、オペレータが各粗紡ユニット22の運転条件の設定等を行うために用いられる。
精紡機3は、精紡機3の動作を制御する制御装置31と、ボビン11を形成する複数の精紡ユニット32と、を備える。制御装置31は、ディスプレイ等の表示部31aと、入力キー等の操作部31bと、を有する。表示部31aは、各精紡ユニット32の運転状況等を表示する。操作部31bは、オペレータが各精紡ユニット32の運転条件の設定等を行うために用いられる。
以上のように構成された精紡ユニット32を複数有する精紡機3は、いわゆる一斉ドッフィングタイプとして構成されている。すなわち、精紡機3は、ボビン移送装置5によって自動ワインダ4から移送された空ボビン12を複数ストックしておき、各精紡ユニット32に空ボビン12を一斉にセットして、糸の巻き取りを一斉に開始させる。各精紡ユニット32において糸の巻き取りが完了してボビン11が形成されると、精紡機3は、全てのボビン11を一斉に玉揚げ(ドッフィング)する。そして、精紡機3は、その間にストックされていた空ボビン12をトレー6から抜き取って各精紡ユニット32に再び一斉にセットし、代わりに、玉揚げしたボビン11をトレー6に一斉にセットする。
自動ワインダ4は、自動ワインダ4の動作を制御する制御装置41と、パッケージを形成する複数のワインダユニット42と、を備える。制御装置41は、ディスプレイ等の表示部41aと、入力キー等の操作部41bと、を有する。表示部41aは、各ワインダユニット42の運転状況等を表示する。操作部41bは、オペレータが各ワインダユニット42の運転条件の設定等を行うために用いられる。なお、制御装置41は、ボビン移送装置5の動作も制御している。ワインダユニット42は、ボビン11から糸を巻き取ってパッケージを形成する。
糸巻取システム1においては、ボビン移送装置5を介して、精紡機3及び自動ワインダ4が互いに連結されている。糸巻取システム1には、図3に示されるように、トレー6を循環させて利用するため搬送路であるトレー搬送路7が設けられている。
トレー搬送路7は、第1トレー搬送路7a、第2トレー搬送路7b、第1バイパス路7c、及び第2バイパス路7dを有する。第1トレー搬送路7aは、精紡機3から自動ワインダ4へ向けて、ボビン11がセットされたトレー6を搬送する搬送路である。第2トレー搬送路7bは、自動ワインダ4から精紡機3へ向けて、空ボビン12がセットされたトレー6を搬送する搬送路である。第1バイパス路7cは、第1トレー搬送路7aと第2トレー搬送路7bとを接続し、自動ワインダ4へ送るための準備が完了していないトレー6(空ボビン12がセットされたトレー6等)を第1トレー搬送路7aから第2トレー搬送路7bへ搬送する搬送路である。
第2バイパス路7dは、第2トレー搬送路7bと第1トレー搬送路7aとを接続し、第2トレー搬送路7bから第1トレー搬送路7aへ残糸付きボビン12Xがセットされたトレー6を搬送する搬送路である。残糸付きボビン12Xとは、品質不良等によって自動ワインダ4において巻き取りが行われなかったボビン11、及び自動ワインダ4において途中まで糸の解舒が行われて一部糸が残った状態で排出されたボビン11を含む。トレー搬送路7に沿ってトレー6が循環することで、トレー6に載置されたボビン11が、精紡機3とボビン移送装置5と自動ワインダ4との間で搬送される。これにより、精紡機3と自動ワインダ4との間で、トレー6の共用化が図られている。
ボビン移送装置5は、ボビン処理システム50、残糸量確認センサ53、糸端準備装置54、及び糸有無確認センサ55を備える。糸有無確認センサ55は、第2トレー搬送路7bの途中の位置に設けられている。具体的には、糸有無確認センサ55は、第1バイパス路7cが第2トレー搬送路7bに接続される接続位置と第2バイパス路7dが第2トレー搬送路7bに接続される接続位置との間の位置に設けられている。糸有無確認センサ55は、第2トレー搬送路7bによって搬送されたボビン11の糸Sの有無を検出する。搬送されたボビン11が空ボビン12である場合、第2トレー搬送路7bは、空ボビン12を精紡機3へ搬送する。搬送されたボビン11が残糸付きボビン12Xである場合、第2バイパス路7dは、残糸付きボビン12Xをボビン処理システム50へ搬送する。
ボビン処理システム50は、第2バイパス路7dの途中の位置に設けられている。ボビン処理システム50は、第2トレー搬送路7bから第1トレー搬送路7aへ向かう第2バイパス路7dに沿って、第2トレー搬送路7b側から順に、ボビン判別装置170と、ボビン除去装置51と、ボビン供給装置52と、を有する。
ボビン判別装置170は、自動ワインダ4から搬送されたボビン11の状態を判別する。ボビン除去装置51は、第2バイパス路7dにおけるボビン判別装置170の下流側に設けられている。ボビン除去装置51は、ボビン判別装置170の判別結果に応じて、搬送されたボビン11を処理、すなわち、トレー6から抜き取る。ボビン供給装置52は、ボビン除去装置51によってボビン11が抜き取られた後のトレー6に対し、空ボビン12をセットする。
残糸量確認センサ53は、第1トレー搬送路7aの途中の位置に設けられている。具体的には、残糸量確認センサ53は、第1トレー搬送路7aにおいて第2バイパス路7dの接続位置と第1バイパス路7cの接続位置との間の位置に設けられている。残糸量確認センサ53は、第1トレー搬送路7aによって搬送されたボビン11に糸Yがある(残っている)か否かを検出する。
糸端準備装置54は、ボビン11に糸Yがある場合、ワインダユニット42において糸端が捕捉できるように、当該ボビン11に対して糸端の処理を行う。糸端準備装置54は、ボビン11が空ボビン12である場合、糸端の処理を行わない。第1バイパス路7cは、糸端準備装置54において糸端の処理が行われなかったボビン11、及び糸端準備装置54において糸端の処理に失敗したボビン11を、第2トレー搬送路7bに搬送する。
図4に示されるように、ボビン除去装置51は、ボビン除去装置(ボビン処理装置)110、ボビン投入部120、ボビン収容部130、及び、光検出センサ140を備える。ボビン除去装置110は、搬送されたボビン11が抜き取り対象であるとボビン判別装置170で判別された場合(後述するように、ボビン判別装置170の検知部191により接触部171の接触が検知されない場合)、トレー6から当該ボビン11を抜き取る。ボビン除去装置110は、図示しない複数のローラ等を備えており、ローラを回転させることによってトレー6からボビン11を抜き取ることができる。抜き取り対象とならなかったボビン11は、ボビン除去装置51で抜き取られることなく、第1トレー搬送路7a(図3参照)に搬送される。
ボビン投入部120の上部は、ボビン除去装置110の上部に取り付けられている。ボビン投入部120の下端部は、ボビン収容部130の上部近傍まで延びている。ボビン除去装置110は、トレー6から抜き取ったボビン11を上方に引き上げてボビン投入部120に送る。ボビン投入部120は、滑り台状に形成され、ボビン除去装置110から送られたボビン11を滑らせてボビン収容部130に投入する。
ボビン収容部130は、上部が開口する箱状に形成されている。ボビン収容部130は、ボビン投入部120から投入されたボビン11を収容する。光検出センサ140は、ボビン収容部130の上側縁部近傍に取り付けられている。光検出センサ140は、ボビン投入部120とボビン収容部130との間に設定された検出位置にて、ボビン11の有無を検出する。光検出センサ140は、光Lを照射し、その反射光を検出することによって物体の有無を検出する。光検出センサ140は、検出位置を通るように光を照射する。ボビン収容部130の上側縁部には、光検出センサ140から照射された光を光検出センサ140へ向けて反射させる反射板141が取り付けられている。
次に、図5〜図8を参照して、ボビン判別装置170を詳説する。以下においては、鉛直方向をZ方向とし、水平方向の一方向をX方向とし、X方向及びZ方向に垂直な水平方向をY方向として説明する。
図5及び図6に示されるように、ボビン判別装置170は、ボビン11の状態を判別するための装置である。具体的には、ボビン判別装置170は、第2バイパス路7d(図3参照)によって搬送されたボビン11について、抜き取るべき抜き取り対象であるか否かを判別する。ボビン判別装置170は、複数の接触部171と、支持部181と、検知部191と、を備える。
接触部171は、ボビン11の管部13に対して非接触で且つ管部13に巻き付いている糸Sに対して接触可能である(図8参照)。図5〜図7に示されるように、接触部171は、断面円形でZ方向に貫通する貫通孔172を有する部材である。接触部171には、後述の第1ねじ183が挿入されるねじ孔173が設けられている。ねじ孔173は、Z方向に垂直な方向に沿って形成されている。ねじ孔173は、貫通孔172に連通する。
接触部171は、直方体形状においてボビン11側の角部の一つが切り落とされて傾斜面が形成された形状を呈する。つまり、接触部171は、Z方向(管部13の軸方向)から見て非円形の部材である。ここでの接触部171は、Z方向から見て、ボビン11側の角部の一つが切り落とされた長方形を呈する。接触部171の当該傾斜面は、ボビン11の管部13に巻き付いている糸Sに接触する接触面174を構成する。接触面174は、接触部171におけるボビン11側に設けられ、Z方向に沿う平面である。
支持部181は、複数の接触部171を支持する。支持部181は、支持する複数の接触部171それぞれのZ方向における位置(以下、「Z方向位置」ともいう)を調整可能である。ここでは、支持部181は、支持する複数の接触部171それぞれのZ方向位置を個別に(独立して)調整可能である。支持部181は、ロッド182、第1ねじ183、及び揺動軸184を含む。
ロッド182は、L字状に延びる部材である。ロッド182には、複数の接触部171が着脱自在に取り付けられる。ロッド182は、Z方向に延びる鉛直部182aと、鉛直部182aの下端に連続し且つ水平方向に延びる水平部182bと、を有する。ロッド182の断面形状は、接触部171の貫通孔172の断面形状に対応し、ここでは円形である。ロッド182の鉛直部182aは、接触部171の貫通孔172に挿通されている。ロッド182は、ロッド182が挿通した状態の接触部171は、鉛直部182aを回転軸として回転可能である。
ロッド182は、ボビン11の管部13に巻き付いている糸Sに対して非接触とされている。具体的には、ボビン11の管部13に巻き付いている糸Sに対してロッド182の鉛直部182aが接触しない位置関係となるように、ロッド182の水平部182bが揺動軸184に着脱自在に固定されている。
第1ねじ183は、ロッド182が挿通された接触部171を当該ロッド182に着脱自在に固定する固定具である。第1ねじ183は、鉛直部182aが貫通孔172に挿通している状態の接触部171のねじ孔173に、着脱自在に取り付けられている。これにより、第1ねじ183を締めることで、鉛直部182aに対して接触部171が着脱自在に固定される。
一方、図7(a)に示されるように、第1ねじ183を取り外す又は弛めることで、接触部171を鉛直部182aに沿って移動させることができる。接触部171を移動させた後に第1ねじ183を締めることで、接触部171を所望のZ方向位置に固定することができる。すなわち、支持部181では、支持する接触部171のZ方向位置を調整することができる。本実施形態では、2つの接触部171が鉛直部182aに固定されており、一方の接触部171は、鉛直部182aの上部に固定され、他方の接触部171は、鉛直部182aの中央に固定されている。
また、図7(b)に示されるように、第1ねじ183を取り外す又は弛めることで、鉛直部182aを回転軸として接触部171を回転させることができる。接触部171を回転させた後に第1ねじ183を締めることで、接触部171を所望な回転角度(鉛直部182a回りの回転角度)で固定することができる。すなわち、支持部181は、鉛直部182aを基軸に回転可能に接触部171を支持している。支持部181では、接触部171を回転させることで、接触部171と管部13との間の距離を調整することができる。
図5及び図6に示されるように、揺動軸184は、Z方向に沿って延びる円柱形状の軸体である。揺動軸184は、水平方向に貫通する貫通孔185を有する。貫通孔185には、ロッド182の水平部182bが挿通されている。揺動軸184には、第2ねじ186が取り付けられている。第2ねじ186は、ロッド182を揺動軸184に着脱自在に固定する固定具である。第2ねじ186は、貫通孔185の孔軸に垂直な水平方向をねじ軸方向として有する。第2ねじ186を締めることで、貫通孔185に挿通された水平部182bが揺動軸184に対して着脱自在に固定される。このような揺動軸184は、ブラケットBに取り付けられた回転軸受187により回転自在に保持されている。
ブラケットBは、屈曲板形状を呈する。ブラケットBは、XY面(水平面)に沿う平板状の上段部B1及び下段部B2を有する。上段部B1には、揺動軸184を保持する回転軸受187が取り付けられている。ブラケットBは、ボビン移送装置5において第2バイパス路7dの周辺に固定されている。
検知部191は、接触部171の糸Sに対する接触を検知する。検知部191は、揺動レバー192、センサ193及び弾性部194を有する。揺動レバー192は、揺動軸184に取り付けられている。揺動レバー192は、その端部がブラケットBの上段部B1と下段部B2との間に入り込むように、水平方向に沿って延びる。揺動レバー192は、揺動軸184を基軸にロッド182と一体的に揺動する。
センサ193は、揺動レバー192の揺動を検知する検知器である。センサ193としては、非接触で検出物体が近づいたことを検出する近接センサが用いることができる。ここでは、センサ193は、磁気近接センサであって、磁石等の発磁ユニット193aと、ホールIC等を含む磁気検出部193bと、を含む。発磁ユニット193aは、揺動レバー192の端部に設けられている。磁気検出部193bは、ブラケットBの下段部B2上に設けられている。このようなセンサ193では、揺動レバー192が初期状態(後述の中立位置を保持する状態)のとき、磁気検出部193b上に発磁ユニット193aが位置し、ON信号が出力される。他方、揺動レバー192が揺動したとき、発磁ユニット193aが磁気検出部193bから離れ(磁気検出部193b上に発磁ユニット193aが位置せず)、OFF信号が出力される。
弾性部194は、揺動レバー192が揺動した場合に、当該揺動の方向とは逆方向の弾性力を揺動軸184に加える部材である。弾性部194は、ブラケットBの上段部B1上に配置され、揺動軸184の上端に接続されている。弾性部194としては、特に限定されないが、例えばねじりバネを用いることができる。ねじりバネを弾性部194に用いた場合、弾性力は、揺動軸184回りのモーメントである。
ボビン判別装置170では、図8(a)に示されるように、検知対象のボビン11における接触部171のZ方向位置において、管部13に糸Sが巻き付いていない場合には、接触部171は糸Sと接触しない。ロッド182及び揺動レバー192は、揺動せず、弾性部194との中立位置を保持する。この場合、センサ193では、磁気検出部193b上に発磁ユニット193aが位置する。よって、センサ193は、検知対象のボビン11が抜き取り対象であるとするON信号を出力する。なお、管部13に糸Sが巻き付いていない場合だけでなく、管部13に巻き付いている糸Sからなる層(以下、「残糸層」という)の直径寸法が一定寸法よりも小さい場合も同様である。
図8(b)に示されるように、検知対象のボビン11における接触部171のZ方向位置において、管部13に一定以上の糸Sが巻き付いており、残糸層S0の厚さが一定厚以上の場合には、接触部171は糸Sと接触する。接触部171が残糸層S0に乗り上げ、接触部171がボビン11の搬送方向の下流側に向かって押し込まれる。ロッド182及び揺動レバー192は、弾性部194の弾性力に逆らって揺動軸184を基軸に揺動する。この場合、センサ193では、磁気検出部193b上から発磁ユニット193aが離れる。よって、センサ193は、検知対象のボビン11が抜き取り対象ではないとするOFF信号を出力する。
ボビン除去装置110では、ボビン判別装置170のセンサ193からON信号が出力された(OFF信号が出力されない)場合、搬送された当該ボビン11が抜き取り対象(処理対象)であると判別することができる。この場合、ボビン除去装置110が駆動され、当該ボビン11がトレー6から抜き取られることとなる。一方、ボビン除去装置110では、ボビン判別装置170のセンサ193からOFF信号が出力された場合、搬送された当該ボビン11が抜き取り対象ではないと判別することができる。この場合、ボビン除去装置110は駆動されず、当該ボビン11はトレー6から抜き取られずにそのまま搬送される。
以上、ボビン判別装置170では、支持部181で支持されている接触部171について、そのZ方向位置を判別したいボビン11に応じて調整することができる。これにより、検知部191の検知結果から当該ボビン11を判別することができる。判別したい糸量のボビン11をピンポイントで指定することができる。
例えば図6に示される接触部171によれば、3分玉未満のボビン11を抜き取り対象として判別することができる。また、7分玉未満のボビン11を判別する場合には、7分玉の残糸層S0の境目に接触部171のZ方向位置を調整することで、当該ボビン11を判別することができる。また、半分玉未満のボビン11を判別する場合には、半分玉の残糸層S0の境目に接触部171のZ方向位置を調整することで、当該ボビン11を判別することができる。したがって、多種多様なボビン11を判別することが可能となる。判別可能なボビン11の残糸量を広範囲に自由に指定できる。
ボビン判別装置170では、支持部181は、支持する複数の接触部171それぞれのZ方向位置を個別に調整可能である。複数の接触部171のZ方向位置を、判別したいボビン11に応じて個別に調整でき、より一層多種多様なボビン11を判別することが可能となる。
ボビン判別装置170は、複数の接触部171を備える。この構成では、複雑な異形形状のボビン11を判別した場合であっても、そのボビン11に応じて接触部171のZ方向位置を調整することが可能となる。これにより、一層多種多様なボビン11を判別することが可能となる。
ボビン判別装置170は、支持部181は、支持する接触部171と管部13との間の距離を調整可能である。この構成では、接触部171と管部13との間の距離を適宜調整することで、ボビン11を判別する上で適正な接触部171の配置(すなわち、管部13に対して非接触で且つ管部13に巻き付いている糸Sに対して接触可能な接触部171の配置)を容易に確保できる。
ボビン判別装置170では、接触部171は、Z方向から見て非円形の部材である。支持部181は、ロッド182の鉛直部182aを基軸に回転可能に接触部171を支持する。よって、第1ねじ183を弛めて接触部171を回転させることで、接触部171と管部13との間の距離を調整することができる。
ボビン判別装置170では、揺動軸184の貫通孔185にロッド182の水平部182bが挿通されている。第2ねじ186により水平部182bが揺動軸184に固定されている。よって、第2ねじ186を弛めて、ロッド182を貫通孔185に沿う水平方向に移動させることで、接触部171と管部13との間の距離を調整することができる。
ボビン判別装置170では、接触部171は、貫通孔172を有する部材である。支持部181は、ロッド182と第1ねじ183とを有する。この構成では、第1ねじ183による接触部171の固定を解除し、判別したいボビン11に応じて接触部171をロッド182に沿ってZ方向に移動させた後、第1ねじ183により再び接触部171を固定することで、当該ボビン11に応じて接触部171のZ方向位置を調整することが可能となる。
ボビン判別装置170では、支持部181は、揺動軸184を有する。検知部191は、揺動レバー192とセンサ193と弾性部194とを有する。この構成では、接触部171の糸Sに対する接触に伴い、揺動軸184を基軸にロッド182及び揺動レバー192が一体的に揺動し、その結果、当該揺動がセンサ193によりOFF信号として検知される。一方、接触部171が糸Sに接触しない場合、弾性部194の弾性力によりロッド182及び揺動レバー192が中立位置に保持され、センサ193によりON信号が検知される(つまり、センサ193は、揺動レバー192が揺動したときのOFF信号を検知しない)。したがって、この構成によれば、接触部171の糸Sに対する接触の検知を具体的に実現可能となる。
ボビン判別装置170では、接触部171は、Z方向に沿う平面である接触面174を有する。これにより、ボビン11の残糸層S0に対して、接触部171を面で接触させることができる。その結果、接触部171を点で接触させる場合に比べて、接触部171の接触による残糸層S0への悪影響を抑制することができる。
ボビン処理システム50は、ボビン判別装置170を備えることから、同様に、多種多様なボビン11を判別できるという上記効果を奏する。また、ボビン判別装置170の判別結果を利用して、ボビン除去装置110により抜き取り対象のボビン11を除去することが可能となる。
次に、ボビン判別装置170の変形例について説明する。以下、ボビン判別装置170の説明と重複する説明は省略する。
(第1変形例)
図9に示されるように、第1変形例に係るボビン判別装置170Aは、2つの接触部171を備える。2つの接触部171は、ロッド182の鉛直部182aの中央上部寄りの位置と下部寄りの位置とに固定されている。このように接触部171を2つとすることで、図示するように、接触部171のZ方向位置でくびれた形状の残糸層S0を有する異形のボビン11について、誤って抜き取り対象であると判別してしまうことを回避することができる。当該異形のボビン11は、ロッド182の鉛直部182aの中央上部寄りに固定した接触部171の位置よりも下方に残糸層S0の境目が位置するまでは、トレー6から抜き取られることはない。
(第2変形例)
図10に示されるように、第2変形例に係るボビン判別装置170Bは、一対の接触部171を備える。一方の接触部171は、ロッド182の鉛直部182aの中央上部寄りの位置に固定されている。他方の接触部171は、ロッド182の鉛直部182aの下部に固定されている。管部13の下部(根元部)に残糸層S0が存在しない異形のボビン11の場合、接触部171がロッド182の鉛直部182aの下部にのみ固定されていると、当該異形のボビン11が管部13の上部まで糸Sが巻き付けられた満玉ボビンであったとしても、糸Sが巻き付けられていない管部13と誤って判断され、抜き取り対象であると判別されてしまうことがある。しかしながら、第2変形例に係るボビン判別装置170Bにおいては、巻き付いている糸Sが少なくなるまでは、抜き取り対象であると誤って判別されることを防止することができる。つまり、第2変形例においては、管部13の下部(根元部)に残糸層S0が存在しない異形のボビン11について、中央上部寄りの位置に固定されている接触部171が糸Sに接触している間は抜き取り対象であると判別せず、ボビン除去装置110でトレー6から抜き取られないように設定できる。
(第3変形例)
図11に示されるように、第3変形例に係るボビン判別装置170Cは、一対の接触部171を備える。一方の接触部171は、ロッド182の鉛直部182aの中央下方寄りの位置に固定されている。他方の接触部171は、ロッド182の鉛直部182aの下部に固定されている。この場合、巻き付いている糸Sが極端に少なくなったボビン11について、抜き取り対象であると判別することができる。当該ボビン11をボビン除去装置110によりトレー6から抜き取ることができる。なお、第3変形例においても、第2変形例と同様に、管部13の下部(根元部)に残糸層S0が存在しない異形のボビン11について、抜き取り対象であると判別せず、ボビン除去装置110で巻き付いている糸Sが極端に少なくなるまでボビン11をトレー6から抜き取らないように設定できる。
(第4変形例)
図12(a)に示されるように、第4変形例に係るボビン判別装置170Dは、接触部171(図6参照)に代えて、接触ロッド201を備える。接触ロッド201は、Z方向に延びる鉛直部201aと、鉛直部201aの下端に連続し且つ水平方向に延びる水平部201bと、鉛直部201aの一部が水平方向に突出するように屈曲してなる屈曲部201cと、を有する。屈曲部201cは、ボビン11の管部13に対して非接触で且つ管部13に巻き付いている糸Sに対して接触可能な接触部を構成する。揺動軸184には、貫通孔185がZ方向に並設されている。貫通孔185の何れかには、接触ロッド201の水平部201bが挿通されている。貫通孔185に挿通された水平部201bは、固定具202により揺動軸184に固定されている。固定具202は、支持部を構成する。
このようなボビン判別装置170Dでは、揺動軸184における接触ロッド201を挿入する貫通孔185を変えることで、Z方向における屈曲部201cの位置を調整可能である。また、固定具202を弛めて、接触ロッド201を貫通孔185に沿う水平方向に移動させることで、屈曲部201cと管部13との間の距離を調整可能である。
(第5変形例)
図12(b)に示されるように、第5変形例に係るボビン判別装置170Eは、次の点で第4変形例と異なっている。すなわち、接触ロッド201は、水平部201bの延びる方向に沿って長尺で且つ水平部201bを貫通する水平長孔201dを有する。揺動軸184は、Z方向に長尺な鉛直長孔203を有する。水平部201bの水平長孔201dにねじ等の固定具204が挿通されていると共に、当該固定具204が鉛直長孔203にも連通されている。当該固定具204を締めることで、水平部201bが揺動軸184に固定される。固定具204は、支持部を構成する。
このようなボビン判別装置Eでは、固定具204を弛めて、接触ロッド201を鉛直長孔203に沿って移動させることで、Z方向における屈曲部201cの位置を調整可能である。固定具204を弛めて、接触ロッド201を水平長孔201dに沿う水平方向に移動させることで、屈曲部201cと管部13との間の距離を調整可能である。
以上、本発明は、上記実施形態に限定されない。本発明は、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形してもよい。本発明は、上記実施形態及び上記変形例を適宜組み合わせてもよい。
上記実施形態では、接触部171をZ方向から見て非円形の部材としたが、接触部171の形状は特に限定されず、種々の形状としてもよい。上記実施形態は、ボビン処理装置としてボビン除去装置110を備えているが、ボビン除去装置110に代えてもしくは加えて、ボビン11を処理する種々の装置を備えていてもよい。
6…トレー(搬送トレー)、7d…第2バイパス路(搬送路)、11…ボビン、12…空ボビン、12X…残糸付きボビン、13…管部、50…ボビン処理システム、110…ボビン除去装置(ボビン処理装置)、170,170A,170B,170C,170D,170E…ボビン判別装置、171…接触部、172…貫通孔、174…接触面、181…支持部、182…ロッド、182a…鉛直部(回転軸)、183…第1ねじ(固定具)、184…揺動軸、191…検知部、192…揺動レバー、193…センサ、194…弾性部、201c…屈曲部(接触部)、202,204…固定具(支持部)、S…糸。

Claims (9)

  1. ボビンの状態を判別するための装置であって、
    前記ボビンの管部に対して非接触で且つ前記管部に巻き付いている糸に対して接触可能な接触部と、
    前記接触部を支持すると共に、前記管部の軸方向における当該接触部の位置を調整可能な支持部と、
    前記接触部の前記糸に対する接触を検知する検知部と、を備える、ボビン判別装置。
  2. 複数の前記接触部を備える、請求項1に記載のボビン判別装置。
  3. 前記支持部は、支持する複数の前記接触部それぞれの前記管部の軸方向における位置を個別に調整可能である、請求項2に記載のボビン判別装置。
  4. 前記支持部は、支持する前記接触部と前記管部との間の距離を調整可能である、請求項1〜3の何れか一項に記載のボビン判別装置。
  5. 前記接触部は、前記管部の軸方向から見て非円形の部材であり、
    前記支持部は、前記管部の軸方向に沿う回転軸を基軸に回転可能に前記接触部を支持する、請求項4に記載のボビン判別装置。
  6. 前記接触部は、前記管部の軸方向に沿う方向に貫通する貫通孔を有する部材であり、
    前記支持部は、
    前記接触部の前記貫通孔に挿通され、前記ボビンの前記管部に巻き付いている糸に対して非接触なロッドと、
    前記接触部を前記ロッドに着脱自在に固定する固定具と、を有する、請求項1〜5の何れか一項に記載のボビン判別装置。
  7. 前記支持部は、
    前記管部の軸方向に沿って延び、前記ロッドが取り付けられ、前記ロッドの揺動の基軸となる揺動軸を更に有し、
    前記検知部は、
    前記揺動軸に取り付けられ、前記揺動軸を基軸に前記ロッドと一体的に揺動する揺動レバーと、
    前記揺動レバーの揺動を検知するセンサと、
    前記揺動レバーが揺動した場合に、当該揺動の方向とは逆方向の弾性力を前記揺動軸に加える弾性部と、を有する、請求項6に記載のボビン判別装置。
  8. 前記接触部は、前記管部の軸方向に沿う平面である接触面を有する、請求項1〜7の何れか一項に記載のボビン判別装置。
  9. ボビンがセットされた搬送トレーを搬送する搬送路に設けられたボビン処理システムであって、
    請求項1〜8の何れか一項に記載のボビン判別装置と、
    前記搬送路における前記ボビン判別装置の下流側に設けられ、搬送された前記ボビンを前記ボビン判別装置の判別結果に応じて処理するボビン処理装置と、を備え、
    前記ボビン処理装置は、前記ボビン判別装置の前記検知部により前記接触部の接触が検知されない場合に当該ボビンを処理する、ボビン処理システム。
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