JP2019086706A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019086706A
JP2019086706A JP2017216037A JP2017216037A JP2019086706A JP 2019086706 A JP2019086706 A JP 2019086706A JP 2017216037 A JP2017216037 A JP 2017216037A JP 2017216037 A JP2017216037 A JP 2017216037A JP 2019086706 A JP2019086706 A JP 2019086706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
intermediate transfer
transfer belt
sheet
photosensitive drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017216037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7035463B2 (ja
Inventor
高野 正人
Masato Takano
正人 高野
淳 大西
Atsushi Onishi
淳 大西
崇史 藤原
Takashi Fujiwara
崇史 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2017216037A priority Critical patent/JP7035463B2/ja
Priority to US16/182,936 priority patent/US10488802B2/en
Publication of JP2019086706A publication Critical patent/JP2019086706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7035463B2 publication Critical patent/JP7035463B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/505Detecting the speed, e.g. for continuous control of recording starting time
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • G03G15/1615Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support relating to the driving mechanism for the intermediate support, e.g. gears, couplings, belt tensioning
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】生産性や画質を低下させることなく、厚紙通紙時の衝撃ムラ(一次転写ズレ、露光ムラ)を継続的に抑制することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体ドラム41と、中間転写ベルトBと、一次転写部(一次転写ローラー45)と、中間転写ベルトBを回転駆動させる駆動ローラー462を有する二次転写部(二次転写装置46)と、用紙の進入時及び排出時の中間転写ベルトBの速度変動を抑制する制御部10と、を備える。また、制御部10は、用紙の進入時及び排出時の中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の速度変動を算出し、算出した速度変動に基づいて中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の伝達率を算出する伝達率算出部101と、伝達率算出部101により算出された伝達率に基づいて駆動ローラー462の操作量を調整する操作量調整部102と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を転写部にて用紙に転写し、転写されたトナー像を定着部にて加熱定着することで、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置において、二次転写ローラーに用紙が進入する際及び二次転写ローラーから用紙が排出される際に発生する速度変動に起因する衝撃ムラ(一次転写ズレ、露光ムラ)は、用紙の厚みや剛度の増大に応じて悪化するため、出力サンプルSAにスジSA1やムラが発生する(図5参照)。
通紙する紙種を拡大させるためには、上記の衝撃ムラを抑制することが不可欠であるため、フィードバック制御のみならず、より抑制効果が見込めるフィードフォワード制御との併用が効果的である。具体的には、フィードバック制御により通紙速度を一定に保ちつつ、フィードフォワード制御により通紙時の衝撃変動(衝撃ムラ)を抑制する。
フィードバック制御では、検知遅れや制御遅れが発生するため、それらの遅れと同等レベルの数ms周期の速い衝撃変動には追従することができない。そこで、数ms周期の速い衝撃変動を抑制する手法として、検知遅れや制御遅れの影響が少ないフィードフォワード制御が有効である。フィードフォワード制御では、予め中間転写ベルトの駆動ローラーの操作量を設定しておき、衝撃変動の発生に合わせて見込みで操作量の制御を行う。
例えば、転写部に厚紙が突入した際に生じるベルト体の速度低下分を補正する速度増加量を予めベルト体駆動源に与えることで、実質のベルト体の速度を一定のものとする構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、理想(波形再現性が高い)状態では、衝撃変動を「0」にすることができる(図6(A)参照)。ただし、制御と衝撃変動のタイミングが一致しない場合は、制御の効果が弱くなる(図6(B)参照)。
ところで、操作量決定(開発)時から波形再現性が低下すると、フィードフォワード制御の効果が弱くなる。そのため、フィードフォワード制御の効果を落とさないためには、波形再現性が低下するごとに操作量を調整する必要がある。波形再現性が低下する大きな要因としては、用紙条件(厚みや剛度、サイズ等)と機械状態の2つが挙げられる。すなわち、用紙条件や機械状態によっては波形再現性が低下するため、稼働時における操作量の調整が必要となる(図6(C)参照)。
用紙条件と速度変動には一定の相関があるため、ユーザー設定情報やセンサによる紙種やサイズ等の検知結果に基づいて操作量を事前に調整することで、一定の抑制効果が見られる。しかしながら、機内の温湿度等の環境変化や部品の摩耗等の経時変化、機差バラつき等の「機械状態」を事前に想定して影響度合いを数値化し、操作量に反映させることは難しい。
そこで、画像形成状態時において、低周波数から高周波数の試験信号を用いて中間転写ベルトから感光体ドラムへの伝達特性を検出し、変化する伝達特性パラメーターに基づいて機械状態を把握する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。ここで、変化する伝達特性パラメーターとしては、接触係数(すなわち、中間転写ベルトと感光体ドラムとの密着度合いを示した値)が挙げられている。接触係数が大きくなるごとに中間転写ベルトと感光体ドラムとの密着度合いが増し、中間転写ベルトから感光体ドラムへの伝達比が変化する。これにより、機械状態の変化を接触係数という1つのパラメーターとして数値化することができるようになっている。このことは、感光体ドラムと中間転写ベルトのそれぞれを独立して回転させようとしても、中間転写ベルトを介した力が感光体ドラムに働くとともに、その反力が中間転写ベルトに働くので、感光体ドラム及び中間転写ベルトのそれぞれの回転速度に相互に影響を及ぼしていることを意味する。
図7に、中間転写ベルトの速度変動が感光体ドラムにどの程度伝達するか(具体的には、400枚通紙時の速度変動のピークピーク値(P−P値)(%)を測定したもの)を示す。また、図8に、中間転写ベルトの速度変動と感光体ドラムの速度変動の比(伝達比)をとったものを示す。
図7及び図8に示すように、状態1では感光体ドラムに速度変動がよく伝わっており、中間転写ベルトと感光体ドラムとの密着度合いが強いことがわかる。一方、状態2では徐々に密着度合いが弱く(すなわち、感光体ドラムに変動が伝わりにくくなり、その分中間転写ベルトの速度変動が大きくなる)なっていき、状態3では密着度合いが弱い状態で落ち着いている。
特開2005−107118号公報 特開2008−170615号公報
上記のように、長時間の中間転写ベルトと感光体ドラムの密着度合いの変化によって中間転写ベルトと感光体ドラムの速度関係が崩れるため、操作量を調整せずにフィードフォワード制御を実行すると、抑制効果が落ちるという課題がある(図9参照)。
また、特許文献2では、中間転写ベルトと感光体ドラムの密着度合いを測定するため、中間転写ベルトの駆動ローラーに低周波から高周波の試験信号を付与している。このため、画像形成中に試験信号を付与した場合、特定の周波数が画像に影響を及ぼして、色ずれやスジムラが発生するおそれがある。そこで、色ずれやスジムラの発生を避けるべく、画像形成中に試験信号を付与しない場合、中間転写ベルトと感光体ドラムの密着度合いを測定するためには、試験信号を数十秒から数百秒付与する必要がある。その間、画像形成動作を中断する必要があるため、生産性が大幅に低下する。また、図8の状態1や状態3のように、測定時間以上伝達比が維持されていればよいが、状態1→状態2→状態3と伝達比が変化しているときに測定してしまうと、現在の密着度合いを正確に把握することができなくなる。
本発明は、生産性や画質を低下させることなく、厚紙通紙時の衝撃ムラ(一次転写ズレ、露光ムラ)を継続的に抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
画像形成装置において、
感光体ドラムと、
中間転写ベルトと、
前記感光体ドラムに形成されたトナー像を前記中間転写ベルトに一次転写する一次転写部と、
前記中間転写ベルトを回転駆動させる駆動ローラーを有し、前記一次転写部により前記中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する二次転写部と、
前記用紙の前記二次転写部への進入時及び前記二次転写部からの排出時の前記中間転写ベルトの速度変動を抑制する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記用紙の前記二次転写部への進入時及び前記二次転写部からの排出時の前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの速度変動を算出し、当該算出した速度変動に基づいて前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率を算出する伝達率算出部と、
前記伝達率算出部により算出された伝達率に基づいて前記駆動ローラーの操作量を調整する操作量調整部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率に応じた前記駆動ローラーの操作量を複数記憶する記憶部を備え、
前記操作量調整部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率と、前記記憶部に記憶された操作量と、に基づいて、前記駆動ローラーの操作量を調整することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率に応じた前記駆動ローラーの操作量と、前記伝達率と前記操作量との関係を示す回帰式と、を記憶する記憶部を備え、
前記操作量調整部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率と、前記記憶部に記憶された操作量と、前記記憶部に記憶された回帰式と、に基づいて、前記駆動ローラーの操作量を調整することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、前記伝達率が前記所定範囲内に収まるように所定の制御を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記伝達率算出部により算出された伝達率が第1所定範囲を超えた場合に、前記伝達率が前記第1所定範囲内に収まるように所定の制御を行うとともに、
前記伝達率算出部により算出された伝達率が前記第1所定範囲を含み、かつ、前記第1所定範囲よりも広い第2所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記所定の制御として、前記一次転写部の押圧レベル、一次転写電流、一次転写電圧、トナー濃度、前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの速度、並びに、機内温度の少なくともいずれか一を変更する制御を行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、通紙される前記用紙に係る用紙条件を取得する用紙条件取得部を備え、
前記操作量調整部は、更に、前記用紙条件取得部により取得された用紙条件に基づいて前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率を推定し、当該推定した伝達率に基づいて前記駆動ローラーの操作量を調整することを特徴とする。
本発明によれば、生産性や画質を低下させることなく、厚紙通紙時の衝撃ムラ(一次転写ズレ、露光ムラ)を継続的に抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 操作量テーブルの一例を示す図である。 スジムラが発生した出力サンプルの一例を示す図である。 フィードフォワード制御後の速度変動の一例を示す図である。 中間転写ベルト及び感光体ドラムの速度変動の一例を示す図である。 中間転写ベルト及び感光体ドラムの速度変動の比(伝達比)を示す図である。 フィードフォワード制御の実施の有無と中間転写ベルト及び感光体ドラムの速度変動との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ又は外部機器から受信した画像データに基づいて、電子写真方式により用紙上にカラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置である。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、自動原稿搬送部2と、スキャナー部3と、画像形成部4と、給紙部5と、記憶部6と、操作表示部7と、制御部10と、を備えて構成されている。さらに、制御部10は、図2に示すように、伝達率算出部101と、操作量調整部102と、用紙条件取得部103と、を備えて構成されている。なお、記憶部6と操作表示部7とは、図2に示されている。
自動原稿搬送部2は、原稿Dを載置する載置トレイ、原稿Dを搬送する機構及び搬送ローラー等を備えて構成され、原稿Dを所定の搬送路に搬送する。
スキャナー部3は、光源や反射鏡等の光学系を備えて構成され、所定の搬送路を搬送された原稿D又はプラテンガラスに載置された原稿Dに光源を照射し、反射光を受光する。また、スキャナー部3は、受光した反射光を電気信号に変換して制御部10に出力する。
画像形成部4は、イエロー作像部Yと、マゼンタ作像部Mと、シアン作像部Cと、ブラック作像部Kと、中間転写ベルトBと、定着装置Fと、を備えて構成されている。
各作像部YMCKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を感光体ドラム41に形成し、感光体ドラム41に形成されたYMCK各色のトナー像を中間転写ベルトBに一次転写する。
なお、各作像部YMCKの構成及び動作は何れも同様であるため、以下、イエロー作像部Yを例に挙げて、画像形成部4が行う一連の画像形成動作について説明する。
感光体ドラム41は、ドラム状の金属基体の外周面に有機光導電体を含有させた樹脂からなる感光層が形成された有機感光体により構成され、図中反時計回りに回転駆動される。感光層を構成する樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
帯電装置42は、帯電チャージャーを用いて感光体ドラム41を一定の電位に帯電する。
露光装置43は、制御部10からの画像データDyに基づいて感光体ドラム41の非画像領域を露光して露光した部分の電荷を除去し、感光体ドラム41の画像領域に静電潜像を形成する。
現像装置44は、感光体ドラム41に形成された静電潜像上に現像剤であるトナーを供給し、感光体ドラム41にイエローのトナー像を形成する。
一次転写ローラー(一次転写部)45は、感光体ドラム41に形成されたイエローのトナー像を中間転写ベルトBに一次転写する。
なお、他の作像部MCKも同様に、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を中間転写ベルトBに一次転写する。これにより、中間転写ベルトB上にYMCK各色のカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルトBは、駆動ローラー462を含む複数のローラーに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、ローラーの回転に伴って図中時計回りに回転駆動される。この中間転写ベルトBは、一次転写ローラー45により、対向するそれぞれの感光体ドラム41に圧着される。一次転写ローラー45のそれぞれには、印加された電圧に応じた転写電流が流れる。これにより、各感光体ドラム41の表面に現像された各トナー像は、それぞれ各一次転写ローラー45により順次中間転写ベルトBに一次転写される。
二次転写装置(二次転写部)46は、二次転写ローラー461と、中間転写ベルトBを回転駆動させる駆動ローラー462と、を含んで構成され、中間転写ベルトBに一次転写されたトナー像を用紙Pに二次転写する。二次転写ローラー461は、中間転写ベルトBに圧接し、駆動ローラー462は、中間転写ベルトBを巻き回す複数のローラーのうちの1つを構成している。二次転写装置46は、対をなす二次転写ローラー461及び駆動ローラー462間で形成される転写ニップを用紙Pが通過することにより、中間転写ベルトB上のトナー像を、給紙部5の給紙トレイ51〜53から搬送されてきた用紙Pに二次転写する。
定着装置Fは、定着ローラー対F1を含んで構成され、用紙Pに転写されたトナー像を定着する定着処理を施す。定着ローラー対F1は、対をなすローラー間で形成される定着ニップを用紙Pが通過することにより、トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧して画像を用紙に定着させる。
画像形成部4は、YMCK各色のトナー像が二次転写された用紙Pを定着装置Fにより加熱及び加圧した後、所定の搬送路に通して機外に排出する。
以上が画像形成部4による一連の画像形成動作である。
なお、定着装置Fは、一対のローラー(定着ローラー対F1)で構成する以外にも、ベルトを用いたベルト方式やパッドを用いたパッド方式といったように、一対の回転部材からなる構成を広く採用することができる。
クリーニング装置47は、一次転写後の感光体ドラム41表面に残留する残留トナーや紙紛等の残留物を除去する。クリーニング装置47は、弾性体(例えばポリウレタンゴム)からなる平板状(シート状)のクリーニングブレードを感光体ドラム41に当接させるブレードクリーニング方式を採用している。
また、クリーニング装置48は、二次転写後の中間転写ベルトBに残留する残留物を除去する。
また、感光体ドラム41及び駆動ローラー462の各々のローラー軸には、それぞれ速度を検知するためのエンコーダーEN1、EN2が取り付けられている。
感光体ドラム41のローラー軸に取り付けられたエンコーダーEN1及び駆動ローラー462のローラー軸に取り付けられたエンコーダーEN2の各々は、それぞれ検知した速度を制御部10に出力する。
給紙部5は、複数の給紙トレイ51〜53を備えて構成され、各給紙トレイ51〜53に種類の異なる用紙Pが収容される。給紙部5は、所定の搬送路により収容される用紙Pを画像形成部4に給紙する。
記憶部6は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部10から読み書き可能に記憶する。
例えば、記憶部6は、中間転写ベルトBと感光体ドラム41の伝達率(接触度合)に応じて用意された、フィードフォワード制御時の駆動ローラー462の操作量を示す操作量テーブル(図4参照)を記憶する。
ここで、中間転写ベルトBと感光体ドラム41の伝達率とは、中間転写ベルトBから感光体ドラム41への速度変動の伝達率のことであり、「感光体ドラムの速度変動のピーク トゥ ピーク値(P−P値)/中間転写ベルトの速度変動のP−P値」で算出することができる。
本実施形態において、操作量テーブルは、伝達率小の場合に対応する操作量テーブル(図4(A)参照)と、伝達率中の場合に対応する操作量テーブル(図4(B)参照)と、伝達率大の場合に対応する操作量テーブル(図4(C)参照)と、の3つが予め用意されている。
操作表示部7は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部71及び操作部72として機能する。
表示部71は、制御部10から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。
操作部72は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。ユーザーは、操作表示部7を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、並びに装置の停止操作などを行うことができる。
制御部10は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、CPUはROMに記憶されている各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムと協働して、自動原稿搬送部2、スキャナー部3、画像形成部4、給紙部5、記憶部6、操作表示部7等の画像形成装置1の各部の動作を統括的に制御する(図2参照)。例えば、制御部10は、スキャナー部3からの電気信号を入力して各種画像処理を行い、画像処理により生成されたYMCK各色の画像データDy、Dm、Dc、Dkを画像形成部4に出力する。また、制御部10は、画像形成部4の動作を制御して用紙Pに画像を形成する。
また、制御部10は、定常的に、駆動ローラー462のローラー軸に取り付けられたエンコーダーEN2により検知された駆動ローラー462の速度(変動)に基づいて、通紙速度(中間転写ベルトB(駆動ローラー462)の速度)を一定に保持するフィードバック制御を行う。
また、制御部10は、用紙の二次転写装置46への進入時及び二次転写装置46からの排出時の中間転写ベルトBの速度変動を抑制する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。この動作は、制御部10が、プリントジョブを受信して通紙を開始したことを契機として開始される。
まず、制御部10は、通紙される用紙に係る用紙条件を取得する(ステップS101)。すなわち、制御部10は、本発明の用紙条件取得部103として機能する。用紙条件としては、例えば、坪量、紙厚、剛度、サイズ(特に主走査方向の長さ)等が挙げられる。
次に、制御部10は、ステップS101で取得した用紙条件に基づいて中間転写ベルトBと感光体ドラム41の伝達率を推定し、推定した伝達率に対応する(より正確には、推定した伝達率に最も近い伝達率に対応する)操作量テーブル(図4参照)を参照して、駆動ローラー462の操作量を決定する(ステップS102)。ここで、駆動ローラー462の操作量とは、例えば、駆動ローラー462を駆動するモーターのPWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)値や電圧値のことである。
次に、制御部10は、通紙(二次転写装置46への用紙の進入及び二次転写装置46からの用紙の排出)により中間転写ベルトBに速度変動が生じるタイミングに合わせて、ステップS102で決定した操作量に基づくフィードフォワード制御を行う(ステップS103)。
次に、制御部10は、所定枚数の通紙が行われたか否かを判定する(ステップS104)。ここで、所定枚数とは、通紙による中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の速度変動が積み重なることにより中間転写ベルトBと感光体ドラム41の伝達率が変化するおそれが生じる枚数のことである。例えば、本実施形態では、所定枚数を5枚とする。なお、所定枚数としては、上記例に限定されるものではなく、例えば、1枚であっても10枚であってもよい。
すなわち、伝達率の変化は数十枚〜数百枚単位での変化であるため、速度変動の検知周期は、1〜数枚ごとであっても、数枚分の移動平均であってもよい。ただし、所定枚数を1枚とすると、単なる速度変動のバラツキを拾ってフィードフォワード制御が実行されるおそれがあるため、ある程度まとまった枚数(例えば5枚)ごとに速度変動を算出することが好ましい。
制御部10は、所定枚数の通紙が行われたと判定した場合(ステップS104:YES)、次のステップS105へと移行する。
一方、制御部10は、所定枚数の通紙が行われていないと判定した場合(ステップS104:NO)、所定枚数の通紙が行われるまでステップS104の処理を繰り返す。
次に、制御部10は、各エンコーダーEN1、EN2から出力された感光体ドラム41及び駆動ローラー462の速度に基づいてそれぞれ感光体ドラム41及び中間転写ベルトB(駆動ローラー462)の速度変動を算出し、算出した速度変動に基づいて中間転写ベルトBと感光体ドラム41の伝達率を算出する(ステップS105)。すなわち、制御部10は、本発明の伝達率算出部101として機能する。具体的には、例えば、制御部10は、所定枚数分における感光体ドラム41及び中間転写ベルトBの速度変動の移動平均を算出し、算出した速度変動の移動平均に基づいて中間転写ベルトBと感光体ドラム41の伝達率を算出する。
次に、制御部10は、ステップS105で算出した伝達率に基づいて、駆動ローラー462の操作量を調整する必要があるか否かを判定する(ステップS106)。具体的には、例えば、制御部10は、ステップS105で算出した伝達率がステップS102で推定した伝達率から所定値以上変動して、参照する操作量テーブルを変更する必要性が生じた場合に、駆動ローラー462の操作量を調整する必要があると判定する。
制御部10は、駆動ローラー462の操作量を調整する必要があると判定した場合(ステップS106:YES)、次のステップS107へと移行する。
一方、制御部10は、駆動ローラー462の操作量を調整する必要がないと判定した場合(ステップS106:NO)、ステップS104へと移行して、再度ステップS104以降の処理を繰り返す。
次に、制御部10は、ステップS105で算出した伝達率に対応する操作量テーブル(図4参照)を参照して、駆動ローラー462の操作量を調整する(ステップS107)。すなわち、制御部10は、本発明の操作量調整部102として機能する。具体的には、例えば、制御部10は、ステップS105で算出した伝達率が、図4に示した伝達率小と伝達率中との間である場合、伝達率小との差分と伝達率中との差分との比率に応じて駆動ローラー462の操作量を調整(線形補間)する。
ここで、ステップS105で算出した中間転写ベルトBの速度変動のP−P値をU、感光体ドラム41の速度変動のP−P値をV、伝達率小の時(図4(A)参照)の中間転写ベルトBの速度変動のP−P値をu1、感光体ドラム41の速度変動のP−P値をv1、伝達率中の時(図4(B)参照)の中間転写ベルトBの速度変動のP−P値をu2、感光体ドラム41の速度変動のP−P値をv2、伝達率小の時(図4(A)参照)の操作量をw1、伝達率中の時(図4(B)参照)の操作量をw2、としたとき、調整する操作量Wは、下記数式(1)で算出することができる。
数式(1);
W=((U/V)−(u2/v2))/((u1/v1)−(u2/v2))×w1+((u1/v1)−(U/V))/((u1/v1)−(u2/v2))×w2
また、例えば、制御部10は、ステップS105で算出した伝達率が、図4に示した伝達率中と伝達率大との間である場合、伝達率中との差分と伝達率大との差分との比率に応じて駆動ローラー462の操作量を調整する。
次に、制御部10は、通紙(二次転写装置46への用紙の進入及び二次転写装置46からの用紙の排出)により中間転写ベルトBに速度変動が生じるタイミングに合わせて、ステップS107で調整した操作量に基づくフィードフォワード制御を行う(ステップS108)。
なお、調整後の操作量を制御に反映させる場合も、速度変動の検知周期と同様、1〜数枚ごとであってもよい。例えば、前紙で速度変動を検知して次紙に調整後の操作量を反映させるようにしてもよいし、複数枚間隔で反映させるようにしてもよい。また、複数枚分の速度変動の平均値に基づいて、調整後の操作量を1枚ごとに反映させるようにしてもよいし、複数枚間隔で反映させるようにしてもよい。
次に、制御部10は、全ての用紙が通紙されたか否かを判定する(ステップS109)。
制御部10は、全ての用紙が通紙されたと判定した場合(ステップS109:YES)、処理を終了する。
一方、制御部10は、全ての用紙が通紙されていないと判定した場合(ステップS109:NO)、ステップS104へと移行して、再度ステップS104以降の処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、感光体ドラム41と、中間転写ベルトBと、感光体ドラム41に形成されたトナー像を中間転写ベルトBに一次転写する一次転写部(一次転写ローラー45)と、中間転写ベルトBを回転駆動させる駆動ローラー462を有し、一次転写部により中間転写ベルトBに一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する二次転写部(二次転写装置46)と、用紙の二次転写部への進入時及び二次転写部からの排出時の中間転写ベルトBの速度変動を抑制する制御部10と、を備える。また、制御部10は、用紙の二次転写部への進入時及び二次転写部からの排出時の中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の速度変動を算出し、当該算出した速度変動に基づいて中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の伝達率を算出する伝達率算出部101と、伝達率算出部101により算出された伝達率に基づいて駆動ローラー462の操作量を調整する操作量調整部102と、を備える。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、中間転写ベルトと感光体ドラムの密着度合いが変化した場合であっても、速度変動を打ち消すフィードフォワード制御時の操作量を適切な値に調整することができる。また、画像形成中に試験信号を付与することなく中間転写ベルトと感光体ドラムの密着度合いを測定することができる。したがって、生産性や画質を低下させることなく、厚紙通紙時の衝撃ムラ(一次転写ズレ、露光ムラ)を継続的に抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の伝達率に応じた駆動ローラー462の操作量を複数記憶する記憶部6を備える。また、操作量調整部102は、伝達率算出部101により算出された伝達率と、記憶部6に記憶された操作量と、に基づいて、駆動ローラー462の操作量を調整する。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、算出した伝達率から容易に適切な操作量を算出することができるので、フィードフォワード制御時の操作量を容易に調整することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、制御部10は、通紙される用紙に係る用紙条件を取得する用紙条件取得部103を備える。また、操作量調整部102は、更に、用紙条件取得部103により取得された用紙条件に基づいて中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の伝達率を推定し、当該推定した伝達率に基づいて駆動ローラー462の操作量を調整する。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、プリントジョブの開始時からフィードフォワード制御を実施することができるので、画像形成に係る生産性を向上させることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の伝達率に応じた駆動ローラー462の操作量を記憶部6に複数記憶し、算出された伝達率と、記憶部6に記憶された操作量と、に基づいて、駆動ローラー462の操作量を調整するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の伝達率に応じた駆動ローラー462の操作量と、伝達率と操作量との関係を示す回帰式と、を記憶部6に記憶し、算出された伝達率と、記憶部6に記憶された操作量と、記憶部6に記憶された回帰式と、に基づいて、駆動ローラー462の操作量を調整するようにしてもよい。
上記の構成を備えることで、算出した伝達率から容易に適切な操作量を算出することができるので、フィードフォワード制御時の操作量を容易に調整することができる。
また、他の例として、算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させるようにしてもよい。ここで、所定範囲とは、中間転写ベルトBと感光体ドラム41との接触度合が転写に支障を来すおそれのない範囲のことであり、所定範囲を超えた場合は、接触度合いが弱く又は強くなり、転写に支障を来すおそれが出てくる。
上記のように、算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させることで、転写時における支障の発生を抑制することができるので、画像形成時の不具合の発生を抑制することができる。
また、他の例として、算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、伝達率が所定範囲内に収まるように所定の制御を行うようにしてもよい。ここで、所定の制御には、例えば、一次転写ローラー45の押圧レベル、一次転写電流、一次転写電圧、トナー濃度、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の速度、並びに、機内温度の少なくともいずれか一を変更する制御が挙げられる。
例えば、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の接触度合が弱すぎる場合、一次転写ローラー45の押圧レベルを上げる、一次転写電流を上げる、一次転写電圧を上げる、トナー濃度を薄くする、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の速度差を小さくする、又は、機内温度を上げることで、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の接触度合(伝達率)を強くする、等の制御が挙げられる。
一方、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の接触度合が強すぎる場合、一次転写ローラー45の押圧レベルを下げる、一次転写電流を下げる、一次転写電圧を下げる、トナー濃度を濃くする、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の速度差を大きくする、又は、機内温度を下げることで、中間転写ベルトB及び感光体ドラム41の接触度合(伝達率)を弱くする、等の制御が挙げられる。
上記のように、算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、伝達率が所定範囲内に収まるように所定の制御を行うことで、転写時における支障の発生を抑制することができるので、生産性を低下させることなく、画像形成時の不具合の発生を抑制することができる。
また、他の例として、算出された伝達率が第1所定範囲を超えた場合に、伝達率が第1所定範囲内に収まるように所定の制御を行うとともに、算出された伝達率が第1所定範囲を含み、かつ、第1所定範囲よりも広い第2所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させるようにしてもよい。ここで、第1所定範囲とは、中間転写ベルトBと感光体ドラム41との接触度合が転写に支障を来すおそれのない範囲である。また、第2所定範囲とは、中間転写ベルトBと感光体ドラム41との接触度合が第1所定範囲よりも更に弱くなる範囲や更に強くなる範囲を含むものの転写に支障を来すおそれのない範囲である。
上記の構成を備えることで、転写時における支障の発生を抑制することができるので、生産性を極力低下させることなく、画像形成時の不具合の発生をより確実に抑制することができる。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
2 自動原稿搬送部
3 スキャナー部
4 画像形成部
41 感光体ドラム
42 帯電装置
43 露光装置
44 現像装置
45 一次転写ローラー(一次転写部)
46 二次転写装置(二次転写部)
461 二次転写ローラー
462 駆動ローラー
47、48 クリーニング装置
B 中間転写ベルト
F 定着装置
EN1、EN2 エンコーダー
5 給紙部
6 記憶部
7 操作表示部
10 制御部
101 伝達率算出部
102 操作量調整部
103 用紙条件取得部

Claims (8)

  1. 感光体ドラムと、
    中間転写ベルトと、
    前記感光体ドラムに形成されたトナー像を前記中間転写ベルトに一次転写する一次転写部と、
    前記中間転写ベルトを回転駆動させる駆動ローラーを有し、前記一次転写部により前記中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する二次転写部と、
    前記用紙の前記二次転写部への進入時及び前記二次転写部からの排出時の前記中間転写ベルトの速度変動を抑制する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記用紙の前記二次転写部への進入時及び前記二次転写部からの排出時の前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの速度変動を算出し、当該算出した速度変動に基づいて前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率を算出する伝達率算出部と、
    前記伝達率算出部により算出された伝達率に基づいて前記駆動ローラーの操作量を調整する操作量調整部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率に応じた前記駆動ローラーの操作量を複数記憶する記憶部を備え、
    前記操作量調整部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率と、前記記憶部に記憶された操作量と、に基づいて、前記駆動ローラーの操作量を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率に応じた前記駆動ローラーの操作量と、前記伝達率と前記操作量との関係を示す回帰式と、を記憶する記憶部を備え、
    前記操作量調整部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率と、前記記憶部に記憶された操作量と、前記記憶部に記憶された回帰式と、に基づいて、前記駆動ローラーの操作量を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記伝達率算出部により算出された伝達率が所定範囲を超えた場合に、前記伝達率が前記所定範囲内に収まるように所定の制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記伝達率算出部により算出された伝達率が第1所定範囲を超えた場合に、前記伝達率が前記第1所定範囲内に収まるように所定の制御を行うとともに、
    前記伝達率算出部により算出された伝達率が前記第1所定範囲を含み、かつ、前記第1所定範囲よりも広い第2所定範囲を超えた場合に、通紙動作を停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記所定の制御として、前記一次転写部の押圧レベル、一次転写電流、一次転写電圧、トナー濃度、前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの速度、並びに、機内温度の少なくともいずれか一を変更する制御を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、通紙される前記用紙に係る用紙条件を取得する用紙条件取得部を備え、
    前記操作量調整部は、更に、前記用紙条件取得部により取得された用紙条件に基づいて前記中間転写ベルト及び前記感光体ドラムの伝達率を推定し、当該推定した伝達率に基づいて前記駆動ローラーの操作量を調整することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2017216037A 2017-11-09 2017-11-09 画像形成装置 Active JP7035463B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216037A JP7035463B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 画像形成装置
US16/182,936 US10488802B2 (en) 2017-11-09 2018-11-07 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216037A JP7035463B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019086706A true JP2019086706A (ja) 2019-06-06
JP7035463B2 JP7035463B2 (ja) 2022-03-15

Family

ID=66328584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017216037A Active JP7035463B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10488802B2 (ja)
JP (1) JP7035463B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107118A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2006171029A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Ricoh Co Ltd ベルトスリップ計測方法、ベルトスリップ計測装置、画像形成装置、プログラム、及び記録媒体
US20100080586A1 (en) * 2008-09-29 2010-04-01 Robert Reed Booth Method for Adjusting Transfer Voltage Controls Based on Environmental Conditions to Improve Print Quality in a Direct Transfer Image Forming Device
JP2011133542A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2014109656A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014119648A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2015040999A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170615A (ja) 2007-01-10 2008-07-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成制御方法
JP5317439B2 (ja) * 2007-07-10 2013-10-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
US8433221B2 (en) * 2008-12-04 2013-04-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with transfer nip adjustment function
JP2010262039A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011059175A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
US8731448B2 (en) * 2011-01-26 2014-05-20 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a secondary transfer nip formed with a movable roller
JP6021412B2 (ja) * 2012-04-27 2016-11-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6260868B2 (ja) * 2014-05-27 2018-01-17 株式会社リコー 画像形成装置
JP2016038568A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社リコー 画像形成装置
US9658578B2 (en) * 2015-01-23 2017-05-23 Ricoh Company, Ltd. Transfer device and image forming apparatus
JP6661299B2 (ja) * 2015-08-17 2020-03-11 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6598581B2 (ja) * 2015-08-20 2019-10-30 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6511381B2 (ja) * 2015-10-09 2019-05-15 株式会社沖データ 画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107118A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2006171029A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Ricoh Co Ltd ベルトスリップ計測方法、ベルトスリップ計測装置、画像形成装置、プログラム、及び記録媒体
US20100080586A1 (en) * 2008-09-29 2010-04-01 Robert Reed Booth Method for Adjusting Transfer Voltage Controls Based on Environmental Conditions to Improve Print Quality in a Direct Transfer Image Forming Device
JP2011133542A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2014109656A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014119648A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2015040999A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190137917A1 (en) 2019-05-09
JP7035463B2 (ja) 2022-03-15
US10488802B2 (en) 2019-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9442436B1 (en) Image forming apparatus and conveyance speed control method
EP3309621B1 (en) An image forming apparatus and a recording medium
JP6304557B2 (ja) 画像形成装置
WO2015114969A1 (ja) 画像形成装置
JP2010197586A (ja) 画像形成装置
JP2016021058A (ja) 画像形成装置
US7039333B2 (en) Developing device having developing gap detecting function
US9846394B2 (en) Transfer apparatus, image forming apparatus and cleaning control method to help prevent image deterioration
JP2007094281A (ja) 画像形成装置
JP5586528B2 (ja) 画像形成装置
US9727000B2 (en) Determining surface potential of image bearing member of image forming apparatus
JP6473347B2 (ja) 画像形成装置
JP6614850B2 (ja) 画像形成装置
JP7035463B2 (ja) 画像形成装置
JP2009192568A (ja) 画像形成装置及び画像形成処理制御プログラム
JP2014178384A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US20180335744A1 (en) Image forming apparatus
US10670999B2 (en) Image forming apparatus
JP2018084779A (ja) 画像形成装置
JP2010224071A (ja) 画像形成装置
JP6372327B2 (ja) 画像形成装置
JP2021120692A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2016009084A (ja) 画像形成装置
JP5002243B2 (ja) 画像形成装置
JP2023154200A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7035463

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150