JP2019086077A - 深溝玉軸受 - Google Patents

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八大 萩生田
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八大 萩生田
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達男 若林
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Abstract

【課題】シール部材がスリンガよりも先に軸方向内側に移動する現象が発生したとしても、シール部材の内径側リップがスリンガの円筒部から外れることがなく、内径側リップの反転を防止することができる深溝玉軸受を提供する。【解決手段】シール部材20は、その内径部から軸方向外側に延び、スリンガ30の円筒部31の外周面に摺接する内径側リップ23を有し、シール取付溝11cは、軸方向外側から順に、小径円筒面11d、傾斜面11e、大径円筒面11f、及び肩部12bの内周面に繋がる段差壁面11gを有し、シール取付溝11cの傾斜面11eの軸方向寸法をAとし、スリンガ30の円筒部31の軸方向内端から内径側リップ23の先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係である。【選択図】図2

Description

本発明は、シール装置を備える深溝玉軸受に関する。
従来の深溝玉軸受のシール装置として、外輪の内周面の軸方向端部のシール取付溝に取り付けられ、複数のリップを有するシール部材と、内輪の外周面の軸方向端部に取り付けられるスリンガと、を備える組合せシールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、上記した特許文献1に記載のシール装置では、シール部材を外輪に取り付けた後にスリンガを内輪に圧入により取り付けると、シール部材の内径側リップが軸方向内側に反転する可能性がある。
そこで、従来では、内径側リップの反転を防止するため、シール部材のリップにグリースを塗布し、リップ反転防止治具(例えば、特許文献2参照)を使用し、シール部材とスリンガを組み合わせた状態にして、その状態のシール部材とスリンガを軸受に同時に圧入している。
特開2015−194172号公報 実開昭60−000078号公報
ところで、上記特許文献1に記載の外輪に形成されるシール取付溝は、軸方向外側から順に、小径円筒面、傾斜面、大径円筒面、及び段差壁面を有する形状である。このため、組み合わせた状態のシール部材とスリンガを軸受に圧入する際に、シール部材の外径部が傾斜面に達すると、小径円筒面を通過する際の変形が開放される力により、シール部材が自ら大径円筒面側に移動し、スリンガよりも先に軸方向内側に移動してしまう。従って、内径側リップがスリンガの円筒部から外れてしまった場合、スリンガの圧入の進行と共に、内径側リップが反転してしまうことがあった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シール部材がスリンガよりも先に軸方向内側に移動する現象が発生したとしても、シール部材の内径側リップがスリンガの円筒部から外れることがなく、内径側リップの反転を防止することができる深溝玉軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)内周面に外輪軌道溝が形成される外輪と、外周面に内輪軌道溝が形成される内輪と、外輪軌道溝と内輪軌道溝との間に転動可能に設けられる複数の玉と、外輪と内輪との間の軸受内部空間の軸方向両端部を密封する第1シール装置及び第2シール装置と、を備える深溝玉軸受であって、外輪の内周面の軸方向両端部の少なくとも一方に、シール取付溝が形成され、第1シール装置及び第2シール装置の少なくとも一方は、シール取付溝に取り付けられるシール部材と、内輪の外周面の軸方向端部に取り付けられるスリンガと、を備え、スリンガは、内輪の外周面に嵌合される円筒部と、円筒部の軸方向外端部から径方向外側に延びる円輪部と、を有し、シール部材は、その内径部から軸方向外側に延び、スリンガの円筒部の外周面に摺接する少なくとも1つの内径側リップを有し、シール取付溝は、軸方向外側から順に、小径円筒面、傾斜面、大径円筒面、及び外輪軌道溝に隣接する肩部の内周面に繋がる段差壁面を有し、シール取付溝の傾斜面の軸方向寸法をAとし、スリンガの円筒部の軸方向内端から最も軸方向内側に位置する内径側リップの先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係であることを特徴とする深溝玉軸受。
(2)シール部材には、スリンガの円輪部の径方向外端寄り部分と軸方向に重なり合う位置に、円輪部に向けて突出する突起が形成され、シール部材とスリンガを軸受の正規位置に取り付けた状態における突起と円輪部との間のすきまの軸方向寸法をCとしたとき、C<Aの関係であることを特徴とする(1)に記載の深溝玉軸受。
(3)シール部材は、その内径部から軸方向内側に延び、スリンガの円筒部の外周面に摺接するグリースリップを有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の深溝玉軸受。
本発明よれば、シール取付溝の傾斜面の軸方向寸法をAとし、スリンガの円筒部の軸方向内端から最も軸方向内側に位置する内径側リップの先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係であるため、シール部材がスリンガよりも先に軸方向内側に移動する現象が発生したとしても、シール部材の内径側リップがスリンガの円筒部から外れることがなく、内径側リップの反転を防止することができる。
本発明に係る深溝玉軸受の第1実施形態を説明する断面図である。 図1の第1シール装置の周辺の拡大断面図である。 第1実施形態の第1シール装置の変形例を説明する拡大断面図である。 本発明に係る深溝玉軸受の第2実施形態を説明する断面図である。 図4の第1シール装置の周辺の拡大断面図である。
以下、本発明に係る深溝玉軸受の各実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、各実施形態の深溝玉軸受は、半浮動式後輪アクスル用深溝玉軸受に好適に使用可能である。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、本発明に係る深溝玉軸受の第1実施形態について説明する。
本実施形態の深溝玉軸受(以下、単に「玉軸受」とも言う。)10は、図1に示すように、固定輪である外輪11と、回転輪である内輪12と、外輪11の外輪軌道溝11aと内輪12の内輪軌道溝12aとの間に転動可能に設けられる複数の玉13と、複数の玉13を周方向に略等間隔に保持する保持器14と、外輪11と内輪12との間の軸受内部空間の軸方向両端部を密封する第1シール装置15及び第2シール装置16と、を備える。また、軸受内部空間には、潤滑剤(例えば、グリース)が封入されている。なお、深溝玉軸受10を半浮動式後輪アクスルに使用する場合、図1の右側が車体外側方向であり、左側が車体内側方向である。
外輪11は、図1に示すように、その内周面に外輪軌道溝11aが形成され、外輪軌道溝11aに隣接する一対の肩部11bを有する。また、外輪11の内周面の軸方向両端部には、後述する第1シール装置15のシール部材20と第2シール装置16を取り付けるためのシール取付溝11cがそれぞれ形成されている。なお、外輪11は、外輪軌道溝11aを挟んで軸方向に対称構造である。
シール取付溝11cは、図2に示すように、軸方向外側から順に、小径円筒面11d、傾斜面11e、大径円筒面11f、及び肩部11bの内周面に繋がる段差壁面11gを有する。傾斜面11eは、軸方向内側に向かって拡径する傾斜面(部分円錐面形状)である。なお、シール取付溝11cは、フォームバイトを用いた切削により送り目なく形成される。
内輪12は、図1に示すように、その外周面に内輪軌道溝12aが形成され、内輪軌道溝12aに隣接する一対の肩部12bを有する。なお、内輪12は、内輪軌道溝12aから内輪12の軸方向一端面(図1の右端面)までの軸方向寸法が、内輪軌道溝12aから内輪12の軸方向他端面(図1の左端面)までの軸方向寸法よりも大きくなるように形成され、内輪軌道溝12aを挟んで軸方向に非対称構造である。
また、内輪12の外周面の軸方向一端部(図1の右端部)には、肩部12bの外周面よりも小径となるように、小径段部12cが形成されており、この小径段部12cの底面は、内輪軸方向と平行な円筒面に形成されている。また、小径段部12cの底面には、後述する第1シール装置15のスリンガ30が嵌合される。また、円筒面である肩部12bの外周面と小径段部12cの底面とは、軸方向内側に向かって拡径する傾斜面により接続されている。なお、小径段部12cは、研削加工により形成されている。また、小径段部12cの研削加工は、内輪軌道溝12aと同時研削でもよいし、別々の研削でもよい。
また、内輪12の外周面の軸方向他端部(図1の左端部)には、肩部12bの外周面よりも小径となるように、小径段部12dが形成されており、この小径段部12dの底面は、軸方向外側に向かって縮径するテーパ面に形成されている。また、小径段部12dの底面には、後述する第2シール装置16の内径側リップ43が摺接する。そして、小径段部12dの底面がテーパ面に形成されることにより、外輪11と内輪12の相対傾き発生時における締め代の変化を少なくすることができる。また、円筒面である肩部12bの外周面と小径段部12dの底面とは、軸方向内側に向かって拡径する傾斜面により接続されている。なお、小径段部12dは、フォームバイトを用いた切削により送り目なく形成される。
第1シール装置15は、図1に示すように、外輪11のシール取付溝11cに取り付けられるシール部材20と、内輪12の小径段部12cの底面に取り付けられるスリンガ30と、を備える。つまり、第1シール装置15は、シール部材20とスリンガ30の組合せシールである。
シール部材20は、図2に示すように、円環板状の芯金21と、この芯金21に添着されるゴムやエラストマーからなるシール部22と、を備え、軸方向一端側のシール取付溝11cに圧入固定されている。
スリンガ30は、内輪12の小径段部12cの底面に嵌合される円筒部31と、円筒部31の軸方向外端部から径方向外側に延びる円輪部32と、を有し、断面L字形状に形成されている。
シール部22は、スリンガ30の円筒部31の外周面に摺接する内径側リップ(最も軸方向内側に位置する内径側リップ)23と、スリンガ30の円輪部32の内側面に摺接する一対のサイドリップ24と、内径側リップ23の基部近傍から肩部12bに向かって斜めに形成される突出部25と、を有する。内径側リップ23は、シール部22の内径部から軸方向外側に斜めに延びるリップである。なお、サイドリップ24の設置数に制限はない。
また、シール部22は、その外径側に、シール取付溝11cに圧入されるシール取付部26を有しており、このシール取付部26の外側面には、シール取付溝11cとシール取付部26の合わせ面からの異物の侵入を防ぐために小径円筒面11dと接触する外径側リップ27が形成されている。また、シール取付部26の外周面は、シール取付溝11cの小径円筒面11dよりも大きく、軸方向内側から軸方向外側に向かって拡径するテーパ面を有する。そして、シール取付部26は、その軸方向内面をシール取付溝11cの段差壁面11gに当接させ、シール取付部26の外周面の一部が傾斜面11eによって弾性変形された状態でシール取付溝11cに固定される。
また、第1シール装置15は、半浮動式後輪アクスル用玉軸受に使用される場合、外部から軸受内への泥水などの浸入を防止するためのシールで、第2シール装置16よりも高い密封性能が要求されるため、本実施形態では、内径側リップ23と一対のサイドリップ24を断面L字形状のスリンガ30に摺接させて、泥水などの浸入を防止している。また、突出部25により、ラビリンスシールを形成すると共にグリースの還流を促して、グリース流出を防止している。
第2シール装置16は、図1に示すように、円環板状の芯金41と、この芯金41に添着されるゴムやエラストマーからなるシール部42と、を備え、軸方向他端側のシール取付溝11cに圧入固定されている。
シール部42は、内輪12の小径段部12dの底面に摺接する内径側リップ43と、内径側リップ43の基部近傍から肩部12bに向かって斜めに形成される突出部45と、を有する。
また、シール部42は、その外径側に、シール取付溝11cに圧入されるシール取付部46を有しており、このシール取付部46の外側面には、シール取付溝11cとシール取付部46の合わせ面からの異物の侵入を防ぐために小径円筒面11dと接触する外径側リップ47が形成されている。
また、第2シール装置16は、半浮動式後輪アクスル用玉軸受に使用される場合、デフオイルによる軸受内グリースの洗い出しを防止するためのシールであるため、本実施形態では、内径側リップ43を小径段部12dのテーパ状の底面に摺接させると共に、突出部45によりラビリンスシールを形成すると共にグリースの還流を促して、グリース流出を防止している。なお、デフオイルも潤滑油であることから、軸受内への若干のオイル侵入、或いは、軸受外への若干のグリース流出は許容される。
そして、本実施形態では、図2に示すように、第1シール装置15を取り付けるためのシール取付溝11cの傾斜面11eの軸方向寸法をAとし、スリンガ30の円筒部31の軸方向内端から最も軸方向内側に位置する内径側リップ23の先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係となるようにしている。これにより、シール部材20がスリンガ30よりも先に軸方向内側に移動する現象が発生したとしても、シール部材20の内径側リップ23がスリンガ30の円筒部31から外れないため、内径側リップ23の反転が防止される。なお、本実施形態では、図1に一点鎖線で示す圧入治具Tにより組み合わせた状態のシール部材20とスリンガ30を玉軸受10に圧入している。
以上説明したように、本実施形態の深溝玉軸受10によれば、第1シール装置15を取り付けるためのシール取付溝11cの傾斜面11eの軸方向寸法をAとし、スリンガ30の円筒部31の軸方向内端から最も軸方向内側に位置する内径側リップ23の先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係であるため、シール部材20がスリンガ30よりも先に軸方向内側に移動する現象が発生したとしても、シール部材20の内径側リップ23がスリンガ30の円筒部31から外れることがなく、内径側リップ23の反転を防止することができる。
次に、本実施形態の変形例として、図3に示すように、第1シール装置15のシール部材20には、スリンガ30の円輪部32の径方向外端寄り部分と軸方向に重なり合う位置に、円輪部32に向けて突出する突起28が形成されている。
そして、本変形例では、シール部材20とスリンガ30を軸受の正規位置に取り付けた状態における突起28と円輪部32との間のすきまの軸方向寸法をCとしたとき、C<Aの関係となるようにしている。つまり、本変形例では、C<A<Bの関係となっている。
本変形例によれば、図3に一点鎖線で示す圧入治具Tによりスリンガ30の円輪部32を押し込むだけで、組み合わせた状態のシール部材20とスリンガ30を玉軸受10に圧入することができる。
(第2実施形態)
次に、図4及び図5を参照して、本発明に係る深溝玉軸受の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態では、図4に示すように、上記第1実施形態の軸方向一端側(図1の右側)の小径段部12cが形成されておらず、肩部12bの外周面に第1シール装置15のスリンガ30が嵌合されている。
なお、上記第1実施形態において、内輪軌道面とスリンガ嵌合面を研削するためには、軌道面研削と嵌合面研削の2工程で研削するか、ダイヤモンドドレッサを用いて成形した総型砥石を用いて研削する必要があるが、本実施形態のように、肩部の外周面がそのままスリンガ嵌合面となっている場合は、旋回ドレッサが軸方向にスライド可能な研削盤であれば、特別な準備をすることなく1工程で研削可能である。
また、本実施形態では、図5に示すように、第1シール装置15のシール部材20に、上記第1実施形態の突出部25の代わりに、シール部22の内径部から軸方向内側に斜めに延び、スリンガ30の円筒部31の外周面に摺接するグリースリップ29が形成されている。これにより、グリース流出を防止すると共に、グリースの還流を促している。
そして、本実施形態でも、図5に示すように、シール取付溝11cの傾斜面11eの軸方向寸法をAとし、スリンガ30の円筒部31の軸方向内端から最も軸方向内側に位置する内径側リップ23の先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係となるようにしている。これにより、シール部材20がスリンガ30よりも先に軸方向内側に移動する現象が発生したとしても、シール部材20の内径側リップ23がスリンガ30の円筒部31から外れないため、内径側リップ23の反転が防止される。また、グリースリップ29は、締め代がわずか又は若干のすきまがあると共に、軸方向内側に延びるリップであることから、スリンガ30の円筒部31から外れたとしても、グリースリップ29が反転することはない。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明を玉軸受に適用する場合を例示したが、これに限定されず、円筒ころ軸受や円すいころ軸受などの他のタイプの転がり軸受に本発明を適用してもよい。また、本発明を単列の転がり軸受に適用する場合を例示したが、これに限定されず、複列の転がり軸受に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、軸方向外側に延びる内径側リップは1つであるが、これに限定されず、軸方向外側に延びる内径側リップは2つ以上であってもよい。
10 深溝玉軸受(玉軸受)
11 外輪
11a 外輪軌道溝
11b 肩部
11c シール取付溝
11d 小径円筒面
11e 傾斜面
11f 大径円筒面
11g 段差壁面
12 内輪
12a 内輪軌道溝
12b 肩部
12c 小径段部
12d 小径段部
13 玉
14 保持器
15 第1シール装置
16 第2シール装置
20 シール部材
21 芯金
22 シール部
23 内径側リップ(最も軸方向内側に位置する内径側リップ)
24 サイドリップ
25 突出部
26 シール取付部
27 外径側リップ
28 突起
29 グリースリップ
30 スリンガ
31 円筒部
32 円輪部
41 芯金
42 シール部
43 内径側リップ
45 突出部
46 シール取付部
47 外径側リップ
A 傾斜面の軸方向寸法
B スリンガの円筒部の軸方向内端から内径側リップの先端までの軸方向距離
C 突起と円輪部との間のすきまの軸方向寸法

Claims (3)

  1. 内周面に外輪軌道溝が形成される外輪と、外周面に内輪軌道溝が形成される内輪と、前記外輪軌道溝と前記内輪軌道溝との間に転動可能に設けられる複数の玉と、前記外輪と前記内輪との間の軸受内部空間の軸方向両端部を密封する第1シール装置及び第2シール装置と、を備える深溝玉軸受であって、
    前記外輪の内周面の軸方向両端部の少なくとも一方に、シール取付溝が形成され、
    前記第1シール装置及び前記第2シール装置の少なくとも一方は、前記シール取付溝に取り付けられるシール部材と、前記内輪の外周面の軸方向端部に取り付けられるスリンガと、を備え、
    前記スリンガは、前記内輪の外周面に嵌合される円筒部と、前記円筒部の軸方向外端部から径方向外側に延びる円輪部と、を有し、
    前記シール部材は、その内径部から軸方向外側に延び、前記スリンガの前記円筒部の外周面に摺接する少なくとも1つの内径側リップを有し、
    前記シール取付溝は、軸方向外側から順に、小径円筒面、傾斜面、大径円筒面、及び前記外輪軌道溝に隣接する肩部の内周面に繋がる段差壁面を有し、
    前記シール取付溝の前記傾斜面の軸方向寸法をAとし、前記スリンガの前記円筒部の軸方向内端から最も軸方向内側に位置する前記内径側リップの先端までの軸方向距離をBとしたとき、A<Bの関係であることを特徴とする深溝玉軸受。
  2. 前記シール部材には、前記スリンガの前記円輪部の径方向外端寄り部分と軸方向に重なり合う位置に、前記円輪部に向けて突出する突起が形成され、
    前記シール部材と前記スリンガを軸受の正規位置に取り付けた状態における前記突起と前記円輪部との間のすきまの軸方向寸法をCとしたとき、C<Aの関係であることを特徴とする請求項1に記載の深溝玉軸受。
  3. 前記シール部材は、その内径部から軸方向内側に延び、前記スリンガの前記円筒部の外周面に摺接するグリースリップを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の深溝玉軸受。
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