JP2019085175A - キャップおよび包装食品 - Google Patents
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Abstract
Description
内栓は、容器本体の口部に取り付ける内取付部と、容器本体側から視て内取付部の内周から口径方向内側に張り出して容器本体の内部と外部とを仕切る内仕切部であってその内周側の空間部が内出口となる内仕切部と、容器本体側から視て内仕切部の内周から口径方向内側に張り出すと共に内容物の逆流を止めるストッパー片であって内出口を通過する内容物に押されて弾性変形させられるストッパー片とを備えるものである。
中蓋は、容器本体の口部に取り付ける中取付部と、容器本体側から視て中取付部の内周から口径方向内側に張り出して容器本体の内部と外部とを仕切る中仕切部であってその内周側の空間部が中出口となる中仕切部とを備えるものである。
そのうえで本発明のキャップは、容器本体側から視て中出口を内出口の内側に配置し、内仕切部と中仕切部とが内容物の通過方向に間隔をあけて配置されると共に、内仕切部と中仕切部との間に内容物を滞留させるための滞留空間部を備えるものである。
また滞留空間部における内容物の滞留具合は、内出口を通過した内容物が中仕切部に衝突する具合、言い換えれば内容物の通過方向(容器本体側から容器本体とは反対側に向かう直線方向)に対して中仕切部が交差する角度に関係するものである。内容物の通過方向に対して中仕切部が交差する角度が、中仕切部に衝突した内容物が中仕切部の内周側(中出口の中央)へ向かうものであれば、内容物は滞留空間部に滞留し難くなり、その反対に、中仕切部に衝突した内容物が中仕切部の外周側に向かうものであれば、内容物は滞留空間部に滞留しやすくなる。
そして内容物はその性質、たとえば粘度や内容物に含まれる固形物によって、滞留空間部に溜まりやすいものや、溜まり難いものがある。
滞留空間部に内容物を溜まりやすくするか、溜まり難くするかは、内容物の性質等を考慮して定められる。
すなわち、中出口は、容器本体側から容器本体とは反対側に向かうにつれて口径が狭まる第1出口部を備えることである。そして容器本体側から視て、中出口の第1出口部のうち容器本体とは反対側の端を内出口の内側に配置すると共に、第1出口部のうち容器本体側の端を内出口に一致させるか、内出口の外側に配置してあることである。
すなわち中仕切部は、中取付部の内周から口径方向内側に張り出す中仕切部本体と、中仕切部本体の口径方向内周部から容器本体側に突出すると共に滞留空間部のうち容器本体とは反対側を口径方向に区画する区画壁とを備えることである。
すなわち内仕切部の外周部は、内仕切部が弾性変形するときの支点となる支点部であり、支点部の厚みは、内取付部の内周部の厚みよりも薄くすることである。
すなわちキャップは、内栓、中蓋の他に、中蓋に対して開閉可能な外蓋を備えるものとする。外蓋は、中出口を覆う化粧板を備えるものである。外蓋と中蓋とは、互いの外周部を開閉可能に連結する連結部と、中出口に対し口径方向外側において中仕切部と化粧板との間を口径方向に仕切って密閉するシール部とを備えることである。
「中心線」とは、口部22の貫通方向に延長する線であって且つ口部22を貫通方向から視たときの口部22の中心を通過する線である。ちなみに本実施形態では、口部22が上下方向に貫通する円筒状であるので、中心線Lが延長する方向は上下方向と一致する。また中心線Lが延長する方向は、本実施形態では内容物の通過方向に一致する。
「口径方向」とは、中心線Lに対して直交する平面上において中心線Lとの交点を中心とし、当該平面上において中心を通過する直線が延長する方向を言う。ちなみに本実施形態では、口部22の外周面と内周面とはいずれも円筒状であるので、口径方向は直径方向と一致する。
「容器本体側」とは、容器本体2の口部22に取り付ける対象物に対して内容物9が充填されている側であり、図1では下側である。
「反容器本体側」とは、容器本体とは反対側のことであり、対象物に対して内容物9が出ていく側であり、図1では上側である。
また中心線Lを中心とする環状物の場合、口径方向のうち中心線Lに対して近い側を内側あるいは内周側、中心線Lに対して遠い側を外側、あるいは外周側という場合がある。
第2の薄肉部42cは、内仕切部本体42bの厚み(内容物9の通過方向の厚み)、および支持部42dの厚み(内容物9の通過方向の厚み)よりも薄いものである。
支持部42dの内周が内仕切部42の貫通穴であり、内出口42hである。また図3に示すように内出口42hを多角形状としている。
またストッパー片群43,…を構成する全てのストッパー片43は、中心線Lを中心とする周方向に均等に配置されると共に、同じ外形をしており、それゆえ隣り合うストッパー片43同士の関係は、中心線Lを中心として一方のストッパー片43を周方向に所定角度回転させると、当該回転させたストッパー片43は他方のストッパー片43に対して一致する位置に配置されるという関係である。
そしてストッパー片群43,…は、内容物9が一度も通過していない状態(以下、「初期状態」と言う。)では内出口42h側に対して反容器本体側の先部が、中心線Lに接近した形態である。つまりストッパー片群43,…は、初期状態においてその内周に内容物9が通過するストッパー出口43hを備えるものである。図4(A)に示すように初期状態ではストッパー出口43hは、反容器本体側から視て、中心点(中心線L上の点)から6方向に放射状に線分が延長する形状となっている。
中蓋6のシール壁部64は、中仕切部62(中仕切部本体62a)からその周方向の全周に亘って反容器本体側に突出する筒状である。外蓋7のシール壁部75aは、化粧板71からその周方向の全周に亘って容器本体側に突出する筒状であり、中蓋6のシール壁部75aに対し口径方向に密接するものである。図示の例では、外蓋7のシール壁部75aが中心線Lの延長方向に延びる長さは、中蓋6のシール壁部64より長くなっており、外蓋7のシール壁部75aの先部が弾性変形して中蓋6のシール壁部64に対し口径方向内側に密接している。
蓋ヒンジ部74aの厚みは、外蓋7の厚み(化粧板71および化粧壁72の厚み)、および中蓋6の第1中壁61aの厚みよりも薄くなっており、折れ曲がり可能なものである。
凹凸部74bは、外蓋7と中蓋6の一方に形成されると共に口径方向に凹む凹部74b1と、外蓋7と中蓋6の他方に形成されると共に口径方向に突出する凸部74b2とを備える。本実施形態では、中蓋6のシール壁部64の外周面に凹部74b1が形成され、外蓋7の化粧壁72の内周面に凸部74b2が形成されている。
なお凹凸部74bが嵌合した状態から外蓋7を開くために、蓋ヒンジ部74aとは中心線Lに対して反対側において外蓋7には、化粧壁72の外周面から口径方向外側に突出する操作部76が形成されている。
外蓋7を開いた状態で容器本体2を押し潰すと、内容物9が内出口42h、ストッパー出口43h、中出口62hから順番に押し出される。このとき内出口42hを通過した内容物9によって、ストッパー片43が押されてヒンジ部43aを支点として弾性変形し、ストッパー片43の先部が口径方向外側に変位する。図3,5に示すように容器本体側や反容器本体側から視て、内容物9によって押されたストッパー片43は、内出口42hの正六角形状の各辺から正六角形の中心点に向かって小さく三角形状に張り出すようになる。また内容物9に押されることによって内仕切部42(内仕切部本体42b)は、その外周部である支点部(第1の薄肉部42a)を支点にして弾性変形し、その内周側を反容器本体側に変位させ、テーパー状になる。また第2の薄肉部42cも内仕切部本体42bと支持部42dとの間で弾性変形して、内仕切部本体42bを弾性変形し易くしている。そしてストッパー片群43,…の内周であるストッパー出口43hを通過した内容物9は、中蓋6に向かい、内容物9のうち中心部は中出口62hを通過して外部に押し出され、内容物9のうち外周部は中仕切部62(中仕切部本体62a)に衝突して口径方向外側に、つまり滞留空間部63へ向かう。そして内容物9が中出口62hから押し出され続けると、滞留空間部63が内容物9で埋まる。
また内仕切部42(内仕切部本体42b)は復元力によって初期状態の形状に戻るか、近づく。内仕切部42は内容物9の中に埋まった状態である。ただし内仕切部42は環状であるので、その復元力はストッパー片43の復元力よりも、内容物9の影響を受けにくい。
容器本体側から視て中出口62hを内出口42hの内側に配置してあるので、開口面積は、中出口62hの方が内出口42hよりも小さくなり、内出口42hを通過した内容物9の中心部は中出口62hを通過するが、内容物9の外周部は中出口62hを通過できずに中仕切部62に衝突し、滞留空間部63に滞留することになる。しかも滞留空間部63に滞留した内容物9がストッパー片43に載り、内容物9が内出口42hに向かって逆流するのをストッパー片43によって止めるので、内容物9が滞留空間部63に溜まり易くなり、エアバック防止効果が得られ、容器本体2内に空気が戻らないことで食材の酸化による品質低下が防止できる。
またストッパー片群43,…を構成するストッパー片43にも復元力が生じるので、中出口62hから出た内容物9が中出口62hに近い位置で切れやすくなると共に、滞留空間部63に内容物9が溜まりやすくなり、エアバック防止効果が向上する。
第1出口部62h1は中仕切部本体62aの貫通穴である。そして第1出口部62h1は容器本体側から反容器本体側に向かうにつれて口径が小さくなるもので、より詳しく言えば口径が徐々に小さくなるテーパー状である。
第2出口部62h2はノズル部62bの内部空間である。そして第2出口部62h2は容器本体側から反容器本体側に向かうにつれて口径が大きくなるもので、より詳しく言えば口径が徐々に大きくなるテーパー状である。
また第1出口部62h1の反容器本体側の端と第2出口部62h2の容器本体側の端とは同一部分であり、中出口62hのうち最も口径の小さい部分となる。
また第2出口部62h2のテーパーの角度は、第1出口部62h1のテーパーの角度よりも小さいものである。ちなみに第2出口部62h2のテーパーの角度とは、中心線Lに対して平行な直線(図示せず)と第2出口部62h2のテーパーに沿う傾斜線とで形成される角度のうち鋭角の角度のことである。第1出口部62h1のテーパーの角度とは、中心線Lに対して平行な直線と第1出口部62h1のテーパーに沿う傾斜線とで形成される角度のうち鋭角の角度のことである。
外蓋7を開いた状態で容器本体2を押し潰すと、内容物9が内出口42h、ストッパー出口43h、中出口62hから順番に押し出される。ちなみにストッパー出口43hはストッパー通路43jを中心として放射状に広がっている。このとき内出口42hを通過した内容物9によって、ストッパー片43が押されてヒンジ部43aを支点として弾性変形し、ストッパー片43の先部が口径方向外側に変位する。また内容物9に押されても内仕切部42(内仕切部本体42b)は薄肉部を備えないものなので、弾性変形することがない。そしてストッパー片群43,…の内周であるストッパー出口43hを通過した内容物9は、中蓋6に向かい、内容物9のうち中心部は中出口62hを通過して外部に押し出され、内容物9のうち外周部は中仕切部62に衝突する。衝突するときに内容物9は、中仕切部62の第1出口部62h1に衝突し、第1出口部62h1に沿って滞留空間部63から出るように案内されるが、容器本体側から反対容器本体側に向かうにつれて口径が狭まるので、中出口62hから排出され難くなり、排出され難い部分が滞留空間部63に滞留することになる。そして内容物9が中出口62hから押し出され続けると、滞留空間部63が内容物9で埋まる。
また内仕切部42(内仕切部本体42b)は薄肉部がないので、初期状態のままである。したがって内仕切部42に復元力が発生しないので、内容物を容器本体側に引き戻す力は内仕切部42からは発生しない。
第2実施形態のキャップ3は容器本体側から視て中出口62hの一部(第1出口部62h1のうち反容器本体側の端)を内出口42hの内側に配置してあるので、第1実施形態と同様の理由で、滞留空間部63への内容物9の滞留効果、エアバック防止効果、食材の酸化による品質低下の防止効果が得られる。ただし容器本体側から視て、第1出口部62h1のうち反容器本体側の端を内出口42hの内側に配置すると共に第1出口部62h1のうち容器本体側の端を内出口42hの外側に配置してあるので、つまり中出口62hの一部を内出口42hの外側に配置してあるので、第1実施形態の場合(容器本体側から視て、中出口62hの全部を内出口42hの内側に配置してあるもの)と比べて、第1出口部62h1によって案内した分だけ、滞留空間部63への内容物9の滞留効果が小さくなる。また隣り合うストッパー片43,43が周方向に接した状態において、例えばストッパー片群43,…の口径方向の中央部に内容物が通過する貫通穴が無いものと比べれば、第2実施形態のキャップ3はストッパー片群43,…の口径方向の中央部にストッパー通路43j(貫通穴)を備えるので、固形物が排出されやすい。
区画壁62eは第2中壁62cよりも口径方向内側に配置されている。また区画壁62eは筒状であり、滞留空間部63のうち口径方向の内周側に関して反容器本体側を区画するものである。ちなみに滞留空間部63は中仕切部62と内仕切部42との間に形成された空間部である。そして滞留空間部63のうち口径方向の内周側に関して容器本体側は、ストッパー片群43,…によってその周方向に沿って間隔をあけて区画されている。
また区画壁62eのうち容器本体側の先端は、ストッパー片43の先端の変位範囲に対し外側に配置されている。より詳しく言えば区画壁62eのうち容器本体側の先端は、初期状態においてはストッパー片43に対し口径方向外側で且つ反容器本体側に配置されている。
また本実施形態では区画壁62eが筒状であるので、ノズル部62bの内部空間と中仕切部本体62aの貫通穴の空間部と区画壁62eの内部空間とは通じている。しかもノズル部62bの内周面と中仕切部本体62aの貫通穴の内周面と区画壁62eの内周面とは、内容物の通過方向に連続しており、言い換えれば口径方向への段差がない状態であるので、これらの内周側の空間部が中出口62hとなる。そして中出口62hは反容器本体側に向かって徐々に口径が広くなるテーパー状となっている。また図示しないが容器本体側から視れば、中出口62hは内出口42hに対し口径方向内側に配置されているし、区画壁62eの外周面も内出口42hに対し口径方向内側に配置されている。
外蓋7を開いた状態で容器本体2を押し潰すと、内容物9が内出口42h、ストッパー出口43h、中出口62hから順番に押し出される。ちなみに内出口42hを通過した内容物9によって第2実施形態のキャップ3と同様に、ストッパー片43は弾性変形し、内仕切部42は弾性変形しない。
そしてストッパー片群43,…の内周であるストッパー出口43hを通過した内容物9は、中蓋6に向かい、内容物9のうち中心部は中出口62hを通過して外部に押し出され、内容物9のうち外周部は中仕切部62(中仕切部本体62a)に衝突して口径方向外側に、つまり滞留空間部63へ向かう。しかも区画壁62eがあるので、中仕切部本体62aに衝突した内容物9は口径方向内側への移動を邪魔される。内容物9に固形物がある場合、固形物は口径方向内側へ移動しようとしても、その一部が区画壁62eに衝突すれば、口径方向内側への移動を邪魔される。そして内容物9が中出口62hから押し出され続けると、滞留空間部63が内容物9で埋まる。
第3実施形態のキャップ3は容器本体側から視て中出口62hを内出口42hの内側に配置してあるので、第1実施形態と同様の理由で、滞留空間部63への内容物の滞留効果、エアバック防止効果、食材の酸化による品質低下の防止効果が得られる。しかも区画壁62eがあるので、区画壁62eが無い場合と比べて、滞留空間部63への内容物9の滞留効果が向上する。
また中蓋6は、上記実施形態ではノズル部62bや区画壁62eを備えるものであったが、本発明ではこれに限らず、ノズル部62bや区画壁62eを備えないものであっても良い。ノズル部62bと区画壁62eを備えないキャップであれば、中出口62hは中仕切部本体62aの貫通穴によって形成される。
またノズル部62bと区画壁62eを備えていても、これらが筒状で無い場合には、中出口62hは中仕切部本体62aの貫通穴によって形成される。
また区画壁62eが筒状であっても、中仕切部本体62aの貫通穴の内周面に対し区画壁62eの内周面が口径方向外側に段差状に配置されている場合には、中出口62hは中仕切部本体62aの貫通穴によって形成されるものとする。
このように中出口62hは、上記実施形態では中仕切部本体62aの貫通穴の内部空間とノズル部62bの内部空間とで形成されたり、さらに区画壁62eの内部空間を含めたもので形成されたりしたが、本発明ではこれに限らず、中仕切部本体62aだけで形成されたり、区画壁62eの内部空間と中仕切部本体62aの貫通穴の内部空間とで形成されたものであっても良い。
2 容器本体
21 胴部し
22 口部
22a 雄ネジ
3 キャップ
4 内栓
41 内取付部
41a 鍔
41b 内壁
42 内仕切部
42a 第1の薄肉部
42b 内仕切部本体
42c 第2の薄肉部
42d 支持部
42h 内出口
43 ストッパー片
43a ヒンジ部
43b ストッパー片本体部
43h ストッパー出口
43j 貫通穴(ストッパー通路)
5 キャップ本体
6 中蓋
61 中取付部
61a 第1中壁
61b 雌ネジ
62 中仕切部
62a 中仕切部本体
62b ノズル部
62c 第2中壁
62e 区画壁
62h 中出口
62h1 第1出口部
62h2 第2出口部
63 滞留空間部
64 シール壁部
7 外蓋
71 化粧板
72 化粧壁
73 外栓部
74 連結部
74a 蓋ヒンジ部
74b 凹凸部
74b1 凹部
74b2 凸部
75 シール部
75a シール壁部
76 操作部
9 内容物
9a 滓
L 中心線
L2 直線
Claims (6)
- 粘性物からなる内容物を通過させると共に容器本体の口部に対し順番に取り付ける内栓と中蓋とを備え、
内栓は、容器本体の口部に取り付ける内取付部と、容器本体側から視て内取付部の内周から口径方向内側に張り出して容器本体の内部と外部とを仕切る内仕切部であってその内周側の空間部が内出口となる内仕切部と、容器本体側から視て内仕切部の内周から口径方向内側に張り出すと共に内容物の逆流を止めるストッパー片であって内出口を通過する内容物に押されて弾性変形させられるストッパー片とを備え、
中蓋は、容器本体の口部に取り付ける中取付部と、容器本体側から視て中取付部の内周から口径方向内側に張り出して容器本体の内部と外部とを仕切る中仕切部であってその内周側の空間部が中出口となる中仕切部とを備え、
容器本体側から視て中出口を内出口の内側に配置し、
内仕切部と中仕切部とは内容物の通過方向に間隔をあけて配置されると共に、内仕切部と中仕切部との間に内容物を滞留させるための滞留空間部を備えることを特徴とするキャップ。 - 中出口は、容器本体側から容器本体とは反対側に向かうにつれて口径が狭まる第1出口部を備え、
容器本体側から視て、中出口の第1出口部のうち容器本体とは反対側の端を内出口の内側に配置すると共に、第1出口部のうち容器本体側の端を内出口に一致させるか、内出口の外側に配置してあることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。 - 中仕切部は、中取付部の内周から口径方向内側に張り出す中仕切部本体と、中仕切部本体の口径方向内周部から容器本体側に突出すると共に滞留空間部のうち容器本体とは反対側を口径方向に区画する区画壁とを備えることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 内仕切部の外周部は、内仕切部が弾性変形するときの支点となる支点部であり、
支点部の厚みは、内取付部の内周部の厚みよりも薄くしてあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のキャップ。 - 中蓋に対して開閉可能な外蓋を備え、
外蓋は、中出口を覆う化粧板を備えるものであり、
外蓋と中蓋とは、互いの外周部を開閉可能に連結する連結部と、中出口に対し口径方向外側において中仕切部と化粧板との間を口径方向に仕切って密閉するシール部とを備えることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のキャップ。 - 請求項1〜5の何れかに記載のキャップを装着した容器において、その容器本体に押し出し可能な粘性状の食材が収容されていることを特徴とする包装食品。
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