JP2019084907A - 燃料タンクの取付構造 - Google Patents

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【課題】燃料タンクをクロスメンバに取り付ける取付構造において、簡単な構成で、車両側突時にクロスメンバから燃料タンクの取付部に伝達される荷重を小さくする。【解決手段】各々車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ20に掛け渡されるクロスメンバ30に取り付けられる燃料タンク1の取付構造である。燃料タンク1は、クロスメンバ30の車両前後方向後側に配置されていて、当該燃料タンク1に設けられた一対の第1取付部7,8を介してクロスメンバ30に取り付けられている。クロスメンバ30には、車両前後方向前側に配置されるバッテリ10が、一対の第2取付部11,12を介して取り付けられている。一対の第1取付部7,8は、一対の第2取付部11,12よりも車幅方向内側に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、車幅方向に延びるクロスメンバに取り付けられる燃料タンクの取付構造に関するものである。
上下に分割された上側および下側部材から成り、これら上側および下側部材の周縁部のそれぞれに全周に亘って形成されたフランジ部同士を接合することで形成された燃料タンクを、車両に設置する場合には、当該フランジ部を加工することで一体形成された取付部や、当該フランジ部に設けられた別体の取付部を介して、燃料タンクを車体部材に取り付けることが多い。
例えば特許文献1には、平面視で外側に延びるフランジ部と、このフランジ部をさらに外側に拡張した第1〜第3取付部とを備える燃料タンクを、第1取付部をクロスメンバに固定し、第2取付部をブリッジ部材に固定するとともに、第3取付部をサイドメンバに固定することで、車体に搭載するようにした車体後部構造が開示されている。
特開2013−75554号公報
ところで、上記特許文献1のもののように、フランジ部に設けられた取付部を介して燃料タンクをクロスメンバに取り付ける構造には一長一短がある。具体的には、クロスメンバに取り付ける構造を採用することで、車両衝突時に移動した燃料タンクとクロスメンバとの干渉を抑えられる反面、車両側突時にクロスメンバに入力した相対的に大きな荷重が燃料タンクの取付部に伝達されると、当該取付部が破損して、接合されたフランジ部が口開きすることで燃料漏れにつながるという問題がある。このような問題は、フランジ部に設けられた取付部に限らず、燃料タンク自体に、一体構造または別体構造にて設けられる取付部一般について当て嵌まる。
かかる問題を解決するために、クロスメンバの耐力を大きくしたり、想定される衝突方向において被衝突部から取付部を出来るだけ遠ざけたりすることが考えられるが、前者ではクロスメンバの成形性が悪くなるおそれがあり、また、後者では燃料タンクのレイアウトバランスが悪くなるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、燃料タンクをクロスメンバに取り付ける取付構造において、簡単な構成で、車両側突時にクロスメンバから燃料タンクの取付部に伝達される荷重を小さくする技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る燃料タンクの取付構造では、燃料タンクよりも強固な構造を有するバッテリの取付部を、クロスメンバにおける、燃料タンクの取付部よりも被衝突部に近い位置に配置するようにしている。
具体的には、本発明は、各々車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバに掛け渡される、車幅方向に延びるクロスメンバに取り付けられる燃料タンクの取付構造を対象としている。
そして、この取付構造は、上記燃料タンクは、上記クロスメンバの車両前後方向一方側に配置され、当該燃料タンクに設けられた複数の第1取付部を介して当該クロスメンバに取り付けられており、上記クロスメンバには、当該クロスメンバの車両前後方向他方側に配置されるバッテリが、複数の第2取付部を介して取り付けられており、上記複数の第1取付部のうち車幅方向両外側の第1取付部の少なくとも一方は、上記複数の第2取付部の少なくとも1つよりも車幅方向内側に位置していることを特徴とするものである。
例えば、(1)車両中心線よりも車幅方向一方側に燃料タンクが配置される場合には、(1−1)車幅方向一方側からの車両側突時に、サイドメンバに入力された荷重は、クロスメンバに伝達されるとともに、サイドメンバが燃料タンク等に当接することで燃料タンク等にも分散されることから、車幅方向両外側の第1取付部のうち車幅方向一方側の第1取付部には、相対的に大きな荷重が伝達され難い。
これに対し、(1)車両中心線よりも車幅方向一方側に燃料タンクが配置される場合における(1−2)車幅方向他方側からの車両側突時に、サイドメンバに入力された荷重は、その大部分がクロスメンバに伝達されるため、車幅方向両外側の第1取付部のうち車幅方向他方側の第1取付部には、相対的に大きな荷重が伝達され易くなる。
この点、本発明では、車幅方向両外側の第1取付部の少なくとも一方は、複数の第2取付部の少なくとも1つよりも車幅方向内側に位置していることから、(1−2)車幅方向他方側からの車両側突時に、クロスメンバに入力した荷重は、車幅方向他方側の第1取付部よりも車幅方向外側(車幅方向他方側のサイドメンバに近い側)に位置する第2取付部を介して、一般的に燃料タンクよりも強固に構成されるバッテリに伝達され易くなる。これにより、燃料タンクの第1取付部に伝達される荷重を相対的に小さくすることができる。
また、(2)車両中心線付近に燃料タンクが配置される場合には、車幅方向両外側の第1取付部を、例えば車幅方向両外側の第2取付部よりも車幅方向内側に位置させれば、車幅方向一方側からの車両側突時または他方側からの車両側突時のいずれにおいても、クロスメンバに入力した荷重は、第2取付部を介してバッテリに伝達され易くなるので、燃料タンクの第1取付部に伝達される荷重を相対的に小さくすることができる。
このように、本発明によれば、クロスメンバにおける、燃料タンクの第1取付部とバッテリの第2取付部との並び順を工夫するという簡単な構成で、クロスメンバに入力した荷重を積極的にバッテリに受け持たせることにより、燃料タンクの第1取付部に伝達される荷重を相対的に小さくすることができる。
以上説明したように、本発明に係る燃料タンクの取付構造によれば、簡単な構成で、車両側突時にクロスメンバから燃料タンクの取付部に伝達される荷重を小さくすることができる。
本発明の実施形態1に係る燃料タンクの取付構造を模式的に示す平面図である。 燃料タンクの取付構造を模式的に示す側面図である。 燃料タンクの取付構造における荷重伝達経路を模式的に説明する図である。 本発明の実施形態2に係る燃料タンクの取付構造を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態3に係る燃料タンクの取付構造を模式的に示す平面図である。 従来の燃料タンクの取付構造における荷重伝達経路を模式的に説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。なお、各図中の矢印Upは上方を、矢印Frは車両前後方向前側を、矢印Rhは車幅方向右側をそれぞれ示している。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る燃料タンク1の取付構造を模式的に示す平面図であり、図2は、燃料タンク1の取付構造を模式的に示す側面図である。この燃料タンク1の取付構造は、電気自動車(EV車両)や、エンジンと共に電動モータ等により駆動力を発生させるハイブリッド車両(HV車両)等といった、一般的に強固な材質・構造を有するバッテリ10を搭載した車両に適用されるものであり、側方から障害物50等が衝突する車両側突時に、燃料タンク1の第1取付部7,8に伝達される荷重を小さくするよう構成されたものである。
燃料タンク1は、図2に示すように、合成樹脂製または鉄製の、上下に2分割された上側部材2と下側部材3とから成り、上側部材2は上側に凸の矩形箱状に形成されている一方、下側部材3は下側に凸の矩形箱状に形成されている。上側部材2の下端の周縁部には、その全周に亘って外側に延びるフランジ部2aが形成されている一方、下側部材3の上端の周縁部には、その全周に亘って外側に延びるフランジ部3aが形成されている。燃料タンク1は、これらフランジ部2aとフランジ部3aとを重ねあわせて接合することで形成されている。なお、以下では、これらフランジ部2aとフランジ部3aとを重ねあわせて接合した部位を、フランジ部1aとも称する。
この燃料タンク1は、図1に示すように、車両中心線CL付近に、その長手方向が車幅方向と略一致するような姿勢で、車両に搭載されている。より詳しくは、燃料タンク1は、各々車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ20に掛け渡される、車幅方向に延び且つ矩形状の閉断面を有するクロスメンバ30の車両前後方向後側(車両前後方向一方側)に配置されている。このように配置される燃料タンク1の車両前後方向後側には、フロアパネル40から上方に突設される支持部材41が設けられている。
燃料タンク1のフランジ部1aには、当該フランジ部1aの一部を車両前後方向前側に延ばすように加工することで、当該フランジ部1aと一体に形成された一対の第1取付部(複数の第1取付部)7,8が設けられている。また、燃料タンク1の上側部材2には、その外周に上側タンクバンド4が掛け渡されている一方、燃料タンク1の下側部材3には、その外周に下側タンクバンド5が掛け渡されている。
燃料タンク1の後部は、上側タンクバンド4の後端部と、フランジ部1aと、下側タンクバンド5の後端部とを、ボルト6により支持部材41の上端に共締め締結することで、支持部材41に取り付けられている。一方、燃料タンク1の前部は、上側タンクバンド4の前端部と、各第1取付部7,8と、下側タンクバンド5の後端部とを、ボルト6によりクロスメンバ30の上面に共締め締結することにより、これら一対の第1取付部7,8を介してクロスメンバ30に取り付けられている。
このように、本実施形態の燃料タンク1の取付構造では、第1取付部7,8を介して燃料タンク1をクロスメンバ30に取り付けることで、車両衝突時に燃料タンク1が移動した場合でも、移動した燃料タンク1とクロスメンバ30とが干渉するのを抑えられるようになっている。
また、本実施形態の燃料タンク1の取付構造では、図1および図2に示すように、燃料タンク1の他に、バッテリ10もクロスメンバ30に取り付けられている。このバッテリ10のバッテリケース10aは、アルミダイキャスト製、鋼板製または高剛性の合成樹脂製であり、これにより、バッテリ10は、燃料タンク1に比して、強固な構造を有している。
バッテリ10は、図1に示すように、車両中心線CL付近に、その長手方向が車両前後方向と略一致するような姿勢で、車両に搭載されている。より詳しくは、バッテリ10は、クロスメンバ30の車両前後方向前側(車両前後方向他方側)でフロアパネル40上に載置されていて、固定部材(図示せず)によってフロアパネル40等に固定されている。また、バッテリケース10aには、当該バッテリケース10aと一体に形成された、車両前後方向後側に延びる一対の第2取付部(複数の第2取付部)11,12が設けられている。バッテリ10は、一対の第2取付部11,12をボルト13によりクロスメンバ30の上面に締結することにより、これら一対の第2取付部11,12を介してクロスメンバ30に取り付けられている。なお、一対の第2取付部11,12は、これら第2取付部11,12をクロスメンバ30に締結するボルト13が、図1に示すように、燃料タンク1の第1取付部7,8をクロスメンバ30に締結するボルト6と一直線上に並ぶような態様で、クロスメンバ30に取り付けられている。
ここで、本発明を理解し易くするために、従来の燃料タンク101の取付構造について説明する。図6は、従来の燃料タンク101の取付構造における荷重伝達経路を模式的に説明する図である。図6に示すように、従来の燃料タンク101の取付構造でも、本実施形態と同様に、燃料タンク101を、フランジ部101aに設けられた一対の取付部107,108を介して、左右一対のサイドメンバ120に掛け渡されるクロスメンバ130に取り付けていたが、本実施形態とは異なり、バッテリ110はクロスメンバ130に取り付けられていなかった。このような燃料タンク101の取付構造は、図6の白抜き矢印で示すように、例えば車幅方向左側(以下、単に「左側」ともいう。)から障害物150が衝突した場合、サイドメンバ120に入力された荷重の大部分が、図6の黒塗り矢印で示すようにクロスメンバ130に伝達され、左側の取付部108に相対的に大きな荷重が伝達され易くなる構造となっていた。このように、車両側突時にクロスメンバ130に入力した相対的に大きな荷重が燃料タンク101の取付部108に伝達されると、取付部108が破損して、接合されたフランジ部101aが口開きしたりすることで燃料漏れにつながる場合がある。なお、かかる破損や口開きは、車幅方向右側(以下、単に「右側」ともいう。)から障害物150が衝突した場合の右側の取付部107にも同様に生じ得るものである。
このような問題を解決するために、クロスメンバ30の耐力を大きくしたり、想定される衝突方向において被衝突部から第1取付部7,8を出来るだけ遠ざけたりすることが考えられるが、前者ではクロスメンバ30の成形性が悪くなるおそれがあり、また、後者では燃料タンク1のレイアウトバランスが悪くなるおそれがある。
そこで、本実施形態の燃料タンク1の取付構造では、一対の第1取付部7,8が、一対の第2取付部11,12よりも車幅方向内側に位置するように、換言すると、一対の第1取付部7,8を一対の第2取付部11,12で車幅方向に挟むように、これら第1取付部7,8および第2取付部11,12をクロスメンバ30の上面に締結するようにしている。つまり、本実施形態は、本発明で言うところの「複数の第1取付部7,8のうち車幅方向両外側の第1取付部7,8の両方が、複数の第2取付部11,12よりも車幅方向内側に位置している」態様に相当している。
図3は、燃料タンク1の取付構造における荷重伝達経路を模式的に説明する図である。一対の第1取付部7,8を、一対の第2取付部11,12よりも車幅方向内側に位置させれば、図3の白抜き矢印で示すような左側からの車両側突時おいて、クロスメンバ30に入力した荷重は、左側の第2取付部12を介して相対的に強固なバッテリ10に伝達され易くなるので、燃料タンク1の左側の第1取付部8に伝達される荷重を相対的に小さくすることができる。これと全く同様に、右側からの車両側突時おいて、クロスメンバ30に入力した荷重は、右側の第2取付部11を介してバッテリ10に伝達され易くなるので、燃料タンク1の右側の第1取付部7に伝達される荷重を相対的に小さくすることができる。
このように、本発明によれば、クロスメンバ30における、燃料タンク1の第1取付部7,8とバッテリ10の第2取付部11,12との並び順を工夫するという簡単な構成で、クロスメンバ30に入力した荷重を積極的にバッテリ10に受け持たせることにより、燃料タンク1の第1取付部7,8に伝達される荷重を相対的に小さくすることができる。これにより、第1取付部7,8が破損して、接合されたフランジ部1aが口開きすることで燃料漏れにつながるのを抑えることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、燃料タンク1およびバッテリ10の配置位置、並びに、クロスメンバ30における第1取付部7,8と第2取付部11,12との並び順が、上記実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
図4は、本実施形態に係る燃料タンク1の取付構造を模式的に示す平面図である。図4に示すように、燃料タンク1は、車両中心線CLよりも右側に配置されている一方、バッテリ10は、車両中心線CLよりも左側に配置されている。
また、第1取付部7,8および第2取付部11,12は、右側から、右側の第1取付部7→右側の第2取付部11→左側の第1取付部8→左側の第2取付部12の順に並んでいる。つまり、本実施形態は、本発明で言うところの「複数の第1取付部7,8のうち車幅方向両外側の第1取付部7,8の少なくとも一方(第1取付部8)が、複数の第2取付部11,12の少なくとも1つ(第2取付部12)よりも車幅方向内側に位置している」態様に相当している。
この場合には、右側からの車両側突時に、右側のサイドメンバ20に入力された荷重は、クロスメンバ30に伝達されるとともに、サイドメンバ20が燃料タンク1等に当接することで燃料タンク1等にも分散されることから、右側の第1取付部7には、相対的に大きな荷重が伝達され難い構成となっている。
一方、左側からの車両側突時に、左側のサイドメンバ20に入力された荷重は、その大部分がクロスメンバ30に伝達されるため、左側の第1取付部8には、相対的に大きな荷重が伝達され易くなる。もっとも、本実施形態では、かかる左側の第1取付部8は、左側の第2取付部12よりも車幅方向内側に位置していることから、左側からの車両側突時に、クロスメンバ30に入力した荷重は、第2取付部12を介して、燃料タンク1よりも強固に構成されるバッテリ10に伝達され易くなる。したがって、燃料タンク1の左側の第1取付部8に伝達される荷重を相対的に小さくすることができ、これにより、左側の第1取付部8が破損して、接合されたフランジ部1aが口開きすることで燃料漏れにつながるのを抑えることができる。
(実施形態3)
本実施形態は、燃料タンク1およびバッテリ10の配置位置、並びに、クロスメンバ30における第1取付部7,8と第2取付部11,12との並び順が、上記実施形態1および2と異なるものである。以下、実施形態1および2と異なる点を中心に説明する。
図5は、本実施形態に係る燃料タンク1の取付構造を模式的に示す平面図である。図5に示すように、燃料タンク1は、車両中心線CLよりも左側に配置されている一方、バッテリ10は、車両中心線CLよりも右側に配置されている。
また、第1取付部7,8および第2取付部11,12は、左側から、左側の第1取付部8→左側の第2取付部12→右側の第1取付部7→右側の第2取付部11の順に並んでいる。つまり、本実施形態は、本発明で言うところの「複数の第1取付部7,8のうち車幅方向両外側の第1取付部7,8の少なくとも一方(第1取付部7)が、複数の第2取付部11,12の少なくとも1つ(第2取付部11)よりも車幅方向内側に位置している」態様に相当している。
このような構成を採用した本実施形態では、上記実施形態2と全く同様にして、右側からの車両側突時に、右側の第1取付部7に伝達される荷重を相対的に小さくすることができ、これにより、右側の第1取付部7が破損して、接合されたフランジ部1aが口開きすることで燃料漏れにつながるのを抑えることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記各実施形態では、第1取付部7,8をフランジ部1aと一体に形成したが、これに限らず、別体の第1取付部をフランジ部1aに取り付けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、第2取付部11,12をバッテリケース10aと一体に形成したが、これに限らず、別体の第2取付部をバッテリケース10aに取り付けるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、燃料タンク1を上側タンクバンド4および下側タンクバンド5で支持するようにしたが、これら上側タンクバンド4および下側タンクバンド5は必須ではなく、例えば、第1取付部7,8以外の第3取付部(図示せず)をフランジ部1aに設け、かかる第3取付部を車体部材に締結することで、第1取付部7,8および第3取付部による締結だけで燃料タンク1を支持するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、燃料タンク1およびバッテリ10に、第1取付部7,8および第2取付部11,12を2つずつ設けたが、第1取付部7,8および第2取付部11,12をそれぞれ3つ以上設けてもよい。この場合には、例えば、第1取付部7,8の車幅方向外側に2つ以上の第2取付部11,12が位置するように、第1取付部7,8および第2取付部11,12の位置を設定してもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、簡単な構成で、車両側突時にクロスメンバから燃料タンクの取付部に伝達される荷重を小さくすることができるので、燃料タンクをクロスメンバに取り付ける取付構造に適用して極めて有益である。
1 燃料タンク
7,8 第1取付部
10 バッテリ
11,12 第2取付部
20 サイドメンバ
30 クロスメンバ

Claims (1)

  1. 各々車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバに掛け渡される、車幅方向に延びるクロスメンバに取り付けられる燃料タンクの取付構造であって、
    上記燃料タンクは、上記クロスメンバの車両前後方向一方側に配置され、当該燃料タンクに設けられた複数の第1取付部を介して当該クロスメンバに取り付けられており、
    上記クロスメンバには、当該クロスメンバの車両前後方向他方側に配置されるバッテリが、複数の第2取付部を介して取り付けられており、
    上記複数の第1取付部のうち車幅方向両外側の第1取付部の少なくとも一方は、上記複数の第2取付部の少なくとも1つよりも車幅方向内側に位置していることを特徴とする燃料タンクの取付構造。
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