JP2019084791A - 熱可塑性シートの熱加工装置 - Google Patents

熱可塑性シートの熱加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熱加工後の熱可塑性シートの表面上に資材の硬化部位が形成されることを抑制する。【解決手段】熱加工装置は,外周面に複数の突起部10を有するエンボスローラ1を備え,突起部10を熱可塑性シートに接触させた状態でその接触部位を加熱することにより,熱可塑性シートを加工する。突起部10は,熱可塑性シートに接触する接触面11の外縁近傍に,当該外縁に沿うように形成された溝部12を有する。これにより,突起部10に接触して溶融した熱可塑性シートの資材を部分的に回収あるいは除去することができるため,熱可塑性シートの表面上に資材の硬化部位が形成されるのを抑制できる。【選択図】図2

Description

本発明は,熱可塑性シートの熱加工装置に関する。具体的に説明すると,本発明に係る熱加工装置は,エンボスローラを用いて熱可塑性シートのエンボス加工や,開孔形成加工,融着加工などの熱加工を行うためのものである。
従来から,不織布やプラスチックフィルムなどの熱可塑性シートの熱加工装置として,例えば,エンボスローラの外周面に設けられ突起部と受けローラとの間に熱可塑性シートを挟み込んで加熱しながらエンボス加工を施す装置が知られている(特許文献1)。このようなエンボス加工装置では,エンボスローラ又は受けローラの外周面が加熱されており,突起部に触れている熱可塑性シートの部位を溶融させることにより,そのシートの表面にエンボス(凹部)が付与される。また,同様の装置を用いて,熱可塑性シートに開孔を形成したり,複数の熱可塑性シートを融着したりすることも可能である。
特開2016−203525号公報
ところで,一般的なエンボス加工装置において,エンボスローラの突起部は,熱可塑性シートとの接触面がほぼ平坦になっており,その接触面によって熱可塑性シートを押圧しながら部分的に溶融させるものである。しかしながら,突起部の接触面に接触した熱可塑性シートが溶融すると,その溶融した資材が接触面の外縁側に向かって流動し,その後接触面の外縁の周囲において硬化して,そのまま熱可塑性シートの表面に残ることとなる。このようにして形成された資材の硬化部位は,熱可塑性シートの他の部位と比較して肌触りが硬くなる。例えば不織布は使い捨ておむつによく用いられるものであるが,使い捨ておむつを構成する不織布に手触りの硬い硬化部位が残存すると,着用者に不快感を与え着用感が損なわれるという問題がある。特に,エンボスローラの突起部と熱可塑性シートの接触面積が大きくなると,より多量の資材が突起部の周囲において硬化することとなるため,肌触りの劣化がより顕著なものとなる。
そこで,本発明は,熱可塑性シートの熱加工装置において,熱可塑性シートの表面上に資材の硬化部位が形成されることを抑制し,熱可塑性シートの肌触りを良好に維持することを目的とする。
本発明の発明者は,上記従来発明が抱える課題を解決する手段について鋭意検討した結果,エンボスローラが備える突起部の接触面にその外縁に沿うようにして溝部を形成することで,その突起部に接触して溶融した熱可塑性シートの資材を部分的に回収あるいは除去することができるようになり,熱可塑性シートの表面上に溶融資材が残存する量を軽減することができるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば従来発明の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明は,熱加工装置に関する。本発明に係る熱加工装置は,エンボスローラ1を備える。エンボスローラ1は,その外周面に複数の突起部10を有する。熱加工装置は,エンボスローラ1の突起部10を熱可塑性シートに接触させた状態でその接触部位を加熱することにより,熱可塑性シートを加工する。ここにいう「加工」には,エンボス加工や,開孔形成加工,融着加工などの様々な熱加工が含まれる。ここで,エンボスローラ1の突起部10は,熱可塑性シートに接触する接触面11を有している。また,エンボスローラ1の突起部10は,その接触面11の外縁近傍に,当該外縁に沿うように形成された溝部12を有している。接触面11の「外縁近傍」とは,接触面の中心よりもその外縁に近い位置を意味する。
上記構成のように,エンボスローラ1が備える突起部10の接触面11に溝部12を形成しておくことで,その溝部12に囲われた領域(内郭領域13)に触れて溶融した熱可塑性シートの資材は,その溝部12内に捕捉されることとなるため,熱可塑性シート上には残存しない。これにより,突起部10の接触面11に触れて溶融した熱可塑性シートの資材を部分的に回収あるいは除去することができるため,そのシート上に残存して硬化する資材の量を軽減することができる。
本発明に係る熱加工装置において,突起部10の接触面11は,溝部12によって囲われた内郭領域13と,この溝部12と接触面11の外縁の間に位置する外郭領域14とに区分される。この場合に,内郭領域13の面積は外郭領域14の面積よりも大きいことが好ましい。このように内郭領域13の面積を広くすることで,回収・除去できる資材の量が増加する。なお,外郭領域14に触れて溶融した資材は,熱可塑性シート上に残存して硬化する可能性があるが,この外郭領域14の面積を小さくすることで,その残存量を軽減することができる。
本発明に係る熱加工装置において,外郭領域14は,内郭領域13よりもエンボスローラ1の径方向外側に向かって突出した位置に形成されていることとしてもよい。このように,内郭領域13と外郭領域14の間に高低差を設けることで,溝部12の内部に溶融した資材が入り込み易くなるため,この資材をより効果的に回収あるいは除去できる。
本発明において,外郭領域14は,溝部12に向かって低くなるように傾斜していることとしてもよい。このように外郭領域14を傾斜面とすることで,外郭領域14に触れて溶融した熱可塑性シートの資材も部分的に溝部12に入り込み易くなる。これにより,熱可塑性シート上に残存する資材の量がさらに軽減される。
本発明に係る熱加工装置において,内郭領域13は,溝部12に繋がる複数の溝路15を有することとしてもよい。このように,内郭領域13に溝路15を形成することで,内郭領域13に接触した資材がこの溝路15を通じて溝部12へと流れ込むため,より効率的に資材を回数あるいは除去できる。
本発明によれば,熱可塑性シートにエンボス加工などの熱加工を施した後にそのシートの表面上に資材の溶融部位が残存することを抑制し,結果として熱可塑性シートの肌触りを良好に維持することができる。
図1は,本発明に係る熱加工装置の一実施形態を示している。 図2は,エンボスローラの外周面に設けられた突起部を拡大して示している。 図3は,エンボスローラの突起部に触れて溶融した資材の流動経路を模式的に示した断面図である。 図4は,エンボスローラの突起部の断面図であって,複数の実施形態を示している。 図5は,エンボスローラの突起部の斜視図であって,内郭領域に格子状の溝路が形成された実施形態を示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは「A以上B以下」を意味する。
図1は,本発明に係る熱加工装置の一実施形態を示している。図1に示した実施形態において,熱加工装置は,エンボスローラ1と,これと対向して配置された受けローラ2とを備えており,これらの一対のローラ1,2の間に2枚の熱可塑性シートを挟み込んで両者を熱融着加工する用途で用いられる。また,本実施形態において,熱加工装置は,受けローラ2の外周面を加熱する加熱装置3をさらに備えている。なお,この加熱装置3は,受けローラ2の外周面を加熱することに代えて,エンボスローラ1の外周面を加熱するものであってもよい。
エンボスローラ1は,その外周面に複数の突起部10を有している。なお,突起部10を配置するパターンは,熱可塑性シートを融着するパターンに応じて適宜設計することができる。また,突起部10の形状やサイズも,熱可塑性シートの用途に応じて適宜設計すればよい。また,受けローラ2は,その外周面が略平坦に形成されており,エンボスローラ1の突起部10との間で複数の熱可塑性シートを挟み込む。受けローラ2の外周面は加熱装置3によって加熱されているため,受けローラ2の外周面とエンボスローラ1の突起部10によって挟み込まれた熱可塑性シートは,その突起部10と接触する部位において加熱されて部分的に溶融する。これにより,2層に重ね合わされた熱可塑性シートが互いに融着されることとなる。
熱可塑性シートは特に限定されず,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維から構成される不織布や,これらの樹脂からなるプラスチックフィルムを用いればよい。また,不織布の種類も特に限定されず,例えばエアスルー不織布,ポイントボンド不織布,スパンボンド不織布,エアレイド不織布,メルトブロー不織布,SMS不織布,SMMS不織布などを挙げることができる。
なお,図1に示した実施形態では,加熱された受けローラ2を利用しているが,これに代えて,超音波シール用の超音波ホーン(不図示)を利用することとしてもよい。超音波シールは,超音波振動する超音波ホーンとエンボスロールとの間で熱可塑性シートを挟み込み,このシートに対して振動を加えることで摩擦熱を発生させ,この摩擦熱を利用してシートを溶融しながら圧着する方法である。超音波ホーンが熱可塑性シートに押し当てられて振動が十分に伝われば,資材が溶融して押し当てている圧力でシート間が融着される。
また,図1では,本発明に係る熱加工装置の一例として,複数の熱可塑性シートを融着加工するものを示しているが,本発明に係る熱加工装置はこれに限定されない。例えば,本発明の熱加工装置は,熱可塑性シートを加熱しながら押圧するエンボス加工や,熱可塑性シートを加熱しながら開孔を形成する開孔形成加工など,エンボスローラ1を用いた公知の熱加工に利用することができる。
図2は,エンボスローラ1の外周面に設けられた突起部10の一例を示している。なお
,図2に示した例において突起部10は,円柱状に形成されているが,突起部10の形状はこれに限定されず,熱加工を施す用途に応じて,四角柱状や,円錐台状,四角錐台状,あるいはその他の多角柱状や多角錐台状とすることとしてもよい。図2に示されるように,突起部10は,熱可塑性シートとの接触面11に,溝部12が形成されている。この溝部12は,接触面11の外縁近傍に設けられており,この接触面11の外縁に沿って形成されている。すなわち,溝部12は,平面視において接触面11の外縁と相似形に形成されており,溝部12と外縁との間隔は均一であることが好ましい。
また,図2に示されるように,突起部10の接触面11は,溝部12を境界として,内郭領域13と外郭領域14とに区分される。内郭領域13は,溝部12によって周囲を囲われた領域であり,溝部12の内側に位置する。外郭領域14は,溝部12と外縁との間に位置する領域であり,溝部12の外側に位置する。本発明においては,内郭領域13の面積を,外郭領域14の面積よりも大きくすることが好ましい。具体的には,接触面11の総面積(すなわち内郭領域13と外郭領域14の面積の合計)に対して,内郭領域13の面積は,60%以上,70%以上,又は80%以上を占めることが好ましい。内郭領域13の占有面積率の上限は特に制限されないが,外郭領域14が必然的に形成されることを考慮すると,その上限は95%又は90%程度とすればよい。
図3は,突起部10及び熱可塑性シートを模式的に示した断面図であり,突起部10に接触した溶融した熱可塑性シートの資材の流動経路を破線の矢印で示している。特に図3(a)では,本発明における突起部10を示し,図3(b)では,本発明と対比される従来の突起部10´を示している。図3(a)に示されるように,本発明では,突起部10に溝部12が形成されているため,内郭領域13及び外郭領域14に接触して溶融した熱可塑性シートの資材が,この溝部12内に流れ込むようになっている。特に,内郭領域13は,溝部12によって隔絶された領域であるため,この内郭領域13に触れて溶融した資材は,突起部10の外縁に達することはなく,溝部12内に流入するか,あるいはそのまま内郭領域13に付着し保持されることとなる。他方で,外郭領域14に触れて溶融した資材は,その一部が溝部12に流入するものの,残余が突起部10の外縁に達する。突起部10の外縁に達した溶融資材は,その後熱可塑性シートの表面上において硬化し,そのままシート上に残留することとなる。熱可塑性シートに残留した硬化部位は肌触りの硬いものであるが,本発明の突起部10によれば,このような硬化部位は殆ど存在しないか,存在するとしても極めて小さいものとなる。このように,本発明によれば,資材の硬化部位によって熱可塑性シートの肌触りが損なわれることを抑制することができる。
他方で,図3(b)に示されるように,従来のエンボスローラに設けられている突起部10´は,その接触面11´がほぼ平坦に形成されている。このため,突起部10´の平坦な接触面11´に触れて溶融した熱可塑性シートの資材は,そのほぼ全量が接触面11´によって外縁まで押し出されて,外縁の周囲において硬化し,そのまま熱可塑性シートの表面上に残留することとなる。このため,従来のエンボスローラでは,比較的大きな硬化部がシート上に形成されることとなる。このように,図3(a)と図3(b)を比較すると明らかなように,本発明の突起部10を利用した方が,熱可塑性シート上に残留する資材の硬化部位を小さく留めることができる。
続いて,図4(a)を参照して,突起部10の溝部12の具体的な寸法例について説明する。なお,図4(a)に示した例では,内郭領域13と外郭領域14に高低差がなく,同じ高さレベルとなっている。符号Wは,突起部10の接触面11の外縁と溝部12の間の間隔,すなわち外郭領域14の幅を示している。また,符号Rは,突起部10の接触面11の中心(重心)から外縁までの最大距離を示している。なお,接触面11が円形である場合には,最大距離Rは円の半径となる。また,接触面11が四角形である場合には,最大距離は対角線の半分となる。この場合に,外郭領域14の幅Wは,距離Rに対して50%未満であればよく,例えば5〜40%又は10〜25%とすればよい。なお,外郭領域14の幅Wは,例えば1〜5mm程度とすればよい。
また,符号Gは,溝部12の幅を示している。溝部12の幅Gは,溶融した熱可塑性シートの基材が容易に流入する程度に形成されていることが好ましく,例えば0.5〜10mm又は1〜5mmであることが好ましい。また,符号Dは,溝部12の深さを示している。溝部12の深さDは,溶融した熱可塑性シートの基材を十分に収容することのできる程度に形成されていることが好ましく,例えば1〜20mm又は2mm〜10mmであることが好ましい。なお,ここに示した寸法例はあくまで一例であり,接触面11の面積などに応じて適宜最適に設定すればよい。
図4(b)は,突起部10の変形例を示している。図4(b)に示した例では,外郭領域14が内郭領域13よりもエンボスローラ1の径方向外側(すなわち図面上方)に向かって突出した位置に形成されている。このため,内郭領域13と外郭領域14に高低差が存在し,外郭領域14の高さレベルが内郭領域13よりも高くなっている。図4(b)では,内郭領域13と外郭領域14の高低差を符号Hで示している。高低差Hは,外郭領域14が熱可塑性シートに接触した状態で,内郭領域13も熱可塑性シートに十分に接触できる程度に形成されていることが好ましく,例えば0.5〜5mm又は1〜3mmであることが好ましい。このように,内郭領域13を外郭領域14よりも低い位置に形成することで,内郭領域13に触れて溶融した熱可塑性シートの基材が,突起部10の外縁に達することをより確実に防止することができる。
図4(c)は,突起部10の別の変形例を示している。図4(c)に示した例では,外郭領域14が溝部12に向かって低くなるように傾斜している。つまり,外郭領域14の外縁よりも内縁の方が低い位置となる。外郭領域14の傾斜角度θは,例えば5〜60度10〜45度,又は15〜30度とすればよい。このように,外郭領域14を傾斜面とすることで,外郭領域14に触れて溶融した熱可塑性シートの基材が溝部12に流入しやすくなる。すなわち,外郭領域14から溝部12への基材の流入量が増えれば,接触面11の外縁に達して硬化する基材の量を低減されることになる。
なお,図4(b)に示されるように内郭領域13と外郭領域14との間に高低差をつけることと,図4(c)に示されるように外郭領域14を傾斜面とすることを同時に採用することもできる。
図5は,突起部10の別の変形例を示した斜視図である。図5に示した変形例では,内郭領域13に,溝部12へと繋がる複数の溝路15が形成されている。溝路15は,内郭領域13に形成された溝であり,その深さは溝部12よりも小さいものとなる。図5では,溝路15が四角格子状に形成された例を示している。ただし,溝路15のパターンはこれに限定されず,例えば内郭領域13の中心から放射状に溝部12に達するようなパターンで形成されていてもよい。このように,内郭領域13に溝路15を形成することにより,その溝路15を伝って溶融した基材が溝部12へと流入しやすくなる。なお,内郭領域13だけでなく,外郭領域14にも,同様の溝路15を形成することともしてもよい。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,熱可塑性シートの熱加工装置に関する。従って,本発明は,熱可塑性シートの熱加工を必要とする製品の製造法,例えば不織布を利用した使い捨ておむつなどの製造業において好適に利用しうる。
1…エンボスローラ 2…受けローラ
3…加熱装置 10…突起部
11…接触面 12…溝部
13…内郭領域 14…外郭領域
15…溝路

Claims (5)

  1. 外周面に複数の突起部(10)を有するエンボスローラ(1)を備え,
    前記突起部(10)を熱可塑性シートに接触させた状態でその接触部位を加熱することにより,前記熱可塑性シートを加工するための熱加工装置であって,
    前記突起部(10)は,
    前記熱可塑性シートに接触する接触面(11)と,
    前記接触面(11)の外縁近傍に,当該外縁に沿うように形成された溝部(12)とを有する
    熱加工装置。
  2. 前記接触面(11)は,前記溝部(12)によって囲われた内郭領域(13)と,前記溝部(12)と前記接触面(11)の外縁の間に位置する外郭領域(14)とに区分され,
    前記内郭領域(13)の面積が前記外郭領域(14)の面積よりも大きい
    請求項1に記載の熱加工装置。
  3. 前記外郭領域(14)は,前記内郭領域(13)よりも前記エンボスローラ(1)の径方向外側に向かって突出した位置に形成されている
    請求項2に記載の熱加工装置。
  4. 前記外郭領域(14)は,前記溝部(12)に向かって低くなるように傾斜している
    請求項2に記載の熱加工装置。
  5. 前記内郭領域(13)は,前記溝部(12)に繋がる複数の溝路(15)を有する
    請求項2に記載の熱加工装置。
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