JP6744121B2 - 不織布 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の表面シートでは、2層をエンボス接合部で積層した不織布であって、複数の接合部に囲まれた領域に凸部を配した不織布が用いられている。この表面シートをなす不織布は、熱収縮性繊維の熱収縮を利用して凹凸面を形成したものである。具体的には、非熱収縮繊維層を肌面側の上層とし、熱収縮性繊維層を非肌面側の下層として積層し、エンボスによる圧着処理で部分的に接合する。次いで、熱処理をすることで、下層を縮めて上層を膨らませ、独特の凹凸構造を形成している。下層の収縮は、エンボスによる接合部の2点間にある熱収縮性繊維の熱収縮によりなされる。この熱収縮に伴い、下層に接合された上層は、前記エンボスによる接合部の2点間で隆起してドーム構造の凸部を形成する。
また、特許文献2の表面シートでは、肌のべたつきやムレ感のさらなる低減のため、前記凸部を高凸部と低凸部の2種類にして互いに隣接して配列している。
しかし、この収縮の程度を考慮して前記接合部の間隔を設定、制御するのは難しい。特に、特許文献2のように、高凸部と低凸部とを複数隣接させて形成する場合、高さに合わせて接合部間の距離を設定するはさらに難しくなる。接合部間の距離を短くし過ぎると熱収縮阻害を起こしかねない。この場合、特に、低凸部のドーム形状が歪んでしまい、好適に形成され難くなる。そのため、不織布平面において、高凸部及び低凸部それぞれの所望の突出高さとし、高凸部同士、低凸部同士の突出高さの均質化が難しい。その結果、前述した肌のべたつきやムレ感のさらなる低減が阻害されかねない。
非熱収縮繊維層1とは、非熱収縮繊維を含み、上記の熱収縮繊維を含まないか又は熱収縮繊維層2よりも熱収縮繊維の含有割合が小さい繊維層である。非熱収縮繊維とは、実質的に熱収縮性を有さないものか、熱収縮繊維層2を形成する際に用いた熱収縮性繊維よりも熱収縮温度が高い繊維である。
なお、非熱収縮繊維層1及び熱収縮繊維層2は、上記したそれぞれの構成繊維以外にも他の種類の繊維を含んでもよい。非熱収縮繊維層1における非熱収縮繊維の割合、熱収縮繊維層2における熱収縮繊維の割合は、後述する不織布10の製造方法における非熱収縮繊維層1となる繊維層の隆起、熱収縮繊維層2となる繊維層の水平方向の熱収縮を発現できる程度に含まれる。
この接合部3が非熱収縮繊維層1から熱収縮繊維層2に窪んでなる空間部分が、不織布10の第1面10A側の凹部4をなしている。
本実施形態においては、接合部3の平面形状は3本の線状部3Aとその交差部3Bとからなるやや横長の「Y」字状で、線対称な図形である。接合部3の図心は交差部3Bにあり、交差部3Bが大多角形領域8の頂部81をなしている。また、大多角形領域8の直線部82は、直線部82Aと直線部82Bの2種類からなる(以下、まとめて単に直線部82ともいう。)。
本実施形態においては接合部3の図心は、前述のとおり交差部3Bにあり、交差部3Bが小多角形領域9の頂部91をなしている。また、小多角形領域9の直線部92は1種類からなる。
本実施形態においては、4つの接合部3と、4つの直線部82(2つの直線部82Aと2つの直線部82B)で大多角形領域8の外周85が画定される。また、2つの接合部3と、2つの直線部92とで小多角形領域9の外周95が画定される。
このように、大多角形領域8及び小多角形領域9はそれぞれ、接合部3の内側で構成される領域に更に、外周をなす接合部3及び直線部82、92を含んだ領域である。
本実施形態においては、高凸部6を有する大多角形領域8と低凸部7を有する小多角形領域9とが隣接して配されている。そのため、隣接した大多角形領域8と小多角形領域9とで接合部3を1つ共有している。より具体的には次のような構成である。
すなわち、図2に示すように、高凸部6を有する大多角形領域8が一方向に複数、隣接して配されて大多角形領域の列88(高凸部列68)を形成している。また、低凸部7を有する小多角形領域9が、大多角形領域の列88(高凸部列68)と同じ方向に複数、隣接して配されて小多角形領域の列98(低凸部列78)を形成している。大多角形領域の列88と小多角形領域の列98とは列の延出方向と直交する方向に交互に隣接して配置されている。1つの小多角形領域9が有する2つの接合部3、3それぞれを、隣接する2つの列にある大多角形領域8が1つずつ共有している。
また、「非熱収縮繊維層の繊維配向方向」及び「非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向」は、本発明の不織布製造時の不織布原料全体の熱収縮方向、すなわち、高凸部6及び低凸部7のドーム構造の形成に寄与した熱収縮方向に一致する。これは、本発明の不織布の製造時において、積層した2層の熱処理時の収縮方向が、MD方向及びCD方向に制御されることによる。また、本発明の不織布の製造時、非熱収縮繊維層となる原料繊維は全体としてMD方向(機械流れ方向)に配向して処理される。
このことから、完成品である本発明の不織布において、「非熱収縮繊維層の繊維配向方向」は製造時のMD方向を示し、熱収縮方向の1つを示すものとみなすことができる。同様に、「非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向」は製造時のCD方向を示し、熱収縮方向の1つを示すものとみなすことができる。
上記の差の範囲において、高凸部6の突出高さの均質性の観点から、不織布10全体に含まれる高凸部6の中で、最も高いものと最も低いものとの突出高さの差は、0.5mm以上1.0mm以下の範囲にあることが好ましい。
また、上記の差の範囲において、低凸部7の突出高さの均質性の観点から、不織布10全体に含まれる低凸部7の中で、最も高いものと最も低いものとの突出高さの差は、0.5mm以上1.0mm以下の範囲にあることが好ましい。
また、上記の割合の大小により、低凸部7は、剛性の高い接合部に、高凸部6よりも多く囲まれることになる。これにより、低凸部7は、高凸部6よりも潰れ難くなる。そのため、柔らかな高凸部6とこれよりもコシのある低凸部7との2段階のクッション性が得られ、肌触りが向上する。
同様の観点から、大多角形領域8の外周85の長さに占める接合部3の長さの割合は、60%以上が好ましく、また、90%以下が好ましい。
すなわち、角度θ≦角度γの場合に下記(式1)を満たし、角度θ>角度γの場合に下記(式2)を満たす、ことが更に好ましい。なお、上記の曲率半径は、接合部が円形状である場合は、円の半径となる。
(A+R)sinθ>R ・・・ (式1)
(A+R)sinγ>R ・・・ (式2)
図6(A)は、大多角形領域8の直線部82Aのより好ましい態様を示している。直線部82Aに接続された、向かい合う接合部3、3の両端部、すなわち線状部3A、3Aの端部3C、3Cはそれぞれ、曲率半径R1、R2を有する(R1+R2=R)。直線部82Aの長さはA1である。この形態では、直線部82Aが非熱収縮繊維層の繊維配向方向(Y方向)となす角度θ1は、直線部82Aが非熱収縮繊維層の繊維配向と直交する方向(X方向)となす角度γ1よりも小さい形態である(角度θ1≦角度γ1)。この形態において、上記(式1)を満たすことが好ましい。
図6(B)は、小多角形領域9の直線部92のより好ましい態様を示している。直線部92に接続された、向かい合う接合部3、3の端部、すなわち線状部3A、3Aの端部3C、3Cもそれぞれ、曲率半径R3、R4を有する(R3+R4=R)。直線部92の長さはA2である。この形態では、直線部92が非熱収縮繊維層の繊維配向方向(Y方向)となす角度θ2は、直線部82Aが非熱収縮繊維層の繊維配向と直交する方向(X方向)となす角度γ2よりも小さい形態である(角度θ2≦角度γ2)。この形態において、上記(式1)を満たすことが好ましい。
図6(C)は、大多角形領域8の直線部82Bのより好ましい態様を示している。直線部82Bに接続された、向かい合う接合部3、3の両端部、すなわち線状部3A、3Aの端部3C、3Cはそれぞれ、曲率半径R5、R6を有する(R5+R6=R)。直線部82Bの長さはA3である。この形態では、直線部82Bが非熱収縮繊維層の繊維配向方向(Y方向)となす角度θ3は、直線部82Bが非熱収縮繊維層の繊維配向と直交する方向(X方向)となす角度γ3よりも大きい形態である(角度θ3>角度γ3)。この形態において、上記(式2)を満たすことが好ましい。
上記の条件を満たすことにより、直線部82(82A及び82B)、直線部92に接続された接合部同士を、非熱収縮繊維層の繊維配向方向又は非熱収縮繊維層の繊維配向と直交する方向に沿った仮想線上に投影したときに、直線部82及び92それぞれが前記非熱収縮繊維層の繊維配向又は非熱収縮繊維層の繊維配向と直交する方向となす角度がより大きく明確になる。これにより、上記の条件を満たす接合部間においては、不織布の歪を回避でき、高凸部6及び低凸部7の突出高さをより確実に確保したものとなる。
また、接合部3の配置パターンについては、大多角形領域8と小多角形領域9とが隣接して配列されるよう、それぞれの領域で接合部を共有するパターンであることが好ましい。さらに、接合部3は、1種類のもので配置される場合に限らず、異なる平面形状の接合部を複数種類組み合わせて配置してもよい。
接合部31は、線状部31Aと交差部31Bとを有するY字状である。接合部31のY字は、第1実施形態の接合部3よりも全体的に丸みのある形状である。接合部32は、正方形の各辺を内側に括れさせたようなやや丸みのあるX字状であり、4つの線状部32Aと1つの交差部32Bとを有する。
一方、小多角形領域9は、2つの接合部31、2つの接合部32を含む四角形の領域である。小多角形領域9の外周95は、2つの接合部31、2つの接合部32、4つの直線部822(接合部31の端部と接合部32の端部とを繋いだ直線部)で構成されている。
不織布20においても、直線部821及び直線部822全てを、第1実施形態と同様に、非熱収縮繊維層の繊維配向方向及び該非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向に対して傾斜した配置としている。これにより、直線部821及び直線部822での繊維の熱収縮の発現が回避されたものとなる。その結果、直線部821及び直線部822よりも接合部間の距離が長い部分で繊維が収縮して、高凸部6及び低凸部7はドーム構造に歪が少ない、より均質で十分な高さを有するものとなる。
接合部33は、線状部33Aと交差部33Bとを有するY字状である。接合部33のY字は、第1実施形態の接合部3よりもスリムにした形状である。接合部34は、楕円形状である。
一方、小多角形領域9は、2つの接合部33、2つの接合部34を含む四角形の領域である。小多角形領域9の外周95は、2つの接合部33、2つの接合部34、4つの直線部824(接合部33の端部と接合部34の端部とを繋いだ直線部)で構成されている。
不織布30においても、直線部823及び直線部824全てを、第1実施形態と同様に、非熱収縮繊維層の繊維配向方向及び該非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向に対して傾斜した配置としている。これにより、直線部823及び直線部824での繊維の熱収縮の発現が回避されたものとなる。その結果、直線部823及び直線部824よりも接合部間の距離が長い部分で繊維が収縮して、高凸部6及び低凸部7はドーム構造に歪が少ない、より均質で十分な高さを有するものとなる。
前記貼り合わせと同時又は貼り合わせた後に、熱処理により、前記第2繊維層を水平方向に熱収縮させる。このとき、第1繊維層と第2繊維層とが接合部3により間欠的に接合されて一体化されているために、第2繊維層が収縮すると、第1繊維層がつられて縮もうとする。しかし、第1繊維層は非熱収縮性繊維を含むため第2繊維層よりも収縮力が弱い。そのため、繊維を固定した接合部3、3間で、第1繊維層は、第2繊維層の収縮に伴って、第2繊維層とは反対側の面に凸状に隆起する変形を起こす。これにより、第1繊維層側にドーム構造の高凸部6及び低凸部7が形成される。
上記のエンボス処理による接合部3の形成は、例えば、所定形状を有するエンボスピンが所定のパターンで配設されたエンボス面を有するエンボスロールを用いてなされる。前記エンボス面を第1繊維層と第2繊維層の積層体における第1繊維層側に圧接させ、各ピンに熱圧された部位における、第1繊維層及び/又は第2繊維層の構成繊維を溶融させて行われる。
一方、小多角形領域9は、大多角形領域8よりも狭い領域であるため、外周に配した接合部の影響が大きく、前述した第1繊維層の隆起が大多角形領域8よりも抑えられたものとなる。それでも、接合部間の離間距離が短い直線部92が上記のように傾斜配置されているので、制御がより難しい低凸部7の突出高さを十分なものとできる。また、低凸部7同士での突出高さの均質化がはかれる。
また、本発明の不織布において、坪量は使用目的に応じて適宜設定することができる。例えば、吸収性物品用の表面シートとして用いる場合、前記坪量は、20g/m2以上が好ましく、35g/m2以上がより好ましい。また、前記坪量は、100g/m2以下が好ましく、80g/m2以下がより好ましい。より具体的には、前記坪量は、20g/m2以上100g/m2以下が好ましく、35g/m2以上80g/m2以下がより好ましい。
非熱収縮繊維層となる第1繊維層と熱収縮繊維層となる熱収縮前の熱収縮性繊維を含む第2繊維層とを積層して機械流れ方向に沿って搬出し、
大多角形領域及び小多角形領域の外周をなす接合部間を直線で繋いだ直線部が前記機械流れ方向及び該機械流れ方向と直交する方向に対して傾斜した配置となるよう、エンボス加工により、前記第1繊維層の側から前記第2繊維層に向けて圧搾して前記接合部を複数、互いに離間して、規則的な配置パターンで形成して、前記第1繊維層及び前記第2繊維層を貼り合わせ、
前記貼り合わせと同時又は貼り合わせた後に、熱処理を行って、前記第2繊維層に含まれる熱収縮性繊維の熱収縮を発現させて熱収縮繊維とし、同時に、前記非熱収縮繊維層となる第1繊維層が隆起して、前記高凸部及び前記低凸部を形成する、不織布の製造方法。
<2>
前記非熱収縮繊維層の繊維配向方向がMD方向に一致する、前記<1>に記載の不織布の製造方法。
前記<1>又は<2>に記載の不織布の製造方法により製造された、凹凸面を有する不織布。
非熱収縮繊維層と熱収縮繊維層とが積層した積層体の、前記非熱収縮繊維層側の表面に凹凸面を有する不織布であって、
前記非熱収縮繊維層と前記熱収縮繊維層との接合部が複数、互いに離間して、前記不織布の平面方向に規則的に配置されており、
前記凹凸面は、前記接合部が前記非熱収縮繊維層から前記熱収縮繊維層に窪んでなる凹部と、前記接合部に囲まれた立体ドーム構造を有する、高凸部及び該高凸部よりも高さの低い低凸部とからなり、
前記不織布を平面視して、前記高凸部は、該高凸部を囲む前記接合部と該接合部の端部間を繋いだ直線部とで区画される大多角形領域に配されており、前記低凸部は、該低凸部を囲む前記接合部と該接合部の端部間を繋いだ直線部とで区画される、前記大多角形領域よりも面積の小さい小多角形領域に配されており、
前記大多角形領域及び前記小多角形領域の外周をなす前記接合部の端部間を繋いだ直線部は、非熱収縮繊維層の繊維配向方向及び該非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向に対して傾斜した配置にされている、不織布。
前記小多角形領域部の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合が、前記大多角形領域の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合よりも大きい、前記<3>又は<4>に記載の不織布。
<6>
前記小多角形領域部の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合は、80%以上が好ましく、また、99%以下が好ましい、前記<5>に記載の不織布。
<7>
前記大多角形領域の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合は、60%以上が好ましく、また、90%以下が好ましい、前記<5>又は<6>に記載の不織布。
<8>
前記直線部に接続された、向かい合う前記接合部の両端部が曲率半径を有し、該両端部の曲率半径の合計をR、前記直線部の長さをA、前記直線部が前記非熱収縮繊維層の繊維配向方向となす角度をθ、前記直線部が前記非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向となす角度をγとしたとき(θ+γ=90°)、
角度θ≦角度γの場合に下記(式1)を満たし、角度θ>角度γの場合に下記(式2)を満たす、前記<3>〜<7>のいずれか1に記載の不織布。
(A+R)sinθ>R ・・・ (式1)
(A+R)sinγ>R ・・・ (式2)
前記接合部の平面形状は3本の線状部とその交差部とからなるやや横長の「Y」字状で、線対称な図形であり、前記接合部の図心が交差部3Bにあり、該交差部が前記大多角形領域及び小多角形領域の頂部をなしている、前記<3>〜<8>のいずれか1に記載の不織布。
<10>
前記線状部の端部が前記接合部の端部であり、前記線状部の端部同士を繋いで、前記直線部82が形成されている、前記<3>〜<9>のいずれか1に記載の不織布。
<11>
前記直線部は、平面視において、前記接合部の端部間における最も離間距離の短い部分である、前記<3>〜<10>のいずれか1に記載の不織布。
<12>
前記直線部は、前記接合部3よりも繊維密度が低い、前記<3>〜<11>のいずれか1に記載の不織布。
<13>
前記直線部は、接合部よりも嵩高く剛性が低い、前記<3>〜<12>のいずれか1に記載の不織布。
<14>
前記直線部は、前記接合部よりも厚みがあり、前記高凸部及び前記低凸部よりも厚みは薄い、前記<3>〜<13>のいずれか1に記載の不織布。
<15>
前記大多角形領域は、4つのY字状の前記接合部と4つの前記直線部とで画定される領域である、前記<3>〜<14>のいずれか1に記載の不織布。
<16>
前記小多角形領域は、2つのY字状の前記接合部と2つの前記直線部とで画定される領域である、前記<3>〜<15>のいずれか1に記載の不織布。
<17>
前記高凸部を有する前記大多角形領域と前記低凸部を有する前記小多角形領域とが隣接して配されており、隣接した前記大多角形領域と前記小多角形領域とで前記接合部を1つ共有している、前記<3>〜<16>のいずれか1に記載の不織布。
<18>
前記高凸部を有する前記大多角形領域が一方向に複数、隣接して配されて大多角形領域の列を形成しており、前記低凸部を有する前記小多角形領域が、前記大多角形領域の列と同じ方向に複数、隣接して配されて前記小多角形領域の列を形成している、前記<3>〜<17>のいずれか1に記載の不織布。
<19>
前記非熱収縮繊維層の繊維配向方向が不織布製造時のMD方向に一致する、前記<3>〜<18>に記載の不織布。
<20>
全ての前記直線部を、不織布製造時における不織布の熱収縮方向であるMD方向及び該MD方向と直交する方向と一致しない配置としている、前記<3>〜<19>のいずれか1に記載の不織布。
<21>
前記高凸部の突出高さと前記低凸部の突出高さとの差は、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましく、3.5mm以下が好ましく、3.0mm以下がより好ましく、2.0mm以下が更に好ましい、前記<3>〜<20>のいずれか1に記載の不織布。
<22>
前記不織布全体に含まれる前記高凸部の中で、最も高いものと最も低いものとの突出高さの差は、0.5mm以上1.0mm以下の範囲にある、前記<21>記載の不織布。
<23>
前記不織布全体に含まれる前記低凸部の中で、最も高いものと最も低いものとの突出高さの差は、0.5mm以上1.0mm以下の範囲にある、前記<21>又は<22>に記載の不織布。
前記<3>〜<23>のいずれか1項に記載の不織布を備える吸収性物品。
<25>
前記<3>〜<23>のいずれか1項に記載の不織布の前記凹凸面を肌当接面側に向けて配した吸収性物品。
<26>
前記<3>〜<23>のいずれか1項に記載の不織布を表面シートとして用いた吸収性物品。
2 熱収縮繊維層
3 接合部
3A 線状部
3B 交差部
4 凹部
5 凹凸面
6 高凸部
7 低凸部
8 大多角形領域
81 頂部
82 直線部
85 大多角形領域の外周
9 小多角形領域
91 頂部
92 直線部
95 小多角形領域の外周
10 不織布
Claims (5)
- 非熱収縮繊維層と熱収縮繊維層とが積層した積層体の、前記非熱収縮繊維層側の表面に凹凸面を有する不織布であって、
前記非熱収縮繊維層と前記熱収縮繊維層との接合部が複数、互いに離間して、前記不織布の平面方向に規則的に配置されており、
前記凹凸面は、前記接合部が前記非熱収縮繊維層から前記熱収縮繊維層に窪んでなる凹部と、前記接合部に囲まれた立体ドーム構造を有する、高凸部及び該高凸部よりも高さの低い低凸部とからなり、
前記不織布の平面視において、
前記高凸部は、前記高凸部を囲む前記接合部と、該接合部の先端間を直線関係で繋ぎ、前記接合部よりも厚みが厚く、かつ、前記高凸部よりも厚みが薄い直線部とで外周をなしている、大多角形領域に配されており、
前記低凸部は、前記低凸部を囲む前記接合部と、該接合部の先端間を直線関係で繋ぎ、前記接合部よりも厚みが厚く、かつ、前記低凸部よりも厚みが薄い直線部とで外周をなしている、前記大多角形領域よりも面積の小さい小多角形領域に配されており、
前記直線部は、非熱収縮繊維層の繊維配向方向及び該非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向に対して傾斜した配置にされており、
前記小多角形領域部の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合が、前記大多角形領域の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合よりも大きい、不織布。 - 前記直線部は、前記接合部よりも繊維密度が低い、請求項1記載の不織布。
- 前記直線部は全て、非熱収縮繊維層の繊維配向方向及び該非熱収縮繊維層の繊維配向方向と直交する方向と一致しない配置としている、請求項1又は2記載の不織布。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の不織布を備える吸収性物品。
- 非熱収縮繊維層となる第1繊維層と熱収縮繊維層となる熱収縮前の熱収縮性繊維を含む第2繊維層とを積層して機械流れ方向に沿って搬送し、
エンボス加工により、前記第1繊維層の側から前記第2繊維層に向けて圧搾して前記接合部を複数、互いに離間して、規則的な配置パターンで形成して、前記第1繊維層及び前記第2繊維層を貼り合わせ、
前記接合部の規則的な配置パターンの形成によって、前記第1繊維層の側からの平面視において、互いに隣接する前記接合部の先端間を繋ぐ直線を引いて該直線と前記接合部とで確定される、大多角形領域及び該大多角形領域よりも面積の小さい小多角形領域を形成し、前記接合部の先端間を繋ぐ直線は、前記機械流れ方向及び該機械流れ方向と直交する方向に対して傾斜させており、
前記貼り合わせと同時又は貼り合わせた後に、熱処理を行って、前記第2繊維層に含まれる熱収縮性繊維の熱収縮を発現させて熱収縮繊維とし、同時に、前記非熱収縮繊維層となる第1繊維層が隆起して、前記大多角形領域に配される高凸部及び前記小多角形領域に配される前記高凸部よりも高さの低い低凸部を形成し、
前記小多角形領域部の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合を、前記大多角形領域の外周の長さに占める前記接合部の長さの割合よりも大きくする、不織布の製造方法。
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