JP2019083257A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に搭載される発熱体に作用するひずみを低減させ、接続信頼性の向上を図ることにある。【解決手段】電子部品3を含む発熱体と、発熱体を搭載する基板2と、基板を基板固定部を介して固定する筐体1と、を有する電子制御装置であって、筐体は、基板と対向する面であって、筐体の高さの基準となる基準面から基板側に突出し、基準面からの高さが相異なる複数の凸部13,14を有する。複数の凸部のうち基準面からの高さが最も高い凸部13は、基板の発熱体が搭載された面とは逆側の面と放熱部材16を介して接している。【選択図】図4

Description

本発明は、電子制御装置に関する。
電子制御装置は、金属製の筐体と蓋、筐体内に搭載される回路基板によって構成されている。回路基板には、さまざまな電子部品が搭載され、電源系、駆動系、入出力系など機能ごとにまとまって電子部品が搭載されるのが一般的である。電子部品は、動作することにより発熱する。この熱を逃がさないと電子部品は、温度が上昇し誤動作や故障の原因になる。そのため、発熱量が大きい電子部品が搭載されている位置の回路基板の裏面側は、筐体と導電性接着剤などを介して接着させ、強制的に筐体外部に放熱する構造になっていた。また、筐体の表面に熱の吸収や放射を促進させる表面処理を施すことにより、放射熱を効率よく伝達することにより放熱性を向上させる構造となっていた。
上記のような筐体の構造により、電子部品で発生した熱を筐体の外側に放熱する構造としては、特開2011−192937号公報(特許文献1)がある。
特開2011−192937公報
しかしながら、特許文献1の構造において、発熱量が大きい電子部品が搭載されている位置の回路基板の裏面側は、筐体と導電性接着剤などを介して接着させ、強制的に筐体外部に放熱する構造になっていた。発熱量が大きい部品が孤立している場合は、筐体からその部分に対応する大きさの突起を設けて放熱するが、機能ごとに電子部品を搭載すると、発熱量が大きい部品が近接する場合がある。その場合は、その周辺も含めて複数の電子部品をまとめた大きな突起などで放熱する。大きな突起が電子部品が搭載されている面に対応する回路基板の裏面に導電性接着剤などを介して筐体が接着されていると、回路基板の変形は筐体の変形の影響を大きく受け、電子部品の信号端子のはんだ接合部に発生するひずみは、大きくなり、接続信頼性が低下するという課題があった。また、筐体に熱の吸収や放射を推進させる表面処理を施すことは、製造工程が増加するのでコストがアップするという課題があった。
本発明の目的は、上記記載した従来技術の課題を解決し、基板に搭載される発熱体に作用するひずみを低減させ、接続信頼性の向上を図ることにある。
本発明の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明では、上記課題を解決するために、電子部品を含む発熱体と、前記発熱体を搭載する基板と、前記基板を基板固定部を介して固定する筐体と、を有する電子制御装置であって、前記筐体は、前記基板と対向する面であって、前記筐体の高さの基準となる基準面から前記基板側に突出し、前記基準面からの高さが相異なる複数の凸部を有し、前記複数の凸部のうち前記基準面からの高さが最も高い凸部は、前記基板の前記発熱体が搭載された面とは逆側の面と放熱部材を介して接していることを特徴とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明によれば、基板に搭載される発熱体に作用するひずみを低減させ、接続信頼性の向上を図ることができる。
第1の実施形態における電子制御装置の展開図である。 第1の実施形態における電子制御装置の裏面斜視図である。 第1の実施形態における電子制御装置の筐体の斜視図である。 第1の実施形態における電子制御装置のA−A断面図である。 第1の実施形態における電子制御装置の回路基板の要部拡大断面図である。 第2の実施形態における電子制御装置の回路基板の要部拡大断面図である。 検証に用いた解析モデルの図であって、(a)は、モデルAの要部断面図、(b)は、モデルBの要部断面図、(c)は、モデルCの要部断面図である。 解析モデルの解析結果を示す図である。
〔第1の実施形態〕
本発明による電子制御装置の第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、第1の実施形態における電子制御装置の展開図である。図1において、電子制御装置は、筐体1と、シール材6と、蓋7とを備えている。筐体1は、略長方形形状の回路基板2を収納するための容器として構成され、筐体1には回路基板2が搭載される。回路基板2上は、主に、電子部品配置領域2aとコネクタピン配置領域2bに分割されており、電子部品配置領域2aに、複数の電子部品3等が分散して搭載され、コネクタピン配置領域2bに、複数のコネクタピン5等の部品が分散して搭載される。図中に記載されている電子部品3は、搭載される部品の中で発熱が大きく、積極的に放熱が必要な部品(発熱体となる部品)である。よって、回路基板2には、記載されていない多種多様な部品が多数搭載されているのは言うまでもない。回路基板2は、一般的に機能ごとにエリアを分割して設計することが多い。そのため、図1に示すように、同様な部品が密集して搭載される場所が発生する。筐体1の裏面には、外部装置と接続するためのコネクタ4が複数個搭載されており、各コネクタ4の接続端子(図示せず)は、回路基板2とは、各コネクタピン5により電気的に接続される。電子制御装置は、水分による腐食を防止する必要があり、筐体1は、略長方形形状のシール材6を介して蓋7に接着される。この際、筐体1と蓋7とを強固に固定するために、筐体1の四隅に形成された各固定部8aと、蓋7の四隅に形成された各固定部8bとがネジ(図示せず)により固定される。
図2は、電子制御装置の裏面斜視図である。図2において、筐体1の裏面側のうち、回路基板2のコネクタピン配置領域2bに対応した領域(回路基板2のコネクタピン配置領域2bの裏面側の領域)には、複数のコネクタ装着部4aが筐体1と一体に形成されており、各コネクタ装着部4aには、それぞれコネクタ4が搭載されている。各コネクタ4には、電子制御装置を外部装置と接続するオス型コネクタが接続される。また、筐体1の裏面側のうち、回路基板2の電子部品配置領域2aに対応した領域(回路基板2の電子部品配置領域2aの裏面側の領域)には、電子制御装置の冷却のために、筐体1から突出した複数の冷却フィン9が筐体1と一体に形成されている。各冷却フィン9間に気体を流すことにより、各電子部品3で発生した熱を放熱し、各電子部品3の温度が上昇するのを防止することができる。冷却方法としては、空冷と水冷方式があり、図に示した構造は、空冷方式である。水冷方式を採用する場合は、冷却水が漏水しない構造にする必要があることは、言うまでもない。
図3は、電子制御装置の筐体の斜視図である。図3において、筐体1の表面側には、回路基板2を固定するための突起であって、基準面11から回路基板2側に突出した複数の基板固定部10が、7箇所(固定部8aより内側に4箇所、中ほどに3箇所)に分散して設けられている。各基板固定部10には、ネジを用いて回路基板2が固定される。また、筐体1の表面側のうち、回路基板2のコネクタピン配置領域2bの裏面側に対応した領域には、複数のコネクタ装着部4aが筐体1と一体に形成されており、回路基板2の電子部品配置領域2aの裏面側に対応した領域には、基準面11からの高さが相異なる複数の凸部12、13、14が筐体1と一体に形成されている。
即ち、発熱量が大きく、放熱が必要な電子部品3が点在する領域となる、回路基板2の直下の筐体1には、筐体1の表面で最大の面積を有する基準面11よりも上側(回路基板2側)に突出した突起となる、凸部12が設置されている。また、放熱が必要な電子部品3が密集している領域となる、回路基板2の直下の筐体1には、基準面11よりも上側に突出した突起となる、凸部(第一の凸部)13が設置されている。さらに、凸部(第一の凸部)13の一部の領域であって、放熱が必要な電子部品3が存在する領域となる、回路基板2の直下の筐体1には、複数の凸部(第二の凸部)14が複数個分散して設けられている。放熱が必要な電子部品3で発生した熱は、凸部12を介して冷却フィン9まで伝導すると共に、凸部14から凸部13を介して冷却フィン9まで伝導し、電子制御装置の外に放出される。凸部13は、回路基板2の変形を低減するために、筐体1の中ほどの基板固定部10の周辺に配置される構造になっている。また、筐体1のうち、発熱量が大きく、放熱が必要な電子部品3が密集している箇所に、凸部13と凸部14を配置する構成とすることにより、筐体1の製造工程において、ダイキャストの金型の深い溝を低減できると共に、湯流れを阻害する箇所が低減でき、引け巣やボイドなどの製造不良を低減できる効果がある。また、凸部13の周辺に、基板固定部10を配置することにより、回路基板2の変形を低減できる効果がある。
図4は、図3のA−Aの位置に対応した電子制御装置の断面図(電子制御装置のA−A断面図)である。図4において、筐体1の上側には、回路基板2が配置され、回路基板2上には、複数の電子部品3が搭載されている。回路基板2の上方には、シール材6を介して蓋7が配置されており、蓋7の両端側の固定部8bが、筐体1の固定部8aに固定されている。筐体1には、基準面11を基準の高さとして、基準面11より上方(回路基板2側)に突出した、凸部12、13が形成されていると共に、凸部13の上側の一部には、基準面11より上方に突出した凸部14が形成されている。凸部14は、放熱部材16を介して、回路基板2の裏面(電子部品3が存在する領域の裏面)に接して配置されている。筐体1の下側には、複数の冷却フィン9が相隣接して形成されている。各冷却フィン9間には、溝15a、15b、15cが形成されている。溝15aは、凸部14を含む凸部13の裏面に形成されており、この溝15aは、他の溝、例えば、基準面11の裏面に形成された溝15cよりも、その深さ(長さ)が、深く(長く)なるように形成されている。即ち、凸部14を含む凸部13の裏面に形成された冷却フィン(第一の冷却フィン)9は、電子部品3の熱を、より少ない熱抵抗で放熱するために、他の部位(基準面11の裏面側)の冷却フィン(第二の冷却フィン)9よりも長くなっている。これにより、筐体1のうち凸部13の部分の熱抵抗を低減でき、放熱効率を向上させることができる。
図5は、第1の実施形態における電子制御装置の回路基板の要部拡大断面図である。図5において、回路基板2の上面には、複数のランド17a、17b、17c、17dが形成されている。電子部品3の両端側に位置するランド17a、17dは、はんだ18を介して、電子部品3の端子(信号端子)19に接続され、電子部品3の底部側中ほどに位置するランド17b、17cは、はんだ18を介して、電子部品3底部のヒートシンク(図示せず)に接続される。回路基板2の下面(裏面)のうち、ランド17b、17c下方の領域には、放熱部材16を介して、筐体1の凸部14が接している。この際、凸部14は、その上面が、ランド17a、17dの下方の領域から外れた領域に位置するように配置されている。凸部14を、その上面が、ランド17a、17dの下方の領域から外れた領域に位置するように配置することにより、温度変化によってはんだ18にひずみが生じても、回路基板2が変形しやすくなり、はんだ18のひずみによるストレスを回路基板2側にも分担させることができ、はんだ18のひずみによるストレスが電子部品3の端子19に作用するのを低減することができる。また、凸部14のうち回路基板2と対向する面の面積は、回路基板2に搭載されている電子部品(発熱体)3の搭載面積より小さく、筐体1と回路基板2とが接する面積を小さくできるので、放熱部材16の量を削減することもできる。
本実施形態によれば、電子部品3の周りの回路基板2は、凸部14の上面だけが放熱部材16を介して接するので、回路基板2の変形を阻害することがなく、電子部品3の端子(信号端子)19のはんだ接合部のはんだ18にかかるひずみを低減でき、接続信頼性を向上することができる。
〔第2の実施形態〕
本発明による電子制御装置の第2の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、第2の実施形態における電子制御装置の回路基板の要部拡大断面図である。図6において、本実施形態では、回路基板2の上面には、図5と同様に、複数のランド17a、17b、17c、17dが形成されており、ランド17a、17dは、はんだ18を介して、電子部品3の端子(信号端子)19に接続され、ランド17b、17cは、はんだ18を介して、電子部品3底部のヒートシンクに接続される。一方、回路基板2の下面(裏面)側に配置される、筐体1の凸部14は、図5とは異なり、その上部側が3つの支持部14a、14b、14cに分割されている。支持部14aと支持部14bとの間に、回路基板2との間の空間部となる凹部20aが形成され、支持部14bと支持部14cとの間に、回路基板2との間の空間部となる凹部20bが形成されている。凸部14は、各支持部14a、14b、14cがそれぞれ放熱部材16を介して、回路基板2の下面に接している。
この際、凸部14の支持部14a、14b、14cは、その全体の表面積が、端子19に接続されるランド17a、17d全体の表面積よりも大きくなるように形成されている。凸部14の支持部14aは、ランド17aの下方の領域から外れた領域に位置するように配置され、凸部14の支持部14bは、ランド17b、17cの下方の領域に位置するように配置され、凸部14の支持部14cは、ランド17dの下方の領域から外れた領域に位置するように配置される。即ち、電子部品3の各端子19に接続されるランド17a、17dの下方の領域に、凸部14の凹部20a、20bが位置するようになっている。また、電子部品3の両端側を、回路基板2を介して、凸部14の支持部14a、14cが支持するようになっている。このような構造を採用することにより、温度変化によってはんだ18にひずみが生じても、回路基板2が、凹部20a、20b側に変形しやすくなり、はんだ18のひずみによるストレスを回路基板2側にも分担させることができ、はんだ18のひずみによるストレスが電子部品3の端子19に作用するのを低減することができる。
本実施形態によれば、電子部品3の周りの回路基板2は、凸部14上面の支持部14a、14b、14cだけが放熱部材16を介して接するので、温度変化によってはんだ18にひずみが生じても、回路基板2が、凹部20a、20b側に変形しやすくなり、電子部品3の端子(信号端子)19のはんだ接合部のはんだ18にかかるひずみをより低減でき、接続信頼性を向上することができる。
(第1、第2の実施形態の効果の検証)
第1、第2の実施形態の効果について、図7、図8を参照して説明する。図7は、電子制御装置の1/4モデルの解析モデルを説明するための図であって、図7(a)は、モデルAの要部断面図、図7(b)は、モデルBの要部断面図、図7(c)は、モデルCの要部断面図である。モデルAは、筐体1の凸部14が、端子19の下方の領域の回路基板2に接続される場合を模擬したモデルである。モデルBは、第2の実施形態を模擬したモデルである。モデルCは、第1の実施形態を模擬したモデルである。このモデルA、B、Cを用いて熱応力解析を行ったところ、図8に示すよう解析結果が得られた。
図8は、各モデルのひずみ振幅比を示す特性図である。図8において、各モデルA、B、Cのひずみ振幅比は、はんだの寿命を評価する指標として、各モデルA、B、Cについて熱衝撃を模擬した熱応力解析を行い、最低温度のときの相当塑性ひずみと最高温度の相当塑性ひずみとから、両者のひずみ振幅の比を求めたものである。この際、モデルAのひずみ振幅を1としたときのモデルB、Cのひずみ振幅を求めた。その結果、モデルB(第2の実施形態)では5%、モデルC(第1の実施形態)では20%強の効果を確認した。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 筐体、2 回路基板、3 電子部品、7 蓋、10 基板固定部、11 基準面、12、13、14 凸部、16 放熱部材、20 凹部

Claims (8)

  1. 電子部品を含む発熱体と、前記発熱体を搭載する基板と、前記基板を基板固定部を介して固定する筐体と、を有する電子制御装置であって、
    前記筐体は、
    前記基板と対向する面であって、前記筐体の高さの基準となる基準面から前記基板側に突出し、前記基準面からの高さが相異なる複数の凸部を有し、
    前記複数の凸部のうち前記基準面からの高さが最も高い凸部は、前記基板の前記発熱体が搭載された面とは逆側の面と放熱部材を介して接していることを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    前記複数の凸部は、
    前記基準面上に形成された第一の凸部と、
    前記第一の凸部の上に形成された第二の凸部を有し、
    前記第二の凸部は、前記基板の前記発熱体が搭載された面とは逆側の面と前記放熱部材を介して接していることを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項2に記載の電子制御装置であって、
    前記第二の凸部は、前記基板を間にして、その上側に前記発熱体が存在する領域に配置されることを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項2又は3に記載の電子制御装置であって、
    前記筐体は、
    前記基準面とは逆側の面に複数の冷却フィンを備えることを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置であって、
    前記複数の冷却フィンは、
    前記基準面を基準にして前記第一の凸部とは逆側に形成された第一の冷却フィンと、
    前記第一の冷却フィンに隣接して形成された第二の冷却フィンを有し、
    前記第一の冷却フィンは、その溝の深さが、前記第二の冷却フィンの溝よりも深く形成されていることを特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項2、3、4、5のうちいずれ1項に記載の電子制御装置であって、
    前記第二の凸部には、
    前記基板と対向する面に、前記基板との間の空間部となる複数の凹部が形成されていることを特徴とする電子制御装置。
  7. 請求項6に記載の電子制御装置であって、
    前記複数の凹部は、
    前記発熱体の前記電子部品の端子に対応する領域に形成されていることを特徴とする電子制御装置。
  8. 請求項2〜7のうちいずれか1項に記載の電子制御装置であって、
    前記第二の凸部のうち前記基板と対向する面の面積は、前記基板に搭載されている前記発熱体の搭載面積より小さいことを特徴とする電子制御装置。
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