JP2019082425A - ひずみゲージ - Google Patents

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真太郎 ▲高▼田
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慎也 戸田
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Abstract

【課題】ひずみゲージにおいて抵抗温度係数TCRの安定性を向上する。【解決手段】本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、を有し、前記抵抗体に、前記抵抗体の主成分である結晶粒同士が近づくことを防止する機能を有する第1の物質が添加されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ひずみゲージに関する。
測定対象物に貼り付けて、測定対象物のひずみを検出するひずみゲージが知られている。ひずみゲージは、ひずみを検出する抵抗体を備えており、抵抗体の材料としては、例えば、Cr(クロム)やNi(ニッケル)を含む材料が用いられている。又、抵抗体は、例えば、金属箔をエッチングすることにより、所定のパターンに形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−74934号公報
しかしながら、可撓性を有する基材を用いた場合、基材上に安定な抵抗体を形成することは困難であり、ゲージ特性、特に抵抗温度係数TCRの安定性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ひずみゲージにおいて抵抗温度係数TCRの安定性を向上することを目的とする。
本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、を有し、前記抵抗体に、前記抵抗体の主成分である結晶粒同士が近づくことを防止する機能を有する第1の物質が添加されている。
開示の技術によれば、ひずみゲージにおいて抵抗温度係数TCRの安定性を向上することができる。
第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。 第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図である。 抵抗体がCr混相膜である場合の抵抗体の内部を例示する模式図(その1)である。 抵抗体がCr混相膜である場合の抵抗体の内部を例示する模式図(その2)である。 第3の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。図2は、第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図1のA−A線に沿う断面を示している。図1及び図2を参照するに、ひずみゲージ1は、基材10と、抵抗体30と、端子部41とを有している。
なお、本実施の形態では、便宜上、ひずみゲージ1において、基材10の抵抗体30が設けられている側を上側又は一方の側、抵抗体30が設けられていない側を下側又は他方の側とする。又、各部位の抵抗体30が設けられている側の面を一方の面又は上面、抵抗体30が設けられていない側の面を他方の面又は下面とする。但し、ひずみゲージ1は天地逆の状態で用いることができ、又は任意の角度で配置することができる。又、平面視とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視ることを指し、平面形状とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視た形状を指すものとする。
基材10は、抵抗体30等を形成するためのベース層となる部材であり、可撓性を有する。基材10の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、5μm〜500μm程度とすることができる。特に、基材10の厚さが5μm〜200μmであると、接着層等を介して基材10の下面に接合される起歪体表面からの歪の伝達性、環境に対する寸法安定性の点で好ましく、10μm以上であると絶縁性の点で更に好ましい。
基材10は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂、エポキシ樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、ポリオレフィン樹脂等の絶縁樹脂フィルムから形成することができる。なお、フィルムとは、厚さが500μm以下程度であり、可撓性を有する部材を指す。
ここで、『絶縁樹脂フィルムから形成する』とは、基材10が絶縁樹脂フィルム中にフィラーや不純物等を含有することを妨げるものではない。基材10は、例えば、シリカやアルミナ等のフィラーを含有する絶縁樹脂フィルムから形成しても構わない。
抵抗体30は、基材10上に所定のパターンで形成された薄膜であり、ひずみを受けて抵抗変化を生じる受感部である。抵抗体30は、基材10の上面10aに直接形成されてもよいし、基材10の上面10aに他の層を介して形成されてもよい。なお、図1では、便宜上、抵抗体30を梨地模様で示している。
抵抗体30は、例えば、Cr(クロム)を含む材料、Ni(ニッケル)を含む材料、又はCrとNiの両方を含む材料から形成することができる。すなわち、抵抗体30は、CrとNiの少なくとも一方を含む材料から形成することができる。Crを含む材料としては、例えば、Cr混相膜が挙げられる。Niを含む材料としては、例えば、Ni−Cu(ニッケル銅)が挙げられる。CrとNiの両方を含む材料としては、例えば、Ni−Cr(ニッケルクロム)が挙げられる。
ここで、Cr混相膜とは、Cr、CrN、CrN等が混相した膜である。Cr混相膜は、酸化クロム等の不可避不純物を含んでもよい。
抵抗体30の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.05μm〜2μm程度とすることができる。特に、抵抗体30の厚さが0.1μm以上であると抵抗体30を構成する結晶の結晶性(例えば、α−Crの結晶性)が向上する点で好ましく、1μm以下であると抵抗体30を構成する膜の内部応力に起因する膜のクラックや基材10からの反りを低減できる点で更に好ましい。
例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、安定な結晶相であるα−Cr(アルファクロム)を主成分とすることで、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、抵抗体30がα−Crを主成分とすることで、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。ここで、主成分とは、対象物質が抵抗体を構成する全物質の50質量%以上を占めることを意味するが、ゲージ特性を向上する観点から、抵抗体30はα−Crを80重量%以上含むことが好ましい。なお、α−Crは、bcc構造(体心立方格子構造)のCrである。
図3は、抵抗体がCr混相膜である場合の抵抗体の内部を例示する模式図である。図3に示すように、Cr混相膜である抵抗体30は、α−Cr結晶粒301と窒化クロム302(CrN、CrNの一方又は両方)とを含むが、本実施の形態では、更に物質303が添加されている。
物質303が添加されていない加熱前のCr混相膜のTCRは負の値を示す。これは、Crの結晶粒はTCRの正の成分であるが、例えば窒素雰囲気中での成膜により、Crの結晶粒界にTCRの負の成分である窒化クロムが(CrN、CrNの一方又は両方)が形成され、TCRの負の成分である窒化クロムの影響が大きく表れたためと考えられる。
物質303が添加されていないCr混相膜では、加熱によりTCRが大きく変化し、Cr混相膜のTCRは低値となる。この理由は、Cr混相膜中の残留応力が緩和されてCrの結晶粒同士が近づくことにより、結晶粒界におけるトンネル電流がより大きくなり、TCRの負の成分である窒化クロムの影響が低減されたためと考えられる。
本実施の形態では、Cr混相膜中にα−Cr結晶粒301同士が近づくことを防止する機能を有する物質303を添加しており、物質303はCr混相膜中に分散してα−Cr結晶粒301の結晶粒界に存在している。
物質303は、α−Cr結晶粒301同士が近づくことを防止する機能を有する物質であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できる。物質303は、TCRが−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下であり、かつ電気伝導率が10−6S/m以下であることが好ましく、例えば、AlNやBN、TiO、ZrO、SiO、Si等の絶縁物が挙げられる。これらの群から選択される複数種の物質が混在しても構わない。
ここで、TCRが−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下であると好ましい理由は次の通りである。例えば、TCRが+1000ppm/℃より大きい物質が結晶粒界に存在する場合、伝導体の挙動が支配的になるため、膜全体のTCR値が+1000ppm/℃より大きくなってしまう。又、TCRが−30000ppm/℃より小さい物質が結晶粒界に存在する場合、構造欠陥により熱的に活性化されたホッピング伝導が寄与するため、不安定なTCR値になってしまう。これらに対して、TCRが−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下である物質303が結晶粒界に存在する場合には、上記の問題がないため、Cr混相膜全体のTCRを安定して低値に制御可能となる。
又、電気伝導率が10−6S/m以下であることが好ましい理由は次の通りである。例えば、Cr混相膜中に電気伝導率が10S/mより大きい物質として金属を添加する場合、加熱により金属がCr混相膜中に拡散するためTCRが大きく変化する。又、Cr混相膜中に電気伝導率が10−6S/mより大きく10S/m以下の物質として絶縁体より電気特性が高い金属化合物を添加する場合、金属と異なり拡散は抑制されるもののCr混相膜の電気特性を変化させてしまう。これらに対して、Cr混相膜中に電気伝導率が10−6S/m以下である物質303を添加する場合には、金属と異なり拡散が抑制され、Cr粒子間の距離を制御できるため、加熱前後の何れにおいてもTCRを低値に抑えることができる。
物質303の添加量は、抵抗体30の成膜条件に応じて適宜選択できるが、1重量%〜25重量%とすることができる。特に、抵抗体30中の物質303の添加量が2重量%〜10重量%であると、α−Crの結晶性が向上する点で好ましい。
Cr混相膜である抵抗体30に、α−Cr結晶粒301同士が近づくことを防止する機能を有する物質303を添加し物質303が結晶粒界に存在することで、TCRの正の成分であるCrの結晶粒同士の結合が抑制され、ひずみゲージのTCRを低値とすることができる。
すなわち、結晶粒界に存在する物質303は、加熱時の残留応力緩和によりα−Cr結晶粒301同士が近づくことを防止するため、加熱後においても抵抗体30の内部の状態は加熱前と大きく変わらず、ひずみゲージ1のTCRを低値のまま維持することができる。
結果として、Cr混相膜の加熱前と加熱後のTCRを何れも低値とすることが可能となり、加熱前後のTCR変化を抑制することができる。すなわち、ひずみゲージ1のTCRの安定性を向上できる。なお、Cr混相膜に添加する物質303の量によって、α−Cr結晶粒301同士が近づく度合いを制御でき、その結果ひずみゲージ1のTCRを制御できる。
以上はCr混相膜を例にして説明したが、Ni−Cu薄膜やNi−Cr薄膜についても、抵抗体に、抵抗体の主成分である結晶粒同士が近づくことを防止する機能を有する物質を添加することにより、Cr混相膜の場合と同様の効果が得られる。
図1及び図2の説明に戻り、端子部41は、抵抗体30の両端部から延在しており、平面視において、抵抗体30よりも拡幅して略矩形状に形成されている。端子部41は、ひずみにより生じる抵抗体30の抵抗値の変化を外部に出力するための一対の電極であり、例えば、外部接続用のリード線等が接合される。抵抗体30は、例えば、端子部41の一方からジグザグに折り返しながら延在して他方の端子部41に接続されている。端子部41の上面を、端子部41よりもはんだ付け性が良好な金属で被覆してもよい。なお、抵抗体30と端子部41とは便宜上別符号としているが、両者は同一工程において同一材料により一体に形成することができる。
抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように基材10の上面10aにカバー層60(絶縁樹脂層)を設けても構わない。カバー層60を設けることで、抵抗体30に機械的な損傷等が生じることを防止できる。又、カバー層60を設けることで、抵抗体30を湿気等から保護することができる。なお、カバー層60は、端子部41を除く部分の全体を覆うように設けてもよい。
カバー層60は、例えば、PI樹脂、エポキシ樹脂、PEEK樹脂、PEN樹脂、PET樹脂、PPS樹脂、複合樹脂(例えば、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂)等の絶縁樹脂から形成することができる。カバー層60は、フィラーや顔料を含有しても構わない。カバー層60の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、2μm〜30μm程度とすることができる。
ひずみゲージ1を製造するためには、まず、基材10を準備し、基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。抵抗体30及び端子部41の材料や厚さは、前述の通りである。抵抗体30と端子部41とは、同一材料により一体に形成することができる。
抵抗体30及び端子部41は、例えば、抵抗体30及び端子部41を形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフィによってパターニングすることで形成できる。抵抗体30及び端子部41は、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法や蒸着法、アークイオンプレーティング法、パルスレーザー堆積法等を用いて成膜してもよい。
ゲージ特性を安定化する観点から、抵抗体30及び端子部41を成膜する前に、下地層として、基材10の上面10aに、例えば、コンベンショナルスパッタ法により膜厚が1nm〜100nm程度の機能層を真空成膜することが好ましい。なお、機能層は、機能層の上面全体に抵抗体30及び端子部41を形成後、フォトリソグラフィによって抵抗体30及び端子部41と共に図1に示す平面形状にパターニングされる。
本願において、機能層とは、少なくとも上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有する層を指す。機能層は、更に、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能や、基材10と抵抗体30との密着性を向上する機能を備えていることが好ましい。機能層は、更に、他の機能を備えていてもよい。
基材10を構成する絶縁樹脂フィルムは酸素や水分を含むため、特に抵抗体30がCrを含む場合、Crは自己酸化膜を形成するため、機能層が抵抗体30の酸化を防止する機能を備えることは有効である。
機能層の材料は、少なくとも上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有する材料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、Cr(クロム)、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、Ni(ニッケル)、Y(イットリウム)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)、Si(シリコン)、C(炭素)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)、Bi(ビスマス)、Fe(鉄)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Re(レニウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Au(金)、Co(コバルト)、Mn(マンガン)、Al(アルミニウム)からなる群から選択される1種又は複数種の金属、この群の何れかの金属の合金、又は、この群の何れかの金属の化合物が挙げられる。
上記の合金としては、例えば、FeCr、TiAl、FeNi、NiCr、CrCu等が挙げられる。又、上記の化合物としては、例えば、TiN、TaN、Si、TiO、Ta、SiO等が挙げられる。
機能層は、例えば、機能層を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にAr(アルゴン)ガスを導入したコンベンショナルスパッタ法により真空成膜することができる。コンベンショナルスパッタ法を用いることにより、基材10の上面10aをArでエッチングしながら機能層が成膜されるため、機能層の成膜量を最小限にして密着性改善効果を得ることができる。
但し、これは、機能層の成膜方法の一例であり、他の方法により機能層を成膜してもよい。例えば、機能層の成膜の前にAr等を用いたプラズマ処理等により基材10の上面10aを活性化することで密着性改善効果を獲得し、その後マグネトロンスパッタ法により機能層を真空成膜する方法を用いてもよい。
機能層の材料と抵抗体30及び端子部41の材料との組み合わせは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、機能層としてAlを用い、抵抗体30及び端子部41としてα−Cr(アルファクロム)を主成分とするCr混相膜を成膜することが可能である。
この場合、例えば、Cr混相膜を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にArガスを導入したマグネトロンスパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜することができる。或いは、純Crをターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜してもよい。
これらの方法では、Alからなる機能層がきっかけでCr混相膜の成長面が規定され、安定な結晶構造であるα−Crを主成分とするCr混相膜を成膜できる。又、機能層を構成するAlがCr混相膜中に拡散することにより、ゲージ特性が向上する。例えば、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。なお、機能層がAlから形成されている場合、Cr混相膜にAlやAlNが含まれる場合がある。つまり、Alからなる機能層からCr混相膜中にAlNを添加することができる。
なお、抵抗体30がCr混相膜である場合、Alからなる機能層は、抵抗体30の結晶成長を促進する機能、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能、及び基材10と抵抗体30との密着性を向上する機能の全てを備えている。機能層として、Alに代えてTi、Si、Feを用いた場合も同様である。
このように、抵抗体30の下層に機能層を設けることにより、抵抗体30の結晶成長を促進することが可能となり、安定な結晶相からなる抵抗体30を作製できる。その結果、ひずみゲージ1において、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、機能層を構成する材料が抵抗体30に拡散することにより、ひずみゲージ1において、ゲージ特性を向上することができる。
又、AlNが添加されたCr混相膜を形成するために、Cr及びAlをそれぞれターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜してもよい。この場合、AlはCr混相膜中にAlNとして成膜され、AlNが添加されたCr混相膜を形成することができる。
なお、この方法では、Al以外の機能層上にCr混相膜を成膜してもAlNが添加されたCr混相膜を形成することができる。又、この方法では、機能層を形成せずに、基材10の上面10aに直接Cr混相膜を成膜してもAlNが添加されたCr混相膜を形成することができる。
抵抗体30及び端子部41を形成後、必要に応じ、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するカバー層60を設けることで、ひずみゲージ1が完成する。カバー層60は、例えば、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように半硬化状態の熱硬化性の絶縁樹脂フィルムをラミネートし、加熱して硬化させて作製することができる。カバー層60は、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように液状又はペースト状の熱硬化性の絶縁樹脂を塗布し、加熱して硬化させて作製してもよい。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態とは特性の異なる物質を抵抗体に添加する例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図4は、抵抗体がCr混相膜である場合の抵抗体の内部を例示する模式図であり、加熱前後の様子を模式的に示している。図4に示すように、Cr混相膜である抵抗体30は、α−Cr結晶粒301と窒化クロム302(CrN、CrNの一方又は両方)とを含むが、本実施の形態では、更に物質304が添加されている。
物質304が添加されていないCr混相膜では、加熱によりTCRが大きく変化し、加熱時間が長いほどTCRは正の方向に大きくなる。これは、加熱によりTCRの正の成分であるCrの結晶粒が徐々に成長し、結晶粒界に存在するTCRの負の成分である窒化クロムがCr膜内部に取り込まれるか、又は、外部へ押し出され、結晶粒界に存在する窒化クロムが減少したことによると考えられる。そのため、加熱時間が長くなるほどTCRは正の値で大きくなり続けてしまう。
そこで、本実施の形態では、Cr混相膜中にα−Cr結晶粒301の成長を抑制する機能を有する物質304を添加しており、物質304はCr混相膜中に分散している。
物質304は、α−Cr結晶粒301の成長を抑制する機能を有する物質であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できる。物質304は、TCRが−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下であり、かつ電気伝導率が10−6S/mより大きく10S/m以下であることが好ましく、例えば、TiNやTaN、SiTiN、CrSiO等の金属化合物、Si等の半導体が挙げられる。これらの群から選択される複数種の物質が混在しても構わない。
ここで、TCRが−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下であると好ましい理由は次の通りである。例えば、TCRが+1000ppm/℃より大きい物質が結晶粒界に存在する場合、伝導体の挙動が支配的になるため、膜全体のTCR値が+1000ppm/℃より大きくなってしまう。又、TCRが−30000ppm/℃より小さい物質が結晶粒界に存在する場合、構造欠陥により熱的に活性化されたホッピング伝導が寄与するため、不安定なTCR値になってしまう。これらに対して、TCRが−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下である物質304が結晶粒界に存在する場合には、上記の問題がないため、Cr混相膜全体のTCRを安定して低値に制御可能となる。
又、電気伝導率が10−6S/mより大きく10S/m以下であることが好ましい理由は次の通りである。例えば、Cr混相膜中に電気伝導率が10S/mより大きい物質として金属を添加する場合、加熱により金属がCr混相膜中に拡散するためTCRが大きく変化する。又、10−6S/m以下の物質を添加する場合、電気を殆ど通さないためにCr混相膜中の電気特性を制御することができない。これらに対して、Cr混相膜中に電気伝導率が10−6S/mより大きく10S/m以下である物質304を添加する場合には、金属と異なり拡散が抑制されるだけでなく、Cr混相膜の特性に応じた電気特性の材料を添加可能なため、加熱前後の何れにおいてもTCRを低値に抑えることができる。
物質304の添加量は、抵抗体30の成膜条件に応じて適宜選択できるが、1重量%〜25重量%とすることができる。特に、抵抗体30中の物質304の添加量が2重量%〜10重量%であると、α−Crの結晶性が向上する点で好ましい。
Cr混相膜である抵抗体30に、α−Cr結晶粒301の成長を抑制する機能を有する物質304を添加することにより、加熱によりTCRが正の値で大きくなり続けることを抑制し、TCRを低値に抑えることができる。すなわち、ひずみゲージ1のTCRの安定性を向上できる。なお、Cr混相膜に添加する物質304の量によって、α−Cr結晶粒301の成長度合いを制御でき、その結果ひずみゲージ1のTCRを制御できる。
TiNが添加されたCr混相膜を形成するためには、例えば、基材10の上面10aにTiからなる機能層を成膜する。そして、Cr混相膜を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にArガスを導入したマグネトロンスパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜することができる。或いは、純Crをターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜してもよい。
これらの方法では、Tiからなる機能層がきっかけでCr混相膜の成長面が規定され、安定な結晶構造であるα−Crを主成分とするCr混相膜を成膜できる。又、機能層を構成するTiがCr混相膜中に拡散することにより、ゲージ特性が向上する。例えば、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。なお、機能層がTiから形成されている場合、Cr混相膜にTiやTiNが含まれる場合がある。つまり、Tiからなる機能層からCr混相膜中にTiNを添加することができる。
又、TiNが添加されたCr混相膜を形成するために、Cr及びTiをそれぞれターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜してもよい。この場合、TiはCr混相膜中にTiNとして成膜され、TiNが添加されたCr混相膜を形成することができる。
なお、この方法では、Ti以外の機能層上にCr混相膜を成膜してもTiNが添加されたCr混相膜を形成することができる。又、この方法では、機能層を形成せずに、基材10の上面10aに直接Cr混相膜を成膜してもTiNが添加されたCr混相膜を形成することができる。
第1の実施の形態と第2の実施の形態とは組み合わせることが可能である。例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、抵抗体30に物質303としてAlNを、物質304としてTiNを添加することができる。これにより、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で示した両方の効果を得ることができる。
以上はCr混相膜を例にして説明したが、Ni−Cu薄膜やNi−Cr薄膜についても、抵抗体に、抵抗体の主成分である結晶粒の成長を抑制する機能を有する物質を添加することにより、Cr混相膜の場合と同様の効果が得られる。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態とは異なる方法により、ひずみゲージのTCRの安定性を向上する例を示す。なお、第3の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図5は、第3の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図5を参照するに、ひずみゲージ1Aは、抵抗体30及び端子部41の上面に酸化阻害層50を設けた点が、ひずみゲージ1(図1、図2等参照)と相違する。
Crを母体とする薄膜は酸化状態により抵抗値やゲージ率が左右される。そのため、Crの酸化制御が重要となるが、Crの酸化層は一般的に不動態層といわれているように、容易に酸化層を作製するため、酸化制御を行うことは困難である。そこで、本実施の形態では、図5に示すように、抵抗体30及び端子部41の上面に酸化阻害層50を設けている。但し、酸化阻害層50の導電性によっては、端子部41の上面の酸化阻害層50を除去しても構わない。
酸化阻害層50の材料は、抵抗体30の酸化を防止できれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、Ti、TiN、TaN、Si、Si、SiO、ZrO等が挙げられる。これらの群から選択される複数種の物質が混在しても構わない。
例えば、抵抗体30がCr混相膜であり、酸化阻害層50の材料がTiである場合、酸化阻害層50の厚さは、Cr混相膜のゲージ特性への影響を低減する観点から、1nm〜100nm程度とすることが好ましい。又、抵抗体30がCr混相膜であり、酸化阻害層50の材料がTiNである場合、酸化阻害層50の厚さは、Cr混相膜のTCRの安定性を向上する観点から、1nm〜10nm程度とすることが好ましい。
抵抗体30及び端子部41の上面に酸化阻害層50を形成するためには、抵抗体30及び端子部41を成膜後、例えば、酸化阻害層50を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にAr(アルゴン)ガスを導入したコンベンショナルスパッタ法により、抵抗体30及び端子部41の上面全体に真空成膜する。その後、抵抗体30、端子部41、及び酸化阻害層50を図1に示す平面形状にパターニングする。その後、必要に応じて、端子部41の上面の酸化阻害層50を除去する。
抵抗体30及び端子部41の成膜と酸化阻害層50の成膜を真空のチャンバ内で一連の工程として実行することで、抵抗体30及び端子部41の上面に酸化層が形成されることなく、抵抗体30の上面に直接酸化阻害層50を成膜することができる。すなわち、抵抗体30及び端子部41の上面となる非酸化面に、酸化阻害層50を成膜することができる。
なお、パターニングにより抵抗体30及び端子部41の側面は酸化阻害層50から露出するが、抵抗体30及び端子部41は薄くて側面の面積が小さいため、側面からの酸化は問題とはならない。
このように、抵抗体30の上面となる非酸化面に酸化阻害層50を成膜することで、抵抗体30がCrを母体とする薄膜である場合でも、抵抗体30が酸化されることがないため、抵抗体30の抵抗値やひずみゲージ1Aのゲージ率の安定性を向上することができる。又、ひずみゲージ1AのTCRの安定性を向上することができる。
なお、第1及び第2の実施の形態と同様に、抵抗体30の下層に機能層を設けることが好ましい。本実施の形態では、機能層として、上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有すると共に、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能を有する層を用いることが好ましい。
これにより、抵抗体30の結晶成長を促進して安定な結晶相からなる抵抗体30を作製可能となり、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、機能層を構成する材料が抵抗体30に拡散することにより、ゲージ特性を向上することができる。更に、機能層がバリア層となって、基材10側からの抵抗体30の酸化を抑制するため、より一層、抵抗体30の抵抗値やひずみゲージ1Aのゲージ率の安定性を向上することができる。又、より一層、ひずみゲージ1AのTCRの安定性を向上することができる。
結晶成長の促進及びバリア層としての機能を備えた機能層としては、例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、TiやTiNを挙げられるが、特にTiNを用いることが好ましい。Cr混相膜中にTiを拡散させるとゲージ特性が向上する一方で拡散の程度によりゲージ特性のバラつきが生じるが、Cr混相膜中にTiNを拡散させる場合には、Cr混相膜中での拡散が小さいため、拡散の程度によるゲージ特性のバラつきが生じ難く、温度によるゲージ特性の安定性が向上するからである。
第1の実施の形態と第3の実施の形態とは組み合わせることが可能である。例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、抵抗体30に物質303としてAlNを添加し、かつ抵抗体30の上面に酸化阻害層50としてTiを成膜することができる。更に、抵抗体30の結晶成長を促進する機能及び抵抗体30の酸化を防止する機能を備えた機能層としてTiN等を抵抗体30の下層に設けてもよい。これにより、第1の実施の形態及び第3の実施の形態で示した両方の効果を得ることができる。
又、第2の実施の形態と第3の実施の形態とは組み合わせることが可能である。例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、抵抗体30に物質304としてTiNを添加し、かつ抵抗体30の上面に酸化阻害層50としてTiを成膜することができる。更に、抵抗体30の結晶成長を促進する機能及び抵抗体30の酸化を防止する機能を備えた機能層としてTiN等を抵抗体30の下層に設けてもよい。これにより、第2の実施の形態及び第3の実施の形態で示した両方の効果を得ることができる。
又、第1の実施の形態と第2の実施の形態と第3の実施の形態とは組み合わせることが可能である。例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、抵抗体30に物質303としてAlNを、物質304としてTiNを添加し、かつ抵抗体30の上面に酸化阻害層50としてTiを成膜することができる。更に、抵抗体30の結晶成長を促進する機能及び抵抗体30の酸化を防止する機能を備えた機能層としてTiN等を抵抗体30の下層に設けてもよい。これにより、第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び第3の実施の形態で示した全ての効果を得ることができる。
以上はCrを母体とする薄膜を例にして説明したが、Ni−Cu薄膜やNi−Cr薄膜についても、抵抗体30の上面に酸化阻害層50を設けることにより、Crを母体とする薄膜の場合と同様の効果が得られる。又、Ni−Cu薄膜やNi−Cr薄膜についても、抵抗体30の下層に結晶成長の促進及びバリア層としての機能を備えた機能層を設けることにより、Crを母体とする薄膜の場合と同様の効果が得られる。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
1、1A ひずみゲージ、10 基材、10a 上面、30 抵抗体、41 端子部、50 酸化阻害層、60 カバー層、301 α−Cr結晶粒、302 窒化クロム、303、304 物質

Claims (15)

  1. 可撓性を有する基材と、
    前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、を有し、
    前記抵抗体に、前記抵抗体の主成分である結晶粒同士が近づくことを防止する機能を有する第1の物質が添加されているひずみゲージ。
  2. 前記第1の物質は、抵抗温度係数が−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下であり、かつ電気伝導率が10−6S/m以下である請求項1に記載のひずみゲージ。
  3. 前記第1の物質は、AlN、BN、TiO、ZrO、SiO、Siからなる群から選択される1種又は複数種の物質である請求項1又は2に記載のひずみゲージ。
  4. 前記抵抗体に、前記抵抗体の主成分である結晶粒の成長を抑制する機能を有する第2の物質が添加されている請求項1乃至3の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  5. 前記第2の物質は、抵抗温度係数が−30000ppm/℃以上+1000ppm/℃以下であり、かつ電気伝導率が10−6S/mより大きく10S/m以下である請求項4に記載のひずみゲージ。
  6. 前記第2の物質は、TiN、TaN、SiTiN、CrSiO、Siからなる群から選択される1種又は複数種の物質である請求項4又は5に記載のひずみゲージ。
  7. 前記抵抗体の上面となる非酸化面に、酸化阻害層が形成されている請求項1乃至6の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  8. 前記酸化阻害層は、Ti、TiN、TaN、Si、Si、SiO、ZrOからなる群から選択される1種又は複数種の物質から形成されている請求項7に記載のひずみゲージ。
  9. 前記基材の一方の面に、金属、合金、又は、金属の化合物から形成された機能層を有し、
    前記抵抗体は、前記機能層の一方の面に形成されている請求項1乃至8の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  10. 前記機能層は、前記抵抗体の結晶成長を促進する機能を有する請求項9に記載のひずみゲージ。
  11. 前記機能層は、前記抵抗体の酸化を防止する機能を有する請求項10に記載のひずみゲージ。
  12. 前記抵抗体は、アルファクロムを主成分とする請求項1乃至11の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  13. 前記抵抗体は、アルファクロムを80重量%以上含む請求項12に記載のひずみゲージ。
  14. 前記抵抗体は、窒化クロムを含む請求項12又は13に記載のひずみゲージ。
  15. 前記抵抗体を被覆する絶縁樹脂層を有する請求項1乃至14の何れか一項に記載のひずみゲージ。
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