JP2019081715A - ケラチン物質を洗浄するための組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(a)少なくとも1種の塩基性アミノ酸と、
(b)少なくとも1種の両性界面活性剤と、
(c)水と
を含む組成物であって、8.0以上のpHを有し、(c)水の量が、組成物の総質量に対して少なくとも50質量%である、組成物によって、達成することができる。
(a)少なくとも1種の塩基性アミノ酸と、
(b)少なくとも1種の両性界面活性剤と、
(c)水と
を含む組成物であって、8.0以上のpHを有し、(c)水の量が、組成物の総質量に対して少なくとも50質量%である、組成物である。
本発明による組成物は、美容分野で使用することができる。本発明による組成物は、頭皮及び唇等の粘膜を含む、皮膚、爪、まつ毛、眉、眼瞼、毛髪等のケラチン物質、好ましくはヒトの皮膚、特にヒトの顔の皮膚及び唇からメイクアップを除去するための、洗浄組成物として使用することができる。
Wは、ヒドロキシル又はC1〜C4アルキル基で任意選択で置換されているアルキレン、例えばプロピレンを示し、Ra、Rb、Rc及びRdは、独立して、水素原子、アルキル基又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を示し、これは、1,3-プロパンジアミン及びその誘導体により例示されうる)
を挙げることができる。水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムが好ましい場合もある。
本発明による組成物は、(a)少なくとも1種の塩基性アミノ酸を含む。2種以上の塩基性アミノ酸を組み合わせて使用してもよい。したがって、単一の種類の塩基性アミノ酸、又は異なる種類の塩基性アミノ酸の組み合わせを使用してもよい。
本発明による組成物は、(b)少なくとも1種の両性界面活性剤を含む。2種以上の両性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。したがって、単一の種類の両性界面活性剤、又は異なる種類の両性界面活性剤の組み合わせを使用してもよい。
R1-CONHCH2CH2-N+(R2)(R3)(CH2COO-)M+X- (I)
[式中、
R1は、加水分解ココナツ油中に存在する酸R1-COOHのアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、
R2は、β-ヒドロキシエチル基を示し、
R3は、カルボキシメチル基を示し、
M+は、ナトリウム等のアルカリ金属に由来するカチオン性イオン、アンモニウムイオン、又は有機アミンに由来するイオンを示し、
X-は、ハロゲン化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、アルキル(C1〜C4)硫酸イオン、アルキル(C1〜C4)-又はアルキル(C1〜C4)アリール-スルホン酸イオン、特にメチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオン等の有機又は無機のアニオン性イオンを示すか、或いは、M+及びX-は存在しない];
R1'-CONHCH2CH2-N(B)(C) (II)
[式中、
R1'は、ココナツ油中若しくは加水分解亜麻仁油中に存在する酸R1'-COOHのアルキル基、C7、C9、C11若しくはC13アルキル基等のアルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和C17基を示し、
Bは、-CH2CH2OX'を表し、
Cは、-(CH2)z-Y'を表し、z=1又は2であり、
X'は、-CH2-COOH基、-CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'、又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3Z'、-CH2-CHOH-SO3H基、又は-CH2-CH(OH)-SO3-Z'基を示し、
ここで、Z'は、ナトリウム等のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属のイオン、有機アミンに由来するイオン、又はアンモニウムイオンを表す];
及び
Ra''-NH-CH(Y'')-(CH2)n-C(O)-NH-(CH2)n'-N(Rd)(Re) (III)
[式中、
Y''は、-C(O)OH、-C(O)OZ''、-CH2-CH(OH)-SO3H、又は-CH2-CH(OH)-SO3-Z''を示し、ここで、Z''は、ナトリウム等のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属に由来するカチオン性イオン、有機アミンに由来するイオン、又はアンモニウムイオンを示し、
Rd及びReは、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を示し、
Ra''は、酸由来のC10〜C30アルキル基又はアルケニル基を示し、
n及びn'は、独立して、1〜3の整数を示す]。
本発明による組成物は、(c)水を含む。
・追加の界面活性剤
本発明による組成物は、(b)両性界面活性剤以外の追加の界面活性剤を含んでいてもよく、これは、アニオン性、非イオン性、及び/又はカチオン性の界面活性剤、並びにそれらの混合物から選択することができる。
- ポリエトキシ化脂肪アルコール又はポリグリセロール化脂肪アルコール、例えばラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ9〜50個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名ではラウレス-9からラウレス-50);ベヘニルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ9〜50個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名ではベヘネス-9からベヘネス-50);セチルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ10〜30個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名ではセテス-10からセテス-30);ステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ2〜20個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名ではステアレス-2からステアレス-20);オレイルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ10〜30個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名ではオレス-10からオレス-30、例えばオレス-20);及びそれらの混合物、
- オキシアルキレン化グリセロールエステル、例えば、とりわけ2〜50個のオキシエチレン単位を含む、グリセロールと、脂肪酸、とりわけC8〜C24脂肪酸、又はそれらの水素化誘導体とのエステルのポリオキシエチレン化誘導体、例えば、水素化及びオキシエチレン化されているグリセロールと脂肪酸とのエステル、例えばGoldschmidt社によりRewoderm LI-S 80の名称で販売されているPEG-200水素化グリセリルパルメート;ヤシ油脂肪酸オキシエチレン化グリセロール、例えばGoldschmidt社によりTegosoft GCの名称で販売されているヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、及びGoldschmidt社によりRewoderm LI-63の名称で販売されているヤシ油脂肪酸PEG-30グリセリル、
- 糖とC8〜C24脂肪酸とのエステル及びそれらのオキシアルキレン化誘導体、例えばC8〜C24脂肪酸のポリエトキシ化ソルビトールエステル、特にCroda社により「TWEEN 80」の名称で市販されている製品等のポリソルベート80;糖とC8〜C24脂肪アルコールとのエーテル、例えばSEPPIC社により「ORAMIX CG 110」の名称で市販されている製品等のカプリリル/カプリルグルコシド、
- 脂肪酸、とりわけC8〜C24脂肪酸、好ましくはC16〜C22脂肪酸と、ポリオール、とりわけグリセロール又はソルビトールとのエステル、例えば、ステアリン酸グリセリル、例えばGoldschmidt社によりTegin M(登録商標)の名称で販売されているもの、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル、モノステアリン酸ポリグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、モノオレイン酸グリセリル、ラウリン酸グリセリル、例えばHills社による製品Imwitor 312(登録商標)、(ジ)ラウリン酸ジエチレングリコール、ペンタオレイン酸デカグリセリル、ペンタジイソステアリン酸デカグリセリル、カプリン酸/カプリル酸グリセリル、(イソ)ステアリン酸ポリグリセリル-2、及び(ポリ)リシノレイン酸ポリグリセリル-2、
- オキシアルキレン化アルコール、特に、1〜15個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン単位を含んでいてもよいオキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化アルコール、特にエトキシ化C8〜C24脂肪アルコール、好ましくはC12〜C18脂肪アルコール、例えば2個のオキシエチレン単位でエトキシ化されているステアリルアルコール(CTFA名:ステアレス-2、例えばUniqema社により販売されているBrij 72)、又はオキシエチレン化オレイルアルコール、
- 脂肪アルコール、例えばセチルステアリルアルコール。
- C16〜C30脂肪酸の塩、とりわけアミン塩、例えばステアリン酸トリエタノールアミン又は2-アミノ-2-メチルプロパン-1,3-ジオールステアレート、
- ポリオキシエチレン化脂肪酸塩、とりわけアミノ化塩又はアルカリ金属の塩、及びそれらの混合物、
- リン酸エステル及びその塩、例えばオレス-10リン酸DEA(Croda社のCrodafos N ION)又はモノセチルリン酸一カリウム(Givaudan社のAmphisol K又はUniqema社のArlatone MAP 160K)、
- スルホコハク酸塩、例えばPEG-5クエン酸ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム及びリシノレアミドMEAスルホコハク酸二ナトリウム、
- アルキルエーテル硫酸塩、例えばラウリルエーテル硫酸ナトリウム、
- イセチオン酸塩、
- アシルグルタミン酸塩、例えば水添タロウグルタミン酸二ナトリウム(味の素株式会社により販売されているAmisoft HS-21 R(登録商標))、並びにそれらの混合物。
- アルキルイミダゾリジニウム、例えばエト硫酸イソステアリルエチルイミドニウム、
- アンモニウム塩、例えば(C12〜C30アルキル)トリ(C1〜C4アルキル)アンモニウムハライド、例えばN,N,N-トリメチル-1-ドコサンアミニウムクロリド又はベヘントリモニウムクロリド。
特定の実施形態によると、本発明による組成物は、少なくとも1種のポリオール又はポリオールの混合物を更に含む。
本発明による組成物は、少なくとも1種の増粘剤を含みうる。
- アクリル酸若しくはメタクリル酸並びに/又はそれらの塩及び/若しくはエステルのホモポリマー又はコポリマー、例えば、アクリル酸及び/又はメタクリル酸並びに6個未満の炭素原子を含むそれらのエステル、好ましくはC1〜C4アルキルエステルの架橋コポリマー、並びに、THE DOW CHEMICAL COMPANY社によりACULYN 33(登録商標)の商標名で販売されており、アクリレーツコポリマーのINCI名を有するコポリマー、及びLUBRIZOL社によりCARBOPOL AQUA SF-1 POLYMER(登録商標)の商標名で販売されており、アクリレーツコポリマーのINCI名を有するコポリマー等、
- アクリル酸及びアクリルアミド又はそれらの塩のコポリマー、
- ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテルとリンゴ酸無水物とのコポリマー、酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのコポリマー、ビニルピロリドンとカプロラクタムとのコポリマー、
- ポリビニルアルコール、
- 変性又は未変性のカルボキシビニルポリマー、例えばGoodrich社によりCarbopol(登録商標)の名称で販売されている製品(CTFA名:カルボマー)、
- ポリアクリルアミド、
- 多糖バイオポリマー、例えば、キサンタンガム、グアーガム、アラビアガム、ローカストビーンガム、アカシアガム、スクレログルカン、キチン誘導体及びキトサン誘導体、カラゲナン、ジェラン、アルギネート、又はセルロース、例えば、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース。例えば、CP Kelco社によりKeltrol(登録商標)CG-Tの商品名で販売されているキサンタンガム、及びASHLAND社によりBENECEL K100M HYDROXYPROPYLMETHYL CELLULOSE(登録商標)の商品名で販売されている製品等のヒドロキシプロピルメチルセルロースを挙げることができる。
- タンパク質、例えばコムギタンパク質及びダイズタンパク質等の植物起源のタンパク質;ケラチン類、例えばケラチン加水分解物及びスルホン酸ケラチン等の動物起源のタンパク質、
- 酸水素炎中で揮発性ケイ素化合物を高温で加水分解し、微粉砕シリカを生成することによって得られた親水性フュームドシリカ。親水性シリカは、多数のシラノール基をその表面に有する。このような親水性シリカは、例えば、Degussa社によりAerosil 130(登録商標)、Aerosil 200(登録商標)、Aerosil 255(登録商標)、Aerosil 300(登録商標)及びAerosil 380(登録商標)の名称で、又はCabot社によりCab-O-Sil HS-5(登録商標)、Cab-O-Sil EH-5(登録商標)、Cab-O-Sil LM-130(登録商標)、Cab-O-Sil MS-55(登録商標)及びCab-O-Sil M-5(登録商標)の名称で販売されている。これらは、好ましくは、ナノメートルからマイクロメートルであってよい、例えば約5〜200nmの範囲の粒径を有する。
- 親水性クレイ、
- 並びにそれらの混合物。
本発明による組成物はまた、皮膚及び唇等のケラチン物質を洗浄するための組成物中に従来使用されている様々なアジュバントを含有していてもよく、このアジュバントは、生理的に許容される媒体、例えば、水性媒体、低級アルコール、アニオン性、非イオン性、両性若しくは双性イオン性のポリマー又はそれらの混合物、油類、抗酸化剤、封鎖剤、香料、分散剤、成膜剤、セラミド、保存剤、例えば、デヒドロ酢酸ナトリウム、フェノキシエタノール及びクロルフェネシン、共保存剤、例えば、デシレングリコール、エチルヘキシルグリセリン及びカプリリルグリコール、並びに不透明化剤から選択することができる。
本発明による組成物は、必須成分としての成分(a)〜(c)、並びに上記で説明した任意選択の成分を混合することによって、調製することができる。
本発明による組成物は、好ましくは、化粧用組成物として使用することができる。本化粧用組成物は、頭皮及び唇等の粘膜を含む、皮膚、爪、まつ毛、眉、眼瞼、毛髪等のケラチン物質、好ましくはヒトの皮膚、特にヒトの顔の皮膚及び唇からメイクアップを除去するための、化粧用組成物、特に洗浄組成物でありうる。
実施例1及び2(Ex.1及びEx.2)による組成物並びに比較例1及び2(Comp. Ex. 1及びComp. Ex. 2)による組成物のそれぞれを、以下の調製プロトコルに従って調製した。それらの組成を、以下のTable 1(表1)に示す。
1)ある特定の量の水にアクリレートコポリマーを添加し、次いで、一様に混合されるまでプロペラミキサーで混合して、組成物Aを得た。
2)完成した組成物の総量に対して19質量%の水に相当する、ある特定の量の水にアルギニン及び水酸化カリウムを添加し、次いで、マグネチックスターラで混合して、組成物Bを得た。
3)組成物Aを組成物Bに添加し、次いで、一様に混合されるまでマグネチックスターラで混合して、組成物A+Bを得た。
4)実施例1及び2並びに比較例1の組成物Cはそれぞれ、1,3-プロパンジオール、ココベタイン、及び/又はヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルを一様に混合し、これらの成分が完全に溶解するようにそれらを室温で加熱することによって調製した。一方で、比較例2の組成物Cは、ドデシル硫酸ナトリウムと、完成した組成物の総量に対して15質量%の水に相当する、ある特定の量の水とを一様に混合することによって調製した。
5)得られた組成物Cのそれぞれを組成物A+Bに添加し、組成物が均質になるまでそれらを混合して、実施例1及び2並びに比較例1及び2による完成した組成物を得た。得られた組成物は全て、それらが製造された直後に透明であった。
(安定性)
実施例1及び2並びに比較例1及び2による組成物を、4℃若しくは室温(25℃)で24時間、又は室温(25℃)で2か月間にわたって保管した後、それぞれの外観を裸眼で目視観察した。以下に示す評価基準に従って、安定性を評価した。
極めて良好:外観は透明であり、結晶化が起こらない
良好:外観は透明であるが、わずかに白色である
不良:外観は濁っており、かつ/又は白色である
極めて不良:外観は極めて濁っており、かつ/又は極めて白色である
以下の試験を用いて、実施例1及び2並びに比較例1及び2による組成物のそれぞれの染料除去効果を評価した。この試験は、ヒトの内側前腕の皮膚上の1cm×1cmの3つのスポットにて行った。まず、内側前腕の素肌を水道水で洗い、紙タオルで乾燥させた。携帯型比色計(分光光度計Konica Minolta CM-700d)を使用し、スポットのそれぞれの範囲内の皮膚の色を対照として各スポットにつき3回測定した。1cm2四方の穴の空いたステッカーを、対照として測定した皮膚上に穴が位置するように皮膚上に置いた。5質量%のアシッドレッド33及び0.5質量%のラウレス-4を含む30μLの水溶性酸染料溶液を、ステッカーの1cm2四方の穴から皮膚に適用し、ドライヤーで完全に乾燥させた。染色した皮膚を150mLの水道水で洗って皮膚上の過剰な染料を除去し、紙タオルで3回穏やかに押さえることによって乾燥させた。比色計を使用し、染色した皮膚の色を測定した。実施例1及び2並びに比較例1及び2による組成物各0.3mLを染色した皮膚に適用し、皮膚を円運動で20回マッサージした。次いで、皮膚を150mLの水道水で洗い、抽出された染料及び配合物を除去した。皮膚から染料が除去された後、比色計を使用してこれを測定した。
ΔEmax=√(Δa1 2+Δb1 2+ΔL1 2)
[式中、Δa1=(素肌の「a」値)-(染色した皮膚の「a」値)であり、Δb1=(素肌の「b」値)-(染色した皮膚の「b」値)であり、ΔL1=(素肌の「L」値)-(染色した皮膚の「L」値)である]。
ここで、ΔEmaxは、染料が皮膚から完全に除去されている場合に相当する最大値を表す。
ΔEmean=√(Δa2 2+Δb2 2+ΔL2 2)
[式中、Δa2=(洗浄した皮膚の「a」値)-(染色した皮膚の「a」値)であり、Δb2=(洗浄した皮膚の「b」値)-(染色した皮膚の「b」値)であり、ΔL2=(洗浄した皮膚の「L」値)-(染色した皮膚の「L」値である]。
染料除去効果は、次の方程式によって計算した:
染料除去効果(%)=(ΔEmean/ΔEmax)×100。
Claims (14)
- (a)少なくとも1種の塩基性アミノ酸と、
(b)少なくとも1種の両性界面活性剤と、
(c)水と
を含む組成物であって、8.0以上のpHを有し、(c)水の量が、組成物の総質量に対して少なくとも50質量%である、組成物。 - (a)塩基性アミノ酸が、アルギニン及びリジンから選択される、請求項1に記載の組成物。
- (b)両性界面活性剤が、アルキルベタイン、アルキルアミドアルキルベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイン及びアルキルアミドアルキルスルホベタイン、特に、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルベタイン、スルホベタイン及び(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタインから選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
- (b)両性界面活性剤が、(C8〜C24)アルキルベタインから選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
- (c)水が、組成物の総質量に対して60質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上の量で存在する、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- 9.0以上、好ましくは10.0以上のpHを有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、好ましくはオキシアルキレン化グリセロールエステル、例えば、グリセロールと脂肪酸、とりわけC8〜C24脂肪酸とのエステルのポリオキシエチレン化誘導体、とりわけ2〜50個のオキシエチレン単位を含むもの、又はそれらの水素化誘導体から選択される、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を更に含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも1種のポリオール、好ましくは、エチレングリコール、1,3-プロパンジオール及び1,4-ブタンジオール等の、2〜6個の炭素原子及び2つの-OH基を含む直鎖状アルキル鎖を有するものから選択される、少なくとも1種のポリオールを更に含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
- 少なくとも1種の増粘剤、好ましくは、アクリル酸若しくはメタクリル酸並びに/又はそれらの塩及び/若しくはエステルのホモポリマー又はコポリマーから選択される、少なくとも1種の増粘剤を更に含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物の総質量に対して2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下、より一層好ましくは0.01質量%以下の量のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
- いかなるアニオン性界面活性剤も含まない、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
- ケラチン物質、好ましくは皮膚又は唇を洗浄するための、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
- 透明である、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
- 請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物をケラチン物質に適用する工程を含む、ケラチン物質、好ましくは皮膚又は唇を洗浄するための美容方法。
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