JP2019081577A - 薄型表示装置の梱包用緩衝材 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、一つの金型を用いて作成した梱包用緩衝材により、薄型表示装置の本体とスタンドの両方を梱包する場合と、本体のみを梱包する場合の両方に対応することを目的とする。【解決手段】本発明に係る薄型表示装置の梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する凹部6を有するスタンド用緩衝部1b,2bと、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bの間に設けられる対向部と、を備え、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bは対向部を介して対向配置され、対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bを連結する連結部8を有する。【選択図】図3
Description
この発明は、薄型表示装置を梱包箱に収納する際に保護する梱包用緩衝材に関する。
従来、薄型表示装置等の被梱包品を梱包箱に収納して梱包する場合は、運送時や落下時の振動あるいは衝撃から被梱包品を保護する為に、被梱包品と梱包箱との間に発泡スチロール等の梱包用緩衝材を設けている。また、薄型表示装置の梱包の際には、薄型表示装置の本体からスタンドが分離され、両者は別体として同じ梱包箱に収納される。このような収納態様で用いられる梱包用緩衝材に関する先行技術文献として、特許文献1が知られている。
薄型表示装置は、スタンドに取り付けられる態様、スタンドを使用せず壁に掛けられる態様、サイネージのように別スタンドに取り付けられる態様など、様々な使用態様がある。必ずしもスタンドが必要であるとは限らないため、薄型表示装置の梱包においては、本体とスタンドが分離して梱包されることが一般的である。
しかし、スタンドが不要な場合には、薄型表示装置の本体のみを梱包することも想定される。このような場合、本体のみの梱包に専用の梱包用緩衝材を用いる事によって梱包箱の大きさを小さくすることが可能である。
しかし、本体のみの梱包に専用の梱包用緩衝材を用いる場合、別途新しい金型を作成する必要がある。すなわち、一つの薄型表示装置に対して、本体とスタンドの両方を梱包するための緩衝材の金型と、本体のみを梱包するための緩衝材の金型の両方が必要となり、金型の費用が高くなるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、一つの金型を用いて作成した梱包用緩衝材により、薄型表示装置の本体とスタンドの両方を梱包する場合と、本体のみを梱包する場合の両方に対応することを目的とする。
本発明に係る第1の薄型表示装置の梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体とスタンドを梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材であって、本体の側面に嵌合する第1凹部を有する本体用緩衝部と、スタンドの側面に嵌合する第2凹部を有するスタンド用緩衝部と、本体用緩衝部およびスタンド用緩衝部の間に設けられる対向部と、を備え、本体用緩衝部とスタンド用緩衝部は、対向部を介して対向配置され、対向部は、本体用緩衝部およびスタンド用緩衝部の対向面の一部において本体用緩衝部およびスタンド用緩衝部を連結する連結部を有する。
本発明に係る第2の薄型表示装置の梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の梱包用緩衝材であって、複数の部材を備え、複数の部材の夫々は、本体の側面と嵌合する第4凹部を有し、複数の部材のうち少なくとも2つの部材は、他の部材の第4凹部よりも長い第4凹部を有する長尺部材であり、長尺部材は、第4凹部の底面から窪んだ第5凹部および第6凹部を有し、第5凹部の幅方向は第4凹部の幅方向と垂直で、第6凹部の幅方向は第4凹部の幅方向と同一で、第6凹部は薄型表示装置のスタンドの側面の幅に対応した幅を有する。
本発明に係る第1の薄型表示装置の梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体の側面に嵌合する第1凹部を有する本体用緩衝部と、薄型表示装置のスタンドの側面に嵌合する第2凹部を有するスタンド用緩衝部と、本体用緩衝部およびスタンド用緩衝部の間に設けられる対向部と、を備え、本体用緩衝部とスタンド用緩衝部は、対向部を介して対向配置され、対向部は、本体用緩衝部およびスタンド用緩衝部の対向面の一部において本体用緩衝部およびスタンド用緩衝部を連結する連結部を有する。従って、連結部で本体用緩衝部とスタンド用緩衝部とを容易に分離することが可能である。そのため、スタンドと本体の両方を梱包する場合には梱包用緩衝材をそのまま用い、本体のみを梱包する場合には、連結部で本体用緩衝部とスタンド用緩衝部とを分離して本体用緩衝部のみを用いることにより、1つの金型で容易に両方の梱包態様に対応することが可能となる。
本発明に係る第2の薄型表示装置の梱包用緩衝材の複数の部材の夫々は、薄型表示装置の本体の側面と嵌合する第4凹部を有し、複数の部材のうち少なくとも2つの部材は、他の部材の第4凹部よりも長い第4凹部を有する長尺部材であり、長尺部材は、第4凹部の底面から窪んだ第5凹部および第6凹部を有し、第5凹部の幅方向は第4凹部の幅方向と垂直である。従って、第5凹部において長尺部材を複数の部材に容易に分離することができる。また、第6凹部の幅方向は第4凹部の幅方向と同一で、第6凹部は薄型表示装置のスタンドの側面の幅に対応した幅を有する。従って、長尺部材から分離した部材をスタンド用の緩衝材として用いることが可能である。そのため、本体のみを梱包する場合には梱包用緩衝材をそのまま用い、スタンドと本体の両方を梱包する場合には、長尺部材を複数の部材に分離し、分離した部材をスタンド用の梱包材として用いることで、1つの金型で容易に両方の梱包態様に対応することが可能となる。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の背面図である。図3は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の分解図である。図4は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の正面図である。図5は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の、図4のA−A線における断面図である。図6は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の上面図である。図7は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の側面図である。以下、これらの図に沿って実施の形態1に係る梱包用緩衝材を説明する。
<A−1.構成>
図1は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の背面図である。図3は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の分解図である。図4は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の正面図である。図5は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の、図4のA−A線における断面図である。図6は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の上面図である。図7は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の側面図である。以下、これらの図に沿って実施の形態1に係る梱包用緩衝材を説明する。
実施の形態1に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱(図示せず)に収納する際に、これらを保護する樹脂発泡体の緩衝材であり、例えば発泡スチロール製である。
実施の形態1に係る梱包用緩衝材は、上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2とを備えている。上部樹脂発泡体1は、本体3とスタンド5に上方から嵌合する緩衝部材であり、本体3に嵌合する本体用緩衝部1aとスタンド5に嵌合するスタンド用緩衝部1bとを備えている。下部樹脂発泡体2は、本体3とスタンド5に下方から嵌合する緩衝部材であり、本体3に嵌合する本体用緩衝部2aとスタンド5に嵌合するスタンド用緩衝部2bとを備えている。上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2とは本体3とスタンド5とに嵌合する向きが異なるものの同様の構成である。
下部樹脂発泡体2は、本体用緩衝部2aにおいて上面に第1凹部である凹部4を有し、上部樹脂発泡体1は本体用緩衝部1aにおいてその下面に第1凹部である凹部4を有している。図5に示すように、上部樹脂発泡体1の凹部4は本体3の上側面3a1と嵌合し、下部樹脂発泡体2の凹部4は本体3の下側面3a3と嵌合する。こうして、図1に示すように本体3は上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2により収納される。
図1、図2および図5に示すように、下部樹脂発泡体2は、スタンド用緩衝部2bにおいて上面に第2凹部である凹部6を有し、上部樹脂発泡体1は、スタンド用緩衝部1bにおいて上面に第2凹部である凹部6を有している。図5に示すように、上部樹脂発泡体1の凹部6はスタンド5の側面5a1と嵌合し、下部樹脂発泡体2の凹部6はスタンド5の側面5a3と嵌合する。こうして、図1に示すようにスタンド5は上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2により収納される。
被梱包物である本体3とスタンド5は、上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2により収納された状態で、図示しない梱包箱に収納される。このとき、上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2はこれら被梱包物と梱包箱との間に位置することにより、梱包箱内での被梱包物の位置ずれを防止し、衝撃等から被梱包物を保護する。このように、薄型表示装置の本体3とスタンド5を共に梱包する場合には、上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2とをそのまま梱包用緩衝材として使用する。
下部樹脂発泡体2において、本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bの間には、凹部4,6と深さ方向が同一な第3凹部である凹部7が設けられる。その結果、本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bは薄い連結部8により連結されている。ここで凹部7および連結部8を対向部と称する。すなわち、本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bはその背面同士が対向部を介して対向している。そして、連結部8は本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bの対向面の一部においてこれらを連結する。対向部は凹部7を有している。
同様に上部樹脂発泡体1においても、本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1bの間に凹部4,6と深さ方向が同一な第3凹部である凹部7が設けられる結果、本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1bは薄い連結部8により連結されている。ここで凹部7および連結部8を対向部と称する。すなわち、本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1bはその背面同士が対向部を介して対向している。そして、連結部8は本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bの対向面の一部においてこれらを連結する。対向部は凹部7を有している。
従って、下部樹脂発泡体2は、連結部8において容易に本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bとに分離することができる。同様に、上部樹脂発泡体1は、連結部8において容易に本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1bとに分離することができる。
そこで、薄型表示装置の本体3のみを梱包する場合には、連結部8において、上部樹脂発泡体1を本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1bとに分離し、下部樹脂発泡体2を本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bとに分離することにより、本体用緩衝部1a,2aのみを用いて容易に梱包サイズの小型化を図ることができる。
このように、実施の形態1に係る梱包用緩衝材によれば、薄型表示装置の本体3をスタンド5と共に梱包する場合と、本体3のみを梱包する場合の両方に対応することができる。そのため、スタンド5の梱包の有無に応じて異なる金型を作成する必要がなく、金型費を抑制することができる。
なお、実施の形態1では本体3に上下方向から嵌合する梱包用緩衝材を説明したが、本体3に左右方向から嵌合する梱包用緩衝材であっても良い。また、上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2は、それぞれ一つの部材ではなく複数の部材に分かれていても良い。
<A−2.効果>
実施の形態1に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1及び下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する第2凹部である凹部6を有するスタンド用緩衝部1b,2bと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bを連結する連結部8を有する。従って、連結部8において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
実施の形態1に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1及び下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する第2凹部である凹部6を有するスタンド用緩衝部1b,2bと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bを連結する連結部8を有する。従って、連結部8において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
また、対向部は凹部4と同一方向の第3凹部である凹部7を有し、連結部8は対向部の凹部7以外の領域である。そのため、連結部8において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bを容易に分離することが可能である。
なお、図1等ではスタンド用緩衝部1b,2bが、本体用緩衝部1a,2aの凹部4に嵌合する本体3の背面側に設けられているが、本体3の前面側に設けられても良い。いずれの構成であっても、梱包箱の高さと幅をスタンド5の梱包有無に関わらず統一することが可能である。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図8は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の斜視図である。図9は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の分解図である。図10は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の上面図である。図11は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の正面図である。以下、これらの図に沿って実施の形態2に係る梱包用緩衝材を説明する。
<B−1.構成>
図8は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の斜視図である。図9は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の分解図である。図10は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の上面図である。図11は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の正面図である。以下、これらの図に沿って実施の形態2に係る梱包用緩衝材を説明する。
実施の形態2に係る梱包用緩衝材は、上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2とを備えている。上部樹脂発泡体1は、本体3とスタンド5に上方から嵌合する緩衝部材であり、本体3に嵌合する本体用緩衝部1aとスタンド5に嵌合するスタンド用緩衝部1cとを備えている。下部樹脂発泡体2は、本体3とスタンド5に下方から嵌合する緩衝部材であり、本体3に嵌合する本体用緩衝部2aとスタンド5に嵌合するスタンド用緩衝部2cとを備えている。上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2とは本体3とスタンド5とに嵌合する向きが異なるものの同様の構成である。
実施の形態1では、スタンド用緩衝部1b,2bが本体用緩衝部1a,2aの凹部4に嵌合する本体3の背面側または前面側に設けられた。これに対して実施の形態2では、スタンド用緩衝部1c,2cが、本体用緩衝部1a,2aの凹部4に嵌合する本体3の左側面3a2側または右側面3a4側に設けられる。すなわち、スタンド用緩衝部1c,2cは本体用緩衝部1a,2aと横並びに配置される。
スタンド用緩衝部1c,2cは、スタンド5の側面5a1,5a3と嵌合する凹部9を有している。図9に示すように、スタンド用緩衝部1cの凹部9はスタンド5の側面5a1と嵌合し、スタンド用緩衝部2cの凹部9はスタンド5の側面5a3と嵌合する。こうして、図8に示すようにスタンド5は上部樹脂発泡体1と下部樹脂発泡体2により収納される。図8−図11では、スタンド用緩衝部1b,2bが本体用緩衝部1a,2aの凹部4に嵌合する本体3の右側面3a4側に設けられる構成を示している。
下部樹脂発泡体2において、本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cの間には凹部4,6と深さ方向が同一な第3凹部である凹部10が設けられる。その結果、本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cは薄い連結部11により連結されている。ここで凹部10および連結部11を対向部と称する。すなわち、本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cはその側面同士が対向部を介して対向している。そして、連結部11は本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cの対向面の一部においてこれらを連結する。対向部は凹部7を有している。
同様に上部樹脂発泡体1においても、本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1cの間に凹部4,6と深さ方向が同一な第3凹部である凹部10が設けられる結果、本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1cは薄い連結部11により連結されている。ここで凹部10および連結部11を対向部と称する。すなわち、本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1cはその側面同士が対向部を介して対向している。そして、連結部11は本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cの対向面の一部においてこれらを連結する。そして、対向部は凹部4,6と深さ方向が同一な凹部7を有している。
従って、下部樹脂発泡体2は、連結部11において容易に本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cとに分離することができる。同様に、上部樹脂発泡体1は、連結部11において容易に本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1cとに分離することができる。
従って、薄型表示装置の本体3のみを梱包する場合には、連結部11において、上部樹脂発泡体1を本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1cとに分離し、下部樹脂発泡体2を本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2cとに分離することにより、本体用緩衝部1a,2aのみを用いて容易に梱包サイズの小型化を図ることができる。
このように、実施の形態2に係る梱包用緩衝材によれば、薄型表示装置の本体3をスタンド5と共に梱包する場合と、本体3のみを梱包する場合の両方に対応することができる。そのため、スタンド5の梱包の有無に応じて異なる金型を作成する必要がなく、金型費を抑制することができる。
なお、上部樹脂発泡体1の本体用緩衝部1aと下部樹脂発泡体2の本体用緩衝部2aは、それぞれ一つの部材ではなく複数の部材に分かれていても良い。
<B−2.効果>
実施の形態2に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5aに嵌合する第2凹部である凹部6を有するスタンド用緩衝部1c,2cと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cを連結する連結部11を有する。従って、連結部11において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
実施の形態2に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5aに嵌合する第2凹部である凹部6を有するスタンド用緩衝部1c,2cと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cを連結する連結部11を有する。従って、連結部11において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
また、実施の形態2において、対向部は凹部4と同一方向の第3凹部である凹部10を有し、連結部11は対向部の凹部10以外の領域である。そのため、連結部11において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cを容易に分離することが可能である。
なお、図8等ではスタンド用緩衝部1c,2cが、本体用緩衝部1a,2aの凹部4に嵌合する本体3の右側面3a4側に設けられているが、本体3の左側面3a2側に設けられていても良い。いずれの構成であっても、梱包箱の奥行をスタンド5の梱包有無に関わらず統一することが可能である。
<C.実施の形態3>
<C−1.構成>
図12は、実施の形態3に係る梱包用緩衝材の分解図である。実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の構成と比較すると、上部樹脂発泡体1および下部樹脂発泡体2において、凹部7に代えて、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bとの間の対向部に貫通穴14が形成されている点が異なる。貫通穴14の方向は、凹部4の深さ方向と同一である。
<C−1.構成>
図12は、実施の形態3に係る梱包用緩衝材の分解図である。実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材の構成と比較すると、上部樹脂発泡体1および下部樹脂発泡体2において、凹部7に代えて、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bとの間の対向部に貫通穴14が形成されている点が異なる。貫通穴14の方向は、凹部4の深さ方向と同一である。
図13は実施の形態3に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体2の上面図である。図14は実施の形態3に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体2の側面図である。本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bとの間には貫通穴14が形成されている。その結果、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bとは薄い連結部12,13により連結される。言い換えれば、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bとは、それらの背面同士が対向部を介して対向しており、対向部には貫通穴14が形成されている。そのため、対向部の貫通穴14が形成されていない領域である連結部12,13により、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの対向面の一部においてこれらが連結される。
従って、下部樹脂発泡体2の本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bは、連結部12,13において容易に分離することが可能である。同様に、上部樹脂発泡体1の本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1bも、連結部12,13において容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
なお、実施の形態3では本体3に上下方向から嵌合する梱包用緩衝材を説明したが、本体3に左右方向から嵌合する梱包用緩衝材であっても良い。また、上部樹脂発泡体1の本体用緩衝部1aと下部樹脂発泡体2の本体用緩衝部2aは、それぞれ一つの部材ではなく複数の部材に分かれていても良い。
<C−2.効果>
実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する第2凹部である凹部6を有するスタンド用緩衝部1b,2bと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bを連結する連結部12,13を有する。従って、連結部12,13において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する第2凹部である凹部6を有するスタンド用緩衝部1b,2bと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1b,2bを連結する連結部12,13を有する。従って、連結部12,13において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
また、実施の形態3において、対向部には凹部4の深さ方向の貫通穴14が形成され、連結部12,13は、対向部の貫通穴14が形成されていない領域である。従って、連結部12,13において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1b,2bとを容易に分離することが可能である。
<D.実施の形態4>
<D−1.構成>
図15は、実施の形態4に係る梱包用緩衝材の分解図である。実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材に対して、対向部に凹部7に代えて貫通穴14が形成された構成であった。これに対して、実施の形態4に係る梱包用緩衝材は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材において、対向部に凹部10に代えて貫通穴17が形成された構成である。
<D−1.構成>
図15は、実施の形態4に係る梱包用緩衝材の分解図である。実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、実施の形態1に係る梱包用緩衝材に対して、対向部に凹部7に代えて貫通穴14が形成された構成であった。これに対して、実施の形態4に係る梱包用緩衝材は、実施の形態2に係る梱包用緩衝材において、対向部に凹部10に代えて貫通穴17が形成された構成である。
図16は実施の形態4に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体2の上面図である。図17は実施の形態4に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体2の正面図である。本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cとの間には貫通穴17が形成されている。その結果、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cとは薄い連結部15,16により連結される。言い換えれば、本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cとは、それらの側面同士が対向部を介して対向しており、対向部には貫通穴17が形成されている。そのため、対向部の貫通穴17が形成されていない領域である連結部15,16により、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの対向面の一部においてこれらが連結される。
従って、下部樹脂発泡体2の本体用緩衝部2aとスタンド用緩衝部2bは、連結部15,16において容易に分離することが可能である。上部樹脂発泡体1は下部樹脂発泡体2と同様の構成であり、上部樹脂発泡体1の本体用緩衝部1aとスタンド用緩衝部1cは、連結部15,16において容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
なお、上部樹脂発泡体1の本体用緩衝部1aと下部樹脂発泡体2の本体用緩衝部2aは、それぞれ一つの部材ではなく複数の部材に分かれていても良い。
<D−2.効果>
実施の形態4に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する第2凹部である凹部9を有するスタンド用緩衝部1c,2cと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cを連結する連結部15,16を有する。従って、連結部15,16において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
実施の形態4に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3とスタンド5を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材である。この梱包用緩衝材は、本体3の上側面3a1および下側面3a3に嵌合する第1凹部である凹部4を有する本体用緩衝部1a,2aと、スタンド5の側面5a1,5a3に嵌合する第2凹部である凹部9を有するスタンド用緩衝部1c,2cと、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの間に設けられる対向部とを備える。本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cは、対向部を介して対向配置される。対向部は、本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cの対向面の一部において本体用緩衝部1a,2aおよびスタンド用緩衝部1c,2cを連結する連結部15,16を有する。従って、連結部15,16において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cを容易に分離することが可能である。そのため、梱包用緩衝材をそのまま使用することで本体3とスタンド5を梱包することができ、本体用緩衝部1a,2aのみを用いることで本体3のみを梱包することができる。すなわち、一つの金型で作成した梱包用緩衝材により、スタンド5を梱包する場合としない場合の両方のケースに対応することができる。これにより、金型の費用を削減することが可能である。
また、実施の形態4において、対向部には凹部4の深さ方向の貫通穴17が形成され、連結部15,16は、対向部の貫通穴17が形成されていない領域である。従って、連結部15,16において本体用緩衝部1a,2aとスタンド用緩衝部1c,2cとを容易に分離することが可能である。
<E.実施の形態5>
<E−1.構成>
図18は、実施の形態5に係る梱包用緩衝材の斜視図である。図19は、実施の形態5に係る梱包用緩衝材の分解図である。図20は、実施の形態5に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の上面図である。
<E−1.構成>
図18は、実施の形態5に係る梱包用緩衝材の斜視図である。図19は、実施の形態5に係る梱包用緩衝材の分解図である。図20は、実施の形態5に係る梱包用緩衝材の下部樹脂発泡体の上面図である。
図18および図19に示すように、実施の形態5に係る梱包用緩衝材は、上部樹脂発泡体18,19と、下部樹脂発泡体20,21とを備えている。上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21はいずれも発泡スチロール製である。
上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21はいずれもL字形状であり、薄型表示装置の本体3の2つの側面に嵌合する第4凹部である凹部22を有している。
具体的には、上部樹脂発泡体18の凹部22は、本体3の上側面3a1と左側面3a2に嵌合する。また、上部樹脂発泡体19の凹部22は、本体3の上側面3a1と右側面3a4に嵌合する。また、下部樹脂発泡体20の凹部22は、本体3の左側面3a2と下側面3a3に嵌合する。また、下部樹脂発泡体21の凹部22は、本体3の下側面3a3と右側面3a4に嵌合する。
こうして、図18に示すように本体3は上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21により収納される。被梱包物である本体3は、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21により収納された状態で、図示しない梱包箱に収納される。このとき、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21は本体3と梱包箱との間に位置することにより、梱包箱内での本体3の置ずれを防止し、衝撃等から本体3を保護する。このように、薄型表示装置の本体3のみを梱包する場合には、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21をそのまま梱包用緩衝材として使用する。
上部樹脂発泡体19および下部樹脂発泡体21の、本体3の側面に沿う部分の長さL2と、上部樹脂発泡体18および下部樹脂発泡体20の、本体3の側面に沿う部分の長さL1とは、L2>L1の関係にある。言い換えれば、本体3の右側面3a4と嵌合する上部樹脂発泡体19および下部樹脂発泡体21の凹部22は、本体3の左側面3a2と嵌合する上部樹脂発泡体18および下部樹脂発泡体20の凹部22よりも長い。すなわち、上部樹脂発泡体19および下部樹脂発泡体21は長尺部材である。
上部樹脂発泡体19および下部樹脂発泡体21は、端部19t、21tから本体3の側面に沿ってL1だけ離れた位置に第5凹部である深い凹部23を有している。凹部23は、上部樹脂発泡体19および下部樹脂発泡体21の前面から背面に亘り形成され、凹部22よりも深い。また、凹部23の幅方向は凹部22の幅方向と垂直である。
上部樹脂発泡体19は連結部24により端部19tを含む根本部材19aと含まない先端部材19bとが連結された構成となっている。連結部24は、凹部23の底面と上部樹脂発泡体19の外表面との間の薄い部分である。従って、連結部24を支点に図18の矢印で示す方向に力を加えることで、先端部材19bを根本部材19aから容易に分離することが可能である。
下部樹脂発泡体21も同様に、連結部24により端部21tを含む根本部材21aと先端部材21bとが連結された構成となっている。従って、連結部24を支点に図18の矢印で示す方向に力を加えることで、先端部材21bを根本部材21aから容易に分離することが可能である。
図19および図20に示すように、先端部材19b,21bは、凹部22の底面から窪む第6凹部である凹部25を備えている。凹部25の幅方向は凹部22の幅方向と同一であり、凹部25の幅はスタンド5の側面の幅に対応している。すなわち、凹部25はスタンド5の側面と嵌合するように設計されている。
従って、根本部材19a,21aから分離した先端部材19b,21bを、スタンド5の梱包用緩衝材として用いることにより、実施の形態5に係る梱包用緩衝材は本体3とスタンド5の両方を収納することができる。図21は、本体3とスタンド5を梱包する実施の形態5の梱包用緩衝材の斜視図である。図22は、本体3とスタンド5を梱包する実施の形態5の梱包用緩衝材の分解図である。図23は、本体3とスタンド5を梱包する実施の形態5の梱包用緩衝材の正面図である。図24は、本体3とスタンド5を梱包する実施の形態5の梱包用緩衝材の右側面図である。
先端部材19bの凹部25はスタンド5の側面5a1と嵌合し、先端部材21bの凹部25はスタンド5の側面5a3と嵌合する。こうして、図21に示すようにスタンド5は先端部材19b,21bにより収納される。
以上に説明したように、実施の形態5の梱包用緩衝材は、実施の形態1−4の梱包用緩衝材とは逆に、そのまま使用することにより薄型表示装置の本体3のみを梱包することが可能で、先端部材19b,21bを分離してスタンド5の梱包用緩衝材として使用することにより、本体3とスタンド5の両方を梱包することが可能である。先端部材19b,21bは薄い連結部24で根本部材19a,21aと連結しているため、容易に分離することが可能である。従って、容易な作業により、本体3のみを梱包する場合と本体3とスタンド5の両方を梱包する場合に対応することができる。スタンド5の梱包有無に応じて追加の金型を用意する必要がないため、金型費を抑制することができる。
なお、実施の形態5では、4つの部材により本体3を梱包する構成について説明したが、本体3を梱包する部材は4つに限らず、実施の形態1−4のように2つでも良い。例えば、上部樹脂発泡体18,19は連結していても良いし、下部樹脂発泡体20,21は連結していても良い。また、2つの部材を分離してスタンド5用の梱包用緩衝材として使用することを説明したが、より多数の部材を分離してスタンド5用の梱包用緩衝材として使用しても良い。
<E−2.効果>
実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の梱包用緩衝材であって、複数の部材として上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21を備える。上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21の夫々は、本体3の上側面3a1、左側面3a2、下側面3a3、右側面3a4と嵌合する第4凹部である凹部22を有する。そして、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21のうち少なくとも2つの部材は、他の部材の凹部22よりも長い凹部22を有する長尺部材であり、長尺部材は、凹部22の底面から窪んだ第5凹部である凹部23および第6凹部である凹部25を有する。凹部23の幅方向は凹部22の幅方向と垂直である。凹部25の幅方向は凹部22の幅方向と同一で、凹部25はスタンド5の側面5aの幅に対応した幅を有する。従って、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21をそのまま用いて本体3を梱包することが可能である。さらに、凹部23において長尺部材を2つに分離し、分離した一方をスタンド5の梱包用緩衝材として用いることができる。従って、一つの金型により、本体3のみを梱包する場合と本体3とスタンド5の両方を梱包する場合に対応することができる。これにより、金型費を抑制することができる。
実施の形態3に係る梱包用緩衝材は、薄型表示装置の本体3を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の梱包用緩衝材であって、複数の部材として上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21を備える。上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21の夫々は、本体3の上側面3a1、左側面3a2、下側面3a3、右側面3a4と嵌合する第4凹部である凹部22を有する。そして、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21のうち少なくとも2つの部材は、他の部材の凹部22よりも長い凹部22を有する長尺部材であり、長尺部材は、凹部22の底面から窪んだ第5凹部である凹部23および第6凹部である凹部25を有する。凹部23の幅方向は凹部22の幅方向と垂直である。凹部25の幅方向は凹部22の幅方向と同一で、凹部25はスタンド5の側面5aの幅に対応した幅を有する。従って、上部樹脂発泡体18,19および下部樹脂発泡体20,21をそのまま用いて本体3を梱包することが可能である。さらに、凹部23において長尺部材を2つに分離し、分離した一方をスタンド5の梱包用緩衝材として用いることができる。従って、一つの金型により、本体3のみを梱包する場合と本体3とスタンド5の両方を梱包する場合に対応することができる。これにより、金型費を抑制することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,18,19 上部樹脂発泡体、1a,2a 本体用緩衝部、1b,1c,2b,2c スタンド用緩衝部、2,20,21 下部樹脂発泡体、3 本体、4,6,7,9,10,22,23,25 凹部、5 スタンド、8,11,12,13,15,16,24 連結部、14,17 貫通穴、19a,21a 根本部材、19b,21b 先端部材、19t,21t 端部。
Claims (6)
- 薄型表示装置の本体とスタンドを梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の緩衝材であって、
前記本体の側面に嵌合する第1凹部を有する本体用緩衝部と、
前記スタンドの側面に嵌合する第2凹部を有するスタンド用緩衝部と、
前記本体用緩衝部および前記スタンド用緩衝部の間に設けられる対向部と、を備え、
前記本体用緩衝部と前記スタンド用緩衝部は、前記対向部を介して対向配置され、
前記対向部は、前記本体用緩衝部および前記スタンド用緩衝部の対向面の一部において前記本体用緩衝部および前記スタンド用緩衝部を連結する連結部を有する、
薄型表示装置の梱包用緩衝材。 - 前記対向部は前記第1凹部と深さ方向が同一の第3凹部を有し、
前記連結部は前記対向部の前記第3凹部以外の領域である、
請求項1に記載の薄型表示装置の梱包用緩衝材。 - 前記スタンド用緩衝部は、前記本体用緩衝部の前記第1凹部に嵌合する前記本体の背面側または前面側に設けられる、
請求項1に記載の薄型表示装置の梱包用緩衝材。 - 前記スタンド用緩衝部は、前記本体用緩衝部の前記第1凹部に嵌合する前記本体の左側面側または右側面側に設けられる、
請求項1に記載の薄型表示装置の梱包用緩衝材。 - 前記対向部には前記第1凹部の深さ方向の貫通穴が形成され、
前記連結部は、前記対向部の前記貫通穴が形成されていない領域である、
請求項3または4に記載の薄型表示装置の梱包用緩衝材。 - 薄型表示装置の本体を梱包箱に収納する際に保護する樹脂発泡体の梱包用緩衝材であって、
複数の部材を備え、
前記複数の部材の夫々は、前記本体の側面と嵌合する第4凹部を有し、
前記複数の部材のうち少なくとも2つの部材は、他の部材の前記第4凹部よりも長い前記第4凹部を有する長尺部材であり、
前記長尺部材は、前記第4凹部の底面から窪んだ第5凹部および第6凹部を有し、
前記第5凹部の幅方向は前記第4凹部の幅方向と垂直で、
前記第6凹部の幅方向は前記第4凹部の幅方向と同一で、前記第6凹部は前記薄型表示装置のスタンドの側面の幅に対応した幅を有する、
薄型表示装置の梱包用緩衝材。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113562307A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-10-29 | 苏州佳世达电通有限公司 | 显示器保护装置 |
-
2017
- 2017-10-31 JP JP2017209994A patent/JP2019081577A/ja not_active Withdrawn
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