JP2019081575A - 泡噴出容器 - Google Patents

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【課題】容器本体に外気が取り込まれる際に生じる気泡を消したり小さくしたりすることが可能であって、良好な泡質で内容液を噴出することができる泡噴出容器を提供する。【解決手段】本発明の泡噴出容器は、可撓性を有する胴部1bを備え、収容空間Sを有する容器本体1と、収容空間Sに向けて開口する連通口4c及び空気導入口8a、並びに連通口4c及び空気導入口8aに通じる発泡部材5を有し、容器本体1を傾倒させて胴部1bを圧搾することによって連通口4cから送給される内容液と空気導入口8aから送給される空気を発泡部材5によって発泡させて噴出する一方、胴部1bの復元によって発泡部材5を通して連通口4cから収容空間Sに外気を吸入する泡噴出キャップ2と、を備え、泡噴出キャップ2は、連通口4cと収容空間Sとの間に設けられる第1メッシュ部材6を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体の胴部を圧搾(スクイズ)することによって、容器本体に収容された内容液を空気と混合して泡状に噴出させる泡噴出容器に関する。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等の各種液体洗浄剤や整髪剤等の内容液を収容する容器の分野においては、容器本体に収容した内容液と空気とを混合して泡状に噴出させるようにした泡噴出容器が使用されている。
例えば特許文献1には、弾性変形可能な胴部を有する容器本体と、多孔板や網(メッシュ)等によって構成される発泡部材を有するとともに容器本体の口部に装着される栓体とを備える泡噴出容器が示されている。この泡噴出容器では、容器本体を傾倒させて胴部を圧搾すると、内容液は通液孔を経て発泡部材に送給され、また容器本体内の空気はパイプの開口を経て発泡部材に送給される。そして混合した内容液と空気が発泡部材を通過することで内容液を泡状にして噴出することができる。また内容液を噴出した後は、胴部への圧搾を解除することで容器本体が復元し、それに伴って外気が容器本体内に吸入されるため、次に内容液を発泡するための空気を自動的に容器本体に取り込むことができる。
実開昭58−174272号公報
ところで特許文献1の泡噴出容器において、外気は発泡部材を通過して容器本体に吸引されるため、発泡部材や栓体の内側に付着していた内容液に外気が取り込まれて気泡になり、これが容器本体の内側に残ってしまうことがある。このため、容器本体を圧搾した際に内容液や空気とともに気泡が発泡部材に向かって流れ込むと、この気泡によって内容液と空気との混合比が所期した割合から変わってしまい、泡質が悪くなる(例えば水っぽい泡になる)ことがあった。
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、容器本体に外気が取り込まれる際に生じる気泡を消したり小さくしたりすることが可能であって、これにより良好な泡質で内容液を噴出することができる泡噴出容器を提供することを目的とする。
本発明は、底部、及び可撓性を有する胴部を備え、該底部と該胴部の内側に内容液を収める収容空間を有する容器本体と、
前記収容空間に向けて開口する連通口及び空気導入口、並びに該連通口及び該空気導入口に通じる発泡部材を有し、前記容器本体を傾倒させて前記胴部を圧搾することによって該連通口から送給される内容液と該空気導入口から送給される空気を該発泡部材によって発泡させて噴出する一方、該胴部の復元によって該発泡部材を通して該連通口から該収容空間に外気を吸入する泡噴出キャップと、を備え、
前記泡噴出キャップは、前記連通口と前記収容空間との間に設けられる第1メッシュ部材を備える泡噴出容器である。
前記泡噴出キャップは、前記発泡部材から前記空気導入口に至る経路に第2メッシュ部材を備えることが好ましい。
前記第2メッシュ部材は前記第1メッシュ部材よりも目が細かいことが好ましい。
前記泡噴出キャップは、前記発泡部材から前記空気導入口に至る経路に、該発泡部材から該空気導入口に向かう流れは通過を阻止する一方、該空気導入口から該発泡部材に向かう流れは通過を許容する逆止弁を備えることが好ましい。
前記泡噴出キャップは、前記発泡部材の出口側に設けられるスリット弁を有することが好ましい。
前記泡噴出キャップは、前記発泡部材又は前記スリット弁を覆い隠す蓋体を有することが好ましい。
本発明における泡噴出容器では、発泡部材を通して導入される外気が第1メッシュ部材を通して収容空間に吸引されるように構成しているため、外気が発泡部材を通過する際に気泡が形成されて、これが外気とともに連通口から吸引される場合でも、第1メッシュ部材によって消泡したり、泡の大きさを小さくしたりすることが可能である。また、次の噴出時において収容空間の気泡が内容液とともに連通口から導入される場合にも、この第1メッシュ部材によって気泡を消したり大きさを小さくしたりすることができる。すなわち、気泡の影響による内容液と空気との混合比の変化を抑制して所期した割合で維持することができるため、内容液を良好な泡質で噴出することができる。
また、発泡部材から空気導入口に至る経路に第2メッシュ部材を設ける場合は、形成された気泡が空気導入口に向けて流れにくくなる。すなわち、空気導入口の周辺に気泡が残留してしまい、この気泡が次に内容液を噴出させる際に空気導入口から導入される空気とともに発泡部材へ送給される不具合を有効に防止できるため、気泡の影響による内容液と空気との混合比の変化がより確実に抑制できる。なお、気泡の一部が第2メッシュ部材を通過したとしても、その際に消泡したり、泡の大きさを小さくしたりすることが可能であるため、内容液の泡質を良好に保つことができる。特に、第2メッシュ部材を、第1メッシュ部材よりも目が細かくなるようにする場合は、空気導入口に向かう気泡が更に抑制されるため、泡質がより良好に保たれる。
そして、発泡部材から空気導入口に至る経路に、発泡部材から空気導入口に向かう流れは通過を阻止する一方、空気導入口から発泡部材に向かう流れは通過を許容する逆止弁を設ける場合は、形成された気泡が空気導入口に向けて流れるのを確実に防止することができるため、良好な状態での泡質の維持が更に確実なものとなる。
また、発泡部材の出口側にスリット弁を設ける場合は、スリット弁によって発泡部材から液が垂れ落ちる不具合を防止することができるため、垂れ落ちた内容液を拭き取る等の手間がなくなり使い勝手が向上する。
そして、発泡部材やスリット弁を覆い隠す蓋体を設ける場合は、蓋体によって発泡部材等に埃等が付着することを防止することができるため、衛生的に使用することができる。また、蓋体によって発泡部材やスリット弁の乾燥を防ぐことができるため、乾燥した内容液が発泡部材等に付着して噴出不良が発生する等の不具合を防止することができる。
本発明に従う泡噴出容器の一実施形態を示す、側面視での断面図である。 図1に示す泡噴出容器につき、(a)は胴部が復元して外気が吸引される状況について説明する図であって、(b)は胴部を圧搾して内容液が泡状に噴出される状況について説明する図である。 本発明に従う泡噴出容器の他の実施形態を示す、側面視での断面図である。 図3に示す泡噴出容器につき、(a)は胴部が復元して外気が吸引される状況について説明する図であって、(b)は胴部を圧搾して内容液が泡状に噴出される状況について説明する図である。 図1及び図3に示す泡噴出容器を使用し、発泡部材、第1メッシュ部材、及び第2メッシュ部材のメッシュの目の粗さを変更した際の評価結果について説明する図である。
以下、図1、図2を参照しながら本発明に従う泡噴出容器の一実施形態について説明する。なお、図1は泡噴出容器を正立させた状態の図であって、以下の説明における「上」「下」の関係は、図1のように泡噴出容器を正立させた状態での向きをいう。
本実施形態の泡噴出容器は、容器本体1と泡噴出キャップ2で構成されている。また泡噴出キャップ2は、キャップ本体3、ホルダー4、発泡部材5、第1メッシュ部材6、第2メッシュ部材7、パイプ8、スリット弁9、及び蓋体10で構成されている。
容器本体1は、中央部を上方に向けて湾曲させた底部1aと、底部1aの外縁に連結するとともに中央部が外側に向けて湾曲する胴部1bと、胴部1bの上部に連結するとともに円筒状をなす下部分、及び上方に向けて縮径するとともに上端部は円筒状をなす上部分で構成される口部1cを備えている。また口部1cの下部分における外周面には、雄ねじ部1dが設けられている。そして底部1a、胴部1b、及び口部1cの内側には、内容液を収めるための収容空間Sが形成されている。なお、本実施形態の容器本体1は合成樹脂等によって形成されるものであって、胴部1bは可撓性を有している。
キャップ本体3は、口部1cを取り囲む円筒状の外周壁3aと、外周壁3aの上端に連結する天壁3bとを備えている。本実施形態の天壁3bは、径方向外側部分は水平方向に延在してドーナツ板状をなすものであり、また径方向内側部分は、上方に向けて縮径するとともに内縁部が円筒状をなすものである。また天壁3bの下面には、ホルダー4を係止するための爪部3cと、口部1cの内周面に液密に当接するシール筒3dが設けられている。そして外周壁3aの内周面には、雄ねじ部1dに螺合してキャップ本体3を容器本体1に装着するための雌ねじ部3eが設けられている。なお、キャップ本体3を容器本体1に装着するにあたっては、本実施形態のようにねじによるものに限られず、アンダーカットによるものなど様々な手段を採用することができる。
ホルダー4は、上下方向に延在するとともに内側に内部空間Nを有する筒状部4aを備えている。筒状部4aは、径方向外側に向けて延在してドーナツ板状をなすとともに外縁部が爪部3cに係止されるフランジ部4bと、フランジ部4bの下方に位置し、収容空間Sに向けて開口して内部空間Nと収容空間Sとを連通させる連通口4cと、連通口4cを取り囲んで筒状部4aの外周面から突出する横向き筒状部4dとを備えている。
発泡部材5は、図1の部分拡大図に示したように、円筒状になるベース5aと、ベース5aの端面に設けられるメッシュ5bとで構成されている。メッシュ5bの目の粗さは、発泡させる内容液の種類等に応じて様々な種類のものが採用可能である。また発泡部材5は、ベース5aとメッシュ5bとを組み合わせたものに限られず、例えばスポンジや多孔質材など、様々なものが採用可能である。本実施形態の発泡部材5は、図示のように筒状部4aの上部に嵌合保持されている。
また、第1メッシュ部材6及び第2メッシュ部材7も発泡部材5と同様に、ベース6a、7aの端面にメッシュ6b、7bを設けた構成となっている。なお、メッシュ5b、6b、7bの目の粗さは、全て同一でもよいし相異していてもよい。本実施形態の第1メッシュ部材6は、横向き筒状部4dに嵌合保持されていて、第2メッシュ部材7は、筒状部4aの下部に嵌合保持されている。
なお、本実施形態では図1の部分拡大図に示すように、発泡部材5は、メッシュ5bが下側に位置するように取り付けられ、第1メッシュ部材6は、メッシュ6bが容器本体1の中心軸線に対して外側を向くように取り付けられ、第2メッシュ部材7は、メッシュ7bが上側に位置するように取り付けられているが、取り付けの向きは内容液の種類等に応じて適宜変更することができる。
パイプ8は、円筒状をなすとともに上下方向に延在するものであって、その上端部は、第2メッシュ部材7の下方において筒状部4aの下部に嵌合保持されている。またパイプ8の下方における開口(空気導入口8a)は、パイプ8の内側を通して内部空間Nに通じていて、図示のように底部1aの近傍に位置している。すなわち空気導入口8aは、パイプ8の内側を通して内部空間Nに通じている。
スリット弁9は、下方に向けて湾曲する薄肉状であって、中央部にスリットを設けた弁本体9aと、弁本体9aの外縁部に連結する環状の基部9bとを備えている。スリット弁9は、発泡部材5の上方に弁本体9aを位置させた状態で、天壁3bとフランジ部4bとの間で基部9bが挟持されている。またスリット弁9は、ゴム、エラストマー、低密度ポリエチレン(LDPE)、或いは直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)等の比較的軟質な材料で形成されていて、通常時は弁本体9aのスリットが閉じて発泡部材5が外気に曝されるのを防止する一方、胴部1bを圧搾すると発泡部材5を通過した内容液によって弁本体9aが外側に向けて弾性変形し、これによって泡状の内容液を外界に噴出することができる。
蓋体10は、概略有蓋筒状をなすものであって、ヒンジ10aを介してキャップ本体3と連結している。また、ヒンジ10aの反対側には、径方向外側に向かって突き出す指掛け部10bが設けられている。また蓋体10の下面には、天壁3bに対して気密に当接する環状のシール壁10cが設けられている。
このような構成になる泡噴出容器から泡状の内容液を噴出するにあたっては、蓋体10を開いた後に泡噴出容器を傾倒させて胴部1bを圧搾する。このとき、内容液はキャップ本体3側に移動して、空気導入口8aは内容液の液面から露出した状態になるため、内容液は、第1メッシュ部材6を経て連通口4cから内部空間Nに導入され、収容空間S内の空気は、空気導入口8aからパイプ8の内部を通り、第2メッシュ部材7を経由して内部空間Nに導入される。そして、内部空間Nで混合された内容液と空気は発泡部材5を通過して発泡し、弁本体9aを弾性変形させて泡状の内容液が外界に噴出される。
ところで、胴部1bへの圧搾を解除して容器本体1が復元する際、収容空間Sは負圧となるため、図2(a)に示すように外気は、スリット弁9及び発泡部材5を通過して内部空間Nに吸引される。このとき、発泡部材5や内部空間Nに残っていた内容液に外気が取り込まれると気泡が形成されることがある。しかし、吸引された外気が内部空間Nに導入される際に、形成された気泡が外気とともに連通口4cを通り抜けたとしても、連通口4cの下流側には第1メッシュ部材6を設けているため、気泡が第1メッシュ部材6を通過する際に消泡したり、泡の大きさを小さくしたりすることができる。すなわち、収容空間Sには気泡が殆ど取り込まれないか、取り込まれても小さな泡でしかないため、収容空間Sにおいて大きな気泡が生じる不具合を有効に防止することができる。
また、本実施形態においては第2メッシュ部材7を設けているため、内部空間Nの気泡がパイプ8に流れ込み難くなる。また、気泡の一部が第2メッシュ部材7を通過したとしても、通過時に気泡を消したり大きさを小さくしたりすることが可能である。このため、パイプ8の内側において大きな気泡が生じる不具合がより確実に防止できる。
本実施形態の泡噴出容器では、図2(b)に示すように収容空間Sに気泡が残っている状態で内容液を噴出させる場合でも、内容液が連通口4cから内部空間Nに導入される際は第1メッシュ部材6を通過するため、その際に気泡を消したり大きさを更に小さくしたりすることが可能である。また、収容空間S内の空気は、空気導入口8aからパイプ8を通過した後は第2メッシュ部材7を通過するため、同様にして気泡を消したり大きさを更に小さくしたりすることが可能である。すなわち、発泡部材5に対する気泡の影響を抑えることができるため、内容液と空気との混合比が所期した割合で維持されるため良好な泡質で内容液を噴出させることができる。
なお、泡噴出容器を落下したり振動を加えたりしたときなどは、内部空間N内で内容液に空気が取り込まれて気泡が形成されることがあるが、この場合でも第1メッシュ部材6と第2メッシュ部材7によって気泡の影響が抑えられるため、内容液は良好な泡質で噴出される。
次に、図3、図4を参照しながら本発明に従う泡噴出容器の他の実施形態について説明する。
本実施形態では、前述の第2メッシュ部材7を省略して球状の移動弁11を設けている。なお、移動弁11は合成樹脂製であって軽量であるため、内容液や空気が上方に向けて流れる場合は自重に逆らって比較的容易に上方へ移動する。また本実施形態のホルダー4’は、図3の部分拡大図に示すように、移動弁11と全周に亘って当接する傾斜面4eと、傾斜面4eの上方に間欠状に設けられ、傾斜面4eから離反した移動弁11がホルダー4から抜け出すのを防止する突起4fとを備えている。
このような泡噴出容器によれば、図4(a)に示すように外気が吸引される際、内部空間Nで形成される気泡が連通口4cを通過しても、前述の実施形態と同様に、第1メッシュ部材6によってこれを消泡したり、泡の大きさを小さくしたりすることが可能である。また、外気等の流れによって移動弁11は傾斜面4eに当接するため、内部空間Nの気泡がパイプ8の内部に流れ込むことを確実に防止することができる。
そして、図4(b)に示すように内容液を噴出させる場合においては、内容液が連通口4cから内部空間Nに導入される際に第1メッシュ部材6を通過するため、内容液とともに流れる気泡を消泡したり大きさを更に小さくしたりすることができる。また、上述したように外気を吸引する際は移動弁11によってパイプ8への気泡の流れ込みが防止されていたため、収容空間S内の空気が空気導入口8aを経て内部空間Nに導入される際の気泡の量も十分に抑制されることになる。このため、発泡部材5に対する気泡の影響が十分に抑えられるため、泡質を良好な状態で維持することができる。
ところで、図1、図3に示した泡噴出容器を使用し、発泡部材5、第1メッシュ部材6、第2メッシュ部材7におけるメッシュ5b、6b、7bの目の粗さを変更しながら評価試験を行ったところ、図5に示す結果が得られた。ここで、図5における実施例1と2、及び実施例4と5を参照して明らかなように、第1メッシュ部材6で使用するメッシュ6bに対して第2メッシュ部材7で使用するメッシュ7bの目の粗さが細かい場合は、泡質が良好であることが分かる。すなわち、泡質をよりよくするには、第1メッシュ部材6よりも目の細かいメッシュを第2メッシュ部材7に使用してパイプ8への気泡の流れ込みを抑制することが効果的であると言える。特に、図5における実施例7、8を参照して明らかなように、図3で使用した移動弁11の如き、発泡部材5から空気導入口8aに向かう流れを阻止する逆止弁を使用してパイプ8への気泡の流れ込みを確実に抑えるようにすると、泡質が特によくなる。
以上、本発明に従う泡噴出容器について具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明に従う泡噴出容器は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば図3に示す実施形態においては、ホルダー4’と移動弁11によって逆止弁を構成したが、例えば一点弁や三点弁のような他の形態の逆止弁を採用してもよい。また蓋体10は、ヒンジ10aを介してキャップ本体3と連結するものであったが、キャップ本体3とは別体としたうえでねじ等によってキャップ本体3に装着するものでもよい。
1:容器本体
1a:底部
1b:胴部
1c:口部
1d:雄ねじ部
2:泡噴出キャップ
3:キャップ本体
3a:外周壁
3b:天壁
3c:爪部
3d:シール筒
3e:雌ねじ部
4、4':ホルダー
4a:筒状部
4b:フランジ部
4c:連通口
4d:横向き筒状部
4e:傾斜面
4f:突起
5:発泡部材
5a:ベース
5b:メッシュ
6:第1メッシュ部材
6a:ベース
6b:メッシュ
7:第2メッシュ部材
7a:ベース
7b:メッシュ
8:パイプ
8a:空気導入口
9:スリット弁
9a:弁本体
9b:基部
10:蓋体
10a:ヒンジ
10b:指掛け部
10c:シール壁
11:移動弁
N:内部空間
S:収容空間

Claims (6)

  1. 底部、及び可撓性を有する胴部を備え、該底部と該胴部の内側に内容液を収める収容空間を有する容器本体と、
    前記収容空間に向けて開口する連通口及び空気導入口、並びに該連通口及び該空気導入口に通じる発泡部材を有し、前記容器本体を傾倒させて前記胴部を圧搾することによって該連通口から送給される内容液と該空気導入口から送給される空気を該発泡部材によって発泡させて噴出する一方、該胴部の復元によって該発泡部材を通して該連通口から該収容空間に外気を吸入する泡噴出キャップと、を備え、
    前記泡噴出キャップは、前記連通口と前記収容空間との間に設けられる第1メッシュ部材を備える泡噴出容器。
  2. 前記泡噴出キャップは、前記発泡部材から前記空気導入口に至る経路に第2メッシュ部材を備える請求項1に記載の泡噴出容器。
  3. 前記第2メッシュ部材は前記第1メッシュ部材よりも目が細かい請求項2に記載の泡噴出容器。
  4. 前記泡噴出キャップは、前記発泡部材から前記空気導入口に至る経路に、該発泡部材から該空気導入口に向かう流れは通過を阻止する一方、該空気導入口から該発泡部材に向かう流れは通過を許容する逆止弁を備える請求項1に記載の泡噴出容器。
  5. 前記泡噴出キャップは、前記発泡部材の出口側に設けられるスリット弁を有する請求項1〜4の何れか一項に記載の泡噴出容器。
  6. 前記泡噴出キャップは、前記発泡部材又は前記スリット弁を覆い隠す蓋体を有する請求項1〜5の何れか一項に記載の泡噴出容器。
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