JP2019081294A - 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019081294A
JP2019081294A JP2017209714A JP2017209714A JP2019081294A JP 2019081294 A JP2019081294 A JP 2019081294A JP 2017209714 A JP2017209714 A JP 2017209714A JP 2017209714 A JP2017209714 A JP 2017209714A JP 2019081294 A JP2019081294 A JP 2019081294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
wedge
mold cavity
cavity block
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017209714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6861609B2 (ja
Inventor
祥人 奥西
Yoshito Okunishi
祥人 奥西
宏祐 荒木
Kosuke Araki
宏祐 荒木
子春 林
Koharu Hayashi
子春 林
冬彦 小河
Fuyuhiko Ogawa
冬彦 小河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Towa Corp
Original Assignee
Towa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Towa Corp filed Critical Towa Corp
Priority to JP2017209714A priority Critical patent/JP6861609B2/ja
Priority to TW107135242A priority patent/TWI688056B/zh
Priority to KR1020180127650A priority patent/KR102220397B1/ko
Priority to CN201811273964.8A priority patent/CN109719898B/zh
Publication of JP2019081294A publication Critical patent/JP2019081294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6861609B2 publication Critical patent/JP6861609B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/03Injection moulding apparatus
    • B29C45/04Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves
    • B29C45/0408Injection moulding apparatus using movable moulds or mould halves involving at least a linear movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/68Release sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/02Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2602Mould construction elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/77Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】成形型の型キャビティの深さを変更可能な樹脂成形装置の提供。【解決手段】成形型と一方の型楔形機構1310と一方の型キャビティブロック駆動機構1301とを含み、成形型は、一方の型1100と他方の型1200とを含み、一方の型が型キャビティブロック1101と、型キャビティ枠部材1102とを含み、型キャビティ枠部材は、摺動孔を有し、型キャビティブロックが摺動孔内を成形型の型開閉方向に移動可能で、型キャビティブロックの他方の型との対向面と一方の型キャビティ枠部材の内側面とで一方の型キャビティ1106を形成可能で、一方の型キャビティブロック駆動機構で、型キャビティブロックの型開閉方向に移動が可能であり、一方の型楔形機構を用いて型開閉方向の型キャビティブロックの位置の固定により、一方の型キャビティの深さを変更可能である樹脂成形装置1000。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法に関する。
樹脂成形品の製造方法には、例えば、成形型を有する樹脂成形装置が用いられる。
例えば、特許文献1に記載の樹脂成形装置(樹脂モールド装置)では、成形型(金型)のキャビティ(型キャビティ)を用いて被成形品を成形し、樹脂成形品(パッケージ)を製造することが記載されている。
特開平06−177190号公報
しかしながら、樹脂成形品(パッケージ)の高さを変更する場合、キャビティ深さの異なる成形型への交換、又は成形型の部品交換等が必要であり、コスト及び手間が掛かっていた。
そこで、本発明は、成形型の型キャビティの深さを変更可能な樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の樹脂成形装置は、
成形型と、
一方の型楔形機構と、
一方の型キャビティブロック駆動機構とを含み、
前記成形型は、一方の型と他方の型とを含み、
前記一方の型は、一方の型キャビティブロックと、一方の型キャビティ枠部材とを含み、
前記一方のキャビティ枠部材には、摺動孔が形成され、
前記一方の型キャビティブロックは、前記摺動孔内を、前記成形型の型開閉方向に移動可能であり、
前記一方の型キャビティブロックにおける前記他方の型との対向面と、前記一方の型キャビティ枠部材の内側面とで一方の型キャビティを形成可能であり、
前記一方の型キャビティブロック駆動機構を用いて、前記一方の型キャビティブロックを、前記型開閉方向に移動させることが可能であり、
さらに、前記一方の型楔形機構を用いて前記型開閉方向における前記一方の型キャビティブロックの位置を固定することにより、前記一方の型キャビティの深さを変更可能であることを特徴とする。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、
成形型を含む樹脂成形装置を用いて行い、
前記成形型が、一方の型と他方の型とを含み、
前記一方の型は、一方の型キャビティブロックと、一方の型キャビティ枠部材とを含み、
前記一方のキャビティ枠部材には、摺動孔が形成され、
前記一方の型キャビティブロックは、前記摺動孔内を、前記成形型の型開閉方向に移動可能であり、
前記一方の型キャビティブロックにおける前記他方の型との対向面と、前記一方の型キャビティ枠部材の内側面とで一方の型キャビティを形成可能であり、
前記成形型に被成形物を供給する被成形物供給工程と、
前記成形型の型開閉方向における前記一方の型キャビティブロックの位置を変更することにより、前記一方の型キャビティの深さを変更する一方の型キャビティ深さ変更工程と、
前記被成形物を前記型キャビティ内で樹脂成形する樹脂成形工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、成形型の型キャビティの深さを変更可能な樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の樹脂成形装置の一例を模式的に示す断面図である。 図2は、図1の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法の一例における一工程を模式的に示す断面図である。 図3は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法における別の一工程を模式的に示す断面図である。 図4は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図5は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図6は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図7は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図8は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図9は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図10は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図11は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図12は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図13は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図14は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図15は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図16は、図2と同じ樹脂成形品の製造方法におけるさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図17は、図1の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法の別の一例における一工程を模式的に示す断面図である。 図18は、図17と同じ樹脂成形品の製造方法の別の一工程を模式的に示す断面図である。 図19は、図17と同じ樹脂成形品の製造方法のさらに別の一工程を模式的に示す断面図である。 図20は、図1と同じ樹脂成形装置を模式的に示す断面図である。 図21は、図20の樹脂成形装置から上型及び下型を取り外した状態を模式的に示す断面図である。 図22は、図20の樹脂成形装置に、図20とは別の上型及び下型を取り付けた状態を模式的に示す断面図である。 図23は、図1の樹脂成形装置において、上型に離型フィルムを吸着する仕組みの一例を模式的に示す断面図である。
つぎに、本発明について、例を挙げてさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の説明により限定されない。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、さらに、押圧力測定機構を含み、前記押圧力測定機構は、前記一方の型キャビティブロック駆動機構を用いて前記一方の型キャビティブロックを押圧する押圧力を測定可能であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、
前記一方の型楔形機構が、一対の一方の型楔形部材を含み、
前記一対の一方の型楔形部材は、一方の型第1楔形部材と一方の型第2楔形部材とを含み、
前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とは、それぞれが、テーパ面を有し、互いの前記テーパ面が対向するように、配置されており、
前記一方の型第1楔形部材及び前記一方の型第2楔形部材の少なくとも一方を移動させることで、前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とが接触した際における前記一対の一方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを変化可能であってもよい。なお、前記少なくとも一方の楔形部材を移動させる方向は、例えば、移動させる楔形部材の楔形の先端方向又は後端方向であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、
前記樹脂成形装置が、さらに、他方の型楔形機構を含み、
前記他方の型が、他方の型キャビティブロックを含み、
前記他方の型楔形機構を用いて、前記型開閉方向における前記他方の型キャビティブロックの位置を固定可能であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、
前記他方の型楔形機構が、一対の他方の型楔形部材を含み、
前記一対の他方の型楔形部材は、他方の型第1楔形部材と他方の型第2楔形部材とを含み、
前記他方の型第1楔形部材と前記他方の型第2楔形部材とは、それぞれが、テーパ面を有し、互いの前記テーパ面が対向するように、配置されており、
前記他方の型第1楔形部材及び前記他方の型第2楔形部材の少なくとも一方を移動させることで、前記他方の型第1楔形部材と前記他方の型第2楔形部材とが接触した際における前記一対の他方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを変化可能であってもよい。なお、前記少なくとも一方の楔形部材を移動させる方向は、例えば、移動させる楔形部材の楔形の先端方向又は後端方向であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、前記一方の型楔形機構において、前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とが接触した際の、前記一対の一方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを短くすることで、前記一方の型キャビティの深さを深くすることが可能であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、前記一方の型楔形機構において、前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とが接触した際の、前記一対の一方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを長くすることで、前記一方の型キャビティの深さを浅くすることが可能であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、前記一方の型が、上型であり、前記他方の型が、下型であってもよい。また、例えば、それとは逆に、本発明の樹脂成形装置は、前記一方の型が、下型であり、前記他方の型が、上型であってもよい。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、トランスファ成形用の装置であってもよい。また、本発明の樹脂成形装置は、これに限定されず、例えば、圧縮成形用等の装置であってもよい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、前述のとおり、成形型を含む樹脂成形装置を用いて行うが、例えば、前記樹脂成形装置が、前記本発明の樹脂成形装置であってもよい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、例えば、さらに、前記型開閉方向における前記他方の型キャビティブロックの位置を変更する他方の型キャビティブロック位置変更工程を含んでいてもよい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、例えば、前記樹脂成形装置が、前記本発明の樹脂成形装置であり、前記本発明の樹脂成形装置が、さらに、前記他方の型楔形機構を含んでいてもよい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、例えば、前記被成形物供給工程を行う前に、前記一方の型キャビティ深さ変更工程を行ってもよい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、例えば、さらに、前記一方の型の型面を離型フィルムで被覆する一方の型面被覆工程を含んでいてもよい。また、この場合において、例えば、前記一方の型面被覆工程を行う前に、前記一方の型キャビティ深さ変更工程を行ってもよい。このようにすれば、前記一方の型面被覆工程を行った後に前記一方の型キャビティ深さ変更工程を行う場合と異なり、前記一方の型キャビティ深さ変更工程に伴って前記離型フィルムが伸縮することがない。このように前記離型フィルムの伸縮を抑制又は防止することで、前記離型フィルムの破損に基づく樹脂漏れの発生、前記離型フィルムの皺又はたるみが樹脂成形品に転写される現象、等を抑制又は防止できるため好ましい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、例えば、前記樹脂成形工程において、前記被成形物をトランスファ成形により樹脂成形してもよい。また、本発明の樹脂成形品の製造方法は、これに限定されず、例えば、前記樹脂成形工程において、前記被成形物を、圧縮成形等により成形してもよい。
本発明の樹脂成形品の製造方法は、例えば、前記被成形物が、基板を複数枚含み、前記各基板間を樹脂封止することにより前記被成形物を樹脂成形してもよい。
なお、本発明において、「成形型」は、例えば金型であるが、これに限定されず、例えば、セラミック型等であってもよい。
本発明において、樹脂成形品は、特に限定されず、例えば、単に樹脂を成形した樹脂成形品でもよいし、チップ等の部品を樹脂封止した樹脂成形品でもよい。本発明において、樹脂成形品は、例えば、電子部品等であってもよい。
本発明において、「樹脂成形」又は「樹脂封止」とは、例えば、樹脂が硬化(固化)した状態であることを意味する。
本発明において、成形前の樹脂材料及び成形後の樹脂としては、特に制限されず、例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂などの熱硬化性樹脂であってもよいし、熱可塑性樹脂であってもよい。また、熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂を一部に含んだ複合材料であってもよい。本発明において、成形前の樹脂材料の形態としては、例えば、顆粒樹脂、流動性樹脂、シート状の樹脂、タブレット状の樹脂、粉状の樹脂等が挙げられる。本発明において、前記流動性樹脂とは、流動性を有する樹脂であれば、特に制限されず、例えば、液状樹脂、溶融樹脂等が挙げられる。本発明において、前記液状樹脂とは、例えば、室温で液体である、又は流動性を有する樹脂をいう。本発明において、前記溶融樹脂とは、例えば、溶融により、液状又は流動性を有する状態となった樹脂をいう。前記樹脂の形態は、成形型のキャビティやポット等に供給可能であれば、その他の形態でも構わない。
また、一般に、「電子部品」は、樹脂封止する前のチップをいう場合と、チップを樹脂封止した状態をいう場合とがあるが、本発明において、単に「電子部品」という場合は、特に断らない限り、前記チップが樹脂封止された電子部品(完成品としての電子部品)をいう。本発明において、「チップ」は、樹脂封止する前のチップをいい、具体的には、例えば、IC、半導体チップ、電力制御用の半導体素子等のチップが挙げられる。本発明において、樹脂封止する前のチップは、樹脂封止後の電子部品と区別するために、便宜上「チップ」という。しかし、本発明における「チップ」は、樹脂封止する前のチップであれば、特に限定されず、チップ状でなくてもよい。
本発明において、「フリップチップ」とは、ICチップ表面部の電極(ボンディングパット)にバンプと呼ばれる瘤状の突起電極を有するICチップ、あるいはそのようなチップ形態のことをいう。このチップを、下向きに(フェースダウン)してプリント基板などの配線部に実装させる。前記フリップチップは、例えば、ワイヤレスボンディング用のチップあるいは実装方式の一つとして用いられる。
本発明において、例えば、基板に実装された部品(例えばチップ、フリップチップ等)を樹脂封止(樹脂成形)して樹脂成形品を製造してもよい。本発明において、前記基板(インターポーザともいう。)としては、特に限定されないが、例えば、リードフレーム、配線基板、ウェハー、セラミック基板等であってもよい。前記基板は、例えば、前述のとおり、その一方の面又は両面にチップが実装された実装基板であっても良い。前記チップの実装方法は、特に限定されないが、例えば、ワイヤーボンディング、フリップチップボンディング等が挙げられる。本発明では、例えば、前記実装基板を樹脂封止することにより、前記チップが樹脂封止された電子部品を製造しても良い。また、本発明の樹脂封止装置により樹脂封止される基板の用途は、特に限定されないが、例えば、携帯通信端末用の高周波モジュール基板、電力制御用モジュール基板、機器制御用基板等が挙げられる。
また、本発明において、「装着」は、「載置」又は「固定」を含む。さらに、本発明において、「載置」は「固定」を含む。
以下、本発明の具体的な実施例を図面に基づいて説明する。各図は、説明の便宜のため、適宜省略、誇張等をして模式的に描いている。
本実施例では、本発明の樹脂成形装置の一例と、それを用いた樹脂成形品の製造方法の一例について説明する。
図1の断面図に、本実施例における樹脂成形装置の構成を模式的に示す。図示のとおり、この樹脂成形装置1000は、上型(一方の型)1100及び下型(他方の型)1200を含む成形型と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1300と、下型キャビティブロック位置変更機構設置部(他方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1400とを主要構成要素として含む。また、樹脂成形装置1000は、さらに、離型フィルム吸着機構(図1では、図示せず)及びエアベント開閉機構1330を、主要構成要素として含む。エアベント開閉機構1330は、本実施例では、後述するように、上型キャビティブロック位置変更機構設置部1300の構成要素の一つであるが、本発明は、これに限定されない。例えば、エアベント開閉機構1330が、上型キャビティブロック位置変更機構設置部1300とは別の、樹脂成形装置1000の構成要素の一つであってもよい。
上型(一方の型)1100は、上型キャビティブロック(一方の型キャビティブロック)1101と、上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)1102及び1103とを含む。図示のとおり、上型キャビティブロック1101は、2つ並列に配置されている。上型キャビティ枠部材を構成する部材のうち、上型キャビティ枠部材1103は、2つの上型キャビティブロック1101に挟まれるように配置されている。上型キャビティ枠部材1102は、図示のとおり、上型キャビティブロック1101の外側に配置されている。上型キャビティ枠部材には、上型キャビティ枠部材1102及び1103に囲まれるように摺動孔1105が形成されている。上型キャビティブロック1101は、摺動孔1105内を、前記成形型の型開閉方向に移動可能である。なお、前記「型開閉方向」は、図1では、上型1100及び下型1200の開閉方向であり、すなわち、図の上下方向である。さらに、図示のとおり、上型キャビティブロック1101における下型(他方の型)1200との対向面と、上型キャビティ枠部材1102及び1103の内側面とで空間を囲むことにより上型キャビティ(一方の型キャビティ)1106を形成可能である。そして、後述するように、樹脂成形される被成形物を、離型フィルムを介して上型キャビティブロック1101によって押圧可能である。また、上型キャビティ枠部材1102の下端には、エアベント溝1104が形成されている。
なお、図1においては図示していないが、上型キャビティ枠部材1103には、さらに、樹脂成形時の余剰樹脂(不要樹脂)を収容する空間である余剰樹脂部(不要樹脂部、またはカル部ともいう)が形成されていてもよい。
下型(他方の型)1200は、下型キャビティブロック(他方の型キャビティブロック)1201、下型サイドブロック(他方の型サイドブロック)1202、及びポットブロック1203を主要構成要素とし、さらに、下型キャビティブロックピラー(他方の型キャビティブロックピラー)1204、下型弾性部材(他方の型弾性部材)1205、及びプランジャ1212を含む。なお、プランジャ1212は、前記のように下型1200の構成要素の1つであってもよいが、下型1200とは別の、樹脂成形装置1000の構成要素の1つであってもよい。下型キャビティブロック1201は、2つあり、それぞれ、上面が上型キャビティブロック1101に対向するように配置されている。ポットブロック1203は、2つの下型キャビティブロック1201に挟まれるように配置されている。下型サイドブロック1202は、図示のとおり下型キャビティブロック1201の外側に配置されている。そして、2つの下型キャビティブロック1201は、それぞれ、下型サイドブロック1202及びポットブロック1203に挟まれるように配置されている。ポットブロック1203には、上下方向に貫通する孔であるポット1211が形成されている。プランジャ1212は、ポット1211内を上下動可能である。後述するように、プランジャ1212を上昇させることで、ポット1211内の流動性樹脂を、上型キャビティ1106内に押し込むことが可能である。
下型キャビティブロックピラー1204は、下型キャビティブロック1201の下面に取り付けられている。下型弾性部材1205は、下型キャビティブロックピラー1204を取り囲むように配置され、型開閉方向(図上下方向)に伸縮可能である。
上型キャビティブロック位置変更機構設置部(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1300は、上型キャビティブロック駆動機構(一方の型キャビティブロック駆動機構)1301と、上型キャビティブロック保持部材(一方の型キャビティブロック保持部材)1302と、ロードセル(押圧力測定機構)1303と、上型キャビティブロックピラー(一方の型キャビティブロックピラー)1304と、上型楔形機構(一方の型楔形機構、又は上型コッター機構ともいう)1310と、上型第2楔形部材保持部材(一方の型第2楔形部材保持部材、又は、上型第2コッター保持部材、若しくは一方の型第2コッター保持部材ともいう)1321と、上型第2楔形部材保持部材の弾性部材(他方の型第2楔形部材保持部材の弾性部材)1322と、エアベント開閉機構1330と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部ベース部材(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部ベース部材)1340と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材)1341と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材)1342及び1343とを含む。プラテン1340は、一枚の板状部材であり、上型1100の上方に、上型1100全体を覆うように配置されている。また、後述するように、プラテン1340には、上型キャビティブロック位置変更機構設置部1300の他の部材が、直接又は間接的に取り付けられている。
上型キャビティブロック保持部材1302は、図示のとおり、プラテン1340を上下方向に貫通しており、上下動可能である。一方の型キャビティブロック保持部材1302の下端には、上型キャビティブロックピラー1304が取り付けられている。上型キャビティブロックピラー1304の下端には、上型キャビティブロック1101が取り付けられている。また、後述するように、上型キャビティブロック1101は、上型キャビティブロックピラー1304に対し、脱着可能である。上型キャビティブロック駆動機構1301は、上型キャビティブロック保持部材1302の上端に接続されている。上型キャビティブロック駆動機構1301により上型キャビティブロック保持部材1302を上下動させることで、上型キャビティブロック1101を上下動(すなわち、型開閉方向に移動させることが)可能である。
上型楔形機構1310は、図示のとおり、上型第1楔形部材(一方の型第1楔形部材、上型第1コッター、又は一方の型第1コッターともいう)1311aと、上型第2楔形部材(一方の型第2楔形部材、上型第2コッター、又は一方の型第2コッターともいう)1311bと、上型楔形部材動力伝達部材(一方の型楔形部材動力伝達部材、上型コッター動力伝達部材、又は一方の型コッター動力伝達部材ともいう)1312と、上型楔形部材駆動機構(一方の型楔形部材駆動機構、上型コッター駆動機構、又は一方の型コッター駆動機構ともいう)1313とを含む。図1に示すように、上型第1楔形部材1311aと上型第2楔形部材1311bとは、それぞれ、厚み方向(図上下方向)における一方の面が、テーパ面である。より具体的には、図示のとおり、上型第1楔形部材1311aの下面及び上型第2楔形部材1311bの上面が、それぞれテーパ面である。上型第1楔形部材1311aと上型第2楔形部材1311bとは、互いのテーパ面が対向するように、配置されている。
また、上型第1楔形部材1311aは、上型楔形部材動力伝達部材1312を介して上型楔形部材駆動機構1313に連結している。そして、上型楔形部材駆動機構1313により、上型第1楔形部材1311aと上型第2楔形部材1311bとにより形成される一対の上型楔形部材(一対の一方の型楔形部材。以下、単に「一対の上型楔形部材」、「上型楔形部材」又は「上型コッター」ということがある。)のテーパ面のテーパ方向(図左右方向)にスライドさせることで、前記一対の上型楔形部材の厚み方向の長さを変化可能である。例えば、上型第1楔形部材1311aをその先端方向に向けてスライドさせると、上型第2楔形部材1311bは、上型第1楔形部材1311aに対し相対的に逆方向にスライドすることになる。そうすると、前記一対の上型楔形部材の厚み方向(図上下方向)の長さが大きくなる。また、例えば、逆に、上型第1楔形部材1311aをその後端方向に向けてスライドさせることで、前記一対の上型楔形部材の厚み方向(図上下方向)の長さを小さくすることが可能である。これにより、後述するように、上下方向(型開閉方向)における上型キャビティブロック1101の位置を変更可能である。すなわち、これにより、上型キャビティ1106の深さを適切な深さに調節可能である。
なお、図1の例では、上型楔形部材駆動機構1313により、前記一対の上型楔形部材の上側の上型第1楔形部材1311aを水平(図左右)方向に摺動(スライド)させることができる。しかし、これに限定されず、例えば、上型楔形部材駆動機構1313により、下側の上型第2楔形部材1311bをスライド可能であっても良いし、上型第1楔形部材1311a及び上型第2楔形部材1311bの両方をスライド可能であっても良い。また、上型楔形部材駆動機構1313としては、特に限定されないが、例えば、サーボモータ、エアーシリンダー等を用いることができる。
また、図1では、上型第1楔形部材1311a及び上型第2楔形部材1311bのそれぞれ一方の面の全体がテーパ面である。しかし、本発明はこれに限定されず、少なくとも一方の楔形部材を、前記テーパ面に沿ってスライドさせることが可能であれば良い。例えば、上型第1楔形部材1311a及び上型第2楔形部材1311bの一方又は両方において、その一方の面の一部のみがテーパ面であっても良い。より具体的には、例えば、図示の上型第1楔形部材1311a及び上型第2楔形部材1311bの少なくとも一方において、一方の面の先端側(細い側)のみがテーパ面であり、根本側(太い側)は水平面であっても良い。
上型第2楔形部材保持部材1321の上面は、上型第2楔形部材1311bの下面と接している。一方、プラテン1340の下面は、上型第1楔形部材1311aの上面と接している。すなわち、前記一対の上型楔形部材は、上型第2楔形部材保持部材1321の上面と上型キャビティブロック位置変更機構設置部ベース部材1340の下面とに挟まれるように配置されている。そして、上型第2楔形部材保持部材の弾性部材1322及び上型第2楔形部材保持部材1321を用いて、上型第1楔形部材1311aと上型第2楔形部材1311bとが接した状態を保っている。
上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材は、上部の部材1342及び下部の部材1343により形成される。上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1343は、図示のとおり、その下面に、上型キャビティ枠部材1102及び1103を取り付けることができる。後述するように、上型キャビティ枠部材1102及び1103は、上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1343に対し着脱可能である。また、上型キャビティブロックピラー1304は、上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1342及び1343を上下方向に貫通しており、上下動可能である。上型第2楔形部材保持部材の弾性部材1322は、上型第2楔形部材保持部材1321の下面と上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1342の上面とに挟まれるように配置され、上下方向に伸縮可能である。上型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材1341は、その上端がプラテン1340の下面に、下端が上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1342の上面に、それぞれ接続されている。また、上型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材1341は、上型第2楔形部材保持部材1321と、上型キャビティブロック保持部材1302と、前記一対の上型楔形部材とを取り囲むように配置されている。
エアベント開閉機構1330は、エアベントピン動力機構1331と、エアベントピン1332とを含む。エアベントピン1332は、図示のとおり、上型キャビティ枠部材1102の上部と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1342及び1343、上型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材1341、並びにプラテン1340を、上下方向に貫通しており、上下動可能である。エアベントピン動力機構1331によってエアベントピン1332を上下動させることで、後述するように、エアベント溝1104を開閉可能である。なお、エアベントピン動力機構1331としては、特に限定されないが、例えば、サーボモータ、エアーシリンダー等を用いることができる。
なお、上型キャビティブロック位置変更機構設置部(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1300に設置される「上型キャビティブロック位置変更機構(一方の型キャビティブロック位置変更機構)」は、本実施例では、上型キャビティブロック駆動機構(一方の型キャビティブロック駆動機構)1301と、上型楔形機構(一方の型楔形機構)1310とを含む。しかし、本発明は、これに限定されず、例えば、上型キャビティブロック位置変更機構(一方の型キャビティブロック位置変更機構)が、さらに、他の構成要素を含んでいてもよい。
下型キャビティブロック位置変更機構設置部1400は、図示のとおり、下型楔形機構(他方の型楔形機構)1410と、下型取付部材(他方の型取付部材)1421と、プラテン(下型第2楔形部材保持部材、又は、他方の型第2楔形部材保持部材、下型第2コッター保持部材、若しくは他方の型第2コッター保持部材ともいう)1422とを含む。
下型楔形機構1410は、図示のとおり、下型第1楔形部材(他方の型第1楔形部材、下型第1コッター、又は他方の型第1コッターともいう)1411aと、下型第2楔形部材(他方の型第2楔形部材、下型第2コッター、又は他方の型第2コッターともいう)1411bと、下型楔形部材動力伝達部材(他方の型楔形部材動力伝達部材、下型コッター動力伝達部材、又は他方の型コッター動力伝達部材ともいう)1412と、下型楔形部材駆動機構(他方の型楔形部材駆動機構、下型コッター駆動機構、又は他方の型コッター駆動機構ともいう)1413とを含む。図1に示すように、下型第1楔形部材1411aと下型第2楔形部材1411bとは、それぞれ、厚み方向(図上下方向)における他方の面が、テーパ面である。より具体的には、図示のとおり、下型第1楔形部材1411aの上面及び下型第2楔形部材1411bの下面が、それぞれテーパ面である。下型第1楔形部材1411aと下型第2楔形部材1411bとは、互いのテーパ面が対向するように、配置されている。
また、下型第1楔形部材1411aは、下型楔形部材動力伝達部材1412を介して下型楔形部材駆動機構1413に連結している。そして、下型楔形部材駆動機構1413により、下型第1楔形部材1411aと下型第2楔形部材1411bとにより形成される一対の下型楔形部材(一対の他方の型楔形部材。以下、単に「一対の下型楔形部材」、「下型楔形部材」又は「下型コッター」ということがある。)のテーパ面のテーパ方向(図左右方向)にスライドさせることで、前記一対の下型楔形部材の厚み方向の長さを変化可能である。例えば、下型第1楔形部材1411aをその先端方向に向けてスライドさせると、下型第2楔形部材1411bは、下型第1楔形部材1411aに対し相対的に逆方向にスライドすることになる。そうすると、前記一対の下型楔形部材の厚み方向(図上下方向)の長さが大きくなる。また、例えば、逆に、下型第1楔形部材1411aをその後端方向に向けてスライドさせることで、前記一対の下型楔形部材の厚み方向(図上下方向)の長さを小さくすることが可能である。これにより、後述するように、上下方向(型開閉方向)における下型キャビティブロック1201の位置を変更可能である。これにより、例えば、後述する基板(被成形物)10の厚みがばらついても(例えば、後述する図6における左右の基板10の厚みが異なっても)、各下型キャビティブロック1201(例えば、図6における左右の下型キャビティブロック1201)の位置を適切に変更(調整)することにより、左右の基板10を適切な押圧力でクランプすることが可能となる。
なお、図1の例では、下型楔形部材駆動機構1413により、前記一対の下型楔形部材の下側の下型第1楔形部材1411aを水平(図左右)方向に摺動(スライド)させることができる。しかし、これに限定されず、例えば、下型楔形部材駆動機構1413により、上側の下型第2楔形部材1411bをスライド可能であっても良いし、下型第1楔形部材1411a及び下型第2楔形部材1411bの両方をスライド可能であっても良い。また、下型楔形部材駆動機構1413としては、特に限定されないが、例えば、サーボモータ、エアーシリンダー等を用いることができる。
また、図1では、下型第1楔形部材1411a及び下型第2楔形部材1411bのそれぞれ一方の面の全体がテーパ面である。しかし、本発明はこれに限定されず、少なくとも一方の楔形部材を、前記テーパ面に沿ってスライドさせることが可能であれば良い。例えば、下型第1楔形部材1411a及び下型第2楔形部材1411bの一方又は両方において、その一方の面の一部のみがテーパ面であっても良い。より具体的には、例えば、図示の下型第1楔形部材1411a及び下型第2楔形部材1411bの少なくとも一方において、一方の面の先端側(細い側)のみがテーパ面であり、根本側(太い側)は水平面であっても良い。また、図1では、下型第1楔形部材1411aと下型第2楔形部材1411bとが接していないが、上型楔形機構1310と同様に、下型第1楔形部材1411aと下型第2楔形部材1411bとが接した状態を保つようにしてもよい。
下型第2楔形部材保持部材1422の上面は、下型第1楔形部材1411aの下面と接している。一方、下型キャビティブロックピラー1204の下端は、下型第2楔形部材1411bの上面に接続されている。すなわち、前記一対の下型楔形部材は、下型第2楔形部材保持部材1422の上面と下型キャビティブロックピラー1204の下端とに挟まれるように配置されている。そして、前記一対の下型楔形部材の厚み方向の長さを変化させることで、下型キャビティブロック1201を上下動可能である。
下型取付部材1421は、下型第2楔形部材保持部材1422の上方に配置され、下型第2楔形部材保持部材1422に対し、相対的に上下しないように固定されている。下型取付部材1421と下型第2楔形部材保持部材1422とに挟まれた空間内において、前記一対の下型楔形部材を前述のように駆動させ、その厚み方向の長さを変化させることが可能である。下型取付部材1421の上面には、下型サイドブロック1202及びポットブロック1203が設置されている。また、下型キャビティブロックピラー1204は、下型取付部材1421内を上下方向に貫通しており、上下動可能である。下型弾性部材1205は、下型キャビティブロック1201の下面と下型取付部材1421の上面とに挟まれており、前述のとおり、型開閉方向(図上下方向)に伸縮可能である。
なお、下型キャビティブロック位置変更機構設置部(他方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1400に設置される「下型キャビティブロック位置変更機構(他方の型キャビティブロック位置変更機構)」は、本実施例では、下型楔形機構(他方の型楔形機構)1410を含む。しかし、本発明は、これに限定されず、例えば、下型キャビティブロック位置変更機構(他方の型キャビティブロック位置変更機構)が、さらに、他の構成要素を含んでいてもよい。
図1の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法は、例えば、図2〜16に示すようにして行うことができる。
まず、図2〜4に示すようにして、上型キャビティ1106の深さを変更する(一方の型キャビティ深さ変更工程)。具体的には、以下のとおりである。
まず、図2に示すとおり、上型キャビティブロック駆動機構1301を用いて、上型キャビティブロック1101を矢印c1の方向に下降させる。このとき、上型キャビティ1106が、所定の(目的とする)深さ未満になるまで上型キャビティブロック1101を下降させる。後述するように、再度上型キャビティブロック1101を上昇させることで、上型キャビティ1106を所定の(目的とする)深さとする。
つぎに、図3に示すとおり、左右の上型第1楔形部材1311aを、それぞれ、その先端方向(矢印e1の方向)に移動させる。これにより、上型第1楔形部材1311a及び上型第2楔形部材1311bからなる一対の上型楔形部材の、厚み方向(型開閉方向、図上下方向)の長さが大きくなる。そして、図示のとおり、上型第2楔形部材保持部材1321が、上型第2楔形部材1311bにより押し下げられて下降する。このとき、上型第2楔形部材保持部材1321を、所定の(目的とする)上型キャビティ1106の深さに対応する位置まで下降させる。
つぎに、図4に示すとおり、上型キャビティブロック駆動機構1301を用いて、上型キャビティブロック1101を矢印d1の方向に上昇させる。このとき、図示のとおり、上型キャビティブロック保持部材1302が上型第2楔形部材保持部材1321に接触するまで上昇させる。これにより、左右のそれぞれの上型キャビティ1106が、目的とする深さ(図右側ではD1、左側ではD2)となる。
なお、本実施例では、図示及び説明の便宜上、図の左右で上型キャビティ1106の深さが異なる例を示している。しかし、本発明において、成形型の型キャビティの深さを変更する例は、これに限定されない。具体的には、例えば、1回の樹脂成形品の製造方法においては、1つの樹脂成形装置における全ての成形型の型キャビティの深さを同じにし、再度樹脂成形品の製造方法を行う場合に、必要に応じ、それよりも前の回と前記型キャビティの深さを変えて対応してもよい。
以上のようにして上型キャビティ1106の深さを変更した後、例えば、図5〜16に示すようにして樹脂成形を行うことができる。具体的には、以下のとおりである。
まず、図5に示すように、上型1100の型面(上型面)に離型フィルム40を供給する。そして、吸着等によって上型面を離型フィルム40で被覆する(一方の型面被覆工程)。吸着には、後述するように、離型フィルム吸着機構(図5では、図示せず)を用いてもよい。また、離型フィルム40を吸着させる「上型1100の型面(上型面)」は、図示のとおり、上型キャビティ1106の型面及び上型キャビティ枠部材1102の下面を含む。さらに、このとき、図示のとおり、エアベント溝1104内部にも離型フィルム41を供給する。図5の状態では、エアベント溝1104が塞がれていないため、エアベント溝1104を介して離型フィルム40を吸着できる。
なお、離型フィルム40の吸着は、例えば、図23に示すようにして行うことができる。図23においては、樹脂成形装置1000が、離型フィルム吸着機構1351を有する。離型フィルム吸着機構1351は、特に限定されないが、例えば、吸引ポンプ等を用いることができる。プラテン1340と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材1341と、上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材1342及び1343と、上型キャビティ枠部材1102及び1103とには、離型フィルム吸着配管1352が設けられている。離型フィルム吸着配管1352は、枝分かれしており、枝分かれしたそれぞれの一端が、上型キャビティ枠部材1102及び1103の下端に、離型フィルム吸着穴1353として開口している。そして、離型フィルム吸着配管1352の他端から、離型フィルム吸着機構1351により吸引することで、離型フィルム吸着穴1353を介して、離型フィルム40及び41を上型面及びエアベント溝1104に吸着させることができる。
また、離型フィルム40及び41は、例えば、離型フィルム搬送機構(図示せず)等により、成形型の位置まで搬送し、その後、前述のとおり上型1100の型面(上型面)に供給してもよい。
また、本実施例では、離型フィルム40及び41を用いる例を示している。しかし、本発明は、これに限定されず、例えば、離型フィルムを用いなくてもよい。
つぎに、図6に示すとおり、ポット1211内にタブレット(樹脂材料)20aを供給する。これとともに、図示のとおり、下型キャビティブロック1201上面に被成形品(被成形物)10を供給する(被成形物供給工程)。樹脂材料20aは、例えば、熱硬化性樹脂でもよいが、これに限定されず、例えば、熱可塑性樹脂でもよい。このとき、あらかじめ、ヒータ(図示せず)により、上型1100及び下型1200を、又は下型1200のみを、加熱し昇温させておいてもよい。また、例えば、樹脂材料20a及び被成形品10は、それぞれ、搬送機構(図示せず)により成形型の位置まで搬送し、成形型に供給してもよい。
また、本実施例では、被成形品(被成形物)10は、基板であり、以下、単に「基板10」という場合がある。図示のとおり、基板10は、その一方の面に、チップ1と、ワイヤー2とが載置(固定)されている。本実施例の樹脂成形品の製造方法では、図示のとおり、基板10の、チップ1及びワイヤー2固定面が、上(上型キャビティ1006の側)を向いており、後述するように、この面を樹脂封止して樹脂成形品(電子部品)を製造する。ただし、本発明において、被成形品(被成形物)は、これに限定されない。前記被成形品(被成形物)は、例えば、前述のとおり、リードフレーム、配線基板、ウェハー、セラミック基板等であってもよいし、その他の任意の被成形品(被成形物)であってもよい。
つぎに、図7に示すとおり、駆動源(図示せず)により、下型1200を矢印X1の方向に上昇させ、基板10を、下型キャビティブロック1201と上型キャビティ枠部材1102とで挟む。このとき、図示のとおり、あらかじめ昇温された下型1200の熱により、樹脂材料20aが溶融して溶融樹脂(流動性樹脂)20bに変化している。
つぎに、図8に示すとおり、下型1200を矢印X2の方向にさらに上昇させる。これにより、下型キャビティブロック1201と上型キャビティ枠部材1102とで挟まれた基板10に対し、下型キャビティブロック1201による上向きの圧力をかける。このようにして、基板10を、下型サイドブロック1202と上型キャビティ枠部材1102とで挟んでクランプする(被成形物固定工程)。
つぎに、図9に示すとおり、下型第1楔形部材1411aを、その先端方向(矢印a1の方向)に移動させ、下型第2楔形部材1411bに接触させる。この位置で下型第1楔形部材1411a及び下型第2楔形部材1411bを固定することで、下型キャビティブロック1201の上下方向の位置を、この位置で固定させる。
つぎに、図10に示すとおり、下型1200を矢印Y1の方向に下降させ、いったん型を開く。これにより、いったん下型第1楔形部材1411aを下型第2楔形部材1411bから離す。このようにするのは、つぎの図11で、下型第1楔形部材1411aを動かしやすくするためである。
つぎに、図11に示すとおり、下型第1楔形部材1411aを先端方向(矢印a2の方向)にわずかに移動させる。これにより、基板10の締代分を考慮して、下型第1楔形部材1411a及び下型第2楔形部材1411bからなる一対の下型コッターの厚み方向の長さを若干増大させる。
つぎに、図12に示すとおり、下型1200を矢印X3の方向に上昇させ、再度、成形型を締める。さらに、減圧機構(図示せず)を用いて、成形型内(上型キャビティ1106内等)を減圧する。このとき、図13に示すように、下型1200に矢印X4の方向に上向きの力を加え続ける。
つぎに、図14に示すとおり、プランジャ1212を上向きに(矢印g1の方向に)移動させ、ポット1212内の流動性樹脂20bを上型キャビティ1106内に押し込む。
さらに、図15に示すとおり、エアベントピン動力機構1331によってエアベントピン1332を下向きに(矢印h1の方向に)押し下げ、エアベント溝1104を塞ぐ。その後、同図に示すとおり、プランジャ1212を、矢印g2の方向に、さらに上昇させ、上型キャビティ1106内への流動性樹脂20bの最終充填を行う。このとき、上型キャビティブロック1101は、上型楔形機構1310を用いて固定されている(第2一方の型キャビティブロック固定工程)。さらに、下型キャビティブロック1201は、下型楔形機構1410を用いて固定されている。このように、上型キャビティブロック1101及び下型キャビティブロック1201が固定されていることで、上型キャビティ1106内に樹脂圧が加わっても、上型キャビティブロック1101及び下型キャビティブロック1201が型開閉方向に移動することを抑制又は防止できる。
さらに、図16に示すとおり、流動性樹脂20bが硬化して硬化樹脂(封止樹脂)20及び余剰樹脂(不要樹脂部)20dとなった後に、下型1200を矢印Y2の方向に下降させ、型開きする。なお、流動性樹脂20bを硬化させて硬化樹脂(封止樹脂)20とする方法は、特に限定されない。例えば、流動性樹脂20bが熱硬化性樹脂の場合は、さらに加熱を続けることによって硬化させてもよい。また、例えば、流動性樹脂20bが熱可塑性樹脂の場合は、成形型への加熱を停止し、そのまま放冷することによって硬化させてもよい。このようにして、基板10の一方の面(チップ1及びワイヤー2固定面)が硬化樹脂(封止樹脂)20で封止された樹脂成形品(電子部品)を製造することができる。その後、アンローダ(図示せず)等で前記樹脂成形品を樹脂成形装置1000の外に運び出して回収する。
なお、本発明の樹脂成形品の製造方法において、前記「樹脂成形工程」は、図2〜16で説明した方法に限定されない。例えば、図2〜16ではトランスファ成形の例を示したが、本発明では、圧縮成形等の他の任意の樹脂成形方法を用いることができる。また、トランスファ成形の方法も、図2〜16の方法に限定されず、任意である。
本発明では、例えば、本実施例で説明したように、被成形品の厚みに応じて一方の型キャビティの深さを変更可能である。また、本発明の樹脂成形装置によれば、成形型の部品点数を少なくすることが可能で、前記成形型のコストを低くすることが可能である。
なお、前記一方の型キャビティブロックの位置変更には、例えば、前記一方の型楔形機構を用いてもよい。また、前記位置変更には、必要に応じ、例えば、本実施例で説明したように、前記一方の型キャビティブロック駆動機構、前記他方の型楔形機構等を用いてもよい。
また、本発明は、本実施例には限定されず、任意の変更が可能である。例えば、本実施例では、前記「一方の型」が上型で、前記「他方の型」が下型である。しかし、本発明は、これに限定されず、例えば、逆に、前記「一方の型」が下型で、前記「他方の型」が上型であってもよい。
[実施例2]
つぎに、本発明の別の実施例について説明する。
本実施例では、実施例1の樹脂成形装置(図1)を用いた樹脂成形品の製造方法の別の一例について説明する。より具体的には、上型キャビティ1106の深さを変更する前記「一方の型キャビティ深さ変更工程」を、実施例1の方法(図2〜4)とは異なる方法により行う例について説明する。
前記「一方の型キャビティ深さ変更工程」は、例えば、図17〜19に示すようにして行うことができる。具体的には、まず、図17に示すように、図1と同じ樹脂成形装置1000を準備する。図17では、初期の上型キャビティ1006の深さが、左右で同じD0となっている。
まず、図18に示すとおり、上型キャビティブロック駆動機構1301を用いて、上型キャビティブロック1101を矢印c101の方向に下降させる。これにより、左右の上型キャビティ1006の深さを、それぞれ、所定の(目的とする)深さとする。
つぎに、図19に示すとおり、左右の上型第1楔形部材1311aを、それぞれ、その先端方向(矢印e101の方向)に移動させる。これにより、上型第1楔形部材1311a及び上型第2楔形部材1311bからなる一対の上型楔形部材の、厚み方向(型開閉方向、図上下方向)の長さが大きくなる。そして、図示のとおり、上型第2楔形部材保持部材1321が、上型第2楔形部材1311bにより押し下げられて下降する。このとき、
図示のとおり、上型第2楔形部材保持部材1321が上型キャビティブロック保持部材1302に接触するまで下降させる。以上のようにして、上型キャビティ1106の深さを変更する「一方の型キャビティ深さ変更工程」を行うことができる。その後の樹脂成形は、例えば、実施例1の図5〜16と同様にして行うことができる。
なお、図17〜19では、図示及び説明の便宜上、図の左右で上型キャビティ1106の深さを異なる深さに変更する例を示した。しかし、実施例1でも説明したとおり、本発明において、成形型の型キャビティの深さを変更する例は、これに限定されない。具体的には、例えば、実施例1で説明したとおり、1回の樹脂成形品の製造方法においては、1つの樹脂成形装置における全ての成形型の型キャビティの深さを同じにし、再度樹脂成形品の製造方法を行う場合に、必要に応じ、それよりも前の回と前記型キャビティの深さを変えて対応してもよい。
[実施例3]
つぎに、本発明のさらに別の実施例について説明する。
本発明の樹脂成形装置は、例えば、成形型のみを他の成形型と交換することができる。これにより、異なる仕様の成形型による樹脂成形にも容易に対応できる。
図20は、図1(実施例1)と同じ樹脂成形装置1000の構成を示す断面図である。この樹脂成形装置の構成は、図1で説明したとおりである。
図21は、図20(図1)の樹脂成形装置1000から、上型1100及び下型1200を取り外して上型キャビティブロック位置変更機構設置部(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1300及び下型キャビティブロック位置変更機構設置部(他方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)1400を残した状態を模式的に示す断面図である。上型キャビティブロック位置変更機構設置部1300及び下型キャビティブロック位置変更機構設置部1400の構成は、図1で説明したとおりである。
図22は、図21に、図20(図1)の装置とは別の上型1100a及び別の下型1200aを取り付けた状態の樹脂成形装置の構成を模式的に示す断面図である。上型(一方の型)1100aは、上型キャビティブロック(一方の型キャビティブロック)1101に代えて上型キャビティブロック(一方の型キャビティブロック)1101aを有し、上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)1102に代えて上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)1102aを有し、上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)1103に代えて上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)1103aを有し、エアベント溝1104に代えてエアベント溝1104aを有し、摺動孔1105に代えて摺動孔1105aを有し、上型キャビティ(一方の型キャビティ)1106に代えて上型キャビティ(一方の型キャビティ)1106aを有する。上型1100aは、各部(例えば、上型キャビティブロック及び上型キャビティ枠部材)の形状、寸法等が若干異なる以外は、図20(図1)の上型1100と同様である。また、下型(他方の型)1200aは、下型キャビティブロック(他方の型キャビティブロック)1201に代えて下型キャビティブロック(他方の型キャビティブロック)1201aを有し、下型サイドブロック(他方の型サイドブロック)1202に代えて下型サイドブロック(他方の型サイドブロック)1202aを有し、ポットブロック1203に代えてポットブロック1203aを有し、下型キャビティブロックピラー(他方の型キャビティブロックピラー)1204に代えて下型キャビティブロックピラー(他方の型キャビティブロックピラー)1204aを有し、下型弾性部材(他方の型弾性部材)1205に代えて下型弾性部材(他方の型弾性部材)1205aを有する。下型1200aは、各部(例えば、下型キャビティブロック及びポットブロック)の形状、寸法等が若干異なる以外は、図20(図1)の下型1200と同様である。
例えば、図20〜22で示したように、成形型を、異なる仕様の成形型と交換することにより、異なる仕様の樹脂成形にも対応できる。具体的には、例えば、図20〜22で示したように、必要なキャビティ形状にあわせて上型キャビティブロックの形状を変更してもよい。また、例えば、図20〜22で示したように、下型キャビティブロックの形状を、使用する基板の形状に合わせて変更してもよい。また、例えば、図20〜22で示したように、ポットブロックの形状を、使用する樹脂タブレット(樹脂材料)の数、形状等に合わせて変更してもよい。また、例えば、エアベント開閉機構は、成形型の形状に合わせて移動させてもよい。
本発明の樹脂成形装置では、例えば、図1〜22で示したように、楔形機構(コッター機構)が成形型の一部として組み込まれておらず、成形型と楔形機構(コッター機構)とが別々に構成されている。これにより、例えば、図20〜22で示したように、楔形機構(コッター機構)を交換したり、別の楔形部材(コッター)を用意したりしなくても、容易に成形型を交換できる。このため、本発明の樹脂成形装置によれば、例えば、樹脂成形品の品種交換等のための成形型の交換が容易である。
さらに、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
1 チップ
2 ワイヤー
10 基板(被成形物)
20 硬化樹脂(封止樹脂)
20a タブレット(樹脂材料)
20b 溶融樹脂(流動性樹脂)
20d 余剰樹脂(不要樹脂部)
40 離型フィルム
41 エアベント部の離型フィルム
1000 樹脂成形装置
1100、1100a 上型(一方の型)
1101、1101a 上型キャビティブロック(一方の型キャビティブロック)
1102、1102a 上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)
1103、1103a 上型キャビティ枠部材(一方の型キャビティ枠部材)
1104、1104a エアベント溝
1105、1105a 摺動孔
1106、1106a 上型キャビティ(一方の型キャビティ)
1200、1200a 下型(他方の型)
1201、1201a 下型キャビティブロック(他方の型キャビティブロック)
1202、1202a 下型サイドブロック(他方の型サイドブロック)
1203、1203a ポットブロック
1204、1204a 下型キャビティブロックピラー(他方の型キャビティブロックピラー)
1205、1205a 下型弾性部材(他方の型弾性部材)
1211 ポット
1212 プランジャ
1300 上型キャビティブロック位置変更機構設置部(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)
1301 上型キャビティブロック駆動機構(一方の型キャビティブロック駆動機構)
1302 上型キャビティブロック保持部材(一方の型キャビティブロック保持部材)
1303 ロードセル(押圧力測定機構)
1304 上型キャビティブロックピラー(一方の型キャビティブロックピラー)
1310 上型楔形機構(一方の型楔形機構)
1311a 上型第1楔形部材(一方の型第1楔形部材)
1311b 上型第2楔形部材(一方の型第2楔形部材)
1312 上型楔形部材動力伝達部材(一方の型楔形部材動力伝達部材)
1313 上型楔形部材駆動機構(一方の型楔形部材駆動機構)
1321 上型第2楔形部材保持部材(一方の型第2楔形部材保持部材)
1322 上型第2楔形部材保持部材の弾性部材(一方の型第2楔形部材保持部材の弾性部材)
1330 エアベント開閉機構
1331 エアベントピン動力機構
1332 エアベントピン
1340 プラテン(上型キャビティブロック位置変更機構設置部ベース部材、又は、一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部ベース部材)
1341 上型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部枠部材)
1342、1343 上型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材(一方の型キャビティブロック位置変更機構設置部底面部材)
1351 離型フィルム吸着機構
1352 離型フィルム吸着配管
1353 離型フィルム吸着穴
1400 下型キャビティブロック位置変更機構設置部(他方の型キャビティブロック位置変更機構設置部)
1410 下型楔形機構(他方の型楔形機構)
1411a 下型第1楔形部材(他方の型第1楔形部材)
1411b 下型第2楔形部材(他方の型第2楔形部材)
1412 下型楔形部材動力伝達部材(他方の型楔形部材動力伝達部材)
1413 下型楔形部材駆動機構(他方の型楔形部材駆動機構)
1421 下型取付部材(他方の型取付部材)
1422 プラテン(下型第2楔形部材保持部材、又は、他方の型第2楔形部材保持部材)
X1〜X4 下型(他方の型)1200の上昇方向又は力を加える方向を示す矢印
Y1〜Y2 下型(他方の型)1200の下降方向を示す矢印
a1〜a2 下型第1楔形部材(他方の型第1楔形部材)1411aの前進方向を示す矢印
c1〜c2、c101 上型キャビティブロック(一方の型キャビティブロック)1101の下降方向を示す矢印
d1 上型キャビティブロック(一方の型キャビティブロック)1101の上昇方向を示す矢印
e1〜e2、e101 上型第1楔形部材(一方の型第1楔形部材)1311aの前進方向を示す矢印
g1〜g2 プランジャ1212の押し込み方向を示す矢印
h1 エアベントピン1332の下降方向を示す矢印
D0、D1、D2 上型キャビティ1006の深さ

Claims (14)

  1. 成形型と、
    一方の型楔形機構と、
    一方の型キャビティブロック駆動機構とを含み、
    前記成形型は、一方の型と他方の型とを含み、
    前記一方の型は、一方の型キャビティブロックと、一方の型キャビティ枠部材とを含み、
    前記一方のキャビティ枠部材には、摺動孔が形成され、
    前記一方の型キャビティブロックは、前記摺動孔内を、前記成形型の型開閉方向に移動可能であり、
    前記一方の型キャビティブロックにおける前記他方の型との対向面と、前記一方の型キャビティ枠部材の内側面とで一方の型キャビティを形成可能であり、
    前記一方の型キャビティブロック駆動機構を用いて、前記一方の型キャビティブロックを、前記型開閉方向に移動させることが可能であり、
    さらに、前記一方の型楔形機構を用いて前記型開閉方向における前記一方の型キャビティブロックの位置を固定することにより、前記一方の型キャビティの深さを変更可能であることを特徴とする樹脂成形装置。
  2. さらに、押圧力測定機構を含み、
    前記押圧力測定機構は、前記一方の型キャビティブロック駆動機構を用いて前記一方の型キャビティブロックを押圧する押圧力を測定可能である請求項1記載の樹脂成形装置。
  3. 前記一方の型楔形機構が、一対の一方の型楔形部材を含み、
    前記一対の一方の型楔形部材は、一方の型第1楔形部材と一方の型第2楔形部材とを含み、
    前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とは、それぞれが、テーパ面を有し、互いの前記テーパ面が対向するように、配置されており、
    前記一方の型第1楔形部材及び前記一方の型第2楔形部材の少なくとも一方を移動させることで、前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とが接触した際における前記一対の一方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを変化可能である請求項1又は2記載の樹脂成形装置。
  4. 前記樹脂成形装置が、さらに、他方の型楔形機構を含み、
    前記他方の型が、他方の型キャビティブロックを含み、
    前記他方の型楔形機構を用いて、前記型開閉方向における前記他方の型キャビティブロックの位置を固定可能である請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂成形装置。
  5. 前記他方の型楔形機構が、一対の他方の型楔形部材を含み、
    前記一対の他方の型楔形部材は、他方の型第1楔形部材と他方の型第2楔形部材とを含み、
    前記他方の型第1楔形部材と前記他方の型第2楔形部材とは、それぞれが、テーパ面を有し、互いの前記テーパ面が対向するように、配置されており、
    前記他方の型第1楔形部材及び前記他方の型第2楔形部材の少なくとも一方を移動させることで、前記他方の型第1楔形部材と前記他方の型第2楔形部材とが接触した際における前記一対の他方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを変化可能である請求項4記載の樹脂成形装置。
  6. 前記一方の型楔形機構において、前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とが接触した際の、前記一対の一方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを短くすることで、前記一方の型キャビティの深さを深くすることが可能である請求項3から5のいずれか一項に記載の樹脂成形装置。
  7. 前記一方の型楔形機構において、前記一方の型第1楔形部材と前記一方の型第2楔形部材とが接触した際の、前記一対の一方の型楔形部材の前記型開閉方向の長さを長くすることで、前記一方の型キャビティの深さを浅くすることが可能である請求項3から6のいずれか一項に記載の樹脂成形装置。
  8. 成形型を含む樹脂成形装置を用いて行い、
    前記成形型が、一方の型と他方の型とを含み、
    前記一方の型は、一方の型キャビティブロックと、一方の型キャビティ枠部材とを含み、
    前記一方のキャビティ枠部材には、摺動孔が形成され、
    前記一方の型キャビティブロックは、前記摺動孔内を、前記成形型の型開閉方向に移動可能であり、
    前記一方の型キャビティブロックにおける前記他方の型との対向面と、前記一方の型キャビティ枠部材の内側面とで一方の型キャビティを形成可能であり、
    前記成形型に被成形物を供給する被成形物供給工程と、
    前記成形型の型開閉方向における前記一方の型キャビティブロックの位置を変更することにより、前記一方の型キャビティの深さを変更する一方の型キャビティ深さ変更工程と、
    前記被成形物を前記型キャビティ内で樹脂成形する樹脂成形工程と、
    を含むことを特徴とする、樹脂成形品の製造方法。
  9. 前記樹脂成形装置が、請求項1から7のいずれか一項に記載の樹脂成形装置である請求項8記載の樹脂成形品の製造方法。
  10. さらに、前記型開閉方向における前記他方の型キャビティブロックの位置を変更する他方の型キャビティブロック位置変更工程を含む、請求項8又は9記載の樹脂成形品の製造方法。
  11. 前記樹脂成形装置が、請求項4又は5記載の樹脂成形装置である請求項10記載の樹脂成形品の製造方法。
  12. 前記被成形物供給工程を行う前に、前記一方の型キャビティ深さ変更工程を行う請求項8から11のいずれか一項に記載の樹脂成形品の製造方法。
  13. さらに、前記一方の型の型面を離型フィルムで被覆する一方の型面被覆工程を含み、
    前記一方の型面被覆工程を行う前に、前記一方の型キャビティ深さ変更工程を行う請求項8から12のいずれか一項に記載の樹脂成形品の製造方法。
  14. 前記被成形物が、基板を複数枚含み、
    前記各基板間を樹脂封止することにより前記被成形物を樹脂成形する請求項8から13のいずれか一項に記載の樹脂成形品の製造方法。
JP2017209714A 2017-10-30 2017-10-30 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 Active JP6861609B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017209714A JP6861609B2 (ja) 2017-10-30 2017-10-30 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
TW107135242A TWI688056B (zh) 2017-10-30 2018-10-05 樹脂成型裝置及樹脂成型品的製造方法
KR1020180127650A KR102220397B1 (ko) 2017-10-30 2018-10-24 수지 성형 장치 및 수지 성형품의 제조 방법
CN201811273964.8A CN109719898B (zh) 2017-10-30 2018-10-29 树脂成型装置及树脂成型品的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017209714A JP6861609B2 (ja) 2017-10-30 2017-10-30 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019081294A true JP2019081294A (ja) 2019-05-30
JP6861609B2 JP6861609B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=66295499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017209714A Active JP6861609B2 (ja) 2017-10-30 2017-10-30 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6861609B2 (ja)
KR (1) KR102220397B1 (ja)
CN (1) CN109719898B (ja)
TW (1) TWI688056B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021089915A (ja) * 2019-12-02 2021-06-10 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
JP2021167082A (ja) * 2020-04-10 2021-10-21 三菱電機株式会社 モールド装置、及び半導体装置の製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7084349B2 (ja) * 2019-04-25 2022-06-14 Towa株式会社 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
CN110126176A (zh) * 2019-05-30 2019-08-16 开平市盈光机电科技有限公司 一种新型复合材料的生产工艺
CN112476980A (zh) * 2020-10-04 2021-03-12 张召 一种具有定位机构的注塑模具

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319226A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂封止成形用金型装置および樹脂封止成形用金型装置の検査方法
JP2011194895A (ja) * 2004-08-26 2011-10-06 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型
JP2016035975A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 第一精工株式会社 樹脂封止装置およびその封止方法
JP2017056739A (ja) * 2016-12-15 2017-03-23 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3162522B2 (ja) 1992-12-01 2001-05-08 アピックヤマダ株式会社 半導体装置の樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置
JP2004152994A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Renesas Technology Corp 半導体装置の樹脂封止装置及び半導体装置の製造方法
JP4443334B2 (ja) * 2004-07-16 2010-03-31 Towa株式会社 半導体素子の樹脂封止成形方法
JP5352896B2 (ja) * 2008-01-19 2013-11-27 アピックヤマダ株式会社 トランスファ成形方法及びトランスファ成形装置
KR101708272B1 (ko) * 2009-10-28 2017-02-21 삼성전자주식회사 반도체 패키지의 제조 장치 및 반도체 패키지의 제조 방법
JP5892683B2 (ja) * 2011-05-31 2016-03-23 アピックヤマダ株式会社 樹脂封止方法
JP5906528B2 (ja) * 2011-07-29 2016-04-20 アピックヤマダ株式会社 モールド金型及びこれを用いた樹脂モールド装置
US20130277816A1 (en) * 2012-04-18 2013-10-24 Texas Instruments Incorporated Plastic-packaged semiconductor device having wires with polymerized insulator skin
JP6062810B2 (ja) * 2013-06-14 2017-01-18 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
JP6598642B2 (ja) * 2015-11-09 2019-10-30 Towa株式会社 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP6506680B2 (ja) * 2015-11-09 2019-04-24 Towa株式会社 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP6236486B2 (ja) * 2016-03-07 2017-11-22 Towa株式会社 位置調節機構、樹脂封止装置、樹脂封止方法、及び樹脂封止製品の製造方法。

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194895A (ja) * 2004-08-26 2011-10-06 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型
JP2006319226A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂封止成形用金型装置および樹脂封止成形用金型装置の検査方法
JP2016035975A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 第一精工株式会社 樹脂封止装置およびその封止方法
JP2017056739A (ja) * 2016-12-15 2017-03-23 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021089915A (ja) * 2019-12-02 2021-06-10 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
JP2021167082A (ja) * 2020-04-10 2021-10-21 三菱電機株式会社 モールド装置、及び半導体装置の製造方法
JP7289279B2 (ja) 2020-04-10 2023-06-09 三菱電機株式会社 モールド装置、及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20190049486A (ko) 2019-05-09
CN109719898B (zh) 2021-10-01
CN109719898A (zh) 2019-05-07
JP6861609B2 (ja) 2021-04-21
TWI688056B (zh) 2020-03-11
TW201923993A (zh) 2019-06-16
KR102220397B1 (ko) 2021-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6541746B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
JP2019081294A (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
KR101832597B1 (ko) 수지 밀봉 장치 및 수지 밀봉 방법
KR101992005B1 (ko) 위치 조절 기구, 수지 밀봉 장치, 수지 밀봉 방법 및 수지 밀봉 제품의 제조 방법
JP7084349B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
WO2017081881A1 (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
TW201634220A (zh) 樹脂密封方法及樹脂密封裝置
WO2020217702A1 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
CN109689330B (zh) 压缩成型装置、压缩成型方法、及压缩成型品的制造方法
WO2018100808A1 (ja) 圧縮成形装置、圧縮成形方法、及び圧縮成形品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6861609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250