JP2019079383A - 免税処理装置、免税処理システムおよび免税処理プログラム - Google Patents

免税処理装置、免税処理システムおよび免税処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】免税手続きを行う際に、免税処理の受付状態に応じた適切な特典を提供する免税処理装置を提供する。【解決手段】購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、免税処理を受付ける免税処理受付部と、購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備える。【選択図】図6

Description

この発明は、外国人旅行者や国外居住者等の非居住者の免税手続を支援する免税処理装置、免税処理システムおよび免税処理プログラムに関する。
外国人旅行者等の非居住者が日本国内で消費したものや、購入後一定期間内に日本国外へ持ち出したものには、一定条件で消費税が免税されることがある。
例えば、家電、装飾品、時計、衣類、靴、鞄、雑貨等の消耗品の一般物品の場合、同一の非居住者に対して、同一店舗における1日の一般物品の販売合計額が1万円(税抜)を超えるもの(10,000円以上)が免税対象となる。
また、食品、飲料品、医薬品、化粧品等の消耗品の場合、同一の非居住者に対して、同一店舗における1日の消耗品の税抜の販売合計額が5千円を超え、50万円までの範囲内のものが免税対象となる。
免税店のレジカウンターで非居住者が免税手続きを行う場合、非居住者は、商品の購入時にレジカウンターの担当者(レジ担当者)にパスポートを提示する。レジ担当者は、非居住者が購入した一般物品または消耗品の販売合計額の条件を算出し、当該非居住者が免税対象になることを確認したら、非居住者は消費税が差し引かれた商品の代金を支払う。
このような免税手続に関する発明として、例えば、免税宣言手段による免税取引の宣言があった場合、当該宣言前に販売登録手段によって販売登録処理を実行された商品および当該宣言後に商品識別情報が入力された商品について、商品マスタファイルの免税区分を参照することによって免税対象商品であるかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記免税対象商品であると判定した場合に、当該免税対象商品の登録金額を免税対象金額として加算する加算手段とを備えた商品販売データ処理装置の発明が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016−57781号公報
ところで、レジカウンターにおいて、ポイントの提供やクーポンの発行等の特典が提供されることがあるが、外国人旅行者等の非居住者はリピーターになりにくいため、非居住者に対してこれらの特典を提供しても、集客効果がそれほど期待できないことが多い。
その一方で、非居住者であっても、旅行会社の引率者に対しては、サービス券等のインセンティブを与えることで集客効果が期待できる。
このように、レジカウンターにおいて、免税処理の受付状態に応じて適切な特典の内容を提供することで、集客効果を高めることが可能となる。
しかしながら、従来、このような購入者の種類の確認は、免税手続とは別に行われていたため、手続が煩雑になりやすく、レジ担当者の負担が大きい。
この発明は、このような事情に鑑み、免税手続きを行う際に、免税処理の受付状態に応じた適切な特典を提供する免税処理装置、免税処理システムおよび免税処理プログラムを提供することにある。
この発明は、購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、免税処理を受付ける免税処理受付部と、購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備えることを特徴とする免税処理装置を提供するものである。
また、この発明は、POS端末装置およびサーバーからなる免税処理システムであって、前記POS端末装置は、前記サーバーとデータを送受信する端末通信部と、購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、前記商品データを格納する端末記憶部と、免税処理を受付ける免税処理受付部と、購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備え、前記サーバーは、前記商品データおよび前記特典の情報を格納するサーバー記憶部と、前記POS端末装置とデータを送受信するサーバー通信部とを備えたことを特徴とする免税処理システムを提供するものである。
また、この発明は、POS端末装置のプロセッサに、購入する商品を入力するステップと、免税処理を受付けるステップと、購入処理の終了を受付けるステップと、購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定するステップとを実行させることを特徴とする免税処理プログラムを提供するものである。
この発明によれば、免税手続きを行う際に、免税処理の受付状態に応じた適切な特典を提供する免税処理装置、免税処理システムおよび免税処理プログラムを実現できる。
この発明の実施形態1に係る免税処理システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示すPOS端末装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すサーバーの概略構成を示すブロック図である。 図1に示すPOS端末装置の販売登録処理を示すフローチャートである。 図1に示すPOS端末装置の販売登録処理を示すフローチャートである。 図1に示すPOS端末装置の販売登録処理を示すフローチャートである。 図1に示すPOS端末装置において通常処理を行う場合の販売登録時の表示部の表示の一例を示す。 図7に示す通常処理・免税処理切替キーの例を示した説明図である。図8(A)は、通常処理の場合、図8(B)は、一般物品の免税処理の場合、図8(C)は、消耗品の免税処理の場合を示す。 図1に示すPOS端末装置において免税処理を行う場合の販売登録時の表示部の表示の一例を示す。 図1に示すPOS端末装置の販売登録開始後の処理を示すフローチャートである。 図1に示すPOS端末装置の販売登録開始後の処理を示すフローチャートである。 図1に示すPOS端末装置の販売登録開始後の処理を示すフローチャートである。 図1に示すPOS端末装置の販売登録開始後の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態2に係る販売登録処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態2に係る販売登録処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態2に係るPOS端末装置の特典設定の一例を示す特典テーブルである。 この発明の実施形態3に係るPOS端末装置の特典設定の一例を示す特典テーブルである。
(i)この発明による免税処理装置は、購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、免税処理を受付ける免税処理受付部と、購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備えることを特徴とする。
また、この発明による免税処理システムは、POS端末装置およびサーバーからなる免税処理システムであって、前記POS端末装置は、前記サーバーとデータを送受信する端末通信部と、購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、前記商品データを格納する端末記憶部と、免税処理を受付ける免税処理受付部と、購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備え、前記サーバーは、前記商品データおよび前記特典の情報を格納するサーバー記憶部と、前記POS端末装置とデータを送受信するサーバー通信部とを備えたことを特徴とする。
また、この発明による免税処理プログラムは、POS端末装置のプロセッサに、購入する商品を入力するステップと、免税処理を受付けるステップと、購入処理の終了を受付けるステップと、購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定するステップとを実行させることを特徴とする。
この発明において、「免税処理」は、例えば、食品、飲料品、医薬品、化粧品等の一般物品の場合、同一の非居住者に対して、同一店舗における1日の一般物品の販売合計額が1万円(税抜)を超えるもの(10,000円以上)が免税対象となる条件が満たされた際に行われる処理である。
また、家電、装飾品、時計、衣類、靴、鞄、雑貨等の消耗品の場合、同一の非居住者に対して、同一店舗における1日の消耗品の税抜の販売合計額が5千円を超え、50万円までの範囲内のものが免税対象となる条件が満たされた際に行われる処理である。
「特典」は、購入者に提供すべきポイントやクーポンであり、購入者が旅行会社の引率者の場合、当該旅行会社や引率者に提供すべきサービス券等のインセンティブである。
「POS端末装置」は、キャッシュレジスタなどのECR(Electronic Cash Register、電子式金銭登録機)端末装置や、POS(Point of Sales、販売時点情報管理)端末装置など、商品の精算、売上登録処理およびレシート・領収書などの印刷を行う装置である。
「免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する」は、例えば、免税条件が満たされた場合は、購入商品に対する購入者に特典を提供せず、免税条件が満たされなかった場合に、クーポンの提供などの購入商品に対する特典を提供することなどを決定することである。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)免税処理の解除を受付ける免税処理解除受付部をさらに備え、前記免税処理解除受付部で免税処理の解除を受付けた場合、前記決定部は、前記免税処理を受け付けていないものとして、前記特典の有無を決定するものであってもよい。
このようにすれば、免税処理の解除を受け付けた場合、免税処理を受け付けていないものとして、購入商品に対する購入者への適切な特典を提供する免税処理装置を実現できる。
(iii)購入者の会員情報を入力する会員情報入力部をさらに備え、前記決定部は、前記免税処理の受付状態および前記会員情報入力部から入力された会員情報に基づき、前記特典の有無を決定するものであってもよい。
「会員情報」は、例えば、購入者の会員IDなどの情報である。
このようにすれば、免税手続きを行う際に、購入者が会員であるか否かに応じて、クーポンおよびポイントの提供を含む購入商品に対する購入者への適切な特典を提供する免税処理装置を実現できる。
(iv)会社の会社情報を入力する会社情報入力部をさらに備え、前記決定部は、前記免税処理の受付状態、前記会員情報および前記会社情報に基づき、前記購入者と予め定められた関係にある会社または前記会社の予め定められた会社員への特典の有無を決定するものであってもよい。
「会社情報」は、例えば、提携する旅行会社の会社IDなどの情報である。
「前記購入者と予め定められた関係にある会社または前記会社の予め定められた会社員への特典の有無を決定する」は、例えば、購入者のツアーを企画した旅行会社の会社情報が入力された場合は、当該購入者と旅行会社または購入者のツアーを引率した旅行会社の引率者にサービス券等のインセンティブを提供することなどを決定することである。
このようにすれば、免税手続きを行う際に、購入者の情報だけでなく、購入者のツアーを企画した旅行会社の会社情報にも基づき、購入商品に対する購入者への適切な特典を提供する免税処理装置を実現できる。
(v)前記免税処理受付部、前記免税処理解除受付部、前記会員情報および前記会社情報の少なくとも1つの情報と前記特典とを関連付けた特典テーブルを格納する記憶部をさらに備え、前記決定部は、前記特典テーブルを参照し、前記少なくとも1つの情報から前記特典の有無を決定するものであってもよい。
「特典テーブル」は、前記免税処理受付部、前記免税処理解除受付部、前記会員情報および前記会社情報の少なくとも1つの情報と購入者の特典(ポイント、クーポン、インセンティブ等)との関連付けを示すテーブルである。
このようにすれば、免税手続きを行う際に、当該特典テーブルを参照し、前記免税処理受付部、前記免税処理解除受付部、前記会員情報および前記会社情報の少なくとも1つの情報から購入商品に対する購入者への適切な特典を決定して提供する免税処理装置を実現できる。
(vi)購入商品の商品データに基づき予め定められた免税条件が満たされているか否かを判定する免税判定部をさらに備え、前記決定部は、前記免税条件が満たされているか否かに基づき、前記特典の有無を決定するものであってもよい。
このようにすれば、免税手続きを行う際に、購入者の免税条件が満たされているか否かに応じて、購入商品に対する購入者への適切な特典を提供する免税処理装置を実現できる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
〔実施形態1〕
<免税処理システム100の構成>
以下、図1〜図3に基づき、この発明の免税処理システム100の構成を説明する。
図1は、この発明の実施形態1に係る免税処理システム100の概略構成を示すブロック図であり、また、図2は、図1に示すPOS端末装置1の概略構成を示すブロック図であり、また、図3は、図1に示すサーバー3の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この発明の実施形態1に係る免税処理システム100は、POS端末装置1A〜1Cおよびサーバー3を備える。
POS端末装置1A〜1Cおよびサーバー3は、ネットワーク2を通じてデータを送受信する。
実施形態1において、この発明の「免税処理装置」は、POS端末装置1によって実現する。この発明の「商品データ入力部」は、スキャナ12または操作部11および商品データベース131によって実現する。また、この発明の「免税処理受付部」、「購入処理終了受付部」、「免税処理解除受付部」および「会員情報入力部」は、操作部11によって実現する。また、この発明の「決定部」および「免税判定部」は、制御部10によって実現する。また、この発明の「端末通信部」は、通信部16によって実現する。また、この発明の「端末記憶部」は、記憶部13によって実現する。また、この発明の「サーバー記憶部」は、記憶部33によって実現する。また、この発明の「サーバー通信部」は、通信部36によって実現する。
以下、図1に示すPOS端末装置1A〜1C(以下、POS端末装置1として説明する)の各構成要素を説明する。
POS端末装置1は、キャッシュレジスタなどのECR(Electronic Cash Register、電子式金銭登録機)端末など、商品の精算を行う装置である。
図2に示すように、この発明の実施形態1に係るPOS端末装置1は、制御部10、操作部11、スキャナ12、記憶部13、表示部14、印刷部15、通信部16および読取部17を備える。
制御部10は、POS端末装置1の各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
操作部11は、POS端末装置1による商品の精算や設定等の操作を行うためのインターフェイスである。ユーザーは操作部11を操作することによって、POS端末装置1に対する指示を実行する。操作部11は、「小計」キー等を含む複数個のキーの配列からなる。
なお、タッチパネルを有するPOS端末装置1の場合は、指先やタッチペンなどで表示部14の画面上の位置または座標を指定することによって、POS端末装置1に対する指示を実行するものであってもよい。
スキャナ12は、商品または商品の包装紙等に付された1次元バーコードやQRコード(登録商標)等の2次元バーコード(以下、商品コード)を光学的に読み取ることによって、商品情報を入力する部分である。
記憶部13は、POS端末装置1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムや商品データベース131、売上データベース132、購入者データベース133などを記憶する素子や記憶媒体である。
記憶部13としては、例えば、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD等の記憶媒体が用いられる。
なお、データを保持する領域がハードディスクドライブで、プログラムを保持する領域がフラッシュ記憶部で構成するといったようにプログラムとデータが異なる装置に保持されてもよい。
表示部14は、POS端末装置1のユーザー(レジ担当者)または購入者に対して各種情報の表示をおこなう部分である。
表示部14には、商品の精算画面等が表示される。表示部14は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、あるいはLEDランプ等で構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
印刷部15は、商品の精算時のレシートまたは領収書、POS端末装置1の各種設定の確認用データの印刷を行う部分である。また、印刷部15は、内蔵タイプに限らず、外付けタイプであってもよい。
通信部16は、サーバー3とデータをやりとりするためのインターフェイスである。通信方式は問わない。
読取部17は、スキャナやカメラまたはリーダー等により、パスポートに記載された情報を光学的に読み取ることによって、パスポートの情報を入力する部分である。
また、読取部17は、旅行会社が配布したカードまたはコードを読み取ることで、カード情報またはコード情報を入力する部分である。
また、読取部17は、購入者のカードを読み取ることで、会員ID等の情報を入力する部分である。
次に、図1に示すサーバー3の各構成要素を説明する。
サーバー3は、POS端末装置1の各種データを格納する端末である。
図3に示すように、この発明の実施形態1に係るサーバー3は、制御部30、操作部31、記憶部33、表示部34、印刷部35および通信部36を備える。
制御部30は、サーバー3の各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
操作部31は、サーバー3による各種データの格納や設定等の操作を行うためのインターフェイスである。ユーザーは操作部31を操作することによって、サーバー3に対する指示を実行する。操作部31は、複数個のキーの配列からなる。
なお、タッチパネルを有するサーバー3の場合は、指先やタッチペンなどで表示部34の画面上の位置または座標を指定することによって、サーバー3に対する指示を実行するものであってもよい。
記憶部33は、サーバー3の各種機能を実現するために必要な情報や、商品データベース131、各POS端末装置1A〜1Cの売上データベース132や購入者データベース133を記憶する素子や記憶媒体である。
記憶部33としては、例えば、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD等の記憶媒体が用いられる。
なお、データを保持する領域がハードディスクドライブで、プログラムを保持する領域がフラッシュ記憶部で構成するといったようにプログラムとデータが異なる装置に保持されてもよい。
表示部34は、サーバー3のユーザー(サーバー管理者)に対して各種情報の表示をおこなう部分である。
表示部34は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、あるいはLEDランプ等で構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
印刷部35は、サーバー3の各種設定の確認用データの印刷を行う部分である。また、印刷部35は、内蔵タイプに限らず、外付けタイプであってもよい。
通信部36は、POS端末装置1とデータをやりとりするためのインターフェイスである。通信方式は問わない。
≪免税品購入時の商品取引の流れ≫
以下、図4〜図6のフローチャートに沿って、免税品購入時の商品取引の流れについて説明する。
図4〜図6は、図1に示すPOS端末装置1の販売登録処理を示すフローチャートである。
販売登録処理を開始したとき、POS端末装置1の制御部10は、図4のステップS1において、免税入力があったか否かを判定する(ステップS1)。
免税入力があった場合(ステップS1の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS2において、消費税が差し引かれた商品の精算処理(免税処理)に切り替える(ステップS2)。
一方、免税入力がなかった場合(ステップS1の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS3の判定を行う(ステップS3)。
次に、ステップS3において、制御部10は、免税解除入力があったか否かを判定する(ステップS3)。
免税解除入力があった場合(ステップS3の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS4において、消費税を含めた商品の精算処理(通常処理)に切り替える(ステップS4)。
一方、免税解除入力がなかった場合(ステップS3の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS5の判定を行う(ステップS5)。
次に、ステップS5において、制御部10は、会員IDを取得したか否かを判定する(ステップS5)。
具体的には、制御部10は、読取部17で購入者のカードを読み取るか、または操作部11から直接会員IDが入力されることによって、会員IDを取得したか否かを判定する。
会員IDを取得した場合(ステップS5の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS6において、入力された会員IDを記憶部13に格納する(ステップS6)。
一方、会員IDを取得しなかった場合(ステップS5の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS7の判定を行う(ステップS7)。
次に、ステップS7において、制御部10は、会社IDを取得したか否かを判定する(ステップS7)。
具体的には、制御部10は、読取部17で旅行会社が配布したカードまたはコードを読み取るか、または操作部11から直接コードまたは会社IDが入力されることによって、会社IDを取得したか否かを判定する。
会社IDを取得した場合(ステップS7の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS8において会社IDを記憶部13に格納する(ステップS8)。
一方、会社IDを取得しなかった場合(ステップS7の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS9の判定を行う(ステップS9)。
次に、ステップS9において、制御部10は、商品コードの入力があったか否かを判定する(ステップS9)。
具体的には、スキャナ12から商品コードが入力されたか、または操作部11から直接商品コードが入力されたか否かを判定する。
商品IDの入力があった場合(ステップS9の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS10において、商品コードおよび当該商品コードの販売額を売上データに登録する(ステップS10)。
一方、商品IDの入力がなかった場合(ステップS9の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS11の判定を行う(ステップS11)。
次に、ステップS11において、制御部10は、操作部11の「小計」キーが押されたか否かを判定する(ステップS11)。
「小計」キーが押された場合(ステップS11の判定がYesの場合)、制御部10は、図5のステップS12の処理を行う(図5のステップS12)。
一方、「小計」キーが押されなかった場合(ステップS11の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS1の判定を繰り返す(ステップS1)。
次に、ステップS12において、制御部10は、図4のステップS2またはS4で設定された通常処理または免税処理に合わせて、入力済みの売上データから購入者が購入した商品の小計を算出する(ステップS12)。
続いて、ステップS13において、制御部10は、会社IDが記憶部13に格納されている否かを判定する(ステップS13)。
会社IDが記憶部13に格納されている場合(ステップS13の判定がYesの場合)、制御部10は、図6のステップS21の判定を行う(図6のステップS21)。
一方、会社IDが記憶部13に格納されていない場合(ステップS13の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS14の判定を行う(ステップS14)。
次に、ステップS14において、制御部10は、会員IDに対応して提供すべきポイントがあるか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、会員IDに対応して提供すべきポイントとは、例えば、購入者が買い物に利用できるポイントであり、会員IDと関連付けられて提供される。
会員IDに対応して提供すべきポイントがある場合(ステップS14の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS15においてポイント提供の処理を行う(ステップS15)。
一方、会員IDに対応して提供すべきポイントがない場合(ステップS14の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS16の判定を行う(ステップS16)。
次に、ステップS16において、制御部10は、会員IDに対応して提供すべきクーポンがあるか否かを判定する(ステップS16)。
ここで、会員IDに対応して提供すべきクーポンとは、購入者が買い物に利用できるクーポンの発行であり、会員IDと関連付けられて発行される。
会員IDに対応して提供すべきクーポンがある場合(ステップS16の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS17において、クーポンの印刷または配布の処理を行う(ステップS17)。
一方、会員IDに対応して発行すべきクーポンがない場合(ステップS16の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS18の判定を行う(ステップS18)。
次に、ステップS18において、制御部10は、会員IDに対応して提供すべきインセンティブがあるか否かを判定する(ステップS18)。
ここで、会員IDに対応して提供すべきインセンティブとは、購入者に対して提供すべきサービス券等のインセンティブであり、会員IDと関連付けられて提供される。
会員IDに対応して提供すべきインセンティブがある場合(ステップS18の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS19において、当該ユーザーに対し、インセンティブ提供の処理を行う(ステップS19)。
一方、会員IDに対応して提供すべきインセンティブがない場合(ステップS18の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS20において精算処理を行う(ステップS20)。
その後、制御部10は、販売登録処理を終了する。
次に、ステップS21において、制御部10は、会社IDに対応して提供すべきポイントがあるか否かを判定する(ステップS21)。
ここで、会社IDに対応して提供すべきポイントとは、購入者が買い物に利用できるポイントであり、会社IDと関連付けられて提供される。
会社IDに対応して提供すべきポイントがある場合(ステップS21の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS22においてポイントの提供を行う(ステップS22)。
一方、会社IDに対応して提供すべきポイントがない場合(ステップS21の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS23の判定を行う(ステップS23)。
次に、ステップS23において、制御部10は、会社IDに対応して提供すべきクーポンがあるか否かを判定する(ステップS23)。
ここで、会社IDに対応して提供すべきクーポンとは、購入者が買い物に利用できるクーポンの発行であり、会社IDと関連付けられて発行される。
会社IDに対応して提供すべきクーポンがある場合(ステップS23の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS24において、クーポンの提供の処理を行う(ステップS24)。
一方、会社IDに対応して提供すべきクーポンがない場合(ステップS23の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS25の判定を行う(ステップS25)。
次に、ステップS25において、制御部10は、会社IDに対応して提供すべきインセンティブがあるか否かを判定する(ステップS25)。
ここで、会社IDに対応して提供すべきインセンティブとは、ツアー客を引率する引率者または旅行会社に提供すべきインセンティブであり、会社IDと関連付けられて提供される。
会社IDに対応して提供すべきインセンティブがある場合(ステップS25の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS26において、インセンティブ提供の処理を行う(ステップS26)。
一方、会社IDに対応して提供すべきインセンティブがない場合(ステップS25の判定がNoの場合)、制御部10は、図5のステップS20において精算処理を行う(ステップS20)。
その後、制御部10は、販売登録処理を終了する。
次に、図7〜図9に基づき、図1に示すPOS端末装置1の販売登録時の表示部14の表示の一例を示す。
図7は、図1に示すPOS端末装置1において通常処理を行う場合の販売登録時の表示部14の表示の一例を示す。図8は、図7に示す通常処理・免税処理切替キー141の例を示した説明図である。図8(A)は、通常処理の場合、図8(B)は、一般物品の免税処理の場合、図8(C)は、消耗品の免税処理の場合を示す。図9は、図1に示すPOS端末装置1において免税処理を行う場合の販売登録時の表示部14の表示の一例を示す。
図7に示すように、購入者が購入した各商品について、「商品名」、「単価」、「数量」、「値引き額」、「金額」および「税」の情報が、POS端末装置1の販売登録時の表示部14に表示される。
「税」は、内税または免税の別を表す。
図7の例では、内税を示す「内」が表示され、消費税を含む額が「金額」に表示されている。
図7の例において、商品「AAA」(\1,000)、「BBB」(\2,000)、「CCC」(\3,000)および「DDD」(\4,000)をそれぞれ1個ずつ購入したときの合計金額「\10,000」が表示され、そのうち消費税額として、「\741」が表示されている。
また、図7の例では、通常処理の場合における販売登録時の表示部14の表示の一例が示されているが、レジ担当者は、表示部14の左上部に表示された通常処理・免税処理切替キー141をタッチすることで、通常処理と免税処理とを変更することができる。
図8(A)〜(C)はそれぞれ、通常処理の場合、一般物品の免税処理の場合および消耗品の免税処理の場合の通常処理・免税処理切替キー141の一例を示す。
通常処理・免税処理切替キー141が押されるごとに、例えば、図8(A),(B),(C)の順に表示が切り替えられる。また、図8(A),(B),(C)の選択を直接選択可能なキーを備えて選択するものでもよい。
図7の状態において、レジ担当者が通常処理・免税処理切替キー141を押したとき、図9に示すように、一般物品の免税処理を行う場合の表示に表示部14が切り替えられる。
このとき、図9の「税」の項目には、免税を示す「免」が表示されており、金額も消費税額を免税した額が表示されている。
図9の例において、商品「AAA」(\926)、「BBB」(\1,852)、「CCC」(\2,778)および「DDD」(\3,704)をそれぞれ1個ずつ購入したときの合計金額「\9,259」が表示され、消費税額は「\0」となる。
≪販売登録開始後の処理の流れ≫
次に、図10〜図13のフローチャートに沿って、販売登録開始後の処理の流れについて説明する。
図10〜図13は、図1に示すPOS端末装置1の販売登録開始後の処理を示すフローチャートである。
販売登録を開始したとき、POS端末装置1の制御部10は、図10のステップS101において、購入者が非居住者であるか否かを判定する(ステップS101)。
購入者が非居住者である場合(ステップS101の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS102において、免税処理への業務の切り替えを実施する(ステップS102)。
その後、制御部10は、ステップS103の処理を行う(ステップS103)。
一方、購入者が非居住者でない場合(ステップS101の判定がNoの場合)、制御部10は、図11のステップS104の判定を行う(図11のステップS104)。
なお、購入者が非居住者であるか否かは、例えば、表示部14の通常処理・免税処理切替キー141がタッチされ、「免税 一般」または「免税 消耗」に切り替えられたか否かで判定する。
次に、ステップS103において、制御部10は、提携する旅行会社の会社IDがあるか否かを判定する(ステップS103)。
提携する旅行会社の会社IDがある場合(ステップS103の判定がYesの場合)、制御部10は、図12のステップS110の処理を行う(図12のステップS110)。
一方、提携する旅行会社の会社IDがない場合(ステップS103の判定がNoの場合)、制御部10は、図13のステップS120の処理を行う(図13のステップS120)。
次に、ステップS104において、制御部10は、会員IDがあるか否かを判定する(ステップS104)。
会員IDがある場合、制御部10は、ステップS105の判定を行う(ステップS105)。
一方、会員IDがない場合、制御部10は、ステップS106において、会員IDの入力を待つ(ステップS106)。
具体的には、制御部10は、表示部14に会員IDを入力する旨のメッセージを表示させ、操作部11または読取部17からから会員IDの入力があったとき、制御部10は、ステップS105の判定を行う(ステップS105)。
次に、ステップS105において、制御部10は、販売登録処理が終了したか否かを判定する(ステップS105)。
販売登録処理が終了した場合(ステップS105の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS107の処理を行う(ステップS107)。
一方、販売登録処理が終了していない場合(ステップS105の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS108において、販売登録処理を継続する(ステップS108)。
その後、制御部10は、ステップS105の判定を繰り返す(ステップS105)。
次に、ステップS107において、制御部10は、消費税を含めた商品の精算処理(通常処理)を行う(ステップS107)。
続いて、制御部10は、ステップS109において、商品の精算額および精算内容に応じたポイントやクーポンの提供等の特典の提供を行う(ステップS109)。
その後、制御部10は、販売登録処理を終了する。
次に、図12のステップS110において、制御部10は、会社IDの入力を待つ(ステップS110)。
具体的には、制御部10は、表示部14に会社IDを入力する旨のメッセージを表示させ、操作部11または読取部17からから会社IDの入力があったとき、制御部10は、ステップS111の処理を行う(ステップS111)。
次に、ステップS111において、制御部10は、ステップS110において取得した会社IDを記憶部13に格納する(ステップS111)。
次に、ステップS112において、制御部10は、販売登録処理が終了したか否かを判定する(ステップS112)。
販売登録処理が終了した場合(ステップS112の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS113の判定を行う(ステップS113)。
一方、販売登録処理が終了していない場合(ステップS112の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS114において、販売登録処理を継続する(ステップS114)。
その後、制御部10は、ステップS112の判定を繰り返す(ステップS112)。
次に、ステップS113において、制御部10は、精算に係る商品の合計額が免税条件を満たすか否かを判定する(ステップS113)。
精算に係る商品の合計額が免税条件を満たす場合(ステップS113の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS115において免税処理を行う(ステップS115)。
続いて、制御部10は、ステップS116において、当該免税処理に基づき商品の精算を行う(ステップS116)。
その後、制御部10は、ステップS119の処理を行う(ステップS119)。
一方、精算に係る商品の合計額が免税条件を満たさない場合(ステップS113の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS117において消費税を含めた商品の精算処理(通常処理)を行う(ステップS117)。
続いて、制御部10は、ステップS118において、当該免税処理に基づき商品の精算を行う(ステップS118)。
その後、制御部10は、ステップS119の処理を行う(ステップS119)。
次に、ステップS119において、旅行会社に応じて予め定められたインセンティブを提供する(ステップS119)。
次に、図13のステップS120〜S126の処理はそれぞれ、図12のステップS112〜S118の処理に対応するため、詳細な説明は省略する。
このように、購入者が免税対象者と確認された場合は、ポイントやクーポンの提供等の特典の提供を行わない。
これは、外国人旅行者等の非居住者はリピーターになりにくいため、これらの特典を提供する利点が、国内旅行者ほどないものと考えられるためである。
(実施形態2)
次に、図14〜16に基づき、この発明の実施形態2に係る免税処理システム100の特典設定の一例について説明する。
図14および図15は、この発明の実施形態2に係る販売登録処理を示すフローチャートである。また、図16は、この発明の実施形態2に係る免税処理システム100の特典設定の一例を示す特典テーブルである。
実施形態2では、会員IDの有無および会社IDの有無に応じて、「ポイント」、「クーポン」および「インセンティブ」の特典の予め定められた設定に基づく販売登録処理について説明する。
なお、図14のフローチャートは、図4のフローチャートと同一であるため、説明を省略する。
図14のステップS31において、操作部11の「小計」キーが押された場合(ステップS41の判定がYesの場合)、制御部10は、図15のステップS42において、図14のステップS32またはS34で設定された通常処理または免税処理に合わせて、入力済みの売上データから購入者が購入した商品の小計を算出する(ステップS42)。
次に、ステップS43において、制御部10は、予め定められた特典設定を参照して、「ポイント」、「クーポン」および「インセンティブ」の処理を行う(ステップS43)。
次に、ステップS44において、制御部10は、精算処理を行う(ステップS44)。
その後、制御部10は、販売登録処理を終了する。
ここで、図16に示すように、それぞれの購入者に対して「通常処理」または「免税処理」のいずれの処理か、「会員ID有り」または「会社ID有り」か、会員IDまたは会社IDに対応した「ポイント」、「クーポン」および「インセンティブ」の特典の有無を設定する。
図16の例において、「クーポン」は、通常処理を行った非会員の購入者に提供する。
また、通常処理を行った会員に対して、「クーポン」の他に「ポイント」も併せて提供することで、非会員の購入者に会員登録を促す効果も期待できる。
一方、免税処理を行う海外旅行者等の非居住者に対しては、「ポイント」も「クーポン」も提供しない。
なぜなら、免税処理を行う海外旅行者等の非居住者はリピーターになりにくいと考えられるため、非居住者に対して「ポイント」や「クーポン」を提供しても、集客効果がそれほど期待できないからである。
しかしながら、免税処理を行う非居住者であっても、購入者が旅行会社の引率者である場合は、旅行会社や引率者にインセンティブを与えることで、リピーターとなる効果が期待できる。
それゆえ、図16の例においては、たとえ非居住者であっても、購入者がリピーターとなる可能性の高い旅行会社等の会社IDを有する場合は、インセンティブを提供するものとする。
ここで、「インセンティブ」の提供は、会社ごとの取り決めに従うものとする。
例えば、購入者がA社およびB社の会社IDを有する場合、それぞれA社およびB社にインセンティブが提供される。
また、購入者がC社の会社IDを有する場合、C社の引率者である購入者にインセンティブが提供される。
このように、通常処理か免税処理の違い、会員IDおよび会社IDの有無などに応じて「ポイント」、「クーポン」および「インセンティブ」の提供の対象とすべきか否かを予め定めておくことにより、免税処理の受付状態に応じた適切な特典を提供する免税処理システム100が実現される。
(実施形態3)
次に、図17に基づき、この発明の実施形態3に係る免税処理システム100の特典設定の一例について説明する。
図17は、この発明の実施形態3に係る免税処理システム100の特典設定の一例を示す特典テーブルである。
図17に示すように、それぞれの購入者に対して「通常処理」または「免税処理」のいずれの処理か、「会員」か「一般」か、所定の「旅行会社」に所属しているかに応じて、「ポイント」、「クーポン」および「インセンティブ」の有無を設定する。
ここで、実施形態2との相違点は、通常処理においても、購入者が所定の旅行会社の社員である場合は、インセンティブを提供する点である。
これは、免税宣言をしたが、免税条件を満たさなかった場合であっても、購入者が提携している旅行会社の社員である場合は、リピーターとなる可能性が高いからである。
一方、同じように免税宣言をしたが、免税条件を満たさなかった外国人旅行者等の場合は、通常処理を行う場合であっても「クーポン」提供の対象とはならない。
免税条件を満たさない外国人旅行者等は、一般物品または消耗品の合計販売額の条件を満たさなかっただけで、リピーターになりにくいという点では、免税条件を満たした非居住者と基本的に同じだからである。
このように、免税宣言をしたが、免税条件を満たさずに通常処理を行った場合と、最初から免税宣言をせずに通常処理を行った場合とに分けて、特典の設定をすることで、免税処理の受付状態に応じた適切な特典を提供する免税処理システム100を実現することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4として、図11のステップS104,S111およびS120の販売登録処理の終了後だけでなく、ステップS106,S113およびS122の販売登録処理の継続中においても、購入者が非居住者であるか否かの確認を行うようにしてもよい。
このようにすれば、購入者が非居住者であるか否かをレジ担当者が確認し忘れており、販売登録処理の継続中に確認をした場合であっても、免税処理の受付状態に応じた適切な特典を提供することができる免税処理システム100を実現できる。
(実施形態5)
実施形態5として、免税処理をした後にいつでも免税処理の解除申請が受け付けられ、免税処理の解除申請が受け付けられた場合、通常処理に切り替えて、通常処理時の特典の提供を行うようにしてもよい。
このようにすれば、免税処理を行う際に、免税処理の解除申請を受け付けたか否かに応じて、適切な特典の提供を行う免税処理装置を実現できる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C:POS端末装置、 2:ネットワーク、 3:サーバー、 10:制御部、 11:操作部、 12:スキャナ、 13:記憶部、 14:表示部、 15:印刷部、 16:通信部、 17:読取部、 30:制御部、 31:操作部、 33:記憶部、 34:表示部、 35:印刷部、 36:通信部、 100:免税処理システム、 131:商品データベース、 132:売上データベース、 133:購入者データベース、 141:通常処理・免税処理切替キー

Claims (8)

  1. 購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、
    免税処理を受付ける免税処理受付部と、
    購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、
    前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備えることを特徴とする免税処理装置。
  2. 免税処理の解除を受付ける免税処理解除受付部をさらに備え、
    前記免税処理解除受付部で免税処理の解除を受付けた場合、前記決定部は、前記免税処理を受け付けていないものとして、前記特典の有無を決定する請求項1に記載の免税処理装置。
  3. 購入者の会員情報を入力する会員情報入力部をさらに備え、
    前記決定部は、前記免税処理の受付状態および前記会員情報入力部から入力された会員情報に基づき、前記特典の有無を決定する請求項1または2に記載の免税処理装置。
  4. 会社の会社情報を入力する会社情報入力部をさらに備え、
    前記決定部は、前記免税処理の受付状態、前記会員情報および前記会社情報に基づき、前記購入者と予め定められた関係にある会社または前記会社の予め定められた会社員への特典の有無を決定する請求項3に記載の免税処理装置。
  5. 前記免税処理受付部、前記免税処理解除受付部、前記会員情報および前記会社情報の少なくとも1つの情報と前記特典とを関連付けた特典テーブルを格納する記憶部をさらに備え、
    前記決定部は、前記特典テーブルを参照し、前記少なくとも1つの情報から前記特典の有無を決定する請求項4に記載の免税処理装置。
  6. 購入商品の商品データに基づき予め定められた免税条件が満たされているか否かを判定する免税判定部をさらに備え、
    前記決定部は、前記免税条件が満たされているか否かに基づき、前記特典の有無を決定する請求項1〜5のいずれか1つに記載の免税処理装置。
  7. POS端末装置およびサーバーからなる免税処理システムであって、
    前記POS端末装置は、
    前記サーバーとデータを送受信する端末通信部と、
    購入する商品を入力する購入商品データ入力部と、
    前記商品データを格納する端末記憶部と、
    免税処理を受付ける免税処理受付部と、
    購入処理の終了を受付ける購入処理終了受付部と、
    前記購入処理終了受付部で購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定する決定部とを備え、
    前記サーバーは、
    前記商品データおよび前記特典の情報を格納するサーバー記憶部と、
    前記POS端末装置とデータを送受信するサーバー通信部とを備えたことを特徴とする免税処理システム。
  8. POS端末装置のプロセッサに、
    購入する商品を入力するステップと、
    免税処理を受付けるステップと、
    購入処理の終了を受付けるステップと、
    購入処理終了を受付けた場合、前記免税処理の受付状態により購入商品に対する購入者への特典の有無を決定するステップとを実行させることを特徴とする免税処理プログラム。
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