JP2019079028A - 画像形成システム - Google Patents

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尚也 岩田
村松 智
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智 村松
森 忠男
Tadao Mori
忠男 森
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Abstract

【課題】現像装置本体内の気圧の上昇を抑制し、現像装置本体外へのトナーの飛散を抑制する。【解決手段】回転可能な像担持体40と、回転可能な現像剤担持体24と、前記現像剤担持体を収容する収容容器21と、前記回転可能な現像剤担持体から、最も近接した第一間隙G1によって分離され、前記回転可能な現像剤担持体から、最も近接した第二間隙G2によって分離され、前記収容容器から、最も近接した第三間隙G3によって分離された、現像剤保留部材26と、を備え、前記第一間隙は、前記第二間隙及び前記第三間隙の双方よりも小さい、画像形成装置用の現像装置。【選択図】図3

Description

現像装置は、トナー移動機構の現像スリーブと現像装置本体の内壁との間に、現像スリーブの回転方向に長い流路形成部材を備える。そして、流路形成部材と現像スリーブとの間に形成された流入用流路部の流入口と、流路形成部材と現像装置本体の内壁との間に形成された排出用流路部の排出口とが、互いに隣り合うように配置されている。これにより、現像装置本体内の気圧の上昇を抑制して、現像装置本体外へのトナーの飛散を抑制している。
本明細書に開示された種々の例を実施するために使用することができる例示的な画像形成装置の概略図である。 現像装置の例の模式断面図である。 像担持体、現像剤担持体、収容容器、及び現像剤保留部材の位置関係を説明するための模式断面図である。 像担持体、現像剤担持体、収容容器、及び現像剤保留部材の位置関係を説明するための模式断面図である。 現像剤担持体、収容容器、現像剤保留部材、及び端部形成部材の例を示す模式図である。 現像剤担持体、収容容器、現像剤保留部材、及び端部形成部材の例を示す模式図である。 図5のVII−VII線の断面に対応する図であって、像担持体、現像剤担持体、現像剤保留部材、及び端部形成部材の例を示す模式図である。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 現像装置の例の模式断面図である。 ブラシの例の模式斜視図である。 ブラシの例の模式正面図である。 ブラシの例の模式正面図である。 ブラシの例の模式底面図である。 ブラシの例の模式底面図である。 ブラシの例の模式底面図である。 ブラシの例の模式底面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像剤保留部材の例の模式斜視図である。 現像剤保留部材の例の模式斜視図である。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 ブラシの例の模式底面図である。 ブラシの例の模式底面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 現像装置の例の模式断面図である。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。 計測結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して、例示的な画像形成システムについて説明する。画像形成システムは、プリンタ等の画像形成装置であってもよく、画像形成装置等に用いられる定着装置であってもよい。なお、図面に基づいて説明するにあたり、同一する要素又は同一の機能を有す類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
まず、画像形成装置の例の概略構成を説明する。図1は、例示的な画像形成装置の概略図である。図1に示す画像形成装置1は、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成装置1は、記録媒体である用紙Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を用紙Pに二次転写する転写装置30と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体40と、トナー像を用紙Pに定着させる定着装置50と、用紙Pを排出する排出装置60と、を備える。
搬送装置10は、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送する。用紙Pは、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送される。搬送装置10は、用紙Pに転写されるトナー像が転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に用紙Pを到達させる。
現像装置20は、色ごとに4個設けられている。各現像装置20は、トナーを像担持体40に担持させる現像剤担持体24を備えている。現像装置20では、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させ最適な帯電量を付与した現像剤が調整される。この現像剤を現像剤担持体24に担持させる。そして、現像剤担持体24の回転により現像剤が像担持体40と対向する領域まで搬送されると、現像剤担持体24に担持された現像剤のうちのトナーが像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、現像装置20で形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、像担持体40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34,35,36,37と、像担持体40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備えている。
転写ベルト31は、懸架ローラ34,35,36,37により循環移動する無端状のベルトである。懸架ローラ34,35,36,37は、それぞれの軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、軸線周りに回転駆動する駆動ローラであり、懸架ローラ34,35,36は、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、転写ベルト31の内周側から像担持体40を押圧するように設けられる。二次転写ローラ33は、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成する。
像担持体40は、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体40は、色ごとに4個設けられている。各像担持体40は、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられている。像担持体40の周上には、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニングユニット43と、が設けられている。
帯電ローラ41は、像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、像担持体40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、帯電ローラ41によって帯電した像担持体40の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって像担持体40に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーが充填されている。クリーニングユニット43は、像担持体40上に形成されたトナー像が転写ベルト31に一次転写された後に像担持体40上に残存するトナーを回収する。
定着装置50は、加熱及び加圧する定着ニップ部に用紙Pを通過させることで、転写ベルト31から用紙Pに二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させ、定着させる。定着装置50は、用紙Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備えている。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備えている。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部が設けられ、定着ニップ部に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させる。
排出装置60は、定着装置50によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備えている。
続いて、画像形成装置1による印刷工程について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成装置1の制御部は、給紙ローラ11を回転させて、カセットKに積層された用紙Pをピックアップして搬送する。そして、受信した画像信号に基づいて、帯電ローラ41により像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、露光ユニット42により像担持体40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成されたトナー像は、像担持体40と転写ベルト31とが対向する領域において、像担持体40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の像担持体40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ37と二次転写ローラ33とが対向する転写ニップ部R2において、搬送装置10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、用紙Pが定着ニップ部を通過する際に、用紙Pを加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を用紙Pへ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙Pは、排出ローラ62,64によって画像形成装置1の外部へ排出される。
図2は、現像装置の例の模式断面図である。図2に示す現像装置20は、回転可能な像担持体40と、収容容器21と、第一攪拌搬送部材22と、第二攪拌搬送部材23と、回転可能な現像剤担持体24と、担持量規制部25と、現像剤保留部材(developer retention member)26と、を備えている。
像担持体40は、静電潜像が表面に形成される。像担持体40は、例えば、収容容器21に対して回転可能に支持されており、モータ等の駆動源(不図示)により回転駆動される。像担持体40は、例えば、円柱状に形成されている。
収容容器21は、トナー及びキャリアを含む現像剤を収容する。つまり、収容容器21は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤収容室Hを形成している。収容容器21は、第一攪拌搬送部材22、第二攪拌搬送部材23、現像剤担持体24、担持量規制部25、及び現像剤保留部材26を収容する。収容容器21は、現像剤担持体24が像担持体40と対向する位置に開口を有しており、現像剤収容室H内のトナーは、この開口から像担持体40に供給される。収容容器21は、フィルタ27を備える。フィルタ27は、収容容器21に形成された貫通孔に設けられており、収容容器21の内外を通気するとともに現像剤の通過を阻止する。収容容器21には、古くなった現像剤を現像剤収容室Hから排出させる現像剤排出口(不図示)が形成されている。
第一攪拌搬送部材22及び第二攪拌搬送部材23は、現像剤収容室H内において、現像剤を構成する磁性体のキャリアと非磁性体のトナーとを攪拌して、キャリアとトナーとを摩擦帯電させる。また、第一攪拌搬送部材22及び第二攪拌搬送部材23は、現像剤収容室H内で現像剤を攪拌しながら搬送する。
現像剤担持体24は、像担持体40との間に間隙が形成されるように像担持体40と対向して配置されて、収容容器21に収容された現像剤を表面に担持して回転する。現像剤担持体24は、例えば、円柱状、半円柱状等に形成されている。現像剤担持体24は、現像剤担持体24の軸線24Aと像担持体40の軸線40Aとが平行となり、かつ、現像剤担持体24と像担持体40との間隔が軸線24A方向(軸線40A方向)において同じとなるように、配置されている。現像剤担持体24は、第一攪拌搬送部材22及び第二攪拌搬送部材23で攪拌された現像剤を表面に担持する。現像剤担持体24は、担持している現像剤を現像領域に搬送することで、像担持体40の静電潜像を現像する。現像領域は、現像剤担持体24と像担持体40とが対向している領域である。現像領域は、現像剤担持体24と像担持体40とが最も接近している領域であってもよい。
現像剤担持体24は、現像剤担持体24の表層を形成する現像スリーブ24aと、現像スリーブ24aの内部に配置されたマグネット24bと、を備える。現像スリーブ24aは、非磁性の金属からなる筒状部材である。現像スリーブ24aは、軸線24Aを中心として回転可能である。現像スリーブ24aは、例えば、マグネット24bに回転可能に支持されており、モータ等の駆動源(不図示)により回転駆動される。マグネット24bは、収容容器21に固定されおり、複数の磁極を有している。現像剤は、マグネット24bの磁気力により、現像スリーブ24aの表面に担持される。現像剤担持体24は、現像スリーブ24aが回転することで、現像剤を現像スリーブ24aの回転方向に搬送する。
現像スリーブ24a上では、マグネット24bの各磁極の磁気力によって現像剤の穂立ちが形成される。現像剤担持体24は、現像領域において、磁極により形成された現像剤の穂立ちを、像担持体40の静電潜像に接触または近接させる。これにより、現像剤担持体24に担持された現像剤のうちのトナーが、像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
担持量規制部25は、現像剤担持体24に担持される現像剤の担持量を規制する。担持量規制部25は、現像領域を基準として、現像スリーブ24aの回転方向上流側に設けられている。担持量規制部25は、現像剤担持体24の軸線24Aよりも下方側に位置している。担持量規制部25は、現像スリーブ24aとの間に所定の間隙を形成する。このため、担持量規制部25は、現像スリーブ24aが回転することで、現像スリーブ24aの周面上に担持された現像剤の層厚を規制し、当該層厚を均一な厚さの層に均す。担持量規制部25と現像スリーブ24aとの間隔を調整することで、現像領域に搬送される現像剤担持体24の現像剤の搬送量を調整することができる。
現像剤保留部材26は、現像剤担持体24、像担持体40及び収容容器21との間に間隙が形成されるように、現像剤担持体24、像担持体40及び収容容器21と対向する。現像剤保留部材26は、現像剤担持体24、像担持体40及び収容容器21との間に、収容容器21から排出される現像剤を収容容器21に戻すように働く空気の循環路を形成する。現像剤保留部材26は、例えば、収容容器21のうち、現像剤保留部材26の上方に位置するケース上壁21aと対向する。ケース上壁21aの現像剤保留部材26側の面は、例えば、平面状に形成されている。現像剤保留部材26は、棒状に形成されており、現像剤担持体24の軸線24Aと平行な方向に延びている。
図3に示すように、現像剤保留部材26は、回転可能な現像剤担持体24から、最も近接した第一間隙G1によって分離されている。現像剤保留部材26は、回転可能な像担持体40から、最も近接した第二間隙G2によって分離されている。現像剤保留部材26は、収容容器21から、最も近接した第三間隙G3によって分離されている。第三間隙G3は、収容容器21のケース上壁21aと現像剤保留部材26との間に形成されている。第三間隙G3は、像担持体40を向いていてもよい。第一間隙G1、第二間隙G2及び第三間隙G3のそれぞれには、他の部材が配置されていてもよく、他の部材が配置されていなくてもよい。ここで、第一間隙G1は、現像剤担持体24と現像剤保留部材26との間の間隙自体を意味するとともに、当該間隙の距離、すなわち、現像剤担持体24と現像剤保留部材26との間の最近接距離を意味する。第二間隙G2は、像担持体40と現像剤保留部材26との間の間隙自体を意味するとともに、当該間隙の距離、すなわち、像担持体40と現像剤保留部材26との間の最近接距離を意味する。第三間隙G3は、収容容器21と現像剤保留部材26との間の間隙自体を意味するとともに、当該間隙の距離、すなわち、収容容器21と現像剤保留部材26との間の最近接距離を意味する。
現像剤保留部材26は、例えば、非磁性体からなってもよい。現像剤保留部材26を形成する非磁性材料としては、例えば、SUS304等を用いることができる。
現像剤保留部材26の形状は、特に限定されるものではない。現像剤保留部材26は、第一間隙G1において現像剤担持体24側に凸となる形状であってもよい。また、現像剤保留部材26は、少なくとも第三間隙G3から第二間隙G2を通って第一間隙G1に至るまで、円形断面の表面形状を有してもよい。現像剤保留部材26は、例えば、円柱状、楕円柱状、半円柱状などとすることができる。
ケース上壁21aの現像剤保留部材26側の面が平面状に形成されている場合、円柱状等のように、現像剤保留部材26のケース上壁21a側の面を凸曲面とすることで、収容容器21と現像剤保留部材26との間の空間を、第三間隙G3から像担持体40に向かって大きくすることができる。以下では、一例として、現像剤保留部材26が円柱状に形成されているものとして説明する。
現像剤保留部材26の軸線26Aと、現像剤担持体24の軸線24Aと、像担持体40の軸線40Aとは、互いに平行となっている。現像剤担持体24と現像剤保留部材26との間隔は、軸線24A方向及び軸線40A方向の全域において同じである。像担持体40と現像剤保留部材26との間隔は、軸線40A方向及び軸線24A方向の全域において同じである。収容容器21のケース上壁21aと現像剤保留部材26との間隔は、軸線26A方向の全域において同じである。
図4に示すように、第一間隙G1にある空気は、現像剤担持体24の現像スリーブ24aが回転することで、現像剤担持体24の表面に担持されて穂立ちを形成している現像剤により収容容器21内に取り込まれる。収容容器21内に取り込まれた現像剤は、収容容器21内で折り返して、第三間隙G3を通って収容容器21から排出され、第二間隙G2を通って第一間隙G1に戻る。つまり、現像剤保留部材26の周りにおいて、第一間隙G1、収容容器21内、第三間隙G3、及び第二間隙G2をこの順で流れる空気の循環流が発生する。
そして、第一間隙G1は、第二間隙G2及び第三間隙G3の双方よりも小さい。つまり、第一間隙G1、第二間隙G2及び第三間隙G3は、次の式(1)及び(2)の関係を満たしている。
第一間隙G1<第二間隙G2 …(1)
第一間隙G1<第三間隙G3 …(2)
第二間隙G2は、第三間隙G3以下であってもよい。つまり、第二間隙G2及び第三間隙G3は、次の式(3)の関係を満たしてもよい。
第二間隙G2≦第三間隙G3 …(3)
第一間隙G1は、0.5mm以上、1.2mm以下であってもよい。つまり、現像剤担持体24と現像剤保留部材26との第一間隙G1は、次の式(4)の関係を満たしてもよい。
0.5mm≦第一間隙G1≦1.2mm …(4)
第二間隙G2は、0.5mmよりも大きく、2.0mm以下であってもよい。つまり、像担持体40と現像剤保留部材26との第二間隙G2は、次の式(5)の関係を満たしてもよい。
0.5mm<第二間隙G2≦2.0mm …(5)
第三間隙G3は、1.0mm以上であってもよい。つまり、収容容器21と現像剤保留部材26との第三間隙G3は、次の式(6)の関係を満たしてもよい。この場合、第三間隙G3は、2.5mm以下であってもよい。
1.0mm≦第三間隙G3 …(6)
図5に示すように、現像剤担持体24は、現像剤を担持する現像剤担持領域24Bを有する。現像剤担持領域24Bは、現像剤担持体24の軸線24A方向における一部の領域である。現像剤担持領域24Bは、例えば、現像スリーブ24aの表面に現像剤を担持するために溝又は粗面化処理等が形成された領域、マグネット24bが配置された領域、これらの合わさる領域等である。
収容容器21のケース上壁21aと現像剤保留部材26との間には、端部形成部材28が設けられている。端部形成部材28は、現像剤担持体24の軸線24A方向における第三間隙G3の長さを規定するための部材であって、現像剤担持体24の軸線24A方向における第三間隙G3の端部を塞ぐ部材である。このため、端部形成部材28の配置により、現像剤担持体24の軸線24A方向における第三間隙G3の長さを調整することができる。
図6に示すように、現像剤担持領域24Bの現像剤担持体24の軸線24A方向における長さをL1、第三間隙G3の現像剤担持体24の軸線24A方向における長さをL2とする。この場合、長さL2は、長さL1以下であってもよく、長さL1未満であってもよい。つまり、長さL1及び長さL2は、次の式(7)の関係を満たしてもよく、式(8)の関係を満たしてもよい。
L1≧L2 …(7)
L1>L2 …(8)
長さL1−長さL2は、10mm以上、40mm以下であってもよい。つまり長さL1及び長さL2は、次の式(9)の関係を満たしてもよい。
10mm≦(L1−L2)≦40mm …(9)
第一間隙G1の断面積をS1、第三間隙G3の断面積をS2とする。この場合、断面積S1は、断面積S2より小さくてもよい。つまり、断面積S1と断面積S2とは、次の式(10)の関係を満たしてもよい。
S1<S2 …(10)
端部形成部材28は、例えば、収容容器21に形成されたリブ、現像剤保留部材26に形成されたリブ、又は、収容容器21及び現像剤保留部材26とは別の部材、により形成することができる。端部形成部材28を、収容容器21及び現像剤保留部材26とは別の部材により形成する場合、端部形成部材28は、例えば、弾性部材により形成することができる。この弾性部材としては、例えば、ゴムなどの弾性伸縮可能な部材を用いることができる。
ところで、端部形成部材28は、収容容器21と現像剤保留部材26との第三間隙G3を流れる気流を整流する整流板としても機能する。そこで、図7に示すように、第三間隙G3を、端部形成部材28により像担持体40側に向けて現像剤担持体24の軸線24A方向に狭めることで、第三間隙G3を流れる気流を整流してもよい。このような構成は、例えば、第三間隙G3の両側に一対の端部形成部材28を設け、その対向方向内側の面を、像担持体40側に向かって狭まるように傾斜させることにより実現することができる。
ここで、第一間隙G1を流れる気流の風量と第二間隙G2及び第三間隙G3を流れる気流の風量とが同じ場合、第一間隙G1と第二間隙G2及び第三間隙G3との間においては、狭い方が気流の風速が早くなる。本例では、第一間隙G1が第二間隙G2及び第三間隙G3の双方よりも小さいため、第二間隙G2及び第三間隙G3を流れる気流の風速を低下させて、第一間隙G1を流れる気流の風速を向上させることができる。また、第三間隙G3では風速が遅く、第三間隙G3から第二間隙G2、更に第一間隙G1へと向かうほどに風速が増す。これにより、第三間隙G3から第二間隙G2を介して第一間隙G1へと向かう気流を適切に生じさせて、第三間隙G3から排出された現像剤をより確実に第一間隙G1から収容容器21内に回収することができる。
第二間隙G2が第三間隙G3以下の場合は、第三間隙G3から第二間隙G2に流れる気流を適切に形成することができる。
ところで、第一間隙G1は、収容容器21への空気の吸入量に寄与する。この吸入量は、第一間隙G1と現像剤担持体24の現像スリーブ24a上の現像剤の搬送量に依存する。現像スリーブ24a上の現像剤の搬送量を、搬送量DMAという。この吸入量が多いほど、第三間隙G3から排出された空気を第二間隙G2に引き込み易くなる。
そこで、本例の画像形成装置1を用いて、実験を行った。この実験では、第一間隙G1を流れる気流の風量とトナー飛散量とを計測した。第一間隙G1を流れる気流の風量の計測は次のように行った。KANOMAX CLIMOMASTER Model 6501 & Model 16543の計測器を使用して、規定断面における風速測定を行い、この計測した風速と断面積との乗算値を、第一間隙G1を流れる気流の風量とした。トナー飛散量の計測は次のように行った。像担持体40を停止状態として現像剤担持体24を回転させたときの、収容容器21の上部に堆積したトナーを回収し、この回収したトナーの重量測定を行った。そして、1分当たりの重量測定結果を、トナー飛散量とした。計測結果を図8に示す。
図8に示すように、第一間隙G1の風量が4.5cm/sec以上だと、トナー飛散量が0.01g/min以下となった。0.01g/minは、トナー飛散量の目標値の一例である。
次に、搬送量DMAを575g/mを一定にして、第一間隙G1と収容容器21への空気の流入風量とを計測した。なお、収容容器21への空気の流入風量と第一間隙G1を流れる気流の風量とは、実質的に同じである。流入風量の計測は、収容容器21の背面側に10mm角の排出口を設け、この排出口を流れる風速と断面積とを計測した。そして、この風速と断面積を乗算した値を、流入風量とした。計測結果を図9に示す。
図9に示すように、第一間隙G1が0.5mm以上だと、第一間隙G1の風量が4.5cm/sec以上となった。また、第一間隙G1が1.2mm以下だと、第一間隙G1の風量が4.5cm/sec以上となった。4.5cm/secは、第一間隙G1の風量の目標値の一例である。
上記結果から、0.5mm≦第一間隙G1≦1.2mmの関係を満たすことで、第一間隙G1を流れる気流の風量を適切にして、第一間隙G1から収容容器21に空気を十分に吸い込ませることができる。これにより、トナー飛散を抑制することができる。
次に、第一間隙G1<第三間隙G3の関係を満たすように、第一間隙G1を0.5mmに固定するとともに、第三間隙G3を2.5mmに固定して、第二間隙G2とトナー飛散量とを計測した。計測結果を図10に示す。
図10に示すように、第二間隙G2が0.5mmより大きいと、トナー飛散量が0.01g/min以下となった。これは、第二間隙G2を流れる気流の圧力損失が抑えられて、第三間隙G3から排出された気流が第二間隙G2を通って第一間隙G1に引き込む能力が高くなったことによるものと考えらえる。また、第二間隙G2が2.0mm以下だと、トナー飛散量が0.01g/min以下となった。これは、第二間隙G2において気流が適切に形成されたことによるものと考えられる。0.01g/minは、トナー飛散量の目標値の一例である。
上記結果から、0.5mm<第二間隙G2≦2.0mmの関係を満たすことで、第二間隙G2を流れる気流の圧力損失を抑制して、第二間隙G2から第一間隙G1に流れる気流を適切に形成することができる。これにより、トナー飛散を抑制することができる。
次に、第一間隙G1<第二間隙G2の関係を満たすように、第一間隙G1を0.5mmに固定するとともに、第二間隙G2を0.6mmに固定して、第三間隙G3とトナー飛散量とを計測した。計測結果を図11に示す。
図11に示すように、第三間隙G3が1.0mm以上だと、トナー飛散量が0.01g/min以下となった。これは、第三間隙G3において気流が適切に形成されて、第三間隙G3を通過した気流の多くが像担持体40に干渉されることなく第二間隙G2に流れていったことによるものと考えらえる。0.01g/minは、トナー飛散量の目標値の一例である。なお、現像装置20のレイアウトの関係上、第三間隙G3は、例えば、2.5mm以下とすることができる。
上記結果から、1.0mm≦第三間隙G3の関係を満たすことで、第三間隙G3において気流を適切に形成して、第三間隙G3を通過した気流の多くを像担持体40に干渉されることなく第二間隙G2に流すことができる。これにより、トナー飛散を抑制することができる。
また、本例において、収容容器21と現像剤保留部材26との間の空間が、第三間隙G3から像担持体40に向かって大きくなる場合は、第三間隙G3を通過した気流の風速を小さくすることができる。これにより、第三間隙G3を通過した気流の多くが像担持体40に干渉されることなく第二間隙G2に流すことができるため、気流の循環を促して、効率的に収容容器21内に空気を吸い込ませることができる。
また、本例において、収容容器21がフィルタ27を備える場合は、循環流の風量を減らすことができるとともに、収容容器21内の圧力を低減することができる。これにより、トナー飛散を抑制することができる。
収容容器21内への空気の吸込量は、第一間隙G1における現像剤保留部材26の表面積に比例する。本例において、現像剤保留部材26が、第一間隙G1において現像剤担持体24側に凸となる形状を有する場合は、第一間隙G1における現像剤保留部材26の表面積を小さくして、収容容器21内への空気の吸込量を低減することができる。
現像剤保留部材26が磁性体であると、現像剤担持体24の磁力によって浮遊するキャリアが現像剤保留部材26に付着し、第一間隙G1が変わる可能性がある。本例において、現像剤保留部材26が非磁性体である場合は、キャリアが現像剤保留部材26に付着するのを抑制することができる。これにより、第一間隙G1が変わるのを抑制することができる。
上述したように、現像剤担持体24の現像剤担持領域24Bに担持されている現像剤により、第一間隙G1から収容容器21内に引き込まれる気流が発生し、収容容器21に引き込まれた気流は、第三間隙G3から収容容器21外に排出される。トナーを含んだ空気の流れは障害物のない方向へ流れやすいため、第三間隙G3を流れる気流は、現像剤担持体24の軸線24A方向における両端側に向かって流れやすい。第三間隙G3を流れる気流が現像剤担持体24の軸線24A方向に広がりすぎると、トナー飛散が増大する可能性がある。本例では、第三間隙G3の軸線24A方向における長さL2を現像剤担持領域24Bの現像剤担持体24の軸線24A方向における長さL1以下とすることで、第三間隙G3を流れる気流が現像剤担持体24の軸線24A方向に広がりすぎるのを抑制することができる。
ここで、現像剤担持領域24Bの現像剤担持体24の軸線24A方向における長さL1と第三間隙G3の現像剤担持体24の軸線24A方向における長さL2との差(L1−L2)と、トナー飛散量とを計測した。計測結果を図12に示す。
図12に示すように、(L1−L2)が10mm以上だと、トナー飛散量が0.01g/min以下となった。これは、第三間隙G3を流れる気流が現像剤担持体24の軸線24A方向に広がり難くなったことによるものと考えられる。また、(L1−L2)が40mm以下だと、トナー飛散量が0.01g/min以下となった。これは、第三間隙G3において気流が適切に形成されて、第三間隙G3を通過した多くの気流が像担持体40に干渉されることなく第二間隙G2に流れていったことによるものと考えらえる。0.01g/minは、トナー飛散量の目標値の一例である。
上記結果から、10mm≦(L1−L2)≦40mmの関係を満たすことで、第三間隙G3を流れる気流が現像剤担持体24の軸線24A方向に広がり難くすることができるとともに、第三間隙G3を通過した気流の多くを像担持体40に干渉されることなく第二間隙G2に流すことができる。これにより、トナー飛散を抑制することができる。
また、本例において、第三間隙G3を、整流板である端部形成部材28により像担持体40側に向けて現像剤担持体24の軸線24A方向に狭める場合は、第三間隙G3を流れる気流を現像剤担持体24の軸線24A方向に広がり難くすることができる。
また、本例において、S1<S2の関係を満たす場合は、第一間隙G1を流れる気流の風速を向上させて、第三間隙G3を流れる気流の風速を低下させることができる。これにより、第三間隙G3を通過した気流の多くを像担持体40に干渉されることなく第二間隙G2に流すことができる。
また、本例において、第三間隙G3の現像剤担持体24の軸線24A方向における端部を、弾性部材である端部形成部材28により塞ぐ場合は、弾性部材である端部形成部材28を伸縮することで、第三間隙G3の現像剤担持体24の軸線24A方向における長さを容易に調整することができる。
また、本例において、現像剤保留部材26が、少なくとも第三間隙G3から第二間隙G2を通って第一間隙G1に至るまで円形断面の表面形状を有する場合は、第三間隙G3から第一間隙G1に流れる気流を、現像剤保留部材26の表面に沿うように誘導することができる。これにより、効率的に空気を循環させることができる。
図13に示すように、現像装置20は、ブラシ71を備えてもよい。ブラシ71は、第三間隙G3において収容容器21のケース上壁21aに設けられて、現像剤保留部材26に向けて延びている。ブラシ71は、収容容器21内から第三間隙G3を通って収容容器21外に流れる気流がぶつかることで、当該気流からトナーが落下させて、当該気流のトナー濃度を低下させるものである。ブラシ71は、当該気流の抵抗となるため、抵抗部材ともいう。ブラシ71は、収容容器21と一体に形成されていてもよく、収容容器21とは別体に形成されていてもよい。
ブラシ71は、ケース上壁21aに取り付けられる基板部72と、基板部72から突出するブラシ部73と、を備える。
基板部72は、現像剤保留部材26の軸線26A方向に長い平板状に形成されて、収容容器21のケース上壁21aに取り付けられている。基板部72は、現像剤保留部材26の軸線26A方向に長い平板状に形成されている。ブラシ71が現像剤保留部材26の軸線26A方向における略全域に設けられる場合、基板部72と現像剤保留部材26との間の間隙が、第三間隙G3となる。
ブラシ部73は、基板部72から現像剤保留部材26に向けて延びている。ブラシ部73は、収容容器21から垂直方向下方に延びていてもよい。ブラシ部73は、例えば、金属、樹脂等により形成することができる。ブラシ部73は、例えば、非磁性体からなってもよい。ブラシ部73を形成する非磁性材料としては、例えば、SUS等を用いることができる。
ブラシ部73は、例えば、図14〜図17に示すように、複数の棒73aにより構成されていてもよい。図14及び図15に示すブラシ71では、ブラシ部73を構成する各棒73aが、基板部72側から基板部72とは反対側である先端側まで同一断面となった柱状に形成されていている。図16に示すブラシ71では、ブラシ部73を構成する各棒73aが、基板部72側から基板部72とは反対側である先端側に向かって細くなるテーパ状に形成されている。各棒73aの断面形状としては、例えば、円形状、楕円形状、多角形状等とすることができる。
ブラシ部73が複数の棒73aにより構成されている場合、複数の棒73aは、第三間隙G3を通る気流の方向Dに複数段に配列されていてもよい。この場合、複数の棒73aは、図17に示すように、升目状に配置されていてもよく、図18に示すように、千鳥状に配置されていてもよい。
また、ブラシ部73は、例えば、図19又は図20に示すように、複数の板73bにより構成されていてもよい。複数の板73bは、例えば、第三間隙G3を通る気流の方向Dに配列されている。図19に示すブラシ71では、ブラシ部73を構成する各板73bが、第三間隙G3を通る気流の方向Dに直交する方向に延びた平板状に形成されている。図20に示すブラシ71では、ブラシ部73を構成する各板73bが、第三間隙G3を通る気流の方向Dに対して傾斜するように屈曲した屈曲板状に形成されている。
ところで、現像装置20がブラシ71を備える場合、ブラシ71により落下したトナーの多くは、現像剤保留部材26に向かって落下してく。そこで、図21に示すように、現像装置20がブラシ71を備える場合、現像剤保留部材26上のトナーの堆積を抑制する観点から、現像剤保留部材26は、軸線26Aを中心として回転可能であってもよい。この場合、現像剤保留部材26は、例えば、収容容器21に回転可能に支持されており、モータ等の駆動源(不図示)により回転駆動される。
現像剤保留部材26が回転可能である場合、図22に示すように、現像剤保留部材26は、ブラシ71をクリーニングするクリーニング部材74を有してもよい。クリーニング部材74は、現像剤保留部材26が回転することにより回転する。そして、クリーニング部材74の回転軌跡上に、ブラシ71の少なくとも一部が配置される。つまり、クリーニング部材74は、現像剤保留部材26が回転することにより、ブラシ部73の少なくとも一部に当接する。現像剤保留部材26に対するクリーニング部材74の取り付けは、例えば、現像剤保留部材26にスリットを設け、当該スリットにクリーニング部材74を嵌め込むことにより行うことができる。
クリーニング部材74としては、例えば、ゴム等の弾性変形可能な素材により形成されたブレード、基台に多数の繊維状部材が植毛されたブラシなどを用いることができる。クリーニング部材74としてブレードを用いる場合、クリーニング部材74は、例えば、図23に示すように直線状に延びるブレードを用いてもよく、図24に示すように現像剤保留部材26の表面に沿って螺旋状に延びるブレードを用いてもよい。
このように、ブラシ71を備える場合は、収容容器21内から第三間隙G3を通って収容容器21外に流れる気流が、ブラシ71にぶつかる。すると、当該気流からトナーが落下するため、当該気流のトナー濃度が低下する。これにより、トナーの飛散を抑制することができる。
また、ブラシ71が収容容器21から垂直方向下方に延びる場合は、ブラシ71にぶつかったトナーを、重力により落下させることができるため、トナーがブラシ71に付着することを抑制することができる。
また、ブラシ71が非磁性体である場合は、キャリアがブラシ71に付着するのを抑制することができる。これにより、第三間隙G3が変わるのを抑制することができる。
また、ブラシ部73が複数の棒73aで構成されている場合は、第三間隙G3を通る気流を乱れさせやすいため、第三間隙G3を通る気流からトナーを落下させやすくなる。更に、複数の棒73aが千鳥状に配置されている場合は、第三間隙G3を通る気流の流れが複雑になるため、第三間隙G3を通る気流からトナーを更に落下させやすくなる。
ここで、ブラシ部73を複数の棒73aで構成した場合の、複数の棒73aの密度と、トナー飛散量と、ADR飛散量と、を計測した。ADR飛散量は、次に示される量である。現像装置20は、収容容器21に形成された現像剤排出口から古くなった現像剤を排出する。しかしながら、収容容器21の内圧が上昇すると、収容容器21内の空気が現像剤排出口から吹き出されるため、この空気の流れに乗って現像剤が現像剤排出口から過剰に排出される。この空気の流れに乗って現像剤排出口から過剰に排出される現像剤の量を、ADR飛散量という。ADR飛散量には、収容容器21の内圧上昇に伴うことなく排出される現像剤の量は含まれない。複数の棒73aの密度は、複数の棒73aに外接する矩形の面積に対する、複数の棒73aの合計面積とした。トナー飛散量の計測は、上記と同様に行った。ADR飛散量の計測は、次のように行った。まず、収容容器21内部に、通常の現像剤の排出が開始する現像剤量よりも30〜50g程度少ない量の現像剤を収容した。これは、通常の現像剤の排出が確実に行われず、かつ、現像剤担持体24による現像剤の穂立ちが確実に形成されるようにするためである。また、現像剤排出口に現像剤を収容する袋を設置した。そして、現像装置20を所定時間、例えば60分程度作動させた後の、当該袋に収容された現像剤の量を測定し、この測定した量を現像装置20の作動時間で割った値を、ADR飛散量とした。計測結果を図25に示す。
図25に示すように、複数の棒73aの密度が20%以上だと、トナー飛散量が0.07g/100Kpv以下となった。これは、トナーが複数の棒73aにぶつかってトナー飛散量が抑制されたことによるものと考えられる。0.07g/100Kpvは、トナー飛散量の目標値の一例である。また、複数の棒73aの密度が60%以下だと、ADR飛散量が0.023g/min以下となった。これは、収容容器21内の圧力を適切に保持することができたことにより、ADR飛散量が低減したものと考えられる。0.023g/minは、ADR飛散量の目標値の一例である。
上記結果から、複数の棒73aの密度が、20%以上、かつ60%以下であることで、トナー飛散量を抑制しつつ、ADR飛散量を抑制することができる。
また、ブラシ部73が複数の棒73aで構成されている場合、第三間隙G3を流れる気流が多い領域ほど、複数の棒73aの密度を高くし、第三間隙G3を流れる気流が少ない領域ほど、複数の棒73aの密度を低くしてもよい。
第三間隙G3を通過した気流は、現像剤保留部材26の軸線26A方向における両側に流れて行きやすいため、現像剤保留部材26の軸線26A方向における中央領域は、第三間隙G3を流れる気流が多くなり易く、現像剤保留部材26の軸線26A方向における端領域は、第三間隙G3を流れる気流が少なくなりやすい。このため、図27に示すように、現像剤保留部材26の軸線26A方向において、第三間隙G3の中央領域では、第三間隙G3の端領域に比べて、複数の棒73aの密度を低くしてもよく、第三間隙G3の端領域では、第三間隙G3の中央領域に比べて、複数の棒73aの密度を高くしてもよい。これにより、第三間隙G3を流れる気流からトナーを効率的に脱落させることができる。
また、収容容器21からのトナーを排出したくない方向の複数の棒73aの密度を高くしてもよい。例えば、現像剤保留部材26側からブラシ71側を見て左側に、像担持体40等を回転駆動する駆動機構が配置されている場合を考える。この場合、図28に示すように、現像剤保留部材26側からブラシ71側を見て、第三間隙G3の左側の領域では、それ以外の領域に比べて、複数の棒73aの密度を高くしてもよい。これにより、収容容器21から排出されるトナーを、複数の棒73aの密度が小さい方に向けさせることができるため、例えば、像担持体40等を回転駆動する駆動機構に向かって流れていくトナー量を低減することができる。
また、現像剤保留部材26が回転可能である場合は、ブラシ71により落下したトナーが現像剤保留部材26に堆積しても、現像剤保留部材26が回転することで、当該トナーを現像剤保留部材26から落下させることができる。これにより、トナーの堆積によって第三間隙G3が狭くなるのを抑制することができる。
また、現像剤保留部材26がクリーニング部材74を有する場合は、ブラシ71に付着したトナーをブラシ71から除去することができる。これにより、第三間隙G3における気流の流量を長期間にわたって維持することができる。
また、クリーニング部材74が螺旋状に延びている場合は、クリーニング部材74を部分的にブラシ71に当接させることができるとともに、現像剤保留部材26の回転位置に応じてブラシ71に対するクリーニング部材74の当接位置を変えることができる。これにより、現像剤保留部材26の回転トルクを小さくすることができるとともに、ブラシ71及びクリーニング部材74の耐久性を延ばすことができる。
ここで、ブラシ71を備えるがクリーニング部材74を備えない例Aと、ブラシ71及びクリーニング部材74を備える例Bと、において、印刷枚数と、第三間隙G3と、を計測した。計測結果を図26に示す。
図26に示すように、何れの例も、印刷を重ねるほど、トナーの堆積により第三間隙G3が狭くなっていく。しかしながら、例Aよりも例Bの方が、第三間隙G3が狭くなる割合が小さくなった。
上記結果から、ブラシ71を備えることで、更にはクリーニング部材74を備えることで、経時的に第三間隙G3が狭くなる割合を小さくすることができる。
図29及び図30に示すように、現像装置20は、収容容器21に設けられて、第二間隙G2に延びているガイド部材81を備えてもよい。
ガイド部材81は、第三間隙G3を通過した気流を第一間隙G1に向けて案内するものである。ガイド部材81は、最も近接した第四間隙G4によって、現像剤保留部材26から離間していてもよい。ガイド部材81は、最も近接した第五間隙G5によって、像担持体40から離間していてもよい。第四間隙G4は、現像剤保留部材26とガイド部材81との間の間隙自体を意味するとともに、当該間隙の距離、すなわち、現像剤保留部材26とガイド部材81との間の最近接距離を意味する。第五間隙G5は、像担持体40とガイド部材81との間の間隙自体を意味するとともに、当該間隙の距離、すなわち、像担持体40とガイド部材81との間の最近接距離を意味する。
ガイド部材81としては、例えば、薄板状の部材により形成することができる。ガイド部材81は、収容容器21と一体に形成されていてもよく、収容容器21とは別体に形成されていてもよい。ガイド部材81が収容容器21とは別体に形成されている場合、ガイド部材81は、収容容器21に着脱可能に取り付けられていてもよい。収容容器21に対するガイド部材81の着脱可能な取り付けは、例えば、嵌合、ねじ止め等により行うことができる。
ガイド部材81の先端は、第二間隙G2よりも収容容器21側に位置してもよく、第二間隙G2に位置してもよく、第二間隙G2よりも現像剤担持体24側に位置してもよい。
ガイド部材81の少なくとも一部は、弾性変形可能な弾性材料により形成されていてもよい。このような弾性材料としては、例えば、厚さ0.05〜0.5mm程度のPETフィルム、厚さ0.1〜0.5mm程度のウレタンゴムシートを用いることができる。ガイド部材81の少なくとも一部が弾性変形可能な弾性材料により形成されている場合、図31〜図34に示すように、ガイド部材81は、現像剤保留部材26に当接するように配置されているとともに、収容容器21から第三間隙G3に向かってくる気流により弾性変形して現像剤保留部材26から離間するものであってもよい。このようなガイド部材81は、例えば、樹脂シート又は樹脂フィルムにより形成することができる。このような樹脂シート又は樹脂フィルムとしては、例えば、厚さ0.03〜0.2mm程度のPETフィルム、厚さ0.1〜0.3mm程度のウレタンゴムシートを用いることができる。
図31及び図32に示すガイド部材81は、平板状に形成されている。図31に示すように、ガイド部材81は、第二間隙G2又は第二間隙G2付近における、現像剤保留部材26の像担持体40と対向する位置において、現像剤保留部材26に当接している。このため、ガイド部材81は、第二間隙G2を通る気流の流路を閉ざしている。ガイド部材81の先端は、第二間隙G2を超えて、第二間隙G2よりも現像剤担持体24側に位置している。そして、図32に示すように、ガイド部材81は、収容容器21から第三間隙G3に向かってくる気流により弾性変形して現像剤保留部材26から離間する。これにより、第二間隙G2を通る気流の流路が開かれて、第四間隙G4から第一間隙G1に気流が流れていく。
図33及び図34に示すガイド部材81は、屈曲した平板状に形成されている。このガイド部材81は、収容容器21に取り付けられる第一ガイド部83と、第一ガイド部83に対して屈曲して第二間隙G2に延びる第二ガイド部84と、を有する。なお、図33及び図34に示す現像装置20では、収容容器21のケース上壁21aを備えていない。現像剤保留部材26の上方には、収容容器21がなく、図1に示した転写ベルト31が配置されている。つまり、現像剤保留部材26は、転写ベルト31と対向している。
図33に示すように、ガイド部材81の第一ガイド部83は、転写ベルト31と対向する位置において、現像剤保留部材26に当接している。このため、ガイド部材81は、第三間隙G3を通る気流の流路を閉ざしている。第二ガイド部84の先端は、第二間隙G2を超えて、第二間隙G2よりも現像剤担持体24側に位置している。そして、図34に示すように、ガイド部材81は、収容容器21から第三間隙G3に向かってくる気流により弾性変形して現像剤保留部材26から離間する。これにより、第三間隙G3を通る気流の流路が開かれて、第四間隙G4から第一間隙G1に気流が流れていく。
このように、ガイド部材81を備える場合は、第三間隙G3を通過した気流が、ガイド部材81によって、第一間隙G1に向かうように案内される。このため、当該気流が収容容器21外に排出されることによるトナーの飛散を抑制することができる。
また、ガイド部材81が収容容器21に着脱可能に取り付けられている場合は、現像装置20の組み立て性及びメンテナンス性を向上することができ、また、小型化を図ることもできる。
また、ガイド部材81が弾性変形可能に構成されて現像剤保留部材26に当接するように配置されている場合は、収容容器21の内圧が低いときは収容容器21からの排気流路を閉じ、収容容器21の内圧が高いときは収容容器21からの排気流路を開くことができる。このため、収容容器21の内圧が低いときにトナーが飛散するのを抑制することができる。
また、現像剤保留部材26の上方に収容容器21を設けず転写ベルト31を配置する場合は、高さ方向の寸法を小型化することができる。
ここで、現像剤担持体24とガイド部材81との距離D1と、トナー飛散量と、を計測した。トナー飛散量の計測は、上記と同様に行った。計測結果を図35に示す。図35に示すように、この実験では、距離D1が0.5mmより大きく2mm以下である場合に、トナー飛散量が大幅に低減された。これは、外気の影響を抑制して、第四間隙G4から第一間隙G1に気流を流すことができたことによるものと考えられる。この結果から、距離D1は、0.5mmより大きく、2mm以下であってもよい。
次に、第四間隙G4と、トナー飛散量と、を計測した。トナー飛散量の計測は、上記と同様に行った。計測結果を図36に示す。図36に示すように、この実験では、第四間隙G4が1mm以上2mm以下である場合に、トナー飛散量が大幅に低減された。これは、第四間隙G4から第一間隙G1に流れる気流を適切に形成することができたことによるものと考えられる。この結果から、第四間隙G4は、1mm以上、2mm以下であってもよい。
次に、第五間隙G5と、トナー飛散量と、を計測した。トナー飛散量の計測は、上記と同様に行った。計測結果を図37に示す。図37に示すように、この実験では、第五間隙G5が2mm以下である場合に、トナー飛散量が大幅に低減された。これは、第五間隙G5において気流が適切に形成されたことによるものと考えられる。この結果から、第五間隙G5は、2mm以下であってもよい。
第一間隙G1は、0.5mm以上、0.9mm以下であってもよい。第一間隙G1が0.5mm以上0.9mm以下である場合は、第一間隙G1を流れる気流の風量を適切にして、第一間隙G1から収容容器21に空気を十分に吸い込ませることができるとともに、第一間隙G1において空気が逆流するのを抑制することができる。これにより、トナー飛散を抑制することができる。
次に、第三間隙G3と、トナー飛散量と、を計測した。トナー飛散量の計測は、上記と同様に行った。計測結果を図38に示す。図38に示すように、この実験では、第三間隙G3が2mm以上4mm以下である場合に、トナー飛散量が大幅に低減された。これは、第三間隙G3において気流が適切に形成されて、当該気流の多くを第二間隙G2に流すことができたことによるものと考えられる。この結果から、第三間隙G3は、2mm以上、4mm以下であってもよい。ここで、第三間隙G3の下流側における、収容容器21と現像剤保留部材26との間の隙間を、第六間隙G6とする。この場合、第六間隙G6は、第三間隙G3より小さくてもよい。また、第六間隙G6が第三間隙G3より小さい場合は、第三間隙G3の手間で一旦気流の流速が上昇し、その後、第三間隙G3において気流の流速が低下する。これにより、気流の圧力損失が生じるため、当該気流の流速が過大となるのを抑制して、当該気流の多くを第二間隙G2に流すことができる。
ここで、第一間隙G1よりも収容容器21の内側において、収容容器21と現像剤担持体24とが最近接となる収容容器21の位置を、位置P1とする。また、位置P1と、現像剤保留部材26の鉛直方向における頂点P2と、の鉛直方向における高さを、高さH1とする。そして、高さH1と、トナー飛散量と、を計測した。トナー飛散量の計測は、上記と同様に行った。計測結果を図39に示す。図39に示すようにこの実験では、、高さH1が3mm以上である場合に、トナー飛散量が大幅に低減された。これは、収容容器21の内部から第三間隙G3に向かう気流の流路が適度なクランク状になるため、第三間隙G3において気流に適度な圧力損失が生じ、その結果、当該気流の流速が過大となるのを抑制して、当該気流の多くを第二間隙G2に流すことができたことによるものと考えられる。この結果から、高さH1は、3mm以上としてもよい。
本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴が、必ずしも、いずれかひとつの特定の例及び実施形態により達成される又は含まれるわけではないことは理解されたい。実際、本明細書において様々な例を記載し示したが、他の例もその配置及び詳細について修正することができることは明らかであるべきだ。例えば、図29〜図34に示す現像装置は、必ずしも第一間隙G1が第二間隙G2及び第三間隙G3の双方よりも小さくなくてもよい。ここに請求される保護主題の精神及び範囲に包含される全ての修正及び変形を請求する。
前述した例の全部又は一部は、以下に記載する各クローズによって表現することができるが、以下の記載に限定されない。
[クローズ1]
回転可能な像担持体と、
回転可能な現像剤担持体と、
前記現像剤担持体を収容する収容容器と、
前記回転可能な現像剤担持体から、最も近接した第一間隙によって分離され、前記回転可能な像担持体から、最も近接した第二間隙によって分離され、前記収容容器から、最も近接した第三間隙によって分離された、現像剤保留部材と、を備え、
前記第一間隙は、前記第二間隙及び前記第三間隙の双方よりも小さい、
画像形成システム。
[クローズ2]
前記第二間隙は、前記第三間隙以下である、
クローズ1に記載の画像形成システム。
[クローズ3]
前記収容容器は、前記収容容器の内外を通気するとともに前記現像剤の通過を阻止するフィルタを備える、
クローズ1又は2に記載の画像形成システム。
[クローズ4]
前記現像剤担持体は、前記現像剤を担持する現像剤担持領域を有し、
前記現像剤担持領域の前記現像剤担持体の軸線方向における長さは、前記第三間隙の前記軸線方向における長さ以上である、
クローズ1〜3の何れか1に記載の画像形成システム。
[クローズ5]
前記収容容器と前記現像剤保留部材との間隙が、整流板により前記像担持体側に向けて前記現像剤担持体の軸線方向に狭められている、
クローズ1〜4の何れか1に記載の画像形成システム。
[クローズ6]
前記第一間隙の断面積は、前記第三間隙の断面積よりも小さい、
クローズ1〜5の何れか1に記載の画像形成システム。
[クローズ7]
前記第三間隙において前記収容容器に取り付けられて、前記現像剤保留部材に向けて延びるブラシを更に備える、
クローズ1〜6の何れか1に記載の画像形成システム。
[クローズ8]
前記ブラシは、前記収容容器から垂直方向下方に延びている、
クローズ7に記載の画像形成システム。
[クローズ9]
前記ブラシは、前記現像剤保留部材に向けて延びる複数の棒を有しており、
前記複数の棒は、千鳥状に配置されている、
クローズ7又は8に記載の画像形成システム。
[クローズ10]
前記現像剤保留部材は回転可能である、
クローズ7〜9の何れか1に記載の画像形成システム。
[クローズ11]
前記現像剤保留部材は、その回転軌跡上に前記ブラシの少なくとも一部が配置されるクリーニング部材を有する、
クローズ10に記載の画像形成システム。
[クローズ12]
前記収容容器に設けられて、前記現像剤保留部材と前記回転可能な像担持体との間の前記第二間隙に延びているガイド部材を更に備える、
クローズ1〜11の何れか1に記載の画像形成システム。
[クローズ13]
前記ガイド部材は、前記収容容器に着脱可能に取り付けられている、
クローズ12に記載の画像形成システム。
[クローズ14]
前記ガイド部材は、弾性変形可能に構成されて、前記現像剤保留部材に当接するように配置されている、
クローズ12又は13に記載の画像形成システム。
[クローズ15]
静電潜像が表面に形成される像担持体と、
前記像担持体との間に間隙が形成されるように前記像担持体と対向して配置され、現像剤を表面に担持して回転可能な現像剤担持体と、
前記現像剤及び前記現像剤担持体を収容する収容容器と、
前記現像剤担持体、前記像担持体及び前記収容容器との間に、前記収容容器から排出される前記現像剤を前記収容容器に戻すように働く空気の循環路を形成する現像剤保留部材と、を備え、
前記現像剤担持体と前記現像剤保留部材との間の最近接距離は、前記現像剤担持体と前記現像剤保留部材との間の最近接距離及び前記収容容器と前記現像剤保留部材との間の最近接距離の双方よりも小さい、
画像形成システム。

Claims (15)

  1. 回転可能な像担持体と、
    回転可能な現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体を収容する収容容器と、
    前記回転可能な現像剤担持体から、最も近接した第一間隙によって分離され、前記回転可能な像担持体から、最も近接した第二間隙によって分離され、前記収容容器から、最も近接した第三間隙によって分離された、現像剤保留部材と、を備え、
    前記第一間隙は、前記第二間隙及び前記第三間隙の双方よりも小さい、
    画像形成システム。
  2. 前記第二間隙は、前記第三間隙以下である、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記収容容器は、前記収容容器の内外を通気するとともに前記現像剤の通過を阻止するフィルタを備える、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記現像剤担持体は、前記現像剤を担持する現像剤担持領域を有し、
    前記現像剤担持領域の前記現像剤担持体の軸線方向における長さは、前記第三間隙の前記軸線方向における長さ以上である、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記収容容器と前記現像剤保留部材との間隙が、整流板により前記像担持体側に向けて前記現像剤担持体の軸線方向に狭められている、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記第一間隙の断面積は、前記第三間隙の断面積よりも小さい、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記第三間隙において前記収容容器に取り付けられて、前記現像剤保留部材に向けて延びるブラシを更に備える、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  8. 前記ブラシは、前記収容容器から垂直方向下方に延びている、
    請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記ブラシは、前記現像剤保留部材に向けて延びる複数の棒を有しており、
    前記複数の棒は、千鳥状に配置されている、
    請求項7に記載の画像形成システム。
  10. 前記現像剤保留部材は回転可能である、
    請求項7に記載の画像形成システム。
  11. 前記現像剤保留部材は、その回転軌跡上に前記ブラシの少なくとも一部が配置されるクリーニング部材を有する、
    請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記収容容器に設けられて、前記現像剤保留部材と前記回転可能な像担持体との間の前記第二間隙に延びているガイド部材を更に備える、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  13. 前記ガイド部材は、前記収容容器に着脱可能に取り付けられている、
    請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記ガイド部材は、弾性変形可能に構成されて、前記現像剤保留部材に当接するように配置されている、
    請求項12に記載の画像形成システム。
  15. 静電潜像が表面に形成される像担持体と、
    前記像担持体との間に間隙が形成されるように前記像担持体と対向して配置され、現像剤を表面に担持して回転可能な現像剤担持体と、
    前記現像剤及び前記現像剤担持体を収容する収容容器と、
    前記現像剤担持体、前記像担持体及び前記収容容器との間に、前記収容容器から排出される前記現像剤を前記収容容器に戻すように働く空気の循環路を形成する現像剤保留部材と、を備え、
    前記現像剤担持体と前記現像剤保留部材との間の最近接距離は、前記現像剤担持体と前記現像剤保留部材との間の最近接距離及び前記収容容器と前記現像剤保留部材との間の最近接距離の双方よりも小さい、
    画像形成システム。
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