JP2019078821A - ヒータおよび画像形成装置 - Google Patents

ヒータおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】定着ベルトとヒータの電極との間を確実に絶縁することができるヒータと、このヒータを用いた画像形成装置を提供する。【解決手段】一実施形態にかかるヒータ(5)は、選択的に電源から電力を供給されて発熱し、記録媒体と当接する部材を加熱する1つ以上の発熱抵抗体(520〜528)と、1つ以上の発熱抵抗体の一方と、電源の高圧側の端子とを接続する第1の電極(500,502)とが形成された絶縁基板(516)と、絶縁基板を内側に収容するホルダと、ホルダの内側に収容された発熱抵抗体と、第1の電極とを保護し、部材と当接する絶縁性の保護層(514)と、絶縁基板において第1の電極に沿った縁と、ホルダの内側の側面との間に設けられ、保護層が充填された間隙とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、ヒータおよび画像形成装置に関する。
電極画像形成装置の定着部において用いられ、分割された複数の発熱体を含み、これら複数の発熱体と電源との間に共通に接続された第1の電極と、これらの電極の一部ずつを含む抵抗体群それぞれと電源とに接続された第2の電極とを含むヒータが知られている。このようなヒータにおいては、発熱体には比較的高圧の電力が印加される。従って、定着ベルトのヒータと当接する部分に導電性があるときには、定着ベルトとヒータの電極との間を確実に絶縁しなければならない。
特開2016−6501号公報
実施形態は、上述の要請からなされたものであって、定着ベルトとヒータの電極との間を確実に絶縁することができるヒータと、このヒータを用いた画像形成装置を提供することを課題とする。
上記に記載された課題を解決するために、実施形態にかかるヒータは、選択的に電源から電力を供給されて発熱し、記録媒体と当接する部材を加熱する1つ以上の発熱抵抗体と、前記1つ以上の発熱抵抗体の一方と、電源の高圧側の端子とを接続する第1の電極とが形成された絶縁基板と、前記絶縁基板を保持する絶縁性のホルダと、前記ホルダの内側に収容された前記発熱抵抗体と、前記第1の電極とを保護し、前記部材と当接する絶縁性の保護層と、前記絶縁基板において前記第1の電極に沿った縁と、前記ホルダの内側の側面との間に設けられ、前記保護層が充填された間隙とを有する。
実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。 図1に示されたブラック用の画像形成部の構成を示す図である。 図1に示された定着装置の構成を示す図である。 図3に示されたヒータのX−Y断面図である。 図4に示されたヒータのY−Z平面図である。 図5に示されたヒータの端子と、これらを選択的に電源と接続するスイッチ回路との接続を示す図である。 図1に示された制御装置の構成を示す図である。 第2のヒータのY−Z平面図である。 図8に示した直線A〜−Aを含む第2のヒータのX−Z断面図である。 第3のヒータのY−Z平面図である。 図10に示した直線A〜−Aを含む第2のヒータのX−Y断面図である。
[第1の実施形態]
以下、この第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。実施形態において、同一の構成部分には同一の符号が付される。また、各図において、各構成要素のサイズおよびその比率は実施の際とは異なることがあり、また、各図間において、各構成要素のサイズおよびその比率は一定ではない。また、以下の各図においては、図面の複雑化を回避して明確化するために、構成要素の一部が適宜、省略されることがある。
[MFP10]
図1は、実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。図1において、画像形成装置は、複合機(MFP;Multi-Function Peripherals)、プリンタ、複写機などであり、以下の説明においてはMFP10が具体例とされる。MFP10の本体11は、上部に操作パネル14を備え、操作パネル14は、各種のキーとタッチパネル式の表示部を備える。
[プリンタ部17]
MFP10の本体11は、上部に制御装置36および中央部にプリンタ部17を備え、下部に、それぞれ複数の種類のサイズの用紙Pのいずれかを収容する複数の給紙カセット18を備える。プリンタ部17は、タンデム方式によるカラーレーザプリンタであって、感光体ドラムと、露光装置としてLEDを含む走査ヘッド19を有する。プリンタ部17は、スキャナにより読み取られた画像データ、パーソナルコンピュータで作成された画像データなどを処理し、走査ヘッド19からの光線によって感光体ドラムを走査して、画像データの処理により得られた画像を用紙Pに形成する。
プリンタ部17は、中間転写ベルト21の下側に、上流から下流側に沿って並列に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色の画像形成部20Y,20M,20C,20Kを備える。また、プリンタ部17は、画像形成部20Y,20M,20C,20Kに対応した複数の走査ヘッド19を含む。なお、画像形成部20Y,20M,20C,20Kは同じ構成をとる。
図2は、図1に示されたブラック用の画像形成部20Kの構成を示す図である。画像形成部20Kは、像担持体の感光体ドラム22Kを有する。画像形成部20Kは、感光体ドラム22Kの周囲に、回転方向tに沿って帯電器23K、現像器24K、一次転写ローラ25K、クリーナ26Kおよびブレード27Kを備える。感光体ドラム22Kの露光位置には、走査ヘッド19Kから光が照射され、静電潜像が形成される。
画像形成部20Kの帯電器23Kは、感光体ドラム22Kの表面を一様に帯電する。現像器24Kは、現像バイアスが印加される現像ローラ24aによりブラックのトナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を感光体ドラム22Kに供給し、静電潜像を現像する。クリーナ26Kは、ブレード27Kを用いて感光体ドラム22K表面の残留トナーを除去する。
また、図1に示されるように、中間転写ベルト21は、駆動ローラ31および従動ローラ32に張架されて循環的に移動する。また、中間転写ベルト21は、感光体ドラム22Y,22M,22C,22Kに対向して接触する。中間転写ベルト21の感光体ドラム22Y,22M,22C,22Kに対向する位置には、一次転写ローラ25Y,25M,25C,25Kにより一次転写電圧が印加され、感光体ドラム22Y,22M,22C,22K上のトナー像が中間転写ベルト21に一次転写される。ただし、図1においては、図示の都合上、符号25Y,25M,25Cは示されず、感光体ドラム22K上の一時転写ローラにのみ符号25Kが付される。
中間転写ベルト21を張架する駆動ローラ31に対向して、二次転写ローラ33が配置される。駆動ローラ31と二次転写ローラ33の間を用紙Pが通過する間に、二次転写ローラ33により二次転写電圧が用紙Pに印加され、中間転写ベルト21上のトナー像が用紙Pに二次転写される。また、二次転写ローラ33の下流には定着装置4が設けられる。
[定着装置4]
図3は、図1に示された定着装置4の構成を示す図である。図3に示されるように、定着装置4は、S方向に周回駆動される加熱装置400と、加熱装置400の周回に従って回転する加圧ローラ440とを備える。加圧ローラ440は、PFA(四フッ化エチレン(C))とパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体)を素材とする保護層442、厚さ5mm程度のシリコンスポンジ層444と、φ10mm程度の鉄心446とを備える。
加熱装置400の無端状の定着ベルト402を備え、定着ベルト402は、表面404と裏面406とを有する。定着ベルト402の裏面406は、厚さ70μmのポリイミド(PI)、厚さ70μm程度のNi、厚さ70μmのSUS(ステンレス鋼)などの導電性の基層を備える。表面404は、この基層の上に形成された厚さ200μm程度の絶縁性のシリコーンゴム層を備える。つまり、定着ベルト402は、基層とシリコーンゴムとの多層構造をとる。また、加熱装置400は、定着ベルト402とともに加圧ローラ440側に押圧され、用紙Pを加熱する定着ニップ部を形成するヒータ5をさらに備える。なお、このような構成により、定着装置4における定着ニップ部の熱応答性は、ハロゲンランプにより加熱される定着ニップ部よりも高い。
[ヒータ5]
図4は、図3に示された第1のヒータ5のX−Y断面図である。図5は、図4に示された第1のヒータ5のY−Z平面図である。図6は、図5に示された第1のヒータ1の端子T502,T504,T506,T508−1,508−2,T510,T512と、これらを選択的に電源と接続するスイッチ回路56との接続を示す図である。
図4〜図6に示されるように、第1のヒータ5は、絶縁性のセラミック基板516上に形成された電極群50と、抵抗発熱層52と、電極群50および抵抗発熱層52を覆う絶縁性の表面保護層514と、これらの構成要素を保持する絶縁耐熱樹脂製のホルダ518とを備える。なお、実際のMFP10においては、ヒータ5は、長手方向(Z軸方向)に360mm程度、短手方向(Y方向)に10mm程度の細長い長方形の形状に形成される。
電極群50は、表面保護層514上にアルミニウムを素材として形成された6個の銀電極500,504,506,508,510,512を備える。共通側の銀電極500の中心軸に対応する部分には、セラミック基板516の縁から1.2mmの距離が置かれて凸部502が設けられる。なお、銀電極500には電源の高圧側端子が接続され、個別側の銀電極504,506,508,510,512は、電源のグラウンド電位の端子が接続される。
抵抗発熱層52は、電極群50の一部分およびセラミック基板516の上に、厚さ10μm程度の銀が素材とされ、スクリーン(厚膜)印刷工程と同様な製法(印刷と乾燥と焼成とをこの順番に複数回繰り返す)により形成される。抵抗発熱層52は、用紙Pの搬送方向(Y軸方向)に流れる交流電流の供給を、最大200V程度の電圧の交流電源54から選択的に受けて発熱する抵抗体520,522,524,526,528を備える。
なお、図4,図5に示すように、セラミック基板516の銀電極500側とホルダ518の側面との間には、幅1mmの空間が設けられ、この空間は、表面保護層514で充填される。従って、凸部502と導電性の裏面406との間の表面保護層514の沿面距離(絶縁体沿面距離)Lは、最大電源電圧200Vに対して絶縁を確保可能な3.2mm以上とされうる。
なお、この絶縁体沿面距離Lの3.2mmは、セラミック基板516の銀電極500側とホルダ518の側面との間の溝(間隙)の幅1mmと、セラミック基板516の厚み1mmと、銀電極500の凸部502の縁からセラミック基板516の縁までの距離1.2mmとが加えられた値である。従って、凸部502と裏面406との間の絶縁は確実に保たれる。また、銀電極504,506,508,510,512は電源のグラウンド電位の端子に接続されるので、銀電極504,506,508,510,512側のセラミック基板516の縁とホルダ518の側面との間に溝を設け、表面保護層514を充填する必要はない。
銀電極504,506それぞれは、ヒータ5の一方の短辺から引き出された端子T504,T506それぞれと接続される。銀電極508は、ヒータ5の両方の短辺から引き出された端子T508−1,T508−2と接続される。銀電極510,512それぞれは、ヒータ5の他の短辺から引き出された端子T510,T512と接続される。銀電極500の凸部502は、ヒータ5の一方の短辺から引き出された端子T502と接続される。
抵抗体520,522,524,526,528は、銀電極500および端子T502を介して交流電源54に接続される。また、抵抗体520,522,524,526,528は、スイッチ回路56、銀電極504,506,508,510,512および端子T504,T506,T508−1,T508−2,T510,T512を介して選択的に交流電源54に接続される。
なお、用紙Pの中心軸A〜−A上の抵抗体528は、中心軸A〜−Aに対して対象な形状に均一な厚さで、全面にわたって均等に抵抗値が分布するように形成される。また、中心軸A〜−Aに対して対象な部分に位置する抵抗体522,528は、同じ厚さおよび中心軸に対称な形状で、全面にわたって同じ抵抗値が均等に分布するように形成される。
同様に、中心軸A〜−Aに対して対象な部分に位置する抵抗体524,526は、同じ厚さおよび中心軸に対称な形状で、全面にわたって同じ抵抗値が均等に分布するように形成される。従って、抵抗発熱層52の抵抗体520,522,524,526,528の発熱の分布は、中心軸A〜−Aに対して対称となる。
銀電極500は、中心軸に対して対称で長手方向に長い細長の長方形に、抵抗体520,522,524,526,528の搬送方向の上流側の辺の全範囲において、0.5mm程度、重なるように形成される。なお、他の電極と抵抗体とが重なる長さも0.5mm程度である。従って、銀電極500において、凸部502と、中心軸に対して対称な部分に位置する抵抗体520,528との間の抵抗値は等しく、凸部502と、中心軸に対して対称な部分に位置する抵抗体522,526との間の抵抗値も等しい。
中心軸に対して対称な部分に位置する銀電極504と銀電極512とは、同じ厚さで中心軸に対して対称な形状に形成される。従って、銀電極504における抵抗体520と端子T504との間の抵抗値と、銀電極512における抵抗体528と端子T512との間の抵抗値とは等しい。
また、同様に、中心軸に対して対称な部分に位置する銀電極506と銀電極510とは、同じ厚さで中心軸に対して対称な形状に形成される。従って、銀電極506における抵抗体522と端子T506との間の抵抗値と、銀電極510における抵抗体526と端子T510との間の抵抗値とは等しい。
なお、銀電極500の凸部502を含めた短手方向の幅は3.2mm程度である。また、銀電極504,512の間の短手方向の幅は0.6mm程度である。また、銀電極506,510において、端子T506,T512に接続される部分の短手方向の幅は1,2mm程度である。また、銀電極508において、端子T508−1,T508−2に接続される部分の短手方向の幅は2.4mm程度である。このように、各電極において、各端子と接続される部分の幅を調整することにより、各電極における各抵抗体と各端子との間の抵抗値が等しくなるように調整され得る。
図6に示すように、スイッチ回路56は、外部からのスイッチ制御信号SCに従って、図5に示されたヒータ5からそれぞれ引き出される銀電極506,510の端子T506,T510と、交流電源54との間を接続または切断するスイッチ564を備える。また、スイッチ回路56は、外部からのスイッチ制御信号SCに従って、図5に示されたヒータ5から引き出される銀電極504,512の端子T504,T512と、交流電源54との間を接続または切断するスイッチ566を備える。
また、スイッチ回路56は、外部からのスイッチ制御信号SCに従って、図5に示されたヒータ5から引き出される銀電極508の端子T508−1,T508−2と、交流電源54との間を接続または切断するスイッチ562を備える。なお、銀電極500の端子T502は、スイッチ回路56を介さずに交流電源54に接続される。
[制御装置36]
図7は、図1に示された制御装置36の構成を示す図である。図7に示されるように、制御装置36は、CPUおよびその周辺回路を含むCPU360と、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含むメモリ362と、操作パネル14が接続される操作パネルインターフェース(IF)364とを備える。
また、制御装置36は、図1に示された給紙カセット18と本体11の排紙トレイとの間の構成要素を制御して、給紙および用紙の搬送を行わせる給紙・搬送制御回路368をさらに備える。また、制御装置36は、プリンタ部17を制御する画像形成制御回路370と、定着装置4の動作を制御する定着制御回路372をさらに備える。なお、制御装置36の各構成要素は、バス374を介して相互に接続される。
また、制御装置36は、図6に示したスイッチ制御信号SCを生成して交流電源54に含まれるスイッチ562,564,566を、搬送される用紙の幅に適合するように接続または開放させ、搬送される用紙の全面が必要十分に加熱されるように制御する。これらの構成要素により、操作パネルに対するユーザの操作などに従って、MFP10の各構成要素の動作を制御し、MFP10による用紙Pへの画像形成を実現する。
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態を説明する。図8は、第2のヒータ6のY−Z平面図である。図9は、図8に示した直線A〜−Aを含む第2のヒータ6のX−Z断面図である。図8,図9に示すように、第2のヒータ6においては、図4,図5に示した溝に加えて、セラミック基板516の2つの短辺とホルダ518の内側の2つの短辺との間にも幅1mmの溝が形成される。
このように、さらに幅1mmの溝を形成し、表面保護層514で充填することにより、セラミック基板516の2つの短辺とホルダ518の2つの短辺との間の沿面絶縁距離Lも3.2mmとすることができる。従って、第2のヒータ6は、第1のヒータ5よりも、図3に示した定着ベルト402の裏面406と銀電極500との間の絶縁を、さらに確実することができる。
[第3の実施形態]
以下、第3の実施形態を説明する。図10は、第3のヒータ7のY−Z平面図である。図11は、図10に示した直線A〜−Aを含む第2のヒータ7のX−Y断面図である。なお、第3のヒータ7のX−Z断面図は、図8に示した第2のヒータ6のX−Z断面図と同じである。図10,図11に示すように、第3のヒータ7においては、図8,図9に示した溝に加えて、セラミック基板516の銀電極508に沿った長辺と、この長辺に対向するホルダ518の長辺との間にも幅1mmの溝が形成される。
このように、さらに幅1mmの溝を形成し、表面保護層514で充填することにより、セラミック基板516の四方とホルダ518の内側の四方との間の沿面絶縁距離Lの全てを3.2mmとすることができる。従って、第3のヒータ7によれば、銀電極504,506,508,510,512に電源から高圧電力が供給されるときであっても、図3に示した定着ベルト402の裏面406と、銀電極500との間の絶縁を、さらに確実にすることができる。
[技術的効果]
なお、銀電極500,504,506,508,510,512および凸部502の縁と、セラミック基板516の縁との距離を3mmとしても、セラミック基板516とホルダ518との間に溝を設けた場合と同様な技術的効果を得ることができる。しかしながら、ヒータ5〜7をこのように構成すると、セラミック基板516のサイズを大きくしない限り、抵抗体520,522,524,526,528をY軸方向に短縮せざるを得ず、定着ベルト402が加熱される領域が減少してしまう。従って、ヒータ5〜7を、このように構成すると、用紙Pへのトナーの定着特性が著しく低下してしまう。
一方、実施形態にかかるヒータ5〜7によれば、このような不具合が回避される。また、実施形態に示したように、セラミック基板とホルダとの間に表面保護層514により充填された溝を設ける方法によれば、ヒータ5〜7の構造が、従来の構造と大きく変更される必要がない。
[変形例]
なお、図4などに示された定着ベルト402の裏面406には、定着ベルト402とヒータ5〜7との間の摺動性を高めるために、耐久性が高いコーティングが施されてもよい。また、定着ベルト402の裏面406に、オイルまたはグリスを塗布してもよい。また、図5などには、ヒータ5の中心軸上に1個の抵抗体524が配設され、中心軸に対称な部分に2組の抵抗体520,528および抵抗体522,526が配設される場合が示されたが、ヒータ5は、中心軸上の抵抗体を有しない構成をとりうる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態が説明されたが、これらの実施の形態は、例として提示され、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 MFP(複合機)
11 本体
14 操作パネル
17 プリンタ部
18 給紙カセット
19 走査ヘッド
20 画像形成部
21 中間転写ベルト
22 感光体ドラム
23K 帯電器
24K 現像器
25K 一次転写ローラ
26K クリーナ
27K ブレード
31 駆動ローラ
33 二次転写ローラ
4 定着装置
400 加熱装置
402 定着ベルト
404 表面
406 裏面
440 加圧ローラ
442 保護層
444 シリコンスポンジ層
446 鉄心
5 ヒータ
50 電極群
500,504〜512 銀電極
T502,T504〜T512 端子
502 凸部
514 表面保護層
516 セラミック基板
518 ホルダ
52 抵抗発熱層
520〜528 抵抗体
56 スイッチ回路
562〜566 スイッチ

Claims (4)

  1. 選択的に電源から電力を供給されて発熱し、記録媒体と当接する部材を加熱する1つ以上の発熱抵抗体と、
    前記1つ以上の発熱抵抗体の一方と、電源の高圧側の端子とを接続する第1の電極と
    が形成された絶縁基板と、
    前記絶縁基板を内側に収容する絶縁性のホルダと、
    前記ホルダの内側に収容された前記発熱抵抗体と、前記第1の電極とを保護し、前記部材と当接する絶縁性の保護層と、
    前記絶縁基板において前記第1の電極に沿った縁と、前記ホルダの内側の側面との間に設けられ、前記保護層が充填された間隙と
    を有するヒータ。
  2. 前記絶縁基板には、
    前記1つ以上の発熱抵抗体の他方と電源とを接続する第2の電極
    がさらに形成され、
    前記第2の電極には、前記電源のグラウンド側の端子が接続される
    請求項1に記載のヒータ。
  3. 前記絶縁基板には、
    前記1つ以上の発熱抵抗体の他方と電源とを接続する第2の電極
    がさらに形成され、
    前記絶縁基板において前記第2の電極に沿った縁と、前記ホルダの内側の側面との間に、さらに前記保護層が充填された前記間隙が設けられ、
    前記第1の電極および前記第2の電極には、前記電源から高圧の電力が供給される
    請求項1に記載のヒータ。
  4. 感光体ドラムと、
    この感光体ドラム上に潜像を形成する潜像形成部と、
    前記潜像の現像器と、
    この現像器により可視化されたトナー像を記録媒体に転写する転写器と、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒータを含む定着装置と
    を備える画像形成装置。
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