JP2019078672A - 圧力検出装置及びその製造方法 - Google Patents

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修治 佐藤
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Abstract

【課題】密閉性を確保しつつ小型化が可能な圧力検出装置の提供をすること。【解決手段】圧力検出装置(20)は、樹脂製の保持部材(50)と、この保持部材(50)に保持されていると共に両端が保持部材(50)から露出している金属板製の端子(60)と、を有し、端子(60)は、それぞれ種類の異なる金属によって構成された第1金属部(61)と、第2金属部(62)と、を含み、これらの第1金属部(61)、及び、第2金属部(62)は、保持部材(50)から圧力センサ(26)に向かって延びると共に連続して設けられ、第1金属部(61)の表面は、第2金属部(62)の表面よりも粗く形成されていると共に、保持部材(50)に密着していることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、端子が樹脂製の保持部材によって保持された圧力検出装置に関する。
例えば、車両に搭載されたトランスミッションに充填されたオイルの圧力を検出するために圧力検出装置が用いられる。圧力検出装置として、樹脂製の保持部材によって端子を保持し、この端子と圧力を検知するセンサとが接続されたものが知られている。このような圧力検出装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、圧力検出装置は、樹脂製の保持部材と、この保持部材に保持されている金属板製の端子と、この端子に接続され保持部材によって周縁が囲われていると共に流体の圧力を検知可能な圧力センサと、を有する。
端子は、一部の部位において両面が保持部材によって覆われていると共に、両端が保持部材から露出している。
特開平9−43076号公報
一般に、圧力検出装置の搭載される場所は、他の部品等との関係によって決められる。圧力検出装置を小型化することができれば、搭載する場所の自由度を高めることができ、好ましい。
しかし、圧力検出装置を小型化するために、保持部材を小型化すると、保持部材と端子との間から流体が漏れる虞が高まる。
本発明は、密閉性を確保しつつ小型化が可能な圧力検出装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、樹脂製の保持部材と、この保持部材に保持されていると共に両端が前記保持部材から露出している金属板製の端子と、この端子にワイヤを介して接続され平面視において前記保持部材によって周縁が囲われていると共に流体の圧力を検知可能な圧力センサと、を有する圧力検出装置において、
前記端子は、それぞれ種類の異なる金属によって構成された第1金属部と、第2金属部と、を含み、
これらの第1金属部、及び、第2金属部は、前記保持部材から前記圧力センサに向かって延びると共に連続して設けられ、
前記第2金属部は、少なくとも一部が前記保持部材から前記圧力センサに向かって露出していると共に、表面に前記ワイヤの一端が接続され、
前記第1金属部の表面は、前記第2金属部の表面よりも粗く形成されていると共に、前記保持部材に密着していることを特徴とする圧力検出装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記第1金属部及び前記第2金属部の境界部分である第1境界部は、前記保持部材の外部に露出している。
請求項3による発明によれば、圧力検出装置の製造方法において、
金属板状の第1金属板に表面処理を施し、表面が粗くなった第1金属部を得る第1金属部作成工程と、
この第1金属部に、この第1金属部とは異なる金属によって構成された第2金属部を接合し、端子を得る端子作成工程と、
前記端子のうち、前記第1金属部の両面を挟みこむように樹脂を一体成形し、前記端子に保持部材が一体的に形成された第1樹脂部品を得る第1樹脂部品作成工程と、を有することを特徴とする圧力検出装置の製造方法が提供される。
請求項1に係る発明では、保持部材に保持される端子は、それぞれ表面の粗さが異なる第1金属部と、第2金属部と、を含み、第1金属部の表面は、保持部材と密着している。第1金属部の表面は、第2金属部の表面よりも粗く形成されている。これにより、保持部材と端子との接触面積を広くすることができ、保持部材と端子との密着をより強くすることができる。即ち、保持部材と端子との気密性を向上させることができる。密閉性を確保しつつ小型化が可能な圧力検出装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、第1金属部及び第2金属部の境界部分である第1境界部は、保持部材の外部に露出している。第1境界部が保持部材によって覆われている場合に比べて、保持部材及び第1金属部の接触面積を広く確保することができる。これにより、より気密性を確保することができる。
請求項3に係る発明では、表面の粗い第1金属部の両面を挟みこむように樹脂を一体成形する。これにより、保持部材と端子との接触面積を広くすることができ、保持部材と端子との密着をより強くすることができる。即ち、保持部材と端子との気密性を向上させることができる。密閉性を確保しつつ小型化が可能な圧力検出装置を提供することができる。
本発明による圧力検出装置が搭載されているモジュールユニットの底面図である。 図1に示されたモジュールユニットの断面図である。 図1に示された圧力検出装置の平面図である。 図3の4−4線断面図である。 第1金属部作成工程から端子作成工程までを説明する図である。 端子の表面にめっき処理を施す工程を説明する図である。 端子に保持部材を一体的に形成する工程を説明する図である。 保持部材と流体導入部材とを連結させるベース部材を形成する工程を説明する図である。 圧力検出センサをボンディングする工程を説明する図である。 蓋部をレーザー溶着する工程を説明する図である。 図4に示された保持部材と端子との境界を拡大し比較した図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは、コネクタを前方にした圧力検出装置を上方から見た状態を基準として左右をいい、上下とは圧力検出装置が取り付けられた状態を基準に上下をいう。また、図中、Leは左、Riは右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1を参照する。圧力検出装置20は、例えば、モジュールユニット10に組み込まれて、車両に搭載されたトランスミッションに設けられる。圧力検出装置20は、トランスミッションに充填されたオイルの圧力、即ち油圧を検知するための装置である。
図2を併せて参照する。モジュールユニット10は、樹脂製のケース12と、このケース12に収納された圧力検出装置20と、この圧力検出装置20に接続されたリードフレーム14と、このリードフレーム14が接続された基板15と、この基板15からケース12の外部まで延び外部機器が接続されるコネクタ端子16と、ケース12内に充填されていると共に圧力検出装置20、リードフレーム14、基板15及びコネクタ端子16をケース12の内部に固定している充填樹脂部17と、ケース12の上面に固定された金属製の板材である金属板材18と、を有する。
ケース12は、天井部12aと、この天井部12aの外縁から下方に延びる壁部12bと、この壁部12bと一体形成されたモジュールユニット10を外部器機に固定するための固定部12cと、壁部12bに囲まれると共に天井部12aから下方に突起した突起部12dと、からなる。
充填樹脂部17は、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂によって構成される。ケース12に圧力検出装置20、リードフレーム14、基板15及びコネクタ端子16を配置した後、液体状の樹脂をケース12内に流し込み、硬化することにより、充填樹脂部17は、形成される。
金属板材18は、例えば、ステンレス鋼から成る。金属板材18は、モジュールユニット10の強度を向上するために用いているため、モジュールユニット10の強度を向上できるものであればステンレス鋼以外の金属を使用することもできる。
図3及び図4を参照する。圧力検出装置20は、流体を導入可能な流体導入部材30と、この流体導入部材30と一体成形されたベース部材40と、このベース部材40に一体成形された樹脂製の保持部材50と、この保持部材50に保持されていると共に両端が保持部材50から露出している金属板製の端子60と、流体導入部材30の上面に固定されたガラス製の台座25と、この台座25の上面に固定され流体の圧力を検知可能な圧力センサ26と、この圧力センサ26及びそれぞれの端子60を接続するワイヤ27と、保持部材50の上面に固定され圧力センサ26を覆っている蓋部28と、を有する。
流体導入部材30は、例えば、略円板状に形成されたステンレス鋼(SUS)等の金属によって構成される。流体導入部材30は、略円板状の本体部31の中心に流体を導入させる穴状の導入部32が空けられてなる。
ベース部材40は、保持部材50の下面、側面及び上面を覆っている。ベース部材40は、例えば、合成樹脂であるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂からなる。ベース部材40は、強度を確保されると共に、保持部材50と流体導入部材30とを一体形成可能とするものである。即ち、ベース部材40は、強度を確保されると共に、保持部材50と流体導入部材30との一体成形を可能とする樹脂であれば、ポリフェニレンサルファイド樹脂以外も採用できる。
保持部材50は、合成樹脂であるポリフェニレンサルファイド樹脂などからなる。ポリフェニレンサルファイド樹脂は、強度を有すると共に、金属との接合に適している。即ち、保持部材50は、強度を有すると共に、金属との接合に適した樹脂であれば、ポリフェニレンサルファイド樹脂以外も採用できる。
端子60は、保持部材50によって3つ保持されている。それぞれの端子60は、保持部材50に挟まれ保持される第1金属部61と、この第1金属部61の一端部から圧力センサ26に近づく方向に延びる第2金属部62と、第1金属部61の他端部から圧力センサ26から遠ざかる方向に延びる第3金属部63と、が連続して一体的になる。
第1金属部61及び第2金属部62は、例えば、溶接によって接合されている。第1金属部61及び第2金属部62の境界部分である第1境界部64には、ナゲット(貴金属の塊)が形成されている。第1境界部64は、保持部材50の外部に露出している。
第1金属部61及び第3金属部63は、例えば、溶接によって接合されている。第1金属部61及び第3金属部63の境界部分である第2境界部65には、ナゲットが形成されている。第2境界部65は、保持部材50の外部に露出している。
第1金属部61は、第2金属部62、及び、第3金属部63と種類の異なる金属であると共に、第2金属部62、及び、第3金属部63の表面よりも表面が粗く形成されている。
第1金属部61は、例えば、ステンレス鋼(SUS304)からなる。第1金属部61は、ベース部材40及び保持部材50の両方を貫通している。換言すれば、第1金属部61の一部は、ベース部材40及び保持部材50の両方によって覆われている。
第2金属部62は、例えば、リン青銅(C5191)からなる。第2金属部62は、少なくともワイヤ27が接続される部位にめっき(例えば、ニッケルめっき)78が施されている。
第3金属部63は、第2金属部62と種類の異なる金属を採用しても良いし、同種類の金属を採用しても良い。
なお、第1境界部64及び/又は第2境界部65が保持部材50に挟まれ保持される構成としても良い。
次に、製造方法について説明する。
図5を参照する。図5(a)に示すよう、第1金属板71を、容器72に充填された化学薬液73に含浸させ、化学エッチング処理(表面処理)をする。化学薬液73による化学エッチング処理は、例えば、SUS304 A−10301処理(メック株式会社)である。
図5(b)に示すよう、第1金属板71を所定時間含浸する。所定時間含浸されることにより、第1金属板71の表面は、粗くなる。これにより、第1金属部61が作成される。所定時間とは、第1金属板71の表面が粗くされるのに必要な時間である。所定時間は、第1金属板71の素材や化学薬液73の種類、濃度等によって変化する。
次に、図5(c)に示すよう、表面が粗く形成された第1金属部61を化学薬液73から取り出す。これにより、第1金属部61作成工程は、終わる。
次に、図5(d)に示すよう、第2金属部62、及び、第3金属部63を用意する。
次に、図5(e)に示すよう、第2金属部62の一端部と第1金属部61の一端部とをスポット溶接する。その後、第1金属部61の他端部と第3金属部63の一端部とをスポット溶接する。第2金属部62と、第1金属部61と、第3金属部63と、がこの順に連続して一体的に形成された端子60を得ることができる。これにより、端子60作成工程は、終わる。
図6を参照する。図6(a)及び6(b)に示すよう、めっき処理に先立って、端子60の表面にマスキングをする。マスキングは、めっき78を施さない部位にマスキングテープ74を貼ることにより行う。この時、第2金属部62の表面の一部は、マスキングをしない。
次に、図6(c)に示すよう、端子60にめっき処理を施すための電源76、ニッケル板77と共にめっき液75を用意する。用意した後、図7(d)に示すように、第2金属部62を下方にして端子60を電源に繋ぐと共に、端子60をめっき液75に含浸させる。溶液を介して、端子60の表面にめっき78が施される。
次に、図6(e)及び図6(f)に示すよう、めっき78が施された端子60を電源から外し、端子60を溶液から出す。これにより、めっき処理を施す工程は、終わる。
図7を参照する。図7(a)及び図7(b)に示すよう、第1金型101を用意した後、端子60、60を第1金型101内における所定の位置に配置する。
次に、図7(c)に示すよう、端子60、60を第1金型101における所定の位置に配置した後、第1金型101を閉じる。端子60は、閉じられた第1金型101の内部に配置される。閉じられた第1金型101の内部には、キャビティが形成されている。
次に、図7(d)に示すよう、第1金型101内のキャビティに樹脂を流し込む。流し込んだ後、第1金型101を冷却することにより、樹脂が硬化する。樹脂が硬化することで、端子60、60と保持部材50とが一体とされる。
次に、図7(e)及び図7(f)に示すよう、端子60が一体成形された保持部材50を第1金型101から取り出す。これにより、端子60に保持部材50を一体的に形成する工程は、終わる。
図8を参照する。図8(a)に示すよう、第2金型102を用意する。
次に、図8(b)及び図8(c)に示すよう、保持部材50と流体導入部材30とを第2金型102の所定の位置に配置した後、第2金型102を閉じる。保持部材50と流体導入部材30とは、閉じられた第2金型102の内部に配置される。閉じられた第2金型102の内部には、樹脂を流し込むキャビティが形成されている。
次に、図8(d)に示すよう、第2金型102の内部に樹脂を流し込む。樹脂を流し込んだ後は、第2金型102を冷却し、樹脂を硬化させる。保持部材50の外周を覆う様に流し込まれた樹脂が硬化することで、保持部材50と流体導入部材30及びベース部材40とが一体成形される。ベース部材40が保持部材50の外周を覆う様に配置されることにより、端子60と保持部材50との気密性を更に向上させることができる。
次に、図8(e)及び図8(f)に示すよう、保持部材50と流体導入部材30及びベース部材40とが一体成形された成形体82を第2金型102から取り出す。これにより、保持部材50と流体導入部材30とを連結させるベース部材40を形成する工程は、終わる。
図9を参照する。図9(a)及び図9(b)に示すよう、台座25の上面に接着された圧力センサ26を図8の工程で加工した成形体82に接着する。圧力センサ26は、流体導入部材30における流体が通る導入部32の上に配置させつつ接着させる。
次に、図9(c)及び図9(d)に示すよう、圧力センサ26及び端子60、60のそれぞれにワイヤ27をワイヤ・ボンディングにより接続する。ワイヤ・ボンディングにより接続することにより、圧力センサ26及び端子60、60を電気的に接続可能とする。ワイヤ27は、圧力センサ26と、第2金属部62と、に固定される。これにより、圧力検出センサを接着する工程は、終わる。
図10を参照する。図10(a)に示すよう、蓋部28を図9で作製した作製品上に配置させる。
次に、図10(c)及び図10(c)に示すよう、蓋部28と保持部材50とをレーザーを用いて溶着することにより、蓋部28と保持部材50とを一体化させる。これにより、蓋部28をレーザー溶着する工程は、終わる。蓋部28をレーザー溶着する工程を終えることにより、圧力検出装置20は、完成する。
次に、本発明の作用及び効果を説明する。
図4を参照する。端子60は、保持部材50に挟まれ保持されている。
図11(a)を併せて参照する。図11(a)は、リン青銅のみからなる端子160が保持部材150に挟まれ保持されることで、端子160の表面と保持部材150の樹脂が接触していることを示している。端子160の表面は、比較的滑らかに形成されている。この場合、保持部材150の樹脂と端子160との接触面積が狭いため、保持部材150と端子160との接着は弱い。即ち、保持部材150と端子160との気密性が確保されていない。
図11(b)を併せて参照する。図11(b)は、端子60が保持部材50に挟まれ保持されることで、端子60の表面と保持部材50の樹脂が密着していることを示している。端子60の表面は、粗く形成されている。この場合、保持部材50の樹脂と端子60との接触面積が広いため、保持部材50と端子60との密着は強い。従って、保持部材50と端子60との気密性が確保されている。
端子60は、保持部材50に挟まれ保持される第1金属部61と、この第1金属部61の一端部から圧力センサ26に近づく方向に延びる第2金属部62と、第1金属部61の他端部から圧力センサ26から遠ざかる方向に延びる第3金属部63と、が連続して一体的に構成されてなる。
第1金属部61は、第2金属部62、及び、第3金属部63と種類の異なる金属であると共に、第2金属部62、及び、第3金属部63の表面よりも表面が粗く形成されている。
保持部材50に挟まれ保持される第1金属部61が粗く形成されていることで、保持部材50の樹脂と端子60との接触面積を広くすることができる。樹脂との接触面積が広い第1金属部61が保持部材50に保持されることで、保持部材50と端子60との密着を強くすることができる。この場合、保持部材50と端子60との気密性は、確保されている。
従って、圧力検出装置20における保持部材50を小型化した場合でも、保持部材50と端子60との気密性を確保することができ、保持部材50と端子60との間から流体の漏れる虞を抑制することができる。
再び、図4を参照する。第1金属部61及び第2金属部62の境界部分である第1境界部64は、保持部材50の外部に露出している。第1境界部64を保持部材50の外部に露出させることにより、第1境界部64が保持部材50によって覆われている場合に比べて、保持部材50及び第1金属部61の接触面積を広く確保することができる。これにより、より気密性を確保することができる。
更に、第1金属部61及び第3金属部63の境界部分である第2境界部65は、保持部材50の外部に露出する構造をとることができる。第2境界部65を保持部材50の外部に露出させることにより、第2境界部65が保持部材50によって覆われている場合に比べて、保持部材50及び第1金属部61の接触面積を広く確保することができる。これにより、更に気密性を確保することができる。
次に、図5を参照する。端子60は、金属板状の第1金属板71を化学薬液73に含浸する表面処理を行った後、表面処理で得られた第1金属部61と、第1金属部61よりも表面が滑らかな第2金属部62及び第3金属部63と、を溶接することにより作製される。
図7を併せて参照する。端子60が一体成形された保持部材50は、第1金属部61の両面を挟むように保持部材50の樹脂を流し込むことで作製される。保持部材50の樹脂が第1金属部61の両面を挟み流れ込むことで、保持部材50と端子60との接触面積を広くすることができる。
尚、本発明による圧力検出装置20は、車両に搭載されたトランスミッションに充填されたオイルの圧力を検出するために用いられることを例に説明した。しかし、検出対象は、トランスミッションに充填されたオイルに限らず、流体の圧力を検出することができるものであればよい。車両等の乗り物の他、建機や工場設備等にも適用が可能である。
上述の実施形態では、めっき処理の例として電気ニッケルめっき処理を例示したが、無電解ニッケル処理を適用することも可能である。また、めっき処理後、端子60と保持部材50を一体とする場合を例示したが、端子60と保持部材50を一体とした後にめっき処理を行う事も可能である。更に、第3金属部63をめっき処理しない場合を例示したが、第3金属部63にめっき処理を行う事も可能である。
本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の圧力検出装置20は、車両に搭載されたトランスミッションに充填されたオイルの圧力を検出するのに好適である。
10…モジュールユニット
20…圧力検出装置
26…圧力センサ
27…ワイヤ
50…保持部材
60…端子
61…第1金属部
62…第2金属部
64…第1境界部
71…第1金属板

Claims (3)

  1. 樹脂製の保持部材と、この保持部材に保持されていると共に両端が前記保持部材から露出している金属板製の端子と、この端子にワイヤを介して接続され平面視において前記保持部材によって周縁が囲われていると共に流体の圧力を検知可能な圧力センサと、を有する圧力検出装置において、
    前記端子は、それぞれ種類の異なる金属によって構成された第1金属部と、第2金属部と、を含み、
    これらの第1金属部、及び、第2金属部は、前記保持部材から前記圧力センサに向かって延びると共に連続して設けられ、
    前記第2金属部は、少なくとも一部が前記保持部材から前記圧力センサに向かって露出していると共に、表面に前記ワイヤの一端が接続され、
    前記第1金属部の表面は、前記第2金属部の表面よりも粗く形成されていると共に、前記保持部材に密着していることを特徴とする圧力検出装置。
  2. 前記第1金属部及び前記第2金属部の境界部分である第1境界部は、前記保持部材の外部に露出していることを特徴とする請求項1記載の圧力検出装置。
  3. 樹脂製の保持部材と、この保持部材に保持されていると共に両端が前記保持部材から露出している金属板製の端子と、この端子にワイヤを介して接続され平面視において前記保持部材によって周縁が囲われていると共に流体の圧力を検知可能な圧力センサと、を有する圧力検出装置の製造方法において、
    金属板状の第1金属板に表面処理を施し、表面が粗くなった第1金属部を得る第1金属部作成工程と、
    この第1金属部に、この第1金属部とは異なる金属によって構成された第2金属部を接合し、前記端子を得る端子作成工程と、
    前記端子のうち、前記第1金属部の両面を挟みこむように樹脂を一体成形し、前記端子に前記保持部材が一体的に形成された第1樹脂部品を得る第1樹脂部品作成工程と、を有することを特徴とする圧力検出装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020213260A1 (ja) 2019-04-17 2020-10-22 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具

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