JP2019078287A - シールリング - Google Patents
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Abstract
【課題】シールリングの切れ目を形成する両端部が、使用状態で、アキシャル方向に分離して、流体洩れを生ずることを、防ぐ。【解決手段】リング本体の端部の断面四角形の凸部11,12と、断面四角形の凹部21、22の相対的に対向した内方辺10と内方底辺8を、1°以上、45°以下の傾斜角度θにて傾斜状とする。【選択図】図6
Description
本発明は、シールリングに関する。
従来、図8と図9に示すように、円周1箇所に切れ目を有する横断面矩形の円環状の全体形状に形成されたリング本体40と、リング本体40の第1端部41・第2端部42から周方向に延伸状に付設された横断面矩形の第1凸部51・第2凸部52とを、有するシールリング45が、公知である(特許文献1参照)。
図9に示すように、シールリング45は、ピストン等の凹周溝46に装着され、シリンダ等の被密封内周面47に対して、摺動自在に圧接して、密封作用をなす。図9はそのように被密封内周面47に対して(回転又は往復運動しつつ)摺動圧接した要部拡大断面図であり、図8では、図9の凹周溝46や被密封内周面47等を省略して図示した要部拡大斜視図であり、上記切れ目が閉じた状態を示す。しかも、図8のa−a断面拡大図を図9(A)に示し、図8のb−b断面拡大図を図9(B)に示す。
図8と図9に示すシールリング使用状態で、第1凸部51・第2凸部52が嵌込まれる横断面矩形の第2凹部62・第1凹部61が、第2端部42・第1端部41に切欠状に形成されている。
図9に示すように、シールリング45は、ピストン等の凹周溝46に装着され、シリンダ等の被密封内周面47に対して、摺動自在に圧接して、密封作用をなす。図9はそのように被密封内周面47に対して(回転又は往復運動しつつ)摺動圧接した要部拡大断面図であり、図8では、図9の凹周溝46や被密封内周面47等を省略して図示した要部拡大斜視図であり、上記切れ目が閉じた状態を示す。しかも、図8のa−a断面拡大図を図9(A)に示し、図8のb−b断面拡大図を図9(B)に示す。
図8と図9に示すシールリング使用状態で、第1凸部51・第2凸部52が嵌込まれる横断面矩形の第2凹部62・第1凹部61が、第2端部42・第1端部41に切欠状に形成されている。
ところで、図8(A)と図9(A)に示す正常姿勢から、使用状態下で、図8(B)と図9(B)に示すように、第1端部41と第2端部42が、矢印X,Xのように、アキシャル逆方向に動いて、分離し、間隙43が形成されることがある。
このような間隙43を介して、図8(B)に示す矢印Zのように流体洩れが発生することが、本発明者の試験研究の結果、判明した。
このような間隙43を介して、図8(B)に示す矢印Zのように流体洩れが発生することが、本発明者の試験研究の結果、判明した。
最近、自動車のオートマチックトランスミッション(AT)や、無段変速機(CVT)等に使用されるシールリングは、取付けスペースを減少させ、摩擦抵抗低減のために、断面積を極限まで小さくすることが要求される。
しかも、全体の外径寸法が 100mm以上と大径であるので、シールリングの剛性が低くなって、被密封内周面47との摩擦抵抗(μ・F0 )により、簡単に間隙43が生じて、流体漏れZを起こすことが、本発明者の試験等の試行錯誤の結果、判明した。
なお、図9(B)に於て、第1凸部51に作用する摩擦抵抗値は、流体圧力P0 が作用した際、第1凸部51はこの流体圧力P0 によって、ベクトルF0 にて示したラジアル外方向への力を受けて、被密封内周面47に対して強く圧接し、摩擦係数をμとすればベクトル(μ・F0 )で示される。
しかも、全体の外径寸法が 100mm以上と大径であるので、シールリングの剛性が低くなって、被密封内周面47との摩擦抵抗(μ・F0 )により、簡単に間隙43が生じて、流体漏れZを起こすことが、本発明者の試験等の試行錯誤の結果、判明した。
なお、図9(B)に於て、第1凸部51に作用する摩擦抵抗値は、流体圧力P0 が作用した際、第1凸部51はこの流体圧力P0 によって、ベクトルF0 にて示したラジアル外方向への力を受けて、被密封内周面47に対して強く圧接し、摩擦係数をμとすればベクトル(μ・F0 )で示される。
そこで、本発明は、このような流体洩れを防止して密封性能を向上することを目的とする。特に、大径かつ小横断面積のシールリングにおいて優れた密封性能を発揮させることを目的とする。
本発明は、円周1箇所に切れ目を有する円環状の全体形状に形成され、横断面略矩形のリング本体と、該リング本体の第1端部・第2端部から周方向に延伸状に付設された横断面四角形の第1凸部・第2凸部とを、有し、被密封内周面に対して摺動自在に圧接した使用状態で、上記第1凸部・第2凸部が嵌込まれる横断面四角形の第2凹部・第1凹部を、上記第2端部・第1端部に切欠状に形成したシールリングに於て、上記第2凹部・第1凹部の横断面四角形の内方底辺は、第2端部・第1端部の横断面中央領域からアキシャル外方にゆくにしたがってラジアル外方となる傾斜状に形成され、さらに、上記第2凹部・第1凹部の上記内方底辺に当接する上記第1凸部・第2凸部の横断面四角形の内方辺は、上記横断面中央領域からアキシャル外方にゆくにしたがってラジアル外方となる傾斜状に形成されている。
また、上記使用状態において、上記リング本体の第1端部・第2端部が上記被密封内周面に圧接することにより、第1凹部・第2凹部と、上記被密封内周面によって、蟻溝が形成され、上記第1凹部・第2凹部の内部に嵌込まれた上記第2凸部・第1凸部がアキシャル外方に移動することを阻止するように構成されている。
また、上記内方底辺及び上記内方辺の傾斜角度を、1°以上、45°以下に設定した。
また、上記内方底辺及び上記内方辺の傾斜角度を、1°以上、45°以下に設定した。
本発明のシールリングによれば、大径で横断面積の小さなものであっても、円周一箇所の切れ目付近からの流体洩れを低減でき、優れた密封性能を発揮できる。また、流体機器への組込み作業性も良い。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1〜図3に示す自由状態において、本発明に係るシールリング1は、円周1箇所に切れ目(合せ目)2を有する円環状の全体形状に形成されている。
このシールリング1は、横断面略矩形のリング本体3と、このリング本体3の第1端部6・第2端部7から周方向に延伸状に付設された横断面四角形の第1凸部11・第2凸部12とを、有している。
図1〜図3に示す自由状態において、本発明に係るシールリング1は、円周1箇所に切れ目(合せ目)2を有する円環状の全体形状に形成されている。
このシールリング1は、横断面略矩形のリング本体3と、このリング本体3の第1端部6・第2端部7から周方向に延伸状に付設された横断面四角形の第1凸部11・第2凸部12とを、有している。
図1〜図7に示すように、シールリング1が被密封内周面20に対して、摺動自在に圧接した使用状態(図7(B)参照)で、第1凸部11・第2凸部12が嵌込まれる横断面四角形の第2凹部22・第1凹部21を、第2端部7・第1端部6に切欠状に設ける。
図4(E)(B)に示すように、上記第2凹部22・第1凹部21の横断面形状は四角形であって、その内方底辺8は、第2端部7・第1端部6の横断面中央領域Mからアキシャル外方Aout にゆくにしたがってラジアル外方Rout となる傾斜状に形成される。
上記内方底辺8の傾斜角度θを、1°以上、45°以下に設定する。好ましくは、5°以上、30°以下であり、さらに望ましくは、8°以上、20°以下とする。1°未満では、密封性が低下する傾向となり、45°を超えると、成形が困難となる傾向となる。
上記内方底辺8の傾斜角度θを、1°以上、45°以下に設定する。好ましくは、5°以上、30°以下であり、さらに望ましくは、8°以上、20°以下とする。1°未満では、密封性が低下する傾向となり、45°を超えると、成形が困難となる傾向となる。
さらに、図4(C)(D)及び図6(A)(B)に示すように、第2凹部22・第1凹部21の内方底辺8に当接する第1凸部11・第2凸部12の横断面四角形の内方辺10は、横断面中央領域Mからアキシャル外方Aout にゆくにしたがって、ラジアル外方Rout となる傾斜状に形成する。
内方辺10の傾斜角度θは、前述の内方底辺8の傾斜角度θと同一とする。
内方辺10の傾斜角度θは、前述の内方底辺8の傾斜角度θと同一とする。
従って、図7(B)に示すように、使用状態において、リング本体3の第1端部6・第2端部7が被密封内周面20に圧接することにより、第1凹部21・第2凹部22と、被密封内周面20によって、蟻溝15が形成される。
なお、図7(C)は、蟻溝15を判り易く説明するために、図7(B)から、第1凸部11、及び、シールリング装着用シール凹溝16を有する部材等を、図示省略した図である。
なお、図7(C)は、蟻溝15を判り易く説明するために、図7(B)から、第1凸部11、及び、シールリング装着用シール凹溝16を有する部材等を、図示省略した図である。
この図7(C)から明らかなように、全体が円環状のシールリング1の軸心L1 に垂直な蟻溝15の奥方辺15Aの幅寸法WA よりも、蟻溝開口部15Bの開口幅WB は、小さくなる。このように蟻溝15は、開口部15Bよりも内部(奥部)が幅広となる断面形状であって、第2凹部22の内部に嵌込まれた第1凸部11が、アキシャル外方Aout に移動することを、阻止している。また、第1凹部21も被密封内周面20と共に横断面蟻溝15を同様に形成して、内部に嵌込まれた第2凸部12が、アキシャル外方に移動することを阻止している(図示省略)。
図7(A)及び図7(B)を、従来例を示した図8(B)及び図9(B)と、対比しつつ、本発明の作用(効果)につき以下説明する。従来例のシールリング45では、矢印X,Xのように第1端部41と第2端部42がアキシャル逆方向に動いて分離し、間隙43が形成され、矢印Z方向に流体洩れを生じた。
これに対して、本発明のシールリング1では、流体圧力P0 によってベクトルF0 が、第1凸部11に作用し、被密封内周面20に対して強く圧接した場合、摩擦係数をμとすれば、ベクトル(μ・F0 )がアキシャル外方Aout に向かって第1凸部11に作用する。
これに対して、本発明のシールリング1では、流体圧力P0 によってベクトルF0 が、第1凸部11に作用し、被密封内周面20に対して強く圧接した場合、摩擦係数をμとすれば、ベクトル(μ・F0 )がアキシャル外方Aout に向かって第1凸部11に作用する。
しかし、図7(C)の横断面で示したように、蟻溝15内の第1凸部11は(所定角度θで)傾斜した内方底辺8によって、アキシャル内方向へのベクトルFx を受ける。このとき、Fx=μ・F0 なる数式が成立し、第1凸部11は上記ベクトルFx によって蟻溝15内をアキシャル外方Aout へ向かって微動さえ生じず、従って、従来例のような間隙43(図9(B)参照)を全く生じないで、高い密封性を発揮する。
本発明に係るシールリング1は、回転運動用及び往復運動用に適用可能であって、前者としては、自動車のオートマチックトランスミッション(AT)が挙げられ、後者としては、自動車の無段変速機(CVT)が挙げられる。全体の径は、 100mm以上、 200mm以下と大径でありながら、断面積は極めて小さくすることが求められる。
シールリング1の材質としては、曲げ弾性率が、3000MPa以下の柔軟性を有する樹脂組成物が好適である。
シールリング1の材質としては、曲げ弾性率が、3000MPa以下の柔軟性を有する樹脂組成物が好適である。
具体的には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂組成物、ポリエーテルサルフォン(PES)樹脂組成物などが挙げられる。
例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物としては、ポリフェニレンサルファイド 100重量部に対して、炭素繊維2重量部以上15重量部以下、及び、ポリテトラフルオロエチレン粉末5重量部以上、45重量部以下を含有する樹脂組成物が挙げられる。
さらに、上記樹脂組成物に、ポリフェニレンサルファイド 100重量部に対して、グラファイト粉末を2重量部以上10重量部以下を配合した樹脂組成物が好適である。グラファイト粉末を配合することで、ポリフェニレンサルファイド粉末を多く配合(30重量部以上45重量部以下)しても、曲げ弾性率を大きくせず柔軟性のある樹脂組成物となる。
例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物としては、ポリフェニレンサルファイド 100重量部に対して、炭素繊維2重量部以上15重量部以下、及び、ポリテトラフルオロエチレン粉末5重量部以上、45重量部以下を含有する樹脂組成物が挙げられる。
さらに、上記樹脂組成物に、ポリフェニレンサルファイド 100重量部に対して、グラファイト粉末を2重量部以上10重量部以下を配合した樹脂組成物が好適である。グラファイト粉末を配合することで、ポリフェニレンサルファイド粉末を多く配合(30重量部以上45重量部以下)しても、曲げ弾性率を大きくせず柔軟性のある樹脂組成物となる。
上述のような材質、及び、シールリング全体の径が大きく、断面積が小さいことによって、シールリング1は剛性が低く合口部(切れ目)2が軸心L1 と平行な方向に開き易い。このような材質と特性を有するシールリング1において、図1〜図7にて説明した形状と構造とその結合によって、第1端部6(第1凸部11)と第2端部7(第2凸部12)が、軸心L1 と平行な方向―――アキシャル方向―――に分離することを、確実に阻止できる。言い換えれば、本発明に係るシールリング1は、その切れ目2近傍に、アキシャル方向分離阻止手段(機能)を、備えている。
本発明は、以上詳述したように、円周1箇所に切れ目2を有する円環状の全体形状に形成され、横断面略矩形のリング本体3と、該リング本体3の第1端部6・第2端部7から周方向に延伸状に付設された横断面四角形の第1凸部11・第2凸部12とを、有し、被密封内周面20に対して摺動自在に圧接した使用状態で、上記第1凸部11・第2凸部12が嵌込まれる横断面四角形の第2凹部22・第1凹部21を、上記第2端部7・第1端部6に切欠状に形成したシールリングに於て;上記第2凹部22・第1凹部21の横断面四角形の内方底辺8は、第2端部7・第1端部6の横断面中央領域Mからアキシャル外方Aout にゆくにしたがってラジアル外方Rout となる傾斜状に形成され;さらに、上記第2凹部22・第1凹部21の上記内方底辺8に当接する上記第1凸部11・第2凸部12の横断面四角形の内方辺10は、上記横断面中央領域Mからアキシャル外方Aout にゆくにしたがってラジアル外方Rout となる傾斜状に形成されている構成としたので、射出成型にて製作も容易であって、大径で断面積小のシールリングの切れ目2がアキシャル方向に分離することを、確実に阻止でき、(図8(B)に示した従来例の矢印Z方向への)流体洩れを防止でき、優れた密封性を発揮する。特に、自動車のCVTやAT用のシールリングとして、断面積の小さく、密封性が良好であり、組込み性も良く、低トルク損失にも寄与し、低摩耗性をも発揮して、CVT,ATの性能向上に貢献できる。
また、本発明は、上記使用状態において、上記リング本体3の第1端部6・第2端部7が上記被密封内周面20に圧接することにより、第1凹部21・第2凹部22と、上記被密封内周面20によって、蟻溝15が形成され、上記第1凹部21・第2凹部22の内部に嵌込まれた上記第2凸部12・第1凸部11がアキシャル外方Aout に移動することを阻止するように構成されているので、従来の図8に示したシールリング45の間隙43の発生を、確実に防止して、矢印Z方向の流体洩れが発生せず、高い密封性能を、簡易な構成にて、発揮できる。
また、上記内方底辺8及び上記内方辺10の傾斜角度θを、1°以上、45°以下に設定したので、流体圧力、摺動速度、流体の種類・特性等の使用条件に、対応可能となる。
また、上記内方底辺8及び上記内方辺10の傾斜角度θを、1°以上、45°以下に設定したので、流体圧力、摺動速度、流体の種類・特性等の使用条件に、対応可能となる。
2 切れ目(合せ目)
3 リング本体
6 第1端部
7 第2端部
8 内方底辺
10 内方辺
11 第1凸部
12 第2凸部
15 蟻溝
20 被密封内周面
21 第1凹部
22 第2凹部
θ 傾斜角度
M 中央領域
Aout アキシャル外方
Rout ラジアル外方
3 リング本体
6 第1端部
7 第2端部
8 内方底辺
10 内方辺
11 第1凸部
12 第2凸部
15 蟻溝
20 被密封内周面
21 第1凹部
22 第2凹部
θ 傾斜角度
M 中央領域
Aout アキシャル外方
Rout ラジアル外方
Claims (3)
- 円周1箇所に切れ目(2)を有する円環状の全体形状に形成され、横断面略矩形のリング本体(3)と、該リング本体(3)の第1端部(6)・第2端部(7)から周方向に延伸状に付設された横断面四角形の第1凸部(11)・第2凸部(12)とを、有し、被密封内周面(20)に対して摺動自在に圧接した使用状態で、上記第1凸部(11)・第2凸部(12)が嵌込まれる横断面四角形の第2凹部(22)・第1凹部(21)を、上記第2端部(7)・第1端部(6)に切欠状に形成したシールリングに於て、
上記第2凹部(22)・第1凹部(21)の横断面四角形の内方底辺(8)は、第2端部(7)・第1端部(6)の横断面中央領域(M)からアキシャル外方(Aout )にゆくにしたがってラジアル外方(Rout )となる傾斜状に形成され、
さらに、上記第2凹部(22)・第1凹部(21)の上記内方底辺(8)に当接する上記第1凸部(11)・第2凸部(12)の横断面四角形の内方辺(10)は、上記横断面中央領域(M)からアキシャル外方(Aout )にゆくにしたがってラジアル外方(Rout )となる傾斜状に形成されていることを特徴とするシールリング。 - 上記使用状態において、上記リング本体(3)の第1端部(6)・第2端部(7)が上記被密封内周面(20)に圧接することにより、第1凹部(21)・第2凹部(22)と、上記被密封内周面(20)によって、蟻溝(15)が形成され、上記第1凹部(21)・第2凹部(22)の内部に嵌込まれた上記第2凸部(12)・第1凸部(11)がアキシャル外方(Aout )に移動することを阻止するように構成されている請求項1記載のシールリング。
- 上記内方底辺(8)及び上記内方辺(10)の傾斜角度(θ)を、1°以上、45°以下に設定した請求項1又は2記載のシールリング。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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