JP6432670B2 - 密封装置及び密封構造 - Google Patents

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Description

本発明は、軸とハウジングの軸孔との間の環状隙間を封止する密封装置及び密封構造に関する。
自動車用のATやCVTにおいては、油圧を保持させるために、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するシールリングが設けられている。図16を参照して、従来例に係るシールリングについて説明する。図16は従来例に係るシールリングの模式的断面図であり、図中左側に油圧を保持していない状態を示し、図中右側に油圧を保持している状態を示している。従来例に係るシールリング500は、軸200の外周面側に設けられた環状溝210に装着される。そして、シールリング500は、環状溝210の側壁面に摺動自在に接触することで、軸200とハウジング300の軸孔との間の環状隙間を封止するように構成される。
上記のような用途で用いられるシールリング500においては、熱膨張により拡径する。そのため、シールリング500の外周面の周長はハウジング300の軸孔の内周面の周長よりも短く構成されており、締め代を持たないように構成されている。そして、自動車のエンジンがかかり油圧が高くなっている状態においては、シールリング500は、軸孔の内周面と環状溝210の側壁面に密着して十分に油圧を保持する機能を発揮する(図16中の右側の図参照)。なお、図16中の右側の図においては、右側が高圧側(H)であり、左側が低圧側(L)である。これに対して、エンジンの停止により油圧がかからない状態においては、シールリング500は軸孔の内周面や環状溝210の側壁面から離れた状態となり得る(図16中の左側の図参照)。
しかしながら、上記のように構成されたシールリング500の場合、油圧がかからない状態では封止機能を発揮しない。そのため、ATやCVTのように油圧ポンプによって圧送される油により変速制御が行われる構成においては、油圧ポンプが停止した無負荷状態(例えば、アイドリングストップ時)では、シールリング500がシールしていた油がシールされずにオイルパンに戻って、シールリング500の近傍の油がなくなってしまう。従って、この状態からエンジンを始動(再始動)させると、シールリング500の近傍には油がなく潤滑のない状態で作動が開始されるので、応答性や作動性が悪いという問題がある。
また、樹脂製のシールリングは、熱膨張により拡径しようとするが、ハウジングの軸孔によって、その変形が抑制される。これにより、シールリングのクリープの進行が促進されてしまう。
特開2007−170629号公報 特開昭53−60447号公報
本発明の目的は、流体圧力が低い状態においても封止機能を発揮させることができ、かつ樹脂製のシールリングのクリープの進行を抑制することのできる密封装置及び密封構造を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の密封装置は、
軸の外周面側に設けられた環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、流体圧力が変化するように構成されたシール対象領域の流体圧力を保持する密封装置において、
外周面側に環状の装着溝が形成され、かつ前記環状溝における低圧側の側壁面に対して摺動する樹脂製の第1シールリングと、
軸線方向の幅が前記装着溝の溝幅よりも狭く構成されており、前記装着溝内に装着されて、前記装着溝の溝底面と、前記ハウジングにおける前記軸が挿通される軸孔の内周面とに対してそれぞれ密着する弾性体製の第2シールリングと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の密封構造は、
外周面側に環状溝を備える軸と、
該軸が挿通される軸孔を備えるハウジングと、
前記環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、流体圧力が変化するように構成されたシール対象領域の流体圧力を保持する密封装置と、を備える密封構造において、
前記密封装置は、
外周面側に環状の装着溝が形成され、かつ前記環状溝における低圧側の側壁面に対して摺動する樹脂製の第1シールリングと、
軸線方向の幅が前記装着溝の溝幅よりも狭く構成されており、前記装着溝内に装着されて、前記装着溝の溝底面と、前記軸孔の内周面とに対してそれぞれ密着する弾性体製の第2シールリングと、
を備えることを特徴とする。
なお、本発明において、「高圧側」とは、密封装置の両側に差圧が生じた際に高圧となる側を意味し、「低圧側」とは、密封装置の両側に差圧が生じた際に低圧となる側を意味する。
本発明によれば、第1シールリングに形成された装着溝の溝底面と、ハウジングにおける軸孔の内周面とに対してそれぞれ密着する弾性体製の第2シールリングを備える構成を採用している。そのため、流体圧力が作用してない(差圧が生じていない)、または流体圧力が殆ど作用していない(差圧が殆ど生じていない)状態においても、封止機能が発揮される。従って、シール対象領域の流体圧力が高まりだした直後から流体圧力を保持させることができる。また、樹脂製の第1シールリングが熱膨張により拡径しても、弾性体製の第2シールリングによって第1シールリングに対する反発力を抑制させることができる。これにより、第1シールリングのクリープの進行を抑制することができる。
そして、第2シールリングにおける前記軸孔の内周面に対する摺動抵抗よりも、第1シールリングにおける前記環状溝における低圧側の側壁面に対する摺動抵抗の方が小さいとよい。
これにより、第1シールリングと環状溝における低圧側の側壁面との間で摺動させ、かつ、第2シールリングと軸孔の内周面との間では摺動しないようにさせることができる。
また、第1シールリングの軸線方向の幅は、外周面側よりも内周面側の方が狭く構成されているとよい。
これにより、第1シールリングにおける内周面側の幅が狭く構成されている部分では、第1シールリングの両側面側からそれぞれ流体圧力が作用する。従って、第1シールリングによる環状溝における低圧側の側壁面に対する摺動抵抗をより一層低減させることができる。
また、第1シールリングには、装着溝の溝底面から第1シールリングの内周面に至る貫通孔が設けられていてもよい。
これにより、弾性体製の第2シールリングにおける貫通孔近傍に位置している部位が装着溝の溝底面に密着しなくなるため、当該部位においては、第2シールリングが軸孔の内周面を押圧する力が低下する。これにより、軸の環状溝内において密封装置が軸方向(例えば、高圧側から低圧側に向かう方向)に移動するときの抵抗(軸方向の摺動抵抗)が低減されるため、シール対象領域の流体圧力が高まりだしたときの応答性が高くなる。
また、第1シールリングにおける装着溝の溝底面には、径方向内側に凹んだ凹部が設けられていてもよい。
これにより、弾性体製の第2シールリングにおける凹部近傍に位置している部位が装着溝の溝底面に密着しなくなるため、同様の理由により、シール対象領域の流体圧力が高まりだしたときの応答性が高くなる。
また、第1シールリングは、無端状の環状部材により構成されているとよい。
これにより、シール対象領域の流体の漏れを抑制することができる。
また、第1シールリングの周方向の1箇所には合口部が設けられていてもよい。
これにより、第1シールリングの環状溝への取り付け作業を容易にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、流体圧力が低い状態においても封止機能を発揮させることができ、かつ樹脂製のシールリングのクリープの進行を抑制することができる。
図1は本発明の実施例1に係る密封装置の概略図である。 図2は本発明の実施例1に係る密封装置の模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。 図4は本発明の実施例2に係る密封構造の模式的断面図である。 図5は本発明の実施例3に係る密封構造の模式的断面図である。 図6は本発明の実施例4に係る第1シールリングの側面図である。 図7は本発明の実施例4に係る第1シールリングの側面図の一部拡大図である。 図8は本発明の実施例4に係る第1シールリングの側面図の一部拡大図である。 図9は本発明の実施例4に係る第1シールリングの外周面側から見た図の一部拡大図である。 図10は本発明の実施例4に係る第1シールリングの内周面側から見た図の一部拡大図である。 図11は本発明の実施例4に係る第1シールリングの合口部の斜視図である。 図12は本発明の実施例5に係る密封構造の模式的断面図である。 図13は本発明の実施例5に係る第1シールリングの側面図である。 図14は本発明の実施例5に係る密封構造の模式的断面図である。 図15は本発明の実施例6に係る密封構造の模式的断面図である。 図16は従来例に係るシールリングにおける油圧を保持していない状態と油圧を保持している状態を示す模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本実施例に係る密封装置は、自動車用のATやCVTなどの変速機において、油圧を保持させるために、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する用途に用いられるものである。また、以下の説明において、「高圧側」とは、密封装置の両側に差圧が生じた際に高圧となる側を意味し、「低圧側」とは、密封装置の両側に差圧が生じた際に低圧となる側を意味する。
(実施例1)
図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例1に係る密封装置の概略図である。図1においては、左側に密封装置の平面図を示し、右側に密封装置を外周面側から見た図の一部拡大図を示している。図2は本発明の実施例1に係る密封装置の模式的断面図である。なお、図2は図1中のAA断面図に相当する。ただし、図2においては、密封装置を構成する第1シールリング110及び第2シールリング120の寸法関係が分かり易いように、これらのシールリングについては外力がかかっていない状態における断面図を示している。従って、第1シールリング110と第2シールリング120は一部重なった状態で示されている。また、図2においては、密封装置が装着される軸200及びハウジング300についても、各シールリングとの寸法関係が分かり易いように点線で示している。図3は本発明の実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。
<密封装置の構成>
本発明の実施例に係る密封装置100の構成について説明する。本実施例に係る密封装置100は、軸200の外周面側に設けられた環状溝210に装着され、相対的に回転する軸200とハウジング300(ハウジング300における軸200が挿通される軸孔310の内周面)との間の環状隙間を封止する。これにより、密封装置100は、流体圧力(本実施例では油圧)が変化するように構成されたシール対象領域の流体圧力を保持する。ここで、本実施例においては、図3中の右側の領域の流体圧力が変化するように構成されており、密封装置100は図3中右側のシール対象領域の流体圧力を保持する役割を担っている。なお、自動車のエンジンが停止した状態においては、シール対象領域の流体圧力は低く、無負荷の状態となっており、エンジンをかけるとシール対象領域の流体圧力は高くなる。
本実施例に係る密封装置100は、第1シールリング110と、ゴムなどの弾性体製の第2シールリング120とから構成される。
第1シールリング110は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの樹脂製の無端状の環状部材により構成されている。また、第1シールリング110の外周面側には、環状の装着溝111が設けられている。この第1シールリング110は、断面が矩形の環状部材に対して、その外周面側に断面が矩形の装着溝111が形成された構成である。例えば、断面が矩形の環状部材を成形した後に、装着溝111を切削加工により得ることができる。ただし、製法は特に限定されるものではない。
第2シールリング120は、第1シールリング110に設けられた装着溝111に装着される。第2シールリング120は、断面が円形のOリングである。ただし、本発明における第2シールリングについては、Oリングに限らず、断面が矩形の角リングなど、各種の弾性体製のシールリングを適用可能である。
<密封装置と軸とハウジングとの寸法関係>
特に、図2を参照して、外力が作用していない状態における密封装置100と軸200とハウジング300との寸法関係について説明する。第1シールリング110の内径は、環状溝210における溝底面における外径よりも大きい。また、第1シールリング110の外径は、ハウジング300の軸孔310の内周面の内径よりも小さい。従って、第1シールリング110の内周面は軸200の環状溝210の溝底面には接触せず、第1シールリング110の外周面はハウジング300の軸孔310の内周面にも接触しない。また、第1シールリング110の幅(軸線方向の幅)は、環状溝210の溝幅よりも狭い。従って、第1シールリング110は、環状溝210内において、軸線方向に移動可能である。
そして、第2シールリング120の内径は、第1シールリング110に設けられた装着溝111の溝底面111aにおける外径よりも小さい。また、第2シールリング120の外径は、ハウジング300の軸孔310の内周面の内径よりも大きい。従って、第2シールリング120は、装着溝111の溝底面111aと、ハウジング300における軸孔310の内周面とに対してそれぞれ密着する。また、第2シールリング120の幅(軸線方向の幅)は、装着溝111の溝幅よりも狭い。従って、第2シールリング120は、装着溝111内において、軸線方向に移動可能である。
また、本実施例に係る密封装置100においては、第2シールリング120における軸孔310の内周面に対する摺動抵抗よりも、第1シールリング110における環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に対する摺動抵抗の方が小さくなるように設計されている。すなわち、使用環境における流体圧力(油圧)と各種部材の材質及びシール対象流体の特性に基づいて、各部材の寸法が設計されている。なお、第2シールリング120における軸孔310の内周面に対する押圧力は、第2シールリング120自体の弾性反発力と、密封装置100の内周面側にかかる流体圧力(油圧)に影響される。また、第1シールリング110における環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に対する押圧力は、密封装置100に対する高圧側(H)からの流体圧力に影響される。これらの押圧力と各部材同士の摩擦係数に応じて、上記のような摺動抵抗の関係となるように、各シールリングの寸法が定められる。
<密封装置の使用時のメカニズム>
特に、図3を参照して、本実施例に係る密封装置100の使用時のメカニズムについて説明する。なお、図3においては、エンジンがかかり、密封装置100を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状態を示している。
本実施例に係る密封装置100においては、上記の通り、第2シールリング120は、装着溝111の溝底面111aと、ハウジング300における軸孔310の内周面とに対してそれぞれ密着する。そのため、エンジンが停止して、密封装置100を介して左右の領域の差圧がなく(または、差圧が殆どなく)、無負荷の状態であっても、第1シールリング110と軸孔310との間は封止されている。
そして、エンジンがかかり、差圧が生じた状態においては、図3に示すように、高圧側(H)からの流体圧力によって、第1シールリング110は、その低圧側(L)の側面112が環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に密着した状態となる。なお、第2シールリング120によって、第1シールリング110と軸孔310との間を封止した状態を維持していることは言うまでもない。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
本実施例に係る密封装置100によれば、上記の通り、第2シールリング120は、装着溝111の溝底面111aと、ハウジング300における軸孔310の内周面とに対してそれぞれ密着する。そのため、流体圧力が作用してない(差圧が生じていない)、または流体圧力が殆ど作用していない(差圧が殆ど生じていない)状態においても、第1シールリング110と軸孔310との間は第2シールリング120により封止されている。これにより、第1シールリング110が環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に密着した状態を維持する限り、封止機能が発揮される。従って、シール対象領域の流体圧力が高まりだした直後から流体圧力を保持させることができる。つまり、アイドリングストップ機能を有するエンジンにおいては、エンジン停止状態から、ブレーキペダルが解除されたり、アクセルが踏み込まれたりすることでエンジンが始動することによって、シール対象領域側の油圧が高まりだした直後から油圧を保持させることができる。
ここで、一般的には、樹脂製のシールリングの場合、流体の漏れを抑制する機能はあまり発揮されない。しかしながら、本実施例においては、弾性体製の第2シールリング120が設けられることにより、ある程度流体の漏れを抑制する機能が発揮される。そのため、エンジンが停止することでポンプなどによる作用が停止した後も、しばらくの間差圧が生じた状態を維持させることが可能となる。従って、アイドリングストップ機能を有するエンジンにおいて、エンジンの停止状態がそれほど長くない場合には、差圧が生じた状態を維持できるので、エンジンを再始動させた際に、その直後から好適に流体圧力を保持させることができる。
なお、エンジンが停止してから、かなりの時間が経過した状態では、流体圧力が完全に作用しなくなる(差圧がゼロになる)。この場合、第1シールリング110が環状溝210の側壁面(差圧が生じた際における低圧側(L)の側壁面211)から離れ得る。そのため、流体の漏れが生じ得る。しかしながら、上記の通り、エンジンの停止状態がそれほど長くない場合には、差圧が生じた状態を維持できるので、第1シールリング110が環状溝210の低圧側(L)の側壁面211に密着した状態を維持することができる。従って、低負荷の状態であっても、流体の漏れを抑制する機能が発揮される。
また、本実施例においては、第2シールリング120における軸孔310の内周面に対する摺動抵抗よりも、第1シールリング110における環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に対する摺動抵抗の方が小さくなるような構成が採用されている。これにより、第1シールリング110と環状溝210における低圧側(L)の側壁面211との間で摺動させ、かつ、第2シールリング120と軸孔310の内周面との間では摺動しないようにさせることができる。また、第1シールリング110と第2シールリング120が供回りしてしまうことを抑制できる。これにより、第2シールリング120が摩耗してしまうことを抑制することができる。
また、本実施例に係る第1シールリング110は、無端状の環状部材により構成されているので、シール対象領域の流体の漏れをより確実に抑制することができる。
更に、本実施例においては、樹脂製の第1シールリング110が熱膨張により拡径しても、弾性体製の第2シールリング120によって第1シールリング110に対する反発力を抑制させることができる。これにより、第1シールリング110のクリープの進行を抑制することができる。
(実施例2)
図4には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、上記実施例1に示す構成において、第1シールリングの両側面の内周面側に環状の切り欠きを設けることによって、第1シールリングの軸線方向の幅について、外周面側よりも内周面側の方が狭く構成される場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4は本発明の実施例2に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図4においては、エンジンがかかり、密封装置100を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状態を示している。本実施例に係る密封装置100においても、上記実施例1の場合と同様に、樹脂製の第1シールリング110と、ゴムなどの弾性体製の第2シールリング120とから構成される。本実施例に係る第1シールリング110には、その両側面の内周面側に環状の切り欠き113が設けられている。その他の構成については、上記実施例1に示した構成と同一である。
本実施例に係る密封装置100によれば、密封装置100を介して両側に差圧が生じた場合に、第1シールリング110の両側面に設けられた各切り欠き113に対してそれぞれ流体圧力が作用する。従って、切り欠き113が設けられた領域においては、軸線方向の流体圧力は平衡状態を保つ(図中、矢印参照)。そのため、第1シールリング110による環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に対する押圧力は、第1シールリング110の高圧側(H)の側面における切り欠き113が設けられていない領域に対する高圧側(H)から低圧側(L)への流体圧力のみとなる。
従って、第1シールリング110による環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に対する摺動抵抗をより一層低減させることができる。
(実施例3)
図5には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、上記実施例1に示す構成において、第1シールリングの両側面をテーパ面にすることによって、第1シールリングの軸線方向の幅について、外周面側よりも内周面側の方が狭く構成される場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は本発明の実施例3に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図5においては、エンジンがかかり、密封装置100を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状態を示している。本実施例に係る密封装置100においても、上記実施例1の場合と同様に、樹脂製の第1シールリング110と、ゴムなどの弾性体製の第2シールリング120とから構成される。本実施例に係る第1シールリング110においては、その両側面がテーパ面114により構成されている。これにより、第1シールリングの軸線方向の幅は、外周面側から内周面側に向かうにつれて徐々に狭くなっている。その他の構成については、上記実施例1に示した構成と同一である。
本実施例に係る密封装置100によれば、密封装置100を介して両側に差圧が生じた場合に、第1シールリング110における外周端縁を除き、その両側面に対してそれぞれ流体圧力が作用する。従って、第1シールリング110における外周端縁を除く領域においては、軸線方向の流体圧力は平衡状態を保つ(図中、矢印参照)。従って、上記実施例2の場合よりも、第1シールリング110による環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に対する摺動抵抗をより一層低減させることができる。
(実施例4)
図6〜図11には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、上記実施例1に示す第1シールリングに対して合口部を設ける場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
上記実施例1においては、第1シールリング110が無端状の環状部材により構成される場合を示した。この場合、シール対象流体の漏れを抑制する観点では優れている。ただし、この場合には、環状溝210への第1シールリング110の取り付け作業に手間がかかる。従って、第1シールリング110については、周方向の1箇所に合口部を設ける構成を採用することもできる。合口部については、ストレートカットやバイアスカットやステップカットなどの各種の公知技術を採用することができる。ただし、熱膨張収縮により第1シールリング110の周長が変化しても安定したシール性能を維持させることが可能な特殊ステップカットを採用するのが望ましい。そこで、第1シールリング110に特殊ステップカットを設ける場合の構成について、図6〜図11を参照して説明する。
図6は本発明の実施例4に係る第1シールリングの側面図である。図7は本発明の実施例4に係る第1シールリングの側面図の一部拡大図であり、図6中の丸で囲った部分を拡大した図である。図8は本発明の実施例4に係る第1シールリングの側面図の一部拡大図であり、図6中の丸で囲った部分の反対側の面を拡大した図である。図9は本発明の実施例4に係る第1シールリングの外周面側から見た図の一部拡大図であり、図6中の丸で囲った部分を外周面側から見た図である。図10は本発明の実施例4に係る第1シールリングの内周面側から見た図の一部拡大図であり、図6中の丸で囲った部分を内周面側から見た図である。図11は本発明の実施例4に係る第1シールリングの合口部の斜視図(図6中の丸で囲った部分の斜視図)である。なお、(A)は切断部を介した両側の端部を示し、(B)は切断部を介した一方側の端部を示している。
本実施例に係る第1シールリング110Xにおいては、周方向の1箇所に合口部150が設けられている。この合口部150は、外周面側及び両側壁面側のいずれから見ても階段状に切断された特殊ステップカットを採用している。これにより、第1シールリング110Xにおいては、切断部を介して一方の側の外周側には第1嵌合凸部151及び第1嵌合凹部154が設けられ、他方の側の外周側には第1嵌合凸部151が嵌る第2嵌合凹部153と第1嵌合凹部154に嵌る第2嵌合凸部152が設けられている。なお、切断部を介して一方の側の内周面側の端面155と他方の側の内周側の端面156は互いに対向している。特殊ステップカットに関しては公知技術であるので、その詳細な説明は省略するが、熱膨張収縮により第1シールリング110Xの周長が変化しても安定したシール性能を維持する特性を有する。
なお、上記実施例2,3に示す第1シールリングに対しても、合口部(特に、特殊ステップカット)を設けてもよいことは言うまでもない。
(実施例5)
図12〜14には、本発明の実施例5が示されている。本実施例においては、上記実施例1に示す構成において、第1シールリングに、装着溝の溝底面から第1シールリングの内周面に至る貫通孔が設けられる場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図12は本発明の実施例5に係る密封構造の模式的断面図である。図12においては、密封装置100の両側に差圧が生じておらず、密封装置100が環状溝210の何れの側壁面からも離間している状態を示している。図13は、実施例5に係る第1シールリングの側面図である。なお、図12に示される第1シールリング110の断面は、図13中のBB断面に相当し、貫通孔116が形成されている部位の断面を示している。図14は実施例5に係る密封構造の模式的断面図であって、エンジンがかかり、密封装置100を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状態を示している。本実施例に係る密封装置100も、上記実施例1の場合と同様に、樹脂製の第1シールリング110と、ゴムなどの弾性体製の第2シールリング120とから構成される。そして、本実施例に係る第1シールリング110には、装着溝111の溝底面111aから第1シールリング110の内周面115に至る貫通孔116が設けられている。図13に示されるように、本実施例においては、貫通孔116は周方向に等間隔に合計8つ設けられており、それぞれは径方向に直線的に形成されている。その他の構成については、上記実施例1に示した構成と同一である。
上記の実施例1についての説明において既に述べたように、本実施例に係る密封装置100においても、第2シールリング120は、装着溝111の溝底面111aと、ハウジング300における軸孔310の内周面とに対してそれぞれ密着している。これにより、弾性体製の第2シールリング120は、溝底面111aと軸孔310の内周面とによって弾性的に圧縮された状態にある。したがって、第2シールリング120自体の弾性反発力によって、第2シールリング120は軸孔310の内周面を押圧している。
ここで、本実施例に係る密封装置100においては、第1シールリング110に複数の貫通孔116が設けられているため、第2シールリング120における貫通孔116の近傍に位置している部位は装着溝111の溝底面111aに密着しない。つまり、図12に示されるように、第2シールリング120における貫通孔116の近傍に位置している部位は、その内周側が貫通孔116内に入り込むように変形する。これにより、当該部位は、第2シールリング120の他の部位よりも圧縮されなくなるため、当該部位においては、第2シールリング120が軸孔310の内周面を押圧する力が低下する。つまり、第2シールリング120における軸孔310の内周面に対する押圧力が局所的に低下する。これにより、軸200の環状溝210内において、密封装置100が軸方向に移動するときに作用する抵抗(第2シールリング120に作用する軸方向の摺動抵抗)が低下する。
以上より、本実施例に係る密封装置100によれば、シール対象領域の流体圧力が高まりだしたときの応答性が高くなる。つまり、図12に示されるように、密封装置100の両側に差圧が生じていないことによって、密封装置100が環状溝210の何れの側壁面から離間していたとしても、シール対象領域の流体圧力が高まりだしたときには、高圧側(H)から作用する流体圧力によって密封装置100は低圧側(L)に移動する。ここで、本実施例に係る密封装置100は、第2シールリング120における軸孔310の内周面に対する押圧力が局所的に低下していることから、軸方向に移動するときに作用する抵抗が低いため、上記の実施例1に係る密封装置などと比べて、より速やかに低圧側(L)に移動することができる。したがって、本実施例に係る密封装置100によれば、図14に示されるような、第1シールリング110における低圧側(L)の側面112が、環状溝210における低圧側(L)の側壁面211に密着した状態、すなわち、流体圧力が保持された状態に、より速やかに移行することができる。なお、本実施例に係る密封装置100においても、上記実施例1と同様の効果が奏される。
本実施例に係る密封装置100においては、貫通孔116の個数は特に限定されず、少なくとも1つあればよい。そして、その個数や形状は、所望の効果が奏されるように、第2シールリング120の弾性係数や寸法等に基づいて適宜設定することができる。また、上記実施例4と同様に、本実施例に係る第1シールリング110に対しても、合口部(特に、特殊ステップカット)を設けてもよいことは言うまでもない。
(実施例6)
図15には、本発明の実施例6が示されている。本実施例においては、上記実施例1に示す構成において、第1シールリングにおける装着溝の溝底面に、径方向内側に凹んだ凹部が設けられる場合を示す。なお、本実施例は、上記実施例5に示す構成において、第1シールリングに設けられた貫通孔に替えて、装着溝の溝底面に径方向内側に凹んだ凹部が設けられた実施例とも捉えることができる。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図15は本発明の実施例5に係る密封構造の模式的断面図であって、エンジンがかかり、密封装置100を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状態を示している。本実施例に係る密封装置100も、上記実施例1の場合と同様に、樹脂製の第1シールリング110と、ゴムなどの弾性体製の第2シールリング120とから構成される。そして、本実施例に係る第1シールリング110における装着溝111の溝底面111aには、径方向内側に凹んだ凹部117が設けられている。なお、特に図示していないが、本実施例においては、上記実施例5における貫通孔116と同様に、凹部117は周方向に等間隔に合計8つ設けられている。その他の構成については、上記実施例1に示した構成と同一である。
本実施例に係る密封装置100においては、第1シールリング110に複数の凹部117が設けられているため、上記実施例5と同様に、第2シールリング120における凹部117の近傍に位置している部位が装着溝111の溝底面111aに密着しなくなる。つまり、図15に示されるように、第2シールリング120における凹部117の近傍に位置している部位は、その内周側が凹部117内に入り込むように変形する。なお、変形した部位は、凹部117の底面に接触してもよいし、しなくてもよい。何れの場合であっても、当該部位は、第2シールリング120の他の部位よりも圧縮されなくなるため、当該部位においては、第2シールリング120が軸孔310の内周面を押圧する力が低下する。したがって、実施例5における密封装置と同様に、本実施例に係る密封装置100においても、シール対象領域の流体圧力が高まりだしたときの応答性が高くなる。
本実施例に係る密封装置100においても、凹部117の個数は特に限定されず、少なくとも1つあればよい。そして、その個数や形状(深さ)は、所望の効果が奏されるように、第2シールリング120の弾性係数や寸法等に基づいて適宜設定することができる。また、上記実施例4と同様に、本実施例に係る第1シールリング110に対しても、合口部(特に、特殊ステップカット)を設けてもよいことは言うまでもない。
100 密封装置
110,110X 第1シールリング
111 装着溝
111a 溝底面
112 側面
113 切り欠き
114 テーパ面
115 内周面
116 貫通孔
117 凹部
120 第2シールリング
150 合口部
151 第1嵌合凸部
152 第2嵌合凸部
153 第2嵌合凹部
154 第1嵌合凹部
155,156 端面
200 軸
210 環状溝
211 側壁面
300 ハウジング
310 軸孔

Claims (13)

  1. 軸の外周面側に設けられた環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、流体圧力が変化するように構成されたシール対象領域の流体圧力を保持する密封装置において、
    外周面側に環状の装着溝が形成され、かつ前記環状溝における低圧側の側壁面に対して摺動する樹脂製の第1シールリングと、
    軸線方向の幅が前記装着溝の溝幅よりも狭く構成されており、前記装着溝内に装着されて、前記装着溝の溝底面と、前記ハウジングにおける前記軸が挿通される軸孔の内周面とに対してそれぞれ密着する弾性体製の第2シールリングと、
    を備えることを特徴とする密封装置。
  2. 第1シールリングの軸線方向の幅は、外周面側よりも内周面側の方が狭く構成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 第1シールリングには、前記装着溝の溝底面から第1シールリングの内周面に至る貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
  4. 第1シールリングにおける前記装着溝の溝底面には、径方向内側に凹んだ凹部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
  5. 第1シールリングは、無端状の環状部材により構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の密封装置。
  6. 第1シールリングの周方向の1箇所には合口部が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の密封装置。
  7. 外周面側に環状溝を備える軸と、
    該軸が挿通される軸孔を備えるハウジングと、
    前記環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、流体圧力が変化するように構成されたシール対象領域の流体圧力を保持する密封装置と、を備える密封構造において、
    前記密封装置は、
    外周面側に環状の装着溝が形成され、かつ前記環状溝における低圧側の側壁面に対して摺動する樹脂製の第1シールリングと、
    軸線方向の幅が前記装着溝の溝幅よりも狭く構成されており、前記装着溝内に装着されて、前記装着溝の溝底面と、前記軸孔の内周面とに対してそれぞれ密着する弾性体製の第2シールリングと、
    を備えることを特徴とする密封構造。
  8. 第2シールリングにおける前記軸孔の内周面に対する摺動抵抗よりも、第1シールリングにおける前記環状溝における低圧側の側壁面に対する摺動抵抗の方が小さいことを特徴とする請求項7に記載の密封構造。
  9. 第1シールリングの軸線方向の幅は、外周面側よりも内周面側の方が狭く構成されていることを特徴とする請求項8に記載の密封構造。
  10. 第1シールリングには、前記装着溝の溝底面から第1シールリングの内周面に至る貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項7から9の何れか1項に記載の密封構造。
  11. 第1シールリングにおける前記装着溝の溝底面には、径方向内側に凹んだ凹部が設けられていることを特徴とする請求項7から9の何れか1項に記載の密封構造。
  12. 第1シールリングは、無端状の環状部材により構成されていることを特徴とする請求項7から11の何れか1項に記載の密封構造。
  13. 第1シールリングの周方向の1箇所には合口部が設けられていることを特徴とする請求項7から11の何れか1項に記載の密封構造。
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