JP2019077245A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停車期間が比較的短いときにおけるエンジンの燃料消費を削減することのできるハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】ハイブリッド車両の制御装置100は、車両が停止するに際し、車両の停止時間が第1の判定時間以上であると予測されるときには、エンジン11の運転を自動停止させる自動停止処理を実施する第1の制御部102と、車両が停止するに際し、車両の停止時間が第1の判定時間未満であり、且つ、第2の判定時間以上であると予測されるときには、エンジン11への燃料供給を停止し、且つ、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させるモータリング処理を実施する第2の制御部103と、車両が停止するに際し、車両の停止時間が第2の判定時間未満であると予測されるときには、エンジン11に自立運転させる自立運転処理を実施する第3の制御部104とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
特許文献1には、車両が停止した際に所定の自動停止条件が成立しているときにはエンジンの運転を自動停止させる車両のエンジン制御装置の一例が記載されている。この装置では、停車直前での走行履歴を基に、車両の停止時間が判定時間以上になることが予測できたときには、自動停止条件が成立したと判断し、エンジンの運転を自動停止させる。一方、停車直前での走行履歴を基に、車両の停止時間が判定時間以上になることが予測できないときには、停車期間中でもエンジンの運転を継続させる。
特開2015−14281号公報
上記の装置では、車両の停止時間が判定時間以上になることが予測できないときには、エンジンの運転が継続されることとなる。すなわち、エンジンでの燃料の消費が停車期間中でも継続されることとなる。したがって、停車期間が比較的短いときにおけるエンジンの燃料消費を削減するという点で改善の余地がある。
上記課題を解決するためのハイブリッド車両の制御装置は、エンジンと、前記エンジンのクランク軸に駆動連結されているモータと、を備え、前記モータの駆動によって前記クランク軸を回転させることができるように構成されているハイブリッド車両に適用される装置である。この制御装置は、車両が停止するに際し、車両の停止時間が第1の判定時間以上であると予測されるときには、前記エンジンの運転を自動停止させる自動停止処理を実施する第1の制御部と、車両が停止するに際し、車両の停止時間が、前記第1の判定時間未満であり、且つ、前記第1の判定時間よりも短い第2の判定時間以上であると予測されるときには、前記エンジンへの燃料供給を停止し、且つ、前記モータの駆動によって前記クランク軸を回転させるモータリング処理を実施する第2の制御部と、車両が停止するに際し、車両の停止時間が前記第2の判定時間未満であると予測されるときには、同エンジンに自立運転させる自立運転処理を実施する第3の制御部と、を備える。
エンジンを始動させる場合には比較的多くの燃料がエンジンで消費される。そのため、車両の停止時間があまり長くないときにエンジンの運転を自動停止させてクランク軸の回転を停止させると、エンジンを再始動させる際の燃料消費の影響が大きい。したがって、車両停止中にエンジンを自動停止させることによる燃料消費の削減の効果があまり期待できない。
また、モータの駆動によってエンジンのクランク軸を回転させることができるハイブリッド車両の停止中にあっては、エンジンへの燃料供給が停止されたフューエルカットの状態でもモータの駆動によって、クランク軸を回転させることができる。このようにモータの駆動によってクランク軸を回転させている状況下で自立運転を開始させるべくエンジンへの燃料供給を開始させる場合、エンジンの運転を停止させた状態(すなわち、クランク軸が回転していない状態)からのエンジン始動時と比較し、燃料消費量が多くなりにくい。
上記構成によれば、車両が停止するに際し、停止時間が第1の判定時間以上になると予測される場合、車両の停止時間が比較的長いと判断できるため、エンジンの運転が自動停止される。これにより、車両の停止時間が長いときには、エンジンの運転を自動停止させることにより、燃料消費量を削減することができる。
また、停止時間が第1の判定時間未満になり、且つ停止時間が第2の判定時間以上になると予測される場合、エンジンへの燃料供給を停止させてもモータの駆動によってクランク軸の回転が継続される。このようにモータの駆動によってクランク軸の回転を継続させておくことにより、エンジンの自立運転の再開に伴う燃料消費量の増大を抑制することができる。その結果、車両の停止中にエンジンへの燃料供給を停止させることによる、すなわち車両の停止中にエンジンで燃料を消費(燃焼)させないことによる燃料消費量の削減効果をある程度期待することができる。また、クランク軸が回転している状態でエンジンの自立運転を再開させることとなるため、エンジン回転速度を速やかに安定させることができる。
また、停止時間が第2の判定時間未満になると予測される場合、エンジンへの燃料供給を停止させてモータの駆動によってクランク軸の回転を継続させるようにしても、エンジンへの燃料供給の停止期間が非常に短く、燃料消費量の削減効果をほとんど期待することができないと判断できる。そのため、このような場合には、車両停止中であってもエンジンの自立運転が継続される。
ハイブリッド車両の制御装置の一実施形態である制御装置の機能構成と、同制御装置によって制御されるパワーユニットの概略構成とを示す図。 (a)及び(b)は、車両の停止に際して、自動停止処理が実施された場合と、自立運転処理が実施された場合とでの燃料消費量の相違を説明するグラフ。 (a)及び(b)は、車両の停止に際して、モータリング処理が実施された場合と、自立運転処理が実施された場合とでの燃料消費量の相違を説明するグラフ。 車両が停止する際に実行される処理ルーチンを説明するフローチャート。 (a)〜(e)は、車両の停止時にモータリング処理が実施される場合のタイミングチャート。 (a)〜(e)は、車両の停止時において、モータリング処理、自動停止処理の順に各処理が実施される場合のタイミングチャート。
以下、ハイブリッド車両の制御装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1には、ハイブリッド車両の制御装置の一例である制御装置100と、制御装置100によって制御されるハイブリッド車両のパワーユニット10とが図示されている。図1に示すように、パワーユニット10は、エンジン11と、第1のモータジェネレータ12と、第2のモータジェネレータ13とを有している。そして、エンジン11の出力トルク及び第2のモータジェネレータ13の出力トルクの少なくとも一方のトルクを出力軸14を介して車輪50に入力させることにより、車両を走行させることができる。
また、パワーユニット10の遊星歯車機構15は、サンギア151と、ピニオンギア152と、プラネタリキャリア153と、リングギア154とを備えている。プラネタリキャリア153は、ピニオンギア152を自転及び公転が可能な状態でピニオンギア152を支持している。ピニオンギア152は、サンギア151及びリングギア154の双方に歯合している。そして、プラネタリキャリア153にはエンジン11のクランク軸111が連結されているとともに、サンギア151には第1のモータジェネレータ12が連結されている。また、リングギア154には、パワーユニット10の出力軸14が連結されている。そのため、遊星歯車機構15は、エンジン11の出力トルクを第1のモータジェネレータ12と、出力軸14に駆動連結されている車輪50とに分配することができる。
なお、パワーユニット10の出力軸14には、第2のモータジェネレータ13もまた連結されている。そのため、本実施形態では、エンジン11の出力トルクでも出力軸14を回転させることができ、第2のモータジェネレータ13の出力トルクでも出力軸14を回転させることができる。
各モータジェネレータ12,13は、インバータ16を介してバッテリ17に電気的に接続されている。そして、第1のモータジェネレータ12とバッテリ17との間で授受される電力の量、及び、第2のモータジェネレータ13とバッテリ17との間で授受される電力の量が、インバータ16によって調整されるようになっている。
次に、図1を参照し、パワーユニット10の制御構成について説明する。
制御装置100には、車速VSを検出する車速センサSE1などの各種の検出系から信号が入力される。そして、制御装置100は、各種の検出系からの入力信号を基に、エンジン11及び各モータジェネレータ12,13を制御する。
制御装置100は、アクセルペダルが操作されている場合、その操作量ACCを基に、パワーユニット10(すなわち、エンジン11、各モータジェネレータ12,13)を制御する。例えば、制御装置100は、エンジン11を運転させつつ、各モータジェネレータ12,13の駆動を制御することによって、車輪50を回転させる、すなわち車両を走行させることができる。また、制御装置100は、エンジン11への燃料供給を停止した上で、すなわちエンジン11をフューエルカットの状態にした上で、各モータジェネレータ12,13の駆動を制御することによって、車輪50を回転させる、すなわち車両を走行させることもできる。
なお、本実施形態では、第1のモータジェネレータ12がエンジン11のクランク軸111に駆動連結されている。そのため、制御装置100は、エンジン11がフューエルカットされている状態であっても、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させることができる。つまり、エンジン11に燃料を供給してエンジン11からトルクが出力されている状態から、エンジン11をフューエルカットしてエンジン11からトルクを出力させない状態に移行した場合であっても、第1のモータジェネレータ12を駆動させることにより、クランク軸111の回転を継続させることができる。したがって、本実施形態では、第1のモータジェネレータ12が、クランク軸111に駆動連結されている「モータ」の一例として機能する。
制御装置100は、車両停止に際してパワーユニット10を制御するための機能部として、停車時間推定部101、第1の制御部102、第2の制御部103及び第3の制御部104を有している。
停車時間推定部101は、車両が停止するに際し、車両の停止時間の推定値である推定停止時間TstEを導出する。停車時間推定部101は、運転者の過去の操作履歴、車載カメラなどの車載撮像手段やレーダーによって得られた情報、交通インフラ通信、自車両と他車両との間での通信、歩行者と自車両との間での通信を基に推定停止時間TstEを導出することができる。
例えば、一時停止の標識があるために車両が停止する場合、停車時間推定部101は、このような標識があった箇所での過去の停止時間を基に、推定停止時間TstEを導出することができる。
また例えば、赤信号のために車両が停止する場合、停車時間推定部101は、赤信号から青信号に切り替わるまでに要する時間、自車両よりも前方で停止している他車両の台数などを取得することができれば、これらの情報を基に推定停止時間TstEを導出することができる。
また例えば、自車両の前方を歩行者が横切っているために車両が停止する場合、停車時間推定部101は、予測される自車両の走行経路の外まで歩行者が移動するのに要する時間を、歩行者の移動速度などを基に推定し、このように推定した時間を基に推定停止時間TstEを導出することができる。
停車時間推定部101によって導出された推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1以上であるときには、車両が第1の判定時間TstTh1以上停止すると予測することができる。そのため、第1の制御部102は、推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1以上であるときには、車両の停止時にエンジン11の運転を自動停止させる自動停止処理を実施する。第1の制御部102は、自動停止処理では、エンジン11への燃料供給を停止させるとともに、エンジン回転速度NEの目標値を「0」とする。
停車時間推定部101によって導出された推定停止時間TstEが、第1の判定時間TstTh1未満であり、且つ、第1の判定時間TstTh1よりも短い第2の判定時間TstTh2以上であるときには、車両の停止時間が、第1の判定時間TstTh1未満であり、且つ第2の判定時間TstTh2以上であると予測することができる。そのため、第2の制御部103は、推定停止時間TstEが、第1の判定時間TstTh1未満であり、且つ第2の判定時間TstTh2以上であるときには、車両の停止時に、エンジン11への燃料供給を停止し、且つ、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させるモータリング処理を実施する。第2の制御部103は、モータリング処理では、エンジン回転速度NEの目標値を「0」よりも大きい値に設定し、エンジン回転速度NEが当該目標値となるように第1のモータジェネレータ12の駆動を制御する。
停車時間推定部101によって導出された推定停止時間TstEが第2の判定時間TstTh2未満であるときには、車両の停止時間が第2の判定時間TstTh2未満であると予測することができる。そのため、第3の制御部104は、推定停止時間TstEが第2の判定時間TstTh2未満であるときには、車両の停止時に、エンジン11に自立運転を継続させる自立運転処理を実施する。
ここで、図2及び図3を参照し、第1の判定時間TstTh1及び第2の判定時間TstTh2について説明する。
図2は、車両の停止に際して、上記の自動停止処理が実施された場合と、上記の自立運転処理が実施された場合とでの燃料消費量の相違を説明する図である。図2(a)において、実線は、エンジン11の運転を自動停止させ、その後、エンジン11を再始動させた場合におけるエンジン回転速度NEの推移を表しており、破線は、エンジン11の自立運転を継続させた場合におけるエンジン回転速度NEの推移を表している。また、図2(b)において、実線は、エンジン11の運転を自動停止させ、その後、エンジン11を再始動させた場合における燃料消費量の推移を表しており、破線は、エンジン11の自立運転を継続させた場合における燃料消費量の推移を表している。
図2(b)において、ハッチングが施されている領域R11は、実線が破線を下回っている場合における実線と破線で囲まれた領域のことであり、エンジン11の運転を自動停止させたことに起因する燃料消費量の削減量に相当する。エンジン11の運転を自動停止させている期間が長く、図2(b)での領域R11の面積が広くなるほど、自動停止に起因する燃料消費量の削減量が多くなる。また、図2(b)において、網掛けが施されている領域R12は、実線が破線を上回っている場合における実線と破線で囲まれた領域のことであり、エンジン11の始動に起因する燃料消費量の損失量に相当する。エンジン11の運転を自動停止させたことに起因する燃料消費量の削減量がエンジン11の始動に起因する燃料消費量の損失量以上であるときに、車両の停止に際して自動停止処理を実施することによる燃料消費量の削減効果有りと判断することができる。そこで、本実施形態では、図2(b)における領域R11の面積が領域R12の面積と等しくなるような、エンジン11の運転の停止期間の時間的な長さが第1の判定時間TstTh1として設定される。
図3は、車両の停止に際して、上記のモータリング処理が実施された場合と、上記の自立運転処理が実施された場合とでの燃料消費量の相違を説明する図である。図3(a)において、実線は、エンジン11をフューエルカットの状態にするとともに第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させるようにし、その後、エンジン11への燃料供給を再開させた場合におけるエンジン回転速度NEの推移を表しており、破線は、エンジン11の自立運転を継続させた場合におけるエンジン回転速度NEの推移を表している。また、図3(b)において、実線は、エンジン11をフューエルカットの状態にするとともに第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させるようにし、その後、エンジン11への燃料供給を再開させた場合における燃料消費量の推移を表しており、破線は、エンジン11の自立運転を継続させた場合における燃料消費量の推移を表している。
図3(b)において、ハッチングが施されている領域R21は、実線が破線を下回っている場合における実線と破線で囲まれた領域のことであり、エンジン11をフューエルカットの状態にしたことに起因する燃料消費量の削減量に相当する。エンジン11をフューエルカットの状態にする期間が長く、図3(b)での領域R21の面積が広くなるほど、フューエルカットに起因する燃料消費量の削減量が多くなる。また、図3(b)において、網掛けが施されている領域R22は、実線が破線を上回っている場合における実線と破線で囲まれた領域のことであり、エンジン11への燃料供給を再開させてエンジン11の自立運転を再開させたことに起因する燃料消費量の損失量に相当する。フューエルカットに起因する燃料消費量の削減量がエンジン11の自立運転の再開に起因する燃料消費量の損失量以上であるときに、車両の停止に際してモータリング処理を実施することによる燃料消費量の削減効果有りと判断することができる。そこで、本実施形態では、図3(b)における領域R21の面積が領域R22の面積と等しくなるような、フューエルカットの実施期間の時間的な長さが第2の判定時間TstTh2として設定される。
図3(b)における領域R22の面積は、図2(b)における領域R12の面積よりも狭い。すなわち、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させている状態でエンジン11の自立運転を再開させる際に必要な燃料の量は、クランク軸111の回転が停止されている状態でエンジン11を始動させる際に必要な燃料の量よりも少ない。そのため、第2の判定時間TstTh2は、第1の判定時間TstTh1よりも短くなる。
次に、図4を参照し、エンジン11が自立運転を行っている状況下で車両が停止するに際し、制御装置100が実行する処理ルーチンについて説明する。例えば、車速VSが停止判定車速以下になったことを条件に、制御装置100が本処理ルーチンの実行を開始する。
図4に示すように、制御装置100は、バッテリ17の蓄電量SOCを取得する(S11)。続いて、制御装置100は、推定停止時間TstEを導出する(S12)。このステップS12は、停車時間推定部101によって実行される。そして、制御装置100は、導出した推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1以上であるか否かを判定する(S13)。推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1以上である場合(S13:YES)、制御装置100は、自動停止処理の実施を開始する(S14)。このステップS14は、第1の制御部102によって実行される。そして、制御装置100は、エンジン11の再始動の要求があるか否かを判定する(S15)。例えば、エンジン11の運転停止中にバッテリ17の蓄電量SOCが少なくなった場合、及び、車両の発進に際してエンジン11の出力トルクが必要である場合などに、制御装置100はエンジン11の再始動の要求があると判定することができる。
そして、再始動の要求がない場合(S15:NO)、制御装置100は、ステップS15の判定処理を繰り返し実行する。一方、再始動の要求がある場合(S15:YES)、制御装置100は、エンジン11を再始動させるための処理である再始動処理を実施する(S16)。そして、制御装置100は、エンジン11の再始動が完了すると、本処理ルーチンを終了する。
その一方で、ステップS13において、推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1未満である場合(NO)、制御装置100は、推定停止時間TstEが第2の判定時間TstTh2以上であるか否かを判定する(S17)。推定停止時間TstEが第2の判定時間TstTh2以上である場合(S17:YES)、制御装置100は、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111を回転させるために十分な蓄電量SOCがバッテリ17に蓄電されているか否かを判定する(S18)。蓄電量SOCが十分であると判定できない場合(S18:NO)、制御装置100は、その処理を後述するステップS22に移行する。
一方、蓄電量SOCが十分であると判定できる場合(S18:YES)、制御装置100は、モータリング処理の実施を開始する(S19)。このステップS19は、第2の制御部103によって実行される。続いて、制御装置100は、上記ステップS15と同様に、エンジン11の再始動の要求があるか否かを判定する(S20)。再始動の要求がある場合(S20:YES)、制御装置100は、その処理を前述したステップS16に移行する。一方、再始動の要求がない場合(S20:NO)、制御装置100は、車両の実際の停止時間である実停止時間TstRが第1の判定時間TstTh1以上であるか否かを判定する(S21)。実停止時間TstRが第1の判定時間TstTh1以上である場合、車両の実際の停止時間が比較的長いと判定することができる。そのため、実停止時間TstRが第1の判定時間TstTh1以上である場合(S21:YES)、制御装置100は、その処理を前述したステップS14に移行する。すなわち、制御装置100は、モータリング処理の実施を終了し、自動停止処理を実施する。一方、実停止時間TstRが第1の判定時間TstTh1未満である場合(S21:NO)、制御装置100は、その処理を前述したステップS20に移行する。すなわち、制御装置100は、モータリング処理の実施を継続する。
その一方で、ステップS17において、推定停止時間TstEが第2の判定時間TstTh2未満である場合(NO)、制御装置100は、その処理を次のステップS22に移行する。
ステップS22において、制御装置100は、自立運転処理を実施する。このステップS22は、第3の制御部104によって実行される。その後、制御装置100は、本処理ルーチンを終了する。
次に、図5を参照し、車両の停止時にモータリング処理が実施される場合における作用を効果とともに説明する。なお、前提として、車両の停止時にはバッテリ17の蓄電量SOCが十分であるものとする。また、図5における「F/C」とは、エンジン11への燃料供給を停止している状態のことを示す。
図5(a),(b),(c),(d),(e)に示すように、車両が減速しているときには、パワーユニット10によって回生エネルギーが回収される。そのため、バッテリ17の蓄電量SOCが増大する。このように車両が減速している場合、エンジン11ではフューエルカットが行われているものの、車両の停止直前のタイミングt11から車両が停止するタイミングt12までの期間では、フューエルカットが停止され、エンジン11が一時的に自立運転する。この自立運転は、不要なエンジンストールを避けるためのものである。なお、図5に示す例では、車両の停止直前でエンジン11に自立運転させているが、この車両の停止直前での自立運転の実施は必須ではない。
図5に示す例では、車両の停止に際して導出された推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1未満であり、且つ第2の判定時間TstTh2以上である。そのため、車両が停止するタイミングt12からはモータリング処理が実施される。すると、エンジン11がフューエルカットの状態になり、且つ、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111の回転が継続される。そして、その後のタイミングt13で車両の発進が要求されると、図5に示す例では、モータリング処理の実施が終了され、且つ、エンジン11の自立運転が再開される。
本実施形態では、車両の停止時間が第1の判定時間TstTh1未満になり、停止時間が第2の判定時間TstTh2以上になると予測される場合、エンジン11への燃料供給を停止させても第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111の回転が継続される。このように第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111の回転を継続させておくことにより、エンジン11の自立運転の再開に伴う燃料消費量を少なくすることができる。その結果、車両の停止中にエンジン11への燃料供給を停止させることによる、すなわち車両の停止中にエンジン11で燃料を消費(燃焼)させないことによる燃料消費量の削減効果をある程度期待することができる。また、クランク軸111が回転している状態でエンジン11の自立運転を再開させることとなるため、エンジン回転速度NEを速やかに安定させることができる。
なお、車両の停止に際して導出された推定停止時間TstEが第2の判定時間TstTh2未満であることもある。この場合、車両の停止時間が第2の判定時間TstTh2未満になると予測できるため、モータリング処理を実施させても、フューエルカットの継続時間が非常に短く、燃料消費量の削減効果を期待できないと判断することができる。そのため、このような場合には、車両停止中であってもエンジン11の自立運転が継続される。したがって、車両の停止時間が非常に短いと予測できるときには、車両停止中における燃料消費量を削減することはできないものの、停車中も自立運転が継続されているため、車両発進時の車両の応答性の低下を抑制することができる。
また、車両の停止に際して導出された推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1以上であることもある。この場合、車両の停止時間が第1の判定時間TstTh1以上になると予測されるため、エンジン11の運転が自動停止される。したがって、車両の停車時間が長いと予測できるときには、エンジン11の運転を自動停止させるとともに、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111の回転を継続させることもない分、車両停止時における燃料消費量を削減させることができるとともに、バッテリ17の蓄電量SOCの減少を抑制することができる。
次に、図5を参照し、車両の停止中において、モータリング処理、自動停止処理の順に各処理が実施される場合における作用を効果とともに説明する。なお、前提として、車両の停止時にはバッテリ17の蓄電量SOCが十分であるものとする。
図6(a),(b),(c),(d),(e)に示すように、車両が減速しているときには、パワーユニット10によって回生エネルギーが回収される。そのため、バッテリ17の蓄電量SOCが増大する。このように車両が減速している場合、エンジン11ではフューエルカットが行われているものの、車両の停止直前のタイミングt21から車両が停止するタイミングt22までの期間では、フューエルカットが停止され、エンジン11が一時的に自立運転する。この自立運転は、不要なエンジンストールを避けるためのものである。なお、図6に示す例では、車両の停止直前でエンジン11に自立運転させているが、この車両の停止直前での自立運転の実施は必須ではない。
図6に示す例では、車両の停止に際して導出された推定停止時間TstEが第1の判定時間TstTh1未満であり、且つ第2の判定時間TstTh2以上である。そのため、タイミングt22からはモータリング処理が実施される。すると、エンジン11がフューエルカットの状態になり、且つ、第1のモータジェネレータ12の駆動によってクランク軸111の回転が継続される。
このようにモータリング処理が実施されている状況下にあっては、車両が実際に停止している時間である実停止時間TstRが計測されている。そして、実停止時間TstRが第1の判定時間TstTh1に達するタイミングt23になっても、車両の停止が継続されている。この場合、車両の停止前では停止時間がそれほど長くないと予測していたが、実際には車両の停止時間が長い。そのため、タイミングt23で、モータリング処理が終了され、自動停止処理が実施される。これにより、クランク軸111の回転が停止される。その結果、車両の停止がタイミングt23以降も継続される場合には、クランク軸111を回転させるための第1のモータジェネレータ12の駆動が停止される分、バッテリ17の蓄電量SOCの減少を抑制することができる。
その後のタイミングt24で車両の発進が要求されると、図6に示す例では、自動停止処理の実施が終了され、且つ、エンジン11が始動される。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態では、第1のモータジェネレータ12とクランク軸111が遊星歯車機構15を介して連結されているが、第1のモータジェネレータ12とクランク軸111とを駆動連結することができるのであれば、遊星歯車機構15以外の他の伝達機構を介して第1のモータジェネレータ12とクランク軸111とを連結させるようにしてもよい。
・パワーユニットは、クランク軸111を回転させることのできるモータを備えているのであれば、上記パワーユニット10以外の他の構成のものであってもよい。
11…エンジン、111…クランク軸、12…第1のモータジェネレータ、100…制御装置、102…第1の制御部、103…第2の制御部、104…第3の制御部。

Claims (1)

  1. エンジンと、前記エンジンのクランク軸に駆動連結されているモータと、を備え、前記モータの駆動によって前記クランク軸を回転させることができるように構成されているハイブリッド車両に適用され、
    車両が停止するに際し、車両の停止時間が第1の判定時間以上であると予測されるときには、前記エンジンの運転を自動停止させる自動停止処理を実施する第1の制御部と、
    車両が停止するに際し、車両の停止時間が、前記第1の判定時間未満であり、且つ、前記第1の判定時間よりも短い第2の判定時間以上であると予測されるときには、前記エンジンへの燃料供給を停止し、且つ、前記モータの駆動によって前記クランク軸を回転させるモータリング処理を実施する第2の制御部と、
    車両が停止するに際し、車両の停止時間が前記第2の判定時間未満であると予測されるときには、同エンジンに自立運転させる自立運転処理を実施する第3の制御部と、を備える
    ハイブリッド車両の制御装置。
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