JP2019075050A - 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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Katsushi Mita
勝史 三田
昌樹 高梨
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昌樹 高梨
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Abstract

【課題】移動体側の負荷を低減しつつ、効率的に異常場所の画像情報を収集することができる情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置30Aは、道路を走行する移動体から走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部301と、収集された走行情報から得られる移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部302と、特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように指示する送信指示部303と、送信指示部303により指示を受け付けた移動体から画像情報を収集する画像情報収集部304と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムに関する。
車両が走行する道路では、例えば、落下物や事故等の異常が発生する場合がある。このような道路での異常を放置しておくと、二次災害等を引き起こす場合があり、異常を迅速に検知して対応することが求められる。
例えば、特許文献1には、車両に搭載された車載装置と、道路を管理する管理センタとの間で情報を通信することで道路の異常情報を収集する技術が記載されている。この車載装置は、道路の異常を検知した場合に、検知した道路の異常と、車両の走行履歴とに基づいて、道路の異常場所を特定し、特定した異常場所を撮影した画像を、異常場所の位置情報と共に管理センタに送信する。
特開2007−72667号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、車両等の移動体に搭載される車載装置側で道路の異常を検知し、異常場所の特定を行う。このため、個々の車載装置における処理負荷が大きい上に、運転者は当該移動体を運転して、異常場所まで行き、異常場所を撮影して画像情報を収集しなければならず、効率的ではない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、移動体側の負荷を低減しつつ、効率的に異常場所の画像情報を収集することができる情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の情報処理装置は、道路を走行する移動体から走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部と、前記走行情報収集部により収集された走行情報から得られる前記移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部と、前記軌跡検出部により前記特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、前記道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように指示する送信指示部と、前記送信指示部からの前記指示を受け付けた移動体から前記画像情報を収集する画像情報収集部と、を備えている。
また、請求項2に記載の情報処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記画像情報収集部により収集された画像情報に基づいて、前記道路に関する異常が発生しているか否かを判定する異常判定部を更に備えている。
また、請求項3に記載の情報処理装置は、請求項2に記載の発明において、前記異常判定部が、前記異常が発生していると判定した場合、前記異常の種類を更に判定する。
また、請求項4に記載の情報処理装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記移動体の走行軌跡を対応付けたマップを生成するマップ生成部と、前記マップ生成部により生成されたマップを表示する表示部と、を更に備え、前記送信指示部が、更に、前記表示部に前記マップが表示された状態において、ユーザからの指定領域の指示を受け付けることにより、前記指定領域内に存在する移動体に対して、前記画像情報の送信を指示する。
また、請求項5に記載の情報処理装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記道路の工事に関する工事情報を取得する工事情報取得部を更に備え、前記軌跡検出部が、前記工事情報取得部により取得された工事情報に基づいて、前記特定の変化を示す軌跡部分が前記道路の工事に起因する軌跡部分であると判定した場合に、当該軌跡部分を除外する。
また、請求項6に記載の情報処理装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記特定の変化を示す軌跡部分が、前記移動体の走行軌跡と、予め定められた基準となる走行軌跡との差が閾値以上となる部分の軌跡とされている。
また、請求項7に記載の情報処理装置は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記移動体が、前記道路の周辺を撮影するカメラと、自身の位置を測定する位置測定部と、自身の加速度を検出する加速度検出部と、自身の進行方向を検出する進行方向検出部とを含み、前記走行情報が、前記位置測定部から得られる位置と、前記加速度検出部から得られる加速度と、前記進行方向検出部から得られる進行方向とを含み、前記画像情報が、前記カメラにより撮影された画像情報とされている。
また、請求項8に記載の情報処理装置は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、異なる場所に設置され、かつ、各設置場所から規定される範囲内に存在する移動体と無線通信可能な複数の中継器と通信する通信部を更に備え、前記走行情報収集部が、前記複数の中継器の各々を介して前記走行情報を収集し、前記画像情報収集部が、前記複数の中継器の各々を介して前記画像情報を収集する。
一方、上記目的を達成するために、請求項9に記載の情報処理システムは、異なる場所に設置され、かつ、各設置場所から規定される範囲内に存在する移動体と無線通信可能な複数の中継器と、道路を走行する移動体から、前記中継器を介して、走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部と、前記走行情報収集部により収集された走行情報から得られる前記移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部と、前記軌跡検出部により前記特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、前記道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように前記所定領域に対応する前記中継器を介して指示する送信指示部と、前記送信指示部からの前記指示を受け付けた移動体から、前記中継器を介して、前記画像情報を収集する画像情報収集部と、を備えている。
更に、上記目的を達成するために、請求項10に記載のプログラムは、コンピュータを、道路を走行する移動体から走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部、前記走行情報収集部により収集された走行情報から得られる前記移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部、前記軌跡検出部により前記特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、前記道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように指示する送信指示部、及び、前記送信指示部からの前記指示を受け付けた移動体から前記画像情報を収集する画像情報収集部として機能させる。
本発明によれば、移動体側の負荷を低減しつつ、効率的に異常場所の画像情報を収集することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る移動体の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る中継器の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る情報処理装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る移動体の走行軌跡の一例を説明するための図である。 実施形態に係る移動体の走行軌跡の一例を部分的に拡大した図である。 実施形態に係る移動体の走行軌跡の他の例を部分的に拡大した図である。 実施形態に係る特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域の一例を示す図である。 実施形態に係る移動体から収集された画像情報の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置により生成されたマップの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置のプログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る中継器のプログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置のプログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、移動体10と通信可能な複数の中継器20と、中継器20と通信可能な情報処理装置30Aと、を備えている。
移動体10は、道路上を走行可能な車両であり、一例として、自動車等が適用される。移動体10は、道路状態を管理する専用の車両であってもよいし、汎用の車両であってもよい。移動体10は、道路を走行しながら、走行状況を示す走行情報を、中継器20を介して情報処理装置30Aに送信する。また、移動体10は、道路の周辺を撮影するためのカメラ11を備える。移動体10は、情報処理装置30Aから中継器20を介して受信した画像送信指示に従って、カメラ11を用いて道路の周辺を撮影して得られた画像情報を、中継器20を介して情報処理装置30Aに送信する。
中継器20は、移動体10と情報処理装置30Aとの間のデータ伝送を中継する。中継器20は、複数存在し、異なる場所に設置される。各中継器20は、設置されている各場所から規定される範囲29内に存在する移動体10と無線通信可能である。ここでいう範囲29とは、中継器20が移動体10と安定的に通信可能な射程範囲である。中継器20は、移動体10から受信した走行情報を情報処理装置30Aに送信する。また、中継器20は、情報処理装置30Aから画像送信指示を受信すると、範囲29内の全ての移動体10に対して、画像送信を指示するためのビーコン信号を送出する。そして、中継器20は、このビーコン信号に応答して、範囲29内の移動体10が撮影して得た画像情報を、移動体10から受信し、情報処理装置30Aに送信する。
情報処理装置30Aは、移動体10から中継器20を介して受信した走行情報に応じて、移動体10に対して画像情報の送信を指示するための画像送信指示を生成し、生成した画像送信指示を、中継器20を介して移動体10に送信する。また、情報処理装置30Aは、送信した画像送信指示に応じて、移動体10が撮影して得た画像情報を、中継器20を介して受信する。情報処理装置30Aは、受信した画像情報を用いて、道路状態を管理する。なお、走行情報を送信する移動体10と、画像情報を送信する移動体10とは、異なっていてもよいし、同一であってもよい。
次に、移動体10、中継器20、及び情報処理装置30Aの電気的な構成の一例について説明する。
図2は、本実施形態に係る移動体10の電気的な構成の一例を示すブロック図である。また、図3は、本実施形態に係る中継器20の電気的な構成の一例を示すブロック図である。また、図4は、本実施形態に係る情報処理装置30Aの電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、移動体10は、カメラ11、GPS(Global Positioning System)受信機12、通信インタフェース(以下、通信I/Fという。)13、記憶部14、及びCPU(Central Processing Unit)15を備える。カメラ11は、撮像素子を備え、道路の周辺を撮影して画像情報を得る。GPS受信機12は、位置測定部の一例であり、衛星からの信号を受信することにより、自身の位置を測定する。また、GPS受信機12は、衛星からの信号により現在時刻も特定する。通信I/F13は、中継器20からのビーコン信号を受信したり、中継器20へデータを送信したりするためのインタフェースである。中継器20へ送信するデータは、例えば、カメラ11で撮影して得られた画像情報に、撮影した位置(場所)及び撮影した時刻を関連付けたデータである。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体を含む。不揮発性メモリは、移動体10の電源をオフにしてもデータ内容が保持されるメモリであり、撮影して得られた画像情報等が記憶される。また、ROMには、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU15は、ROMからプログラムを読み出し、RAMをワークエリアとしてプログラムを実行する。
また、移動体10は、加速度センサ16及び角度センサ17を備える。加速度センサ16は、加速度検出部の一例であり、自身の加速度を検出するセンサである。角度センサ17は、自身の進行方向を検出する進行方向検出部の一例であり、ステアリングの角度を検出するセンサである。つまり、移動体10のステアリングの角度から移動体10の進行方向を特定するセンサである。
図3に示すように、中継器20は、通信I/F21、記憶部22、カメラ23、及びCPU24を備える。通信I/F21は、移動体10及び情報処理装置30Aと通信するためのインタフェースである。記憶部22は、ROM、RAM、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体を含む。不揮発性メモリは、中継器20の電源をオフにしてもデータ内容が保持されるメモリであり、移動体10から受信したデータが記憶される。また、ROMには、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラムが記憶されている。カメラ23は、撮像素子を備え、通信可能な移動体10を確認する。CPU24は、ROMからプログラムを読み出し、RAMをワークエリアとしてプログラムを実行する。
図4に示すように、情報処理装置30Aは、通信I/F31、記憶部32、表示部33、入力部34、及びCPU35を備える。通信I/F31は、送信機能及び受信機能を備えた通信部の一例として、中継器20と通信するためのインタフェースである。なお、情報処理装置30Aは、各中継器20と有線通信で接続されていてもよいし、あるいは、無線通信で情報の伝送を行ってもよい。
記憶部32は、ROM、RAM、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体を含む。不揮発性メモリは、情報処理装置30Aの電源をオフにしてもデータ内容が保持されるメモリであり、中継器20から受信したデータや、データに基づいて作成したマップ等が記憶される。また、記憶部32には、各中継器20が設置されている場所と、各設置場所から規定される範囲29とが記憶されている。範囲29は、上述したように、中継器20が移動体10と通信可能な領域、すなわち、中継器20から安定的に電波が届く範囲として規定されている。
表示部33は、例えば、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を備え、マップ等の各種画面を表示する。
入力部34は、マウス及びキーボード等を備えたものであり、各種の必要なデータ及びユーザによる種々の設定入力を受け付ける。ここでいうユーザとは、例えば、道路技術者等である。また、入力部34は、タッチパネルを構成する表示部33と兼用してもよい。
次に、図5を参照して、情報処理装置30Aの機能的な構成について説明する。なお、本実施形態では、情報処理装置30Aと移動体10とが中継器20を介して通信を行う場合について説明するが、中継器20を介さずに、情報処理装置30Aと移動体10とが通信を行う形態としてもよい。
図5は、第1の実施形態に係る情報処理装置30Aの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る情報処理装置30Aは、走行情報収集部301と、軌跡検出部302と、送信指示部303と、画像情報取集部304と、マップ生成部305と、工事情報取得部306と、を備えている。
上記各部は、CPU35がROMに記憶されたプログラムをRAMに書き込み、RAMをワークエリアとして実行される。
本実施形態に係る走行情報収集部301は、道路を走行する移動体10から、中継器20を介して、走行状況を示す走行情報を定期的に収集する。ここでいう走行情報とは、GPS受信機12から得られる位置と、加速度センサ16から得られる加速度と、角度センサ17から得られる進行方向とを含む情報である。
本実施形態に係る軌跡検出部302は、走行情報収集部301により収集された走行情報から得られる移動体10の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する。この特定の変化を示す軌跡部分とは、移動体10の走行軌跡と、対応する地点について予め定められた基準となる走行軌跡との差が閾値以上となる部分の軌跡である。
本実施形態に係る送信指示部303は、軌跡検出部302により特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体10に対して、道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように、所定領域に対応する中継器20を介して指示する。この指示が画像送信指示に相当する。
本実施形態に係る画像情報収集部304は、送信指示部303からの画像送信指示を受け付けた移動体10から、中継器20を介して、画像情報を収集する。
次に、上記の軌跡検出部302、送信指示部303、及び画像情報収集部304の各部について具体的に説明する。通常、道路での落下物や、事故、道路の損傷、道路工事、停車中の車両等の何かしらの事象が発生した場合、移動体10は、運転者による運転に従って、事象発生場所を回避して走行する。具体的に、片側一車線の道路では中央の白線からはみ出して走行したり、片側複数車線の道路では特定の車線を回避して走行したりする場合がある。
図6は、本実施形態に係る移動体10の走行軌跡の一例を説明するための図である。また、図7は、本実施形態に係る移動体10の走行軌跡の一例を部分的に拡大した図である。また、図8は、本実施形態に係る移動体10の走行軌跡の他の例を部分的に拡大した図である。
図6に示すように、移動体10が道路Rdを走行している場合を想定する。なお、図7及び図8は、図6に示す道路RdのA部を拡大した状態を示している。
図7に示す例の場合、道路Rdは、片側一車線の道路であり、左車線で事象40が発生している。この事象40とは、上述したように、例えば、落下物、事故、道路の損傷、道路工事、停車中の車両等、回避走行が必要とされる事象である。道路Rdの左車線を走行中の移動体10は、事象40を回避するために、例えば、中央の白線からはみ出して走行する。この走行に応じた走行軌跡Tr1は、移動体10の走行情報から得られる。なお、移動体10の走行情報から得られた走行軌跡Tr1は、記憶部32に記憶される。
この場合、軌跡検出部302は、走行軌跡Tr1と、対応する地点について基準軌跡Rfとの差が閾値以上となる部分の軌跡を、特定の変化を示す軌跡部分Ptとして検出する。基準軌跡Rfは、移動体10が通常走行時に通る可能性が高い走行軌跡であり、過去の走行履歴等に基づいて予め決定されている走行軌跡である。なお、1台の移動体10のみでは、事象40が発生していない状態で、偶然中央の白線からはみ出して走行する場合もあり得る。このため、道路Rdを走行する複数台の移動体10について続けて走行軌跡Tr1が得られた場合に、特定の変化を示す軌跡部分Ptとして検出することが望ましい。
一方、図8に示す例の場合、道路Rdは、片側複数車線(図8の例では片側三車線)の道路であり、中央車線で事象40が発生している。道路Rdの中央車線を走行中の移動体10は、事象40を回避するために、例えば、右車線又は左車線に変更して走行する。この走行に応じた走行軌跡Tr2及び走行軌跡Tr3についても、図7に示す例と同様に、移動体10の走行情報から得られる。なお、移動体10の走行情報から得られた走行軌跡Tr2及び走行軌跡Tr3も、記憶部32に記憶される。図8に示す例の場合も、1台の移動体10のみでは、事象40が発生していない状態で、偶然右車線又は左車線に変更して走行する場合もあり得る。このため、道路Rdを走行する複数台の移動体10について続けて走行軌跡Tr2又は走行軌跡Tr3が得られた場合に、特定の変化を示す軌跡部分Ptとして検出することが望ましい。
ここで、本実施形態に係る工事情報取得部306は、道路Rdの工事に関する工事情報を取得する。この工事情報には、道路Rdにおいて工事を行う場所及び時間帯を示す情報が含まれている。軌跡検出部302は、工事情報取得部306により取得された工事情報に基づいて、特定の変化を示す軌跡部分Ptが道路Rdの工事に起因する軌跡部分であるか否かを判定してもよい。移動体10から取得される走行情報には、走行時の時刻を示す情報が含まれている。つまり、走行情報から得られる場所が工事情報から得られる場所と一致し、かつ、走行情報から得られる時刻が工事情報から得られる時間帯に含まれる場合、特定の変化を示す軌跡部分Ptが道路Rdの工事に起因する軌跡部分であると判定される。この場合、軌跡検出部302は、当該軌跡部分Ptを除外する。
以下、本実施形態では、図7に示す片側一車線の道路Rdを例示して説明するが、図8に示す片側複数車線の道路Rdでも同様に適用することが可能である。
図9は、本実施形態に係る特定の変化を示す軌跡部分Ptが検出された位置を含む所定領域42の一例を示す図である。
図9に示すように、本実施形態に係る送信指示部303は、軌跡検出部302により特定の変化を示す軌跡部分Ptが検出された位置を含む所定領域42を設定する。所定領域42としては、例えば、軌跡部分Ptが検出された位置を含む直径X(任意)キロメートルの領域が設定される。そして、送信指示部303は、所定領域42内に存在する全ての移動体10に対して、道路Rdの周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように、所定領域42に対応する中継器20を介して指示する。具体的に、送信指示部303は、軌跡検出部302により特定の変化を示す軌跡部分Ptが検出されたことをトリガとして、所定領域42内に存在する全ての移動体10に対して、画像情報の送信を、所定領域42に対応する中継器20を介して指示する。
図10は、本実施形態に係る移動体10から収集された画像情報の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像情報収集部304は、送信指示部303からの指示を受け付けた移動体10から、中継器20を介して、図10に示すような画像情報を収集し、収集した画像情報を記憶部32に記憶する。図10に示す画像情報の例では、道路Rdにおける落下物44が撮影されている。画像情報収集部304は、道路技術者による操作に従って、画像情報を表示部33に表示させる。道路技術者は、表示部33に表示された画像情報を確認することで、道路Rdに落下物44があることを認識し、落下物44を除去する等の対応をとる。
一方、本実施形態に係るマップ生成部305は、移動体10の走行軌跡Tr1を対応付けたマップを生成する。表示部33は、マップ生成部305により生成されたマップを表示する。
図11は、本実施形態に係る情報処理装置30Aにより生成されたマップの一例を示す図である。
本実施形態に係るマップ生成部305は、道路Rdに移動体10の走行軌跡Tr1が対応付けられて、図11に示すようなマップを生成する。具体的に、マップ生成部305は、予め記憶部32に記憶されている道路情報に、走行軌跡Tr1を対応付けて、マップを生成する。中継器20から受信した走行情報には移動体10の走行した場所を示す位置情報及び走行した日時が付加されている。マップ生成部305は、この位置情報に基づいて走行軌跡Tr1を道路情報に対応付ける。
この場合、送信指示部303は、更に、表示部33にマップが表示された状態において、道路技術者から指定領域46の指示を受け付けることにより、指定領域46内に存在する移動体10に対して、画像情報の送信を指示してもよい。なお、指定領域46は、所定領域42と異なる領域でもよいし、所定領域42と同一の領域でもよい。具体的には、軌跡検出部302により所定領域42が検出された場合に、更に、追加で指定領域46の指示を受け付けてもよいし、軌跡検出部302により所定領域42が検出されない場合でも、指定領域46の指示を受け付けてもよい。
また、本実施形態に係るマップ生成部305は、予め記憶部32に記憶されている道路情報に、中継器20から受信した画像情報を対応付けて、マップを生成する。中継器20から受信した画像情報には移動体10で撮影した場所を示す位置情報及び撮影した日時が付加されている。マップ生成部305は、この位置情報に基づいて画像情報を道路情報に対応付ける。
次に、第1の実施形態に係る情報処理装置30A及び中継器20の作用について説明する。
まず、情報処理装置30Aの作用について説明する。なお、図12は、第1の実施形態に係る情報処理装置30Aのプログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本処理における各ステップは、CPU35が記憶部32からプログラムを読み込むことによって実行される。
図12のステップ100では、走行情報収集部301が、道路を走行する移動体10から、中継器20を介して、走行状況を示す走行情報を定期的に収集する。
ステップ102では、軌跡検出部302が、一例として図7に示すように、ステップ100で収集した走行情報から移動体10の走行軌跡を生成する。
ステップ104では、マップ生成部305が、一例として図11に示すように、ステップ102で生成した移動体10の走行軌跡を対応付けたマップを生成する。
ステップ106では、マップ生成部305が、ステップ104で生成したマップを表示部33に表示させる。
ステップ108では、軌跡検出部302が、ステップ102で生成した移動体10の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出したか否かを判定する。特定の変化を示す軌跡部分を検出したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ110に移行し、特定の変化を示す軌跡部分を検出しないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ100に戻り処理を繰り返す。
ステップ110では、軌跡検出部302が、更に、ステップ106でマップが表示された状態で、道路技術者からの指定領域の指示を受け付けたか否かを判定する。道路技術者からの指定領域の指示を受け付けたと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ112に移行し、道路技術者からの指定領域の指示を受け付けていないと判定した場合(否定判定の場合)、同様に、ステップ112に移行する。
ステップ112では、送信指示部303が、特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体10に対して、一例として図10に示すような画像情報を送信するように、所定領域に対応する中継器20を介して指示する。あるいは、送信指示部303が、特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体10、及び、受け付けた指定領域内に存在する移動体10に対して、画像情報の送信を、所定領域及び指定領域の各々に対応する中継器20を介して指示する。
ステップ114では、画像情報収集部304が、画像送信指示を受信した移動体10から、中継器20を介して画像情報を収集する。
ステップ116では、マップ生成部305が、ステップ114で収集した画像情報を対応付けたマップを生成し、生成したマップを表示部33に表示させる。
ステップ118では、マップ生成部305が、上記一連の処理を継続するか否かを判定する。上記一連の処理を継続すると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ100に戻り処理を繰り返す。一方、上記一連の処理を継続しないと判定した場合(否定判定の場合)、本プログラムによる一連の処理を終了する。
次に、中継器20の作用について説明する。なお、図13は、第1の実施形態に係る中継器20のプログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本処理における各ステップは、CPU24が記憶部22からプログラムを読み込むことによって実行される。
ステップ120では、CPU24が、情報処理装置30Aから画像送信指示を受信する。
ステップ122では、CPU24が、カメラ23により中継器20がカバーする範囲29内の移動体10を確認する。
ステップ124では、CPU24が、ステップ122で確認した移動体10に向けて送信指示ビーコンの送出を開始する。送信指示ビーコンは、ある程度の指向性を持ち移動体10に向けて送信される。つまり、中継器20からは、撮影場所に近い、あるいは、撮影場所に向かう移動体10に対して、選択的に撮影場所を撮影させて画像の送信を指示する送信指示ビーコンが送信される。送信指示ビーコンを受信した移動体10は、道路の周辺を撮影して得た画像情報を撮影場所の情報及び撮影日時の情報を付加して中継器20に送信する。
ステップ126では、CPU24が、移動体10から、撮影場所の全てについて画像情報が収集されたか否かを判定する。全ての撮影場所における画像情報が収集されたと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ128に移行し、全ての撮影場所における画像情報が収集されていないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ126で待機状態となる。
ステップ128では、CPU24が、移動体10に対する送信指示ビーコンの送出を停止する。
ステップ130では、CPU24が、ステップ126で移動体10から収集した画像情報を情報処理装置30Aに送信し、本プログラムによる一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、移動体10の走行軌跡から特定の変化を示す軌跡部分が検出された場合に、この軌跡部分を検出した位置を含む所定領域内に存在する移動体10に対して、道路の周辺を撮影して得られる画像情報の送信を指示する。つまり、移動体10では、走行軌跡を得るための走行情報、及び画像情報を送信するだけでよい上に、走行情報を送信する移動体10と画像情報を送信する移動体10とが同一である必要がない。このため、移動体10側の負荷を低減しつつ、効率的に異常場所の画像情報を収集することができる。
また、電波が届く範囲29内に撮影場所をカバーする中継器20に対してのみ、画像送信指示を送信する。画像送信指示を受信した中継器20のみが、移動体10に対して、送信指示ビーコンを送出するので、必要のない中継器20が送信指示ビーコンを送出することがなく、必要ない送信指示ビーコンに応答して、移動体10が画像送信を行うことがない。つまり、不必要に移動体10が画像撮影を行い、データ量が多い画像情報を、回線を通じて送信することがない。結果として、回線の圧迫が発生することを回避できる。回線が圧迫されて、他の情報の伝送に支障が出ることがない。
また、撮影場所から離れた遠隔地にある情報処理装置30Aにより、道路の撮影を指示し、画像情報を参照できる。従って、道路技術者等のユーザがわざわざ現場に行く必要がなく、コストを低減できる。
また、中継器20は、移動体10の存在を確認して、撮影場所に近い、あるいは、撮影場所に向かう移動体10に対して選択的に送信指示ビーコンを送出する。従って、状況に合わせて適応的に移動体10に画像の送信を指示することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、移動体10から送信される画像情報を道路技術者が確認することにより道路上での異常の有無を判定している。本実施形態では、移動体10から送信される画像情報に基づいて、システムが自動で道路上での異常の有無を判定する。
図14は、第2の実施形態に係る情報処理装置30Bの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、本実施形態に係る情報処理装置30Bは、走行情報収集部301、軌跡検出部302、送信指示部303、画像情報取集部304、マップ生成部305、及び工事情報取得部306に加えて、更に、異常判定部307を備えている。なお、上記第1の実施形態に係る情報処理装置30Aと同一の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
上記各部は、CPU35がROMに記憶されたプログラムをRAMに書き込み、RAMをワークエリアとして実行される。
本実施形態に係る異常判定部307は、画像情報収集部304により収集された画像情報に基づいて、道路に関する異常が発生しているか否かを判定する。異常判定部307は、道路に関する異常が発生していると判定した場合、異常の種類を更に判定し、判定結果を表示部33に表示させる。一方、異常判定部307は、道路に関する異常が発生していないと判定した場合、異常なしを示す判定結果を表示部33に表示させる。ここでいう異常の種類とは、例えば、落下物や、事故等が挙げられる。
具体的に、異常判定部307は、道路の画像情報に基づいて、道路上に落下物や事故が発生しているか否かを判定する。落下物や事故の発生を判定する手法としては、例えば、画像のパターンマッチングによる手法や、道路での異常が発生した画像を教師画像として用いた機械学習による手法等が挙げられる。また、異常の種類を判定する手法としては、例えば、機械学習等により、落下物の画像と、事故の画像とを予め学習して学習モデルを構築しておくことが考えられる。
なお、異常判定部307は、走行情報収集部301、軌跡検出部302、送信指示部303、画像情報取集部304、マップ生成部305、及び工事情報取得部306として機能する情報処理装置とは異なる情報処理装置で実現してもよい。
次に、第2の実施形態に係る情報処理装置30Bの作用について説明する。なお、図15は、第2の実施形態に係る情報処理装置30Bのプログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本処理における各ステップは、CPU35が記憶部32からプログラムを読み込むことによって実行される。なお、ステップ200からステップ216までの処理は、第1の実施形態で説明したステップ100からステップ116(図12を参照)までの処理と同様であるため、ここでの繰り返しの説明は省略する。
図15のステップ218では、異常判定部307が、ステップ214で収集した画像情報に基づいて、道路に関する異常が発生しているか否かを判定する。異常が発生していると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ220に移行し、異常が発生していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ222に移行する。
ステップ220では、異常判定部307が、異常の種類を判定する。一例として、異常の種類が落下物であるか、事故であるかを判定する。
ステップ222では、異常判定部307が、ステップ218又はステップ220での判定結果を表示部33に表示させる。この場合、表示部33には、判定結果として、例えば、「異常の発生は検出されませんでした。」、「道路のA地点に落下物があります。」、「道路のB地点に事故が発生しています。」等のメッセージが表示される。
ステップ224では、異常判定部307が、上記一連の処理を継続するか否かを判定する。上記一連の処理を継続すると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ200に戻り処理を繰り返す。一方、上記一連の処理を継続しないと判定した場合(否定判定の場合)、本プログラムによる一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、道路の画像情報に基づいて道路に異常が発生しているか否かを自動的に判定する。このため、道路技術者が目視で判定する必要がなく、道路技術者の負担を軽減することができる。
なお、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、各実施形態に係る処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、情報処理装置30A、30Bのプログラムが記憶部32に予め記憶(インストール)されると共に、中継器20のプログラムが記憶部22に予め記憶されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 情報処理システム
10 移動体
11、23 カメラ
12 GPS受信機
13、21、31 通信インタフェース
14、22、32 記憶部
15、24、35 CPU
16 加速度センサ
17 角度センサ
20 中継器
29 範囲
30A、30B 情報処理装置
33 表示部
34 入力部
40 事象
42 所定領域
44 落下物
46 指定領域
301 走行情報収集部
302 軌跡検出部
303 送信指示部
304 画像情報収集部
305 マップ生成部
306 工事情報取得部
307 異常判定部

Claims (10)

  1. 道路を走行する移動体から走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部と、
    前記走行情報収集部により収集された走行情報から得られる前記移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部と、
    前記軌跡検出部により前記特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、前記道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように指示する送信指示部と、
    前記送信指示部からの前記指示を受け付けた移動体から前記画像情報を収集する画像情報収集部と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記画像情報収集部により収集された画像情報に基づいて、前記道路に関する異常が発生しているか否かを判定する異常判定部を更に備えた請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記異常判定部は、前記異常が発生していると判定した場合、前記異常の種類を更に判定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記移動体の走行軌跡を対応付けたマップを生成するマップ生成部と、
    前記マップ生成部により生成されたマップを表示する表示部と、
    を更に備え、
    前記送信指示部は、更に、前記表示部に前記マップが表示された状態において、ユーザからの指定領域の指示を受け付けることにより、前記指定領域内に存在する移動体に対して、前記画像情報の送信を指示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記道路の工事に関する工事情報を取得する工事情報取得部を更に備え、
    前記軌跡検出部は、前記工事情報取得部により取得された工事情報に基づいて、前記特定の変化を示す軌跡部分が前記道路の工事に起因する軌跡部分であると判定した場合に、当該軌跡部分を除外する請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記特定の変化を示す軌跡部分は、前記移動体の走行軌跡と、予め定められた基準となる走行軌跡との差が閾値以上となる部分の軌跡である請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記移動体は、前記道路の周辺を撮影するカメラと、自身の位置を測定する位置測定部と、自身の加速度を検出する加速度検出部と、自身の進行方向を検出する進行方向検出部とを含み、
    前記走行情報は、前記位置測定部から得られる位置と、前記加速度検出部から得られる加速度と、前記進行方向検出部から得られる進行方向とを含み、
    前記画像情報は、前記カメラにより撮影された画像情報である請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 異なる場所に設置され、かつ、各設置場所から規定される範囲内に存在する移動体と無線通信可能な複数の中継器と通信する通信部を更に備え、
    前記走行情報収集部は、前記複数の中継器の各々を介して前記走行情報を収集し、
    前記画像情報収集部は、前記複数の中継器の各々を介して前記画像情報を収集する請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 異なる場所に設置され、かつ、各設置場所から規定される範囲内に存在する移動体と無線通信可能な複数の中継器と、
    道路を走行する移動体から、前記中継器を介して、走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部と、
    前記走行情報収集部により収集された走行情報から得られる前記移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部と、
    前記軌跡検出部により前記特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、前記道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように前記所定領域に対応する前記中継器を介して指示する送信指示部と、
    前記送信指示部からの前記指示を受け付けた移動体から、前記中継器を介して、前記画像情報を収集する画像情報収集部と、
    を備えた情報処理システム。
  10. コンピュータを、
    道路を走行する移動体から走行状況を示す走行情報を定期的に収集する走行情報収集部、
    前記走行情報収集部により収集された走行情報から得られる前記移動体の走行軌跡から、特定の変化を示す軌跡部分を検出する軌跡検出部、
    前記軌跡検出部により前記特定の変化を示す軌跡部分が検出された位置を含む所定領域内に存在する移動体に対して、前記道路の周辺を撮影して得られる画像情報を送信するように指示する送信指示部、及び、
    前記送信指示部からの前記指示を受け付けた移動体から前記画像情報を収集する画像情報収集部
    として機能させるためのプログラム。
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